JPH11133069A - 電圧監視回路 - Google Patents

電圧監視回路

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JPH11133069A
JPH11133069A JP9270143A JP27014397A JPH11133069A JP H11133069 A JPH11133069 A JP H11133069A JP 9270143 A JP9270143 A JP 9270143A JP 27014397 A JP27014397 A JP 27014397A JP H11133069 A JPH11133069 A JP H11133069A
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voltage
comparator
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JP9270143A
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Goetz Laszlo
ゲーツ ラスツロ
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Texas Instruments Deutschland GmbH
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Texas Instruments Deutschland GmbH
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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準電圧源の一定動作と抵抗分圧器の損失に
よる大エネルギが不要で、電源電圧変化に確実に反応す
る電圧監視回路を提供する。 【解決手段】 第1の比較器は被監視電圧からの実際の
電圧を抵抗分圧器のタップ点から信号入力で、基準電圧
を基準入力で受ける。抵抗分圧器と並列の容量分圧器の
タップ点も第1比較器の信号入力に接続される。第2の
比較器は信号入力で被監視電圧を、基準入力で第1比較
器と同じ基準電圧を受ける。第1のコンデンサが各比較
器の基準入力に、第2のコンデンサが第2比較器の信号
入力に接続される。スイッチにより回路内の電流負荷を
電源電圧から遮断し、比較器が各コンデンサの蓄積電圧
を比較する。第2コンデンサは漏れ電流が大きく、蓄積
電圧が早く基準電圧より下に下がるので、第2比較器は
制御信号を出力して各スイッチを閉じ、瞬間的に存在す
る実際の電圧を再び各信号入力に印加し、各基準入力の
基準電圧を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に電圧監視回路
に関するものであり、特に電源電圧または電池から給電
されるマイクロプロセッサを監視するための回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータ、マイクロプロセ
ッサのようなディジタルシステムでは、電源電圧がその
所望の値になっているときだけディジタルシステムが活
性状態に入ることが重要である。電源電圧が低下した
り、急激に落ち込んだりすると、このようなシステムの
障害動作が生じることになる。したがって一般に、この
ようなシステムには電源電圧の値を監視するための回路
が含まれる。
【0003】最近、電池から給電される携帯システムが
ますます重要な役割を果たすようになってきている。こ
のような装置では、電圧監視回路がマイクロプロセッサ
の電源電圧を監視する。これまでに用いられてきたよう
な電圧監視回路の一例が、1995年4月28日にテキ
サス・インスツルメント(Texas Instrum
ents)により発行された技術情報、「バイCMOS
電源電圧監視用TLC77XXシリーズ」(TLC77
XX Series of BiCMOS SUPPL
Y VOLTAGE SUPERVISORS)の9頁
以降に示されている。
【0004】この回路では、比較器が使用される。比較
器は一つの基準入力で、基準電圧源からの電圧を所望の
電圧として受ける。この場合、基準電圧源にはバンドギ
ャップ基準が含まれる。基準電圧源は、基準電圧Vre
fを発生するために絶えず給電されている。被監視電圧
は、二つの抵抗で構成される抵抗分圧器により分圧され
る。上記の被監視電圧Vccがその完全なレベルにある
場合には、二つの抵抗の一方には電圧降下が生じ、その
値は基準電圧にほぼ等しい。実際には、被監視電圧Vc
cがその完全なレベルにあれば、これはある安全許容閾
