JPH11132203A - 油圧シリンダのクッション装置 - Google Patents

油圧シリンダのクッション装置

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JPH11132203A
JPH11132203A JP31102997A JP31102997A JPH11132203A JP H11132203 A JPH11132203 A JP H11132203A JP 31102997 A JP31102997 A JP 31102997A JP 31102997 A JP31102997 A JP 31102997A JP H11132203 A JPH11132203 A JP H11132203A
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cushion
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ring
cushion ring
piston
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友彦 安岡
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明徳 盧
Mitsuhiro Yoshimoto
光宏 吉本
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    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/20Other details, e.g. assembly with regulating devices
    • F15B15/22Other details, e.g. assembly with regulating devices for accelerating or decelerating the stroke
    • F15B15/222Other details, e.g. assembly with regulating devices for accelerating or decelerating the stroke having a piston with a piston extension or piston recess which throttles the main fluid outlet as the piston approaches its end position

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クッションリングの厚みを増大させてその強
度の向上を図らなくても、クッション作用を有効に発揮
させ、かつクッションリングの内外面における差圧によ
ってシリンダチューブ内のボトム室やロッド室が異常に
高圧になるのを防止できるようにする。 【構成】 ピストンロッド22の小径部22a側の端面
に連結して設けたリング嵌合軸29にクッションリング
28を遊嵌状態にして嵌合して、一端側には、クッショ
ンリング28の抜け止めのための大径のストッパ部30
が形成されている。クッションリング28の前後の端面
にはそれぞれ凹溝31,32が設けられている。クッシ
ョンリング28がクッション流路26内に進入してスト
ッパ部30に当接すると、クッションリング28の外面
側における円環状の絞り流路に加えて、内面側の円環状
の隙間に連通して、凹溝31により規定される固定絞り
流路が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧アクチュエー
タ等として用いられる油圧シリンダのストロークエンド
近傍で緩衝作用を発揮するクッション装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】油圧アクチュエータとして用いられる油
圧シリンダは、ピストンロッドに連結して設けたピスト
ンをシリンダ内で摺動させるように構成されており、シ
リンダの内部はピストンによりロッド室とボトム室とに
区画形成されている。ピストンロッドの先端部と、シリ
ンダの端部とをそれぞれ所定の部材間に枢着して設けら
れる。ボトム室側に圧油を供給し、ロッド室側をタンク
に連通させると、ピストンロッドが伸長することにな
り、また逆にロッド室側に圧油を供給して、ボトム室側
をタンクに接続すると、ピストンロッドが縮小する。油
圧シリンダにおけるピストンロッドとシリンダとの間に
大きな荷重が作用している状態で、伸長または縮小方向
に作動させると、そのストロークエンドで大きな衝撃が
加わる。とりわけ、シリンダ側が固定側部材に連結さ
れ、ピストンロッドが可動側部材に連結した状態で、可
動側部材にピストンロッドを縮小させる方向に極めて大
きな荷重が作用している状態で油圧シリンダを縮小させ
ると、そのストロークエンドで極めて大きな衝撃が作用
