JPH1113074A - 擁壁形成方法及び擁壁形成に用いる堰板 - Google Patents

擁壁形成方法及び擁壁形成に用いる堰板

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JPH1113074A
JPH1113074A JP20704497A JP20704497A JPH1113074A JP H1113074 A JPH1113074 A JP H1113074A JP 20704497 A JP20704497 A JP 20704497A JP 20704497 A JP20704497 A JP 20704497A JP H1113074 A JPH1113074 A JP H1113074A
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shaped
retaining wall
weir plate
block
wall
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Takeshige Shimonohara
武茂 下ノ原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工時間の短縮と経済性が図れ、その他に折
れ曲がりのある擁壁と外観の優れた擁壁形成方法及びこ
れに関する堰板を提供する。 【解決手段】 矩形板状の縦壁11及びこの縦壁11の
背面から延びる一対の矩形板状の控え壁12を備えた水
平断面Π形状のΠ型ブロック2,4と、そのΠ型ブロッ
クを垂直方向で半裁した水平断面T形状のT型ブロック
3の各控え壁12の後端付近に設けられた嵌入溝13に
挿入可能な切り込み21を備えた堰板6,7,8とを組
み合わせて使用する擁壁形成方法であって、ブロック
2,4,3を必要個数だけ横設し、それらの控え壁12
の嵌入溝13に堰板6,7,8を挿入して、ブロックの
背面側を閉じて胴込め部を形成し、該胴込め部にコンク
リート71、砕石72又は土を各々組み合わせて封じ込
め、これを繰り返して順次上方に組積みする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路、宅地、公園等の
擁壁や河川の護岸擁壁などを構築するための擁壁形成方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の擁壁として、矩形板状の
鏡部及びこの鏡部の背面から延びる一対の矩形板状の控
部を備えた水平断面Π(パイ)形状のブロックを用いた
ものが知られている(例えば、実開昭61−26747
号公報参照)。そして、このブロックを組積するに際し
ては、控部の前面に横鉄筋及び縦鉄筋を配するととも
に、縦鉄筋とブロックの間に吊鉄筋を配した後、控部の
前面に鉄線製等の網を係止してその後側に裏込栗石を充
填し、鏡部の裏面と控部及び網で囲まれた空洞に裏込コ
ンクリートを充填するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開昭61−2674
7号公報に記載された擁壁は、これを構築する際して、
前記したように鉄筋を複雑に配設する必要があり、した
がって組積みするのに手間がかかるため、施工に時間を
要するとともに、工事費が高くなるという問題点があっ
た。さらに本願出願人により開示されている特開平7−
292692号等は上記の欠点を改善したもので有用で
ある。しかし、直線的か或いはある程度の折れ曲がりの
ある擁壁形成には有効であるが、折れ曲がりの角度が大
きくなると対応できない。
【0004】本発明は、上記のような背景に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、施工時間の
短縮と経済性が図れ、折れ曲がりの急な擁壁にも適用で
き、さらに優れた外観が得られる擁壁形成方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の擁壁形成方法は、矩形板状の縦壁及びこの
縦壁の背面から延びる一対の矩形板状の控え壁を備えた
水平断面Π形状のΠ型ブロックと、各控え壁の後端付近
に設けられた嵌入溝に挿入可能な切り込みを備えた堰板
とを組み合わせて使用する擁壁形成方法であって、前記
Π型ブロックを必要個数だけ横設し、Π型ブロックの控
え壁の嵌入溝に堰板を挿入して、Π型ブロックの背面側
を閉じて胴込め部を形成し、該胴込め部にコンクリー
ト、砕石又は土を封じ込め、これを繰り返して順次上方
に組積みするものである(請求項1)。
