JPH11134648A - 光情報記録装置及び光情報記録方法 - Google Patents

光情報記録装置及び光情報記録方法

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JPH11134648A
JPH11134648A JP9298328A JP29832897A JPH11134648A JP H11134648 A JPH11134648 A JP H11134648A JP 9298328 A JP9298328 A JP 9298328A JP 29832897 A JP29832897 A JP 29832897A JP H11134648 A JPH11134648 A JP H11134648A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光情報記録装置及び光情報記録方法に関し、例
えばコンパクトディスクに適用して、情報記録面に目視
可能な文字、画像を簡易に記録できるようにする。 【解決手段】極座標によるレーザービーム照射位置の位
置情報を直交座標による位置情報に変換して画像データ
をアクセスし、この画像データに応じてレーザービーム
の光量を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報記録装置及
び光情報記録方法に関し、例えばコンパクトディスクの
記録装置、その記録方法に適用することができる。本発
明は、極座標によるレーザービーム照射位置の位置情報
を直交座標による位置情報に変換して、対応する画像デ
ータをアクセスし、この画像データに応じてレーザービ
ームの光量を制御することにより、コンパクトディスク
の情報記録面に、文字、画像を目視可能に簡易に記録す
ることができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばこの種の光情報記録媒体で
なるコンパクトディスクにおいては、記録に供するデー
タをデータ処理した後、EFM(Eight-to-Fourteen Mo
dulation)変調することにより、所定の基本周期Tに対
して、周期3T〜11Tのピット列が形成され、これに
よりオーディオデータ等が記録されるようになされてい
る。
【0003】これに対応してコンパクトディスクプレイ
ヤーは、コンパクトディスクにレーザービームを照射し
て戻り光を受光することにより、この戻り光の光量に応
じて信号レベルが変化する再生信号を得、この再生信号
を所定のスライスレベルにより2値化して2値化信号を
生成する。さらにこの2値化信号よりPLL回路を駆動
して再生クロックを生成すると共に、この再生クロック
により2値化信号を順次ラッチし、これによりコンパク
トディスクに形成されたピット列に対応する周期3T〜
11Tの再生データを生成する。
【0004】コンパクトディスクプレイヤーは、このよ
うにして生成した再生データを記録時のデータ処理に対
応するデータ処理により復号し、コンパクトディスクに
記録されたオーディオデータ等を再生するようになされ
ている。
【0005】このようなコンパクトディスクにおいて
は、ポリカーボネート等のディスク基板にピット列が形
成され、このディスク基板に反射膜が形成されて情報記
録面が形成される。さらにこの情報記録面にタイトル、
曲名、製造メーカー名等の文字、画像が、スクリーン印
刷により目視可能に印刷されるようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなコンパクト
ディスクにおいて、情報記録面に目視可能な文字、画像
を簡易に記録することができれば、便利であると考えら
れる。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、情報記録面に目視可能な文字、画像を簡易に記録す
ることができる光情報記録装置及び光情報記録方法を提
案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、光情報記録装置及び光情報記録方
法において、光情報記録媒体の回転中心を基準にした極
座標による位置情報を直交座標による位置情報に座標変
換し、この直交座標による位置情報をアドレスにして画
像データを出力し、この画像データに応じて、レーザー
ビームの光量を変化させる。
【0009】極座標による位置情報に応じてレーザービ
ームの光量を変化させてピット幅を変化させれば、光情
報記録媒体の回転に同期して情報記録面の反射率を変化
させることができ、文字、画像を目視可能に記録するこ
とができる。このとき極座標による位置情報を直交座標
による位置情報に変換して画像データをアクセスすれ
ば、種々の情報機器で利用される直交座標をアドレスに
してなる例えば2値の画像データをそのまま用いて、こ
れら文字、画像を記録することができ、これにより目視
可能な文字、画像を簡易に記録することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態に係る光ディ
スク装置を示すブロック図である。この光ディスク装置
1は、ディスク原盤2を露光してディジタルオーディオ
テープレコーダ3より出力されるオーディオデータD1
を記録する。このとき所定の画像データにより露光に供
するレーザービームLの光量を変化させ、コンパクトデ
ィスクの情報記録面に所定の画像、文字を目視可能に記
録する。光ディスクの製造工程では、このディスク原盤
2を現像した後、電鋳処理することにより、マザーディ
スクを作成し、このマザーディスクよりスタンパーを作
成する。さらに光ディスクの製造工程では、このように
して作成したスタンパーよりディスク基板を作成し、こ
のディスク基板に反射膜、保護膜を形成してコンパクト
ディスクを作成する。
【0012】すなわちこの光ディスク装置1において、
スピンドルモータ4は、ディスク原盤2を回転駆動し、
底部に保持したFG信号発生回路より、所定の角度回転
する毎に信号レベルが立ち上がるFG信号FGをスピン
ドルサーボ回路5及び直交座標位置生成回路6に出力す
る。この実施の形態において、FG信号FGは、ディス
ク原盤2が1回転する毎に4200パルス出力される。
スピンドルサーボ回路5は、ディスク原盤2の露光位置
に応じて、このFG信号FGの周波数が所定周波数にな
るようにスピンドルモータ4を駆動し、これによりディ
スク原盤2を線速度一定の条件により回転駆動する。
【0013】記録用レーザー7は、ガスレーザー等によ
り構成され、ディスク原盤露光用のレーザービームLを
射出する。光変調器8Aは、電気音響光学素子で構成さ
れ、制御信号SC1に応じてレーザービームLの光量を
変化させて出力する。
【0014】光変調器8Bは、電気音響光学素子で構成
され、このレーザービームLを変調信号S1によりオン
オフ制御して射出する。ミラー10は、このレーザービ
ームLの光路を折り曲げてディスク原盤2に向けて射出