することになる。
【0003】以上のことから、油圧シリンダには、その
ピストンロッドのストロークエンド近傍での衝撃を緩和
するためのクッション装置が設けられる。クッション装
置は、ロッド室なりボトム室なりからの作動油の排出流
路を絞ることによりこれらの室内に背圧を立たせるよう
にするのが一般的である。例えば、縮小側におけるクッ
ション装置にあっては、ピストンロッドの端部に所定の
外径を有するクッション部材を連設し、またボトム室に
は作動油流通路に通じるクッション流路を形成して、ス
トロークエンド近傍でクッション部材をクッション流路
内に嵌入させるようになし、このクッション部材のクッ
ション流路内への進入により流路を絞るようにする。
【0004】より円滑なクッション作用を発揮させて、
滑らかに停止させるには、クッションストロークを所定
の長さに設定すると共に、クッション部材の外径とクッ
ション流路の孔径との径差をできるだけ小さくして、流
路断面積をできるだけ小さくしなければならない。この
ように、クッション部材とクッション流路との径差を小
さくすると、加工誤差や組み付け誤差等により、クッシ
ョン部材の軸芯がクッション流路の軸芯に対して僅かに
ずれていただけでも、金属接触によるカジリ,フィレッ
ティングが生じて、摩耗粉等が発生し、甚だしい場合に
はクッション部材等を損傷させる等のおそれがある。従
って、クッション部材の外径とクッション流路の内径と
の径差を小さくするのには限界がある。また、この径差
をあまり小さくしすぎると、ピストンロッドの伸長時
に、作動油流通路からシリンダのボトム室への圧油の供
給時の流路断面積も小さくなるから、クッション部材が
クッション流路から抜け出るまでは、ボトム室内への圧
油の供給が円滑に行われず、その間はピストンの移動速
度が低下するだけでなく、クッション部材がクッション
流路から抜け出る時に、騒音が生じることにもなる。
【0005】以上の点を考慮して、クッション機能を発
揮する方向において、流路断面積を極めて小さくして
も、クッション部材がクッション流路と金属接触せず、
かつクッション部材がクッション流路から抜け出す方向
においては、流路断面積を増大させるようにしたクッシ
ョン装置は、例えば実開平2−339号公報や、実開平
6−62207号公報に提案されている。ここで、実開
平2−339号公報においては、ロッド室側及びボトム
室側のクッション装置が示されており、また実開平6−
62207号公報には、ボトム室側のクッション装置が
示されている。
【0006】そこで、実開平6−62207号公報に示
されているクッション装置の一例を図6及び図7に基づ
いて説明する。まず、図6において、1はシリンダ、2
はピストン、3はピストンロッドである。シリンダ1は
円筒形をしたシリンダチューブ1aを有し、このシリン
ダチューブ1aの一端には、キャップ1bが連結・固着
されており、他端側にはロッド導出部1cが固着して設
けられている。ピストン2はピストンロッド3の一端側
の部位に固定されている。図7から明らかなように、ピ
ストンロッド3にはその端部が縮径されたピストン装着
部3aとなっており、このピストン装着部3aにピスト
ン2が嵌合され、かつピストン装着部3aにナット4を
螺合して締着することによって、ピストン2はピストン
ロッド3のピストン装着部3aの段差部とナット4との
間に挾持するようにして固定される。ピストン2はシリ
ンダ1内をボトム室5とロッド室6とに区画形成するも
のであり、ボトム室5及びロッド室6にはそれぞれ作動
油流通路7,8が設けられている。
【0007】ボトム室5に通じる作動油流通路7に圧油
を供給し、ロッド室6に通じる作動油流通路8をタンク
に接続すると、ピストン2がロッド導出部1c側に摺動
変位してピストンロッド3が伸長する。また、作動油流
通路8に圧油を供給し、作動油流通路7をタンクに接続
すると、ピストン2がキャップ1b側に摺動変位して、
ピストンロッド3が縮小する。従って、シリンダ1にお
けるキャップ1bに設けた取付部9と、ピストンロッド
3の先端に設けた取付部10とを、例えばそれぞれ固定
側部材と可動側部材との間に枢着すると、可動側部材を
駆動できるようになる。
【0008】ピストンロッド3の伸長方向及び縮小方向
のストロークエンド近傍でクッション作用を発揮するク
ッション装置を備えている。このうち、ピストンロッド
3の縮小方向のストロークエンド近傍におけるクッショ
ン装置の構成を図7に示す。ピストンロッド3のピスト
ン装着部3aからは、さらにこのピストン装着部3aよ
り小径となったリング挿嵌部3bが延在されており、こ
のリング挿嵌部3bにはクッションリング11が遊嵌状
に嵌合されており、またリング挿嵌部3bの端部には、
このクッションリング11の内径より大きな外径を有す
るストッパ部材12がボルト13により連結・固着され
ている。そして、リング挿嵌部3bにはクッションリン
グ11が遊嵌状に嵌合されている。
【0009】一方、キャップ1bには、作動油流通路7
に通じるクッション流路14が形成されている。ここ
