JP2001317346A - 排気浄化装置 - Google Patents

排気浄化装置

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JP2001317346A
JP2001317346A JP2000135764A JP2000135764A JP2001317346A JP 2001317346 A JP2001317346 A JP 2001317346A JP 2000135764 A JP2000135764 A JP 2000135764A JP 2000135764 A JP2000135764 A JP 2000135764A JP 2001317346 A JP2001317346 A JP 2001317346A
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catalyst
reduction catalyst
nox reduction
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Masatoshi Shimoda
正敏 下田
Mitsuru Hosoya
満 細谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 NOx還元触媒の前段に酸化触媒を配置した
構成を採用しても、該酸化触媒にてサルフェートが生成
されないようにする。 【解決手段】 排気ガス7が流通する排気管9の途中に
酸化触媒11を装備すると共に、該酸化触媒11の下流
側に酸素共存下でも選択的にNOxを尿素水24と反応
させるNOx還元触媒13を装備し、該NOx還元触媒1
3に対し噴射ノズル25より尿素水24を適宜に添加し
且つ前記酸化触媒11に対し排気ガス7をバイパス流路
14を通し適宜に迂回させてNOx還元触媒13に導き
得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンなどの内燃機関に適用される排気浄化装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディーゼルエンジンにおいて
は、排気ガスが流通する排気管の途中に、酸素共存下で
も選択的にNOxを還元剤と反応させる性質を備えたN
Ox還元触媒(選択還元型触媒)を装備し、該NOx還元
触媒の上流側に必要量の還元剤を添加して該還元剤をN
Ox還元触媒上で排気ガス中のNOx(窒素酸化物)と還
元反応させ、これによりNOxの排出濃度を低減し得る
ようにしたものがある。
【0003】例えば、この種のNOx還元触媒として
は、白金,パラジウムなどの貴金属触媒や、バナジウ
ム,銅,鉄の酸化物などの卑金属触媒が前述した如き性
質を有するものとして既に知られているが、これらのN
Ox還元触媒の活性温度域(温度ウィンドウ)は一般的
に狭く、ディーゼルエンジンの排気温度範囲の一部でし
かNOxを浄化できていないのが現状であり、NOx還元
触媒の活性温度域の拡大、特に低温活性の向上が今後の
大きな課題となっている。
【0004】そこで、本発明者らは、NOx還元触媒の
前段に酸化触媒を配置して該酸化触媒により排気ガス中
のNOを酸化して酸化力の強いNO2を生成し、このよ
うな酸化力の強いNO2をNOx還元触媒に導くことによ
り該NOx還元触媒上での還元剤による還元反応を促進
し、通常のNOx還元触媒の単独使用の場合より低い温
度域から還元反応が起こるようにすることを創案するに
到った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディー
ゼルエンジンの排気ガス中には、燃焼(軽油)中の硫黄
分に起因するSO2が存在するため、排気ガスの温度が
約300℃以上になると、NOx還元触媒の前段に配置
した酸化触媒にて、次式
【化1】2SO2+O2+2H2O→2H2SO4 によりサルフェート(ミスト状硫酸成分)が生成され、
これが排気ガス中に含まれるパティキュレート(Partic
ulate Matter:粒子状物質)を増加したり(サルフェー
トはパティキュレートの一組成分を成している)、後段
のNOx還元触媒を被毒したりする虞れがあった。
【0006】本発明は、上述の実情に鑑みてなされたも
のであり、NOx還元触媒の前段に酸化触媒を配置した