し、対物レンズ11は、このミラー10の反射光をディ
スク原盤2に集光する。これらミラー10及び対物レン
ズ11は、図示しないスレッド機構により、ディスク原
盤2の回転に同期してディスク原盤2の外周方向に順次
移動し、これによりレーザービームLによる照射位置を
順次ディスク原盤2の外周方向に変位させる。
【0015】これによりこの光ディスク装置1では、デ
ィスク原盤2を回転駆動した状態で、ミラー10及び対
物レンズ11の移動によりらせん状にトラックを形成
し、このトラックに変調信号S1に対応して順次ピット
を形成する。さらにこのとき制御信号SC1に応じてピ
ット幅を変化させ、これにより所定の文字、画像を目視
可能に記録する。
【0016】直交座標位置生成回路6は、FG信号FG
を基準にして、ディスク原盤2の回転中心を基準にした
極座標により、露光位置を示す位置情報を生成する。さ
らにこの極座標による位置情報を座標変換し、直交座標
によりディスク原盤2の露光位置を示す位置情報X及び
Yを生成する。
【0017】すなわち図2に示すように、直交座標位置
生成回路6において、1回転カウンタ20は、巡回の周
期がディスク原盤2の1回転に対応するように設定され
てなる、FG信号FGを順次カウントするリングカウン
タにより構成される。これにより1回転カウンタ20
は、図3(A)に示すように、ディスク原盤2の回転中
心を基準にした角度θによりディスク原盤2の露光位置
を検出し、カウント値でなる位置情報CT1を角度θに
よる位置情報として出力する。また1回転カウンタ20
は、FG信号FGのカウント結果より、ディスク原盤2
が1回転して、露光位置が1トラック分だけ変位する毎
に信号レベルが立ち上がるトラック信号C1を出力す
る。
【0018】トラックカウンタ21は、トラック信号C
1を順次カウントし、カウント値でなる位置情報CT2
を出力する。これによりトラックカウンタ21は、ディ
スク原盤2の回転中心より露光位置が順次外周側に変位
すると順次値が増大する半径rに対応する位置情報を出
力する。
【0019】これらにより直交座標位置生成回路6は、
1回転カウンタ20及びトラックカウンタ21により、
ディスク原盤2の回転中心を基準にした極座標により露
光位置を示す位置情報CT1及びCT2を生成する。
【0020】中央処理ユニット(CPU)23は、次式
の演算処理を実行することにより、極座標により露光位
置を示す位置情報CT1及びCT2を、直交座標による
位置情報X及びYに変換して出力する(図3(A)及び
(B))。なおここで、TPはトラックピッチを、TB
は、露光開始位置の半径を示し、A及びBは定数であ
る。
【0021】
【数1】
【0022】
【数2】
【0023】画像信号発生回路12は(図1)、画像デ
ータを保持する画像メモリで構成され、位置情報X及び
Yをアドレスにして画像データを出力する。さらにこの
画像データに応じて信号レベルの変化する制御信号SC
1を出力する。ここでこの画像データは、図4に示すよ
うに、コンパクトディスクに記録する文字、画像を構成
し、XY座標をアドレスにしてなるビットマップ形式の
2値のデータで構成される。この画像データは、例えば
コンピュータを用いて作成されて、この画像メモリにロ
ードされ、またスキャナー等を用いた画像読み取りによ
り、この画像メモリにセットされる。
【0024】これによりこの光ディスク装置1では、こ
の制御信号SC1に応じてレーザービームLの光量を1
00〔%〕の光量から85〔%〕の光量に変化させ、画
像データに応じて局所的にピット幅を変化させるように
なされている。これによりコンパクトディスクにおい
て、幅狭のピットの部分と通常のピット幅によるピット
の部分で反射率が変化し、画像データによる文字、画像
を目視できるようになされている。
【0025】このようにしてピット幅を変化させてディ
ジタルオーディオ信号D1を記録するにつき、変調回路
14は、ディジタルオーディオテープレコーダ3より出
力されるオーディオデータD1を受け、対応するサブコ
ードデータをこのオーディオデータD1に付加する。さ
らに変調回路14は、このオーディオデータD1及びサ
ブコードデータをコンパクトディスクのフォーマットに
従ってデータ処理し、変調信号S2を生成する。すなわ
ち変調回路14は、オーディオデータD1及びサブコー
ドデータに誤り訂正符号を付加した後、インターリーブ
処理、EFM変調処理する。これにより変調回路14
は、ピット形成の基本周期Tに対して、この基本周期T
の整数倍の周期(周期3T〜11T)で信号レベルが変
化するEFM変調信号S2を出力する。
【0026】エッジ位置補正回路15A及び15Bは、
EFM変調信号S2の変化パターンを検出し、この変化
パターンに応じて再生時の符号間干渉を低減するよう
に、EFM変調信号S2のタイミングを補正し、そのタ
イミング補正結果でなる変調信号S1A及びS1Bを出
力する。このときエッジ位置補正回路15Aは、光変調
器8Aより出力される100〔%〕光量のレーザービー
ムLに対応する変調信号S1Aを出力するのに対し、エ
ッジ位置補正回路15Bは、光変調器8Aより出力され
る85〔%〕光量のレーザービームLに対応する変調信
号S1Bを出力する。
【0027】すなわちこのようにしてレーザービームL
の光量を100〔%〕の光量から85〔%〕の光量に変
化させてピット幅を変化させると、その分再生信号の信
号レベルも変化することになる。具体的には、それぞれ
100〔%〕の光量及び85〔%〕の光量による場合に
ついて、図5及び図6に再生信号RFのアイパターンを
示すように、再生信号RFの振幅W1及びW2が変化す
る。
【0028】これを連続した波形として観察すると、図
7に示すように、正しく再生信号を2値化するためのス
ライスレベルSL1及びSL2が、100〔%〕の光量
による場合と、85〔%〕の光量による場合とで相違す
るようになる。すなわち100〔%〕の光量による部分
と、85〔%〕の光量による部分とで、アシンメトリー
が大きく変化するようになる。
【0029】これにより100〔%〕の光量による場合
の一定のスライスレベルSL1により再生信号RFを2
値化すると、正しいタイミング(すなわち基本周期Tに
同期したタイミング)により2値化信号を生成すること
が困難になり、再生クロックに大きなジッタが発生する
ことになり、これによりコンパクトディスクに記録され
たオーディオデータを正しく再生することが困難にな
る。さらに85〔%〕の光量による再生信号を、100
〔%〕の光量について設定したスライスレベルSL1に
よりスライスした場合、例えば周期3Tの再生信号のよ
うに、再生信号の振幅が小さな場合には、再生信号の信
号レベル自体スライスレベルSL1を横切らなくなり、
これによりジッタが増大するだけでなく、2値化信号よ
り生成する再生データにビット誤りが多発することにな
る。
【0030】一般のコンパクトディスクプレイヤーにお
いては、このようなアシンメトリーの変化に対応してス
ライスレベルを補正するスライスレベル自動調整回路を