で、クッション流路14は、シリンダチューブ1aの内
径より小さい円形の通路からなり、ピストンロッド3が
縮小して、クッションリング11がこのクッション流路
14内に入り込むと、このクッション流路14を介して
流出するボトム室5側の戻り油の流路が絞られることに
なり、その結果ボトム室5内に背圧が生じて、ピストン
ロッド3の縮小方向におけるクッション作用を発揮させ
るものである。
【0010】このために、クッションリング11と、ク
ッション流路14及びリング挿嵌部3b、さらにストッ
パ部材12は以下の寸法関係を持たせている。まず、ス
トッパ部材12の外径寸法は、クッションリング11の
内径と外径との間の寸法となっている。これによって、
クッションリング11はリング挿嵌部3bから抜け出す
のを防止している。また、クッション流路14を形成す
る壁面14aの内径はクッションリング11の外径より
僅かに大きいものであり、この径差分がボトム室5から
の戻り油の流路、即ち円環状の絞り流路を形成する。さ
らに、クッションリング11の内径はリング挿嵌部3b
の外径より所定の寸法だけ大きくなっている。これによ
って、クッションリング11がクッション流路14に進
入するクッション行程時には閉鎖され、クッション流路
14から脱出する時にのみ流路を開いて、クッションリ
ング11の内面とリング挿嵌部3bの外面との間に作動
油の流路を形成する一方向流路として機能する。
【0011】ここで、一方向流路は、ピストンロッド3
が縮小して、クッションリング11がクッション流路1
4に進入する際には、作動油が流れることはなく、逆に
ピストンロッド3が伸長して、クッションリング11が
クッション流路14から抜け出そうとする際に、作動油
流通路7側からボトム室5側に向けて作動油を流すもの
である。このために、クッションリング11の軸芯方向
の長さはピストンロッド3におけるピストン装着部3a
とリング挿嵌部3bとの段差と、ストッパ部材12との
間の間隔より短くなっており、かつクッションリング1
1の段差に対面する側の端面には半径方向に貫通するよ
うに複数の凹溝15が形成されており、ストッパ部材1
2側の面は平坦面となり、かつストッパ部材12のクッ
ションリング11との対向面も平坦面となっており、こ
れらが面接触すると、その間が密閉状態になって、シー
ル機能を発揮する。従って、ボトム室5側と作動油流通
路7側との差圧によりクッションリング11がストッパ
部材12と当接すると、クッションリング11の内面と
リング挿嵌部3bの外面との間の一方向流路が形成され
ない。これとは逆に、クッションリング11がピストン
ロッド3のピストン装着部3aとリング挿嵌部3bとの
段差と当接すると、クッションリング11とストッパ部
材12との間から、一方向流路を経て、凹溝15に至る
流路が形成されるようになっている。なお、クッション
リング11のストッパ部材12に対向する面の外周側に
は呼び込みテーパ部11aが形成されている。
【0012】以上のように構成することによって、ピス
トンロッド3が伸長状態にある時において、作動油流通
路8を油圧ポンプ等の油圧源に接続し、作動油流通路7
をタンクに接続すると、ロッド室6が高圧になり、ボト
ム室5が低圧になるから、ピストンロッド3が縮小す
る。この時に、ピストンロッド3に縮小方向に大きな荷
重が作用していると、ロッド室6とボトム室5との間の
差圧が極めて大きくなり、ピストンロッド3が急速に縮
小されることになる。しかしながら、ストロークエンド
近傍に至ると、クッションリング11がクッション流路
14内に進入してクッション行程に入り、戻り油の流路
が絞られる。この結果、ボトム室5側に背圧が発生する
ことになり、ピストン2に作用するロッド室6の圧力と
ボトム室5側の圧力との差が減少して動きが減速され
る。ここで、ボトム室5内は作動油流通路7より圧力が
高くなるから、この圧力の作用でクッションリング11
がストッパ部材12に圧接される。これにより、クッシ
ョンリング11とピストンロッド3におけるリング挿嵌
部3bとの間の隙間からなる一方向流路が閉鎖される。
従って、戻り油はクッションリング11とクッション流
路14との間の隙間からしか流れないので、流路が著し
く絞られることになり、ボトム室5側がさらに高圧にな
り、しかもクッションリング11のクッション流路14
内への進入度合いに応じて絞り流路の長さが長くなるか
ら、ストロークエンドに近づくと、ボトム室5内の背圧
がさらに増大する。このクッション作用によりストロー
クエンドにおいて、円滑に停止することになり、衝撃が
著しく緩和される。
【0013】ここで、クッションリング11はピストン
ロッド3のリング挿嵌部3bに遊嵌されていることか
ら、このクッションリング11がクッション流路14内
に入り込むと、ピストンロッド3全体またはそのリング
挿嵌部3bとは無関係に、クッション流路14側に倣う
ようになる。従って、クッションリング11の外径寸法
とクッション流路14を構成する内壁14aの内径との
