JPH11133937A - 視力低下防止装置および視力低下防止方法 - Google Patents

視力低下防止装置および視力低下防止方法

Info

Publication number
JPH11133937A
JPH11133937A JP9301444A JP30144497A JPH11133937A JP H11133937 A JPH11133937 A JP H11133937A JP 9301444 A JP9301444 A JP 9301444A JP 30144497 A JP30144497 A JP 30144497A JP H11133937 A JPH11133937 A JP H11133937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
visual acuity
environment
distance
eyesight
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9301444A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoji Mizutani
知二 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9301444A priority Critical patent/JPH11133937A/ja
Publication of JPH11133937A publication Critical patent/JPH11133937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視力が低下する様々な環境を検出し、警報を
発すると共に視力が低下する環境を改善することが可能
な視力低下防止装置および視力低下防止方法を提供する
こと。 【解決手段】 視力低下防止装置において、利用者と対
象物までの距離や照度を測定する手段18、19と、測
定された情報に基づき、視力低下環境であるか否かを判
断する判断手段10と、判断結果が視力が低下する環境
である場合に、警報を発生する手段21および、例えば
無線による制御により図示しない照明装置の照度を上げ
たりゲーム機を停止させたりするなど、該環境を視力が
低下しない方向に改善する手段とを含む。本発明におい
ては、視力低下防止装置が自動的に該環境を視力が低下
しない方向に改善するので、防止効果がより向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は視力低下防止装置お
よび視力低下防止方法に関し、特に、視力が低下する環
境を検出し、警報を発すると共に環境を改善する視力低
下防止装置および視力低下防止方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、視力の低下を防止するための装置
あるいは方法として、例えば特開昭55−25147号
公報には、視聴者が画面に近づき過ぎると警報を発する
ようにしたテレビジョン受像機が開示されている。ま
た、特開昭61−21566号公報には、オペレータと
ディスプレイ装置との距離を測定して不適当な場合には
警報を発する手段と作業時間を表示するためのタイマと
を備えたオペレータ用健康管理装置が開示されている。
なお、この他に関連する従来例として特開平1−163
874号公報、特開平6−225227号公報もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
視力低下防止装置は、視力が低下するような環境を検出
すると、単に警報を発するのみであり、環境を改善する
か否かあるいは作業を続行するか否かは利用者の判断に
任されていた。従って視力低下を防止するための適切な
対応が取られない恐れがあるという問題点があった。ま
た、従来の装置はテレビジョン受像機や端末のディスプ
レイ装置の使用時に限定されるものであり、例えば読書
や机上での作業には対応できないという問題点があっ
た。本発明の目的は、前記のような従来技術の問題点を
解決し、視力が低下する様々な環境を検出し、警報を発
すると共に視力が低下する環境を改善することが可能な
視力低下防止装置および視力低下防止方法を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、視力低下防止
装置あるいは視力低下防止方法において、利用者と対象
物までの距離を測定する距離測定手段あるいは工程と、
少なくとも測定された距離情報に基づき、視力低下環境
であるか否かを判断する判断手段あるいは工程と、判断
結果が視力が低下する環境である場合に、該環境を視力
が低下しない方向に改善する環境改善手段あるいは工程
とを含むことを特徴とする。
【0005】本発明においては、視力低下防止装置が視
力が低下する環境を検出した場合には、該環境に応じた
警報を発生すると共に、自動的に該環境を視力が低下し
ない方向に改善する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の視力低下
防止装置の第1の実施例の構成を示す斜視図である。視
力低下防止装置は大きく3つの部分に分かれている。装
置本体10には後述するような電子回路が格納されてお
り、外部には電源スイッチ21、コネクタ11等が配置