構成を採用しても、該酸化触媒にてサルフェートが生成
されないようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、排気ガスが流
通する排気管の途中に酸化触媒を装備すると共に、該酸
化触媒の下流側に酸素共存下でも選択的にNOxを還元
剤と反応させ得るNOx還元触媒を装備し、該NOx還元
触媒に対し還元剤を適宜に添加し且つ前記酸化触媒に対
し排気ガスを適宜に迂回させてNOx還元触媒に導き得
るように構成したことを特徴とする排気浄化装置、に係
るものである。
【0008】従って、本発明では、酸化触媒上でサルフ
ェートが生成される虞れがない場合に、排気ガスを酸化
触媒を通してNOx還元触媒に導きながら該NOx還元触
媒に還元剤を添加すると、排気ガス中のNOが酸化触媒
を通過する際に酸化して酸化力の強いNO2として生成
され、このような酸化力の強いNO2が多く生成されて
NOx還元触媒へと導かれることにより、該NOx還元触
媒上での還元剤による還元反応が著しく促進され、通常
のNOx還元触媒の単独使用の場合より低い温度域から
還元反応が起こるようになり、排気ガス中のNOxが良
好に還元処理されて浄化されることになる。
【0009】尚、酸化触媒は、その下流側のNOx還元
触媒での還元反応を促進するためのNO2を生成するだ
けのために装備されたものではなく、パティキュレート
中のSOF分を効率良く酸化させて燃焼除去させる作用
も併せ持っているので、酸化触媒を通過した排気ガス中
におけるパティキュレートのSOF分も低減されること
になる。
【0010】一方、酸化触媒上でサルフェートが生成さ
れる虞れが生じた場合に、排気ガスを酸化触媒を迂回さ
せてNOx還元触媒に導くようにすると、酸化触媒によ
るNO2の生成が期待できなくなる反面、酸化触媒上で
のサルフェートの生成が確実に回避されることになり、
排気ガス中に含まれるパティキュレートの増加を招いた
り、NOx還元触媒がサルフェートにより被毒されたり
する不具合が防止される。
【0011】また、本発明において、酸化触媒に対し排
気ガスを適宜に迂回させてNOx還元触媒に導くに際し
ては、酸化触媒に対し排気ガスを迂回させてNOx還元
触媒に導くバイパス流路と、該バイパス流路の排気管に
対する分岐箇所に設けられた流路切換手段とを備えれば
良く、このようにすれば、流路切換手段により排気ガス
の流れをバイパス流路側に切り換えることによって、排
気ガスを容易に酸化触媒を迂回させてNOx還元触媒へ
と導くことが可能となる。
【0012】更に、流路切換手段により排気ガスの流れ
をバイパス流路側に切り換える具体的な実現手段として
は、酸化触媒の入口付近における排気ガス温度を検出す
る温度センサと、内燃機関の回転数を検出する回転セン
サと、内燃機関の負荷を検出する負荷センサとを備え、
これら温度センサと回転センサと負荷センサとからの検
出信号に基づき内燃機関の運転状態と現在の排気ガス温
度とを照らし合わせて酸化触媒上でサルフェートが生成
される虞れが生じた際に排気ガスの流れをバイパス流路
側に切り換えるバイパス指令を流路切換手段に向け出力
し得るように制御装置を構成すれば良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0014】図1は本発明を実施する形態の一例を示す
もので、図中1はディーゼル機関であるエンジン(内燃
機関)を示し、ここに図示しているエンジン1では、タ
ーボチャージャ2が備えられており、エアクリーナ3か
ら導いた空気4が吸気管5を介し前記ターボチャージャ
2のコンプレッサ2aへと送られ、該コンプレッサ2a
で加圧された空気4が更にインタークーラ6へと送られ
て冷却され、該インタークーラ6から図示しないインテ
ークマニホールドへと空気4が導かれてエンジン1の各
シリンダに導入されるようにしてある。
【0015】また、このエンジン1の各シリンダから排
出された排気ガス7がエキゾーストマニホールド8を介
し前記ターボチャージャ2のタービン2bへと送られ、
該タービン2bを駆動した排気ガス7が排気管9を介し
車外へ排出されるようにしてある。
【0016】そして、排気ガス7が流通する排気管9の
途中に、ケーシング10により抱持された酸化触媒11
が装備されており、この酸化触媒11は、白金に酸化ア
ルミニウム(アルミナ)を混合してステンレス製のメタ
ル担体に担持させた構造となっている。