備えてはいるものの、急激な光量変化については対応す
ることが困難で、結局レーザービームLの光量を切り換
えた直後の部分で、非常に長いバーストエラーが発生す
る。
【0031】このため光ディスク装置1において、エッ
ジ位置補正回路15A及び15Bは、ディスク原盤2に
形成されるピット長を補正して、それぞれ100〔%〕
及び85〔%〕の光量における再生信号RFにおいて、
図8に示すように、同一のスライスレベルSLにより再
生信号を2値化して正しいタイミングにより2値化信号
を生成できるように、EFM変調信号S2のタイミング
を補正してなる変調信号S1A及びS1Bを出力する。
【0032】さらにこのときそれぞれEFM変調信号S
2の変化パターンを検出し、この変化パターンに応じ
て、隣接符号からの符号間干渉を低減するように変調信
号S1A及びS1Bを出力する。
【0033】すなわちレーザービームLの光量が変化す
れば、ピット幅が変化することにより、各光量における
符号間干渉の程度も変化する。このことからエッジ位置
補正回路15A及び15Bは、各光量において、符号間
干渉による再生信号RFのジッタが低減するようにEF
M変調信号S2のタイミングを補正する。
【0034】データセレクタ13は、画像信号発生回路
12より出力される制御信号SC1に基づいて、レーザ
ービームLの光量の切り換えに連動して対応する変調信
号S1A及びS1Bを選択出力する。
【0035】図9は、エッジ位置補正回路15Aを示す
ブロック図である。なおエッジ位置補正回路15Bは、
立ち上がりエッジ補正回路25A及び立ち下がりエッジ
補正回路25Bに格納する補正データが異なる以外、エ
ッジ位置補正回路15Aと同一でなることにより、重複
した説明は省略する。
【0036】エッジ位置補正回路15Aにおいて、PL
L回路27は、図10に示すように、変調回路14より
出力される変調信号S2(図10(A))よりクロック
CK(図10(B))を生成して出力する。かくするに
つき、変調信号S2においては、基本周期Tの整数倍の
周期で信号レベルが変化することにより、PLL回路2
7は、この変調信号S2に同期した基本周期Tにより信
号レベルが変化するクロックCKを生成する。
【0037】立ち上がりエッジ補正回路25Aは、図1
1に示すように、クロックCKで動作する13個のラッ
チ回路28A〜28Mを直列に接続し、この直列回路に
変調回路14の変調信号S2を入力する。これにより立
ち上がりエッジ補正回路25Aは、変調回路14の変調
信号S2をクロックCKのタイミングによりサンプリン
グし、連続する13点のサンプリング結果より、変調信
号S2の変化パターンを検出する。すなわち、例えば
「0001111000001 」のラッチ出力が得られた場合、長さ
5Tのスペースに続いて長さ4Tのピットが連続する変
化パターンと判断することができる。同様に「00111110
00001 」のラッチ出力が得られた場合、長さ5Tのスペ
ースに続いて長さ5Tのピットが連続する変化パターン
と判断することができる。
【0038】補正値テーブル29は、複数の補正データ
を格納したリードオンリメモリで形成され、ラッチ回路
28A〜28Mのラッチ出力をアドレスにして、変調信
号S2の変化パターンに対応する補正値データDFを出
力する。このとき補正値テーブル29は、直交座標によ
る位置情報X及びYから生成された半径情報DRによ
り、アクセスされる領域が切り換えられ、これによりデ
ィスク原盤2の情報記録面を同心円状に8つの領域に分
割して、各領域に対応する補正値データDFを出力す
る。
【0039】モノステーブルマルチバイブレータ(M
M)30は、直列接続された13個の中央のラッチ回路
28Gよりラッチ出力を受け、このラッチ出力の立ち上
がりのタイミングを基準にして、所定期間の間(周期3
Tより充分に短い期間)、信号レベルが立ち上がる立ち
上がりパルス信号を出力する。
【0040】遅延回路31は、15段のタップ出力を有
し、各タップ間の遅延時間差がこのエッジ位置補正回路
15Aにおける変調信号S2のタイミング補正の分解能
に設定される。遅延回路31は、モノステーブルマルチ
バイブレータ30より出力される立ち上がりパルス信号
を順次遅延して各タップより出力する。セレクタ33
は、補正値データDFに従って遅延回路31のタップ出
力を選択出力し、これにより補正値データDFに応じて
遅延時間の変化してなる立ち上がりパルス信号SS(図
10(D))を選択出力する。
【0041】これにより立ち上がりエッジ補正回路25
Aは、変調信号S2の信号レベルの立ち上がりに対応し
て信号レベルが立ち上がり、かつ変調信号S2に対する
各立ち上がりエッジの遅延時間Δr(3,3)、Δr
(4,3)、Δr(3,4)、Δr(5,3)、……
が、変調信号S2の変化パターンに応じて変化する立ち
上がりエッジ信号SSを生成する。
【0042】なおこの図10においては、変調信号S2
の変化パターンを、クロック(すなわちチャンネルクロ
ックでなる)CKの1周期を単位としたピット長pと、
ピット間隔bとにより表し、立ち上がりエッジに対する
遅延時間をΔr(p,b)により示す。従ってこの図1
0(D)において、2番目に記述された遅延時間Δr
(4,3)は、長さ4クロックのピットの前に、3クロ
ックのブランクがある場合の遅延時間である。これによ
り補正値テーブル29には、これらp及びbの全ての組
合せに対応する補正値データDFが格納されていること
になる。
【0043】かくするにつきディスク原盤2では、変調
信号S2に応じてレーザービームLが照射されてピット
が形成されることにより、立ち上がりエッジ補正回路2
5Aは、基本周期Tを単位にした周期12Tの範囲につ
いて、ディスク原盤2に形成されるピットのパターンを
検出し、このパターンと半径方向の露光位置に応じて立
ち上がりエッジ信号SSを生成することになる。
【0044】立ち下がりエッジ補正回路25Bは、モノ
ステーブルマルチバイブレータ30がラッチ出力の立ち
下がりエッジを基準にして動作することと、補正値テー
ブル29の内容が異なることを除いて、立ち上がりエッ
ジ補正回路25Aと同一に構成される。
【0045】これにより立ち下がりエッジ補正回路25
Bは、変調信号S2の信号レベルの立ち下がりに対応し
て信号レベルが立ち上がり、かつ変調信号S2に対する
各立ち下がりエッジの遅延時間Δf(3,3)、Δf
(4,4)、Δf(3,3)、Δf(5,4)、……が
変調信号S2の変化パターン及び半径方向の露光位置に
応じて変化する立ち下がりエッジ信号SR(図10
(C))を生成する。なおこの図10においては、立ち
上がりエッジに対する遅延時間と同様に、ピット長p
と、ピット間隔bとにより、立ち下がりエッジに対する
遅延時間をΔf(p,b)で示す。
【0046】かくするにつき立ち下がりエッジ補正回路
25Bにおいても、基本周期Tを単位にした周期12T
の範囲について、ディスク原盤2に形成されるピットの
