JPH11134547A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH11134547A
JPH11134547A JP30016997A JP30016997A JPH11134547A JP H11134547 A JPH11134547 A JP H11134547A JP 30016997 A JP30016997 A JP 30016997A JP 30016997 A JP30016997 A JP 30016997A JP H11134547 A JPH11134547 A JP H11134547A
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JP
Japan
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temperature
product
temperature sensor
variable capacity
capacity compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP30016997A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kino
章宏 城野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
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Publication of JPH11134547A publication Critical patent/JPH11134547A/ja
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多室型の自動販売機において1室のみの運転
時に負荷に対する圧縮機能力が過剰となり、このため、
圧縮機吸入圧力の低下、未蒸発冷媒の圧縮機吸入による
圧縮機信頼性の低下や、能力過剰による商品の過冷却や
商品温度変動幅の増加による貯蔵品の品質劣化等の課題
があった。 【解決手段】 蒸発器26a,26b,26cと、能力
可変圧縮機31と、凝縮器32と、二方弁33a,33
b,33cと、キャピラリチューブ34a,34b,3
4cとより、冷凍サイクルを形成し、各商品収納装置2
4a,24b,24cに設置した商品温度センサー36
a,36b,36cと、商品温度情報処理手段37と、
濃縮温度センサー38と、蒸発温度センサー39a,3
9b,39cと、冷凍サイクル制御手段40とを設置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶ビン飲料等の自
動販売機に関し、特に冷却装置の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機の販売商品多様化に伴
い、特公昭60−30996号公報で知られるような多
室のホットアンドコールドタイプの自動販売機が増加
し、1つのコンデンシングユニットで多室を冷却するシ
ステムが提案されている。
【0003】以下、従来の自動販売機の概要を図9から
図12を参照しながら説明する。1は自動販売機の本体
キャビネット、2Aはコールド専用商品収納室、2Bは
ホットorコールド品収納室である。コールド専用商品
収納室2A内に庫内ファン3A,冷却器4Aが設置さ
れ、ホットorコールド商品収納室2B内に庫内ファン
3B,冷却器4B,ヒータ5が設置されている。
【0004】又、本体キャビネット1の下部機械室には
圧縮機6,庫外ファンモータ7,凝縮器8を組み合わせ
た冷凍機のコンデンシングユニット9が配備されていて
前記冷却器4A,4Bとで冷媒回路を構成している。冷
却器4A,4Bはキャピラリチューブ10A,10Bを
介してコンデンシングユニット9へ互いに並列に配管接
続されている。11Aは冷却器4Aの分岐冷媒回路、1
1Bは冷却器4Bの分岐冷媒回路である。
【0005】12は第2の電磁弁で分岐冷媒回路11B
の入口側に介挿接続されている。13Aは第1のサーモ
スタットで冷却器4Aに配置され、コールド専用商品収
