JPH11133214A - 光学シート、光学シート積層体、面光源装置、及び、透過型表示装置 - Google Patents

光学シート、光学シート積層体、面光源装置、及び、透過型表示装置

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JPH11133214A
JPH11133214A JP9331666A JP33166697A JPH11133214A JP H11133214 A JPH11133214 A JP H11133214A JP 9331666 A JP9331666 A JP 9331666A JP 33166697 A JP33166697 A JP 33166697A JP H11133214 A JPH11133214 A JP H11133214A
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sheet
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学シートのプリズム面と反対側の面が他の
透光性材料の平滑面と接触する際の干渉縞発生を、平滑
面を損傷することなく防止する。 【解決手段】 透明基材シート12の上面に単位プリズ
ム14を設けてプリズム面16を形成した光学シート1
0において、透明基材シート12のプリズム面16と反
対側の裏面にコーティング層18を設け、このコーティ
ング層18の表面から1〜7μmの高さ範囲で球状ビー
ズ20を突出して配置し、コーティング層18が透光性
材料22の平滑面22Aに対して球状ビーズ20を介し
て接触するようにする。球状ビーズ20はその粒径分布
の半値幅が1μm以下とされて、コーティング層18か
らの突出高さが均一化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、透過型の液晶表
示装置、広告板等の透光性表示体を背面から照明する際
に用いるバックライト面光源に用いて好適なプリズムシ
ート又は光拡散シートからなる光学シート、光学シート
積層体及びこの光学シート又は光学シート積層体を用い
た面光源装置、透過型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の液晶表示装置においては、低消費
電力化、薄型及び軽量化の必要に応じて、該液晶表示装
置を背面から照明するための面光源装置も当然薄型軽量
化が要求されると共に、低消費電力化のために光源から
の光を有効に利用して、光源での低消費電力化が図られ
ている。
【0003】このような要請に基づいて、例えば特開昭
60−70601号公報、特開平2−84618号公
報、実開平3−69184号公報、特開平7−1913
19号公報等に開示されるように、面光源からの光を特
定の方向(多くの場合、出光面の法線方向)に集光する
ようにしたものがある。
【0004】透過型液晶表示装置等に用いる面光源装置
としては、エッジライト型及び直下型がある。
【0005】エッジライト型面光源装置は、特開平3−
5725号公報に開示されるように、通常、透明なアク
リル樹脂等の板状の導光体の一側端面から光源光を入射
し、該導光体の一方の表面である出光面からの光を導
き、ここから、液晶パネル等の背面に光を出射するよう
にしている。
【0006】この場合、光利用効率を向上させるため
に、前記導光体の出光面と反対側の面に光反射板あるい
は光反射膜を設け、又、出射光を均一化させるために、
例えば、実開平5−73602号公報等に開示されるよ
うに、導光体の出光面側に光拡散作用のある拡散シート
を設けることが多い。
【0007】又、直下型の面光源装置は、例えば実開平
2−33001号公報等に開示されるように、通常、光
源光を反射板によって液晶パネル等の背面に反射し、そ
の出光面側に拡散シートを配置して、光源形状が人間の
目により識別できないように出光を拡散させている。
【0008】更に、前記のようなエッジライト型あるい
は直下型の面光源装置においては、前述の如く、面光源
からの光を特定の方向に集中して出光させるために、透
光性基材の表面側に単位プリズムを複数配列したプリズ
ムシート(プリズムフィルム)を配置したものがある。
【0009】このプリズムシートの使用形態は、単位プ
リズム又はレンズが形成された側(プリズム面)の、光
源側に対するセット方向、複数のプリズムシートの組合
せ等を種々提案されている。
【0010】いずれにしても、上記のようなプリズムシ
ートは、プリズム面と反対側の面(裏面)が平滑面とさ
れている場合が多い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなプリズム
シートは、導光体、拡散シート、他のプリズムシート等
を組合せた場合、面光源からの光による明暗の繰り返し
模様が観察されて、これが、例えば液晶表示装置に用い
た場合に、各画素から形成される画像を乱してしまうと
いう問題点があった。
【0012】これに対して、例えば特開平7−1519
09号公報に開示されるように、上記明暗の繰り返し模
様は、例えば2枚のプリズムシートを用いた場合、一方
のプリズムシートのプリズム面と他方のプリズムシート
の平滑面との間に、外部光源により発生する干渉縞であ
るとして、これを解消する方法が提案されている。
【0013】しかしながら、本発明者が確認したとこ
ろ、外部光源からの光が侵入しないようにした暗室で
も、面光源装置に明暗の繰り返し模様が観察された。
【0014】即ち、本発明者は、外部光源光によらず、
面光源光によって干渉縞が発生し、且つ、この干渉縞
が、プリズムシートの平滑面と導光板平滑面、拡散板平
滑面又は他のプリズムシートの平滑面との間で発生する
ことを確認した。
【0015】これに対して、上記特開平7−15190
9号公報に開示されるように、プリズムシートの平滑面
に特定条件を満たす微小凹凸を形成する方法も考えられ
るが、この場合、面光源からの光を特定の方向、例えば
出光面の法線方向に集光して輝度を向上させるというプ
リズムシート本来の機能が低下してしまうという問題点
がある。
【0016】これに対して、本発明者等は、特願平9−
104554号により、出光面側の輝度低下を伴うこと
なく、干渉縞の発生を抑制できるようにしたプリズムシ
