JPH11132468A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH11132468A
JPH11132468A JP29254097A JP29254097A JPH11132468A JP H11132468 A JPH11132468 A JP H11132468A JP 29254097 A JP29254097 A JP 29254097A JP 29254097 A JP29254097 A JP 29254097A JP H11132468 A JPH11132468 A JP H11132468A
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course
warming
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由紀 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、パンを良好にあたためるようにす
る。 【解決手段】 制御回路22は、パンあたため調理時に
は、加熱室内の食品を高周波加熱するマグネトロン14
と、加熱室内の食品をヒータ加熱する上ヒータ11及び
下ヒータ12とを制御するものである。各種操作キー2
4には、パンをあたためるときに操作されるパンキーが
含まれている。制御回路22は、このパンキーからの入
力に基いて、ヒータ11,12による第1の加熱行程と
マグネトロン14による第2の加熱行程とを順に実行し
て、焼網上のパンを加熱するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンあたため機能
を有する加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、加熱調理器
において、バターロール、フランスパン、ハンバーガ
ー、ホットドッグやアンパンといったパンをあたためる
場合には、マグネトロンによる電子レンジ機能により加
熱したり、あるいは、ヒータによるトースタグリル機能
により加熱したりすることが一般的である。
【0003】しかしながら、電子レンジ機能によりパン
を加熱すると、パンが固くなってしまったり、また回転
皿を使用するため、皿接触部分やその近傍部分が水分が
多くて柔らかい状態いわゆる「べちゃ」とした状態とな
ってしまい、パンがふっくらとあたたまらないというの
が実情であった。また、トースタグリル機能によりパン
を加熱する場合、内部まであたたかめようとすると表面
部分が焼け過ぎ状態となって焦げてしまい、逆に表面部
分が焦げないようにすると内部はほとんどあたたまって
いない状態となり、この場合も、パンがふっくらとあた
たまらないというのが実情であった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、パンを良好にあたためることができ
る加熱調理器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、食品
が収容される加熱室と、この加熱室内に配置されパンを
直接載せるための焼網と、前記加熱室内の食品を高周波
加熱するマグネトロンと、前記加熱室内の食品をヒータ
加熱するヒータと、パンをあたためるときに操作される
パンキーと、このパンキーからの入力に基いて、前記ヒ
ータによる第1の加熱行程と前記マグネトロンによる第
2の加熱行程とを順に行なうパンあたためコースを実行
して前記焼網上のパンを加熱する加熱制御手段と、を備
えてなる。
【0006】この構成においては、パンをあたためる場
合には、ヒータによる第1の加熱行程と、マグネトロン
による第2の加熱行程とを順に実行するから、パンをふ
っくらとあたためることができるようになる。すなわ
ち、ヒータによる第1の加熱行程が最初に実行されるか
ら、パンの表面部分が加熱されて「ぱりっ」とした状態
になる。このときパン内部はあたためられいない。しか
して、このヒータ加熱を内部があたたかくなるまで続け
ると、パン表面部分が焦げてしまうが、上記構成におい
ては、次にマグネトロンによる第2の加熱行程を行なう
から、パン表面部分は焦がさずにパン内部をあたためる
ことができる。このときパン表面部分が「ぱりっ」とし
た状態となっているから内部の水分が逃げず、これによ
り固くなることがなく、全体的にふっくらとした良好な
仕上がり状態にあたためることができる。
【0007】しかも、焼網にパンを直接載せるので、調
理皿にパンを載せてヒータ加熱する場合と異なり、ヒー
タによる第1の加熱行程においてヒータの熱がパン全体
に行き届くと共に、また、調理皿にパンを載せてマグネ
トロン調理する場合と異なり、マグネトロンによる第2
の加熱行程においてはパンが部分的に「べちゃ」となる
ことがない。総じて、パンのあたため仕上がり状態がき
わめて良好となり、また、加熱調理時間の短縮が図れ
る。
【0008】請求項2の発明は、第1の加熱行程の実行
時間と第2の加熱行程の実行時間との比率がパンの種類
によって異なるところに特徴を有する。これによれば、
パンの種類が異なってもパンのあたため仕上がり状態が
常に良好となる。すなわち、パンには、バターロール、
フランスパン、ハンバーガー、ホットドッグやアンパン
といった種類があり、特に、バターロール及びフランス
パンといった通常パンは内部に具が入っておらず、これ
に対して、ハンバーガー、ホットドッグやアンパンとい
った調理パンは内部に具が入っている。従って、パン内
部の加熱負荷の大きさが異なる。しかるに上記構成にお
いては、パンの種類によって、第1の加熱行程の実行時
間と第2の加熱行程の実行時間との比率を異ならせてい
るから、上述したパンの種類に応じた加熱が可能とな
り、もって、パンの種類が異なってもパンのあたため仕
上がり状態が常に良好となる。
【0009】請求項3の発明は、パンあたためコースと
して、通常パン用あたためコースと、第1の加熱行程の
実行時間及び第2の加熱行程の実行時間がそれぞれ該通
常パン用あたためコースのそれより長い調理パン用あた
ためコースとを設け、通常パン用あたためコースの第1
の加熱行程の実行時間に対する調理パン用あたためコー
スの第1の加熱行程の実行時間の増加率よりも、通常パ
ン用あたためコースの第2の加熱行程の実行時間に対す
る調理パン用あたためコースの第2の加熱行程の実行時
間の増加率を大きくしたところに特徴を有する。
【0010】この構成においては、上述した通常パンと
調理パンとを良好な仕上がり状態にあたためることがで
きる。すなわち、調理パンはパン生地内部に具が入って
おり、全体として加熱負荷として大きい。従って、調理
パン用あたためコースを、その第1の加熱行程の実行時
間及び第2の加熱行程の実行時間が該通常パン用あたた