納室2Aのコールド温度制御を行っている。13Bは第
2のサーモスタットで冷却器4Bに配置され、ホットo
rコールド商品収納室2Bのコールド温度制御を行って
いる。14はサーモスタットでヒータ5に配置されホッ
トorコールド商品収納室2Bのホット温度制御を行っ
ている。
【0006】15は冷温切替スイッチで、ホットorコ
ールド商品収納室2Bのホット温度制御とコールド温度
制御の切替えを行っている。16は第1の電磁弁で分岐
冷媒回路11Aの入口側に介挿接続されている。17は
第1のリレーで電気回路的に第1の電磁弁16と並列
に、第1のサーモスタット13Aと直列に接続されてい
る。17’は第1のリレー17の接点である。18は第
2のリレーで電気回路的に第2の電磁弁12と並列に、
第2のサーモスタット13Bと直列に接続されている。
【0007】18’は第2のリレー18の接点で、一つ
は電気回路的に第1のリレー17と並列に、もう一つは
電気回路的に第2のリレー18と直列に接続されてい
る。
【0008】19は第3のリレーで、電気回路的に並列
に接続された第1のリレー17の接点17’、第2のリ
レー18と直列に接続されている。
【0009】19’は第3のリレーで、一つは第2のリ
レーの接点18と並列にかつ第2のリレーの接点18と
直列に接続されている。もう一つはコンデンシングユニ
ット9と電気回路的に直列に接続され、コンデンシング
ユニット9を制御している。
【0010】以上のように構成された自動販売機の冷却
装置について、以下図11と図12を用いてその動作を
説明する。
【0011】コールド専用商品収納室2A、ホットor
コールド商品収納室2Bが共にコールド設定の場合、第
1のサーモスタット13AがOFFすれば、第1の電磁
弁16、第1のリレーの接点17’がOFFする。
【0012】さらに第2のサーモスタット13BがOF
Fすれば、第2の電磁弁12、第2のリレーの接点1
8’がOFFし、第3のリレー19によって第3のリレ
ーの接点19’がOFFするため、コンデンシングユニ
ット9がOFFする。
【0013】第2のサーモスタット13Bが第1のサー
モスタット13Aより先にOFFした場合も同様であ
り、第1のサーモスタット13A、第2のサーモスタッ
ト13Bが共にOFFしないとコンデンシングユニント
9はOFFしない。
【0014】また、第2のサーモスタット13BがON
した場合、第2の電磁弁12はONするが第2のリレー
18の接点がONしない。
【0015】第1のサーモスタット13AがONした場
合、第1の電磁弁16、第1のリレーの接点17’がO
Nし、第3のリレー19’がONするためコンデンシン
グユニット9がONする。
【0016】よって第1のサーモスタット13AのON
によってコンデンシングユニット9がONすることによ
りコールド専用商品収納室2A、ホットorコールド商
品収納室2Bが共に冷却性能を得られる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では1室のみの運転時に負荷に対する圧縮機能
力が過剰となり、このため、圧縮機吸入圧力の低下、未
蒸発冷媒の圧縮機吸入による圧縮機信頼性の低下や、能
力過剰による商品の過冷却や商品温度変動幅の増加によ
る貯蔵品の品質劣化等の課題があった。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るために本発明は、貯蔵室と、前記貯蔵室を2個以上に
区画する1枚以上の区画壁とよりなる本体と、各区画に
それぞれ設置した商品収納装置と、前記商品収納装置か
ら商品を本体前面に設けた販売口に排出する商品排出装
置と、能力可変圧縮機と、凝縮器と、前記貯蔵室の区画
内にそれぞれ1個づつ設置した蒸発器と、前記各蒸発器
の上流に設置した蒸発器と同数のキャピラリーチューブ
と、前記各キャピラリーチューブの上流に設置した二方
弁とよりなり、能力可変圧縮機と、凝縮器と、複数の二
方弁,キャピラリーチューブ,蒸発器を並列に接続し、
順次環状に接続した冷凍サイクルと、各商品収納装置に
設置した商品温度センサーと、複数の前記商品温度セン
サーからの温度情報を処理する商品温度情報処理手段
と、各蒸発器に設置した蒸発温度センサーと、凝縮器に