ート、面光源装置及び透過型表示装置を提案した。
【0017】即ち、透光性基材の表面に単位プリズムを
複数配列し、裏面を透光性材料からなるコーティング層
により覆ったプリズムシートの、前記コーティング層の
透光性基材と反対側の表面に、該表面からの突出高さが
1〜7μmである多数の微小丘状突起を設けることによ
り、干渉縞の発生を抑制するものである。
【0018】この発明によれば、プリズムシートの出光
面側の輝度低下を抑制しつつ、干渉縞の発生を抑制でき
るものの、微小丘状突起が接触した他のプリズムシート
におけるプリズム、導光板表面等を傷付けてしまい、こ
の疵によって全体としての均一な面状発光状態が得られ
なくなってしまうという問題点があった。
【0019】特に、微小丘状突起によって、他のプリズ
ムシートのプリズム部が損傷される場合、該プリズム部
の頂角が80〜100°であって尖っているために、取
り扱い時に、微小丘状突起からの力が先端に集中的に作
用して傷付き易いという問題点があった。
【0020】更に、光放出側については、従来の上記の
ようなプリズムシートは、光放出面であるプリズム面側
に光拡散シートを積層して、プリズムシートの欠点
(傷、汚れ、等)を隠すようにすると共に、指向性のあ
る出光特性を若干穏やかにしたものが多かった。
【0021】上記のような光拡散シートを積層されたプ
リズムシートは、光拡散シートと接触したプリズム(又
はレンズ)部分が、光拡散シート表面の凹凸で傷つけら
れてしまい、この疵によって全体としての均一な面状発
光状態が得られなくなってしまうという問題点があっ
た。
【0022】これに対して、前述のプリズムシートにお
ける入光面と同様に、光拡散シートのプリズムシート側
を平滑面とすることも考えられるが、例えば特開平7−
333409号公報、前述の特開平7−151909号
公報、等に開示されるように、前記光拡散シートの平滑
面と、導光板平滑面、プリズムシートの平滑面、との間
で干渉縞やモアレ模様が発生するという問題点があり実
用化には至っていない。
【0023】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、出光面側の輝度低下及び干渉縞の
発生を抑制すると共に、接触する他のプリズムシート等
を損傷しないようにした光学シート、光学シート積層
体、これらを利用した面光源装置及び透過型表示装置を
提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明は、プリズム面
を有する光学シートの、プリズム面と反対側の面を導光
板平滑面等と隣接して配置したときに発生する干渉縞
が、内部光源(面光源)からの光によるものであり、且
つ、この干渉縞を抑制すべく、光学シートの裏面に微小
丘状突起を形成した際、大きく突出した微小丘状突起の
先端によって他の光学シートのプリズム部等が損傷され
易いという知見に基づくものであり、請求項1記載のよ
うに、透光性基材の表面に透光性基材の表面に単位プリ
ズム又は単位レンズを複数配列し、裏面を透光性材料か
らなるコーティング層により覆った光学シートにおい
て、前記コーティング層を、粒径分布の半値幅が1μm
以下の球状ビーズを含んで構成することにより、上記目
的を達成するものである。
【0025】又、他の発明は、プリズムシートに光拡散
シートを積層した場合、光拡散シート表面の凹凸の凸部
でその部分と接触したプリズム(又はレンズ)部が、傷
をつけられてしまうという知見に基づくものであり、請
求項1記載のように、透光性基材の表面に光拡散層を有
し、裏面を透光性材料からなるコーティング層に覆った
光学シートにおいて、前記コーティング層を、粒径分布
の半値幅が1μm以下の球状ビーズを含んで構成するこ
とにより、上記目的を達成するものである。
【0026】請求項3のように、前記光拡散層を透光性
球状ビーズを含んで構成され、この光拡散層内の透光性
球状ビーズの平均粒径を、前記コーティング層に含まれ
る球状ビーズの平均粒径よりも大きくするようにしても
よい。
【0027】請求項4のように、前記コーティング層に
含まれる球状ビーズを粒径が1〜10μmの透光性ビー
ズから構成するようにしてもよい。
【0028】本発明は、請求項5のように、請求項1又
は4の単位プリズム又は単位レンズを含む光学シートを
複数積層してなり、積層された光学シートにおける前記
コーティング層が、隣接して積層された光学シートにお
ける単位プリズム又は単位レンズに接触されていること
を特徴とする光学シート積層体により上記目的を達成す
るものである。
【0029】本発明は、請求項6のように、請求項2乃
至4のいずれか光拡散層を含む光学シートと、透光性基
材の表面に単位プリズム又は単位レンズを複数配列した
プリズムシートを複数積層してなり、積層された光学シ
ートにおける前記コーティング層が、隣接して積層され
たプリズムシートにおける単位プリズム又は単位レンズ
に接触されていることを特徴とするする光学シート積層
体により上記目的を達成するものである。
【0030】又、面光源装置に係る発明は、請求項7の
ように、透光性材料からなる板状体であって、少なくと
も前記一側端面から導入された光を一方の面である光放
出面から出射するようにされた導光体と、この導光体の
少なくとも一側面から内部に光を入射させる光源と、前
記導光体における前記光放出面側に設けられ、該光放出
面から出射される光が前記コーティング層側から入射さ
れる、請求項1乃至6のいずれかの光学シートと、を有
してなる面光源装置により、上記目的を達成するもので
ある。
【0031】又、面光源装置の他の発明は、請求項8の
ように、光拡散シートと、この光拡散シートに光を照射
する光源と、この光源の前記光拡散シートと反対側に配
置され、光源からの光を前記光拡散シート方向へ反射す
る反射器と、前記光拡散シートから出射される光が前記
コーティング層から入射されるように配置された請求項
1乃至4のいずれかの光学シートと、を有してなる面光
源装置により、上記目的を達成するものである。
【0032】更に、本発明は、光拡散シートと、この光
拡散シートに光を照射する光源と、この光源の前記光拡
散シートと反対側に配置され、光源からの光を前記光拡
散シート方向へ反射する反射器と、前記光拡散シートか
ら出射される光が前記コーティング層から入射されるよ
うに配置された請求項6の光学シート積層体と、を有し
