JPH11134114A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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JPH11134114A
JPH11134114A JP9299209A JP29920997A JPH11134114A JP H11134114 A JPH11134114 A JP H11134114A JP 9299209 A JP9299209 A JP 9299209A JP 29920997 A JP29920997 A JP 29920997A JP H11134114 A JPH11134114 A JP H11134114A
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disk
firmware
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクアレイの信頼性に加え、運用上のス
ループットを向上できるようにすることを課題とする。 【解決手段】 システム運用中にディスク交換判定部1
1でディスク交換が判定されると、基準ディスク選択部
12によりディスク交換が行われたディスク装置31−
n以外のディスク装置から基準ディスク装置30−1が
選択される。ファームウェアコピー部13では、その基
準ディスク装置30−1のファームウェア(ファームウ
ェア格納領域31−1)が交換ディスク装置30−nに
コピーされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のディスク
装置を並列的にアクセスしてデータ入出力を行うディス
クアレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、磁気ディスク装置は、大容量およ
び高速データ転送という要求を満たすものとして、計算
機システムにおける外部記憶装置として広く利用されて
いる。
【0003】近年では、以上に加え、更に高信頼性およ
び低価格を満たすものとして、ディスクアレイ装置が注
目されている。ディスクアレイ装置とは、小型ディスク
装置を複数台並べ、これらにデータを分配して記録する
ものである。
【0004】従来、カリフォルニア大学バークレイ校の
デビット・A・パターソン(David A. Pat
terson)らは、高速に大量のデータを多くの物理
ディスクにアクセスし、ディスク故障時におけるデータ
の冗長性を実現するディスクアレイ装置について、レベ
ル1からレベル5までに分類付けを行って評価した論文
を発表している(ACM SIGMOD Confer
ance, Chicago, June 1−3,
1988P109−P116)。このデビット・A・パ
ターソンらが提案したディスクアレイ装置を分類するレ
ベル1〜5は、RAID(Redundant Arr
ays of InexpensiveDisks)1
〜5と称呼される。
【0005】すべてのディスクアレイ装置は冗長データ
を備えている。したがって、アレイを構成するディスク
装置の一台が何らかの障害で使用できなくなり、データ
の読み取りが不可能となった場合であっても、前記冗長
データと残りのデータとを用いて消失したデータを復元
することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディス
ク装置の一台が故障した状態のままでは、かろうじてデ
ータの再現は可能であるものの、ディスクアレイ装置の
冗長度は低い状態となっている。このため、アレイを構
成するディスク装置が故障した場合は、速やかに当該デ
ィスク装置をアレイディスク装置から取り去り、新たに
正常なディスク装置を組み込む必要がある。
【0007】したがって、ディスク装置が故障した場合
は、故障ディスクは保守用ディスクに交換される。しか
し、新たに挿入される保守用ディスク装置に記録されて
いるファームウェア版数が、既にアレイディスク装置内
で動作しているディスク装置のファームウェア版数と異
なることがある。
【0008】アレイディスク装置は、前述のように、複
数台のディスク装置を論理的に関連付けて動作させるも
のであるから、関連付けられたディスク装置の動作はす
べて同様であることが望ましい。なぜならば、ファーム
版数の一致しないディスク装置を使用することは、制御
論理の矛盾を生じさせ、動作上のエラーを誘発する虞が
あるためである。
【0009】この発明は、以上の問題に鑑み、アレイを
構成するディスク装置が交換されても、安定した動作を
保証するディスクアレイ装置を実現することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】ディスクアレイ装置を構
成する各ディスク装置は、各々自身を動作させるための
ファームウェアを自らのディスク媒体上に格納してい
る。各ディスク装置は、電源投入時にファームウェアを
メモリ上に読み込み、読み込み完了後は当該ファームウ
ェアに基づいて制御されることになる。
【0011】したがって、上述した課題を解決し、目的
を達成するため、請求項1の発明に係るディスクアレイ
装置は、データを格納する入出力装置および当該データ
から作成される冗長データを格納する入出力装置とから
なる論理ディスクと、前記論理ディスクを構成する複数
の入出力装置に接続され、該入出力装置との間でデータ
転送を行う下位装置インタフェース制御部と、上位装置
および前記下位装置インタフェース制御部に接続され、
該上位装置から発行された前記論理ディスクへの動作命
令を解析するとともに該下位装置インタフェース制御部
との間でデータ転送を行う上位装置インタフェース制御
部と、前記下位装置インタフェース制御部および前記上
位装置インタフェース制御部を制御する制御手段と、を
備え、前記入出力装置は、自身を制御する制御プログラ
ムおよび当該制御プログラムの版数を格納した書き換え
可能な不揮発性記憶媒体を備えたディスクアレイ装置に
おいて、前記制御手段は、前記複数の入出力装置のいず
れかが交換されたことを検出する検出手段と、前記検出
手段が検出した入出力装置に、前記複数の入出力装置の
うちで当該入出力装置以外の入出力装置の制御プログラ
ムを転送し記憶させる複写手段と、を有したことを特徴
とする。
【0012】この請求項1の発明によれば、交換された
ディスクの制御プログラムを既存ディスクの制御プログ
ラムに合致させるようにしたので、ディスクアレイ装置
の信頼性を向上させることが可能である。
【0013】また、請求項2の発明に係るディスクアレ
イ装置は、データを格納する入出力装置および当該デー
タから作成される冗長データを格納する入出力装置とか
らなる論理ディスクと、前記論理ディスクを構成する複
数の入出力装置に接続され、該入出力装置との間でデー
タ転送を行う下位装置インタフェース制御部と、上位装
置および前記下位装置インタフェース制御部に接続さ
れ、該上位装置から発行された前記論理ディスクへの動
作命令を解析するとともに該下位装置インタフェース制
御部との間でデータ転送を行う上位装置インタフェース
制御部と、前記下位装置インタフェース制御部および前
記上位装置インタフェース制御部を制御する制御手段
と、を備え、前記入出力装置は、自身を制御する制御プ
ログラムおよび当該制御プログラムの版数を格納した書
き換え可能な不揮発性記憶媒体を備えたディスクアレイ
装置において、前記制御手段は、前記複数の入出力装置
のいずれかが交換されたことを検出する検出手段と、前
記検出手段がいずれかの入出力装置が交換されたことを
検出した場合に、前記複数の入出力装置から前記交換さ
れた入出力装置以外の入出力装置を選択する基準装置選
択手段と、前記基準装置選択手段により選択された入出
力装置に格納されている制御プログラムを前記交換され
た入出力装置に転送して記憶させる複写手段と、を有し
たことを特徴とする。
【0014】この請求項2によれば、システム運用中の
ディスク交換の際に、ディスク交換が行われたディスク
装置以外のディスク装置から基準ディスクを一つ選択し
て、その基準ディスクのファームウェアをディスク交換
が行われたディスク装置に複写するようにしたので、デ
ィスクアレイ装置の信頼性を向上させることに加え、シ
ステム運用中でも交換ディスクに対するファームウェア
の更新が可能となる。その結果、メンテナンス時間が不
要となって、装置の利便性を向上させることが可能であ
る。
【0015】また、請求項3の発明に係るディスクアレ
イ装置は、請求項2の発明において、前記基準ディスク
選択手段は、前記複数のディスク装置のうちで少なくと
も2台のディスク装置を基準ディスク装置としてあらか
じめ割り当て、前記2台のディスク装置のうちでいずれ