設置した凝縮温度センサーと、これらからの情報をもと
に能力可変圧縮機と各二方弁を制御する冷凍サイクル制
御手段とを設けた。
【0019】また、各商品温度センサーの検出値と各商
品温度制御目標値とより必要負荷を演算する負荷演算手
段と、能力可変圧縮機の能力と各負荷演算手段の演算結
果を比較し能力可変圧縮機の運転能力と開弁する二方弁
を選択する冷凍サイクル制御手段を設置した。
【0020】また、凝縮温度センサーの検出値と目標凝
縮温度から能力可変圧縮機の運転能力を演算する凝縮温
度制御手段と、複数の各蒸発温度センサーの検出値と目
標蒸発温度から能力可変圧縮機の運転能力を演算する蒸
発温度制御手段と、蒸発温度センサーの検出値と凝縮温
度センサーの検出値を入力として能力可変圧縮機の制御
を行う前記凝縮温度制御手段と蒸発温度制御手段との割
合を推論するファジィ推論手段とを設置した。
【0021】また、複数の蒸発温度センサーの検出値か
ら、最も低い検出値のみを選択し能力可変圧縮機の運転
能力を演算した。
【0022】また、複数の蒸発温度センサーの検出値か
ら、最も高い検出値のみを選択し能力可変圧縮機の運転
能力を演算した。
【0023】また、複数の蒸発温度センサーの検出値か
ら、最も目標値との差が大きい検出値のみを選択し能力
可変圧縮機の運転能力を演算した。
【0024】複数の蒸発温度センサーの検出値から、最
も目標値との差が小さい検出値を除外した残りの平均値
にて能力可変圧縮機の運転能力を演算した。
【0025】過去所定時間の各商品温度センサーの検出
値を記憶するメモリー装置と、メモリー装置の記憶値を
演算し、次制御時の各商品温度センサーの検出値を予測
する商品温度予測手段と、商品温度予測手段の演算値が
各目標商品温度を所定温度越える場合に当該回路の二方
弁を閉路した。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明の
自動販売機は、貯蔵室と、前記貯蔵室を2個以上に区画
する1枚以上の区画壁とよりなる本体と、各区画にそれ
ぞれ設置した商品収納装置と、前記商品収納装置から商
品を本体前面に設けた販売口に排出する商品排出装置
と、能力可変圧縮機と、凝縮器と、前記貯蔵室の区画内
にそれぞれ1個づつ設置した蒸発器と、前記各蒸発器の
上流に設置した蒸発器と同数のキャピラリーチューブ
と、前記各キャピラリーチューブの上流に設置した二方
弁とよりなり、能力可変圧縮機と、凝縮器と、複数の二
方弁、キャピラリーチューブ,蒸発器を並列に接続し、
順次環状に接続した冷凍サイクルと、各商品収納装置に
設置した商品温度センサーと、複数の前記商品温度セン
サーからの温度情報を処理する商品温度情報処理手段
と、各蒸発器に設置した蒸発温度センサーと、凝縮器に
設置した凝縮温度センサーと、これらからの情報をもと
に能力可変圧縮機と各二方弁を制御する冷凍サイクル制
御手段とを設けたので、常に蒸発温度と凝縮温度を適正
な値に制御ができ、また同時に商品温度も適正温度域に
保つという作用を有する。
【0027】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
各商品温度センサーの検出値と各商品温度制御目標値と
より必要負荷を演算する負荷演算手段と、能力可変圧縮
機の能力と各負荷演算手段の演算結果を比較し能力可変
圧縮機の運転能力と開弁する二方弁を選択する冷凍サイ
クル制御手段を設置したので、商品の冷却負荷と圧縮機
能力を比較した上で、最適な圧縮機運転能力と冷却する
区画の選択が可能とし、最小のエネルギーで適正な商品
温度に保つという作用を有する。
【0028】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
凝縮温度センサーの検出値と目標凝縮温度から能力可変
圧縮機の運転能力を演算する凝縮温度制御手段と、複数
の各蒸発温度センサーの検出値と目標蒸発温度から能力
可変圧縮機の運転能力を演算する蒸発温度制御手段と、
蒸発温度センサーの検出値と凝縮温度センサーの検出値
を入力として能力可変圧縮機の制御を行う前記凝縮温度
制御手段と蒸発温度制御手段との割合を推論するファジ
ィ推論手段とからなるので、冷凍サイクルの状態に応