【0017】また、前記酸化触媒11より下流側の排気
管9には、ケーシング12により抱持されたNOx還元
触媒13が装備されており、このNOx還元触媒13
は、フロースルー方式のハニカム構造物として形成さ
れ、酸素共存下でも選択的にNOxを還元剤と反応させ
得るような性質を有している。
【0018】ここで、前記NOx還元触媒には、白金,
パラジウムなどの貴金属触媒や、バナジウム,銅,鉄の
酸化物などの卑金属触媒といった従来周知の触媒を採用
することが可能であるが、一般的に微量のSO2で被毒
され易い貴金属触媒を採用するよりも、比較的被毒され
難い卑金属触媒を採用する方がより好ましい。
【0019】そして、排気管9におけるケーシング10
の直前位置と、該ケーシング10後方のケーシング12
の直前位置とがバイパス流路14により接続されてお
り、エンジン1からの排気ガス7を前記バイパス流路1
4を介し酸化触媒11を迂回させてNOx還元触媒13
に導き得るようにしてある。
【0020】ここで、バイパス流路14の排気管9に対
する分岐箇所には、排気ガス7の流れを適宜にバイパス
流路14側に切り換え得るよう切換バルブ15,16
(流路切換手段)が夫々設けられている。
【0021】また、前記エンジン1には、その機関回転
数を検出する回転センサ17が装備されており、該回転
センサ17からの回転数信号17aと、燃料ポンプ(図
示せず)に付設された負荷センサ18(燃料の噴射量を
検出するセンサ)からの負荷信号18aとが制御装置1
9に入力されるようになっている。
【0022】そして、酸化触媒11の入口付近の排気管
9には、該排気管9内を流れる排気ガス7の温度を検出
する温度センサ20が装備されており、該温度センサ2
0からの温度信号20aが前記制御装置19に入力され
るようになっている。
【0023】一方、制御装置19においては、この温度
信号20aから判る排気ガス7の温度と、前述した回転
数信号17a及び負荷信号18aから判断される運転状
態とを照らし合わせて、酸化触媒11上でサルフェート
が生成される虞れが生じた際に、排気ガス7の流れをバ
イパス流路14側に切り換えるバイパス指令15a,1
6aを切換バルブ15,16の夫々に向け出力するよう
になっている。
【0024】即ち、制御装置19では、エンジン1の運
転状態と現在の排気ガス温度とに基づいて、酸化触媒1
1上でサルフェートが生成される条件が整っているか否
かが判断され、これによりサルフェートが生成される条
件が整っていると判断された際には、制御装置19から
バイパス指令15a,16aが出力されるようになって
いる。
【0025】一方、酸化触媒11上でサルフェートが生
成される条件が整っていないと判断された場合には、バ
イパス指令15a,16aが解除され、切換バルブ1
5,16が自動的に復帰作動して排気ガス7の流れを排
気管9側に切り換えるようになっている。
【0026】また、排気管9におけるNOx還元触媒1
3の入口付近と、所要場所に設けた還元剤タンク21と
の間が還元剤供給管22により接続されており、該還元
剤供給管22の途中に装備した供給ポンプ23の駆動に
より還元剤タンク21内の尿素水24(還元剤)を噴射
ノズル25を介しNOx還元触媒13の入口付近に添加
し得るようにしてある。
【0027】ここで、この尿素水24を噴射させる供給
ポンプ23の駆動は、制御装置19からの駆動指令23
aにより行われるようになっており、前記温度センサ2
0からの温度信号20aを流用して、現在の排気ガス温
度がNOx還元触媒13の活性温度域にある場合にのみ
前記駆動指令23aを出力するようにしてある。
【0028】ただし、NOx還元触媒13の低温活性
は、排気ガス7を前段の酸化触媒11に通すか否かによ
り変わるので、バイパス指令15a,16aの出力の有
無により、異なる活性温度域を基準として駆動指令23
aの出力を決定するようにしてある。
【0029】而して、酸化触媒11上でサルフェートが
生成される虞れがない場合には、温度センサ20からの
温度信号20aと、回転センサ17の回転数信号17a
と、負荷センサ18の負荷信号18aとに基づき、制御
装置19にてエンジン1の運転状態と現在の排気ガス温
度とが照らし合わされて、酸化触媒11上で酸化触媒が
生成する条件が整っていないと判断され、これによりバ
イパス指令15a,16aが解除されて切換バルブ15