パターンを検出し、このパターン及び半径方向の露光位
置に応じてレーザービームLの照射終了のタイミングで
なる変調信号S2の立ち下がりエッジのタイミングを補
正して、立ち下がりエッジ信号SRを生成するようにな
されている。
【0047】フリップフロップ(F/F)35(図9)
は、立ち上がりエッジ信号SS及び立ち下がりエッジ信
号SRを合成して出力する。すなわちフリップフロップ
35は、立ち上がりエッジ信号SS及び立ち下がりエッ
ジ信号SRをそれぞれセット端子S、リセット端子Rに
入力し、これにより立ち上がりエッジ信号SSの信号レ
ベルの立ち上がりで信号レベルが立ち上がった後、立ち
下がりエッジ信号SRの信号レベルの立ち上がりで信号
レベルが立ち下がる変調信号S1Aを生成する。
【0048】これにより変調信号S2においては、立ち
上がりエッジ及び立ち下がりエッジのタイミングが前後
のピットの長さ及び間隔に応じて、また半径方向の露光
位置に応じて補正されて出力され、これに対応してディ
スク原盤2に対してレーザービームLを照射するタイミ
ングも、前後のピットの長さ及び間隔、半径方向の露光
位置に対応して補正される。
【0049】これにより光ディスク装置1では、再生
時、符号間干渉により発生するジッタを低減するよう
に、各ピットの前エッジ及び後エッジの位置を補正す
る。またそれぞれレーザービームLの光量に対応したエ
ッジ位置補正回路15A及び15Bにより、前エッジ及
び後エッジの位置を補正することにより、レーザービー
ムLの光量を立ち下げた場合でも、再生信号を一定のス
ライスレベルにより2値化して、ピット長により記録し
たオーディオデータD1を確実に再生できるように、各
ピットの前エッジ及び後エッジの位置を補正する。
【0050】すなわちレーザービームLの光量が100
〔%〕の場合には、エッジ位置補正回路15Aより出力
される変調信号S1Aにより前エッジ及び後エッジの位
置を補正し、これにより一定のスライスレベルにより正
しく2値化信号を生成できるようにし、またレーザービ
ームLの光量が85〔%〕の場合には、エッジ位置補正
回路15Bより出力される変調信号S1Bにより前エッ
ジ及び後エッジの位置を補正し、100〔%〕の場合と
同一のスライスレベルにより正しく2値化信号を生成で
きるようにする。
【0051】図12は、このようにしてエッジのタイミ
ング補正に使用される補正値テーブル29の生成の説明
に供する工程図である。光ディスク装置1では、この補
正値テーブル29を適切に設定することにより、レーザ
ービームLの光量、ピット長、前後のピット間隔が変化
した場合でも、クロックCKに同期した正しいタイミン
グで所定のスライスレベルを再生信号が横切るようにす
る。
【0052】なお補正値テーブル29は、各エッジ位置
補正回路15A及び15Bにおいて、それぞれ立ち上が
りエッジ補正回路25A及び立ち下がりエッジ補正回路
25Bに設定されるが、生成の条件が異なる以外、何れ
も生成方法は同一であるので、ここでは立ち上がりエッ
ジ補正回路25Aについて説明する。
【0053】この工程においては、光ディスク装置1に
より評価用のディスク原盤2を作成し、このディスク原
盤2より作成されるコンパクトディスクの再生結果に基
づいて、補正値テーブル29を設定する。
【0054】ここでこの評価用のディスク原盤作成時に
おいて、光ディスク装置1には、評価基準用の補正値テ
ーブル29が設定される。この評価基準用の補正値テー
ブル29は、セレクタ33(図11)において、常に遅
延回路31のセンタータップ出力を選択出力するよう
に、補正値データDFが設定されて形成される。また画
像信号発生回路12には、評価基準用の画像データが格
納される。これによりこの工程では、それぞれ100
〔%〕及び85〔%〕のレーザー出力によりEFM変調
信号S2で光変調器8Bを駆動し、通常のコンパクトデ
ィスク作成工程と同一の条件によりディスク原盤2を露
光する。
【0055】この工程では、このようにして露光した評
価用のディスク原盤2を現像した後、電鋳処理してマザ
ーディスクを作成し、このマザーディスクよりスタンパ
ー40を作成する。さらにこのスタンパー40より通常
のコンパクトディスク作成工程と同様に、評価用のコン
パクトディスク41を作成する。
【0056】コンパクトディスクプレイヤー(CDプレ
イヤー)42は、このようにして作成した評価用のコン
パクトディスク41を再生する。このときコンパクトデ
ィスクプレイヤー42は、コンピュータ44により制御
されて動作を切り換え、コンパクトディスク41より得
られる戻り光の光量に応じて信号レベルが変化する再生
信号RFを内蔵の信号処理回路よりディジタルオシロス
コープ45に出力する。かくするにつき、このコンパク
トディスク41は、レーザービームLの光量の変化に伴
ってピット幅が変化していることにより、ディジタルオ
シロスコープ45で再生信号RFを観察すると、ピット
に対応する部分で再生信号の振幅が変化して観察され
る。
【0057】またこのピット幅の変化に伴ってピットの
前エッジ、後エッジの位置が変化していることにより、
振幅の変化に伴って大きなジッタが観察され、アシンメ
トリーも大きく変化することになる。さらにユーザーエ
リア等の低レベルのレーザービームによりピットを形成
した部分においても、前後のピットからの符号間干渉に
よるジッタが観察されることになる。
【0058】ディジタルオシロスコープ45は、コンピ
ュータ44により制御されて動作を切り換え、チャンネ
ルクロックの20倍のサンプリング周波数でこの再生信
号RFをアナログディジタル変換処理し、その結果得ら
れるディジタル信号をコンピュータ44に出力する。
【0059】コンピュータ44は、ディジタルオシロス
コープ45の動作を制御すると共に、ディジタルオシロ
スコープ45より出力されるディジタル信号を信号処理
し、これにより補正値データDFを順次計算する。さら
にコンピュータ44は、ROMライター46を駆動し
て、計算した補正値データDFを順次リードオンリメモ
リに格納し、これにより補正値テーブル29を形成す
る。この工程では、この補正値テーブル29により最終
的にコンパクトディスクを製造する。
【0060】図13は、このコンピュータ44における
処理手順を示すフローチャートである。この処理手順に
おいて、コンピュータ44は、ステップSP1からステ
ップSP2に移り、ジッタ検出結果Δr(p,b)、ジ
ッタ計測回数n(p,b)を値0にセットする。ここで
コンピュータ44は、ジッタ検出対象でなるエッジの前
後について、ピット長p、ピット間隔bの組合せ毎に、
ジッタ検出結果Δr(p,b)を算出し、またジッタ計
測回数n(p,b)をカウントする。このためコンピュ
ータ44は、ステップSP2において、これら全てのジ
ッタ検出結果Δr(p,b)、ジッタ計測回数n(p,
b)を初期値にセットする。
【0061】続いてコンピュータ44は、ステップSP
3に移り、ディジタルオシロスコープ45より出力され