じ、ファジィ推論手段により適切な制御量を選択して圧
縮機の能力制御を行うため、常に効率の良い冷凍サイク
ルの運転を行うという作用を有する。
【0029】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
複数の蒸発温度センサーの検出値から、最も低い検出値
のみを選択し能力可変圧縮機の運転能力を演算するの
で、サイクル全体の蒸発温度を高くすることができるの
で、冷凍サイクルの効率が向上するという作用を有す
る。
【0030】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
複数の蒸発温度センサーの検出値から、最も高い検出値
のみを選択し能力可変圧縮機の運転能力を演算するの
で、最も負荷の高い蒸発器に合わせた能力で能力可変圧
縮機を運転することができ、負荷条件に合わせ貯蔵品を
冷却するという効果を有する。
【0031】また、本発明の請求項6に記載の発明は、
複数の蒸発温度センサーの検出値から、最も目標値との
差が大きい検出値のみを選択し能力可変圧縮機の運転能
力を演算するので、冷凍サイクル全体を速やかに目標蒸
発温度に制御が可能となり、効率の良い運転を行うとい
う作用を有する。
【0032】また、本発明の請求項7に記載の発明は、
複数の蒸発温度センサーの検出値から、最も目標値との
差が小さい検出値を除外した残りの平均値にて能力可変
圧縮機の運転能力を演算するので、複数の蒸発器の蒸発
温度を目標値に制御することができ、冷凍サイクル全体
の効率を向上するという作用を有する。
【0033】また、本発明の請求項8に記載の発明は、
過去所定時間の各商品温度センサーの検出値を記憶する
メモリー装置と、メモリー装置の記憶値を演算し、次制
御時の各商品温度センサーの検出値を予測する商品温度
予測手段と、商品温度予測手段の演算値が各目標商品温
度を所定温度越える場合に当該回路の二方弁を閉路する
ので、商品温度の目標値に対し、当該区画を過度に冷却
することなく商品温度を目標温度に正確に制御すること
ができ、また能力可変圧縮機の運転能力を抑制すること
ができることから、消費電力を抑制するという作用を有
する。
【0034】(実施の形態1)本発明による冷凍システ
ムの実施例について、図1〜図3を参考に説明する。
【0035】21は本体で、内部の貯蔵室22を区画壁
23a,23bにより区画a22a,区画b22b,区
画c22cの区画に分割している。各区画22a,22
b,22cには、それぞれ商品収納装置24a,24
b,24cが設置され、またそれぞれの下部に商品排出
装置25a,25b,25cが設置され、本体21全部
に設けた販売口29に商品を搬出する。
【0036】また、各区画22a,22b,22cには
それぞれ、蒸発器26a,26b,26cが設置されて
いる。また、31は能力可変圧縮機、32は凝縮器で本
体下部に設けた機械室30内に設置されている。33
a,33b,33cは二方弁、34a,34b,34c
はキャピラリチューブ、35はアキュムレータである。
能力可変圧縮機31、凝縮器32、二方弁33a,33
b,33c、キャピラリチューブ34a,34b,34
c、蒸発器26a,26b,26c、アキュムレータ3
5を順次環状に、また二方弁33a,33b,33c、
キャピラリチューブ34a,34b,34c、蒸発器2
6a,26b,26cは、順次接続した回路を並列に接
続して、冷凍サイクルを形成する。
【0037】36a,36b,36cは商品温度センサ
ーで各商品収納装置24a,24b,24cに設置され
ている。37は商品温度情報処理手段であり、前記商品
温度センサー36a,36b,36cの出力を処理し、
貯蔵室2内の負荷を演算する。
【0038】38は凝縮温度センサーで、凝縮器28に
設置される。39a,39b,39cは、蒸発温度セン
サーa,b,cであり、蒸発器a,b,c26a,26
b,26cに設置される。
【0039】40は冷凍サイクル制御手段であり、商品
温度情報処理手段37、凝縮温度センサー38、蒸発温
度センサーa,b,c39a,39b,39cからの情
報により、能力可変圧縮機31の運転能力と二方弁a,
b,c33a,33b,33cの開閉を決定する。