か一方のディスク装置が前記ディスク交換が行われたデ
ィスク装置であった場合には、いずれか他方のディスク
装置を基準ディスク装置として選択することを特徴とす
る。
【0016】この請求項3の発明によれば、あらかじめ
基準ディスク装置として割り当てられた2台のディスク
装置のうち、いずれか一方がディスク交換が行われたデ
ィスク装置であった場合には、いずれか他方を基準ディ
スク装置として選択するようにしたので、ディスク交換
の際に、常に一定のファームウェア版数で論理ディスク
を保守することが可能である。
【0017】また、請求項4の発明に係るディスクアレ
イ装置は、データを格納する入出力装置および当該デー
タから作成される冗長データを格納する入出力装置とか
らなる論理ディスクと、前記論理ディスクを構成する複
数の入出力装置に接続され、該入出力装置との間でデー
タ転送を行う下位装置インタフェース制御部と、上位装
置および前記下位装置インタフェース制御部に接続さ
れ、該上位装置から発行された前記論理ディスクへの動
作命令を解析するとともに該下位装置インタフェース制
御部との間でデータ転送を行う上位装置インタフェース
制御部と、前記下位装置インタフェース制御部および前
記上位装置インタフェース制御部を制御する制御手段
と、を備え、前記入出力装置は、自身を制御する制御プ
ログラムおよび当該制御プログラムの版数を格納した書
き換え可能な不揮発性記憶媒体を備えたディスクアレイ
装置において、前記制御手段は、前記各入出力装置に対
応させて制御プログラムの版数等のヘッダ情報をあらか
じめ記憶する記憶手段と、前記複数の入出力装置のいず
れかが交換されたことを検出する検出手段と、前記検出
手段がいずれかの入出力装置が交換されたことを検出し
た場合に、前記記憶手段に記憶されたヘッダ情報を参照
し、入出力装置交換後の前記複数の入出力装置のうち、
入出力装置交換前の制御プログラムの版数と等しい制御
プログラムの版数をもつ入出力装置を選択する基準装置
選択手段と、前記基準装置選択手段により選択された入
出力装置に格納されている制御プログラムを前記交換さ
れた入出力装置に転送して記憶させる複写手段と、を有
したことを特徴とする。
【0018】この請求項4の発明によれば、システム運
用中のディスク交換の際に、各ディスク装置のファーム
ウェアを構成するヘッダ情報を参照して、ディスク交換
前のディスク装置と共通するファームウェア版数のディ
スク装置を基準ディスクとして選択し、その基準ディス
クのファームウェアをディスク交換が行われたディスク
装置に複写するようにしたので、ディスクアレイ装置の
信頼性を向上させることに加え、システム運用中でも交
換ディスクに対するファームウェアの更新が可能とな
る。その結果、メンテナンス時間が不要となって、装置
の利便性を向上させることが可能である。
【0019】また、請求項5の発明に係るディスクアレ
イ装置は、ファームウェアを有し、該ファームウェアに
基づいて自身を動作させる複数のディスク装置と、ファ
ームウェアを有し、該ファームウェアに基づいて前記複
数のディスク装置のスペアとして機能する1または複数
のスペアディスク装置と、前記複数のディスク装置およ
び1または複数のスペアディスク装置に接続され、上位
装置と前記複数のディスク装置間のデータ転送および前
記各ディスク装置と1または複数のスペアディスク装置
間のデータ転送を制御するディスクアレイ制御装置と、
を備え、前記ディスクアレイ制御装置は、システム運用
中でのディスク交換の有無を判定する判定手段と、前記
判定手段によりディスク交換有りという判定結果が得ら
れた場合、前記1または複数のスペアディスク装置から
基準ディスクを一つ選択する基準ディスク選択手段と、
前記基準ディスク選択手段により選択された基準ディス
クのファームウェアを前記ディスク交換が行われたディ
スク装置にコピーするコピー手段と、を有したことを特
徴とする。
【0020】この請求項5の発明によれば、システム運
用中のディスク交換の際に、1または複数のスペアディ
スク装置のいずれか一つを基準ディスクとして選択し、
その基準ディスクのファームウェアをディスク交換が行
われたディスク装置にコピーするようにしたので、シス
テム運用中でも、交換ディスクに対して常に一定のファ
ームウェア版数により物理ディスクを保持できるファー
ムウェアがローディングされる。これにより、ディスク
アレイの信頼性に加え、運用上のスループットを向上さ
せることが可能である。
【0021】また、請求項6の発明に係るディスクアレ
イ装置は、請求項2〜5のいずれか一つの発明におい
て、前記ディスク交換が行われたディスク装置があらか
じめ決められた禁止ファームであった場合には、エラー
として前記コピー手段によるコピー動作を中止すること
を特徴とする。
【0022】この請求項6の発明によれば、ディスク交
換が行われたディスク装置があらかじめ決められた禁止
ファームであった場合にエラーとしてコピー動作を中止
するようにしたので、ディスク交換が行われたディスク
装置をすべて運用対象とせず、互換性のないファームウ
ェアをもつディスク装置の使用が未然に防止される。こ
れにより、ディスクアレイの信頼性を一層向上すること
が可能である。
【0023】また、請求項7の発明に係るディスクアレ
イ装置は、ファームウェア版数などのヘッダ情報を含む
ファームウェアを有し、該ファームウェアに基づいて自
身を動作させる複数のディスク装置と、ファームウェア
版数の異なる複数のファームウェアを記憶したローディ
ング用ディスク装置と、前記複数のディスク装置および
前記ローディング用ディスク装置に接続され、上位装置
と前記複数のディスク装置間のデータ転送および前記各
ディスク装置と前記ローディング用ディスク装置間のデ
ータ転送を制御するディスクアレイ制御装置と、を備
え、前記ディスクアレイ制御装置は、前記各ディスク装
置のファームウェアを構成するヘッダ情報をあらかじめ
記憶する記憶手段と、システム運用中でのディスク交換
の有無を判定する判定手段と、前記判定手段によりディ
スク交換有りという判定結果が得られた場合、前記記憶
手段に記憶されたヘッダ情報を参照し、前記ローディン
グ用ディスク装置に記憶されたファームウェアのうち、
ディスク交換前のディスク装置のファームウェア版数と
等しいファームウェア版数のファームウェアを一つ抽出
し、該抽出されたファームウェアを基準ファームウェア
として選択する基準ファーム選択手段と、前記基準ファ
ーム選択手段により選択された基準ファームウェアを前
記ディスク交換が行われたディスク装置にコピーするコ
ピー手段と、を有したことを特徴とする。
【0024】この請求項7の発明によれば、ファームウ
ェア版数の異なる複数のファームウェアを記憶したロー
ディング用ディスク装置を用意し、システム運用中のデ
ィスク交換の際に、ヘッダ情報を参照して、ディスク交
換前のディスク装置と共通するファームウェア版数のフ
ァームウェア(ローディング用ディスク装置内)を基準
ファームウェアとしてディスク交換が行われたディスク
装置にコピーするようにしたので、保守用に設けたロー
ディング用ディスク装置の適用により、システム運用中
でも、交換ディスクに対してディスク交換前後で論理デ
ィスクの状態を保持できるファームウェアがローディン
グされる。これにより、ディスクアレイの信頼性に加
え、運用上のスループットを向上させることが可能であ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係るディスクアレイ装置の好適な実施の形態を詳
細に説明する。
【0026】(実施の形態1)まず、原理について説明
する。図1はこの発明の実施の形態1によるディスクア
レイ装置の原理を示すブロック図である。図1に示した
ディスクアレイ装置は、例えば、上位装置であるホスト
コンピュータ20との間で転送されるデータを格納する
複数のディスク装置30−1…で構成されるディスクア
レイ30と、複数のディスク装置30−1…を並列に接
続させ、ホストコンピュータ20と各ディスク装置30
−1…間のデータ転送を制御するディスクアレイ制御装
置10とにより構成される。なお、ホストコンピュータ
20は、ディスクアレイ制御装置20に対してデータの
書き込み、読み出し等を指示する。
【0027】ディスクアレイ制御装置10は、ディスク
交換判定部11,基準ディスク選択部12およびファー
ムウェアコピー部13を備えている。ディスク交換判定
部11は、ディスクアレイ30のあるディスク装置が故
障などして交換された際に、その交換作業の実施の有無
を判定する。
【0028】基準ディスク選択部12は、ディスク交換
判定部11の交換作業が行われたことを検出した場合
に、交換されたディスク装置にコピーするファームウェ