【0006】また本発明の擁壁形成方法は、矩形板状の
縦壁及びこの縦壁の背面から延びる矩形板状の控え壁を
備えた水平断面T形状のT型ブロックと、控え壁の後端
付近に設けられた嵌入溝に挿入可能な切り込みを備えた
堰板とを組み合わせて使用する擁壁形成方法であって、
前記T型ブロックを必要個数だけ横設し、T型ブロック
の控え壁の嵌入溝に堰板を挿入して、T型ブロックの背
面側を閉じて胴込め部を形成し、該胴込め部にコンクリ
ート、砕石又は土を封じ込め、これを繰り返して順次上
方に組積みするものである(請求項2)
【0007】さらに本発明の擁壁形成方法は、矩形板状
の縦壁及びこの縦壁の背面から延びる一対の矩形板状の
控え壁を備えた水平断面Π形状のΠ型ブロック、及びそ
のΠ型ブロックを垂直方向で半裁した水平断面T形状の
T型ブロック、並びにそれらの各控え壁の後端付近に設
けられた嵌入溝に挿入可能な切り込みを備えた堰板とを
組み合わせて使用する擁壁形成方法であって、前記Π型
ブロック及びT型ブロックを必要個数だけ横設し、Π型
ブロック及びT型ブロックの控え壁の嵌入溝に堰板を挿
入して、Π型ブロック及びT型ブロックの背面側を閉じ
て胴込め部を形成し、該胴込め部にコンクリート、砕石
又は土を封じ込め、これを繰り返して順次上方に組積み
するものである(請求項3)
【0008】上記の各発明において、Π型ブロック及び
T型ブロックの控え壁の嵌入溝に堰板を挿入して、隣接
するΠ型ブロック又はT型ブロック同士を堰板により橋
架けする場合がある(請求項4)。
【0009】上記の各発明において、縦壁が擁壁の前面
に配置される場合(請求項5)、堰板が擁壁の前面に配
置される場合(請求項6)がある。
【0010】上記の各発明において、ブロックの組積み
が千鳥積みとする場合がある(請求項7)。
【0011】上記の各発明において、ブロックの縦壁
を、その垂直方向を軸として屈折可能とする場合がある
(請求項8)。
【0012】上記の各発明において、堰板をその垂直方
向を軸として屈折可能とする場合がある(請求項9)。
【0013】上記の各発明において、堰板の端部の張り
出し部分を折れ曲がった形状とする場合がある(請求項
10)。
【0014】上記の各発明において、堰板の端部の張り
出し部分で、隣接する堰板と連結可能とする場合がある
(請求項11)。
【0015】上記の各発明において、縦壁、控え壁又は
堰板に、任意形状の透孔を設けることがある(請求項1
2)。
【0016】また、本願の発明の擁壁形成に用いる堰板
は、矩形板状の縦壁及びこの縦壁の背面から延びる一対
の矩形板状の控え壁を備えた水平断面Π形状のΠ型ブロ
ックの各控え壁の後端付近に設けられた嵌入溝に挿入可
能な切り込みを備えた堰板であって、その垂直方向を軸
として、その1ヶ所又は2ヶ所以上の箇所で屈折可能と
したものである(請求項13)。
【0017】さらに本願の発明の擁壁形成に用いる堰板
は、矩形板状の縦壁及びこの縦壁の背面から延びる矩形
板状の控え壁を備えた水平断面T形状のT型ブロックの
控え壁の後端付近に設けられた嵌入溝に挿入可能な切り
込みを備えた堰板であって、その垂直方向を軸として屈
折可能としたものである(請求項14)。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願の擁壁形成方法につい
て、図面を参照しながらその実施の形態を説明する。
【0019】図1は擁壁形成に用いるΠ型ブロック1の
斜視図である。Π型ブロック1は、矩形板状の縦壁11
及びこの縦壁11の背面から延びる一対の矩形板状の控
え壁12,12を備えた水平断面Π形状である。そして
各控え壁12,12の後端付近に嵌入溝13,13が設
けられている。
【0020】図2に示したΠ型ブロック2は、図1に示
したΠ型ブロック1に類似するものであるが、嵌入溝1
3の深さが浅くなっていて、その浅くなった分だけ、控
え壁12の下面に切り欠き溝14として刻設されてい
る。このΠ型ブロック2は、傾斜した擁壁の形成に適す
るものであるが、詳細は後述する。
【0021】図3に斜視図で示したブロックはT型ブロ
ック3であり、Π型ブロックを垂直方向で半裁した形状
となっている。なお、該ブロック3においても、図2に
示した切り欠き溝14を必要に応じて設けることができ
る。
【0022】擁壁形成にあたり、このようなΠ型及びT
型ブロック1,2,3と、その嵌入溝13に挿入可能な
溝状の切り込み21を備えた、矩形板状の堰板6とを組
み合わせて使用する。図4に示した例では、1枚の堰板
6で2個のΠ型ブロック1,1の控え壁12,12間を