値だけ基準電圧を超えることになる。このとき、分圧器
のタップ点に存在する電圧が実際の電圧として比較器の
信号入力に印加される。実際の電圧が所望の電圧より小
さければ、比較器は警報信号を発する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】説明した電圧監視回路
の欠点は、基準電圧源の一定動作と抵抗分圧器の抵抗内
に生じる損失のために、比較的大きなエネルギ量が必要
になるということである。
【0006】したがって本発明の一つの目的は、最初に
説明した従来技術の欠点を避けながら、しかも電源電圧
の変化に対して信頼できるように反応するような最初に
説明した型の電圧監視回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電圧監視回路で
は、比較器で実際の電圧が所望の電圧より大きい期間の
間は、かなりの電流負荷が電源電圧から遮断されるの
で、それらの電流負荷はエネルギを消費することはでき
ない。このような期間に、比較器はコンデンサに蓄積さ
れた電圧を比較する。このような電圧が常に、実際に監
視すべき電圧の真の姿を表すように、第2の比較器はそ
の信号入力と接続されたコンデンサを介して故意に作成
された漏れ電流により、制御信号を作成する。この制御
信号は、コンデンサに存在する所望の電圧および実際の
電圧を新たにする役目を果たす。
【0008】したがってその結果として、所要エネルギ
が少なく、負荷、たとえばマイクロプロセッサに対する
電源電圧の変化に信頼できるように反応する電圧監視回
路が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に一実施例と付図を参照して、
本発明について詳細に説明する。図1は本発明による電
圧監視回路の一実施例の回路図を示す。
【0010】図1に示される電圧監視回路には、第1の
比較器10が含まれる。第1の比較器10は、信号入力
12および基準入力14をそなえている。比較器10の
出力16は出力端子18に接続されている。比較器10
の信号入力12は、容量分圧器のタップ点20と接続さ
れている。容量分圧器には、コンデンサC1とそれに直
列接続されたコンデンサC2が含まれている。コンデン
サC1とコンデンサC2は、電源電圧線22と接地線2
4との間に配置されている。このような容量分圧器と並
列に、電源電圧線22と接地線24との間には、抵抗R
1とそれに直列接続された抵抗R2から成る抵抗分圧器
も接続されている。この抵抗分圧器のタップ点26は、
スイッチ28を介して容量分圧器のタップ点20と接続
され得る。したがって、タップ点26は比較器10の信
号入力12にも接続され得る。更に、抵抗R1および抵
抗R2とそれぞれ直列にスイッチ30およびスイッチ3
2が接続されているので、このようなスイッチを開く
と、抵抗R1および抵抗R2はそれぞれ電源電圧線22
および接地線24から遮断される。
【0011】比較器10の基準入力14は、スイッチ3
4を介して基準電圧源36の出力と接続され得る。更
に、基準入力14と接地線24との間に、もう一つのコ
ンデンサC3がある。
【0012】比較器10は電源入力40を介して接地線
24と接続され、電源入力38および電流源42を介し
て電源電圧線22と接続されている。スイッチ44を閉
じることにより、もう一つの電流源46を電流源42と
並列に配置して、必要な場合に比較器10に、より大き
な電源電流を供給してもよい。スイッチ44はORゲー
ト回路48の出力信号により制御される。ORゲート回
路48の一方の入力はコンデンサC4を介して電源電圧
線22と接続されており、ORゲート回路48の第2の
入力にはスイッチング信号Sを供給することができる。
スイッチング信号Sについては、後で説明する。
【0013】電圧監視回路には、第2の比較器50も含
まれている。第2の比較器50の信号入力52はスイッ
チ54および電流源56を介して電源電圧線22と接続
され得る。更に、比較器50の信号入力52と接地線2
4との間に、もう一つのコンデンサC5が設けられてい
る。比較器50の基準入力58は比較器10の基準入力
14と接続されている。
【0014】比較器10と同様に、比較器50は二つの
電源端子(60および62)をそなえている。この場
合、電源端子60は接地線24と接続され、電源端子6
2は電流源64を介して電源電圧線22と接続されてい
る。
【0015】基準電圧源36は二つの電源端子66およ
び68をそなえている。電源端子66は接地線24と接
続され、電源端子68はスイッチ70を介して電源電圧
線22と接続されている。
【0016】電源電圧Vccは端子70を介して電源電
圧線22に供給される。接地電位は端子72を介して接