アが格納されているディスク装置を、ディスクアレイを
構成するディスク装置の中から選択する。この選択され
たディスク装置を基準ディスクと呼ぶ。
【0029】基準ディスクの選択論理は、例えばディス
クディスク装置内でアドレスが最小のものとしてもよい
し、あるいは、ディスクディスク装置内で最小版数のフ
ァームウェアが格納されているものとしてもよい。もち
ろん、この発明は、これらの選択論理に限定されるもの
ではない。
【0030】ファームウェアコピー部13は、ディスク
交換判定部11がディスク装置の交換作業が行われたこ
とを検出した場合に、基準ディスク選択部12で選択し
たディスク装置(例えば、ディスク装置30−1)に対
して、ファームウェア格納領域に格納されたファームウ
ェアを読み出すことを指示する。つぎに、ファームウェ
アコピー部13は、交換された新規なディスクに対し
て、読み出されたファームウェアを転送するとともにフ
ァームウェア格納領域に記憶することを指示する。
【0031】以上により、ディスク装置間でのファーム
ウェアのコピーを実現することができる。この実施の形
態1に示す構成によれば、ディスク交換判定部11でデ
ィスク交換が検出されると、基準ディスク選択部12に
より基準ディスク装置が選択される。そして、ファーム
ウェアコピー部13により、基準ディスク装置のファー
ムウェアがディスク交換が行われたディスク装置にコピ
ーされる。その結果、ディスクアレイを構成するディス
ク装置のファームウェア版数を一定に保つことができ
る。
【0032】つぎに、上述した機能ブロックをハードウ
ェア的に実現した場合について説明する。図2はこの発
明の実施の形態1によるディスクアレイ装置のハードウ
ェア構成例を示すブロック図である。
【0033】ディスクアレイ制御装置10は、図2に示
したように、例えば、上位装置インタフェース制御部で
あるホストアダプタ101,MPU102,ROM10
3,RAM104,キャッシュ制御部105,キャッシ
ュメモリ106,データ転送バッファ107,下位装置
インタフェース制御部であるデバイスアダプタ108−
1〜108−m(mは自然数),内部バス109により
構成される。なお、内部バス109には、上述した各ユ
ニットが接続され、キャッシュメモリ106はキャッシ
ュ制御部105を介して内部バス109に接続される。
【0034】ホストアダプタ101は、ホストコンピュ
ータ20に接続され、そのホストコンピュータ20とデ
ィスクアレイ制御装置10間のインタフェースを司る。
MPU102は、ディスクアレイ制御装置10全体の動
作をROM103に格納されたプログラム(アプリケー
ション103a含む)に従って制御する。このMPU1
02は、通常のディスクアレイ制御の他に、前述した原
理(図1参照)に従って、故障などでディスク交換が行
われたディスク装置に対して基準ディスク装置のファー
ムウェアをコピーする処理を実施する。
【0035】ROM103は、OS(オペレーティング
システム)の他に、前述したディスク交換判定部11,
基準ディスク選択部12,ファームウェアコピー部13
による機能を実現するアプリケーション103aなどの
プログラムを格納している。RAM104は、各種プロ
グラムを実行するMPU102のワークエリアとして使
用される。
【0036】キャッシュ制御部105は、キャッシュメ
モリ106を間接的に内部バス109に接続させ、内部
バス109に接続される各ユニットとキャッシュメモリ
106間のデータ転送を制御する。キャッシュメモリ1
06は、データをキャッシュするユニットである。
【0037】データ転送バッファ107は、転送用のデ
ータを一時蓄えるメモリである。このデータ転送バッフ
ァ107は、前述した原理において、基準ディスク装置
から読み出したファームウェアを一時蓄えた後、そのフ
ァームウェアをディスク交換が行われたディスク装置の
ファームウェア格納領域に転送する。
【0038】デバイスアダプタ108−1,108−
2,108−3,108−4…108−mは、それぞれ
ディスク装置30−1,30−2,30−3,30−4
…30−mに接続され、ディスク装置とディスクアレイ
制御装置10間のインタフェースを司る。
【0039】さらに、ディスク装置について詳述する。
図3は図2に示したディスク装置の内部構成を具体化し
て示すブロック図である。図3には、ディスク装置の代
表例として、ディスク装置30−n(1≦n≦m)が示
されている。このディスク装置30−nは、ディスクア
レイ制御装置10(デバイスアダプタ108−n)に接
続されるスカジープロトコルチップ(SPC)部30
1,MPU302,ROM303,RAM304,バッ
ファ305,ディスク306などにより構成される。
【0040】この実施の形態1では、前述した基準ディ
スク選択部12が選択動作する上で、無作為に基準ディ
スク装置を選択するのではなく、ディスク番号の若い方
からディスク装置30−1,30−2の2台をあらかじ
め基準ディスク装置として割り当てている。なお、この
基準ディスクの取り決めは、ディスク装置30−1,3
0−2に限定されるものではなく、他のディスク番号を
採用しても良い。
【0041】ここで、2つのディスク装置を基準ディス
ク装置として割り当てたのは、一方が基準ディスク装置
として機能できない場合にもう一方のディスク装置を基
準ディスク装置として代用できるためである。そこで、
図3に示したディスク装置30−nがディスク装置30
−1もしくは30−2であれば、前述した原理に従って
交換ディスクに対する基準ディスク装置として機能す
る。
【0042】SPC部301は、ディスクアレイ制御装
置10との間でスカジープロトコルの制御を行う。MP
U302は、ROM303に格納されたプログラムに従
ってディスク306へのデータ(ファームウェア,ユー
ザデータ)のリード/ライトを制御する。ROM303
は、MPU302が動作するための各種プログラムを格
納している。RAM304は、MPU303のプログラ
ム実行時のワークエリアとして使用される。
【0043】バッファ305は、ディスクアレイ制御装
置10とのデータ転送時に、転送データ(ファームウェ
ア,ユーザデータ)を一時蓄えておくメモリである。デ
ィスク306は、ファームウェアを格納するためのファ
ームウェア格納領域31−nとユーザデータを格納する
ためのユーザデータ格納領域32−nとを有している。
このディスク306は、MPU302の制御に従ってデ
ィスクアレイ制御装置10の要求する領域に対してデー
タのリード/ライトを行う。
【0044】続いて、ファームウェアのフォーマット例
について説明する。図4はファームウェアのフォーマッ
ト例を示す図であり、図5は実施の形態1において物理
ディスク間のヘッダ情報の関係をテーブル化して示す図
である。
【0045】この実施の形態1では、ファームウェアの
フォーマットは、図4に示したように、ヘッダ部と本体
とに区分される。ヘッダ部には、ファーマットのタイ
プ,ファーム版数,ファームの本体が記録された時の日
付,ディスクの容量および禁止ファーム版数が記録さ
れ、本体にはファームウェア本体が記録される。
【0046】ここで、禁止ファーム版数とは、当該ディ
スク装置に使用してはならないファーム版数をいう。デ
ィスク装置は製造ロッド版数等によって異なる部品が使
用されることがあり、この部品の相違が原因でディスク
装置のハードウェアとファームウェアとの間で不整合が
発生し、制御矛盾を起こすことがある。この制御矛盾を
防止するため、当該ハードウェアと適合しないファーム
ウェア版数を禁止ファーム版数として示すこととしてい
る。
【0047】図5には、ディスク交換もなく、ディスク
アレイ30が正常に動作している際のヘッダ部の関係が
示されている。ディスク装置30−1〜30−mでは、
一例として、同一のタイプAが採用されている。もしタ
イプBやタイプCのように、異なるタイプのディスク装
置が交換された場合には、ヘッダ部のチェックにより組
み込むことができず、正常に動作するための論理ディス
クとして構成できないが、システムの運用そのものが停
止することはない。しかし、通常運用の状態に戻すため
には、同一の論理ユニット番号(LUN)毎に、共通の
タイプをもつことが条件となる。
【0048】また、ディスク装置30−1〜30−m
は、上記条件には拘束されないが、他のヘッダ情報につ
いても、ファーム版数“0003”,日付“96/10
/11”,容量“2G”,禁止ファーム“0001”で
共通とする。
【0049】つぎに、動作について説明する。図6は実
施の形態1によるファーム更新処理を説明するフローチ
ャート、図7は実施の形態1による基準ディスク選択処
理を説明するフローチャート、そして、図8は実施の形
態1において交換ディスクのヘッダ情報の種類を示す図