寸法差を極僅かなものとし、絞り流路の流路断面積を極
めて小さくし、より大きなクッション作用を発揮するよ
うにしても、クッションリング11は内壁14aと金属
接触してカジリやフレッティング等が発生するおそれは
なく、その間が損傷したり、また摩耗粉が発生したりす
るおそれはない。
【0014】一方、ピストンロッド3の縮小方向におけ
るストロークエンドから伸長させるには、作動油流通路
7に圧油が供給される。この結果、クッションリング1
1が押動されて、ピストンロッド3のピストン装着部3
aとリング挿嵌部3bとの間の段差と当接して、クッシ
ョンリング11とストッパ部材12との間から、クッシ
ョンリング11の内面とリング挿嵌部3bの外面との間
の一方向流路を経て、凹溝15に至る流路が形成される
ようになり、クッションリング11の外面側の流路に加
えて、この一方向流路も形成されるから、流路断面積が
大きくなって、円滑かつ迅速にピストンロッド3が伸長
することになり、クッションリング11がクッション流
路14から抜け出す際の騒音もなくなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クッション
リング11がクッション流路14内に嵌入した時には、
ストッパ部材12とクッションリング11との当接によ
って、一方向流路が形成されないことから、このクッシ
ョンリング11とピストンロッド3のリング挿嵌部3b
との間の円環状の隙間は閉鎖されたチャンバとなる。こ
れに対して、クッションリング11の外周面とクッショ
ン流路14を構成する内壁14aとの間には円環状絞り
流路が形成される。クッションリング11がクッション
流路14内に進入すると、このクッションリング11の
内外面に図8に示した圧力分布を有する液圧が作用す
る。
【0016】クッションリング11の内面側には半径方
向外向きの液圧が作用するが、クッションリング11の
内周側は閉鎖されたチャンバとなっているから、その全
長にわたってほぼ等しい圧力が半径方向外向きに作用す
る。この圧力はボトム室5と実質的に同じ圧力である。
一方、クッションリング11の外面側には半径方向内向
きに液圧が作用する。このクッションリング11の外面
側は円環状の通路となっているから、作用する液圧は軸
線方向に向けて勾配が生じる。即ち、クッションリング
11の基端側(図8の右側)はボトム室5内に臨み、先
端側(図8の左側)は作動油通路7に臨んでおり、ボト
ム室5内は高圧であり、作動油通路7側はタンク圧とな
っている。従って、クッションリング11の外周面にお
いて、その基端側では実質的にボトム室5内の圧力が作
用し、先端側では殆ど圧力が作用しない状態となり、軸
線方向に向けて大きな圧力勾配が生じることになる。
【0017】クッションリング11には、その基端側で
は内面側と外面側とに作用する液圧はバランスが取れる
が、先端側では実質的に内面側から半径方向外向きに押
圧する液圧のみが作用することになる。従って、シリン
ダ1に作用する負荷が極めて大きい場合には、クッショ
ンリング11がクッション流路14内にある程度の深さ
まで進入すると、ボトム室5内の圧力が極めて高い圧力
状態になる。この結果、クッションリング11の先端側
の部位の内面側に作用する過大な液圧で半径方向外向き
に拡開するように変形させられる。これによって、クッ
ションリング11の外周側に形成される円環状絞り流路
の流路面積が減少してボトム室5側がクッション作用に
とって必要以上にまで高圧となってしまう。また、そう
なると、クッションリング11の内外面における差圧が
益々大きくなり、その性質上極めて細くなっている円環
状絞り流路そのものが閉鎖されてしまうという事態も発
生する。従って、ピストン2がロック状態になってクッ
ション作用を発揮させることができなくなるという事態
も発生する。このように、ボトム室5内の圧力が異常に
高くなったり、密閉状態になったりすると、クッション
リング11,ストッパ部12を損傷させたり、クッショ
ンリング11とシリンダチューブ1aの内面との間の摩
擦による摩耗の増大、かじり等が発生するという不都合
も生じることになる。
【0018】以上のことから、クッションリングの内外
面に対する差圧でクッションリングが変形しないように
保持するには、クッションリングの強度を向上させて、
内外面に作用する液圧の差で変形しないようにしなけれ
ばならない。このためには、クッションリングの厚みを
大きくすることが考えられるが、そうするとシリンダ装
置全体が大型化するという問題点が生じる。
【0019】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、クッションリングの厚みを増大させてその強度
の向上を図らなくても、クッション作用を有効に発揮さ
せ、かつクッションリングの内外面における差圧によっ
てシリンダチューブ内のボトム室やロッド室が異常に高
圧になるのを防止できるようにすることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、シリンダ内にピストンロッドに連結
