JPH11132036A - ターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置 - Google Patents
ターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置Info
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- JPH11132036A JPH11132036A JP9299959A JP29995997A JPH11132036A JP H11132036 A JPH11132036 A JP H11132036A JP 9299959 A JP9299959 A JP 9299959A JP 29995997 A JP29995997 A JP 29995997A JP H11132036 A JPH11132036 A JP H11132036A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
- Supercharger (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 排気ガス中の異物のタービンへの流入を防止
することができるターボチャージャ付エンジンの排気ガ
ス浄化装置を得ること。 【解決手段】 ターボチャージャ１５の上流側に触媒１
３を配置し、触媒１３とターボチャージャ１５の間に、
異物分離装置１４を配置する。これにより、排気通路１
２を流れる排気ガス中に異物が混入した場合でも、異物
を異物分離装置１４によって除去することができ、ター
ボチャージャ１５に異物は流入しない。
することができるターボチャージャ付エンジンの排気ガ
ス浄化装置を得ること。 【解決手段】 ターボチャージャ１５の上流側に触媒１
３を配置し、触媒１３とターボチャージャ１５の間に、
異物分離装置１４を配置する。これにより、排気通路１
２を流れる排気ガス中に異物が混入した場合でも、異物
を異物分離装置１４によって除去することができ、ター
ボチャージャ１５に異物は流入しない。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボチャージャ
付エンジンの排気ガス浄化装置に関し、特に、エンジン
本体とターボチャージャとの間の排気経路途中に触媒を
有するターボチャージャ付きエンジンの排気ガス浄化装
置に関する。
付エンジンの排気ガス浄化装置に関し、特に、エンジン
本体とターボチャージャとの間の排気経路途中に触媒を
有するターボチャージャ付きエンジンの排気ガス浄化装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エンジンから排出される排気ガスを浄化
する触媒として、白金、ロジウム、パラジウムの３種の
触媒物質を使用した三元触媒がある。この三元触媒は、
触媒物質の性質から、所定の温度（約３００〜４００
℃）以上でその触媒機能を発揮し始める。
する触媒として、白金、ロジウム、パラジウムの３種の
触媒物質を使用した三元触媒がある。この三元触媒は、
触媒物質の性質から、所定の温度（約３００〜４００
℃）以上でその触媒機能を発揮し始める。
【０００３】このため、触媒が冷えている場合、例えば
エンジンの冷間始動時には、触媒が本来有する機能が発
揮されず、排気ガスを十分に浄化することができない。
そこで、触媒の昇温をなるべく早めて触媒機能を活性化
させる手段として、メイン触媒の外に、エンジン本体の
下流側近傍位置にプリ触媒を設ける技術が、例えば、特
開昭６１−７０１１５号公報に開示されている。
エンジンの冷間始動時には、触媒が本来有する機能が発
揮されず、排気ガスを十分に浄化することができない。
そこで、触媒の昇温をなるべく早めて触媒機能を活性化
させる手段として、メイン触媒の外に、エンジン本体の
下流側近傍位置にプリ触媒を設ける技術が、例えば、特
開昭６１−７０１１５号公報に開示されている。
【０００４】該公報によれば、ターボチャージャ付エン
ジンの排気通路中にプリ触媒を装着し、プリ触媒は、エ
ンジン本体の下流側でかつターボチャージャのタービン
の上流側に配置する。このようにプリ触媒をタービンの
上流側に配置することにより、プリ触媒の昇温を早めて
活性化させることができ、排気ガスの浄化を早急に行う
ことができる。
ジンの排気通路中にプリ触媒を装着し、プリ触媒は、エ
ンジン本体の下流側でかつターボチャージャのタービン
の上流側に配置する。このようにプリ触媒をタービンの
上流側に配置することにより、プリ触媒の昇温を早めて