【0040】次に動作について説明する。通常の運転
時、商品温度センサーa,b,c36a,6b,36
c、凝縮温度センサー38、蒸発温度センサーa,b,
c39a,39b,39cは、各設置場所の温度を検知
する。このうち商品温度センサーa,b,c36a,6
b,36cの検出出力は商品温度情報処理手段37に入
力される。商品温度情報手段37は、これら検出値と、
各区画a,b,c22a,22b,22c毎に予め設定
された商品温度目標値と検出値を比較し、各区画a,
b,c22a,22b,22cの負荷を演算する。
【0041】商品温度情報処理手段37の演算結果、凝
縮温度センサー38、蒸発温度センサーa,b,c39
a,39b,39cの出力は、冷凍サイクル制御手段4
0に入力される。冷凍サイクル制御手段40は、これら
の情報より、区画a,b,c22a,22b,22cか
ら冷却の必要な選択し、該当する二方弁33を開路す
る。また、蒸発温度センサー39、及び凝縮温度センサ
ー38より判断して、能力可変圧縮機の運転能力を決定
し、冷却運転を行う。
【0042】(実施の形態2)本発明による冷凍システ
ムの他の実施例について、図4,図5を参考に説明す
る。
【0043】41は負荷演算手段であり、商品温度情報
処理手段37に接続されている。次に動作について説明
する。負荷演算手段41は、商品温度センサー36から
の情報を商品温度情報処理手段37を通じて入手し、予
め設定した各商品収納装置24の商品収容数、冷却時間
と商品温度設定値とともに演算し、商品温度設定値に商
品を冷却するための必要冷却能力Qn(n=a,b,
c)を演算する。
【0044】各区画a,b,c22a,22b,22c
の必要冷却能力の総和Qtと能力可変圧縮機Qcomp
の能力を比較する。このときQt≦Qcompであれ
ば、Qt=Qcompとなる能力で能力可変圧縮機を運
転する。
【0045】Qt≧Qcompの場合は、先ずQa,Q
b,Qcの中から、Qt≦Qcompとなる組み合わせ
を選択し、そのときの必要能力の総和が最も大きいも
の、たとえば区画22aと22cを選択する。同時にこ
のとき組み合わせ以外の区画、たとえば区画b22bの
蒸発器26bに通じる二方弁33bは閉路する。
【0046】この演算結果を商品温度情報処理手段37
を通じて、冷凍サイクル制御手段40に出力し、能力可
変圧縮機31と二方弁a,b,c33a,33b,33
cを制御する。
【0047】(実施の形態3)本発明による冷凍システ
ムの他の実施例について、図6を参考に説明する。
【0048】42は凝縮温度制御手段、43は蒸発温度
制御手段、44はファジィ推論手段であり、それぞれ冷
凍サイクル制御手段40内に設置される。
【0049】次に動作について説明する。蒸発温度セン
サーa,b,c39a,39b,39cの検出値及び、
予め設定した目標蒸発温度より蒸発温度制御手段43
は、予め設計設定した制御規則、たとえばPID制御や
モデル追従適応制御等により目標蒸発温度に制御するた
めの能力可変圧縮機31の運転能力を演算する。
【0050】同様に凝縮温度センサー38の検出値及
び、予め設定した目標凝縮温度より凝縮温度制御手段4
2は、予め設計設定した制御規則、たとえばPID制御
やモデル追従適応制御等により目標凝縮温度に制御する
ための能力可変圧縮機31の運転能力を演算する。
【0051】ファジィ推論手段44は、以下に示すよう
な推論ルールにより推論を行う。すなわち、 ルール11:もし蒸発温度が高く且つ凝縮温度が高いな
らば凝縮温度制御を行う ルール12:もし蒸発温度が高く且つ凝縮温度が適当な
らば蒸発温度制御を行う ルール13:もし蒸発温度が高く且つ凝縮温度が低けれ
ば蒸発温度制御を行う等々である。この制御規則は、発
明者の経験により蒸発温度と凝縮温度を制御する際に得
られた経験則をもとに作成した。
【0052】蒸発温度,凝縮温度の高い,適当,低い
は、同様に経験則により得られたメンバーシップ関数に
よりファジィ数値化されている。このメンバーシップ関
数、及び推論ルールにより重心法を用いて、凝縮温度制
御と蒸発温度制御の制御比率が得られる。
【0053】この制御比率と凝縮温度制御手段42,蒸
発温度制御手段43の演算結果より最終的に、能力可変