である。ここでは、ディスク装置30−nの物理ディス
クが故障により交換されたところから説明する。
【0050】まず、ディスク交換後に、そのディスク交
換の実施が確認されると(ステップS1)、ディスク交
換が行われたディスク装置30−nからヘッダ部にある
ヘッダ情報が読み出される(ステップS2)。すなわ
ち、ディスク306のファームウェア格納領域31−n
からファームウェアのヘッダ部の情報がバッファ305
に一時格納され、その後、そのヘッダ情報はディスクア
レイ制御装置10のRAM104に格納される。
【0051】そして、前述した条件を確認するため、フ
ォーマットのタイプが使用可能なタイプA(図5参照)
か否かの判定が行われる(ステップS3)。その結果、
ディスク装置30−nがタイプB(図8(a)参照)や
タイプCなどのように異なるタイプを採用していた場合
には、タイプが異なる旨のエラー報告をホストアダプタ
101を介してホストコンピュータ20に通知する処理
が実行される。このエラー処理でファーム更新処理は中
止される。
【0052】一方、ディスク装置30−nが同一のタイ
プAを採用していた場合には、さらにRAM104に格
納されたヘッダ情報を参照して、交換ディスクのファー
ム版数が他のディスク装置で共有する禁止ファーム“0
001”に相当するか否かの判定が行われる(ステップ
S4)。
【0053】その結果、ディスク装置30−nが図8
(b)に示したように禁止ファームに相当するファーム
版数“0001”を採用していた場合には、交換ディス
クが禁止ファームである旨のエラー報告をホストアダプ
タ101を介してホストコンピュータ20に通知する処
理が実行される。このエラー処理でファーム更新処理は
中止される。
【0054】ここで、図8(b)のヘッダ情報では、自
身の禁止ファームを“0002”としているが、もしそ
の禁止ファームが“0003”であった場合には、他の
ディスク装置のファーム版数が禁止ファームに相当する
ことから、交換ディスク装置30−nは可動不可能とな
る。したがって、この逆の場合の判断もステップS4に
含め、エラー処理でファーム更新処理を中止させる。
【0055】一方、ステップS4の判定の結果、ディス
ク装置30−nが禁止ファーム以外のファーム版数を採
用していた場合には、同一LUN(ディスクアレイ3
0)中のディスク装置30−1〜30−mから基準ディ
スク装置を選択するための基準ディスク選択処理(図7
参照)が実行される(ステップS5)。この基準ディス
ク選択処理は、基準ディスク装置を選択することに加
え、その基準ディスク装置よりも低いファーム版数を採
用する交換ディスク装置についてのみコピー可を判断す
る。
【0056】したがって、ステップS5においてコピー
可という判断結果が得られた場合には、続くステップS
6において、コピー可としてさらにステップS7に移行
するが、ステップS5においてコピー不可という判断結
果が得られた場合には、続くステップS6において、コ
ピー不可としてコピー動作を省略してファーム更新処理
が終了する。
【0057】ステップS7において、コピー元となる基
準ディスク装置のファームウェア格納領域よりファーム
ウェアが読み出され、そのファームウェアはデータ転送
バッファ107に一時蓄えられる。続くステップS8に
おいて、データ転送バッファ107に蓄えられたファー
ムウェアはコピー先となる交換ディスク装置30−nの
ファームウェア格納領域31−nに転送される。このコ
ピー動作により、ファームウェア格納領域31−nのフ
ァームウェアは、基準ディスク装置のファームウェアと
同じもので更新されることになる。
【0058】続いて、図7を参照してステップS5の基
準ディスク選択処理について詳述する。処理が基準ディ
スク選択処理に移行すると、まず、交換ディスク装置が
同一LUNの先頭すなわちディスク装置30−1か否か
を判断する(ステップS11)。もし交換ディスク装置
がディスク装置30−1であった場合には、つぎのディ
スク装置30−2が基準ディスク装置として選択され
(ステップS13)、そうでなければ、ディスク装置3
0−1が基準ディスク装置として選択される(ステップ
S12)。
【0059】このようにして基準ディスク装置が選択さ
れると、さらに基準ディスク装置のヘッダ情報が読み出
され(ステップS14)、コピー先(交換ディスク)と
コピー元(基準ディスク)間でファーム版数の比較が行
われる(ステップS15)。例えば交換ディスク装置の
ファーム版数が“0002”(図8(c)参照)であっ
た場合には、そのコピー先のファーム版数“0002”
はコピー元のファーム版数“0003”よりも低いとい
う判定結果が得られ(ステップS16)、この場合には
コピー動作が必要となる。したがって、処理はステップ
S17に移行して、コピー可の決定が下される。
【0060】一方、例えば交換ディスク装置のファーム
版数が“0004”(図8(d)参照)であった場合に
は、そのコピー先のファーム版数“0004”はコピー
元のファーム版数“0003”よりも高いという判定結
果が得られ(ステップS16)、この場合にはコピー動
作が不要となる。したがって、処理はステップS18に
移行して、コピー不可の決定が下される。なお、コピー
元とコピー先とのファーム版数が等しい場合も、同じ版
数のファームウェアをコピーする無駄な動作となること
から、コピー不可として同様に処理される。
【0061】以上説明したように、この実施の形態1に
よれば、システム運用中でも、交換ディスク30−nに
対してファームウェアをローディングするようにしたの
で、ディスクアレイ30の信頼性に加え、ディスクアレ
イ装置の運用上のスループットを向上させることが可能
である。
【0062】また、あらかじめ基準ディスク装置として
割り当てられた2台のディスク装置30−1,30−2
のうち、いずれか一方(ディスク装置30−1)がディ
スク交換が行われたディスク装置であった場合には、い
ずれか他方(ディスク装置30−2)を基準ディスク装
置として選択するようにしたので、ディスク交換の際
に、常に一定のファーム版数で論理ディスクを保守する
ことが可能である。
【0063】また、ディスク交換が行われたディスク装
置のファーム版数が基準ディスク装置(ディスク装置3
0−1または30−2)のファーム版数よりも低い場合
にのみコピーを実施するようにしたので、わざわざ版数
の古いファームウェアに後退させるような無駄が省け、
運用上のスループットを一層向上させることが可能であ
る。
【0064】また、ディスク交換が行われたディスク装
置をすべて運用対象とせず、禁止ファーム(例えばファ
ーム版数“0001”)として決められた互換性のない
ファームウェアをもつディスク装置の使用が未然に防止
されるので、ディスクアレイ30の信頼性を一層向上す
ることが可能である。
【0065】(実施の形態2)さて、前述した実施の形
態1では、ファームウェアのコピー元を同一LUNの先
頭もしくはそのつぎのディスク装置に固定していたが、
以下に説明する実施の形態2のように、交換前のファー
ム版数と同じ版数のファームウェアをもつディスク装置
をコピー元としてファーム更新処理を行うようにしても
よい。なお、以下に説明する実施の形態2は、全体構成
を前述した実施の形態1と同様としており、その図示お
よび説明を省略する。
【0066】まず、構成上、相違する部分について説明
する。図9はこの発明の実施の形態2によるディスクア
レイ装置の要部を示すブロック図である。この実施の形
態2では、キャッシュメモリ106にヘッダ情報記憶領
域106aが設けられている。このヘッダ情報格納領域
106aには、前述した図5の対応関係であらかじめ各
ディスク装置30−1〜30−mのヘッダ情報が格納さ
れる。
【0067】つぎに、動作上、相違する部分について説
明する。この実施の形態2では、全体の動作を前述した
ファーム更新処理を同様とすることから、ここでは基準
ディスク選択処理についてのみ説明する。図10は実施
の形態2による基準ディスク選択処理を説明するフロー
チャートである。
【0068】この基準ディスク選択処理では、まず、ヘ
ッダ情報格納領域106aに格納されているヘッダ情報
を参照して、交換前のディスクのファーム版数と等しい
版数のファームウェアをもつディスク装置が抽出される
(ステップS21)。その結果、ディスク装置の抽出が
できた場合には(ステップS22)、処理はステップS
23に移行し、その抽出されたディスク装置を基準ディ
スク装置として選択する。
【0069】前述した実施の形態1では、固定的にディ
スク装置30−1もしくは30−2が基準ディスク装置
として選択されたが、この実施の形態2では、ファーム
版数をディスク交換の前後で一致させるため、その条件
を満たすディスク装置が基準ディスク装置として選択さ
