JPH11129802A - サンシェード内蔵アシストグリップ - Google Patents

サンシェード内蔵アシストグリップ

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Publication number
JPH11129802A
JPH11129802A JP31423697A JP31423697A JPH11129802A JP H11129802 A JPH11129802 A JP H11129802A JP 31423697 A JP31423697 A JP 31423697A JP 31423697 A JP31423697 A JP 31423697A JP H11129802 A JPH11129802 A JP H11129802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sunshade
grip
assist grip
sun shades
built
Prior art date
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Pending
Application number
JP31423697A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Sekii
武彦 関井
Teruyuki Sugiura
輝之 杉浦
Makoto Suzuki
真 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashi Telempu Corp
Original Assignee
Hayashi Telempu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hayashi Telempu Corp filed Critical Hayashi Telempu Corp
Priority to JP31423697A priority Critical patent/JPH11129802A/ja
Publication of JPH11129802A publication Critical patent/JPH11129802A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワゴン系自動車の後部座席サイドの窓上側に
取り付けるアシストグリップにサンシェードを内蔵し、
両者を一体的に利用可能とする。 【構成】 アシストグリップの中空のグリップ管に、シ
ェード巻取り装置を内蔵し、グリップ管に開けたスリッ
トからサンシェードを引き出し、窓を遮蔽する。また、
グリップ管は長手方向に中間板を挟んで前部と後部に分
割し、それぞれに独立に作動するサンシェード巻取り装
置を内蔵する。後部グリップ管より引き出されるサンシ
ェードを長くして、自動車のリヤ部において多様の利用
態様を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車、特にワゴ
ン系自動車の後部座席の窓上側に取り付けるアシストグ
リップとこれに内蔵されるサンシェードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車の室内、窓の上側にはア
シストグリップを取り付ける例がある。これは自動車の
(特に後部座席の)乗員が自動車の揺れに対して身体を
支持したり、自動車の乗降の際に身体を支持するもので
ある。また、従来より自動車の(後部座席側の)窓には
可動の、ないし着脱自在のサンシェードを取り付けて日
射を遮る例がある。しかし、アシストグリップとサンシ
ェードを一体化し、(アシストグリップにサンシェード
を内蔵した)例はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、両者を一
体化し、サンシェードを内蔵したアシストグリップを提
供する。従来、アシストグリップとサンシェードを一体
化する例がなかった理由は、一つには両者のディメンジ
ョンと必要強度があまりに異なるために一体化に思い到
らなかったということがある。(サンシェードを内包で
きるほど大きなアシストグリップや、アシストグリップ
としての強度に足りるほどの剛直のケースをもったサン
シェードに想到しなかった)。次に、両者の一体化に想
到したとしても、一体化により、両機能性が高められた
構成に到らず、むしろ相互の機能が阻害されて一体化の
意味が失われる構成にしかできなっかったこともある。
本発明では、サンシェード、アシストグリップとして同
時に使用することも可能で、機能が相互に阻害されない
構成のサンシェード内蔵アシストグリップを提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決する本発明の
手段は、自動車の室内、窓の上側にもうけられるアシス
トグリップであって、スリット状の開口を有する中空の
グリップ管と、このグリップ管に内蔵される巻取装置
と、グリップ管のスリット状開口を通って前記巻取装置
から引き出されるサンシェードをもって構成されるサン
シェード内蔵アシストグリップ、またグリップ管は、中
間板を挟んで車両進行方向から見て前部と後部に分割さ
れてなり、それぞれに独立に作動する前部巻取装置およ
び後部巻取装置が内蔵されてあるサンシェード内蔵アシ
ストグリップ、また前部巻取装置から引き出されるサン
シェードよりも、後部巻取装置から引き出されるサンシ
ェードの長さが十分に長いサンシェード内蔵アシストグ
リップ、および巻取装置から引き出されるサンシェード
の面内の任意の位置に、アシストグリップを把持するた
めの切欠を形成しているサンシェード内蔵アシストグリ
ップによる。
【0005】本発明では、サンシェードの巻取装置を中
空のグリップ管に内蔵し、グリップ管に形成したスリッ
ト状の開口からサンシェードを引き出すことで両者を一
体化している。グリップ管は中間板を挟んで前部と後部
に分割し、それぞれに独立に作動する巻取装置を内蔵す
ることにより、2枚以上の窓を、あるいは大型の窓を選
択的におおう利便性が得られるほか、グリップ管内への
巻取装置の挿入セットを容易にする。特に後部巻取装置
のサンシェードの長さを長くすることにより、この種の
車両の室内後側(トノー部)の自在の座席のアレンジに
よっては、サンシェードの引き出し量を多くとって窓の
遮蔽のみならず、トノー部全般のカバー等としても利用