めコースのそれより長く設定することで、通常パン及び
調理パンを良好にあたためることができる。しかも、こ
の場合、通常パン用あたためコースの第1の加熱行程の
実行時間に対する調理パン用あたためコースの第1の加
熱行程の実行時間の増加率よりも、通常パン用あたため
コースの第2の加熱行程の実行時間に対する調理パン用
あたためコースの第2の加熱行程の実行時間の増加率を
大きくしたから、調理パンの内部の具も良好にあたため
ることができるようになる。つまり、調理パンの内部に
は具があるから、マグネトロン加熱の調理時間の増加率
が少ないとパン内部があまりあたたまらないことがある
が、上記構成においてはこのような不具合はない。
【0011】請求項4の発明は、第2の加熱行程の実行
時間を、第1の加熱行程の実行時間の1/3以下に設定
したところに特徴を有する。この構成においては、マグ
ネトロン加熱の実行時間がヒータ加熱の実行時間の1/
3以下であるから、パン内部が熱くなりすぎることがな
く、パンの脱水率が適正に抑えられ、乾燥しすぎいわゆ
る「ぱさぱさ」となることがない。
【0012】請求項5の発明は、パンあたためコースに
ついて時間調節をするための仕上がり調節キーを備え、
この仕上がり調節キーによる第2の加熱行程の時間調節
幅を10秒以内に設定したところに特徴を有する。この
構成においては、パン内部が過加熱状態となることがな
い範囲で、ややあたたかい、あたたかい、大分あたたか
いといった仕上がり状態を得ることができるようにな
る。
【0013】請求項6の発明は、パンあたためコースに
ついて時間調節をするための仕上がり調節キーを備え、
この仕上がり調節キーから入力があったときには、第1
の加熱行程の実行時間は一定で、第2の加熱行程の実行
時間を時間調節するようにし、且つその時間調節幅を1
0秒以内に設定したところに特徴を有する。
【0014】上記構成においては、パンの仕上がり調節
を行なう場合に、ヒータ加熱の実行時間を一定とし、マ
グネトロン加熱の実行時間を調節するから、パン全体を
ふっくら状態に保ちながら異なる仕上がり状態を良好に
得ることができるようになる。すなわち、ヒータによる
第1の加熱行程は、パンの表面を「ぱりっ」とさせて内
部水分の放出をある程度阻止することにきわめて有効で
あり、このような表面状態を得た後は、内部のあたため
度合いが仕上がり調節の強弱度合いとなって現れる。従
って、第1の加熱行程の実行時間を一定として適正な表
面状態とした上で、マグネトロン加熱の実行時間を調節
することは、パン全体をふっくら状態に保ちながら異な
る仕上がり状態を良好に得ることができるものである。
また、この場合、第2の加熱行程の実行時間を時間調節
幅を10秒以内としているから、パン内部が過加熱状態
となることがない範囲で、ややあたたかい、あたたか
い、大分あたたかいといった仕上がり状態を得ることが
できるものである。
【0015】請求項7の発明は、連続して加熱調理が行
なわれたことを判断する機能を備え、連続して調理が行
なわれたことが判断されると、第1の加熱行程の実行時
間を連続しない場合の加熱調理時のそれより短く設定し
且つ第2の加熱行程の実行時間は連続しない場合の加熱
調理時のそれとほぼ同じに設定するようにしたところに
特徴を有する。
【0016】加熱調理が連続して行なわれると、加熱室
内の初期温度が、連続しない場合の(最初の)加熱調理
開始時の初期温度よりも高くなっている。従って、2回
目以降の加熱調理時間は連続しない場合の加熱調理時間
よりも短くする方が好ましい。この場合、第1の加熱行
程と第2の加熱行程との双方を短くすることが考えられ
る。しかし、このようにすると、あたため不足を来すも
のである。すなわち、加熱室の初期温度が高いと、パン
の表面側は温度影響を受けるものであるが、パン内部は
さほど温度影響を受けないことが判った。つまり、単純
に加熱調理時間を短かくすると、パン内部があたたまり
難くなるものである。しかるに上記構成においては、連
続加熱調理のときには、第1の加熱行程の実行時間を連
続しない場合の加熱調理時のそれより短く設定し且つ第
2の加熱行程の実行時間は連続しない場合の加熱調理時
のそれとほぼ同じに設定するようにしたから、パン表面
の焦げすぎ及び内部の加熱不足をなくし得てパン全体を
ふっくらとあたためることができるものである。
【0017】請求項8の発明は、焼網の上に選択的に配
置される調理皿と、この調理皿が焼網の上に配置された
ことを検出する皿検出手段と、報知手段とを備え、前記
皿検出手段により前記調理皿の配置が検出されたときに
は、パンキーの入力に基いて前記報知手段を報知動作さ
せるようにしたところに特徴を有する。
【0018】加熱調理器においては、一般的に調理皿
(回転皿)を備ており、これは、マグネトロンによる加
熱調理において通常使用されるもので、焼網の上に選択
的に配置される。しかし、この調理皿がパンのあたため
調理に使用されると、ヒータによる第1の加熱行程実行
時にヒータの熱が受け難くてパン表面における調理皿接
触部分やその近傍部分が「ぱりっ」とした状態になら
ず、また、マグネトロンによる第2の加熱行程の実行時
にパンにおける調理皿接触部分やその近傍部分が「べち
ゃ」とした状態になりやすく、総じてパンのあたためが
うまくいかないものである。しかるに上記構成において
は、調理皿の配置が検出されたときには、パンキーの入
力に基いて報知手段を報知動作させるようにしたから、
パンのあたためを行なうときに、調理皿の使用中止を報
知することができ、パンのあたため失敗を未然に防ぐこ
とができるようになる。
【0019】請求項9の発明は、焼網の上に選択的に配
置される調理皿と、この調理皿が焼網の上に配置された
ことを検出する皿検出手段とを備え、この皿検出手段に
より前記調理皿の配置が検出されたときには、パンあた
ためコースでの加熱調理を開始しないようにしたところ
に特徴を有する。この構成においては、調理皿の配置が
検出されると、パンあたためコースでの加熱調理を開始
しないから、あたため失敗がなくなる。
【0020】請求項10の発明は、パンあたためコース
として複数種のパンあたためコースを備えると共に、一
つのパンあたためコース選択キーを備え、このパンあた
ためコース選択キーの操作に基いて前記複数種のパンあ
たためコースを択一的に選択し得るようにしたところに
特徴を有する。この構成においては、複数種のパンあた
ためコースを一つのパンあたためコース選択キーにより
選択できて、キー個数の削減を図り得て構成の簡単化に
寄与できるようになる。
【0021】請求項11の発明は、パンあたためコース
として複数種のパンあたためコースを備えると共に、一
つのパンあたためコース選択キーを備え、このパンあた
ためコース選択キーの最初の操作で前記複数種のパンあ