るディジタル信号を所定のスライスレベルと比較するこ
とにより、再生信号RFを2値化してなるディジタル2
値化信号を生成する。なおコンピュータ44は、この処
理において、スライスレベル以上が値1、スライスレベ
ルに満たない部分では値0となるように、ディジタル信
号を2値化する。
【0062】続いてコンピュータ44は、ステップSP
4に移り、このディジタル信号でなる2値化信号より再
生クロックを生成する。ここでコンピュータ44は、2
値化信号を基準にして演算処理によりPLL回路の動作
をシミュレーションし、これにより再生クロックを生成
する。
【0063】さらにコンピュータ44は、続くステップ
SP5において、このようにして生成した再生クロック
の各立ち下がりエッジのタイミングで、2値化信号をサ
ンプリングし、これにより変調信号を復号する(以下、
復号したこの変調信号を復号信号と呼ぶ)。
【0064】続いてコンピュータ44は、ステップSP
6に移り、2値化信号の立ち上がりエッジの時点から、
このエッジに最も近接した再生クロックの立ち下がりの
時点までの時間差eを検出し、これによりこのエッジに
おけるジッタを時間計測する。続いてコンピュータ44
は、ステップSP7において、ステップSP6で時間計
測したエッジについて、復号信号より前後のピット長p
及びピット間隔bを検出する。
【0065】コンピュータ44は、続いてステップSP
8において、前後のピット長p及びピット間隔bに対応
するジッタ検出結果Δr(p,b)に対して、ステップ
SP6において検出した時間差eを加算し、また対応す
るジッタ計測回数n(p,b)を値1だけインクリメン
トする。続いてコンピュータ44は、ステップSP9に
移り、全ての立ち上がりエッジについて、時間計測を完
了したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ス
テップSP5に戻る。
【0066】これによりコンピュータ44は、ステップ
SP5−SP6−SP7−SP8−SP9−SP5の処
理手順を繰り返し、再生信号RFに表れる変化パターン
毎に、時間計測したジッタ検出結果を累積加算し、また
加算数をカウントする。なおこの変化パターンは、立ち
上がりエッジ補正回路25Aにおけるラッチ回路28A
〜28Mの段数に対応するように、ジッタ検出対象のエ
ッジより基本周期Tを基準にした前後6サンプルの期間
(全体で周期12Tの期間)により分類される。
【0067】このようにして全てのエッジについて、ジ
ッタの時間計測を完了すると、コンピュータ44は、ス
テップSP9において肯定結果が得られることにより、
ステップSP10に移り、ここで再生信号RFに表れる
変化パターン毎に、時間計測したジッタ検出結果を平均
値化する。すなわちステップSP6において検出される
ジッタにおいては、ノイズの影響を受けていることによ
り、コンピュータ44は、このようにしてジッタ検出結
果を平均値化し、ジッタの測定精度を向上する。
【0068】コンピュータ44は、このようにしてジッ
タ検出結果を平均値化すると、続いてステップSP11
に移り、この検出結果より、各変化パターン毎にそれぞ
れ補正値データDFを生成し、各補正値データDFをR
OMライター46に出力する。ここでこの補正値データ
DFは、遅延回路31におけるタップ間の遅延時間差を
τとおいて、次式の演算処理を実行して算出される。
【0069】
【数3】
【0070】なおここでHr1(p,b)は、補正値デ
ータDFにより選択される遅延回路31のタップであ
り、値0の場合がセンタータップである。またHr0
(p,b)は、初期値でなる補正値データDFにより選
択される遅延回路31のタップであり、この実施の形態
において、Hr0(p,b)は、値0に設定されている
ことになる。またaは定数である。ここでこの実施の形
態において、aは1以下の値(例えば0.7など)に設
定され、これによりノイズなどの影響があっても、確実
に補正値データを収束させるようになされている。
【0071】コンピュータ44は、ディジタルオシロス
コープ45を介して検出される再生信号RFの信号レベ
ルを基準にして、レーザービームLの光量が100
〔%〕の光量による場合と、85〔%〕の光量による場
合とでそれぞれ上述した補正値データの生成処理を実行
し、これによりレーザービームLの光量を立ち下げた場
合でも、通常のスライスレベルにより再生信号RFを2
値化して、正しいタイミングにより2値化信号を生成で
きるように補正値データDFを生成する。
【0072】さらにコンピュータ44は、コンパクトデ
ィスクの情報記録面を同心円状に分割してなる8つの領
域毎に上述の演算処理を実行し、これにより各領域毎に
補正値データDFを生成する。
【0073】コンピュータ44は、このようにして生成
した補正値データDFをROMライター46に格納する
と、ステップSP12に移ってこの処理手順を終了す
る。続いてコンピュータ44は、同様の処理手順をディ
ジタル2値化信号の立ち下がりエッジについて実行し、
これにより補正値テーブル29を完成する。
【0074】以上の構成において、光ディスク装置1に
おいては(図1)、エッジ位置補正回路15A及び15
Bにおける補正値テーブル29を初期値に設定して、従
来のコンパクトディスクの作成条件と同一の条件により
評価用のディスク原盤2が作成され、このディスク原盤
2より評価用のコンパクトディスク41が作成される
(図12)。
【0075】この評価用のコンパクトディスク41は、
基本周期Tの整数倍の周期で信号レベルが変化する変調
信号S2によりレーザービームLがオンオフ制御されて
ディスク原盤2が順次露光され、これによりピット長及
びピット間隔により評価用のデータが記録される。また
評価基準用の画像データに基づいてレーザービームLの
光量が立ち下げられ、これにより局所的に幅狭のピット
の領域が形成され、さらにこのピット幅の変化に伴っ
て、ピット長が変化して形成される。
【0076】これによりこの評価用のコンパクトディス
ク41より得られる再生信号は、一定の光量によりピッ
トが形成されている部分では、隣接ピットの符号間干渉
によりジッタが観察されることになる。またピット幅が
変化する部分については、隣接ピットの符号間干渉に加
えてピット幅の変化により、大きなジッタが発生するこ
とになる。またこのピット幅が変化する部分について
は、再生信号の振幅が大きく変化し、アシンメトリーも
激しく変化することになる。
【0077】従ってこのコンパクトディスク41より得
られる再生信号は、前後のピットの長さ及び間隔に対応
する変調信号S2の変化パターン、半径方向の露光位
置、露光時のレーザービーム光量に応じて、スライスレ
ベルを横切るタイミングが変化し、この再生信号より生
成される再生クロックにおいては大きなジッタが発生す
ることになる。
【0078】このコンパクトディスク41は、コンパク
トディスクプレイヤー42により再生され、再生信号R
Fがディジタルオシロスコープ45によりディジタル信