されている。
【0007】リモコン装置12は、本体装置10とヘッ
ドセット17を接続するコード16の途中に設けられて
おり、時間やステータス情報を表示するための液晶等の
表示装置13、モードやパラメータを設定/変更するた
めのスイッチ14、15等が装備されている。ヘッドセ
ット17には距離センサ18、照度センサ19が装備さ
れており、センサ18、19が対象物である本やテレビ
ジョン受像機、ディスプレイ装置等に向くように、連結
されているヘッドバンド20によって利用者の頭部に固
定される。イヤホン21は利用者が耳に装着し、本体1
0から出力される警報信号によって発音する。
【0008】図3は、図1に示した本発明の第1実施例
の回路構成を示すブロック図である。距離センサ51
は、例えば圧電素子等を使用した超音波を送受信する超
音波センサであり、マイクロコンピュータ50からの周
期的な駆動パルスによって超音波を発信する。センサ5
1は超音波送信後に超音波を受信する動作に移行し、セ
ンサ51から出力される超音波受信信号は、ノイズを除
去すると共にセンサ51の特性を補正する補正アンプ5
2、A/D変換器53を経て、デジタル信号としてマイ
クロコンピュータ50に取り込まれる。マイクロコンピ
ュータ50は取り込んだ受信信号を解析し、対象物から
反射してきた超音波信号の受信時間位置を検出する。そ
して、センサ51から超音波が発射されてから受信され
るまでの時間から対象物までの距離を算出する。
【0009】なお、実施例においては超音波センサの例
を開示したが、距離を測定する方式としては、例えばカ
メラのオートフォーカス機構に採用されているような赤
外線を利用したセンサあるいはイメージセンサによって
異なる方向から見たときの画像のずれを検出するセン
サ、更にはレーザー光線を利用した距離測定技術など各
種の方式が提案されている。本発明においては、距離を
測定可能なセンサであれば公知の任意のセンサを採用可
能である。
【0010】照度センサ54は、例えばCdS光伝導型
素子、フォトトランジスタ、フォトダイオード等の光セ
ンサを使用し、実際には対象物からの光の輝度(強度)
を測定して照度を推定している。補正アンプ55は照度
センサ54の出力電圧特性を例えばリニアな特性に補正
し、A/D変換器56を経て、デジタル信号としてマイ
クロコンピュータ50に取り込まれる。マイクロコンピ
ュータ50は取り込んだ信号を解析し、対象物における
照度を推定する。
【0011】コントロール入力装置57は、例えば図1
のスイッチ14、15に相当し、利用者が動作モードや
各モードにおけるパラメータの設定/変更、表示装置6
4((図1の13に対応)の表示内容の選択等のコント
ロール情報を入力する。マイクロコンピュータ50は周
期的にスイッチ14、15の状態を取り込み、状態変化
を検出すると、対応する処理を実行する。タイマ58
は、マイクロコンピュータ50から設定された任意の時
間を計測し、タイムアップすると例えばマイクロコンピ
ュータ50に対して割り込みを発生させる回路である。
【0012】アラーム生成器59は例えばブザー音のよ
うなアナログ警報信号の発生回路であり、マイクロコン
ピュータ50からの駆動信号のオン/オフによって発振
を開始/停止する。発生した警報信号はアンプ60によ
って増幅され、内蔵するスピーカあるいはイヤホン61
(図1の21に対応)によって発音され、利用者に警告
する。
【0013】外部機器制御回路62は、例えば照明装置
の輝度を制御するための回路であり、変調信号発生回路
および送信回路を含む。変調信号発生回路は、マイクロ
コンピュータ50から入力されるRS-232C信号のような
シリアル制御信号の”0”、”1”にそれぞれ対応して
異なる周波数の交流信号を発生する。送信回路は発生さ
れた交流信号によってキャリアを変調し、アンテナ63
から送信する。なお、本体10内の回路は図示しない電
池によって駆動される。
【0014】図3の下部に記載されている回路は、制御
される外部機器の一例である照明装置73を制御するた
めの構成である。受信回路71は、本体10のアンテナ
63から送信された制御信号をアンテナ70を介して受
信し、復調してデジタル制御信号を出力する。電力制御
回路72は、入力された制御信号に基づき、例えば照明
装置73に供給する電力を一定量だけ増加/減少させ、
照度を調節する。
【0015】次に、動作を説明する。図5は、マイクロ
コンピュータ50の動作を示すフローチャートである。
S1においては、カウンタ値ctおよびタイマ値TMを
0にリセットする。S2においては、コントロール入力
装置57(スイッチ14、15)の状態変化を調べ、モ
ードの変更が要求されている場合にはモード情報を変更
する。モードとしては、例えば学習や読書などデスクワ
ークを行う環境に対応するモードを”1”、テレビ、テ
レビゲーム、パソコンなどディスプレイ装置を視聴する
環境に対応するモードを”2”とする。そして、現在の
モードに対応して、適切な距離範囲や照度範囲のパラメ
ータを読み出して設定する。
【0016】S3においては距離を測定する。測定方法
はセンサ51の方式によって異なるが、例えば超音波セ
ンサであれば、前述したように、超音波パルスを発射し
てから反射波を受信するまでの時間から対象物までの距
離を算出する。S4においては、照度センサ54によっ
て対象物の光の輝度(強度)を測定し、その値から照度