たためコースのうちから一つを選択し且つ当該パンあた
ためコースで加熱調理を開始し、且つそれ以降の操作で
他のパンあたためコースを選択し且つ当該パンあたため
コースに変更して加熱調理を続けるようになっており、
パンあたためコースの選択順位は、加熱時間が短いもの
が優先されるようになっているところに特徴を有する。
【0022】この構成においては、複数種のパンあたた
めコースを一つのパンあたためコース選択キーにより選
択できて、キー個数の削減を図り得て構成の簡単化に寄
与できるようになる。しかも、このパンあたためコース
選択キーの最初の操作により加熱調理も開始できて迅速
な加熱調理スタートに寄与できる。さらに、パンあたた
めコースの選択順位は、加熱時間が短いものが優先され
るようになっているから、過加熱によるあたため失敗を
なくすことができるようになる。すなわち、コース選択
と同時に加熱調理スタートが行なわれるところのワンタ
ッチスタート方式の場合、使用者は、最初の操作で加熱
調理スタートすると、使用者が所望するコースがこの後
の操作で選択されるにもかかわらず次以降の操作(コー
ス選択操作)を忘れることがある。しかるに上記構成に
おいては、最初の操作で加熱時間の短いコースが選択さ
れるから、そのまま加熱調理が実行されても、未加熱状
態となることはあっても過加熱状態となることはない。
そして、未加熱状態は加熱調理のやり直しがきくもので
あり、総じて、あたため失敗をなくし得る。
【0023】請求項12の発明は、パンあたためコース
について時間調節をするための仕上がり調節キー、また
は、複数種のパンあたためコースを選択するためのパン
あたためコース選択キーを備え、この仕上がり調節キー
による時間調節またはパンあたためコース選択キーによ
るコース選択は加熱調理開始から所定時間以内に限って
受け付けるようにしたところに特徴を有する。
【0024】この構成においては、過加熱によるあたた
め失敗をなくし得るようになる。すなわち、ヒータによ
る第1の加熱行程とマグネトロンによる第2の加熱行程
とを順に行なうと、パンの表面は焦げずに内部も良好に
あたためられるという効果が得られる。換言すれば、加
熱調理開始時期と終了時期とでは外観状さほど変化がみ
られない。このため、使用者は、加熱調理の終了時期に
外観の変化がないことをもって、あたため不足と判断し
て仕上がり調節キーを操作して、過加熱状態を惹起する
虞がある。また、コース選択は、加熱調理の開始からさ
ほど時間が経過していない方が好ましく、加熱調理開始
から時間がたってからコース変更をすると未加熱となる
こともあるが過加熱となることがあり、過加熱の場合に
はあたため失敗を惹起する。しかるに上記構成において
は、仕上がり調節キーによる時間調節またはパンあたた
めコース選択キーによるコース選択は加熱調理開始から
所定時間以内に限って受け付けるから、パンが過加熱状
態となることを防止できるようになる。
【0025】請求項13の発明は、食品が収容される加
熱室と、この加熱室内に配置されパンを直接載せるため
の焼網と、前記加熱室内の食品を高周波加熱するマグネ
トロンと、前記加熱室内の食品をヒータ加熱するヒータ
と、パンをあたためるときに操作されるパンキーと、こ
のパンキーからキー入力に基いて、前記ヒータによる第
1の加熱行程と、前記マグネトロンと前記ヒータとの交
互加熱による第2の加熱行程とを順に行なうパンあたた
めコースを実行して前記焼網上のパンを加熱する加熱制
御手段と、を備えてなる。
【0026】この構成においては、パンをあたためる場
合には、ヒータによる第1の加熱行程と、マグネトロン
とヒータとの交互加熱による第2の加熱行程とを順に実
行するから、最小にパンの表面部分を「ぱりっ」とした
状態にでき、次いで、パン内部をあたためることがで
き、もって、パンをふっくらとあたためることができる
ようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて、図1ないし図10を参照して説明する。まず、図
2ないし図5は本実施例に係る加熱調理器1の構成を示
している。この加熱調理器1の外箱2内には内箱3が配
設され、その内箱3内が加熱室4とされている。また、
外箱2の前面には加熱室4を開閉するための扉5が設け
られている。そして、前記加熱室4の底部には、焼網た
る回転網6が設けられ、この回転網6の上面部に、後述
するように食品を支持する調理皿たる回転皿(丸皿)7
(図5参照)がセットされるようになっている。上記回
転網6は例えば鉄板を打ち抜いて形成されており、また
回転皿7は耐熱ガラスから構成されている。
【0028】前記回転網6(回転皿7)は、図4,図5
に示すように、加熱室4の外底部部分に設けられたモー
タ8により、軸9を介して回転されるようになってい
る。また、前記軸9に作用する荷重つまり食品の重量を
検出する重量センサ10が設けられている。この重量セ
ンサ10は後述の制御回路22とで皿検出手段も兼用す
るものである。さらに、前記加熱室4の天井部には、ラ
ンプヒータからなる上ヒータ11が設けられ、加熱室4
の底部には、平面ヒータからなる下ヒータ12が設けら
れている。これら上ヒータ11及び下ヒータ12により
食品がヒータ加熱されるようになっている。
【0029】そして、図3に示すように、外箱2内に
は、前記加熱室4の右隣に位置して機械室13が設けら
れている。この機械室13内には、マグネトロン14が
配設されていると共に、そのマグネトロン14等を冷却
するための冷却ファン15が設けられている。前記マグ
ネトロン14から発振されるマイクロ波は、図示しない
導波管を介して前記加熱室4内に供給され、以て食品が
高周波加熱されるようになっている。
【0030】また、前記加熱室4の図で右側部には導風
ダクト16が設けられ、前記冷却ファン15からの冷却
風が、その導風ダクト16を通して加熱室4内に供給さ
れるようになっている。一方、前記加熱室2の左側部に
は排気ダクト17が設けられ、この排気ダクト17を通
して加熱室4内からの排気が行われるようになってい
る。そして、前記機械室13内には、外箱2の周辺の温
度(機外の温度)を検出する室温センサ18が配設さ
れ、前記加熱室4内には、該加熱室4内の温度を検出す
る温度センサ19が配設されている。
【0031】さらに、前記排気ダクト17内には、食品
から発生するガスの量(濃度)を検出するためのガスセ
ンサ20が配設されている。さらに、図2に示すよう
に、前記外箱2の前面には操作パネル21が設けられ、
その操作パネル21の裏面側に位置してマイコン等から
なる制御回路22(図1に図示)が設けられている。詳
しく図示はしないが、前記操作パネル21には、報知手
段たる表示器23や各種の操作キー24が設けられてい
る。
【0032】この各種操作キー24としては、本発明と