橋架けすることにより、2個のΠ型ブロック1,1を連
結するとともに、Π型ブロック1の背面側を閉じて、胴
込め部61を形成している。また堰板6は、図5に示し
たように、1個のΠ型ブロック1の両控え壁12,12
間に挿入して使用することもある。
【0023】控え壁12の嵌入溝13の溝幅を、堰板6
の厚さに対して、必要に応じて適当な余裕があるように
しておけば、堰板6が控え壁12に対して、直角から多
少ずれた状態であっても挿入することができる。
【0024】また、控え壁12の後端に膨出部15を設
けてあり、その内側の両角を面取りしてある。この膨出
部15は必須ではないが、設けておくと堰板6の安定に
よく、さらに切り込み21の溝幅を大きくすることがで
きる。
【0025】さらに、控え壁12下端の突起16は、堰
板6の前方へのやズレを防止して、堰板6の嵌合状態を
安定化させるものであり、必要に応じて設けられるもの
である。従って、図3に示したT型ブロック3にも採用
することがある。
【0026】図5に示したΠ型ブロック1と堰板7の組
み合わせは、擁壁の出隅の箇所に採用される配置の一例
である。2個のΠ型ブロック1,1は、出隅角度の合わ
せて並べられている。このとき、隣接する2個のΠ型ブ
ロック1,1における各側壁12,12の嵌合溝13,
13の間隔が狭くなるので、図4に示した矩形板状の堰
板6では2個のΠ型ブロック1,1を橋架けすることが
できず、またそれぞれのΠ型ブロック1内の嵌合溝1
3,13に堰板6を挿入する方式も、2枚の堰板6の端
部がかち合うので、採用することができない。
【0027】このため、図5に示したように、堰板7は
切り込み21の位置で、堰板7の端部の一方の張り出し
部分32が、堰板本体31と垂直方向を軸として屈折可
能となっており、他方の張り出し部分33は、必要に応
じて、先細で折れ曲がった形状となっている。
【0028】従って、図6に平面図で示したように、各
堰板7,7は隣接の堰板7とかち合うことなく各Π型ブ
ロック1,1に挿入することができる。そして堰板7に
より各Πブロック1,1の背面側を閉じて、胴込め部6
1を形成することができる。なお、堰板の張り出し部分
32,33のいずれか又は双方を延長すれば、入り隅の
擁壁にも採用できる。
【0029】以上に述べたようなΠ型、T型ブロック
1,2,3と堰板6,7などを使用して直立の擁壁を形
成する手順を図7に基づいて説明する。この例では、ま
ずΠ型ブロック2を、擁壁面の出入りに合わせて、その
縦壁11の表面側の端縁もしくは裏面側の端縁の少なく
とも一方の側が接するようにして、必要個数だけ横設す
る。
【0030】つぎにそれらのΠ型ブロック2に、堰板6
を挿入する。この例では擁壁の中央部に擁壁面の出入り
があるので、その箇所では堰板6が使用できないので、
図5で示したような堰板7や、中央で垂直方向を軸とし
て屈折可能な堰板8を使用する。
【0031】そしてΠ型ブロック2と堰板6,7,8で
囲われた胴込め部61にコンクリート71、砕石72、
土などを詰める。このとき形成する擁壁の高さにもよる
が、コンクリート71を詰める胴込め部に鉄筋74を配
設すると耐地震性が向上する。なお、胴込め部61への
充填材の詰め方は、全箇所にコンクリート71を詰めて
もよいし、砕石72のみ又は土のみ、又はその組み合わ
せでもよい。
【0032】つぎに、第1段のΠ型ブロック2上に第2
段のブロックを組積みする。この例では、擁壁の左右両
翼の平坦な部分でブロックの縦壁を千鳥積みとするため
に、図3に示したT型ブロック3や縦壁の中央で垂直方
向を軸として屈折可能なΠ型ブロック4を採用してい
る。
【0033】なお、この例では、第1段に図2に示した
切り欠き溝14を設けたΠ型ブロック2を採用している
ので、挿入された堰板6,7,8の上端面は控え壁12
の上端面より突出している。従って第2段以上に組積み
するブロックも切り欠き溝14を備えたものを使用する
ことが必要で、その切り欠き溝14が堰板上部に填るよ
うにして上段のブロックを積み重ねることにより、ブロ
ックの前後の位置決めとズレ防止が効率的になされる。
特に、ブロック組積み全体が後方へ傾いた、傾斜擁壁の
場合、ブロックが後方に移動したり、転落するのを防止
することができる。
【0034】また、堰板6,7に設けた透孔29は、擁
壁背面の排水を行うために、砕石72を封じ込める胴込
め部を形成する堰板部分に採用される。コンクリート7
1を詰める胴込め部形成の堰板には透孔を設ける必要は
ないが、透孔の径を小さくしたり、網等を透孔に接着し
て、その流出に対処するとよい。
【0035】図7のA−A線垂直面の矢示方向の断面図