活性化させることができ、排気ガスの浄化を早急に行う
ことができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、プリ触媒がタービンの上流側に配置され
ていて、プリ触媒を通過した排気ガスが直接、タービン
に導かれる構成となっているため、プリ触媒の欠けや剥
離等の破損によって異物が発生した場合、この異物は排
気ガスとともにタービンに入り込むおそれがある。
来の技術では、プリ触媒がタービンの上流側に配置され
ていて、プリ触媒を通過した排気ガスが直接、タービン
に導かれる構成となっているため、プリ触媒の欠けや剥
離等の破損によって異物が発生した場合、この異物は排
気ガスとともにタービンに入り込むおそれがある。
【０００６】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、排気ガス中の異物のタービンへの流
入を防止することができるターボチャージャ付エンジン
の排気ガス浄化装置を提供することにある。
あり、その目的は、排気ガス中の異物のタービンへの流
入を防止することができるターボチャージャ付エンジン
の排気ガス浄化装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載のターボ
チャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置は、触媒の下
流側でかつタービンの上流側位置に配置され、排気経路
内を排気ガスとともに流れる異物を分離して該異物のタ
ービンへの流入を防止する異物分離手段を備えている。
これにより、タービンに流入する排気ガス中から異物の
みを除去する。したがって、異物によるタービンの損傷
を防止することができ、ターボの信頼性を向上させるこ
とができる。
チャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置は、触媒の下
流側でかつタービンの上流側位置に配置され、排気経路
内を排気ガスとともに流れる異物を分離して該異物のタ
ービンへの流入を防止する異物分離手段を備えている。
これにより、タービンに流入する排気ガス中から異物の
みを除去する。したがって、異物によるタービンの損傷
を防止することができ、ターボの信頼性を向上させるこ
とができる。
【０００８】請求項２に記載のターボチャージャ付エン
ジンの排気ガス浄化装置は、前記異物分離手段が排気ガ
スの流れ方向と流速の少なくとも一方を変化させること
により異物を前記排気ガスから分離するように構成され
た。これにより、排気ガスの流速や流れ方向を変えて、
排気ガスから異物を分離することができる。すなわち、
排気ガスと異物の物理的性質の相違を利用して、両者を
分離することができる。
ジンの排気ガス浄化装置は、前記異物分離手段が排気ガ
スの流れ方向と流速の少なくとも一方を変化させること
により異物を前記排気ガスから分離するように構成され
た。これにより、排気ガスの流速や流れ方向を変えて、
排気ガスから異物を分離することができる。すなわち、
排気ガスと異物の物理的性質の相違を利用して、両者を
分離することができる。
【０００９】請求項３に記載のターボチャージャ付エン
ジンの排気ガス浄化装置は、前記異物分離手段が分離し
た異物を異物分離手段の外部に排出する異物排出通路を
備えている。これにより、排気ガス中から分離した異物
を異物分離手段から排出することができる。
ジンの排気ガス浄化装置は、前記異物分離手段が分離し
た異物を異物分離手段の外部に排出する異物排出通路を
備えている。これにより、排気ガス中から分離した異物
を異物分離手段から排出することができる。
【００１０】請求項４に記載のターボチャージャ付エン
ジンの排気ガス浄化装置は、前記異物排出通路が前記タ
ービンの下流側の排気経路途中に連通されている。した
がって、請求項３と同様に排気ガス中から分離した異物
を異物分離手段から排出することができる。
ジンの排気ガス浄化装置は、前記異物排出通路が前記タ
ービンの下流側の排気経路途中に連通されている。した
がって、請求項３と同様に排気ガス中から分離した異物
を異物分離手段から排出することができる。
【００１１】請求項５に記載のターボチャージャ付エン
ジンの排気ガス浄化装置は、前記異物排出通路を開閉す
る開閉手段を備えている。これにより、開閉手段の開閉
動作によって、異物を異物分離手段から排出することが
できる。また、同時にターボチャージャの過給圧を調整
することができる。
ジンの排気ガス浄化装置は、前記異物排出通路を開閉す
る開閉手段を備えている。これにより、開閉手段の開閉