圧縮機31の運転能力が決定される。
【0054】(実施の形態4)本発明による冷凍システ
ムの他の実施例について、図8を参考に説明する。
【0055】45は蒸発温度選択手段であり、蒸発温度
センサー39と蒸発温度制御手段43の間に接続され
る。
【0056】次に動作について説明する。蒸発温度セン
サーa,b,c39a,39b,39cの値は、検出場
所が異なるため異なる値を示す。蒸発温度選択手段45
は、これらの検出値の中から最も温度の低い検出値を選
択し、これを蒸発温度制御手段43の制御入力とする。
【0057】(実施の形態5)本発明による冷凍システ
ムの他の実施例について、図9を参考に説明する。
【0058】動作について説明する。蒸発温度センサー
a,b,c39a,39b,39cの値は、検出場所が
異なるため異なる値を示す。蒸発温度選択手段45は、
これらの検出値の中から最も温度の高い検出値を選択
し、これを蒸発温度制御手段43の制御入力とする。
【0059】(実施の形態6)本発明による冷凍システ
ムの他の実施例について、図8を参考に説明する。
【0060】動作について説明する。蒸発温度センサー
a,b,c39a,39b,39cの値は、検出場所が
異なるため異なる値を示す。蒸発温度選択手段45は、
これらの検出値と目標蒸発温度との差を演算しこの中か
ら最も目標温度との差が大きい検出値を選択し、これを
蒸発温度制御手段43の制御入力とする。
【0061】(実施の形態7)本発明による冷凍システ
ムの他の実施例について、図8を参考に説明する。
【0062】動作について説明する。蒸発温度センサー
a,b,c39a,39b,39cの値は、検出場所が
異なるため異なる値を示す。蒸発温度選択手段45は、
これらの検出値と目標蒸発温度との差を演算しこの中か
ら最も目標温度との差が小さい検出値を選択し、これを
除いた蒸発温度センサー39の検出値の平均を演算し、
蒸発温度制御手段43の制御入力とする。
【0063】(実施の形態8)本発明による冷凍システ
ムの他の実施例について、図8を参考に説明する。
【0064】46はメモリー装置、47は商品温度予測
手段である。前記メモリー装置46と商品温度予測手段
は、商品温度情報処理手段37に接続されている。
【0065】次に動作について説明する。メモリー装置
46は、商品温度センサー36a,36b,36cの検
出値をそれぞれ所定の時間、たとえば5分間分記憶す
る。この記憶データより商品温度予測手段47は、最小
自乗法等により温度変化を回帰予測し、商品の目標温度
設定値に達する時間を予測する。この予測した時間が、
次回制御周期時刻より短いとき、商品温度情報処理手段
37は、当該区画22a,22b,22cの回路の二方
弁33a,33b,33cを閉路する。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、貯蔵室
と、前記貯蔵室を2個以上に区画する1枚以上の区画壁
とよりなる本体と、各区画にそれぞれ設置した商品収納
装置と、前記商品収納装置から商品を本体前面に設けた
販売口に排出する商品排出装置と、能力可変圧縮機と、
凝縮器と、前記貯蔵室の区画内にそれぞれ1個づつ設置
した蒸発器と、前記各蒸発器の上流に設置した蒸発器と
同数のキャピラリーチューブと、前記各キャピラリーチ
ューブの上流に設置した二方弁とよりなり、能力可変圧
縮機と、凝縮器と、複数の二方弁,キャピラリーチュー
ブ,蒸発器を並列に接続し、順次環状に接続した冷凍サ
イクルと、各商品収納装置に設置した商品温度センサー
と、複数の前記商品温度センサーからの温度情報を処理
する商品温度情報処理手段と、各蒸発器に設置した蒸発
温度センサーと、凝縮器に設置した凝縮温度センサー
と、これらからの情報をもとに能力可変圧縮機と各二方
弁を制御する冷凍サイクル制御手段とを設けたので、常
に蒸発温度と凝縮温度を適正な値に制御ができ、また同
時に商品温度も適正温度域に保つので、圧縮機の信頼性
向上と商品保存品質の向上に多大な効果を有する。
【0067】また、各商品温度センサーの検出値と各商
品温度制御目標値とより必要負荷を演算する負荷演算手
段と、能力可変圧縮機の能力と各負荷演算手段の演算結
果を比較し能力可変圧縮機の運転能力と開弁する二方弁