てなる面光源装置により、上記目的を達成するものであ
る。
【0033】又、本発明は、請求項10のように、平面
状の透光性表示体と、この透光性表示体の背面に配置さ
れ、出射光より該透光性表示体を背面から照射する、請
求項7、8又は9の面光源装置と、を備えた透過型表示
体により、上記目的を達成するものである。
【0034】本発明によれば、プリズムを含む光学シー
トにおけるプリズム面と反対側の裏面、又は、表面に光
拡散層を有する光学シートにおける裏面を覆うコーティ
ング層に、球状ビーズを含ませているので、該裏面とこ
れと隣接する導光板の平滑面、拡散板平滑面、他のプリ
ズムシート等の平滑面等との間にわずかな隙間を形成し
球状ビーズでの光拡散作用によって前記裏面と導光板平
滑面等との距離が直進光と反射光との間で干渉を生じな
いようにし、干渉縞又はニュートンリングの発生を防止
する。又、コーティング層に含まれる球状ビーズは、そ
の粒径分布の半値幅が1μm以下であるので、光学シー
トの裏面からの突出量のばらつきが少なく、他のプリズ
ムシート等の光学シートに対して均一に接触するので、
大きく突出した球状ビーズによって生じる集中荷重によ
り他の光学シートのプリズム等が損傷されることが防止
される。
【0035】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0036】図1及び図2に示されるように、本発明に
係る光学シート10は、透明基材シート12の一方の面
(図1、図2において上面)に三角柱形状の単位プリズ
ム14を、その稜線14Aが平行になるように隣接して
一次元方向に多数配列してプリズム面16を形成し、こ
のプリズム面16と反対側の裏面側にはコーティング層
18が設けられ、更に、このコーティング層18には、
透光性材料からなる粒径が1〜10μmであって、粒径
分布の半値幅が1μm以下の球状ビーズが含まれてい
る。
【0037】又、前記コーティング層18の表面におい
て、球状ビーズ20はランダムな2次元分布状態で配置
されている。
【0038】上記光学シート10を、そのコーティング
層18側を、他の透光性材料22の平滑面22A、例え
ば導光板の平滑面、拡散シートの平滑面あるいは他のプ
リズムシートの平滑面と接触して配置すると、従来にお
いては、前述の如く、該導光板等の方向からの面光源光
により干渉縞が発生したが、この本発明の光学シート1
0においては、図2に示されるように、コーティング層
18の表面から突出している球状ビーズ20において、
導光体等の透光性材料22における平滑面22Aに接触
するので、該平滑面22Aとコーティング層18の表面
との間には必ず1〜10μm程度の隙間24が発生す
る。
【0039】このため、透光性材料22の平滑面22A
と反対側(図2において下側)から光が入射してきて
も、球状ビーズの光拡散作用とあいまって、干渉縞が発
生することがない。
【0040】又、前述のように、球状ビーズ20は、そ
の粒径分布の半値幅が1μm以下とされているので、球
状ビーズ20の、コーティング層18表面からの突出高
さのばらつきが1μm以下となる。従って、該球状ビー
ズ20が他のプリズムシートにおけるプリズム部先端
や、他の透光性材料における平滑面に接触しても、その
接触状態が均一であるので、大きく突出した球状ビーズ
との接触による集中荷重の発生がなく、プリズムシート
のプリズム部等の損傷が防止される。
【0041】ここで、前記球状ビーズ20の、コーティ
ング層18表面からの突出高さを1μm以上としたの
は、この高さを1μm未満にすると、前記隙間24の距
離が面光源光(可視光)の波長に接近して色がついてし
まうという問題点があり、更に1μm未満とすると、球
状ビーズ20の材料としての透光性ビーズ(例えばアク
リルビーズ)の量産が困難であり、且つ、この球状ビー
ズをコーティング層18を構成するバインダー(後述)
に分散することが困難になるという問題点を避けるため
である。更に、透光性材料からの光がエバネッセント波
として直接コーティング層18に入り込んでしまい、面
内で均一な輝度を保てなくなる問題点を避けるためでも
ある。
【0042】又、球状ビーズ20の粒径を10μm以下
としたのは、隙間24が10μmよりも大きくなると、
面光源からの光を特定の方向、例えばプリズム面16側
の出光面の法線方向に集光する作用が大きく低下してし
まうことを避けるためである。
【0043】なお、球状ビーズ20をコーティング層1
8に設ける場合、該球状ビーズ20を構成する透光性ビ
ーズ等をバインダーに混合して光学シート10の裏面に
塗布することになり(後述参照)、この場合、球状ビー
ズ20の突出高さにばらつきが出るが、この突出高さは
JISB0601での10点平均粗さRzを言う。
【0044】前述のように、前記球状ビーズ20は、コ
ーティング層18の表面において2次元的にランダム分
布され、周期的に配列されていない。
【0045】仮に、球状ビーズ20が、コーティング層
18において周期的に配列されていて、その周期が単位
プリズム14の配列周期と重なるとモアレ縞が発生して
しまう。
【0046】又、例えばカラー液晶表示装置のバックラ
イトの出光面側に、上記のような光学シートを設けた場
合、球状ビーズ20が周期的に配列されていると、同様
に、液晶表示装置の画素の配列周期と重なり合うことに
よってモアレ縞が発生する恐れがある。
【0047】この発明に係る光学シート10において
は、球状ビーズ20が2次元的にランダム配置されてい
るので、上記のようなモアレ縞の発生が防止される。
【0048】前記光学シート10を構成する透明基材シ
ート12、単位プリズム14、球状ビーズ20を形成す
る透明な材料としては、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポ
リメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメチルペンテン樹
脂等の熱可塑性樹脂、ポリエステルアクリレート、ウレ
タンアクリレート、エポキシアクリレート等のオリゴマ
ー及び/又はアクリレート系のモノマー等からなる電離
放射線硬化性樹脂を、紫外線又は電子線等の電磁放射線
で硬化させた樹脂等で透明性のよいものが用いられる。
このような樹脂の場合、その屈折率が通常1.4〜1.