関わりがあるものについて述べると、パンキー24a、
仕上がり調節キー24bおよび24cがある。上記パン
キー24aはあたためコース選択キーとしての機能とパ
ンあたため開始キーとしての機能とを兼用しており、こ
のパンキー24aが最初にオン操作されると、「通常パ
ン用あたためコース」が選択されると共にこのコースで
加熱調理が開始されるようになっており、また次のオン
操作で他のパンあたためコースである「調理パン用あた
ためコース」を選択し且つこの「調理パン用あたためコ
ース」に変更して加熱調理を続けるようになっている。
また、上記仕上がり調節キー24bは、パンあたためコ
ースが実行されているときに、仕上がり状態を熱くしな
い方向へ調節するためのものであり、仕上がり調節キー
24cは、パンあたためコースが実行されているとき
に、仕上がり状態を熱くする方向へ調節するためのもの
である。
【0033】さて、図1は、前記制御回路22を中心と
した電気的構成を示している。制御回路22はマイクロ
コンピュータ及び各種A/D変換器を備えて構成されて
おり、加熱制御手段たるものである。この制御回路22
には、前記温度センサ19、室温センサ18、重量セン
サ10、ガスセンサ20の検出信号が夫々入力されるよ
うになっており、また、前記操作パネル21の各種操作
キー24からの信号が入力されるようになっている。こ
れと共に、制御回路22は、内蔵する制御プログラム及
びそれら入力信号に基づいて、前記マグネトロン14、
上,下ヒータ11,12、冷却ファン15、モータ8
を、駆動回路25を介して夫々通電制御して加熱調理を
実行するようになっており、また、前記表示器23の表
示も制御するようになっている。さらに報知手段として
ブザー26が備えられており、このブザー26も制御回
路22により駆動制御されるようになっている。
【0034】そして、前記制御回路22は、パンあたた
め調理に関して次の機能を有する。すなわち、パンあた
ためコース(パンあたため用のプログラム)として上述
した「通常パン用あたためコース」と「調理パン用あた
ためコース」とを備えている。ここで「通常パン」と
は、内部に具が入っていない、もしくは具が少ないパン
をいうものであり、例えばバターロールやフランスパン
等がある。また、「調理パン」とは、内部に具が入って
いるパンをいうものであり、例えば、ハンバーガー、ホ
ットドッグやアンパンがある。
【0035】上記「通常パン用あたためコース」は、図
8(a)の当該コースのA欄(「標準コース」)に示す
ように、ヒータ11,12を通電発熱させる第1の加熱
行程を「1分30秒」実行し、この後、マグネトロン1
4を駆動させる第2の加熱行程を「17秒」実行させる
コースである。この場合、第1の加熱行程の実行時間と
第2の加熱行程の実行時間との比率は、約1:0.18
9である。
【0036】「調理パン用あたためコース」は、図8
(a)の当該コースのB欄(「標準コース」)に示すよ
うに、ヒータ11,12を通電発熱させる第1の加熱行
程を「2分30秒」実行し、この後、マグネトロン14
を駆動させる第2の加熱行程を「30秒」実行させるコ
ースである。この場合、第1の加熱行程の実行時間と第
2の加熱行程の実行時間との比率は、1:0.200で
ある。すなわち、パンの種類によって上記比率が異なっ
ている。但し、「通常パン用あたためコース」及び「調
理パン用あたためコース」とも、第2の加熱行程の実行
時間を、第1の加熱行程の実行時間の1/3以下に設定
している。
【0037】また、この「調理パン用あたためコース」
の第1の加熱行程の実行時間及び第2の加熱行程の実行
時間とも「通常パン用あたためコース」の各第1の加熱
行程の実行時間及び第2の加熱行程の実行時間より長く
なっており、そして、第2の加熱行程の実行時間の増加
率(1.765)が第1の加熱行程の実行時間の増加率
(1.667)より大きくなっている。
【0038】また、制御回路22は、パンキー24aが
オン操作されてから15秒間に限って、前記仕上がり調
節キー24b,24cの入力を受け付ける(調節を行な
う)ものである。そして、減少用の仕上がり調節キー2
4bが操作されるとその操作回数に応じて、図8(a)
に示すように、「通常パン用あたためコース」あるいは
「調理パン用あたためコース」のうちの「弱1コー
ス」、「弱2コース」、「弱3コース」のいずれかが設
定されるようになっている。これらの隣合うコースにお
いて、第2の加熱行程の実行時間幅を「10秒以内」に
設定している。また、増加用の仕上がり調節キー24d
が操作されるとその操作回数に応じて、図8(a)に示
すように、「通常パン用あたためコース」あるいは「調
理パン用あたためコース」のうちの「強1コース」、
「強2コース」、「強3コース」のいずれかが設定され
るようになっている。これらの隣合うコースにおいて、
第2の加熱行程の実行時間幅を「10秒以内」に設定し
ている。
【0039】この場合、仕上がり調節キー24c及び2
4dにより仕上がり調節がなされる場合には、通常は、
「弱1コース」、「弱2コース」、「強1コース」、
「強2コース」のいずれかが一般的に設定されるもので
ある。これら「弱1コース」、「弱2コース」、「強1
コース」、「強2コース」をみた場合、いずれも、第1
の加熱行程の実行時間は同じで、第2の加熱行程の実行
時間が上述の「10秒以内」で異なるものである。
【0040】さらに制御回路22は、連続して加熱調理
が行なわれたことを判断する機能を備えている。すなわ
ち、温度センサ19による検出温度(加熱室4内の温度
とほぼ同じである)が「90℃」以上であると、今回行
なおうとする加熱調理は、連続して行なわれるものであ
ると判断し、「90℃」未満の場合には、連続した加熱
調理でないと判断する。連続加熱調理の場合には、図8
(b)に示す「通常パン用あたためコース」、「調理パ
ン用あたためコース」のいずれかが選択されるようにな
っている。この場合、第1の加熱行程の実行時間を連続
調理でない加熱調理時(図8(a)に示す加熱調理)の
それより短く設定し且つ第2の加熱行程の実行時間は連
続調理でない加熱調理時のそれとほぼ同じに設定するも
のである。例えば、図8(a)のA欄に示す「通常パン
用あたためコース」のうちの「標準コース」と図8
(b)のC欄に示す「通常パン用あたためコース」のう
ちの「標準コース」とを比較した場合、第1の加熱行程
の実行時間は図8(b)の方が短く設定され、そして第
2の加熱行程の実行時間は、図8(a),(b)いずれ
とも、同じに設定されている。
【0041】さらにまた、制御回路22は、前記重量セ
ンサ10とで皿検出手段を構成するものであり、すなわ
ち、回転皿7が回転網6の上に配置されたことを前記重
量センサ10からの信号に基いて検出するようになって
いる。そして、制御回路22は、後述するが、この回転