号に変換された後、コンピュータ44により2値化信
号、EFM復号信号、再生クロックが生成される。さら
にコンパクトディスク41は、2値化信号の各エッジ毎
に、2値化信号より前後のピットの長さ及び間隔が検出
されて変調信号の変化パターンが検出され、各変化パタ
ーン毎に、2値化信号の各エッジのジッタ量が時間計測
される。
【0079】さらにレーザービームの光量を立ち下げた
場合と、一定値に保持した場合とで、これら時間計測結
果が各変化パターン毎に平均値化され、レーザービーム
の各光量によるジッタ量が符号間干渉によるジッタ量と
共に各変化パターン毎に検出される。コンパクトディス
ク41は、このようにして検出したジッタ量により、情
報記録面を同心円状に分割してなる8つの領域毎に遅延
回路31(図11)のタップ間遅延時間差τを基準にし
た(3)式の演算処理が実行され、遅延回路31のセン
タータップを基準にして、この検出したジッタ量を打ち
消すことができる遅延回路31のタップ位置が検出され
る。さらにコンパクトディスク41は、この検出したタ
ップ位置を特定するデータが補正値データDFとしてリ
ードオンリメモリに格納され、これにより遅延回路31
のタップ間遅延時間差τをジッタ補正単位に設定して、
補正値テーブル29が形成される。
【0080】このときそれぞれ100〔%〕及び85
〔%〕のレーザービーム光量に対応する補正値データD
Fが作成され、このうちの100〔%〕のレーザービー
ム光量に対応する補正値データDFがエッジ位置補正回
路15Aの補正値テーブル29に記録され、85〔%〕
のレーザービーム光量に対応する補正値データDFが、
エッジ位置補正回路15Bの補正値テーブル29に記録
される。
【0081】このようにして補正値テーブル29がセッ
トされた状態で、光ディスク装置1では、コンピュータ
等により作成されたビットマップ形式の2値の画像デー
タ、またはスキャナーにより読み込んだ同様の画像デー
タが画像信号発生回路12に格納される。
【0082】このようにして補正値テーブル29、画像
データがセットされると、光ディスク装置1では、オー
ディオデータD1が所定のデータ処理を受け、基本周期
Tを単位にして信号レベルの変化する変調信号S2に変
換される。この変調信号S2は、エッジ位置補正回路1
5Aにおいて(図9)、PLL回路27によりクロック
CKが再生される。またそれぞれ立ち上がりエッジ補正
回路25A及び立ち下がりエッジ補正回路25Bにおい
て(図11)、13段のラッチ回路28A〜28Mで順
次ラッチされて、変化パターンが検出される。
【0083】さらに変調信号S2は、このラッチ回路2
8A〜28Mの中間のラッチ回路28Gよりモノステー
ブルマルチバイブレータ30に入力され、立ち上がりエ
ッジ補正回路25Aにおいては、立ち上がりエッジのタ
イミングで、立ち下がりエッジ補正回路25Bにおいて
は、立ち下がりエッジのタイミングで、モノステーブル
マルチバイブレータ30の出力をトリガし、それぞれ立
ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのタイミングで信
号レベルが立ち上がる立ち上がりパルス信号及び立ち下
がりパルス信号を生成する。
【0084】これら立ち上がりパルス信号及び立ち下が
りパルス信号は、それぞれ立ち上がりエッジ補正回路2
5A及び立ち下がりエッジ補正回路25Bの遅延回路3
1において、補正値データDFの算出に利用された遅延
時間τを単位にして順次遅延され、この遅延回路31の
タップ出力がセレクタ33に出力される。これに対して
ラッチ回路28A〜28Mで検出された変調信号S2の
変化パターンは、ラッチ回路28A〜28Mのラッチ出
力をアドレスにした補正値テーブル29のアクセスによ
り、対応する補正値データDFが検出され、この補正値
データDFによりセレクタ33の接点が切り換えられ
る。
【0085】これによりそれぞれ立ち上がりエッジ補正
回路25A及び立ち下がりエッジ補正回路25Bのセレ
クタ33より、評価用のコンパクトディスク41で検出
されたレーザービームLを100〔%〕の光量により照
射した場合のジッタを補正するように、変調信号S2の
立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのタイミングを
それぞれ補正してなる立ち上がりエッジ信号SS及び立
ち下がりエッジ信号SRが出力され、これら立ち上がり
エッジ信号SS及び立ち下がりエッジ信号SR(図1
1)が、フリップフロップ35により合成される。
【0086】これにより評価用のコンパクトディスク4
1で検出した、レーザービームLを100〔%〕の光量
により照射した場合のジッタを補正するように、すなわ
ち符号間干渉を低減するように、変調信号S2のエッジ
のタイミングを補正してなる変調信号S1Aが生成され
る。
【0087】同様にして、変調信号S2は、エッジ位置
補正回路15Bにおいて、変化パターンが検出され、こ
の変化パターンに対応する補正値データDFにより立ち
上がりエッジ信号SS及び立ち下がりエッジ信号SRが
生成され、これら立ち上がりエッジ信号SS及び立ち下
がりエッジ信号SRがフリップフロップ35により合成
される。これにより変調信号S2は、エッジ位置補正回
路15Bにおいて、評価用のコンパクトディスク41で
検出したレーザービームLを85〔%〕の光量により照
射した場合のジッタを補正するように、すなわちレーザ
ービーム光量の立ち下げに伴うピット長の変化を打ち消
すように、また符号間干渉を低減するように、変調信号
S2のエッジのタイミングを補正してなる変調信号S1
Bが生成される。
【0088】このようにして100〔%〕及び85
〔%〕のレーザービームの光量に対応する変調信号S1
A、S1Bを用意した状態で、光ディスク装置1では、
直交座標位置生成回路6の1回転カウンタ20(図2)
において、ディスク原盤2が所定の角度回転する毎に信
号レベルが立ち上がるFG信号FGがカウントされ、デ
ィスク原盤2の円周方向について露光位置を示す位置情
報CT1が生成される。
【0089】またこの1回転カウンタ20において、デ
ィスク原盤2が1回転する毎に信号レベルが立ち上がる
トラック信号C1が生成され、このトラック信号C1が
続くトラックカウンタ21でカウントされることによ
り、ディスク原盤2の半径方向について露光位置を示す
位置情報CT2が生成される。
【0090】これらにより光ディスク装置1では、スピ
ンドルモータ4から出力されるFG信号FGを利用し
て、露光位置を極座標により示す位置情報CT1、CT
2を生成し、別途ミラー10の位置検出手段等を設けな
くても、簡易な構成によりこれら位置情報CT1、CT
2が取得される。
【0091】このようにして生成した位置情報CT1、
CT2は、続く中央処理ユニット23において、直交座
標による位置情報X、Yに座標変換され、この位置情報
X、Yをアドレスにして画像信号発生回路12に保持さ
れた画像データがアクセスされる。これにより画像信号