6程度のものを用いる。又、樹脂以外でも、透明であれ
ばガラス、セラミクス等でもよい。
【0049】上記のような球状ビーズ20を含むコーテ
ィング層18は、球状ビーズ20を透光性バインダーに
分散させた塗料を、吹付け塗装、ロールコート等で塗工
して、コーティング層18を形成すると共に、そのコー
ティング層18の塗膜表面に球状ビーズ20の一部又は
全部を突出させる。
【0050】この場合、球状ビーズ20を透光性バイン
ダーに分散させた塗料を塗布することによって形成され
たコーティング層18は、図3(A)に示されるよう
に、透光性バインター中に沈んだ状態となっているが、
塗膜が乾燥収縮することによって、コーティング層18
の表面に球状ビーズ20の一部が突出する。
【0051】ここで、球状ビーズ20の材料として、直
径が1〜10μmのポリメタクリル酸メチル(アクリ
ル)系ビーズ、ポリメタクリル酸ブチル系ビーズ、ポリ
カーボネイト系ビーズ、ポリウレタン系ビーズ、炭酸カ
ルシウム系ビーズ、シリカ系ビーズ等が用いられる。
又、球状ビーズ20としての直径とは、1μm以上の粒
子の直径の平均値を言う。
【0052】前記コーティング層18を形成するバイン
ダー樹脂としては、アクリル、ポリスチレン、ポリエス
テル、ビニル重合体等の透明な材料が用いられるが、球
状ビーズ20を形成する材料の屈折率と、バインダー樹
脂の屈折率との比が0.9〜1.1の範囲となることが
好ましく、更に、透光性微粒子の濃度はバインダー樹脂
分の2〜15%が好ましい。
【0053】上記屈折率の比0.9〜1.1の範囲は、
この屈折率の比が上記範囲外となると、コーティング層
18の表面から入射した面光源光を特定の方向、例えば
出光面の法線方向に集光して輝度を向上させるという、
プリズム面を有する光学シート本来の作用が著しく低下
してしまうことから決定される。
【0054】更に、前記コーティング層18の厚さは、
球状ビーズ20の突出高さを除き、1〜20μmの範囲
にすることが望ましい。
【0055】これは、コーティング層18の厚さが1μ
m未満になると、球状ビーズ20を透明基材シート12
の裏面に固定することが不可能となり、20μm以上に
なると光透過率が低下し、前述のような、プリズム面を
有する光学シートの本来の輝度向上作用が著しく低下し
てしまうからである。
【0056】上記光学シート10の製造方法として、単
層構成の光学シート(コーティング前の中間シート)
は、例えば特開昭56−157310号公報に開示され
ているような熱可塑性樹脂の熱プレス法や、射出成形
法、紫外線や熱による硬化性樹脂の注型成形等により製
造することができる。
【0057】又、上記のような中間シートの他の製造方
法としては、例えば特開平5−1699015号公報に
開示されているような、所望のレンズ配列の形状に対し
て逆形状の凹部(正確には凹凸形状)を有するロール凹
版に電離放射線硬化性樹脂液を充填し、これに透光性基
材シート12を重ねて、そのまま紫外線や電子線等の電
離放射線を透明基材シート側から照射して、電離放射線
硬化性樹脂液を硬化させ、その後、透明基材シートを硬
化した樹脂と共にロール凹版から剥離することにより、
硬化した電離放射線硬化性樹脂液が、所望の形状のレン
ズ配列となって透明基材シート上に形成するものがあ
る。なお、前記光学シート10の総厚は、通常20〜1
000μm程度とする。
【0058】上記光学シート10において、プリズム面
16は複数の三角柱形状の単位プリズム14を平行に配
列して構成されたものであるが、本発明はこれに限定さ
れるものでなく、図4(A)に示される半円柱形状の単
位プリズム15Aを設けた光学シート10A、図4
(B)に示される断面がサインカーブ状の単位プリズム
15Bを設けた光学シート10B、図4(C)に示され
る、断面において上半部(山部)がサインカーブ状、下
半部(谷部)がV字形状の単位プリズム15Eを設けた
光学シート10E、図5(A)に示される断面が台形状
の単位プリズム15Cを設けた光学シート10Cのよう
に、柱状の単位プリズムを、その軸線が1次元方向に平
行となるように隣接して配列したものであってもよい。
【0059】又、単位プリズムの断面は、半円形あるい
はサインカーブ状に限定されるものでなく、カーオイ
ド、ランキンの卵形、サイクロイド、リンボリュート直
線、三角形以外の多角形としてもよい。
【0060】更に、図5(B)に示されるように、例え
ば半球状の各々が独立して突起した単位プリズム15D
を2次元方向に配列してなる、いわゆるハエの目レンズ
等を備えた光学シート10Dとしてもよい。単位プリズ
ムは角錐状でもよい。
【0061】又、本発明の光学シートは図6又は7に示
されるように複数枚重ねた積層体として用いて、出射光
の指向性を高めるようにしてもよい。
【0062】図6の光学シート積層体26は、2枚の光
学シート10を積層したものであり、上側の光学シート
10におけるコーティング層18は下面となり、下側の
光学シート10における上面であるプリズム面16と接
触するように配置されている。即ち、下側の光学シート
10における単位プリズム14の稜線14Aが上側のコ
ーティング層18に接触している。
【0063】なお、上下の光学シート10は、各々の単
位プリズム14の稜線14Aが平面視で直交するように
配置されている。
【0064】図7の積層体28は、2枚の光学シート1
0の表裏を、図6の場合と逆転して、プリズム面16が
共に受光側となるように配置したものである。
【0065】以下本発明の実施の形態の第2例を図面を
参照して詳細に説明する。この第2例において、前記図
1、2の光学シートにおけると同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。
【0066】図8及び図9に示されるように、本発明の
実施の形態の第2例に係る光学シート70は、透明基材
シート12の一方の面(図8、図9において上面)に光
拡散層72を、この光拡散層72と反対側の裏面側には
コーティング層18が設けられ、更に、このコーティン
グ層18には、透光性材料からなる粒径が1〜10μm
であって、粒径分布の半値幅が1μm以下の球状ビーズ
が含まれている。
【0067】又、前記コーティング層18の表面におい
て、球状ビーズ20はランダムな2次元分布状態で配置
されている。
【0068】上記光学シート70を、そのコーティング
層18側を、他の透光性材料、例えば図10に示される
ように、三角柱形状の単位プリズム74を有するプリズ
ムシート76のプリズム面と接触して配置すると、従来
においては、前述の如く、光拡散シートと接触したプリ
ズム(又はレンズ)部分が、光拡散シート表面の凹凸で
傷をつけられてしまい、この疵によって全体としての均
一な面状発光状態が得られなくなってしまうという問題
点があったが、又、前述のように、球状ビーズ20は、
その粒径分布の半値幅が1μm以下とされているので、
球状ビーズ20の、コーティング層18表面からの突出
高さのばらつきが1μm以下となる。従って、該球状ビ
ーズ20が他のプリズムシートにおけるプリズム部先端
や、他の透光性材料における平滑面に接触しても、その
接触状態が均一であるので、大きく突出した球状ビーズ
との接触による集中荷重の発生がなく、プリズムシート
のプリズム部等の損傷が防止される。
【0069】前記光学シート70における光拡散層72
は、光を拡散させる作用があればよく、例えば透光性材
料からなる、粒径が1〜30μmである透光性球状ビー
ズを含ませるコーティング層から構成する。
【0070】この場合、光拡散シートとして、シートの
法線方向に対する輝度向上効果をより増大させるために
は、光拡散層72内の透光性球状ビーズの平均粒径が、
前記コーティング層18内の透光性球状ビーズ20の平
均粒径よりも大きくする必要がある。