動作によって、異物を異物分離手段から排出することが
できる。また、同時にターボチャージャの過給圧を調整
することができる。
【００１２】請求項６に記載のターボチャージャ付エン
ジンの排気ガス浄化装置は、異物分離手段は、排気通路
の流路面積よりも大きい断面積を有する室内空間を備え
た筐体と、筐体内に触媒からの排気通路が開口する排気
ガス入口と、筐体内に所定長さ突出し下流側がタービン
に連通した排気通路と連通する排気ガス出口と、を有す
る。
ジンの排気ガス浄化装置は、異物分離手段は、排気通路
の流路面積よりも大きい断面積を有する室内空間を備え
た筐体と、筐体内に触媒からの排気通路が開口する排気
ガス入口と、筐体内に所定長さ突出し下流側がタービン
に連通した排気通路と連通する排気ガス出口と、を有す
る。
【００１３】これにより、排気ガス入口から筐体内に流
入した排気ガスは、その流速が急激に低下されるため、
排気ガス中に混在していた異物は筐体の底に沈下する。
したがって、異物が排気ガス出口から排出されることは
ない。
入した排気ガスは、その流速が急激に低下されるため、
排気ガス中に混在していた異物は筐体の底に沈下する。
したがって、異物が排気ガス出口から排出されることは
ない。
【００１４】請求項７に記載のターボチャージャ付エン
ジンの排気ガス浄化装置は、前記異物分離手段が排気ガ
スとともに流れる異物の慣性力又は遠心力を利用して排
気ガスと異物とを分離するように構成されたことを特徴
とする。これにより、異物を排気ガス中から容易に分離
することができる。
ジンの排気ガス浄化装置は、前記異物分離手段が排気ガ
スとともに流れる異物の慣性力又は遠心力を利用して排
気ガスと異物とを分離するように構成されたことを特徴
とする。これにより、異物を排気ガス中から容易に分離
することができる。
【００１５】請求項８に記載のターボチャージャ付エン
ジンの排気ガス浄化装置は、異物分離装置が触媒の下流
側でかつタービンの上流側にてタービンへと連通する排
気通路と、排気通路と分岐する異物誘導通路を備え、分
岐部における異物誘導通路をタービン側へと連通する排
気通路を異物誘導通路より湾曲させた形状としたことを
特徴とする。
ジンの排気ガス浄化装置は、異物分離装置が触媒の下流
側でかつタービンの上流側にてタービンへと連通する排
気通路と、排気通路と分岐する異物誘導通路を備え、分
岐部における異物誘導通路をタービン側へと連通する排
気通路を異物誘導通路より湾曲させた形状としたことを
特徴とする。
【００１６】これにより、異物を含んだ排気ガスが分岐
部を通過する際に、異物はその慣性力によって緩い湾曲
形状をなす異物誘導通路内に導かれ、他方のきつい湾曲
形状をなす排気通路には異物のない排気ガスが流入す
る。したがって、請求項７と同様に異物を排気ガス中か
ら容易に分離することができる。
部を通過する際に、異物はその慣性力によって緩い湾曲
形状をなす異物誘導通路内に導かれ、他方のきつい湾曲
形状をなす排気通路には異物のない排気ガスが流入す
る。したがって、請求項７と同様に異物を排気ガス中か
ら容易に分離することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
実施の形態について詳細に説明する。
実施の形態について詳細に説明する。
【００１８】図１は、本発明に係るターボチャージャ付
エンジンの排気装置１０の説明図である。同図に示すタ
ーボチャージャ付エンジンの排気装置（以下単に「排気
装置」という）１０は、エンジン本体１１と、排気通路
１２と、プリ触媒１３と、異物分離装置１４と、ターボ
チャージャ１５とを主要構成部材（主要構成装置）とし
て構成されている。以下、エンジン本体１１から順に説
明する。
エンジンの排気装置１０の説明図である。同図に示すタ
ーボチャージャ付エンジンの排気装置（以下単に「排気
装置」という）１０は、エンジン本体１１と、排気通路
１２と、プリ触媒１３と、異物分離装置１４と、ターボ
チャージャ１５とを主要構成部材（主要構成装置）とし
て構成されている。以下、エンジン本体１１から順に説
明する。
【００１９】エンジン本体１１には、吸気側にインテー
クマニホールド２１が接続されており、さらにこのイン
テークマニホールド２１には、吸気通路２２が接続され
ている。この吸気通路２２中には、その内部を流れる吸
気の流れに沿っての上流側から順に、エアクリーナ２
３、ターボチャージャ１５等が配設されている。
クマニホールド２１が接続されており、さらにこのイン
テークマニホールド２１には、吸気通路２２が接続され
ている。この吸気通路２２中には、その内部を流れる吸
気の流れに沿っての上流側から順に、エアクリーナ２