発生回路12より、コンピュータ等により作成されたビ
ットマップ形式の画像データのうち、位置情報X、Yに
対応する2値の画像データが対応する制御信号SC1に
より出力される。
【0092】これによりこの光ディスク装置1では、種
々の情報機器で利用されるXY座標値をアドレスにして
なる画像データを画像メモリに格納するだけの簡易な作
業により、この画像データによる文字、画像がコンパク
トディスクHに目視可能に記録される。
【0093】すなわち光変調器8A(図1)において、
この制御信号SC1に応じてレーザービームLの光量が
100〔%〕の光量より85〔%〕の光量に切り換えら
れ、この光量の変化により局所的に幅狭のピットがディ
スク原盤2に形成される。さらにこのディスク原盤2よ
りコンパクトディスクHが生産され、これによりこのコ
ンパクトディスクHにおいては、画像データに応じて局
所的にピット幅の相違する領域が形成され、このピット
幅の相違による反射率の相違により、画像データによる
文字、画像が目視可能に記録される。
【0094】このディスク原盤2の露光時、データセレ
クタ13において、レーザービームLの光量の変化に連
動して、エッジ位置補正回路15A及び15Bより出力
される変調信号S1A及びS1Bが選択的に光変調器8
Bに入力され、これによりピット幅の変化に伴うピット
長の変化を防止するようにレーザービーム照射のタイミ
ングが補正される。また各ピットについて、隣接ピット
による符号間干渉を低減するようにレーザービーム照射
のタイミングが補正される。
【0095】これによりコンパクトディスクHは、オー
ディオデータD1が隣接ピットからの符号間干渉を低減
するように、隣接ピットとの組み合わせによるパターン
に応じて前エッジ及び後エッジの位置が補正されたピッ
ト長及びピット間隔により記録される。さらに画像デー
タに応じて局所的に幅狭のピットが形成され、このピッ
ト幅の変化によるピット長の変化を打ち消すように、前
エッジ及び後エッジの位置も補正されていることにな
る。
【0096】この一連の処理において、この実施の形態
に係るコンパクトディスクHでは、画像データによる文
字、画像を目視できるようにピット幅を変化させても、
このピット幅の変化によるピット長の変化を打ち消すよ
うに、前エッジ及び後エッジの位置が補正されているこ
とにより、一定のスライスレベルSLにより再生信号R
Fを2値化して、正しいタイミングにより2値化信号を
生成することができる。すなわちレーザービームの光量
の変化に伴う再生クロックCKのジッタを有効に回避す
ることができるように、2値化信号を生成することがで
きる。さらに符号間干渉についても、これを低減するよ
うにエッジの位置が補正されていることにより、符号間
干渉によるジッタも低減することができる。これにより
ピット幅を変化させたにも係わらず、オーディオデータ
を正しく再生することができる。
【0097】以上の構成によれば、極座標による露光位
置の位置情報を直交座標による位置情報に変換して画像
データをアクセスし、この画像データに応じてピット幅
を変化させることにより、コンピュータ等により作成し
たビットマップ形式の画像データを単に画像メモリに格
納するだけの簡易な作業で、この画像データによる文
字、画像をコンパクトディスクの情報記録面に目視可能
に簡易に記録することができる。
【0098】またこのときピット幅の変化に伴うピット
長の変化を補正するように、さらには隣接ピットによる
符号間干渉を低減するように、レーザービーム照射のタ
イミングを補正することにより、所望のデータを高密度
に記録した場合でも、オーディオデータを確実に再生す
ることができる。
【0099】なお上述の実施の形態においては、オーデ
ィオデータに割り当てたピットについて、ピット幅を変
化させて文字、画像を目視可能に記録する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばTOCのデー
タを割り当てるピットのピット幅を変化させてリードイ
ンエリアに画像等を目視可能に記録してもよい。
【0100】さらに上述の実施の形態においては、レー
ザービームの光量を2段階で変化させてピット幅を変化
させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
実用上充分にピット幅の変化により反射率が変化する場
合、レーザービームの光量を多段階で変化させてピット
幅を変化させてもよい。
【0101】また上述の実施の形態においては、評価用
のコンパクトディスクより作成した補正値テーブルを直
接使用してコンパクトディスクを作成する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、評価用のコンパクト
ディスクより作成した補正値テーブルを用いて改めて評
価用のコンパクトディスクを作成し、この改めて作成し
た評価用のコンパクトディスクにより補正値テーブルを
修正してもよい。このように繰り返し補正値テーブルを
修正すれば、その分確実にジッタを低減することができ
る。
【0102】さらに上述の実施の形態においては、変調
信号を13サンプリングして変化パターンを検出する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応
じてサンプリング数を増大してもよく、これにより長い
記録情報パターンに対応することができる。
【0103】また上述の実施の形態においては、基本の
クロックを基準にした2値化信号の時間計測によりジッ
タ量を計測し、この計測結果より補正値データを生成す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、実用
上十分な精度を確保できる場合は、この時間計測による
ジッタ量の計測に代えて、基本のクロックを基準にした
再生信号の信号レベル検出により補正値データを生成し
てもよい。なおこの場合、検出した再生信号の信号レベ
ルよりスライスレベルまでの誤差電圧を計算し、この誤
差電圧と再生信号の過渡応答特性により補正値データを
算出することになる。
【0104】さらに上述の実施の形態においては、テー
ブル化した補正値データに従って変調信号のタイミング
を補正する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、実用上十分な精度を確保できる場合は、予め検出し
た補正値データに代えて、演算処理により補正値データ
を算出し、これにより変調信号のタイミングを補正して
もよい。
【0105】また上述の実施の形態においては、中央処
理ユニットの演算処理により座標変換する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、リードオンリーメモ
リ(ROM)によるテーブルにより座標変換してもよ
い。
【0106】さらに上述の実施の形態においては、FG