できる。巻取装置から引き出されるサンシェードの面内
の任意の位置にグリップを把持するための切り欠きを形
成することで、サンシェードの使用中であっても、アシ
ストグリップを把持しやすく、機能を維持両立できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面をもとに本発明の好適
の実施の形態を説明する。図1は、本発明のサンシェー
ド内蔵アシストグリップを自動車の後部窓側に用いる外
観図であり、図2は図1のA−A線断面図である。ワゴ
ンタイプの自動車100の後部座席104側の窓103
の上側に大型のアシストグリップ10が両端を取付具2
2、22’に支持されて取り付けてある。中空のグリッ
プ管20の内部にはサンシェードの巻取装置30(およ
びこれに巻き取られたサンシェード40が内蔵されて)
があり、スリット状の開口21を経て前部と後部のサン
シェード40a、40bが引き出され、サンシェードの
先端の係止部材45(45’)を係合して窓をおおって
いる。
【0007】図3は、本発明のサンシェード内蔵アシス
トグリップの分解斜視図である。グリップ管20は、鋼
板や鋼板を塩化ビニル樹脂被覆したものをロール加工し
て、アルミ押出成形によって、また繊維強化樹脂を成形
するなどしてなり、断面が円形ないし楕円形の中空管で
ある。グリップ管の外径は30〜60mmが適する。必
要に応じて外周を塗装したり、軟質の表皮材で被覆する
のは好ましい。グリップ管の長さはこのグリップ管を取
りつける窓の幅より大きいのが適する。長手方向に平行
にスリット状の開口21(幅2〜10mm)を形成す
る。グリップ管の両端は取付具22、22に受け入れら
れ、間は22’に支持される。これらの取付具は車両に
螺着で取り付けられる。取付具は、ポリオキシメチレン
等の強度を備えた樹脂成形品、鋼板インサート樹脂成形
品からなり、筒状の受部をもってグリップ管を受け入れ
るものが適する。グリップ管内20にはサンシェード巻
取装置30が内蔵される。特に好ましい実施の形態で
は、グリップ管は長手方向に中間板25を挟んで前部と
後部に分割されてなり、それぞれに独立に作動するサン
シェード巻取装置30a、30bが内蔵され、それぞれ
にサンシェード40a、40bを巻き取っている。サン
シェード巻取装置30(30a、30b)の構成は、サ
ンシェード40(40a、40b)を巻き取るバレル3
1(31a、31b、SPC鋼中空管、ないしこれに塗
装したもの等)があり、長手方向にサンシェードの端縁
を固定するための凹溝311が形成されてある。この凹
溝にはサンシェードの端縁401(ワイヤー等を内包し
凹溝の入口よりわずかに厚肉化した玉縁)を弾性的に嵌
め込むことで、サンシェードがバレルに固定される。バ
レル31の両端にはバレルの内周にちょうど沿う外径を
もった円筒状のローター32(ナイロン樹脂成形品が適
する)が嵌め込まれる。ローターの中心軸にはシャフト
34が挿入されてバレルを回転自由に軸支する。バレル
に嵌め込まれたグリップ管中央よりのローターのシャフ
トは、中間板25に挿入支持され、グリップ管の端縁よ
りのローターのシャフトはホルダー37に内包のスパイ
ラルスプリング33の一端に連結される。スパイラルス
プリングの他端はホルダーに固定される。サンシェード
が引き出されると、両端をローター(シャフト)に軸支
されたバレルが回転し、この回転はシャフトを介してス
パイラルスプリングに伝わり、サンシェードをグリップ
管内に引き込む方向の付勢力が発生する。サンシェード
40は、塩化ビニル樹脂、熱可塑エラストマーなどの薄
い遮光性のレザー、もしくはポリエステル繊維などの不
織布、ニットのような半透光性のファブリックが好まし
い。サンシェード材の大きさ(面積)は少なくとも、こ
のアシストグリップ下の窓をおおうに十分なものである
必要がある。サンシェードの端縁402の近傍には係止
部材45を取り付け、引き出したサンシェードを任意の
位置に係合、固定する。係止部材として好ましいのは、
窓枠のフランジ等に固定する場合は、金属のU字クラン
プや、皮革のベルトクランプ、窓に固定する場合は塩化
ビニル樹脂等の吸盤状のもの、ファブリック材に固定す
る場合は面ファスナも適する。また端縁402の側方に
パイプ等の係止部材を縫製し、ピラーガーニッシュにこ
れを受け入れる溝を形成することも適する。またこれら
の複数を兼ね備えることで、異なる相手部材に係合する
ことができる。特に好ましい例では、後部サンシェード
40bを前部サンシェード40aより十分に長くして、
後部サンシェードによって窓のみならず、トノー部を広
範に覆うことを可能にしたものである。
【0008】図4(a)、(b)は、本発明の別の実施
形態による自動車内での利用態様を示している。この場
合、サンシェードは、後部のシェード40bの長さを長
くし、(a)では、トノー部101のカバー材として利
用しており、(b)では、天井部102の荷物収納具と
して使用している。この場合、サンシェードの係止、通
し支持のために、ストッパ50を形成するか、他のアシ
ストグリップ10’にサンシェードを係止する。図5
は、本発明のまた別の実施の形態を示しており、サンシ
ェード40の引出し位置において面内に切欠46を形成
して、サンシェードの使用時でもグリップ管20を握り
やすくして、いっそうシェード機能とアシストグリップ
の機能を相互に両立しやすくした例である。
【0009】
【発明の効果】本発明のサンシェード内蔵アシストグリ
ップは、両者の一体化により、相互の機能が高めあい、
車内スペースも有効に利用される。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明によるサンシェード内蔵アシストグリッ
プを車両に装着した状態に示す外観図であり、図2は図
1のA−A線断面である。図3は、本発明のサンシェー
ド内蔵アシストグリップの分解斜視図である。図4
(a)、(b)、および図5は、本発明の別の実施例の
自動車内での使用態様を示す。
【符号の説明】
10・・・サンシェード内蔵アシストグリップ 20・・・中空グリップ管 21・・・スリット状開口 22・・・取付具 25・・・中間板 30・・・巻取装置 30a・・・前部 30b・・・後部 31・・・バレル 32・・・ローター 33・・・スパイラルスプリング 34・・・シャフト 40・・・サンシェード 40a・・・前部 40b・・・後部 45・・・係止部材 46・・・切欠 100・・・自動車 104・・・後部座席