３、ターボチャージャ１５等が配設されている。
【００２０】排気通路１２は、エンジン本体１１の排気
側に接続されたエキゾーストマニホールド２５に連結さ
れている。排気通路１２中には、その内部を流れる排気
の流れに沿って上流側から順に、プリ触媒１３、異物分
離装置１４、ターボチャージャ１５、そして、主触媒２
６等が配設されている。
側に接続されたエキゾーストマニホールド２５に連結さ
れている。排気通路１２中には、その内部を流れる排気
の流れに沿って上流側から順に、プリ触媒１３、異物分
離装置１４、ターボチャージャ１５、そして、主触媒２
６等が配設されている。
【００２１】プリ触媒１３は、三元触媒が使用され、排
気ガス中のＣＯ（一酸化炭素）、ＨＣ（炭化水素）、Ｎ
Ｏｘ（窒素酸化物）を、ＣＯ2 （二酸化炭素）、Ｈ2 Ｏ
（水）、Ｎ2 （窒素）等に変換する。
気ガス中のＣＯ（一酸化炭素）、ＨＣ（炭化水素）、Ｎ
Ｏｘ（窒素酸化物）を、ＣＯ2 （二酸化炭素）、Ｈ2 Ｏ
（水）、Ｎ2 （窒素）等に変換する。
【００２２】異物分離装置１４は、上流側に配置された
プリ触媒１３の欠けや剥離によって異物が発生した場合
に、この異物が排気ガスとともに下流側のターボチャー
ジャ１５内に流入することを防止するものである。その
構成は、図２に示すように、トラップ３１と、異物排出
通路３２と、バルブ３３とを主要構成部材として構成さ
れている。
プリ触媒１３の欠けや剥離によって異物が発生した場合
に、この異物が排気ガスとともに下流側のターボチャー
ジャ１５内に流入することを防止するものである。その
構成は、図２に示すように、トラップ３１と、異物排出
通路３２と、バルブ３３とを主要構成部材として構成さ
れている。
【００２３】トラップ３１は、内方に所定の室内空間を
有する略箱型形状に形成されており、その垂直断面と水
平断面の断面積のいずれもが、トラップ３１に連通する
上流側の排気通路（以下、単に「上流側排気通路」とい
う）１２ａの流路面積より大きくなるように構成されて
いる。このため、上流側排気通路１２ａからトラップ３
１の排気ガス入口３１ａを介してトラップ３１内に導入
された排気ガスは、体積が膨張して流速が遅くなり、排
気ガス中の異物を底部３１ｂに沈降させることができ
る。
有する略箱型形状に形成されており、その垂直断面と水
平断面の断面積のいずれもが、トラップ３１に連通する
上流側の排気通路（以下、単に「上流側排気通路」とい
う）１２ａの流路面積より大きくなるように構成されて
いる。このため、上流側排気通路１２ａからトラップ３
１の排気ガス入口３１ａを介してトラップ３１内に導入
された排気ガスは、体積が膨張して流速が遅くなり、排
気ガス中の異物を底部３１ｂに沈降させることができ
る。
【００２４】また、トラップ３１の室内空間内には、ト
ラップ３１からターボチャージャ１５へと連通する下流
側の排気通路（以下、単に「下流側排気通路」という）
１２ｂの一部が上方から突出されており、その先端には
排気ガス出口３１ｃが設けられている。
ラップ３１からターボチャージャ１５へと連通する下流
側の排気通路（以下、単に「下流側排気通路」という）
１２ｂの一部が上方から突出されており、その先端には
排気ガス出口３１ｃが設けられている。
【００２５】このように、排気ガス入口３１ａがトラッ
プ３１の上部に設けられ、また排気ガス出口３１ｃがト
ラップ３１内のほぼ中央領域まで突出して設けられてお
り、しかも両者の開口がそれぞれ異なる方向を向いてい
るため、排気ガス入口３１ａからトラップ３１内に導入
された異物を含んだ排気ガスは、直接的に排気ガス出口
３１ｃから排出されずに、一旦、トラップ３１内に滞留
し、その後、排気ガス出口３１ｃから下流側排気通路１
２ｂに排出される。このため、異物は排気ガス出口３１
ｃを介して下流側排気通路１２ｂに排出されず、異物の
ターボチャージャ１５への流入を防止することができ
る。なお、トラップ３１の形状は、異物を底部に有効に
沈下させることができることを条件に、直方体状、円柱
状、その他の任意の形状とすることが可能である。
プ３１の上部に設けられ、また排気ガス出口３１ｃがト
ラップ３１内のほぼ中央領域まで突出して設けられてお
り、しかも両者の開口がそれぞれ異なる方向を向いてい
るため、排気ガス入口３１ａからトラップ３１内に導入
された異物を含んだ排気ガスは、直接的に排気ガス出口
３１ｃから排出されずに、一旦、トラップ３１内に滞留
し、その後、排気ガス出口３１ｃから下流側排気通路１
２ｂに排出される。このため、異物は排気ガス出口３１
ｃを介して下流側排気通路１２ｂに排出されず、異物の
ターボチャージャ１５への流入を防止することができ