を選択する冷凍サイクル制御手段を設置したので、商品
の冷却負荷と圧縮機能力を比較した上で、最適な圧縮機
運転能力と冷却する区画の選択が可能とし、最小のエネ
ルギーで適正な商品温度に保つので、省エネルギー及び
商品保存品質の向上に多大な効果を有する。
【0068】また、凝縮温度センサーの検出値と目標凝
縮温度から能力可変圧縮機の運転能力を演算する凝縮温
度制御手段と、複数の各蒸発温度センサーの検出値と目
標蒸発温度から能力可変圧縮機の運転能力を演算する蒸
発温度制御手段と、蒸発温度センサーの検出値と凝縮温
度センサーの検出値を入力として能力可変圧縮機の制御
を行う前記凝縮温度制御手段と蒸発温度制御手段との割
合を推論するファジィ推論手段とからなるので、冷凍サ
イクルの状態に応じ、ファジィ推論手段により適切な制
御量を選択して圧縮機の能力制御を行うため、常に効率
の良い冷凍サイクルの運転を行うので、圧縮機の信頼性
向上の面で多大な効果を有する。
【0069】また、複数の蒸発温度センサーの検出値か
ら、最も低い検出値のみを選択し能力可変圧縮機の運転
能力を演算するので、サイクル全体の蒸発温度を高くす
ることができるので、冷凍サイクルの効率が向上するの
で、省エネルギー及び信頼性の面で多大な効果を有す
る。
【0070】また、複数の蒸発温度センサーの検出値か
ら、最も高い検出値のみを選択し能力可変圧縮機の運転
能力を演算するので、最も負荷の高い蒸発器に合わせた
能力で能力可変圧縮機を運転することができ、負荷条件
に合わせ貯蔵品を冷却するので商品保存品質の向上に多
大な効果を有する。
【0071】また、複数の蒸発温度センサーの検出値か
ら、最も目標値との差が大きい検出値のみを選択し能力
可変圧縮機の運転能力を演算するので、冷凍サイクル全
体を速やかに目標蒸発温度に制御が可能となり、効率の
良い運転を行うので省エネルギーの面で多大な効果を有
する。
【0072】また、複数の蒸発温度センサーの検出値か
ら、最も目標値との差が小さい検出値を除外した残りの
平均値にて能力可変圧縮機の運転能力を演算するので、
複数の蒸発器の蒸発温度を目標値に制御することがで
き、冷凍サイクル全体の効率を向上するので商品保存品
質の向上と省エネルギーの面で多大な効果を有する。
【0073】また、過去所定時間の各商品温度センサー
の検出値を記憶するメモリー装置と、メモリー装置の記
憶値を演算し、次制御時の各商品温度センサーの検出値
を予測する商品温度予測手段と、商品温度予測手段の演
算値が各目標商品温度を所定温度越える場合に当該回路
の二方弁を閉路するので、商品温度の目標値に対し、当
該区画を過度に冷却することなく商品温度を目標温度に
正確に制御することができ、また能力可変圧縮機の運転
能力を抑制することができることから、消費電力を抑制
するので、省エネルギに対して多大な効果を有し、さら
に商品を目標温度付近に均一に制御できるので商品保存
品質の向上に多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による自動販売機の断面
【図2】同図1の冷凍サイクル図
【図3】同図1の制御回路のブロック図
【図4】本発明の他の実施の形態の制御回路のブロック
【図5】同図4の制御フローチャート
【図6】本発明の他の実施の形態の制御回路のブロック
【図7】同図6のファジィ推論のメンバーシップ関数を
示す図
【図8】本発明の他の実施の形態の制御回路のブロック
【図9】本発明の他の実施の形態の制御回路のブロック
【図10】従来の自動販売機の正面断面図
【図11】同図10の側面断面図
【図12】同図10の冷凍サイクル図
【図13】同図10の電気回路図
【符号の説明】
21 本体 22 貯蔵室 22a 区画a 22b 区画b 22c 区画c 23a,23b 区画壁 24a,24b,24c 商品収納装置 25a,25b,25c 商品排出装置 29 販売口 26a,26b,26c 蒸発器 31 能力可変圧縮機 32 凝縮器 33a,33b,33c 二方弁 34a,34b,34c キャピラリチューブ 36a,36b,36c 商品温度センサー 37 商品温度情報処理手段 38 凝縮温度センサー 39a,39b,39c 蒸発温度センサー 40 冷凍サイクル制御手段 41 負荷演算手段 42 凝縮温度制御手段 43 蒸発温度制御手段 44 ファジィ推論手段 45 蒸発温度選択手段 46 メモリー装置 47 商品温度予測手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵室と、前記貯蔵室を2個以上に区画