したピストンを摺動可能に装着してなり、このピストン
の少なくとも一方側のストローク端近傍でクッション作
用を発揮させるために、前記シリンダにはクッション流
路を形成すると共に、前記ピストンロッドまたはピスト
ンの先端から延在させた軸部に前後一対のストッパ部を
設けて、これら両ストッパ部の間には、前記クッション
流路内に位置する時に、外面側と内面側とにそれぞれ円
環状隙間が形成されるクッションリングを所定の間隔だ
け軸線方向に移動可能に嵌合させて設け、このクッショ
ンリングの外周側の円環状隙間は前記クッション流路内
の絞り流路となし、かつこのクッションリングの前後の
端面とそれぞれ相対面するストッパ部とが当接した時に
内面側の円環状隙間に連通して、クッション流路内を流
れる流路を形成するための流路構成部を設け、前記クッ
ションリングがクッション流路内に進入する時に流路を
形成する側の流路構成部は所定の流路面積を有する固定
絞りを構成するものであることをその特徴とするもので
ある。
【0021】ここで、クッション作用をより効率的に発
揮させ、かつクッション流路からの抜け出しを円滑に行
うようにするには、クッションリングの両端面に形成さ
れる固定絞りとなる流路構成部は、シリンダに最大荷重
が作用した時の最小流量を流すものとすれば良い。ま
た、クッションリングはピストンの前後いずれの側、即
ちボトム室側,ロッド室側のいずれか一方、または双方
に設けることができる。さらに、クッション行程に入る
と、クッションリングをクッション流路に円滑に嵌入さ
せるようにするには、クッションリングのクッション流
路への進入側の外周側端面に呼び込みテーパ部を設ける
構成とするのが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。而して、油圧シリンダの全体構成
については、図6に示したものと格別差異はない。そし
て、図1には油圧シリンダのクッション装置の構成を示
し、図2にその作動状態を示す。なお、以下において
は、ピストンの先端側にクッションリングを設ける構成
としたものとして説明するが、ピストンの基端側、即ち
ピストンロッドの延在側にも同様のクッションリングを
設けることができるのは言うまでもない。
【0023】而して、図中において、20はシリンダで
あって、このシリンダ20はシリンダチューブ20aの
端部にキャップ20bを連結・固着されている。シリン
ダチューブ20a内にはピストン21が摺動可能に装着
されており、このピストン21にはピストンロッド22
が連結されている。このピストン21のピストンロッド
22への連結は、ピストンロッド22の先端に小径部2
2aを設けて、ピストン21をこの小径部22aに嵌合
させてナット23で締着している。そして、ピストン2
1によりシリンダ20内はボトム室24とロッド室25
とに区画形成されており、ボトム室24には所定の孔径
を有するクッション流路26を介して作動油流通路27
に連通している。以上の構成については前述した従来技
術のものと格別の差異はない。
【0024】ここで、ピストンロッド22が縮小する方
向に変位して、そのストロークエンド近傍に至ると、ク
ッション流路26内で流路を絞ることによりクッション
作用を発揮させるクッション装置が設けられている。
【0025】このクッション装置の構成としては、クッ
ションリング28を有し、このクッションリング28は
ピストンロッド22の小径部22a側の端面に連結して
設けたリング嵌合軸29に遊嵌状態にして嵌合されてい
る。リング嵌合軸29は、内部にボルト挿通孔29aが
軸芯方向に貫通する状態に穿設されており、その一端側
には、クッションリング28の抜け止めのために、大径
のストッパ部30が形成されている。ピストンロッド2
2の小径部22aの端面にはリング嵌合軸29の端部が
嵌合されるめす印籠部22bが形成されており、従って
リング嵌合軸29はこのめす印籠部22bに印籠嵌合さ
せることによって、その軸芯がピストンロッド22の軸
芯と一致する状態にして連結し、ボルト挿通孔29aに
ボルト31を挿通させて、ピストンロッド22に螺入す
ることによりリング嵌合軸29はピストンロッド22の
端面に連結・固定されるようになっている。
【0026】クッションリング28はリング嵌合軸29
に遊嵌されているが、リング嵌合軸29の先端にはスト
ッパ部30が形成されており、クッションリング28の
ストッパ部30に当接した時に、その間に絞り流路を形
成するために、このクッションリング28の先端側端面
には1乃至複数箇所の凹溝31が半径方向に貫通するよ
うに穿設されている。また、クッションリング28のピ
ストンロッド22の小径部22aの端面に対向する面に
も半径方向に貫通する複数の凹溝32が形成されてい
る。従って、この小径部22aは他方のストッパ部を構
成する。ここで、凹溝31,32はクッションリング2
8の内面側の円環状隙間に連通して、クッション流路2
6内を流れる流路を形成するための流路構成部を構成す