皿7が配置されていることを検出すると、パンキー24
aがオン操作されたとき、すなわちパンキー24aの入
力に基いて前記表示器23及びブザー26を報知動作さ
せるようになっている。
【0042】さて、上述のように構成した本実施例の作
用と制御回路22の制御内容とについて図10も参照し
て述べる。制御回路22は、電源投入状態ではキー入力
を待機した状態にあり(ステップS1)、今、使用者に
よりキー入力があると、ステップS2に移行してパンキ
ー24aからの入力であるか否か(パンキー24aが操
作されたか否か)判断し、このパンキー24a以外のキ
ーからの入力であれば、ステップS3に移行して、該当
キーに対応する制御を実行する。
【0043】さて、キー入力がパンキー24aからであ
ると判断すると、ステップS4に移行し、重量センサ1
0からの信号に基いて回転皿7が回転網6に配置されて
いるか否かを判断し、配置されていれば、ステップS5
に示すようにブザー26及び表示器23を駆動制御し
て、回転皿7が配置されている旨を報知する。そして、
この場合ステップS1に戻り、もって、パンあたためコ
ースでの加熱調理開始を行なわないようにしている。
【0044】上記ステップS4において回転皿7が配置
されていないことが判断されると、ステップS6に移行
して連続調理加熱か否か(温度センサ19の検出温度が
「90℃」以上か否か)を判断する。連続加熱調理でな
いことが判断されると、ステップS7に移行して、パン
あたためコースとして、図8(a)の「通常パン用あた
ためコース」この場合「標準コース」を選択する。また
連続加熱調理であることが判断されるとステップS8に
移行して、図9(a)の「通常パン用あたためコース」
この場合「標準コース」を選択する。
【0045】その後、ステップS9に移行して、選択さ
れたコースで、ヒータ11,12による第1の加熱行程
を開始する。つまり、パンキー24aの最初の操作で加
熱調理をスタートするものである。そして、ステップS
10では加熱調理開始から所定時間例えば15秒が経過
したか否かを判断し、経過していなければ、ステップS
11に移行してパンキー24aが再度操作されたか否か
を判断する。再度操作されたことが判断されると、ステ
ップS12に移行してその回数(最初の操作は1回にカ
ウントする)に応じてコースを変更する。すなわち、2
回目であるときには、前述のステップS6の判断結果が
連続加熱調理でない場合に図8(b)の「調理パン用あ
たためコース」の「標準コース」、また、上記判断結果
が連続加熱調理のときには図9(b)の「調理パン用あ
たためコース」の「標準コース」が選択される。また、
パンキー24aの操作回数が3回目のときには「通常パ
ン用あたためコース」に、第4回目のときは「調理パン
用あたためコース」に、というように繰り返し再選択さ
れるようになっている。
【0046】上記ステップS11でパンキー24aが操
作されていないと判断されると、ステップS13に移行
し、仕上がり調節キー24b,24cが操作されたか否
かを判断し、操作されたことが判断されると、ステップ
S14に移行して、そのキーの種類及び操作回数に応じ
てコースを変更する。すなわち、例えば仕上がり調節キ
ー24bが操作されると、その操作回数に応じ、ステッ
プS7、ステップS8及びステップS12のいずれかで
選択されたコースのうちの「弱1コース」、「弱2コー
ス」、「弱3コース」のいずれかを選択し、また、仕上
がり調節キー24cが操作されるとその回数に応じて、
「強1コース」、「強2コース」、「強3コース」のい
ずれかを選択する。
【0047】これらパンキー24a、仕上がり調節キー
24b,24cからの入力は、ステップS10での所定
時間以内で受け付けられるものであり、この所定時間が
経過すると(ステップS10の「Y」)、ステップS1
5に移行し、第1の加熱行程の設定時間が経過すると、
ヒータ11,12を断電してこの第1の加熱行程を終了
し、そしてステップS16に移行してマグネトロン14
を駆動して第2の加熱行程を開始する。この後、この第
2の加熱行程の設定時間が経過すると(ステップS18
にて判断)、ステップS19に移行して、マグネトロン
14の駆動を停止して第2の加熱行程を終了する。
【0048】図7(a)には、「通常パン用あたためコ
ース」の「標準コース」にて加熱調理が実行された場合
のパンの表面部近くの温度変化とパンの内部の温度変化
を示している。この場合、最終的に、パンは全体的にほ
ぼ60℃の温度状態にあたためられる。同図(b)に
は、「調理パン用あたためコース」の「標準コース」に
て加熱調理が実行された場合のパンの表面部近くの温度
変化とパンの内部の温度変化を示している。この場合
も、最終的に、パンは全体的にほぼ60℃の温度状態に
あたためられる。
【0049】このような本実施例によれば、ヒータ1
1,12による第1の加熱行程の実行により、まずパン
の表面部分が加熱されて「ぱりっ」とした状態になる。
この後、マグネトロン14による第2の加熱行程を実行
するから、パン表面部分は焦がさずに内部をあたためる
ことができる。このときパン表面部分が「ぱりっ」とし
た状態となっているから内部の水分が逃げず、これによ
り固くなることがなく、全体的にふっくらとした良好な
仕上がり状態にあたためることができる。しかも、回転
網6にパンを直接載せるので、回転皿7にパンを載せて
ヒータ加熱する場合と異なり、ヒータ11,12による
第1の加熱行程においてヒータ11,12の熱がパン全
体に行き届くと共に、また、回転皿7にパンを載せてマ
グネトロン調理する場合と異なり、マグネトロン14に
よる第2の加熱行程においてはパンが部分的に「べち
ゃ」となることがない。総じて、パンのあたため仕上が
り状態がきわめて良好となり、また、加熱調理時間の短
縮が図れる。
【0050】また、本実施例によれば、第1の加熱行程
の実行時間と第2の加熱行程の実行時間との比率をパン
の種類(通常パンと調理パン)によって異ならせている
から、パンの種類が異なってもパンのあたため仕上がり
状態が常に良好となる。すなわち、バターロール及びフ
ランスパンといった通常パンは内部に具が入っておら
ず、これに対して、ハンバーガー、ホットドッグやアン
パンといった調理パンは内部に具が入っている。従っ
て、パン内部の加熱負荷の大きさが異なるが、しかるに
上記実施例においては、パンの種類によって、第1の加
熱行程の実行時間と第2の加熱行程の実行時間との比率
を異ならせているから、上述したパンの種類に応じて、
パン内部・表面部に対する加熱パターンを変えた加熱制
御が可能となり、もって、パンの種類が異なってもパン
のあたため仕上がり状態が常に良好となる。
【0051】特に本実施例によれば、パンあたためコー
スとして、「通常パン用あたためコース」と、第1の加