地線24に印加される。
【0017】比較器50の出力74はORゲート回路7
6の一つの入力に接続されている。ORゲート回路76
のもう一つの入力は比較器10の出力16に接続され、
もう一つの入力は入力端子78に接続されている。OR
ゲート回路76の出力80はスイッチ28、30、3
2、34、54、および70の制御端子、ならびにOR
ゲート回路48の一方の入力と接続されている。
【0018】これまで説明した電圧監視回路の動作は次
の通りである。
【0019】たとえば、電池により端子70を介して電
源電圧線22に印加される5ボルトの電圧Vccを監視
するために、説明した回路を用いるものとする。回路が
まだ動作していないとき、すべてのスイッチは開いてお
り、すべてのコンデンサは放電している。
【0020】電圧監視回路を動作させるとき、スイッチ
オンパルスが端子78に印加される。その結果、ORゲ
ート回路76はその出力80に、このスイッチオンパル
スをスイッチングSの形式で供給する。スイッチングS
は各スイッチに与えられて、各スイッチが閉じる。その
結果、基準電圧源36は動作を開始し、閉じたスイッチ
34を介して基準電圧を比較器10の基準入力14と比
較器50の基準入力58の両方に印加する。スイッチ2
8、30、および32が閉じた状態になることにより、
比較器10の信号入力12に、ある電圧が存在すること
になる。この電圧は、抵抗R1とR2の比、およびコン
デンサC1とC2の比によって決まる。抵抗R1とR
2、およびコンデンサC1とC2は、二つの分圧器のタ
ップ点に同じ電圧があるような、大きさにそれぞれなっ
ている。これにより、抵抗とコンデンサが各々の場合に
同じ比で印加電源電圧を分圧する。
【0021】スイッチ54も閉じるので、電源電圧線2
2に存在する電圧は比較器50の信号線22にも設定さ
れる。
【0022】始動パルスの終了後、ORゲート回路76
の出力80のスイッチング信号Sも終了するので、説明
している電圧監視回路内のすべてのスイッチが開く。そ
の結果、抵抗R1およびR2から成る分圧器は電源電圧
から遮断され、この分圧器のタップ点26は比較器10
の信号線12から遮断される。この状態ではこの信号入
力12は、コンデンサC1およびC2で構成される容量
分圧器のタップ点20に存在する電圧になろうとする。
スイッチ34が開いたため、基準電圧源36は二つの比
較器10および50の基準入力から遮断される。その結
果、この基準入力はもはや基準電圧源36の出力電圧と
はならず、コンデンサC3に蓄積された電圧となる。
【0023】上記のスイッチが開いた後、比較器10は
容量分圧器C1およびC2のタップ点20に存在する電
圧を基準入力14に存在し、コンデンサC3に蓄積され
た電圧と比較する。比較器50は、それの基準入力58
に存在する電圧をコンデンサC5に蓄積された電圧と比
較する。
【0024】スイッチが開いた後に被監視電圧Vccが
それの所望値に上昇しない場合には、比較器10はそれ
の信号入力12に存在する電圧がそれの基準入力14に
存在する電圧より小さくなることを検出する。その結
果、比較器10の出力16に、値が「1」の信号が現れ
る。この値が「1」の信号が一方では出力端子18に警
報信号として印加され、他方ではORゲート回路76に
制御信号として印加される。これは、このORゲート回
路の出力80にスイッチング信号Sが送出される。スイ
ッチング信号Sにより、各スイッチが再び閉じる。これ
により、二つの比較器10および50の入力の電圧が更
新される。比較器10の信号入力12の電圧値が基準入
力14の電圧値より大きくなるまで、比較器10の出力
16の、値が「1」の信号が継続する。比較器10の信
号入力12の電圧値が基準入力14の電圧値より大きく
なるとすぐに、比較器10の出力16の制御信号は値が
「0」となる。その結果、これに続いてスイッチング信
号SはORゲート回路76の出力80にはもはや現れな
い。このとき、上記各スイッチはすべて開放状態に切り
替わる。
【0025】タップ点20、したがって比較器10の信
号入力12に存在する電圧を比較器10の基準入力14
に存在する電圧と比較することにより、電源電圧線22
の電圧を事実上監視することが可能になる。漏れ電流に
より、タップ点20の電圧は実際には変化する。したが
ってタップ点20は電源電圧に対して、コンデンサC1
とC2、抵抗R1とR2の比で設定されるのと同じ比に
はならない。
【0026】上記の電圧監視回路には、タップ点20の
電圧を常に更新して、被監視電源電圧Vccに対して正
しい比または関係となるようにする手段が設けられてい
る。これは、電圧Vccから求めてコンデンサに蓄積さ
れた電圧ではなくて、電圧Vccを直接監視するかのよ
うに動作する。この更新動作を行わせるための制御信号