る。なお、トラップ３１の形状は、異物を底部に有効に
沈下させることができることを条件に、直方体状、円柱
状、その他の任意の形状とすることが可能である。
【００２６】異物排出通路３２は、その上流側がトラッ
プ３１の底部３１ｂ近傍に接続開口されており、その下
流側は排気通路１２のターボチャージャ１５の下流側で
主触媒２６の上流側に接続されている。
プ３１の底部３１ｂ近傍に接続開口されており、その下
流側は排気通路１２のターボチャージャ１５の下流側で
主触媒２６の上流側に接続されている。
【００２７】また、異物排出通路３２は、その経路途中
に開閉手段であるバルブ３３を備えている。バルブ３３
が閉鎖されているときは、トラップ３１内の排気ガスは
全てターボチャージャ１５側へ排出される。一方、バル
ブ３３が開放されると、トラップ３１に導入された排気
ガスの一部は、異物排出通路３２内を流れてターボチャ
ージャ１５の下流側の排気通路１２に流れる。
に開閉手段であるバルブ３３を備えている。バルブ３３
が閉鎖されているときは、トラップ３１内の排気ガスは
全てターボチャージャ１５側へ排出される。一方、バル
ブ３３が開放されると、トラップ３１に導入された排気
ガスの一部は、異物排出通路３２内を流れてターボチャ
ージャ１５の下流側の排気通路１２に流れる。
【００２８】したがって、トラップ３１の底部３１ｂに
異物が溜まった状態でバルブ３３を開放すると、異物
は、異物排出通路３２を経由して、ターボチャージャ１
５の下流側に排出することができる。
異物が溜まった状態でバルブ３３を開放すると、異物
は、異物排出通路３２を経由して、ターボチャージャ１
５の下流側に排出することができる。
【００２９】バルブ３３は、開度を制御装置３４によっ
て制御することにより、ターボチャージャ１５側に流れ
る排気ガスの流量を調整するウエストゲートバルブとし
て使用することができる。主触媒２６の基本的な構成要
素は、プリ触媒１３とほぼ同様であり、容量が、プリ触
媒１３よりも大きいものが使用されている。
て制御することにより、ターボチャージャ１５側に流れ
る排気ガスの流量を調整するウエストゲートバルブとし
て使用することができる。主触媒２６の基本的な構成要
素は、プリ触媒１３とほぼ同様であり、容量が、プリ触
媒１３よりも大きいものが使用されている。
【００３０】上記構成を採ることによって、ターボチャ
ージャのタービンへの異物の流入を防止することがで
き、ターボの信頼性を向上させることができる。
ージャのタービンへの異物の流入を防止することがで
き、ターボの信頼性を向上させることができる。
【００３１】尚、本発明に限っていえば、必ずしもバル
ブ３３及び異物排出通路３２を必要とするものではな
く、排気ガス中から分離した異物をトラップ３１の底部
３１ｂに溜めるようにしてもよい。この場合には、例え
ば、底部３１ｂを取外し可能とし、必要に応じて異物を
除去できるように構成しておくとよい。
ブ３３及び異物排出通路３２を必要とするものではな
く、排気ガス中から分離した異物をトラップ３１の底部
３１ｂに溜めるようにしてもよい。この場合には、例え
ば、底部３１ｂを取外し可能とし、必要に応じて異物を
除去できるように構成しておくとよい。
【００３２】次に、図３、図４に、本発明に係る排気装
置のそれぞれ別の実施の形態を示す。なお、これらの図
において、上述の図１及び図２に示す実施の形態と同様
の構成要素、作用の部材等には同一の符号を付し、これ
らについての重複説明は省略するものとする。
置のそれぞれ別の実施の形態を示す。なお、これらの図
において、上述の図１及び図２に示す実施の形態と同様
の構成要素、作用の部材等には同一の符号を付し、これ
らについての重複説明は省略するものとする。
【００３３】図３に示す排気装置１０Ａは、異物分離装
置１４として、上述のトラップ３１に代えて、分岐点４
１において排気通路１２から分岐された異物誘導通路４
２を設けている。このとき、分岐点４１において排気通
路１２を屈曲させ、異物誘導通路４２をほぼ直線状に分
岐させている。
置１４として、上述のトラップ３１に代えて、分岐点４
１において排気通路１２から分岐された異物誘導通路４
２を設けている。このとき、分岐点４１において排気通
路１２を屈曲させ、異物誘導通路４２をほぼ直線状に分
岐させている。
【００３４】これにより、プリ触媒１３からの異物を含
んだ排気ガスが分岐点４１に到達すると、異物はその慣
性力により異物誘導通路４２へと直進し、分岐点４１の
下流側の排気通路２２には異物を含まない排気ガスが流
れる。
んだ排気ガスが分岐点４１に到達すると、異物はその慣
性力により異物誘導通路４２へと直進し、分岐点４１の