れる。このようにして基準ディスク装置が選択された場
合には、続くステップS24においてコピー可の判断が
下され、処理は図6のファーム更新処理に戻る。
【0070】一方、ディスク装置の抽出ができなかった
場合(ステップS22)には、処理はステップS25に
移行し、コピー不可の判断が下され、処理は図6のファ
ーム更新処理に戻る。なお、コピー不可の場合には、図
6のファーム更新処理においてそのまま処理が終了する
ことになっているが、コピー元となるディスク装置がな
い旨のメッセージをホストコンピュータ20に通知する
ようにしてもよい。
【0071】以上説明したように、この実施の形態2に
よれば、あらかじめ各ディスク装置30−1〜30−m
のファームのヘッダ情報を記憶しておき、そのヘッダ情
報を参照して、システム運用中でも、交換ディスクに対
してディスク交換前後で論理ディスクの状態を保持でき
る、同一ファーム版数のファームウェアをローディング
するようにしたので、ディスクアレイ30の信頼性に加
え、ディスクアレイ装置の運用上のスループットを向上
させることが可能である。
【0072】(実施の形態3)さて、前述した実施の形
態2では、交換前のファーム版数と同じ版数のファーム
ウェアをもつディスク装置をコピー元としてファーム更
新処理を行うようにしたが、以下に説明する実施の形態
3のように、ファーム版数が共通するディスク装置の数
が最多数となるファーム版数のファームウェアをもつデ
ィスク装置をコピー元としてファーム更新処理を行うよ
うにしてもよい。
【0073】なお、以下に説明する実施の形態3は、全
体構成を前述した実施の形態1と同様としており、その
図示および説明を省略する。また、この実施の形態3で
は、前述した実施の形態2のように、必ずしもキャッシ
ュメモリ106にヘッダ情報格納領域106aを設けて
おく必要はない。
【0074】つぎに、動作上、相違する部分について説
明する。この実施の形態3では、全体の動作を前述した
ファーム更新処理を同様とすることから、ここでは基準
ディスク選択処理についてのみ説明する。図11は実施
の形態3による基準ディスク選択処理を説明するフロー
チャートである。
【0075】この基準ディスク選択処理では、まず、各
ディスク装置30−1〜30−mのファームウェア格納
領域31−1〜31−mをアクセスしてヘッダ情報を参
照し、同一LUN中、ファーム版数が共通するディスク
装置の数が最多数となるファーム版数が判別される(ス
テップS31)。このようにして抽出されたファーム版
数のファームウェアをもつディスク装置がディスクアレ
イ30から抽出される(ステップS32)。その抽出さ
れたディスク装置は基準ディスク装置として選択される
(ステップS33)。
【0076】この後、処理は図6のファーム更新処理に
戻るが、この基準ディスク選択処理(図11参照)では
コピーの可否を判断しないことから、ファーム更新処理
では、ステップS6のコピー可否の判断が省かれること
になる。
【0077】以上説明したように、この実施の形態3に
よれば、システム運用中でも、交換ディスクに対してデ
ィスク交換後に論理ディスク上の論理矛盾を起こす可能
性を最小限に抑えた、ファーム版数が最多数のファーム
ウェアをローディングするようにしたので、ディスクア
レイ30の信頼性に加え、ディスクアレイ装置の運用上
のスループットを向上させることが可能である。
【0078】さて、上述した実施の形態3では、実施の
形態2のようにヘッダ情報をあらかじめ格納しておき、
基準ディスク選択でそのヘッダ情報を参照しない方法を
採っていたが、この実施の形態3でも、キャッシュメモ
リ106にヘッダ情報格納領域106aを設けてヘッダ
情報を参照する方法を採ってもい。
【0079】また、基準ディスク選択処理では、最多数
のファーム版数の判別において、交換ディスクのファー
ム版数を含めるか否かの言及をしていないが、どちらで
あってもよいものとする。
【0080】(実施の形態4)さて、基準ディスク選択
について、前述した実施の形態2,3とは異なるバリエ
ーションとして、以下に説明する実施の形態4のよう
に、ファーム版数が最も高いファームウェアをもつディ
スク装置をコピー元としてファーム更新処理を行うよう
にしてもよい。
【0081】なお、以下に説明する実施の形態4は、全
体構成を前述した実施の形態1と同様としており、その
図示および説明を省略する。また、この実施の形態4で
は、前述した実施の形態2のように、必ずしもキャッシ
ュメモリ106にヘッダ情報格納領域106aを設けて
おく必要はない。
【0082】つぎに、動作上、相違する部分について説
明する。この実施の形態4では、全体の動作を前述した
ファーム更新処理を同様とすることから、ここでは基準
ディスク選択処理についてのみ説明する。図12は実施
の形態4による基準ディスク選択処理を説明するフロー
チャートである。
【0083】この基準ディスク選択処理では、まず、各
ディスク装置30−1〜30−mのファームウェア格納
領域31−1〜31−mをアクセスしてヘッダ情報を参
照し、同一LUN中(交換ディスク装置も含める)、フ
ァーム版数が最も高いファームウェアをもつディスク装
置がディスクアレイ30から抽出される(ステップS4
1)。その抽出されたディスク装置は基準ディスク装置
として選択される(ステップS42)。
【0084】この後、処理は図6のファーム更新処理に
戻るが、この基準ディスク選択処理(図12参照)では
コピーの可否を判断しないことから、ファーム更新処理
では、ステップS6のコピー可否の判断が省かれること
になる。
【0085】以上説明したように、この実施の形態4に
よれば、システム運用中でも、交換ディスクに対して論
理ディスク上のファームウェア版数の後退で論理矛盾を
発生させることのない、ファーム版数が最も高いファー
ムウェアをローディングするようにしたので、ディスク
アレイ30の信頼性に加え、ディスクアレイ装置の運用
上のスループットを向上させることが可能である。
【0086】(実施の形態5)さて、基準ディスク選択
について、前述した実施の形態2,3,4とは異なるバ
リエーションとして、以下に説明する実施の形態5のよ
うに、ファームウェアをローディングした日付が最新の
ディスク装置をコピー元としてファーム更新処理を行う
ようにしてもよい。
【0087】なお、以下に説明する実施の形態5は、全
体構成を前述した実施の形態1と同様としており、その
図示および説明を省略する。また、この実施の形態5で
は、前述した実施の形態2のように、必ずしもキャッシ
ュメモリ106にヘッダ情報格納領域106aを設けて
おく必要はない。
【0088】つぎに、動作上、相違する部分について説
明する。この実施の形態5では、全体の動作を前述した
ファーム更新処理を同様とすることから、ここでは基準
ディスク選択処理についてのみ説明する。図13は実施
の形態5による基準ディスク選択処理を説明するフロー
チャートである。
【0089】この基準ディスク選択処理では、まず、各
ディスク装置30−1〜30−mのファームウェア格納
領域31−1〜31−mをアクセスしてヘッダ情報を参
照し、同一LUN中(交換ディスク装置を含めない)、
ファームウェアをローディングした日付が最新のディス
ク装置がディスクアレイ30から一つ抽出される(ステ
ップS51)。その抽出されたディスク装置は基準ディ
スク装置として選択される(ステップS52)。
【0090】この後、処理は図6のファーム更新処理に
戻るが、この基準ディスク選択処理(図13参照)では
コピーの可否を判断しないことから、ファーム更新処理
では、ステップS6のコピー可否の判断が省かれること
になる。
【0091】以上説明したように、この実施の形態5に
よれば、システム運用中でも、交換ディスクに対して論
理ディスク上の日付の旧さで論理矛盾を発生させること
のない、最新の日付で格納されたファームウェアをロー
ディングするようにしたので、ディスクアレイ30の信
頼性に加え、ディスクアレイ装置の運用上のスループッ
トを向上させることが可能である。
【0092】(実施の形態6)さて、基準ディスク選択
について、前述した実施の形態2〜5とは異なるバリエ
ーションとして、以下に説明する実施の形態6のよう
に、ファーム版数や日付に依存せず、交換ディスク装置
に隣接するディスク装置をコピー元としてファーム更新
処理を行うようにしてもよい。
【0093】なお、以下に説明する実施の形態6は、全
体構成を前述した実施の形態1と同様としており、その
図示および説明を省略する。また、この実施の形態6で
は、前述した実施の形態2のように、必ずしもキャッシ
ュメモリ106にヘッダ情報格納領域106aを設けて
おく必要はない。
【0094】つぎに、動作上、相違する部分について説
明する。この実施の形態6では、全体の動作を前述した