は比較器50が発生する。
【0027】比較器10と同様に、比較器50はその信
号入力52に存在する電圧をその基準入力58に存在す
る電圧と比較する。これら二つの電圧はそれぞれコンデ
ンサC5およびC3に蓄積される。コンデンサC5はコ
ンデンサC3に比べて大きさが極めて小さいコンデンサ
である(コンデンサC3の容量値の1/10または1/
100になることさえある)。したがって、回路に用い
られる他のコンデンサに比べて漏れ電流が大きい。その
結果、コンデンサC5に蓄積され、したがって比較器5
0の信号線52に印加される電圧は、漏れ電流が大きい
ため他のコンデンサの電圧より著しく早く低下する。比
較器50の信号入力52の実際の電圧が基準入力58の
所望の電圧より小さくなるとすぐに、比較器50は制御
信号を供給する。この制御信号はORゲート回路76に
よりスイッチング信号Sとしてスイッチ28、30、3
2、34、54、および70に印加され、またORゲー
ト回路48を介してスイッチ44にも印加される。これ
は、これらのスイッチが閉じるということを意味する。
各スイッチが閉じたため、抵抗分圧器R1およびR2を
介して所望の電圧が比較器10の信号入力12に再び印
加され、基準電圧が比較器10の基準入力14および比
較器50の基準入力58に印加される。更に、コンデン
サC5には電源電圧Vccが再び蓄積される。
【0028】
【発明の効果】これまでは、電源電圧Vccが変化せ
ず、所望の値の5ボルトに維持されるものと仮定してき
た。更新動作の後、比較器50の信号入力52は基準入
力58の基準電圧より大きい電圧を再び受けるので、比
較器50はもはや制御信号を供給しない。説明している
例では、これは比較器50の出力信号の信号値が再び
「0」となるということを意味する。したがって、スイ
ッチング信号Sも「0」の値に戻るので、各スイッチは
開放状態に戻る。このとき、コンデンサC1、C2、C
3、およびC5にそれぞれ蓄積された電圧を比較すると
いう同じ状態となる。この状態では分圧器R1およびR
2も基準電圧源も電源電圧Vccと接続されないので、
この期間には電圧監視回路の電流消費が劇的に少なくな
る。実際には、回路で用いられる他の構成要素と比べて
比較的高い動作電流を必要とするのは特に、非常に正確
な基準電圧源であることが実際に見出されたので、基準
電圧源のスイッチオフにより電流消費が著しく少なくな
る。更に、抵抗分圧器R1およびR2のスイッチオフが
このような電流の低減に寄与する。
【0029】今、スイッチング信号Sの最新の発生とそ
れによるスイッチの閉成の後、電源電圧Vccがまだ許
容できる許容値より下の値に低下するものと仮定する。
したがって、電源電圧Vccのこの値により、比較器1
0の出力16に警報信号が作成されなければならない。
電源電圧Vccのこの低下は、容量分圧器のタップ点2
0にも、そして比較器10の信号入力12にも、より低
い電圧値が生じるということを意味する。仮定している
ように、この値は基準入力14の基準電圧値より小さ
い。それに応じて比較器10はその出力16に、値が
「1」の警報信号を供給する。値が「1」のこの警報信
号は端子18を介して、所望の電圧監視回路をそなえた
装置に供給してもよく、そしてその装置で所望の反応を
生じてもよい。たとえば、装置の電池を新しいものと取
り換えなければならないということをディスプレイ装置
によりユーザに知らせてもよい。しかし、たとえば、警
報信号により、重要なデータを装置内に記憶させ、そし
て装置内に存在するマイクロプロセッサを所定の初期状
態に再設定させることもできる。
【0030】上記の動作は、被監視電圧のゆっくりした
ドリフトの場合に行ってもよい。電圧監視回路が可能な
最小の遅延で電源電圧の素早い変化にも応答できるよう
にするために、付加的な電流源46が設けられる。電流
源46は電流源42と並列にスイッチ44の両端間の回
路に配置することができる。スイッチの閉成は一方で
は、正規動作の間にスイッチング信号Sによって行われ
る。次に比較器10はより大きな電流が与えられたと
き、その信号入力12の電圧の変化に、より早く反応す
る。次にコンデンサC4を介してORゲート回路48に
パルスが伝わったとき、ORゲート回路48はスイッチ
44を閉じるための制御信号も供給する。これは、電源
電圧Vccの極めて早い変化が起きると、常に行われ
る。この早い変化は、コンデンサC1を介して比較器1
0の信号入力12にも伝えられる。比較器10の極めて
早い反応が必須であるそれらの場合、電流源42に対す
る電流源46の並列構成により比較器の電源電流が増大
するので、比較器10は必要条件に従って反応すること
ができる。
【0031】上記の電圧監視回路では、基準電圧源はバ