下流側の排気通路２２には異物を含まない排気ガスが流
れる。
【００３５】したがって、第一の実施の形態のようにト
ラップを別途設けることなく、排気通路の管路形状とい
う簡単な構成によって、排気ガス中の異物を取り除くこ
とができる。
ラップを別途設けることなく、排気通路の管路形状とい
う簡単な構成によって、排気ガス中の異物を取り除くこ
とができる。
【００３６】図４に示す排気装置１０Ｂは、図３の異物
分離性能をさらに向上させた異物分離装置１４を備えて
いる。本実施の形態において特徴的なことは、分岐点４
１において、異物誘導通路４２の形状を、排気通路２２
よりも大きく湾曲形成したことである。分岐点４１に向
かって流れる異物を含んだ排気ガスは、この湾曲部４３
に到達すると、異物は遠心力により湾曲部４３の内壁面
外側と当接しながら移動し、分岐点４１から異物誘導通
路４２内へと導かれ、排気ガスはターボチャージャ１５
に流入する。
分離性能をさらに向上させた異物分離装置１４を備えて
いる。本実施の形態において特徴的なことは、分岐点４
１において、異物誘導通路４２の形状を、排気通路２２
よりも大きく湾曲形成したことである。分岐点４１に向
かって流れる異物を含んだ排気ガスは、この湾曲部４３
に到達すると、異物は遠心力により湾曲部４３の内壁面
外側と当接しながら移動し、分岐点４１から異物誘導通
路４２内へと導かれ、排気ガスはターボチャージャ１５
に流入する。
【００３７】したがって、異物は、図３のものに比し
て、さらに、ターボチャージャ１５内に流入しづらくな
り、異物分離性能をさらに向上させることができる。
て、さらに、ターボチャージャ１５内に流入しづらくな
り、異物分離性能をさらに向上させることができる。
【００３８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るター
ボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置によれば、
タービンの上流側に設けられた触媒の下流側に異物分離
装置を介在させることにより、排気ガス中の異物を取り
除いて異物のタービンへの流入を防止することができ
る。したがって、ターボチャージャの信頼性を向上させ
ることができる。
ボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置によれば、
タービンの上流側に設けられた触媒の下流側に異物分離
装置を介在させることにより、排気ガス中の異物を取り
除いて異物のタービンへの流入を防止することができ
る。したがって、ターボチャージャの信頼性を向上させ
ることができる。
【図１】第一の実施の形態を説明する概略構成図であ
る。
る。
【図２】異物分離装置の概略説明図である。
【図３】第２の実施の形態を説明する概略構成図であ
る。
る。
【図４】第３の実施の形態を説明する概略構成図であ
る。
る。
１０、１０Ａ、１０Ｂ ターボチャージャ付エンジンの
排気ガス浄化装置 １１ エンジン本体 １２ 排気通路 １３ プリ触媒 １４ 異物分離装置 １５ ターボチャージャ １５ａ タービン １５ｂ コンプレッサ ２２ 吸気通路 ３１ トラップ ３１ｃ 排気ガス出口 ３２ 異物排出通路 ３３ 開閉手段（バルブ） ４２ 異物誘導通路
排気ガス浄化装置 １１ エンジン本体 １２ 排気通路 １３ プリ触媒 １４ 異物分離装置 １５ ターボチャージャ １５ａ タービン １５ｂ コンプレッサ ２２ 吸気通路 ３１ トラップ ３１ｃ 排気ガス出口 ３２ 異物排出通路 ３３ 開閉手段（バルブ） ４２ 異物誘導通路
Claims (8)
- 【請求項１】 エンジン本体とターボチャージャとの間
の排気経路途中に触媒を有するターボチャージャ付きエ
ンジンの排気ガス浄化装置において、 前記触媒の下流側でかつ前記タービンの上流側位置に配
置され、前記排気経路内を前記排気ガスとともに流れる
異物を分離して該異物の前記タービンへの流入を防止す
る異物分離手段を備えていることを特徴とするターボチ
ャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置。 - 【請求項２】 前記異物分離手段は、 前記排気ガスの流れ方向と流速の少なくとも一方を変化
させることにより前記異物を前記排気ガスから分離する
ように構成されたことを特徴とする請求項１に記載のタ
ーボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置。 - 【請求項３】 前記異物分離手段は、 前記分離した異物を前記異物分離手段の外部に排出する