熱行程の実行時間及び第2の加熱行程の実行時間がそれ
ぞれ該「通常パン用あたためコース」のそれより長い
「調理パン用あたためコース」とを設け、「通常パン用
あたためコース」の第1の加熱行程の実行時間に対する
「調理パン用あたためコース」の第1の加熱行程の実行
時間の増加率よりも、「通常パン用あたためコース」の
第2の加熱行程の実行時間に対する「調理パン用あたた
めコース」の第2の加熱行程の実行時間の増加率を大き
くしたから、図7(a)及び(b)に示したように、通
常パンの場合も調理パンの場合も同様に、パン全体をほ
ぼ60℃の温度状態に仕上げることができる。すなわ
ち、調理パンの内部には具があるから、マグネトロン加
熱の調理時間の増加率が少ないとパン内部があまりあた
たまらないことがあるが、上記実施例では、マグネトロ
ン加熱の調理時間の増加率をヒータ加熱の調理時間の増
加率よりも大きくしたから、このような不具合はない。
【0052】さらに本実施例によれば、「通常パン用あ
たためコース」および「調理パン用あたためコース」の
いずれとも、第2の加熱行程の実行時間を、第1の加熱
行程の実行時間の1/3以下に設定したから、パン内部
が熱くなりすぎることがなく、パンの脱水率(水分がな
くなる目安)が適正に抑えられ、乾燥しすぎいわゆる
「ぱさぱさ」となることがない。ちなみに、図9には、
室温を20℃±2℃、パンをバターロールとし、ヒータ
による加熱時間を1分30秒(秒換算で90秒)に固定
した上で、マグネトロンによる加熱時間を変化させたと
きの重量変化率(下記式で示す)をプロットして示して
いる。この重量変化率は脱水率の指標となるもので、下
記式で求めた重量変化率の値(%)が大きいほど脱水率
が小さいことを意味する。
【0053】重量変化率=加熱調理後のパン重量/加熱
調理前のパン重量 図9から判るように、ヒータによる加熱時間90秒に対
してマグネトロンによる加熱時間が30秒以下(1/3
以下)であるときに、ふっくらとして美味しいと感じら
れるところの重量変化率98%〜100%の範囲とな
り、30秒を超えると重量変化率が下がって美味しくな
くなるものである。
【0054】さらに本実施例によれば、仕上がり調節キ
ー24b,24cによる第2の加熱行程の時間調節幅を
10秒以内に設定したから、パン内部が過加熱状態とな
ることがない範囲で、ややあたたかい、あたたかい、大
分あたたかいといった仕上がり状態を得ることができ
る。
【0055】この場合、特に、この仕上がり調節キー2
4b,24cにより仕上がり調節がなされるときには、
第1の加熱行程の実行時間は一定で、第2の加熱行程の
実行時間を上述の10秒以内の時間幅で調節するように
したから、パン全体をふっくら状態に保ちながら異なる
仕上がり状態を良好に得ることができるようになる。す
なわち、ヒータ11,12による第1の加熱行程は、パ
ンの表面を「ぱりっ」とさせて内部水分の放出をある程
度阻止することにきわめて有効であり、このような表面
状態を得た後は、内部のあたため度合いが仕上がり調節
の度合いとなって現れる。従って、第1の加熱行程の実
行時間を一定として適正な表面状態とした上で、マグネ
トロン加熱の実行時間を調節することは、パン全体をふ
っくら状態に保ちながら異なる仕上がり状態を良好に得
ることができる。
【0056】ところで、加熱調理が連続して行なわれる
と、加熱室4内の初期温度が最初の加熱調理開始時の初
期温度よりも高くなっている。従って、2回目以降の加
熱調理時間は、連続しない場合の加熱調理時間よりも短
くする方が好ましい。この場合、第1の加熱行程と第2
の加熱行程との双方を短くすることが考えられる。しか
し、このようにすると、あたため不足を来すものであ
る。すなわち、加熱室の初期温度が高いと、パンの表面
側は温度影響を受けるものであるが、パン内部はさほど
温度影響を受けない。つまり、単純に加熱調理時間を短
かくすると、パン内部があたたまり難くなるものであ
る。しかるに上記実施例においては、連続加熱調理のと
きには、第1の加熱行程の実行時間を、連続しない場合
の加熱調理時のそれより短く設定し、且つ第2の加熱行
程の実行時間は、連続しない場合の加熱調理時のそれと
ほぼ同じに設定するようにしたから、パン全体をふっく
らとあたためることができる。
【0057】パンのあたためを行なう場合に、回転皿7
を用いると、ヒータ11,12による第1の加熱行程実
行時にパン表面が「ぱりっ」とした状態にならず、ま
た、マグネトロン14による第2の加熱行程の実行時に
パンが「べちゃ」とした状態となるが、本実施例によれ
ば、回転皿7が回転網6の上に配置されたことを検出し
たときには、パンキー24aの入力に基いてブザー26
及び表示器23を動作させるようにしたから、パンのあ
たためを行なうときに、回転皿7の使用中止を報知する
ことができ、パンのあたため失敗を未然に防ぐことがで
きる。この場合、回転皿7の配置が検出されたときに
は、パンあたためコースでの加熱調理を開始しないよう
にしたから、これによっても、あたため失敗をなくすこ
とができる。
【0058】また本実施例によれば、複数種のパンあた
ためコースを、一つのパンあたためコース選択キーに相
当するパンキー24aにより選択できて、キー個数の削
減を図り得て構成の簡単化に寄与できる。そして、この
場合、パンキー24aの最初の操作で前記複数種のパン
あたためコースのうちから一つを選択し且つ当該パンあ
たためコースで加熱調理を開始し、且つそれ以降の操作
で他のパンあたためコースを選択し且つ当該パンあたた
めコースに変更して加熱調理を続けるようになっている
から、パンあたためコース選択キーの最初の操作により
加熱調理も開始できて迅速な加熱調理スタートに寄与で
き、さらに、パンあたためコースの選択順位は、加熱時
間が短いものが優先されるようになっているから、過加
熱によるあたため失敗をなくすことができるようにな
る。
【0059】すなわち、本実施例のように、パンキー2
4aによるコース選択と同時に加熱調理スタートが行な
われるところのワンタッチスタート方式の場合、使用者
は、最初の操作で加熱調理スタートすると、使用者はス
タートしたことで次以降のコース選択操作を忘れること
がある。
【0060】しかるに上記実施例によれば、パンキー2
4aの最初の操作では加熱時間の短いコースが選択され
るから、そのまま加熱調理が実行されても、未加熱状態
となることはあっても過加熱状態となることはなく、そ
して、未加熱状態は加熱調理のやり直しがきくものであ
り、総じて、あたため失敗をなくし得る。
【0061】ところで、本実施例のようにヒータ11,
12による第1の加熱行程とマグネトロン14による第
2の加熱行程とを順に行なうと、パンの表面は焦げずに
内部も良好にあたためられるという効果が得られる。し
かしこの場合、加熱調理開始時期と終了時期とでは外観