を図8に、B−B線垂直面の矢示方向の断面図を図9に
示した。
【0036】以上に説明した実施例により本発明の擁壁
形成方法及び擁壁形成に用いる堰板の技術的思想を開示
したが、本発明は開示した技術に限定されるものでは
く、該技術的思想の範囲内のおいて応用できるのであ
る。以下にその他の例を示す。
【0037】図10は、すで図7で示した中央で垂直方
向を軸として屈折可能なΠ型ブロック4の一例を示す斜
視図で、図11はその中央部の拡大図であり、分割され
た縦壁11がヒンジ材34で連結されている。
【0038】図12は図11のC−C線を含む水平な切
断面の矢示方向の断面図であり、図13は図11のD−
D線を含む垂直な切断面の矢示方向の断面図である。ヒ
ンジ材34は、図12及び図13に示したように、膨ら
み35に座金36をはめて抜け防止処理を両端に施した
のち、ブロック製造時にその両縦壁11間に橋架け埋設
されている。なお、縦壁11の端面11aを、適宜の形
状に面取り処理することが可能であり、さらに隙間34
aは適宜の間隔を有してもよい。
【0039】ヒンジ材34の材質としては、炭素繊維、
アラミド繊維をはじめとする各種繊維から作られたロー
プ状のもの、可撓性のある樹脂、金属丸棒、金属板など
が使用されるが、その他チェーンや蝶番を埋設してもよ
い。
【0040】図14に示したΠ型ブロック4は、2個の
T型ブロック3そのものに、それぞれ雄雌の蝶番構造3
7を一体に備えたものであり、ピン38を挿入すること
により、両T型ブロック3が連結されて、ピン38を軸
として屈折可能となっている。この例において、ピン3
8の代わりにボルトを使用して、その端部にナットを装
着して、ボルトがブロックから抜けないようにしてもよ
い。また蝶番構造37の貫通孔39の径を、ピン38や
ボルトの径に対して余裕を持たせておくと、2個のブロ
ック間の位置ズレを修正することができる。なお、縦壁
11に設けられるヒンジ材34や蝶番構造37は、Π型
ブロックの中央に限定して配置されるものではなく、控
え壁12の付近でも、縦壁11の張り出し部分に設けて
もよく、また、複数箇所に設けてもよい。
【0041】以上にΠ型ブロック1及びT型ブロック3
を変形した例を示したが、つぎに矩形板状の堰板6を変
形したものについて説明する。図15に示した堰板7は
すでに図5で示したものと類似するもので、溝状の切り
込み21の位置で、堰板7の端部の一方の張り出し部分
32が、堰板本体31と垂直方向を軸として屈折可能と
なっている。
【0042】この堰板7の屈折機構には、図11〜13
でブロックの屈折機構として説明したヒンジ材34を使
用する方法や、図14で示した蝶番構造37などを応用
して利用することができる。
【0043】また、堰板7の屈折する箇所での切り込み
21の溝角を、図示のように面取りしておくと、ブロッ
クの控え壁12に挿入したのち、張り出し部分32を堰
板本体31から、かなり広い角度にまで屈折させること
ができる。
【0044】図16に示した例の堰板7では、両側の張
り出し部分32,33が、それぞれ溝状の切り込み21
の位置で、堰板本体31と垂直方向を軸として屈折可能
となっている。なお、堰板に設けるヒンジ材34の位置
と数は、必ずしも切り込み21の位置に設ける必要はな
く、張り出し部分32,33又は堰板本体31の適宜の
位置に、1箇所又は2箇所以上設けることも可能であ
る。
【0045】このような堰板7を、出隅に配置された2
個のΠ型ブロック1にそれぞれ挿入した状態を、図17
に斜視図で示した。堰板7の両側の張り出し部分32,
33が屈曲可能となっているから、出隅配置により両ブ
ロックの控え壁12,12の間隔が狭くなっていても、
それぞれの張り出し部分32,33が互いに干渉するこ
となく、堰板7をΠ型ブロック1に挿入することがで
き、胴込め部61を形成することができる。
【0046】しかし、この胴込め部61は、内部に詰め
物を充填するとき、2枚の堰板の重なり合ったの張り出
し部分32,33のうち、外側に位置する張り出し部分
32が、控え壁12後端の膨出部15に当接して、それ
以上の屈曲を抑える働きがあるが、膨出部15の形状に
よっては、高圧充填には不安定で、張り出し部分が3
2,33が外側開いたり、擁壁形成後に堰板に地山の大
きな土圧がかかると、内側に変形することもある。
【0047】このため、図18に示した例では、堰板7
の重なり合う張り出し部分32,33を固定するように
している。すなわち例えば一方の堰板7の張り出し部分
32にボルト42の頭部に対応する凹みを備えた貫通孔