を推定する。なお、モード2の場合には対象物であるC
RTなどの輝度が表示内容に従って大きく変化するの
で、環境の善し悪しの判断には使用しない。従って、モ
ード2の場合にはS4の処理を飛ばしてもよい。
【0017】S5においては、S3、S4の測定結果か
ら、視力に関して環境が良いか否かを判定し、判定結果
が肯定である場合にはS6に移行するが、そうでない場
合にはS7に移行する。例えば、モード1においては3
0cm未満、モード2においてはディスプレイ装置の対
角線の長さの3倍未満であった場合には環境が悪いと判
断する。S6においては、カウンタ値ctから△yを減
算し、負になった場合にはct=0とする。また、S7
においては、カウンタ値ctに△xを加算する。パラメ
ータ△yおよび△xの値はS3、S4において測定され
た距離および照度の値によって変化し、△xの値は環境
が悪いほど大きな値となる。
【0018】S8においてはct値が所定の閾値を超え
たか否かを判定し、判定結果が肯定である場合にはS9
に移行して、改善要求アラームを発生する。S5の判定
結果で直ちにアラームを発生せず、ある程度の時間(例
えば数秒〜数十秒程度)悪環境が継続した場合にアラー
ムを発生させるようにした理由は、例えばテレビの前を
他人が横切ったり、手で髪の毛をかき上げたりしたとき
に装置が対象物との距離が近すぎると誤認識して警報を
発生するのを防止するためである。なお、この際に表示
装置64(13)にアラームの内容を表示するようにし
てもよい。S10においては、例えば照度不足である場
合には、外部機器制御回路62を介して照明装置73の
明るさを一定量増加させることにより、視力が低下する
環境の改善を図る。S11においては、利用者が予め設
定した所定の値△zをカウンタctから減算する。この
△zは次回の改善要求アラーム発生までの期間を制御す
る。
【0019】S12においてはタイマ更新値△tを算出
する。このタイマ更新値△tは、通常は後述するS18
における処理周期と同じ時間値を取る。例えば、処理周
期が1秒であれば、通常、即ち環境が良い場合の更新値
△tは1秒となる。しかし、環境が悪い場合には、S
3、S4の測定結果に応じて△tは1秒より大きな値を
取る。S13においては、継続使用時間タイマ値TMに
△tを加算し、必要に応じて表示装置13(64)に表
示する。S14においてはTM値が使用時間の上限値を
超過したか否かが判定される。この上限値は例えば30
分とか1時間というように利用者がモード毎に予め設定
しておく。S14の判定結果が肯定である場合にはS1
5に移行し、休憩を要求するアラームを発生する。この
アラームはS9の改善要求アラームとは異なる音高やパ
ターンとし、利用者が識別できるようにする。
【0020】S16においては、外部機器を制御する。
例えばテレビの電源を切る、テレビゲーム機の動作を一
時停止させる、ステレオ装置からBGMを流す等の制御
を行う。S17においては、タイマTMの値を0に初期
化する。S18においては今回のS2以降の処理の起動
開始から所定時間、例えば1秒が経過するまで待ち、再
びS2に移行する。第1の実施例の視力低下防止装置は
以上のような構成および動作によって、各モード毎に適
切な警報を発生し、かつ環境を改善するために外部の機
器を制御することが可能となる。
【0021】図2は、本発明の視力低下防止装置の第2
の実施例の構成を示す斜視図である。第1の実施例の視
力低下防止装置は携帯可能に構成されていたが、第2の
実施例の視力低下防止装置は、例えばテレビ等のディス
プレイ装置の近傍に設置して使用する。視力低下防止装
置32は例えばテレビあるいはモニタ装置30の近傍に
設置され、視力低下防止装置32の出力信号線31が接
続されている。視力低下防止装置32には、距離センサ
33、タイマ値TM等を表示するための表示装置34、
各種のパラメータを設定するためのスイッチ35、テレ
ビゲーム機36や図示しないVTR等からの信号入出力
ケーブル37、38、41を接続するための接続端子を
備えている。なおゲーム機36にはスイッチパッド39
が接続されており、また図2における扇型の領域40は
距離センサ33が人を認識可能な範囲を示している。
【0022】図4は、図2に示した本発明の第2実施例
の回路構成を示すブロック図である。距離センサ81
は、例えば第1実施例と同じ圧電素子等を使用した超音
波を送受信する超音波センサであってもよいし、あるい
は人体が発する赤外線の変化量を検出することによって
所定の領域内に人が居るか否かを検出する焦電型の赤外
線センサであってもよい。距離センサ81の出力信号
は、センサの特性を補正する補正アンプ82、A/D変
換器83を経て、デジタル信号としてマイクロコンピュ
ータ80に取り込まれる。マイクロコンピュータ50は
取り込んだ信号を解析し、対象物までの距離を算出す
る。
【0023】なお、第1の実施例と同様に、距離を測定
する方式としては、例えばカメラのオートフォーカス機
構に採用されているような赤外線を利用したセンサある
いはイメージセンサによって異なる方向から見たときの
画像のずれを検出するセンサ、更にはレーザー光線を利
用した距離測定技術など各種の方式が提案されている。
本発明においては、距離を測定可能なセンサであれば公
知の任意のセンサを採用可能である。
【0024】コントロール入力装置84は、例えば図2
のスイッチ35に相当し、利用者が各種パラメータの設