ファーム更新処理を同様とすることから、ここでは基準
ディスク選択処理についてのみ説明する。図14は実施
の形態6による基準ディスク選択処理を説明するフロー
チャートである。
【0095】この基準ディスク選択処理では、交換ディ
スク装置の前後いずれか一方に接続されるディスク装置
が基準ディスク装置としてディスクアレイ30から選択
される(ステップS61)。
【0096】この後、処理は図6のファーム更新処理に
戻るが、この基準ディスク選択処理(図14参照)では
コピーの可否を判断しないことから、ファーム更新処理
では、ステップS6のコピー可否の判断が省かれること
になる。
【0097】以上説明したように、この実施の形態6に
よれば、システム運用中でも、交換ディスクに対して保
守用のディスク装置を固定しなくても、隣接するディス
ク装置のファームウェアをローディングするようにした
ので、ディスクアレイ30の信頼性に加え、ディスクア
レイ装置の運用上のスループットを向上させることが可
能である。
【0098】(実施の形態7)さて、前述した実施の形
態1〜6では、ディスクアレイ30中のいずれかのディ
スク装置から基準ディスク装置を選択する方法を採って
いたが、以下に説明する実施の形態7のように、同一L
UNにスペアディスク装置を組み込み、そのスペアディ
スク装置のファームウェアでファーム更新を行うように
してもよい。なお、以下に説明する実施の形態7は、全
体構成を前述した実施の形態1と同様としており、その
図示および説明を省略する。
【0099】まず、構成について説明する。図15はこ
の発明の実施の形態7によるディスクアレイ装置のハー
ドウェア構成例を示すブロック図である。図15に示し
たディスク装置は、ディスクアレイ制御装置40と、デ
ィスク装置30−1…,スペアディスク装置30−M,
30M+1よりなるディスクアレイとにより構成され
る。
【0100】ディスクアレイ制御装置40は、前述した
ディスクアレイ制御装置10と内部構成全体を同様とし
ているが、個々の相違する部分として、アプリケーショ
ンとスペアディスク装置30−M,30−M+1とのイ
ンタフェースを司るデバイスアダプタ(不図示)を付加
した構成がある。
【0101】この実施の形態7では、一例として2台の
スペアディスク装置30−M,30−M+1が設けられ
ている。スペアディスク装置30−M,30−M+1
は、通常のスペアディスクとして機能の他に、コピー元
としてファームウェアを供給するため、それぞれのディ
スクにファームウェア格納領域31−M,31−M+1
を設けている。
【0102】つぎに、動作上、相違する部分について説
明する。この実施の形態7では、全体の動作を前述した
ファーム更新処理を同様とすることから、ここでは基準
ディスク選択処理についてのみ説明する。図16はこの
発明の実施の形態7による基準ディスク選択処理を説明
するフローチャートである。
【0103】この基準ディスク選択処理では、スペアデ
ィスク装置30−M,30−M+1から任意に一台のス
ペアディスク装置が抽出され(ステップS71)、その
スペアディスク装置が基準ディスク装置として選択され
る(ステップS72)。なお、ステップS71の抽出に
おいては、前述した実施の形態2〜6の手法を適用して
もよい。
【0104】この後、処理は図6のファーム更新処理に
戻るが、この基準ディスク選択処理(図16参照)では
コピーの可否を判断しないことから、ファーム更新処理
では、ステップS6のコピー可否の判断が省かれること
になる。
【0105】以上説明したように、この実施の形態7に
よれば、スペアディスク装置を適用し、システム運用中
でも、交換ディスクに対して常に一定のファームウェア
版数により物理ディスクを保持できるファームウェアを
ローディングするようにしたので、ディスクアレイの信
頼性に加え、ディスクアレイ装置の運用上のスループッ
トを向上させることが可能である。
【0106】(実施の形態8)さて、前述した実施の形
態1〜7では、ファーム更新のために基準ディスク装置
を選択する方法を採っていたが、以下に説明する実施の
形態8のように、ファーム更新のためにあらかじめ用意
した複数種のファームウェアから基準ファームウェアを
選択する方法を採るようにしてもよい。なお、以下に説
明する実施の形態8は、ハードウェア的な全体構成を前
述した実施の形態1と同様としており、その図示および
説明を省略する。
【0107】まず、原理について説明する。図17はこ
の発明の実施の形態8によるディスクアレイ装置の原理
を示すブロック図である。図8に示したディスクアレイ
装置は、上位装置であるホストコンピュータ20との間
で転送されるデータを格納する複数のディスク装置30
−1…で構成されるディスクアレイ30と、複数のディ
スク装置30−1…を並列に接続させ、ホストコンピュ
ータ20と各ディスク装置30−1…間のデータ転送を
制御するディスクアレイ制御装置50と、上位装置であ
るホストコンピュータ20との間で転送されるデータを
格納するとともに複数種のファームウェアを格納したロ
ーディング用ディスク装置60とにより構成される。な
お、ホストコンピュータ20は、ディスクアレイ制御装
置50に対してデータの書き込み、読み出し等を指示す
る。
【0108】ディスクアレイ制御装置50は、ディスク
交換判定部51,基準ファーム選択部52,ヘッダ情報
記憶部53およびファームウェアコピー部554を備え
ている。ディスク交換判定部51は、ディスクアレイ3
0のあるディスク装置が故障などして交換された際に、
その交換作業の実施の有無を判定する。
【0109】基準ファーム選択部52は、ディスク交換
判定部51で交換作業の実施が判定された場合に、ディ
スクアレイ30を構成するディスク装置30−1…の中
から物理ディスクを形成する上で、ローディング用ディ
スク装置60から基準となるファームウェア(基準ファ
ームウェア)を選択する。ヘッダ情報記憶部53は、デ
ィスクアレイ30の各ディスク装置30−1〜30−m
のヘッダ情報をあらかじめ読み出して記憶しておくもの
である。
【0110】ファームウェアコピー部54は、ディスク
交換判定部51で交換作業の実施が判定された場合に、
基準ファーム選択部52で選択した基準ファームウェア
をローディング用ディスク装置60から読み出し、その
ファームウェアをディスク交換が行われたディスク装置
に書き込む(ローディング)ことで、ディスク装置間で
のファームウェアのコピーを実現する。
【0111】以上の構成によれば、システム運用中にデ
ィスク交換判定部51でディスク交換が判定されると、
基準ファーム選択部52により交換前のディスク装置の
ファームウェアと同等のファームウェアが選択される。
そして、ファームウェアコピー部54によりその選択さ
れたファームウェア(ローディング用ディスク装置6
0)がディスクアレイ30においてディスク交換が行わ
れたディスク装置にコピーされる。
【0112】つぎに、上述した機能ブロックをハードウ
ェア的に実現した場合について説明する。ここでは、図
2の構成と相違する部分ついてのみ説明する。図18は
この発明の実施の形態8によるディスクアレイ装置の要
部を示すブロック図である。この実施の形態8によるデ
ィスクアレイ制御装置は、図18に示したように、実施
の形態2と同様にキャッシュメモリ106にヘッダ情報
格納領域106aを設け、ローディング用ディスク装置
60のデバイスアダプタ110を内部バス109に接続
させた構成である。
【0113】なお、ハードウェア的には、前述した原理
(図17参照)によるディスク交換判定部51,基準フ
ァーム選択部52,ヘッダ情報記憶部53,ファームウ
ェアコピー部54の機能を実現するユニットがMPU1
02となる。このMPU102の動作は、前述した原理
を実現するためのアプリケーション(RAM104に格
納)に従うものである。
【0114】つぎに、ローディング用ディスク装置60
に格納されたファームウェアすなわちローディング情報
について説明する。図19は実施の形態8によるローデ
ィング用ディスク装置のローディング情報を説明する図
である。ローディング情報は、図19に示したように、
タイプ別にファーム版数と対応付けてファームウェア本
体を記憶させた構成である。
【0115】図19の例では、タイプはA,Bの2種
類、ファーム版数は0001〜0004までの4種類と
なっている。タイプAにおいては、ファーム版数“00
01”,“0002”,“0003”,“0004”に
は、それぞれファームウェア本体FWA1,FWA2,
FWA3,FWA4が対応する。タイプBにおいては、
ファーム版数“0001”,“0002”,“000
3”,“0004”には、それぞれファームウェア本体
FWB1,FWB2,FWB3,FWB4が対応する。