が閉じ且つ切換バルブ16が開いて、排気ガス7の流れ
が酸化触媒11へと導かれる。
【0030】このようにエンジン1からの排気ガス7を
酸化触媒11を通してNOx還元触媒13に導きながら
該NOx還元触媒13に尿素水24を添加すると、酸化
触媒11を通過することにより排気ガス7中のNOが酸
化して酸化力の強いNO2が生成され、このような酸化
力の強いNO2が多く生成されてNOx還元触媒13へと
導かれることにより、該NOx還元触媒13上での尿素
水24による還元反応が著しく促進され、通常のNOx
還元触媒13の単独使用の場合より低い温度域から還元
反応が起こるようになり、排気ガス7中のNOxが良好
に還元処理されて浄化される。
【0031】即ち、NOx還元触媒13に添加された尿
素水24は、約180℃以上の温度条件下では、次式
【化2】(NH22CO+H2O→2NH3+CO2 によりアンモニアと炭酸ガスになるので、主として、次
【化3】6NO2+8NH3→7N2+12H2O により排気ガス7中のNOxが良好に還元処理されて浄
化されることになる。
【0032】尚、酸化触媒11は、その下流側のNOx
還元触媒13での還元反応を促進するためのNO2を生
成するだけのために装備されたものではなく、パティキ
ュレート中のSOF分を効率良く酸化させて燃焼除去さ
せる作用も併せ持っているので、酸化触媒11を通過し
た排気ガス7中におけるパティキュレートのSOF分も
低減されることになる。
【0033】一方、酸化触媒11上でサルフェートが生
成される虞れが生じた場合には、温度センサ20からの
温度信号20aと、回転センサ17の回転数信号17a
と、負荷センサ18の負荷信号18aとに基づき、制御
装置19にてエンジン1の運転状態と現在の排気ガス温
度とが照らし合わされて、酸化触媒11上でサルフェー
トが生成する条件が整っていると判断され、これにより
バイパス指令15a,16aが出力されて切換バルブ1
5が開き且つ切換バルブ16が閉じて、排気ガス7の流
れがバイパス流路14側へと切り換えられる。
【0034】このようにエンジン1からの排気ガス7を
酸化触媒11を迂回させてNOx還元触媒13に導くよ
うにすると、酸化触媒11によるNO2の生成が期待で
きなくなる反面、酸化触媒11上でのサルフェートの生
成が確実に回避されることになり、排気ガス7中に含ま
れるサルフェートの増加を招いたり、NOx還元触媒1
3がサルフェートにより被毒されたりする不具合が防止
される。
【0035】尚、酸化触媒11を迂回するからといって
排気ガス7中にNO2が存在しないわけではなく、ま
た、次式
【化4】6NO+4NH3→5N2+6H2O 或いは、次式
【化5】4NO+4NH3+O2→4N2+6H2O によっても排気ガス7中のNOxが良好に還元処理され
て浄化されることになる。
【0036】事実、本発明者らが行った実験結果によれ
ば、図2に示す如く、中速・中負荷の条件下で連続的に
ディーゼルエンジンを運転し、排気ガス7中に含まれる
NOxの排出量を計測したところ、排気管9に触媒を全
く装備しないケースAと比較して、排気管9に酸化触媒
11及びNOx還元触媒13を装備してバイパス流路1
4を使用しなかった場合Bと、排気管9に酸化触媒11
及びNOx還元触媒13を装備してバイパス流路14を
適宜に使用した場合Cとでは、何れも顕著なNOx排出
量の抑制効果が得られることが確認され、また、図3に
示す如く、同様の場合分けによるパティキュレート排出
量を計測したところ、排気管9に触媒を全く装備しない
ケースAと比較して、排気管9に酸化触媒11及びNO
x還元触媒13を装備してバイパス流路14を使用しな
かった場合Bでは、サルフェートの増加に起因するパテ
ィキュレートの増加が認められたのに対し、排気管9に
酸化触媒11及びNOx還元触媒13を装備してバイパ
ス流路14を適宜に使用した場合Cでは、パティキュレ
ート排出量の顕著な低減効果が得られることが確認され
た。
【0037】以上に述べた如く、本形態例によれば、酸
化触媒11上でサルフェートが生成されない条件下での
み酸化触媒11を使用して、該酸化触媒11により酸化
力の強いNO2を生成し、後段のNOx還元触媒13上で
の尿素水24による還元反応を著しく促進することがで
きるので、排気ガス7中のNOxを良好に還元処理して
浄化することができ、しかも、酸化触媒11上でサルフ