るものであり、その数は任意であるが、各々の円周方向
におけるピッチ間隔は等間隔となるように設定される。
従って、クッションリング28がストッパ部30と当接
しても、また小径部22aに当接しても、これら凹溝3
1,32及びクッションリング28の内面とリング嵌合
軸29との間の円環状の隙間からなる双方向通路とな
る。さらに、クッションリング28のストッパ部30に
対面する側の外周縁部には呼び込みテーパ部28aが形
成されている。
【0027】ここで、図1に示したように、クッション
流路26を構成する内壁26aの内径をA,クッション
リング28の外径をB,ストッパ部29aの外径をC,
クッションリング28の内径をD,リング嵌合軸29の
周胴部の外径をEとした時に、A>B>C>D>Eなる
寸法関係となっている。そして、AとBとの寸法差によ
りクッション作用を行う時における円環状の絞り流路の
流路面積が形成される。従って、より有効にクッション
作用を発揮するには、その寸法差をできるだけ小さくす
る。また、B>C>Dなる関係は、クッションリング2
8の抜け止めのためであり、Cは呼び込みテーパ部28
bの端部の直径より小さくするのが好ましい。DとEと
の寸法差は、クッションリング28の内周面とリング嵌
合軸29の外周面との間に円環状隙間を形成するための
ものである。さらに、クッションリング28の全長L1
と、ストッパ部30から、他方のストッパ部として機能
するピストンロッド22の端面までの間隔L2 とを比較
すると、L1 <L2 なる寸法関係を持たせている。これ
によって、クッションリング28はL1 とL2 との寸法
差分だけ軸線方向に動けるようになる。
【0028】さらに、凹溝31,32のうちの凹溝32
の総開口面積はクッションリング28の内周面とリング
嵌合軸29の外周面との間の円環状隙間の流路面積に依
存する。好ましくは、凹溝32の開口面積は円環状隙間
の流路面積とほぼ等しいか、または凹溝32の開口面積
の方が広くなるように設定しておく。従って、凹溝32
は格別絞り機能を発揮することはない。これに対して、
凹溝31の総開口面積は凹溝32の総開口面積より遥か
に小さいものとなし、絞り流路となるように設定する。
従って、クッション行程において、ボトム室24側から
作動油通路27側への流路は、クッション流路26内
で、クッションリング28の外周面とクッション流路2
6を構成する内壁26aとの間の円環状に形成される絞
り流路と、クッションリング28の内側から凹溝31を
通る絞り流路とからなる。円環状の絞り流路はクッショ
ンリング28がクッション流路26内に進入するに応じ
て流路抵抗が大きくなるために可変絞りを構成し、クッ
ションリング28の内側から凹溝31を通る絞り流路は
クッション行程がどの位置であっても、絞り量が一定と
なった固定絞りを構成する。従って、この固定絞りを構
成する凹溝31は、シリンダ20に最大荷重が作用した
時に、クッション作用を発揮させるために最小限の流量
を確保するために必要な面積を確保するように設定す
る。
【0029】ピストン21が移動して、ストロークエン
ド近傍に至り、クッションリング28がクッション流路
26に対面する位置にまで変位する。そうすると、図3
にあるように、クッション流路26を形成する孔壁のエ
ッジ部分にクッションリング28の呼び込みテーパ部2
9aが当接して、クッションリング28がクッション流
路26に倣うように変位する。このために、クッション
リング28は図3のPの位置を支点として先端側が上方
に持ち上げられようとする。しかも、このクッションリ
ング28のクッション流路26の近接によりボトム室2
4からクッション流路26に向けての流路が急激に制限
されるから、クッションリング28はストッパ部30に
当接する方向に変位する。従って、クッションリング2
8の内周エッジがリング嵌合軸29の外周面に対して片
当り状態で摺動する。
【0030】クッションリング28がある程度クッショ
ン流路26内に進入すると、図1に示したように、クッ
ションリング28の軸芯がクッション流路26の軸芯と
一致する状態になる。これと共に、クッションリング2
8の端面がストッパ部30に圧接される。従って、クッ
ションリング28とリング嵌合軸29との間の円環状隙
間は、凹溝31を介してのみ作動油通路27に通じるよ
うになる。この結果、ボトム室24と作動油流通路27
との間における流路は、クッション流路26の内壁26
aの内径Aとクッションリング28の外径Bとの径差に
よる円環状の流路と凹溝31により規制されるクッショ
ンリング28の内面側の流路となり、流路面積が絞られ
るから、ボトム室24側に背圧が生じて、クッション作
用が発揮される。しかも、クッションリング28がクッ
ション流路26内に進入すればするほど、クッションリ
ング28の外面側の円環状の絞り流路が長くなり、流路
抵抗が大きくなるから、より大きなクッション作用を発
揮し、円滑かつ滑らかにストロークエンドで停止して、
停止時の衝撃が著しく緩和される。