信号をカウントして極座標による位置情報を生成する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、スピンド
ルモータの回転に同期した種々の基準信号より極座標に
よる位置情報を生成してもよく、さらには直接の位置検
出によりこれらの位置情報を検出してもよい。
【0107】また上述の実施の形態においては、ディス
ク原盤を線速度一定の条件により回転駆動する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、角速度一定の条
件により回転駆動してもよい。
【0108】さらに上述の実施の形態においては、本発
明をコンパクトディスクに適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、ピットにより種々のデータ
を記録する光ディスク装置に広く適用することができ
る。因みに、再生信号の過渡応答特性の相違により種々
のデータを多値記録するようになされた光ディスク装置
にも広く適用することができる。
【0109】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、極座標に
よるレーザービーム照射位置の位置情報を直交座標によ
る位置情報に変換して画像データをアクセスし、この画
像データに応じてレーザービームの光量を変化させるこ
とにより、光情報記録媒体の情報記録面に、文字、画像
を目視可能に簡易に記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装
置を示すブロック図である。
【図2】図1の光ディスク装置の直交座標位置生成回路
を示すブロック図である。
【図3】図2の直交座標位置生成回路の動作の説明に供
する平面図である。
【図4】図1の光ディスク装置の画像信号発生回路の操
作の説明に供する平面図である。
【図5】100〔%〕のレーザービームの光量によるピ
ットからの再生信号を示す信号波形図である。
【図6】85〔%〕のレーザービームの光量によるピッ
トからの再生信号を示す信号波形図である。
【図7】光量の相違によるスライスレベルの変化を示す
信号波形図である。
【図8】図7との対比により図1の光ディスク装置によ
り生産されたコンパクトディスクによる再生信号を示す
信号波形図である。
【図9】図1の光ディスク装置のエッジ位置補正回路を
示すブロック図である。
【図10】図9のエッジ位置補正回路の動作の説明に供
する信号波形図である。
【図11】図9のエッジ位置補正回路における立ち上が
りエッジ補正回路を示すブロック図である。
【図12】図1の光ディスク装置における補正値テーブ
ルの作成工程を示す工程図である。
【図13】図12の工程におけるコンピュータの処理手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……光ディスク装置、2……ディスク原盤、2……直
交座標位置生成回路、8A、8B……光変調器、12…
…画像信号発生回路、13……データセレクタ、15
A、15B……エッジ位置補正回路、25A……立ち上
がりエッジ補正回路、25B……立ち下がりエッジ補正
回路、29……補正値テーブル、41、H……コンパク
トディスク、44……コンピュータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光情報記録媒体にレーザービームを間欠的
    に照射して順次ピット列を形成することにより所望のデ
    ータを記録する光情報記録装置において、 前記光情報記録媒体の回転中心を基準にした極座標によ
    り、前記レーザービームの照射位置を示す極座標による
    位置情報を出力する極座標生成手段と、 前記極座標による位置情報を座標変換して直交座標によ
    る位置情報を生成する座標変換手段と、 前記直交座標による位置情報をアドレスにして保持した
    画像データを出力する画像データ保持手段と、 前記画像データ保持手段より出力される画像データに応
    じて、前記レーザービームの光量を変化させる光変調手
    段とを備えることを特徴とする光情報記録装置。
  2. 【請求項2】前記極座標生成手段は、 前記光情報記録媒体上における半径方向の位置情報と、
    円周方向の位置情報とにより、前記極座標による位置情
    報を生成し、 前記光情報記録媒体が所定の角度回転する毎に信号レベ
    ルが変化する回転情報信号をカウントすることにより、
    前記半径方向の位置情報と、前記円周方向の位置情報と
    を生成することを特徴とする請求項1に記載の光情報記
    録装置。
  3. 【請求項3】前記レーザービームの光量の変化に対応し
    て、前記レーザービームの照射のタイミングを補正する
    ことにより、前記レーザービームの光量の変化により変
    化する前記ピットのピット長を補正するタイミング補正
    手段を有することを特徴とする請求項1に記載の光情報
    記録装置。
  4. 【請求項4】前記タイミング補正手段は、 前記光情報記録媒体より得られる再生信号を所定のスラ
    イスレベルで2値化して2値化信号を生成した際に、所
    定の基本周期を単位にして前記2値化信号が変化するよ
    うに、前記レーザービームの照射のタイミングを補正す
    ることを特徴とする請求項3に記載の光情報記録装置。
  5. 【請求項5】補正データ格納手段に格納した補正データ
    に従って、前記レーザービームの照射のタイミングを補
    正することを特徴とする請求項4に記載の光情報記録装
    置。
  6. 【請求項6】レーザービームを間欠的に照射して順次ピ
    ット列を形成することにより所望のデータを記録する光
    情報記録方法において、 前記光情報記録媒体上における前記レーザービームの照
    射位置を示す極座標による位置情報を、直交座標による
    位置情報に変換して前記画像メモリをアクセスし、前記
    画像メモリより得られる画像データに応じて、前記ピッ
    トのピット幅を変化させることを特徴とする光情報記録
    方法。
  7. 【請求項7】前記極座標による位置情報を、前記光情報
    記録媒体上における半径方向の位置情報と円周方向の位
    置情報とにより生成し、 前記光情報記録媒体が所定の角度回転する毎に信号レベ
    ルが変化する回転情報信号をカウントすることにより、
    前記半径方向の位置情報と、前記円周方向の位置情報と
    を生成することを特徴とする請求項6に記載の光情報記
    録方法。
  8. 【請求項8】前記画像データに対応して、前記レーザー
    ビームの照射のタイミングを補正することにより、前記
    ピット幅の変化に追従して変化する前記ピットのピット
    長を補正することを特徴とする請求項6に記載の光情報
    記録方法。
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