40を、他の堰板7の張り出し部分33に長孔41を設
けておき、ブロックに挿入後、重なり合う張り出し部分
32,33をボルト42及びナットなどで固定すればよ
い。なお、貫通孔40,40又は長孔41同士の組み合
わせでもよい。
【0048】この例は、堰板7は同一のブロックの控え
壁12,12間に挿入する場合であるが、隣り合ったブ
ロックの控え壁12,12間に挿入する堰板について、
つぎに説明する。
【0049】Π型ブロック1,2やそれらを垂直に半裁
したT型ブロック3を、一直線に並べて擁壁を形成する
場合、それらの控え壁12間隔はいずれも一定になって
いるから、図4に示したような堰板6を、同一ブロック
の控え壁12間及び隣接するブロック間にも使用するこ
とができる。
【0050】そして、控え壁12の嵌入溝13の溝幅や
堰板6の切り込み21の溝幅に余裕を持たせたり、それ
らの溝角に面取りなどを施すことにより、小さな出隅や
入り隅角度のブロック配置における、隣接するブロック
の控え壁12,12間にも、図4で示した堰板6を挿入
することができる。
【0051】しかしながら、出隅や入り隅の角度が大き
くなると、隣接するブロックの控え壁の、堰板挿入位置
での控え壁間隔が大きく変化するので、既定の切り込み
21溝間隔の堰板は使用できない。
【0052】この問題を解決するためには、図19に斜
視図で、図20にブロック体に挿入した状態を平面図で
示す堰板7を使用するとよい。この堰板7は図16で示
したものと類似するが、堰板本体31が中央部で2枚の
板状に分割されている。そして、その重なり面積を調節
することにより、堰板7の切り込み21の間隔を調整で
きるようになっている。
【0053】2枚に分割されている堰板本体31は、そ
れら各々に複数個設けられた貫通孔40の適当な位置を
選んでボルト42を挿入して、堰板本体31を一体とす
ればよい。なお2枚の堰板本体の合わせ面に設けた凹凸
44は、2枚の堰板本体のズレ動きを防ぐためのもの
で、必要により設けられるものである。また、図18で
説明したように、貫通孔40と長孔41の適宜の組み合
わせを採用してもよい。
【0054】図21に斜視図で示した堰板8は、図5で
も簡単に示しているが、堰板の中央で垂直方向を軸とし
て屈折可能としたもので、2枚の堰板本体45,45に
分割されていて、その間を図示していないが、図11〜
13に示したヒンジ材34で連結されている。
【0055】この堰板8についても、図22に示したよ
うに、図18に示したものと同様に、堰板8の一方の切
り込み21から外側の張り出し部分にボルト42の頭部
に対応する凹みを備えた貫通孔40を、他方の張り出し
部分に長孔41を設けておき、ブロックに挿入後、重な
り合う隣の堰板の張り出し部分とをボルト及びナットな
どで固定することができる。
【0056】この堰板8は、図23に平面図で示したよ
うに、出隅に配置されたΠ型ブロック1,1の控え壁1
2,12間に橋架け挿入して胴込め部61の形成に使用
される。堰板8が中央で屈折可能であるから、その2つ
の切り込み21,21間隔を変えることができるので、
小範囲の出隅角度のブロック配置の場合に適用すること
ができる。
【0057】図24に示した堰板8は、2枚の堰板本体
45,45が、図14で示したΠ型ブロック4の蝶番構
造37により連結されている。この場合も蝶番構造37
の貫通孔39の径を、ピン38やボルトの径に対して余
裕を持たせておくと、堰板8の2つの切り込み21,2
1間隔を調節することができる。
【0058】図25に示した堰板9は、図21に示した
堰板8に類似するもので、その切り込み21を溝状では
なく、外側まで切り落とした形状となっている。従って
図21に示した堰板8の場合より大きな出隅角度のブロ
ック配置に適用することができる。
【0059】図26に示した堰板10aは、堰板6を半
裁したもので、切り込み21は1箇所のみに設けられて
いる。図27に示した堰板10bは、前記堰板10aの
左右の切り込み21から外側の張り出し部分に、隣の堰
板と連結するための貫通孔40や長孔41を設けたもの
である。図28に示した堰板10cは、前記堰板10b
をその切り込み21の位置で、垂直方向を軸として屈折
可能としたものである。
【0060】これらの堰板10a,10b,10cの、
ブロックとの組み合わせた使用方法の例について図29
〜図31に平面図で示した。
【0061】図29の2個のT型ブロック3,3は入り
隅状に配置されているので、それらの控え壁12,12
は末広となっている。このため、2枚の堰板10b,1
0bはその両端末で、必要に応じて橋架け連結されて、