【0031】これに対して、最縮小状態からピストンロ
ッド22が伸長する際には、作動油流通路27側に圧油
が供給され、またボトム室24は拡大しようとするか
ら、この差圧によりクッションリング28が軸芯方向に
移動して、ピストンロッド22の端面と当接して、スト
ッパ部30から離間することになる。この結果、クッシ
ョンリング28とクッション流路26の内壁26aとの
間の流路に加えて、図4に示したように、クッションリ
ング28の端面とストッパ部30との間からクッション
リング28とリング嵌合軸29との間の円環状の通路を
通り、さらにクッションリング28の凹溝32を通って
ボトム室24に流れる流路が形成されるから、流路断面
積は縮小方向と比較してかなり大きくなる。従って、ピ
ストンロッド22の伸長動作が円滑に行われ、クッショ
ンリング28がクッション流路26から抜け出す際に、
騒音が発生する等のおそれはない。
【0032】ここで、凹溝31により規定される固定絞
り流路としては、シリンダ20に最大荷重が作用した時
に、ピストン21のストロークエンド近傍で必要なクッ
ションを持たせるのに必要な流路面積と同等のものとす
るのが好ましい。ただし、クッション行程において、ク
ッションリング28の内面側に作用する液圧で、このク
ッションリング28がクッション流路26の内壁26a
に押し付けられる程度にまで変形するおそれがない場合
には、それより小さい流路面積とすることもできる。ま
た、クッションリング28とクッション流路26の内壁
26aとの間に形成される円環状の絞り流路の流路面積
は、この凹溝31で確保される固定絞り流路を勘案して
設定する。即ち、クッションリングとクッション流路の
内壁との間に形成される円環状隙間だけで絞り流路を形
成する場合と比較して、固定絞り流路を設けた分だけ流
路面積を小さくするのが好ましい。
【0033】以上のように、凹溝31をクッション行程
時における絞り流路として機能させることによって、ク
ッションリング28の内面側に作用する液圧は図5
(a)に示したようになり、このクッションリング28
の内側の隙間を完全に閉鎖状態にした時と比較して、そ
の先端部での半径方向外向きの押圧力が低減される。こ
の結果、クッションリング28の先端側内面に過大な液
圧が作用して、クッション流路26を構成する内壁26
aに押し付けられる程度にまで変形することはない。従
って、その間に摩擦が生じて摩耗の発生や、金属同士の
摺接によるかじり等の発生を防止できる。また、たとえ
シリンダ20に極端に大きな荷重が作用し、クッション
リング28がある程度拡径するように変形して、クッシ
ョンリング28とクッション流路26の内壁26aとの
間における円環状の絞り流路が実質的に閉鎖された状態
になったとしても、同図(b)に示したように、最低限
固定絞りを構成する凹溝31を通る絞り流路による流量
Q分が確保されることになり、ボトム室24内が異常に
高圧になったり、ボトム室24から作動油通路27への
流路が実質的に閉鎖されてしまうという事態が生じるお
それはない。従って、シリンダ20を構成する各部が有
効に保護される。
【0034】しかも、クッションリング28に極めて制
限された固定絞り流路が形成されるのは、このクッショ
ンリング28がクッション流路26内に進入してクッシ
ョン行程が開始した時であり、逆にクッションリング2
8がクッション流路26から離脱しようとする場合に
は、ボトム室24内の圧力が作動油通路27内の圧力よ
り低くなるから、クッションリング28はピストンロッ
ド22の小径部22aの端面と当接する状態に変位し、
かつストッパ部30から離間することになる。この結
果、作動油通路27からは、クッションリング28の外
周側だけでなく、その内周側におけるリング嵌合軸29
との間の円環状の隙間から凹溝32を介してボトム室2
4内に作動油が流入することになる。そして、この凹溝
32は絞り機能を発揮するようにはなっていないので、
クッション行程時より流路面積が広くなる。この結果、
ピストンロッド22の伸長方向への移動は円滑かつ迅速
に行われ、クッションリング28がクッション流路26
から抜け出す時に騒音が発生する等の不都合を生じるこ
とはない。
【0035】要するに、クッションリング28の前後の
両端にそれぞれ異なる流路面積を有する凹溝31,32
を形成するだけで、クッションリング28の内面側に形
成される円環状の隙間を介して、シリンダ20のクッシ
ョン行程時にはボトム室24側から作動油通路27への
最低流量を確保する固定の絞り流路を形成し、またクッ
ションリング28がクッション流路26から抜け出す際
には最大流量が流れるように、流路面積の切換機能を発
揮させるようになっている。この結果、クッション行程
時には所望のクッション特性を持たせ、かつクッション
流路からの離脱を円滑かつ迅速に行わせることができる
ようになる。
【0036】なお、前述したシリンダ20の構成におい
て、ピストンロッド22とリング嵌合軸28とを別個の
部材で構成し、ストッパ部30をリング嵌合軸28と一