ンドギャップ基準の形式をとり、非常に一定の1.2ボ
ルトの出力電圧を供給することが好ましい。特定の場
合、被監視電源電圧Vccが5ボルトであり、4.85
ボルトに低下しても比較器10がトリップされず、警報
信号が発生することもないようにすることができる。警
報信号を発生しなければならないのは、電圧が4.85
ボルトより下に下がったときだけである。この例で抵抗
R1の値が3.65キロオーム、抵抗R2の値が1.2
キロオームであり、比較器10の信号入力12の電圧は
1.237ボルトとなる。電源電圧Vccが4.85ボ
ルトより下に下がるとすぐに、信号入力が1.2ボルト
より下の電圧値に達する。この値は基準電圧源36から
の基準電圧1.2ボルトより低くなる。これに比較器1
0が反応し、その出力に警報信号が生じる。既に述べた
ように、コンデンサC1およびC2は抵抗R1およびR
2と同じ比で電圧Vccを分圧する。これらのコンデン
サの容量値は可能性と必要条件に従って選択することが
できる。
【0032】電圧監視回路全体を集積回路の形式で設計
してもよく、マイクロプロセッサの半導体チップの上
に、小さな所要スペースで直接実装され、マイクロプロ
セッサの電源電圧を監視する。
【0033】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1) 電圧監視回路において、被監視電圧Vccとと
もに供給される、基準電位源36が発生した第1の電位
を受けるための基準入力14をそなえた第1の比較器1
0であって、被監視電圧Vccから抵抗分圧器R1,R
2のタップ点で求められた実際の電位を信号入力12で
受け、該信号入力12の実際の電位が基準入力14の所
望の電位より低いときに警報信号を発生する第1の比較
器10、抵抗分圧器R1,R2と並列に接続された容量
分圧器C1,C2であって、第1の比較器10の信号入
力に結合され、抵抗分圧器R1,R2と同じ比で抵抗分
圧器R1,R2のタップ点26と結合されたタップ点2
0で上記被監視電圧Vccを分圧する容量分圧器C1,
C2、一つの基準入力58で所望の電位として基準電位
を受け、信号入力52で実際の電圧として被監視電位V
ccを受け、信号入力52の実際の電圧が基準入力58
の所望の電圧より低くなったときに制御信号を発生する
第2の比較器50、および第1の比較器10の基準入力
14と第2の比較器50の信号入力52に結合された第
2の蓄積コンデンサC5であって、該第2の蓄積コンデ
ンサC5を第1の蓄積コンデンサC3および容量分圧器
のコンデンサC1,C2より小さくすることにより、該
第2の蓄積コンデンサC5の漏れ電流を大きくし、該第
2の蓄積コンデンサC5に蓄積された電位が残りのコン
デンサC1,C2,C3に蓄積された電位より早く降下
するようにされた第2の蓄積コンデンサC5、が含ま
れ、そして抵抗分圧器R1,R2は被制御スイッチ3
0,32により被監視電位Vccから分離され、被制御
スイッチ28により容量分圧器C1,C2のタップ点2
0から分離されるように動作することができ、基準電圧
源36は被制御スイッチ34,70により第1の比較器
10および第2の比較器50の基準入力から、そして電
圧源Vccから分離されるように動作することができ、
第2の比較器の信号入力52は被制御スイッチ54によ
り被監視電位から分離されるように動作することがで
き、そして第2の比較器50からの制御信号から得られ
たスイッチング信号Sまたは第1の比較器10からの警
報信号から得られたスイッチング信号Sが被制御スイッ
チ28,30,32,34,54,70に供給されて該
スイッチを動作させることを特徴とする電圧監視回路。
【0034】(2) 基準電圧源36がバンドギャップ
基準である第1項記載の電圧監視回路。 (3) 被制御スイッチ44を介して第1の比較器10
の電流供給入力に結合するための付加的な電流源46も
含まれ、該スイッチはスイッチング信号Sにより、また
はレベル点電源電圧の急激な降下により生じるもう一つ
の制御信号により閉成状態に作動し得る第1項記載の電
圧監視回路。 (4) 電源電圧源に接続されたコンデンサC4がもう
一つの制御信号を発生する第1項または第2項記載の電
圧監視回路。 (5) 回路が集積回路の形式で与えられる第1項、第
2項、第3項、または第4項記載の電圧監視回路。
【0035】(6) 電圧監視回路に第1の比較器10
が含まれる。第1の比較器の信号入力12は、被監視電
圧Vccから求められた実際の電圧を抵抗分圧器R1,
R2のタップ点26から受ける。第1の比較器の基準入
力には、基準電圧が印加される。抵抗分圧器R1,R2
と並列に容量分圧器C1,C2が配置される。容量分圧
器C1,C2のタップ点20も第1の比較器10の信号
入力12に接続される。第2の比較器50はその信号入