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の室内、窓の上側にもうけられる
    アシストグリップであって、スリット状の開口を有する
    中空のグリップ管と、このグリップ管に内蔵される巻取
    装置と、グリップ管のスリット状開口を通って前記巻取
    装置から引き出されるサンシェードをもって構成される
    ことを特徴とするサンシェード内蔵アシストグリップ。
  2. 【請求項2】 請求項1においてグリップ管は、中間板
    を挟んで車両進行方向から見て前部と後部に分割されて
    なり、それぞれに独立に作動する前部巻取装置および後
    部巻取装置が内蔵されてあることを特徴とするサンシェ
    ード内蔵アシストグリップ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前部巻取装置から引
    き出されるサンシェードよりも、後部巻取装置から引き
    出されるサンシェードの長さが十分に長いことを特徴と
    するサンシェード内蔵アシストグリップ。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、および請求項3に
    おいて、巻取装置から引き出されるサンシェードの面内
    の任意の位置に、アシストグリップを把持するための切
    欠を形成していることを特徴とするサンシェード内蔵ア
    シストグリップ。
JP31423697A 1997-10-29 1997-10-29 サンシェード内蔵アシストグリップ Pending JPH11129802A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31423697A JPH11129802A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 サンシェード内蔵アシストグリップ

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JP31423697A JPH11129802A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 サンシェード内蔵アシストグリップ

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JPH11129802A true JPH11129802A (ja) 1999-05-18

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ID=18050932

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31423697A Pending JPH11129802A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 サンシェード内蔵アシストグリップ

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JP (1) JPH11129802A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100865459B1 (ko) * 2000-11-22 2008-10-28 보스 게엠베하 운트 코. 카게 가변성 차양 효과를 갖는 권취식 윈도우 셰이드

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100865459B1 (ko) * 2000-11-22 2008-10-28 보스 게엠베하 운트 코. 카게 가변성 차양 효과를 갖는 권취식 윈도우 셰이드

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