胴込め部61が形成されている。
【0062】図30に示した例では、中央で屈折可能な
Π型ブロック4が出隅状に配置され、それに接してT型
ブロック3が入り隅状に配置されている。Π型ブロック
4の2枚の控え壁12,12は、内側に狭められている
ので、2枚の堰板10c,10cは大きな範囲で重なる
ように連結されている。逆に堰板10bと堰板10c
は、控え壁12,12間が拡がっているので、先端で連
結されている。
【0063】図31に示した例では、2個のT型ブロッ
ク3が大きな角度で入り隅状に配置されており、2枚の
堰板10b,10cでは短くて連結できないので、あて
板49を介してボルト42で連結したものである。この
ように、堰板10a,10b,10cを組み合わせて使
用したり、必要に応じて、堰板をボルト等で連結した
り、T型ブロック3に各種堰板6,7,8,9を使用す
ることも可能で、またその逆に、堰板10a,10b,
10cをΠ型ブロック1,2に使用することもある。
【0064】図32〜図40は、Π型ブロック1やT型
ブロック3の縦壁11や控え壁12、及び各種堰板6,
7,8,9に、任意の位置に、適宜の大きさの透孔29
を設けた例である。このような透孔29は前述したよう
に、胴込め部に砕石などを入れた場合、擁壁背面の湧き
水を排出させるほか、図32に示したように前方が透孔
29で開放された胴込め部に土などを入れておいて植樹
すると、緑化擁壁が形成される。また本発明の擁壁は、
Π型ブロック、T型ブロックの縦壁、控え壁又は堰板の
本体31、張り出し部分32,33の各々に透孔を設け
たもの、設けないもの、さらにその各々を組み合わせた
ものなどを、適宜位置に配置して使用することができ
る。
【0065】また胴込め部に砕石を入れて形成された擁
壁は、魚巣を備えた護岸擁壁として使用することができ
る。この場合、図33に示したように控え壁にも透孔を
開けておき、胴込め部を連通させた形態としてもよい。
【0066】以上、各種ブロックの縦壁が前面に配置さ
れる場合の擁壁形成について説明したが、本発明の擁壁
形成方法は、図41に示したように、堰板を擁壁の前面
に、ブロックの縦壁11を背面に配置することもでき
る。そして控え壁先端の膨出部15を適宜の形状にした
り、又は模様を彫刻するなどして、擁壁の景観を向上さ
せることができる。
【0067】また、本発明の擁壁形成方法は、図7〜図
9に示した直立擁壁のほか、図41に示したような傾斜
擁壁にも適用することができる。そのうえ階段状の擁壁
にも適用することができる。
【0068】さらに、本発明の擁壁形成方法は、各種ブ
ロックを、いも目地(通し目地)状のほか、千鳥積みに
組積みすることができる。図42に千鳥積みした例を示
す。図42(c)が擁壁の第1段で、図42(a)が第
3段であり、そしてハッチを入れた胴込め部にはコンク
リートが充填されている。
【0069】この発明の、Π型ブロック、T型ブロック
及び各種堰板は、コンクリートのプレキャスト品又はこ
れに類するものであり、内部に鉄筋、強化繊維、網、金
網、、織布、不織布等の補強剤を埋設することが好まし
い。このほか、プラスチック、木材、合成木材なども採
用することができる。
【0070】
【発明の効果】この発明は上記したように構成されてい
るので、つぎに記載したような効果を奏する。
【0071】Π型ブロック及びT型ブロック並びに各種
堰板、又は該Π型ブロック、T型ブロック及び各種堰板
のヒンジ構造との組み合わせにより胴込め部が形成さ
れ、この胴込め部にコンクリート、砕石又は土を充填す
ることにより、短時間に直線又は折れ曲がりの擁壁を形
成できるほか、擁壁の重量が増すので、極めて経済的な
擁壁形成が可能となる。
【0072】胴込め部はブロックに堰板が挿入されて始
めて形成されるものであるから、下段の胴込め部から鉄
筋が突出していても、ブロックの組積みのときに邪魔に
ならないから、効率的に組積みすることができる。
【0073】T型ブロックの単用もしくはΠ型ブロック
との併用で、滑らかな曲折面を有する擁壁面を形成する
ことができる。
【0074】隣接する堰板が互いに連結されいるとき
は、胴込め部の強度が向上し、頑丈な擁壁を形成するこ
とができる。
【0075】透孔を設けたブロックの縦壁や堰板を使用
することにより、魚巣を備えた護岸擁壁や、植樹をすれ
ば緑化擁壁を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Π型ブロックの斜視図である。
【図2】別の例のΠ型ブロックの斜視図である。
【図3】T型ブロックの斜視図である。
【図4】図1のΠ型ブロック2個を、堰板で橋架けした