定/変更、表示装置86(図2の34に対応)の表示内
容の選択等のコントロール情報を入力する。マイクロコ
ンピュータ80は周期的にスイッチ35の状態を取り込
み、状態変化を検出すると、対応する処理を実行する。
タイマ85は、マイクロコンピュータ80から設定され
た任意の時間を計測し、タイムアップすると例えばマイ
クロコンピュータ80に対して割り込みを発生させる回
路である。
【0025】A/V信号セレクタ90は、本発明に必須
の機能ではないが、視力低下防止装置32にテレビゲー
ム機36や図示しないVTRなど複数のA/V機器を接
続しておき、任意の機器を選択して出力できるようにな
っている。アラーム生成器91は、例えばブザー音のよ
うなアナログ警報音信号あるいは音声合成回路を使用し
た警報メッセージ信号および画像挿入用の警報メッセー
ジの文字列あるいは図形からなる信号の発生回路であ
り、マイクロコンピュータ80からの駆動信号のオン/
オフによって信号生成を開始/停止する。アラーム信号
割り込み回路92は、例えばマイクロコンピュータ80
によって制御される単純な切り替えスイッチであっても
よいし、あるいはA/Vセレクタ90およびアラーム生
成器91から出力される音声および映像信号をそれぞれ
選択/合成して出力する回路であってもよい。切り替え
あるいは合成された警報信号はA/V出力端子に接続さ
れているテレビあるはモニタ装置30から発音、表示さ
れる。
【0026】外部機器制御回路87は、有線あるいは無
線によってテレビゲーム機36や図示しないVTRの動
作を制御するための回路であり、無線あるいは赤外線に
よるリモートコントロールを行う場合には、第1実施例
と同様な変調信号発生回路および送信回路を含み、有線
による制御を行う場合には、対象となる機器に合う信号
のインターフェイス回路を含む。
【0027】次に、第2実施例の動作を説明する。第2
実施例の動作は、基本的には図5に示した第1実施例の
動作と同じである。従って、個々の処理の内で異なる点
のみを説明する。図5のS2のモードチェックにおい
て、第2実施例では、テレビ、テレビゲーム、パソコン
などディスプレイ装置を視聴する環境に対応するモー
ド”2”しかない。しかし、例えばモード2をテレビモ
ード、ゲームモード、パソコンモードのように細分し
て、それぞれ異なるパラメータを設定可能にしてもよ
い。
【0028】S4の照度の測定はモード1にのみ必要な
処理であり、第2実施例においては実行しない。S10
およびS16の外部機器の制御においては、例えばテレ
ビゲーム機36やVTRを一時停止状態にしたり、ある
いはA/Vセレクタ90、アラーム信号割り込み回路9
2を制御して画像や音声を警報メッセージや休憩用画像
/音声に切り替える。従って、例えば利用者が画面に近
づき過ぎた場合にはゲーム機等の動作が一時停止し、警
告メッセージが表示されるので、より確実に視力低下環
境を改善できる。第2の実施例の視力低下防止装置は以
上のような構成および動作によって、適切な警報を発生
し、かつ環境を改善するために外部の機器を制御するこ
とが可能となる。
【0029】次に、第3の実施例について説明する。第
3の実施例は、第1の実施例とほぼ同一の構成を取る
が、対象物との距離や照度を測定する方式のみが異な
る。第3の実施例においては、利用者の眼球の画像情報
をイメージセンサ等によって取り込み、解析することに
より利用者の眼球の焦点調節、眼球運動、瞳孔反応等の
状態を検出し、対象物までの距離や照度、疲労度を推定
する。眼球の状態から対象物までの距離や照度(輝度)
を測定する技術は、例えば「「センサ技術」1992年5月
号(Vol.12,No.5)18〜23ページに記載されているように
公知である。第3の実施例においては、このようなセン
サを眼鏡やゴーグル、ヘッドバンド等で頭部に固定し、
眼球の状態を検出する。第3の実施例においては、眼球
の状態から対象物までの距離等を求めるので、対象物の
種類によらず様々な視力使用形態に対応可能である。
【0030】以上、実施例について開示したが、以下に
述べるような変形例も考えられる。第1の実施例におけ
る警報としては、本体10に設けたスピーカから発音さ
せるか、バイブレータによって本体10を振動させても
よい。こうすればイヤホン21が不要となる。またヘッ
ドセット17にスピーカを内蔵させてもよい。第1の実
施例においては、センサをヘッドバンドで頭部に固定す
る例を開示したが、センサを眼鏡やゴーグル、耳かけ型
のイヤホン、帽子、ヘルメットに付属させたり、一体化
させることもできる。第1の実施例において、モードの
切り替えは手動で行う例を開示したが、例えばディスプ
レイ装置に識別用の発信器を設置し、この信号を距離セ
ンサあるいは専用の受信装置で受信した場合にはモード
2、そうでない場合にはモード1で動作するようにして
もよい。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
利用者と対象物までの距離を測定し、少なくとも測定さ
れた距離情報に基づき、視力低下環境であるか否かを判
断して、測定結果に応じた警報を発すると共に該環境を
視力が低下しない方向に改善する。従って、利用者本人
に視力低下防止に関する強い意志がない場合において
も、自動的にもしくは利用者の意志により、より確実に
視力低下環境を改善するようになり、視力低下の防止効