ェートが生成される虞れが生じた場合には、排気ガス7
の流れをバイパス流路14側へと切り換えて酸化触媒1
1を迂回させることにより該酸化触媒11上でのサルフ
ェートの生成を確実に回避することができ、排気ガス7
中に含まれるパティキュレートの増加を招いたり、NO
x還元触媒13がサルフェートにより被毒されたりする
不具合を確実に防止することができる。
【0038】尚、本発明の排気浄化装置は、上述の形態
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0039】
【発明の効果】上記した本発明の排気浄化装置によれ
ば、酸化触媒上でサルフェートが生成されない条件下で
のみ酸化触媒を使用して、該酸化触媒により酸化力の強
いNO2を生成し、後段のNOx還元触媒上での還元剤に
よる還元反応を著しく促進することができるので、排気
ガス中のNOxを良好に還元処理して浄化することがで
き、しかも、酸化触媒上でサルフェートが生成される虞
れが生じた場合には、排気ガスを酸化触媒を迂回させて
流すことにより該酸化触媒上でのサルフェートの生成を
確実に回避することができ、排気ガス中に含まれるパテ
ィキュレートの増加を招いたり、NOx還元触媒がサル
フェートにより被毒されたりする不具合を確実に防止す
ることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す概略図であ
る。
【図2】酸化触媒を迂回させた場合と迂回させない場合
とを比較したNOx排出量のグラフである。
【図3】酸化触媒を迂回させた場合と迂回させない場合
とを比較したパティキュレート排出量のグラフである。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関) 7 排気ガス 9 排気管 11 酸化触媒 13 NOx還元触媒 14 バイパス流路 15 切換バルブ 15a バイパス指令(検出信号) 16 切換バルブ 16a バイパス指令 17 回転センサ 17a 回転数信号(検出信号) 18 負荷センサ 18a 負荷信号(検出信号) 19 制御装置 20 温度センサ 20a 温度信号(検出信号) 24 尿素水(還元剤)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G091 AA10 AA18 AA28 AB02 AB05 BA00 BA11 BA14 CA12 CA13 CA16 CB08 DB10 EA01 EA03 EA08 EA17 FB10 GA06 GB01W GB01X GB05W GB06W GB07W GB10W HA36 HB03 HB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガスが流通する排気管の途中に酸化
    触媒を装備すると共に、該酸化触媒の下流側に酸素共存
    下でも選択的にNOxを還元剤と反応させ得るNOx還元
    触媒を装備し、該NOx還元触媒に対し還元剤を適宜に
    添加し且つ前記酸化触媒に対し排気ガスを適宜に迂回さ
    せてNOx還元触媒に導き得るように構成したことを特
    徴とする排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 酸化触媒に対し排気ガスを迂回させてN
    Ox還元触媒に導くバイパス流路と、該バイパス流路の
    排気管に対する分岐箇所に設けられた流路切換手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装
    置。
  3. 【請求項3】 酸化触媒の入口付近における排気ガス温
    度を検出する温度センサと、内燃機関の回転数を検出す
    る回転センサと、内燃機関の負荷を検出する負荷センサ
    とを備え、これら温度センサと回転センサと負荷センサ
    とからの検出信号に基づき内燃機関の運転状態と現在の
    排気ガス温度とを照らし合わせて酸化触媒上でサルフェ
    ートが生成される虞れが生じた際に排気ガスの流れをバ
    イパス流路側に切り換えるバイパス指令を流路切換手段
    に向け出力し得るように制御装置を構成したことを特徴
    とする請求項2に記載の排気浄化装置。
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