    する1枚以上の区画壁とよりなる本体と、各区画にそれ
    ぞれ設置した商品収納装置と、前記商品収納装置から商
    品を本体前面に設けた販売口に排出する商品排出装置
    と、能力可変圧縮機と、凝縮器と、前記貯蔵室の区画内
    にそれぞれ1個づつ設置した蒸発器と、前記各蒸発器の
    上流に設置した蒸発器と同数のキャピラリーチューブ
    と、前記各キャピラリーチューブの上流に設置した二方
    弁とよりなり、能力可変圧縮機と、凝縮器と、複数の二
    方弁,キャピラリーチューブ,蒸発器を並列に接続し、
    順次環状に接続した冷凍サイクルと、各商品収納装置に
    設置した商品温度センサーと、複数の前記商品温度セン
    サーからの温度情報を処理する商品温度情報処理手段
    と、各蒸発器に設置した蒸発温度センサーと、凝縮器に
    設置した凝縮温度センサーと、これらからの情報をもと
    に能力可変圧縮機と各二方弁を制御する冷凍サイクル制
    御手段とを設けた自動販売機。
  2. 【請求項2】 各商品温度センサーの検出値と各商品温
    度制御目標値とより必要負荷を演算する負荷演算手段
    と、能力可変圧縮機の能力と各負荷演算手段の演算結果
    を比較し能力可変圧縮機の運転能力と開弁する二方弁を
    選択する冷凍サイクル制御手段を設置した請求項1記載
    の自動販売機。
  3. 【請求項3】 凝縮温度センサーの検出値と目標凝縮温
    度から能力可変圧縮機の運転能力を演算する凝縮温度制
    御手段と、複数の各蒸発温度センサーの検出値と目標蒸
    発温度から能力可変圧縮機の運転能力を演算する蒸発温
    度制御手段と、蒸発温度センサーの検出値と凝縮温度セ
    ンサーの検出値を入力として能力可変圧縮機の制御を行
    う前記凝縮温度制御手段と蒸発温度制御手段との割合を
    推論するファジィ推論手段とからなる請求項1記載の自
    動販売機。
  4. 【請求項4】 複数の蒸発温度センサーの検出値から、
    最も低い検出値のみを選択し能力可変圧縮機の運転能力
    を演算する請求項3記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】 複数の蒸発温度センサーの検出値から、
    最も高い検出値のみを選択し能力可変圧縮機の運転能力
    を演算する請求項3記載の自動販売機。
  6. 【請求項6】 複数の蒸発温度センサーの検出値から、
    最も目標値との差が大きい検出値のみを選択し能力可変
    圧縮機の運転能力を演算する請求項3記載の自動販売
    機。
  7. 【請求項7】 複数の蒸発温度センサーの検出値から、
    最も目標値との差が小さい検出値を除外した残りの平均
    値にて能力可変圧縮機の運転能力を演算する請求項3記
    載の自動販売機。
  8. 【請求項8】 過去所定時間の各商品温度センサーの検
    出値を記憶するメモリー装置と、メモリー装置の記憶値
    を演算し、次制御時の各商品温度センサーの検出値を予
    測する商品温度予測手段と、商品温度予測手段の演算値
    が各目標商品温度を所定温度越える場合に当該回路の二
    方弁を閉路する請求項1記載の自動販売機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002260081A (ja) * 2001-03-05 2002-09-13 Sanyo Electric Co Ltd 自動販売機の冷却装置
JP2011113480A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷却加熱装置

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