【0116】つぎに、動作について説明する。図20は
実施の形態8によるファーム更新処理を説明するフロー
チャートであり、図21は実施の形態8による基準ディ
スク選択処理を説明するフローチャートである。この実
施の形態8でも、前述した実施の形態1と同様に、ステ
ップS1〜ステップS4(図6参照)までの処理(図2
0ではステップS81)が共通となり、図6のステップ
S5以降が実施の形態8とは相違する。
【0117】実施の形態8では、ステップS81の後、
続くステップS82において、基準ファーム選択処理
(図21参照)が実行される。この基準ファーム選択処
理でも、前述の基準ディスク選択処理と同様にコピーの
可否が判断される。もしコピー可の場合には(ステップ
S83)、ステップS84においてコピー元となるロー
ディング用ディスク装置60の基準ファームウェアがデ
ータ転送バッファ107に転送され、さらにステップS
85においてその基準ファームウェアがコピー先である
交換ディスク装置のファームウェア格納領域に転送され
る。
【0118】続いて、図21を参照してステップS82
の基準ディスク選択処理について詳述する。処理が基準
ディスク選択処理に移行すると、まず、ステップS91
において、キャッシュメモリ106のヘッダ情報格納領
域106aに格納されたヘッダ情報が参照され、交換前
のディスク装置のタイプおよびファーム版数と一致すな
わち同じ条件をもつファームウェアがローディング情報
の中で判別される。
【0119】その結果、ローディング情報からファーム
ウェアの判別ができた場合には(ステップS92)、処
理はステップS93に移行し、その判別されたファーム
ウェアを基準ファームウェアとして選択する。さらに続
くステップS94において、コピー可の決定が下され
る。一方、ローディング情報からファームウェアの判別
ができなかった場合には(ステップS92)、処理はス
テップS95に移行し、コピー不可の決定が下される。
このようにしてコピー可もしくはコピー不可の決定に従
って処理は図20のファーム更新処理に戻る。
【0120】以上説明したように、この実施の形態8に
よれば、保守用に設けたローディング用ディスク装置6
0の適用により、システム運用中でも、交換ディスクに
対してディスク交換前後で論理ディスクの状態を保持で
きるファームウェアをローディングするようにしたの
で、ディスクアレイ30の信頼性に加え、ディスクアレ
イ装置の運用上のスループットを向上させることが可能
である。
【0121】
【発明の効果】従来、保守は全物理ディスクを対象とし
ているため、改版の必要がない物理ディスクに対しても
余計な改版が実施され、一方、ファーム版数の異なるた
った一台の物理ディスクのために、わざわざシステムの
可動を中断してから、改版作業が実施されていた。それ
ゆえ、従来は、ファームウェアのローディング動作の無
駄やシステムの一時停止による運用上のロスから、シス
テムのスループットが低下したが、この発明によれば、
ディスクアレイ装置の信頼性を向上させることが可能で
ある。
【0122】この発明は、さらに、システム運用中でも
交換ディスクに対するファームウェアの更新が可能とな
るので、メンテナンス時間が不要となって、装置の利便
性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるディスクアレイ
装置の原理を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1によるディスクアレイ
装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【図3】図2に示したディスク装置の内部構成を具体化
して示すブロック図である。
【図4】ファームウェアのフォーマット例を示す図であ
る。
【図5】実施の形態1において物理ディスク間のヘッダ
情報の関係をテーブル化して示す図である。
【図6】実施の形態1によるファーム更新処理を説明す
るフローチャートである。
【図7】実施の形態1による基準ディスク選択処理を説
明するフローチャートである。
【図8】実施の形態1において交換ディスクのヘッダ情
報の種類を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態2によるディスクアレイ
装置の要部を示すブロック図である。
【図10】実施の形態2による基準ディスク選択処理を
説明するフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態3による基準ディスク
選択処理を説明するフローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態4による基準ディスク
選択処理を説明するフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態5による基準ディスク
選択処理を説明するフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態6による基準ディスク
選択処理を説明するフローチャートである。
【図15】この発明の実施の形態7によるディスクアレ
イ装置を適用したシステムのハードウェア構成例を示す
ブロック図である。
【図16】この発明の実施の形態7による基準ディスク
選択処理を説明するフローチャートである。
【図17】この発明の実施の形態8によるディスクアレ
イ装置の原理を示すブロック図である。
【図18】この発明の実施の形態8によるディスクアレ
イ装置の要部を示すブロック図である。
【図19】実施の形態8によるローディング用ディスク
装置のローディング情報を説明する図である。
【図20】実施の形態8によるファーム更新処理を説明
するフローチャートである。
【図21】実施の形態8による基準ディスク選択処理を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10,50 ディスクアレイ制御装置 11,51 ディスク交換判定部 12 基準ディスク選択部 13,54 ファームウェアコピー部 20 ホストコンピュータ 30 ディスクアレイ 30−1…30−n,30−m ディスク装置 30−M,31−M+1 スペアディスク装置 31−1…31−n,31−m ファームウェア格納領
域 31−M,31−M+1 ファームウェア格納領域 52 基準ファーム選択部 53 ヘッダ情報記憶部 60 ローディング用ディスク装置 61 ローディング情報格納領域 101 ホストアダプタ 102,302 MPU 103,303 ROM 103a アプリケーション 104,304 RAM 106 キャッシュメモリ 106a ヘッダ情報格納領域 107 データ転送バッファ 108−1〜108−m デバイスアダプタ 305 バッファ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】ここで、禁止ファーム版数とは、当該ディ
スク装置に使用してはならないファーム版数をいう。デ
ィスク装置は製造ロッ版数等によって異なる部品が使
用されることがあり、この部品の相違が原因でディスク
装置のハードウェアとファームウェアとの間で不整合が
発生し、制御矛盾を起こすことがある。この制御矛盾を
防止するため、当該ハードウェアと適合しないファーム
ウェア版数を禁止ファーム版数として示すこととしてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】まず、構成について説明する。図15はこ
の発明の実施の形態7によるディスクアレイ装置のハー
ドウェア構成例を示すブロック図である。図15に示し
たディスク装置は、ディスクアレイ制御装置40と、デ
ィスク装置30−1…,スペアディスク装置30−M,
30M+1よりなるディスクアレイとにより構成され
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正内容】
【0107】まず、原理について説明する。図17はこ
の発明の実施の形態8によるディスクアレイ装置の原理
を示すブロック図である。図17に示したディスクアレ
イ装置は、上位装置であるホストコンピュータ20との
間で転送されるデータを格納する複数のディスク装置3
0−1…で構成されるディスクアレイ30と、複数のデ
ィスク装置30−1…を並列に接続させ、ホストコンピ
ュータ20と各ディスク装置30−1…間のデータ転送
を制御するディスクアレイ制御装置50と、上位装置で
あるホストコンピュータ20との間で転送されるデータ
を格納するとともに複数種のファームウェアを格納した
ローディング用ディスク装置60とにより構成される。
なお、ホストコンピュータ20は、ディスクアレイ制御