状さほど変化がみられないことから、使用者は、この外
観の変化がないことをもって、あたため不足と判断して
仕上がり調節キー24cを操作してしまい、過加熱状態
を惹起する虞がある。一方、パンキー24aの操作によ
るコース選択は、加熱調理の開始からさほど時間が経過
していない方が好ましく、加熱調理開始から時間がたっ
てからコース変更をすると未加熱となることもあるが過
加熱となることがあり、過加熱の場合にはあたため失敗
を惹起する。しかるに本実施例によれば、仕上がり調節
キー24b,24cによる時間調節またはパンキー24
aによるコース選択は加熱調理開始から所定時間以内に
限って受け付けるようにしたから、過加熱によるあたた
め失敗をなくし得る。
【0062】図11は本発明の第2の実施例を示してお
り、この実施例においては、第2の加熱行程を、マグネ
トロン14による加熱とヒータ11,12による加熱と
を交互に繰り返す行程内容としている。このようにして
も第1の実施例と同様の効果を期待できる。なお、報知
手段としてはブザー26及び表示器23のいずれか一つ
でも良い。また、皿検出手段としては光センサを用いて
も良い。また、連続して加熱調理が行なわれたことを判
断する機能としては、前回の加熱調理終了時点から今回
の加熱調理開始までの時間を計測し、その計測時間が所
定時間より短いことをもって、連続加熱調理が行なわれ
たと判断するようにしても良い。
【0063】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、パンをあたためる場合に、焼網にパンを直に載
せ、ヒータによる第1の加熱行程と、マグネトロンによ
る第2の加熱行程とを順に実行するから、べちゃついた
りぱさついたりすることなく、パンをふっくらとあたた
めることができ、また、加熱調理時間も短くできる。
【0064】請求項2の発明によれば、第1の加熱行程
の実行時間と第2の加熱行程の実行時間との比率がパン
の種類によって異なるようにしたから、パンの種類が異
なってもパンのあたため仕上がり状態を常に良好となし
得る。請求項3の発明によれば、調理パン用あたためコ
ースを、その第1の加熱行程の実行時間及び第2の加熱
行程の実行時間が該通常パン用あたためコースのそれよ
り長く設定することで、通常パン及び調理パンを良好に
あたためることができ、しかも、通常パン用あたためコ
ースの第1の加熱行程の実行時間に対する調理パン用あ
たためコースの第1の加熱行程の実行時間の増加率より
も、通常パン用あたためコースの第2の加熱行程の実行
時間に対する調理パン用あたためコースの第2の加熱行
程の実行時間の増加率を大きくしたから、調理パンの内
部の具も良好にあたためることができ、パンあたための
仕上がりが常に良好である。
【0065】請求項4の発明によれば、第2の加熱行程
の実行時間を、第1の加熱行程の実行時間の1/3以下
に設定したから、パン内部が熱くなりすぎることがな
く、パンの脱水率が適正に抑えられ、乾燥しすぎいわゆ
る「ぱさぱさ」となることがない。
【0066】請求項5の発明によれば、仕上がり調節キ
ーによる第2の加熱行程の時間調節幅を10秒以内に設
定したから、パン内部が過加熱状態となることがない範
囲で、ややあたたかい、あたたかい、大分あたたかいと
いった仕上がり状態を得ることができる。
【0067】請求項6の発明によれば、パンの仕上がり
調節を行なう場合に、ヒータ加熱の実行時間を一定と
し、マグネトロン加熱の実行時間を調節するから、パン
全体をふっくら状態に保ちながら、異なる仕上がり状態
を良好に得ることができる。
【0068】請求項7の発明によれば、連続して調理が
行なわれたことが判断されると、第1の加熱行程の実行
時間を連続しない場合の加熱調理時のそれより短く設定
し且つ第2の加熱行程の実行時間は連続しない場合の加
熱調理時のそれとほぼ同じに設定するようにしたから、
加熱調理が連続して行なわれる場合でも、パン全体をふ
っくらとあたためることができる。
【0069】請求項8の発明によれば、皿検出手段によ
り調理皿の配置が検出されたときには、パンキーの入力
に基いて報知手段を報知動作させるようにしたから、パ
ンのあたためを行なうときに、調理皿の使用中止を報知
することができ、パンのあたため失敗を未然に防ぐこと
ができる。請求項9の発明によれば、皿検出手段により
調理皿の配置が検出されたときには、パンあたためコー
スでの加熱調理を開始しないようにしたから、あたため
失敗がなくなる。
【0070】請求項10の発明によれば、複数種のパン
あたためコースを一つのパンあたためコース選択キーに
より選択できて、キー個数の削減を図り得て構成の簡単
化に寄与できるようになる。請求項11の発明によれ
ば、パンあたためコース選択キーの最初の操作で複数種
のパンあたためコースのうちから一つを選択し且つ当該
パンあたためコースで加熱調理を開始し、且つそれ以降
の操作で他のパンあたためコースを選択し且つ当該パン
あたためコースに変更して加熱調理を続けるようになっ
ているから、一つのパンあたためコース選択キーにより
選択できて、キー個数の削減を図り得、しかも、このパ
ンあたためコース選択キーの最初の操作により加熱調理
も開始できて迅速な加熱調理スタートに寄与でき、さら
に、パンあたためコースの選択順位は、加熱時間が短い
ものが優先されるようになっているから、過加熱による
あたため失敗をなくすことができる。
【0071】請求項12の発明によれば、仕上がり調節
キーによる時間調節またはパンあたためコース選択キー
によるコース選択を加熱調理開始から所定時間以内に限
って受け付けるようにしたから、パンが過加熱状態とな
ることを防止できる。
【0072】請求項13の発明によれば、パンをあたた
める場合に、焼網にパンを直に載せ、ヒータによる第1
の加熱行程と、マグネトロンとヒータとの交互加熱によ
る第2の加熱行程とを順に実行するようにしたから、べ
ちゃついたりぱさついたりすることなく、パンをふっく
らとあたためることができ、また、加熱調理時間も短く
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気的構成のブロ
ック図
【図2】遠近法を用いて示す加熱調理器の正面図
【図3】加熱調理器の横断平面図
【図4】加熱調理器の縦断側面図
【図5】回転皿を配置した状態の加熱調理器の縦断側面
【図6】操作パネルの正面図
【図7】パンの温度変化を示す図
【図8】各コースの内容を示す図
【図9】ヒータ加熱時間に対してマグネトロン加熱時間
を変化させたときの脱水率の変化を示す図
【図10】制御内容を示すフローチャート
【図11】本発明の第2の実施例におけるヒータ及びマ
グネトロンの駆動状況を示す図
【符号の説明】
4は加熱室、6は回転網(焼網)、7は回転皿(調理