体に構成したのは、加工上及びメンテナンス性等の観点
からのもので、またピストンロッド22の端面にめす印
籠部22bを形成して、リング嵌合軸28をこのめす印
籠部22bに印籠嵌合させるようにしたのは、両者の調
芯性を良好ならしめるためのものである。しかしなが
ら、シリンダにおけるクッションリングを嵌合させる部
位の構造は、以上のものに限定されない。また、流路構
成体としては、前述したように、クッションリングの端
面に形成される凹溝に限定されるのではなく、例えばス
トッパ部側に溝を設けるように構成する等としても良
い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、クッシ
ョン行程時において、クッションリングの外周側の円環
状隙間を絞り流路とすると共に、このクッションリング
の端面がストッパ部と当接した時に内面側の円環状隙間
に連通して、その端面とストッパ部との間に所定の流路
面積を有する固定絞りを形成する流路構成部を設けるよ
うにしているから、クッションリングの厚みを増大させ
てその強度の向上を図らなくても、クッション作用を有
効に発揮させ、かつクッションリングの内外面における
差圧によってシリンダチューブ内のボトム室やロッド室
が異常に高圧になるのを防止できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すクッション装
置を備えた油圧シリンダの要部断面図である。
【図2】クッションリングのクッション流路に入る前の
状態の作用説明図である。
【図3】クッションリングのクッション流路に進入開始
状態の作用説明図である。
【図4】ピストンロッドの伸長開始状態を示す作用説明
図である。
【図5】クッションリングに作用する液圧分布と、クッ
ション行程における流量の変化を示す説明図である。
【図6】油圧シリンダの全体構成を示す断面図である。
【図7】従来技術によるクッション装置を備えた油圧シ
リンダの要部断面図である。
【図8】図7のクッション装置におけるクッションリン
グに作用する液圧分布を示す図である。
【符号の説明】
20 シリンダ 21 ピス
トン 22 ピストンロッド 24 ボト
ム室 25 ロッド室 26 クッ
ション流路 26a 内壁 27 作動
油通路 28 クッションリング 28a 呼
び込みテーパ部 29 リング嵌合軸 30 スト
ッパ部 31,32 凹溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内にピストンロッドに連結した
    ピストンを摺動可能に装着してなり、このピストンの少
    なくとも一方側のストローク端近傍でクッション作用を
    発揮させるために、前記シリンダにはクッション流路を
    形成すると共に、前記ピストンロッドまたはピストンの
    先端から延在させた軸部に前後一対のストッパ部を設け
    て、これら両ストッパ部の間には、前記クッション流路
    内に位置する時に、外面側と内面側とにそれぞれ円環状
    隙間が形成されるクッションリングを所定の間隔だけ軸
    線方向に移動可能に嵌合させて設け、このクッションリ
    ングの外周側の円環状隙間は前記クッション流路内の絞
    り流路となし、かつこのクッションリングの前後の端面
    とそれぞれ相対面するストッパ部とが当接した時に内面
    側の円環状隙間に連通して、クッション流路内を流れる
    流路を形成するための流路構成部を設け、前記クッショ
    ンリングがクッション流路内に進入する時に流路を形成
    する側の流路構成部は所定の流路面積を有する固定絞り
    を構成するものであることを特徴とする油圧シリンダの
    クッション装置。
  2. 【請求項2】 前記クッションリングに設けられ、固定
    絞りを構成する流路構成部は、前記シリンダに最大荷重
    が作用した時の最小流量を流すものであることを特徴と
    する請求項1記載の油圧シリンダのクッション装置。
  3. 【請求項3】 前記クッションリングは、前記ピストン
    の先端に連結して設けた軸部に遊嵌され、このクッショ
    ンリングはピストンと、軸部の先端に設けたストッパ部
    との間で移動可能な構成としたことを特徴とする請求項
    1記載の油圧シリンダのクッション装置。
  4. 【請求項4】 前記クッションリングは、前記ピストン
    ロッドに遊嵌され、このピストンロッドには、クッショ
    ンリングの移動を規制するためのストッパ部を嵌合させ
    て設ける構成としたことを特徴とする請求項1記載の油
    圧シリンダのクッション装置。
  5. 【請求項5】 前記クッションリングの前記ストッパ部
    側の外周側端面には呼び込みテーパ部を形成する構成と
    したことを特徴とする請求項3または請求項4記載の油
    圧シリンダのクッション装置。
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