【0071】ここで、前記光拡散層72内の透光性球状
ビーズの粒度分布の半値幅は、特に限定されないが、こ
の光拡散層72と接触する他の光学材料が傷付き易いも
のであるときは、前記コーティング層18内の透光性球
状ビーズ20の粒度分布の半値幅と同様に1μm以下に
することが好ましい。
【0072】前記透明基材シート12、コーティング層
18、球状ビーズ20の材質、特性等は、前記実施の形
態の第1例におけると同一であるので、説明を省略す
る。
【0073】この前記光学シート70は、図10に示さ
れるように、三角柱形状の単位プリズム74を有するプ
リズムシート76と積層されるものであるが、本発明は
これに限定されるものでなく、他の形状のプリズムシー
ト、例えば図4〜図5に示されるような単位プリズムを
備えたプリズムシートであってもよい。
【0074】又、前記プリズムシートは、図6、図7に
示されるように、複数枚重ねた積層体として、出射光の
指向性を高めるようにしてもよい。この場合、上下のプ
リズムシートにおいて、各々の単位プリズムの稜線が平
面視で直交するように配置するとよい。
【0075】又、この光学シート70は、プリズムシー
トに積層して用いる場合のみならず、他の、表面が傷付
き易い光学材料に積層して用いる場合にも、当然適用さ
れるものである。
【0076】次に、図11を参照して、本発明の実施の
形態の例に係る面光源装置30について説明する。
【0077】この面光源装置30は、前記図1に示され
る光学シート10を光放出面側に設けたものであり、透
光性材料からなる板状体であって、図11において左側
の側端面32Aから導入された光を、上側の光放出面3
2Bから出射するようにされた導光体32と、この導光
体32の前記側端面32Aに沿って、これと平行に配置
され、該側端面32Aから前記導光体32内に光を入射
させる線状の光源34と、前記導光体32における、光
放出面32Bと反対側の面、左側の側端面32A以外の
側端面を覆うようにして配置され、これらの面から出射
する光を反射して、導光体32内に戻すための光反射板
36とを備えて構成されている。
【0078】前記光学シート10のコーティング層18
は、前記導光体32の光放出面32Bに接触した状態で
配置されている。なお、通常、前記導光体32は、光放
出面32Bを窓とした収納筐体(図示省略)内に収納さ
れている。
【0079】前記導光体32は、その材料として、前記
光学シート10の材料と同様の透光性材料から選択され
るが、通常は、アクリル又はポリカーボネート樹脂が用
いられる。又、導光体32の厚さは、通常1〜10mm
程度であり、前記線状光源34側の側端面32Aの位置
で最も厚く、ここから反対方向に徐々に薄くなるテーパ
形状とされている。
【0080】この導光体32は、光を広い面(光放出面
32B)から出射させるために、その内部又は表面に光
散乱機能が付加されている。前記線状の光源34は、蛍
光灯が、光放出面32Bにおける均一の輝度を得る上で
好ましい。
【0081】又、この面光源装置30において、導光体
32内に光を入射させる光源としては、線状光源に限定
されるものでなく、白熱電球、LED(発光ダイオー
ド)等の点光源をライン状に配置してもよい。又、小形
の平面蛍光ランプを側端面32Aに沿って複数個配置す
るようにしてもよい。
【0082】図11に示される面光源装置30において
は、導光体32の光放出面32Bに、光学シート10が
そのコーティング層18から突出した球状ビーズ20を
介して接触するので、前述の如く、コーティング層18
表面と光放出面32Bとの間の位置で干渉縞が発生する
ことが防止される。従って、透過型液晶表示装置等の面
光源として、良好な発光面を形成することができる。
又、球状ビーズ20が導光体32の光放出面32Bを損
傷することが非常に少ない。
【0083】なお、例えば導光体32を、その厚さが均
一な板状として、前記側端面32Aと反対側の側端面側
にも線状光源を設け、ここからも光を導くようにしても
よい。このようにすると、プリズム面16が更に高輝度
となると共に、該プリズム面16における輝度分布の均
一性を向上させることができる。
【0084】次に、図12を参照して、直下型の面光源
装置40について説明する。
【0085】この面光源装置40は、前記図1に示され
る光学シート10の裏面側のコーティング層18に沿っ
て、光拡散シート42を配置すると共に、光源34から
の光を、凹面上の光反射板44により反射させ、及び直
接に、前記光拡散シート42から光学シート10に光を
放出するようにされたものである。
【0086】この面光源装置40においても、前述の面
光源装置30と同様に、光学シート10のコーティング
層18表面と光拡散シート42との距離が、球状ビーズ
20によって1〜7μmに規制されるので、両者間での
干渉縞が発生することがない。又、球状ビーズ20が光
拡散シート42を損傷することが非常に少ない。
【0087】前記光反射板36、44は、薄い金属板に
アルミニウム等を蒸着したもの、あるいは白色の発泡P
ET(ポリエチレンテレフタレート)等が用いられる。
【0088】又、直接型の面光源装置40における光反
射板44の形状は、線状の光源34からの光を平行光線
として均一に反射できるものであればよく、凹円弧状、
放物面柱状、双曲線柱状、楕円柱状等の形状が選択され
る。
【0089】上記面光源装置30は、導光体32の光放
出面32Bに、光学シート10のコーティング層18が
直接配置されているが、本発明はこれに限定されるもの
でなく、例えば図13に示される面光源装置30Aのよ
うに、光学シート10と光放出面32Bとの間に光拡散
シート46を配置するようにしてもよい。
【0090】又、上記光学シート10は、いずれもコー
ティング層18が光入射側に向けて配置されているが、
これは、例えば図14、図15に示される面光源装置3
0B、40Aのように、単位プリズム14側を導光体3
2の光放出面32B又は光反射板44側に向けて配置す
るようにしてもよい。
【0091】又、上記面光源装置30、30A、30
B、40、40Aは、いずれも1枚の光学シート10を
用いるものであるが、本発明はこれに限定されるもので
なく、図16〜図19に示されるように、2枚あるいは
3枚以上の光学シートを重ねて用いるようにしてもよ
い。このように、複数枚の光学シートを重ねて用いた場
合でも、前述の如く、球状ビーズ20の、光学シート裏
面からの突出高さのばらつきが小さいので、集中荷重に
よって他の光学シートの単位プリズムを損傷したりする
ことがない。
【0092】図16の面光源装置50Aは、前記図11
に示される面光源装置30における、導光体32の光放
出面32Bと光学シート10との間に、該第2の光学シ
ート52を配置したものである。
【0093】この第2の光学シート52は、基本的に
は、前記光学シート10と同一構成であるが、コーティ
ング層側に球状ビーズが設けられることがなく、従来と
同様の平滑面とされている。
【0094】又、この第2の光学シート52における単
位プリズム54の稜線54Aは、前記光学シート10に
おける単位プリズム14の稜線14Aと直交する方向に
配置されている。
【0095】この面光源装置50Aの場合、第2の光学
シート52のプリズム面と反対側の平滑面位置で、導光
体32の光放出面32Bとの間で干渉縞が発生するが、
これは、その上側を光学シート10で覆うことによっ
て、外側からは干渉縞を観測することができなかった。
【0096】図17に示される面光源装置50Bは、図
16構成を直下型としたものであり、同図16及び図1
2におけると同一部分に同一符号を付することにより、
説明を省略するものとする。
【0097】又、上記のようなプリズムシートを2枚重
ねとした面光源装置50A、50Bは、第2のプリズム
シート52がいずれも光出射面側に単位プリズム54を