皿)、10は重量センサ(皿検出手段)、11は上ヒー
タ、12は下ヒータ、14はマグネトロン、18は温度
センサ、22は制御回路(加熱制御手段、皿検出手
段)、23は表示器(報知手段)、24aはパンキー
(パンあたためコース選択キー)、24b,24cは仕
上がり調節キー、26はブザー(報知手段)を示す。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品が収容される加熱室と、 この加熱室内に配置されパンを直接載せるための焼網
    と、 前記加熱室内の食品を高周波加熱するマグネトロンと、 前記加熱室内の食品をヒータ加熱するヒータと、 パンをあたためるときに操作されるパンキーと、 このパンキーからの入力に基いて、前記ヒータによる第
    1の加熱行程と前記マグネトロンによる第2の加熱行程
    とを順に行なうパンあたためコースを実行して前記焼網
    上のパンを加熱する加熱制御手段と、 を備えてなる加熱調理器。
  2. 【請求項2】 第1の加熱行程の実行時間と第2の加熱
    行程の実行時間との比率がパンの種類によって異なるこ
    とを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 パンあたためコースには、通常パン用あ
    たためコースと、第1の加熱行程の実行時間及び第2の
    加熱行程の実行時間がそれぞれ該通常パン用あたためコ
    ースのそれより長い調理パン用あたためコースとがあ
    り、通常パン用あたためコースの第1の加熱行程の実行
    時間に対する調理パン用あたためコースの第1の加熱行
    程の実行時間の増加率よりも、通常パン用あたためコー
    スの第2の加熱行程の実行時間に対する調理パン用あた
    ためコースの第2の加熱行程の実行時間の増加率を大き
    くしたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 第2の加熱行程の実行時間を、第1の加
    熱行程の実行時間の1/3以下に設定したことを特徴と
    する請求項1記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 パンあたためコースについて時間調節を
    するための仕上がり調節キーを備え、この仕上がり調節
    キーによる第2の加熱行程の時間調節幅を10秒以内に
    設定したことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 パンあたためコースについて時間調節を
    するための仕上がり調節キーを備え、この仕上がり調節
    キーから入力があったときには、第1の加熱行程の実行
    時間は一定で、第2の加熱行程の実行時間を時間調節す
    るようにし、且つその時間調節幅を10秒以内に設定し
    たことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 連続して加熱調理が行なわれたことを判
    断する機能を備え、連続して調理が行なわれたことが判
    断されると、第1の加熱行程の実行時間を連続しない場
    合の加熱調理時のそれより短く設定し且つ第2の加熱行
    程の実行時間は連続しない場合の加熱調理時のそれとほ
    ぼ同じに設定するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 焼網の上に選択的に配置される調理皿
    と、この調理皿が焼網の上に配置されたことを検出する
    皿検出手段と、報知手段とを備え、前記皿検出手段によ
    り前記調理皿の配置が検出されたときには、パンキーの
    入力に基いて前記報知手段を報知動作させるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 焼網の上に選択的に配置される調理皿
    と、この調理皿が焼網の上に配置されたことを検出する
    皿検出手段とを備え、この皿検出手段により前記調理皿
    の配置が検出されたときには、パンあたためコースでの
    加熱調理を開始しないようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 パンあたためコースとして複数種のパ
    ンあたためコースを備えると共に、一つのパンあたため
    コース選択キーを備え、このパンあたためコース選択キ
    ーの操作に基いて前記複数種のパンあたためコースを択
    一的に選択し得るようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の加熱調理器。
  11. 【請求項11】 パンあたためコースとして複数種のパ
    ンあたためコースを備えると共に、一つのパンあたため
    コース選択キーを備え、このパンあたためコース選択キ
    ーの最初の操作で前記複数種のパンあたためコースのう
    ちから一つを選択し且つ当該パンあたためコースで加熱
    調理を開始し、且つそれ以降の操作で他のパンあたため
    コースを選択し且つ当該パンあたためコースに変更して
    加熱調理を続けるようになっており、パンあたためコー
    スの選択順位は、加熱時間が短いものが優先されるよう
    になっていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  12. 【請求項12】 パンあたためコースについて時間調節
    をするための仕上がり調節キー、または、複数種のパン
    あたためコースを選択するためのパンあたためコース選
    択キーを備え、この仕上がり調節キーによる時間調節ま
    たはパンあたためコース選択キーによるコース選択は加
    熱調理開始から所定時間以内に限って受け付けるように
    したことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  13. 【請求項13】 食品が収容される加熱室と、 この加熱室内に配置されパンを直接載せるための焼網
    と、 前記加熱室内の食品を高周波加熱するマグネトロンと、 前記加熱室内の食品をヒータ加熱するヒータと、 パンをあたためるときに操作されるパンキーと、 このパンキーからキー入力に基いて、前記ヒータによる
    第1の加熱行程と、前記マグネトロンと前記ヒータとの
    交互加熱による第2の加熱行程とを順に行なうパンあた
    ためコースを実行して前記焼網上のパンを加熱する加熱
    制御手段と、 を備えてなる加熱調理器。
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