果が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の視力低下防止装置の第1実施例を示す
斜視図である。
【図2】本発明の視力低下防止装置の第2実施例を示す
斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の回路構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明の第2実施例の回路構成を示すブロック
図である。
【図5】マイクロコンピュータ50の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10…視力低下防止装置本体、11…コネクタ、12…
リモコン装置、13、34…表示装置、14、15、3
5…スイッチ、16、37、38…コード、17…ヘッ
ドセット、18、33…距離センサ、19…照度セン
サ、20…ヘッドバンド、21…イヤホン、30…テレ
ビ、31、41…接続コード、32…視力低下防止装
置、36…テレビゲーム機、39…スイッチパッド、4
0…距離検出可能領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者と対象物までの距離を測定する距
    離測定手段と、 少なくとも測定された距離情報に基づき、視力低下環境
    であるか否かを判断する判断手段と、 判断結果が視力が低下する環境である場合に、利用者に
    警告を発する警告手段と、 判断結果が視力が低下する環境である場合に、該環境を
    視力が低下しない方向に改善する環境改善手段とを含む
    ことを特徴とする視力低下防止装置。
  2. 【請求項2】 前記視力低下防止装置は携帯可能に構成
    され、 前記距離測定手段は、利用者の頭部に装着され、対象物
    との距離を測定するものであり、 前記環境改善手段は、無線通信手段を介して外部機器を
    制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    視力低下防止装置。
  3. 【請求項3】 前記距離測定手段は、利用者の眼球の画
    像情報を解析することにより、対象物との距離を推定す
    るものであることを特徴とする請求項2に記載の視力低
    下防止装置。
  4. 【請求項4】 前記視力低下防止装置は表示手段を有す
    る対象物の近傍に設置され、 前記距離測定手段は、対象物の前方に存在する利用者と
    の距離を測定するものであり、 前記環境改善手段は、少なくとも前記対象物の表示手段
    の表示内容を制御するものであることを特徴とする請求
    項1に記載の視力低下防止装置。
  5. 【請求項5】 利用者と対象物までの距離を測定する第
    1の工程と、 少なくとも測定された距離情報に基づき、視力低下環境
    であるか否かを判断する第2の工程と、 第2の工程の判断結果が視力が低下する環境である場合
    に、利用者に警告を発する第3の工程と、 第2の工程の判断結果が視力が低下する環境である場合
    に、該環境を視力が低下しない方向に改善する第4の工
    程とを含むことを特徴とする視力低下防止方法。
JP9301444A 1997-11-04 1997-11-04 視力低下防止装置および視力低下防止方法 Pending JPH11133937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9301444A JPH11133937A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 視力低下防止装置および視力低下防止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9301444A JPH11133937A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 視力低下防止装置および視力低下防止方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11133937A true JPH11133937A (ja) 1999-05-21

Family

ID=17896974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9301444A Pending JPH11133937A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 視力低下防止装置および視力低下防止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11133937A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304616A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Sharp Corp 表示装置、及び制御方法
JP2017033007A (ja) * 2000-01-17 2017-02-09 株式会社半導体エネルギー研究所 電子機器
US9668319B2 (en) 2014-04-04 2017-05-30 Lg Electronics Inc. Lighting system and control method thereof