向けて配置されているが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、例えば図18、図19に示される面光源装置
50C、50Dのように、第2の光学シート52の単位
プリズム54を導光体32あるいは光拡散シート46側
に向けて配置するようにしてもよい。
【0098】これら図18、図19においては、前記図
16、図17と同一部分には同一符号を付することによ
り、説明を省略するものとする。
【0099】次に、図20に示される、本発明の実施の
形態の例に係る液晶表示装置60について説明する。
【0100】この液晶表示装置60は、前記図11、図
13、図14、図16又は図18に示されるような面光
源装置50の出光面側に、液晶パネル62を配置したも
のである。
【0101】この液晶表示装置は、透過型であり、液晶
画面を形成する各画素を前記面光源装置50からの出射
光によって裏側から照明される。
【0102】この液晶表示装置60においては、前述の
如く、面光源装置50からの照明光中に干渉縞がないの
で、良好な画像を形成することができる。又、光学シー
ト10のコーティング層18表面と、これと対向する導
光体32、光拡散シート、他の光学シートの平滑面との
距離が前述の如く7μm以下であるので、光学シート1
0の例えば法線方向への集光性能が低下されることがな
く、良好な輝度を得ることができる。
【0103】次に、図21を参照して、本発明の実施の
形態の例に係る面光源装置80について説明する。
【0104】この面光源装置80は、前記図8に示され
る光学シート70を、そのコーティング層18側をプリ
ズムシート76のプリズム面と接触させた状態で、光放
出面側に設けたものであり、図11の面光源装置30と
同様の透光性材料からなる板状体であって、図21にお
いて左側の側端面32Aから導入された光を、上側の光
放出面32Bから出射するようにされた導光体32と、
この導光体32の前記側端面32Aに沿って、これと平
行に配置され、該側端面32Aから前記導光体32内に
光を入射させる線状の光源34と、前記導光体32にお
ける、光放出面32Bと反対側の面、左側の側端面32
A以外の側端面を覆うようにして配置され、これらの面
から出射する光を反射して、導光体32内に戻すための
光反射板36とを備えて構成されている。なお、通常、
前記導光体32は、光放出面32Bを窓とした収納筐体
(図示省略)内に収納されている。
【0105】この面光源装置80においては、前述のよ
うに、コーティング層18の球状ビーズ20が、その粒
径分布の半値幅が1μm以下とされているので、球状ビ
ーズ20の、コーティング層18表面からの突出高さの
ばらつきが1μm以下となる。従って、該球状ビーズ2
0がプリズムシート76におけるプリズム部先端に接触
しても、その接触状態が均一であるので、大きく突出し
た球状ビーズとの接触による集中荷重の発生がなく、プ
リズムシート76のプリズム部の損傷が防止される。
【0106】又、図21において、プリズムシート76
がない状態、即ち、前記光学シート70のコーティング
層18が、前記導光体32の光放出面32Bに接触した
状態で配置されている場合も同様に導光体32の損傷が
防止される。
【0107】前記導光体32の材料、形状、光散乱機
能、光源に付いては前記図11の場合と同様である。
【0108】次に、図22を参照して、直下型の面光源
装置82について説明する。
【0109】この面光源装置82は、前記図8に示され
る光学シート70の裏面側のコーティング層18に沿っ
て、プリズムシート76を配置すると共に、光源34か
らの光を、凹面上の光反射板44により反射させ、及び
直接に、他の光拡散シート42からプリズムシート76
に光を放出するようにされたものである。
【0110】この面光源装置82においても、光学シー
ト70のコーティング層18の、球状ビーズ20によっ
てプリズム面が損傷されることが非常に少ない。
【0111】又、上記プリズムシート76は、いずれも
プリズム面が光出射側に向けて配置されているが、これ
は、例えば図23、図24に示される面光源装置80
A、82Aのように、単位プリズム74側を導光体32
の光放出面32B又は光反射板44側に向けて配置する
ようにしてもよい。
【0112】又、上記面光源装置80、80A、82、
82Aは、いずれも1枚のプリズムシートを用いるもの
であるが、本発明はこれに限定されるものでなく、図2
5〜図28に示されるように、2枚あるいは3枚以上の
プリズムシートを重ねて用いるようにしてもよい。この
ように、複数枚のプリズムシートを重ねて用いた場合で
も、前述の如く、球状ビーズ20の、プリズムシート裏
面からの突出高さのばらつきが小さいので、集中荷重に
よって他のプリズムシートの単位プリズムを損傷したり
することがない。
【0113】図25の面光源装置84Aは、前記図21
に示される面光源装置80における、導光体32の光放
出面32Bと光学シート70との間に、該第2の光学シ
ート86を配置したものである。
【0114】この第2の光学シート86は、基本的に
は、前記光学シート70と同一構成であるが、図4、図
5に示されるような各種単位プリズムの構成でもよい。
【0115】又、この第2の光学シート86における単
位プリズム88の稜線88Aは、前記光学シート70に
おける単位プリズム74の稜線74Aと直交する方向に
配置されている。
【0116】図26に示される面光源装置84Bは、図
25の構成を直下型としたものであり、同図25及び図
22におけると同一部分に同一符号を付することによ
り、説明を省略するものとする。
【0117】又、上記のような光学シートを2枚重ねと
した面光源装置84A、84Bは、第2の光学シート8
6がいずれも光出射面側に単位プリズム88を向けて配
置されているが、本発明はこれに限定されるものでな
く、例えば図27、図28に示される面光源装置84
C、84Dのように、第2の光学シート86の単位プリ
ズム88を導光体32あるいは光拡散シート側に向けて
配置するようにしてもよい。
【0118】これら図27、図28においては、前記図
25、図26と同一部分には同一符号を付することによ
り、説明を省略するものとする。
【0119】次に、図29に示される、本発明の実施の
形態の例に係る液晶表示装置90について説明する。
【0120】この液晶表示装置90は、前記図21、図
23、図25又は図27に示されるような面光源装置8
4の出光面側に、液晶パネル92を配置したものであ
る。
【0121】この液晶表示装置は、透過型であり、液晶
画面を形成する各画素を前記面光源装置84からの出射
光によって裏側から照明される。
【0122】この液晶表示装置90においては、前述の
如く、面光源装置84からの照明光中に干渉縞がないの
で、良好な画像を形成することができる。
【0123】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0124】光学シート10は、透明な2軸延伸PET
フィルム(膜厚125μm)上に、透明な接着層を約1
μmになるように塗布し、この上に単位プリズムのパタ
ーンを形成させるエポキシアクリレートのプレポリマー
を主成分とする紫外線硬化樹脂を塗布して、樹脂塗膜を
硬化(固化)後に型を離形することにより、ピッチ30
μmで、単位プリズム形状断面が頂角85°の二等辺三
角形で、稜線14Aが互いに平行になるように、隣接し
て配列されたものを用いる。この、単位プリズム14が
形成された透明基材シート12の、プリズム面16と反
対側面(裏面)に、次のような要領で球状ビーズ20を
配設した。
【0125】球状ビーズ20の材料としての透光性ビー
ズは、平均粒径5μmの架橋アクリル樹脂(n=1.4
9)、バインダーとしてはポリエステル樹脂(n=1.