装置50に対してデータの書き込み、読み出し等を指示
する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを格納する入出力装置および当該
    データから作成される冗長データを格納する入出力装置
    とからなる論理ディスクと、 前記論理ディスクを構成する複数の入出力装置に接続さ
    れ、該入出力装置との間でデータ転送を行う下位装置イ
    ンタフェース制御部と、 上位装置および前記下位装置インタフェース制御部に接
    続され、該上位装置から発行された前記論理ディスクへ
    の動作命令を解析するとともに該下位装置インタフェー
    ス制御部との間でデータ転送を行う上位装置インタフェ
    ース制御部と、 前記下位装置インタフェース制御部および前記上位装置
    インタフェース制御部を制御する制御手段と、 を備え、 前記入出力装置は、自身を制御する制御プログラムおよ
    び当該制御プログラムの版数を格納した書き換え可能な
    不揮発性記憶媒体を備えたディスクアレイ装置におい
    て、 前記制御手段は、 前記複数の入出力装置のいずれかが交換されたことを検
    出する検出手段と、 前記検出手段が検出した入出力装置に、前記複数の入出
    力装置のうちで当該入出力装置以外の入出力装置の制御
    プログラムを転送し記憶させる複写手段と、 を有したことを特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 【請求項2】 データを格納する入出力装置および当該
    データから作成される冗長データを格納する入出力装置
    とからなる論理ディスクと、 前記論理ディスクを構成する複数の入出力装置に接続さ
    れ、該入出力装置との間でデータ転送を行う下位装置イ
    ンタフェース制御部と、 上位装置および前記下位装置インタフェース制御部に接
    続され、該上位装置から発行された前記論理ディスクへ
    の動作命令を解析するとともに該下位装置インタフェー
    ス制御部との間でデータ転送を行う上位装置インタフェ
    ース制御部と、 前記下位装置インタフェース制御部および前記上位装置
    インタフェース制御部を制御する制御手段と、 を備え、 前記入出力装置は、自身を制御する制御プログラムおよ
    び当該制御プログラムの版数を格納した書き換え可能な
    不揮発性記憶媒体を備えたディスクアレイ装置におい
    て、 前記制御手段は、 前記複数の入出力装置のいずれかが交換されたことを検
    出する検出手段と、 前記検出手段がいずれかの入出力装置が交換されたこと
    を検出した場合に、前記複数の入出力装置から前記交換
    された入出力装置以外の入出力装置を選択する基準装置
    選択手段と、 前記基準装置選択手段により選択された入出力装置に格
    納されている制御プログラムを前記交換された入出力装
    置に転送して記憶させる複写手段と、 を有したことを特徴とするディスクアレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記基準ディスク選択手段は、前記複数
    のディスク装置のうちで少なくとも2台のディスク装置
    を基準ディスク装置としてあらかじめ割り当て、前記2
    台のディスク装置のうちでいずれか一方のディスク装置
    が前記ディスク交換が行われたディスク装置であった場
    合には、いずれか他方のディスク装置を基準ディスク装
    置として選択することを特徴とする請求項2に記載のデ
    ィスクアレイ装置。
  4. 【請求項4】 データを格納する入出力装置および当該
    データから作成される冗長データを格納する入出力装置
    とからなる論理ディスクと、 前記論理ディスクを構成する複数の入出力装置に接続さ
    れ、該入出力装置との間でデータ転送を行う下位装置イ
    ンタフェース制御部と、 上位装置および前記下位装置インタフェース制御部に接
    続され、該上位装置から発行された前記論理ディスクへ
    の動作命令を解析するとともに該下位装置インタフェー
    ス制御部との間でデータ転送を行う上位装置インタフェ
    ース制御部と、 前記下位装置インタフェース制御部および前記上位装置
    インタフェース制御部を制御する制御手段と、 を備え、 前記入出力装置は、自身を制御する制御プログラムおよ
    び当該制御プログラムの版数を格納した書き換え可能な
    不揮発性記憶媒体を備えたディスクアレイ装置におい
    て、 前記制御手段は、 前記各入出力装置に対応させて制御プログラムの版数等
    のヘッダ情報をあらかじめ記憶する記憶手段と、 前記複数の入出力装置のいずれかが交換されたことを検
    出する検出手段と、 前記検出手段がいずれかの入出力装置が交換されたこと
    を検出した場合に、前記記憶手段に記憶されたヘッダ情
    報を参照し、入出力装置交換後の前記複数の入出力装置
    のうち、入出力装置交換前の制御プログラムの版数と等
    しい制御プログラムの版数をもつ入出力装置を選択する
    基準装置選択手段と、 前記基準装置選択手段により選択された入出力装置に格
    納されている制御プログラムを前記交換された入出力装
    置に転送して記憶させる複写手段と、 を有したことを特徴とするディスクアレイ装置。
  5. 【請求項5】 ファームウェアを有し、該ファームウェ
    アに基づいて自身を動作させる複数のディスク装置と、 ファームウェアを有し、該ファームウェアに基づいて前
    記複数のディスク装置のスペアとして機能する1または
    複数のスペアディスク装置と、 前記複数のディスク装置および1または複数のスペアデ
    ィスク装置に接続され、上位装置と前記複数のディスク
    装置間のデータ転送および前記各ディスク装置と1また
    は複数のスペアディスク装置間のデータ転送を制御する
    ディスクアレイ制御装置と、 を備え、 前記ディスクアレイ制御装置は、 システム運用中でのディスク交換の有無を判定する判定
    手段と、 前記判定手段によりディスク交換有りという判定結果が
    得られた場合、前記1または複数のスペアディスク装置
    から基準ディスクを一つ選択する基準ディスク選択手段
    と、 前記基準ディスク選択手段により選択された基準ディス
    クのファームウェアを前記ディスク交換が行われたディ
    スク装置にコピーするコピー手段と、 を有することを特徴とするディスクアレイ装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスク交換が行われたディスク装
    置があらかじめ決められた禁止ファームであった場合に
    は、エラーとして前記コピー手段によるコピー動作を中
    止することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに
    記載のディスクアレイ装置。
  7. 【請求項7】 ファームウェア版数などのヘッダ情報を
    含むファームウェアを有し、該ファームウェアに基づい
    て自身を動作させる複数のディスク装置と、 ファームウェア版数の異なる複数のファームウェアを記
    憶したローディング用ディスク装置と、 前記複数のディスク装置および前記ローディング用ディ
    スク装置に接続され、上位装置と前記複数のディスク装
    置間のデータ転送および前記各ディスク装置と前記ロー
    ディング用ディスク装置間のデータ転送を制御するディ
    スクアレイ制御装置と、 を備え、 前記ディスクアレイ制御装置は、 前記各ディスク装置のファームウェアを構成するヘッダ
    情報をあらかじめ記憶する記憶手段と、 システム運用中でのディスク交換の有無を判定する判定
    手段と、 前記判定手段によりディスク交換有りという判定結果が
    得られた場合、前記記憶手段に記憶されたヘッダ情報を
    参照し、前記ローディング用ディスク装置に記憶された
    ファームウェアのうち、ディスク交換前のディスク装置
    のファームウェア版数と等しいファームウェア版数のフ
    ァームウェアを一つ抽出し、該抽出されたファームウェ
    アを基準ファームウェアとして選択する基準ファーム選
    択手段と、 前記基準ファーム選択手段により選択された基準ファー
    ムウェアを前記ディスク交換が行われたディスク装置に
    コピーするコピー手段と、 を有することを特徴とするディスクアレイ装置。
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