KR20190099847A (ko) * 2018-02-20 2019-08-28 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그의 자세 교정 방법

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017033007A (ja) * 2000-01-17 2017-02-09 株式会社半導体エネルギー研究所 電子機器
US10467961B2 (en) 2000-01-17 2019-11-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display system and electrical appliance
US10522076B2 (en) 2000-01-17 2019-12-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display system and electrical appliance
JP2008304616A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Sharp Corp 表示装置、及び制御方法
US9668319B2 (en) 2014-04-04 2017-05-30 Lg Electronics Inc. Lighting system and control method thereof
KR20190099847A (ko) * 2018-02-20 2019-08-28 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그의 자세 교정 방법
WO2019164145A1 (ko) * 2018-02-20 2019-08-29 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그의 자세 교정 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2644265C2 (ru) Устройство отображения изображения и устройство для ввода информации
US5682210A (en) Eye contact lens video display system
EP2148504B1 (en) Information Display Device
EP1593964A1 (en) Biological sensor device and content playback method and apparatus
US9921645B2 (en) Retinal projection device and method for activating a display of a retinal projection device
US6692428B1 (en) Apparatus and method for relieving motion sickness
JP4366944B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
WO2013125318A1 (ja) ヘッドマウントディスプレイ、輝度調整方法、及び制御プログラム
JP3706326B2 (ja) 内視鏡装置
JP2003076353A (ja) ヘッドマウント型表示装置
US20160100107A1 (en) Medical image recording device
JP3262849B2 (ja) 立体像観察システムおよび内視鏡画像観察システム
US20070123751A1 (en) Endoscope with brightness adjustment function
JPH11133937A (ja) 視力低下防止装置および視力低下防止方法
JP4107287B2 (ja) 制御システム及びこのシステムに適合する被制御装置並びに制御装置
JPH07313461A (ja) 画像情報を投写する装置および投写方法
WO2020070839A1 (ja) ヘッドマウントディスプレイ及びヘッドマウントディスプレイシステム
CN112698718A (zh) 头戴式显示设备及其驱动方法
US20030160871A1 (en) Automatically switched camera system with indicator for notifying the next subject of the camera system
JP6638325B2 (ja) 表示装置、及び、表示装置の制御方法
JPH10127769A (ja) ディスプレイ装置
JPH11282404A (ja) フラットパネルデイスプレイ及びノート型電子装置
JP2004286833A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP4378683B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ装置
KR102511785B1 (ko) 졸음 방지 및 집중력 강화를 위한 스마트 안경