55)からなる塗料を塗布する。
【0126】具体的には、上記透光性ビースを上記バイ
ンダー樹脂分の8%入れたインキを、MET:トルエン
=1:1の溶剤で希釈し、その粘度をザーンカップ粘度
計#3で27秒とした。
【0127】このインキを、単位プリズム14が形成さ
れた透明基材シート12の裏面にスリットリバースコー
ティング法により塗布し、その後溶剤を乾燥させて塗膜
を固化させた。
【0128】この乾燥した塗膜には、JISB0601
での10点平均粗さRz=3μmの球状ビーズ20が、
平均間隔d=30μmで2次元的にランダムな配列で形
成されていた。
【0129】このようにして形成された光学シート10
を暗室で、例えば導光体32の光放出面に接触させた状
態で、暗室内で観察したところ、干渉縞を観察すること
がなかった。
【0130】透光性ビーズの平均粒径を種々に変更し
て、上記と同様な光学シート10を形成して、これを、
前記図11〜図19に示されるような面光源装置に組み
込んで暗室で観察したところ、次の表1のようになっ
た。
【0131】
【表1】
【0132】その結果、表1における比較例1及び2の
場合にのみ干渉縞を観察した。
【0133】又、表1の実施例1の光学シート1枚と、
表面側が頂角90°の2等辺三角形柱状の単位プリズム
で裏面平滑の光学シートとを、図16のように組み込ん
だところ、表2のような結果になった。
【0134】
【表2】
【0135】又、図30に示されるように、本発明の粒
径分布の球状ビーズ20をコーティングした光学シート
と、これと粒径分布のばらつきが大きい球状ビーズ20
Aをコーティングした光学シートを、該球状ビーズ20
側を、例えばプリズム面に接触させ、10gの分胴を乗
せて引きずった実験結果では、粒径分布のばらつきが大
きい程、発生した傷も多かった。特に粒径分布の半値幅
が1μm以下のとき、プリズム面の傷が非常に少なかっ
た。
【0136】光拡散シートである光学シート70の光拡
散層72は、球状ビーズの材料としての透光性ビーズ
を、平均粒径5μmの架橋アクリル樹脂(n=1.4
9)、バインダーとしてはポリエステル樹脂(n=1.
55)からなる塗料を塗布して形成した。
【0137】この透明基材シート12の光拡散層72と
反対側面(裏面)に、次のような要領で球状ビーズ20
を含むコーティング層18を、前述の実施例と同様に配
設した。
【0138】このようにして形成された光学シート70
を暗室で、例えば導光体32の光放出面に接触させた状
態で、暗室内で観察したところ、干渉縞を観察すること
がなかった。
【0139】プリズムシート76は、透明な2軸延伸P
ETフィルム(膜厚125μm)上に、透明な接着層を
約1μmになるように塗布し、この上に単位プリズムの
パターンを形成させるエポキシアクリレートのプレポリ
マーを主成分とする紫外線硬化樹脂を塗布して、樹脂塗
膜を硬化(固化)後に型を離形することにより、ピッチ
30μmで、単位プリズム形状断面が頂角85°の二等
辺三角形で、稜線14Aが互いに平行になるように、隣
接して配列されたものを用いる。
【0140】透光性ビーズの平均粒径を種々に変更し
て、上記と同様な光拡散シートである光学シートを形成
して、これを、前記図21〜図28に示されるような面
光源装置に組み込んで暗室で観察したところ、前記表1
と同じ結果になった。
【0141】又、表1の実施例1に相当する光拡散シー
トであるの光学シート1枚と、表面側が頂角90°の2
等辺三角形柱状の単位プリズムのプリズムシートとを、
図21のように組み込んだところ、光学シートの傷等の
欠陥が隠され、且つ、光の出光分布がより滑らかになっ
た。
【0142】又、図30に示されるように、本発明の粒
径分布の球状ビーズ20をコーティングした光拡散シー
トである光学シートと、これと粒径分布のばらつきが大
きい球状ビーズ20Aをコーティングした光学シート
を、該球状ビーズ20側を、例えばプリズム面に接触さ
せ、10gの分胴を乗せて引きずった実験結果では、粒
径分布のばらつきが大きい程、発生した傷も多かった。
特に粒径分布の半値幅が1μm以下のとき、プリズム面
の傷が非常に少なかった。特に、光学シートのプリズム
頂角が100°以下で尖っている場合は、前述したビー
ズの粒径のばらつきによる影響が大きかった。
【0143】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、光
学シートに発生する、外部光によらない干渉縞を解消す
ることができると共に、この光学シートを用いた面光源
装置及び透過型表示体において、干渉縞が観察されない
良質な画像を得ることができると共に、光学シートによ
って、接触する光学部材の板傷を大幅に低減できるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係るプリズム面を有
する光学シートの一部を拡大して示す斜視図
【図2】同光学シートの一部を更に拡大して示す断面図
【図3】同光学シートにおいてコーティング層形成過程
を示す断面図
【図4】光学シートの実施の形態の第2例及び第3例を
示す斜視図
【図5】同実施の形態の第4例及び第5例を示す斜視図
【図6】光学シート積層体の実施の形態の第1例を示す
斜視図
【図7】同実施の形態の第2例を示す斜視図
【図8】本発明の実施の形態の例に係る光拡散シートと
しての光学シートの一部を拡大して示す断面図
【図9】同光学シートにおいてコーティング層形成過程
を示す断面図
【図10】同光学シートを用いた光学シート積層体の実
施の形態の第1例を示す斜視図
【図11】本発明の実施の形態の例に係るプリズム面を
有する光学シートを用いた面光源装置の要部を示す斜視
【図12】面光源装置の実施の形態の第2例を示す斜視
【図13】同面光源装置の実施の形態の第3例を示す略
示断面図
【図14】同実施の形態の第4例を示す略示断面図
【図15】同実施の形態の第5例を示す略示断面図