力52で被監視電圧Vccを受け、その基準入力58で
第1の比較器10と同じ基準電圧を受ける。コンデンサ
C3が二つの比較器10,50の基準入力と接続され
る。コンデンサC5も第2の比較器50の信号入力12
に接続される。スイッチの助けにより、回路内に存在す
るかなりの電流負荷を電源電圧から遮断することができ
る。この状態で、コンデンサに蓄積された電圧が比較器
により比較される。第2の比較器50の信号入力12に
接続されたコンデンサC5は漏れ電流が比較的大きい。
したがって、コンデンサC5に蓄積された電圧は温度に
応じて多少早く基準電圧の値より低く降下する。これに
より、この比較器は対応する制御信号をその出力に供給
し、この制御信号を用いて各スイッチが閉じられる。各
スイッチが閉じることにより、瞬間的に存在する実際の
電圧値が再び信号入力に印加され、基準入力の基準電圧
も再び更新される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電圧監視回路の一実施例の回路図
である。
【符号の説明】
10 比較器 12 比較器信号入力 14 比較器基準入力 20 タップ点 26 タップ点 28 スイッチ 30 スイッチ 32 スイッチ 34 スイッチ 54 スイッチ 70 スイッチ 36 基準電圧源 44 スイッチ 46 電流源 50 比較器 52 比較器信号入力 58 比較器基準入力 C1 コンデンサ C2 コンデンサ C3 コンデンサ C5 コンデンサ R1 抵抗 R2 抵抗 S スイッチング信号 Vcc 電源電圧

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧監視回路において、 被監視電圧(Vcc)とともに供給される基準電位源
    (36)により発生した第1の電位を受けるための基準
    入力(14)を有する第1の比較器(10)であって、
    前記被監視電圧(Vcc)から抵抗分圧器(R1,R
    2)のタップ点で求められた実際の電位を信号入力(1
    2)で受け、該信号入力(12)の実際の電位が前記基
    準入力(14)の所望の電位より低いときに警報信号を
    発生し、 前記抵抗分圧器(R1,R2)と並列に接続された容量
    分圧器(C1,C2)であって、前記第1の比較器(1
    0)の信号入力に結合され、前記抵抗分圧器(R1,R
    2)と同じ比で前記抵抗分圧器(R1,R2)のタップ
    点(26)と結合されたタップ点(20)で前記被監視
    電圧(Vcc)を分圧し、 一つの基準入力(58)で予め定められた電位として基
    準電位を受け、かつ信号入力(52)で実際の電圧とし
    て被監視電位(Vcc)を受ける第2の比較器(50)
    であって、該比較器は信号入力(52)の実際の電圧が
    前記基準入力(58)の所望の電圧より低くなるときに
    制御信号を発生し、 前記第1の比較器(10)の基準入力(14)と前記第
    2の比較器(50)の信号入力(52)に結合された第
    2の蓄積コンデンサ(C5)であって、該第2の蓄積コ
    ンデンサ(C5)は第1の蓄積コンデンサ(C3)およ
    び前記容量分圧器のコンデンサ(C1,C2)より小さ
    く、該第2の蓄積コンデンサ(C5)の漏れ電流を大き
    くし、該第2の蓄積コンデンサ(C5)に蓄積された電
    位が残りのコンデンサ(C1,C2,C3)に蓄積され
    た電位より早く降下するようにして構成され、 前記抵抗分圧器(R1,R2)は被制御スイッチ(3
    0,32)により前記被監視電位(Vcc)から分離さ
    れ、かつ被制御スイッチ(28)により前記容量分圧器
    (C1,C2)のタップ点(20)から分離されるよう
    に動作可能とし、 基準電圧源(36)は被制御スイッチ(34,70)に
    より前記第1の比較器(10)および前記第2の比較器
    (50)の基準入力から、そして前記被監視電圧(Vc
    c)から分離されるように動作可能とし、 前記第2の比較器の信号入力(52)は被制御スイッチ
    (54)により前記被監視電位から分離されるように動
    作可能とし、 前記第2の比較器(50)からの制御信号から得られた
    スイッチング信号(S)または前記第1の比較器(1
    0)からの前記警報信号から得られた前記スイッチング
    信号(S)が被制御スイッチ(28,30,32,3
    4,54、70)に供給されて該被制御スイッチを動作
    させることを特徴とする電圧監視回路。
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