異物排出通路を備えていることを特徴とする請求項１又
は２に記載のターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄
化装置。 - 【請求項４】 前記異物排出通路は、 前記タービンの下流側の排気経路途中に連通しているこ
とを特徴とする請求項３に記載のターボチャージャ付エ
ンジンの排気ガス浄化装置。 - 【請求項５】 前記異物排出通路は、 該異物通路を開閉する開閉手段を有することを特徴とす
る請求項３又は４に記載のターボチャージャ付エンジン
の排気ガス浄化装置。 - 【請求項６】 前記異物分離手段は、 前記排気通路の流路面積よりも大きい断面積を有する室
内空間を備えた筐体と、 該筐体内に前記触媒からの排気通路が開口する排気ガス
入口と、 前記筐体内に所定長さ突出し下流側が前記タービンに連
通した排気通路と連通する排気ガス出口と、を有するこ
とを特徴とする請求項２〜５のいずれにか記載のターボ
チャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置。 - 【請求項７】 前記異物分離手段は、 前記排気ガスとともに流れる前記異物の慣性力又は遠心
力を利用して前記排気ガスと前記異物とを分離するよう
に構成されたことを特徴とする請求項２に記載のターボ
チャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置。 - 【請求項８】 前記異物分離手段は、 前記触媒の下流側でかつ前記タービンの上流側にて前記
タービンへと連通する排気通路と、該排気通路と分岐す
る異物誘導通路を備え、 前記分岐部における前記タービン側へと連通する排気通
路を前記異物誘導通路より湾曲させた形状としたことを
特徴とする請求項７に記載のターボチャージャ付エンジ
ンの排気ガス浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9299959A JPH11132036A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | ターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9299959A JPH11132036A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | ターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11132036A true JPH11132036A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17879043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9299959A Pending JPH11132036A (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | ターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11132036A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013007267A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-01-10 | Ihi Corp | 排ガスのダスト除去装置及び方法 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP9299959A patent/JPH11132036A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013007267A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-01-10 | Ihi Corp | 排ガスのダスト除去装置及び方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040809 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071114 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071120 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080507 |