【図16】同実施の形態の第6例の要部を示す斜視図
【図17】同実施の形態の第7例の要部を示す斜視図
【図18】同実施の形態の第8例の要部を示す斜視図
【図19】同実施の形態の第9例の要部を示す斜視図
【図20】本発明の実施の形態の例に係る液晶表示装置
を示す略示側面図
【図21】本発明の光拡散シートである光学シートを用
いた実施の形態の例に係る面光源装置の要部を示す斜視
【図22】面光源装置の実施の形態の第2例を示す斜視
【図23】同面光源装置の実施の形態の第3例を示す略
示断面図
【図24】同実施の形態の第4例を示す略示断面図
【図25】同実施の形態の第5例の要部を示す斜視図
【図26】同実施の形態の第6例の要部を示す斜視図
【図27】同実施の形態の第7例の要部を示す斜視図
【図28】同実施の形態の第8例の要部を示す斜視図
【図29】本発明の実施の形態の例に係る液晶表示装置
を示す略示側面図
【図30】本発明の球状ビーズをコーティングした光学
シートと、粒径分布のばらつきが大きい球状ビーズをコ
ーティングした光学シートとを比較して示す拡大断面図
【符号の説明】
10、10A、10B、10C、10D、70…光学シ
ート 12…透明基材シート 14、15A、15B、15C、15D…単位プリズム 14A、54A、74A…綾線 16…プリズム面 18…コーティング層 20…球状ビーズ 22…透光性材料 22A…平滑面 24…隙間 26、28…光学シート積層体 30、30A、30B、40、40A、50、50A、
50B、50C、50D、80、80A、82、82
A、84A、84B、84C…面光源装置 32…導光体 32A…側端面 32B…光放出面 34…線状光源 36、44…光反射板 42、46…光拡散シート 52…第2の光学シート 54、74…単位プリズム 60、90…液晶表示装置 72…光拡散層 76…プリズムシート 86…第2の光学シート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性基材の表面に単位プリズム又は単位
    レンズを複数配列し、裏面を透光性材料からなるコーテ
    ィング層により覆った光学シートにおいて、前記コーテ
    ィング層を、粒径分布の半値幅が1μm以下の球状ビー
    ズを含んで構成したことを特徴とする光学シート。
  2. 【請求項2】透光性基材の表面に光拡散層を有し、裏面
    を透光性材料からなるコーティング層により覆った光学
    シートにおいて、前記コーティング層を、粒径分布の半
    値幅が1μm以下の球状ビーズを含んで構成したことを
    特徴とする光学シート。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記光拡散層は透光性
    球状ビーズを含んで構成され、この光拡散層内の透光性
    球状ビーズの平均粒径を、前記コーティング層に含まれ
    る球状ビーズの平均粒径よりも大きくしたことを特徴と
    する光学シート。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、前記コーテ
    ィング層に含まれる球状ビーズを、粒径が1〜10μm
    の透光性ビーズから構成したことを特徴とする光学シー
    ト。
  5. 【請求項5】請求項1又は4の単位プリズム又は単位レ
    ンズを含む光学シートを複数積層してなり、積層された
    光学シートにおける前記コーティング層が、隣接して積
    層された光学シートにおける単位プリズム又は単位レン
    ズに接触されていることを特徴とする光学シート積層
    体。
  6. 【請求項6】請求項2乃至4のいずれかの光拡散層を含
    む光学シートと、透光性基材の表面に単位プリズム又は
    単位レンズを複数配列したプリズムシートを複数積層し
    てなり、積層された光学シートにおける前記コーティン
    グ層が、隣接して積層されたプリズムシートにおける単
    位プリズム又は単位レンズに接触されていることを特徴
    とする光学シート積層体。
  7. 【請求項7】透光性材料からなる板状体であって、少な
    くとも一側端面から導入された光を一方の面である光放
    出面から出射するようにされた導光体と、この導光体の
    少なくとも前記一側端面から内部に光を入射させる光源
    と、前記導光体における前記光放出面側に設けられ、該
    光放出面から出射される光が前記コーティング層側から
    入射される、請求項1乃至6のいずれかの光学シート
    と、を有してなる面光源装置。
  8. 【請求項8】光拡散シートと、この光拡散シートに光を
    照射する光源と、この光源の前記光拡散シートと反対側
    に配置され、光源からの光を前記光拡散シート方向へ反
    射する反射器と、前記光拡散シートから出射される光が
    前記コーティング層から入射されるように配置された請
    求項1乃至4のいずれかの光学シートと、を有してなる
    面光源装置。
  9. 【請求項9】光拡散シートと、この光拡散シートに光を
    照射する光源と、この光源の前記光拡散シートと反対側
    に配置され、光源からの光を前記光拡散シート方向へ反
    射する反射器と、前記光拡散シートから出射される光が
    前記コーティング層から入射されるように配置された請
    求項5又は6の光学シート積層体と、を有してなる面光
    源装置。
  10. 【請求項10】平面状の透光性表示体と、この透光性表
    示体の背面に配置され、出射光により該透光性表示体を
    背面から照射するようにされた、請求項7、8又は9の
    面光源装置と、を備えてなる透過型表示装置。
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