状態を示せす斜視図である。
【図5】出隅状態に配置された2個のΠ型ブロックに、
垂直方向を軸として屈折可能とした堰板を組み合わせた
状態を示す斜視図である。
【図6】図6の状態を示す平面図である。
【図7】Π型ブロック及びT型ブロック並びに堰板を組
み合わせて形成した擁壁を示す斜視図である。
【図8】図7のA−A線を含む垂直な面で切断した矢示
方向の断面図である。
【図9】図7のB−B線を含む垂直な面で切断した矢示
方向の断面図である。
【図10】垂直方向を軸として屈折可能としたΠ型ブロ
ックの斜視図である。
【図11】図10のブロックの屈折部の拡大斜視図であ
る。
【図12】図11のC−C線を含む水平な面で切断した
矢示方向の断面図である。
【図13】図11のD−D線を含む垂直な面で切断した
矢示方向の断面図である。
【図14】別の例の垂直方向を軸として屈折可能とした
Π型ブロックの構成を説明するための斜視図である。
【図15】垂直方向を軸として屈折可能とした堰板の斜
視図である。
【図16】別の例の垂直方向を軸として屈折可能とした
堰板の斜視図である。
【図17】出隅状態に配置された2個のΠ型ブロック体
と、図16の堰板が組み合わされた状態を示す斜視図で
ある。
【図18】垂直方向を軸として屈折可能とした堰板の張
り出し部を連結するための構成を説明する斜視図であ
る。
【図19】別の例の堰板を示す斜視図である。
【図20】図19の堰板で、入り隅状態に配置された2
個のΠ型ブロックを橋架けした状態を示す平面図であ
る。
【図21】別の例の堰板を示す斜視図である。
【図22】別の例の堰板を示す斜視図である。
【図23】図22の堰板で、出隅状態に配置された2個
のΠ型ブロックを橋架けした状態を示す平面図である。
【図24】別の例の垂直方向を軸として屈折可能とした
堰板の構成を説明するための斜視図である。
【図25】別の例の堰板を示す斜視図である。
【図26】別の例の堰板を示す斜視図である。
【図27】別の例の堰板を示す斜視図である。
【図28】別の例の堰板を示す斜視図である。
【図29】図27の堰板2枚で、2個のT型ブロックを
橋架けした状態を示す平面図である。
【図30】図27の堰板1枚と図28の堰板2枚で、Π
型ブロックとT型ブロックを橋架けした状態を説明する
平面図である。
【図31】2個のT型ブロックを2枚の堰板とあて板を
用いて橋架けした状態を説明する平面図である。
【図32】透孔を設けたΠ型ブロックの斜視図である。
【図33】別の例の透孔を設けたΠ型ブロックの斜視図
である。
【図34】透孔を設けたT型ブロックの斜視図である。
【図35】透孔を設けた堰板の斜視図である。
【図36】別の例の透孔を設けた堰板の斜視図である。
【図37】別の例の透孔を設けた堰板の斜視図である。
【図38】別の例の透孔を設けた堰板の斜視図である。
【図39】別の例の透孔を設けた堰板の斜視図である。
【図40】別の例の透孔を設けた堰板の斜視図である。
【図41】堰板を前面に配置した傾斜した擁壁の斜視図
である。
【図42】ブロックを千鳥積みに順次組積みする方法示
す説明図である。
【符号の説明】
1,2,4 Π型ブロック 3 T型ブロック 6,7,8,9,10a,10b,10c 堰板 11 縦壁 12 控え壁 13 嵌入溝 21 切り込み 61 胴込め部 71 コンクリート 72 砕石

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形板状の縦壁及びこの縦壁の背面から
    延びる一対の矩形板状の控え壁を備えた水平断面Π形状
    のΠ型ブロックと、各控え壁の後端付近に設けられた嵌
    入溝に挿入可能な切り込みを備えた堰板とを組み合わせ
    て使用する擁壁形成方法であって、前記Π型ブロックを
    必要個数だけ横設し、Π型ブロックの控え壁の嵌入溝に
    堰板を挿入して、Π型ブロックの背面側を閉じて胴込め
    部を形成し、該胴込め部にコンクリート、砕石又は土を
    封じ込め、これを繰り返して順次上方に組積みすること
    を特徴とする擁壁形成方法。
  2. 【請求項2】 矩形板状の縦壁及びこの縦壁の背面から
    延びる矩形板状の控え壁を備えた水平断面T形状のT型
    ブロックと、控え壁の後端付近に設けられた嵌入溝に挿
    入可能な切り込みを備えた堰板とを組み合わせて使用す
    る擁壁形成方法であって、前記T型ブロックを必要個数
    だけ横設し、T型ブロックの控え壁の嵌入溝に堰板を挿
    入して、T型ブロックの背面側を閉じて胴込め部を形成
    し、該胴込め部にコンクリート、砕石又は土を封じ込
    め、これを繰り返して順次上方に組積みすることを特徴
    とする擁壁形成方法。
  3. 【請求項3】 矩形板状の縦壁及びこの縦壁の背面から
    延びる一対の矩形板状の控え壁を備えた水平断面Π形状
    のΠ型ブロック、及びそのΠ型ブロックを垂直方向で半
    裁した水平断面T形状のT型ブロック、並びにそれらの
    各控え壁の後端付近に設けられた嵌入溝に挿入可能な切
    り込みを備えた堰板とを組み合わせて使用する擁壁形成
    方法であって、前記Π型ブロック及びT型ブロックを必
    要個数だけ横設し、Π型ブロック及びT型ブロックの控
    え壁の嵌入溝に堰板を挿入して、Π型ブロック及びT型
    ブロックの背面側を閉じて胴込め部を形成し、該胴込め
    部にコンクリート、砕石又は土を封じ込め、これを繰り
    返して順次上方に組積みすることを特徴とする擁壁形成
    方法。
  4. 【請求項4】Π型ブロック及びT型ブロックの控え壁の
    嵌入溝に堰板を挿入して、隣接するΠ型ブロック又はT
    型ブロック同士を堰板により橋架けすることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の擁壁形成方法。
  5. 【請求項5】縦壁が擁壁の前面に配置されることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の擁壁形成方
    法。
  6. 【請求項6】堰板が擁壁の前面に配置されることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の擁壁形成方
    法。
  7. 【請求項7】ブロックの組積みが千鳥積みであることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の擁壁形
    成方法。
  8. 【請求項8】ブロックの縦壁を、その垂直方向を軸とし
    て屈折可能としたことを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の擁壁形成方法。
  9. 【請求項9】堰板をその垂直方向を軸として屈折可能と
    したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記
    載の擁壁形成方法。
  10. 【請求項10】堰板の端部の張り出し部分を折れ曲がっ
    た形状としたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    1項に記載の擁壁形成方法。
  11. 【請求項11】堰板の端部の張り出し部分で、隣接する
    堰板と連結可能としたことを特徴とする請求項1〜10
    のいずれか1項に記載の擁壁形成方法。
  12. 【請求項12】縦壁、控え壁又は堰板に、任意形状の透
    孔を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか
    1項に記載の擁壁形成方法。
  13. 【請求項13】 矩形板状の縦壁及びこの縦壁の背面か
    ら延びる一対の矩形板状の控え壁を備えた水平断面Π形
    状のΠ型ブロックの各控え壁の後端付近に設けられた嵌
    入溝に挿入可能な切り込みを備えた堰板であって、その
    垂直方向を軸として、その1ヶ所又は2ヶ所以上の箇所
    で屈折可能としたことを特徴とする擁壁形成に用いる堰
    板。
  14. 【請求項14】 矩形板状の縦壁及びこの縦壁の背面か
    ら延びる矩形板状の控え壁を備えた水平断面T形状のT
    型ブロックの控え壁の後端付近に設けられた嵌入溝に挿
    入可能な切り込みを備えた堰板であって、その垂直方向
    を軸として屈折可能としたことを特徴とする擁壁形成に
    用いる堰板。
JP20704497A 1997-06-26 1997-06-26 擁壁形成方法及び擁壁形成に用いる堰板 Pending JPH1113074A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100736269B1 (ko) 2006-03-24 2007-07-06 주식회사 스마텍엔지니어링 수직 방향의 연속 통공이 형성되는 근입식 블록 옹벽 및 그시공방법

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