JPH11129612A - インクジェット記録用シート - Google Patents
インクジェット記録用シートInfo
- Publication number
- JPH11129612A JPH11129612A JP9311166A JP31116697A JPH11129612A JP H11129612 A JPH11129612 A JP H11129612A JP 9311166 A JP9311166 A JP 9311166A JP 31116697 A JP31116697 A JP 31116697A JP H11129612 A JPH11129612 A JP H11129612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording sheet
- jet recording
- ink
- ink jet
- alumina sol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】 本発明は表層の強度，耐水性に優れかつ
顔料発色濃度が高いインクジェット記録用シートを提供
すること。 【解決手段】 基材の少なくとも片面にインク受理層を
設けてなる記録用シートにおいて、前記インク受理層は
アルミナゾルとカチオン性重合体、及び、バインダー樹
脂を含有し、前記アルミナゾルとカチオン性重合体はそ
れらの固形分重量比が１：0.5〜40であり、前記バイン
ダー樹脂はシラノール基変性ポリビニルアルコールを含
むインクジェット記録用シート。
顔料発色濃度が高いインクジェット記録用シートを提供
すること。 【解決手段】 基材の少なくとも片面にインク受理層を
設けてなる記録用シートにおいて、前記インク受理層は
アルミナゾルとカチオン性重合体、及び、バインダー樹
脂を含有し、前記アルミナゾルとカチオン性重合体はそ
れらの固形分重量比が１：0.5〜40であり、前記バイン
ダー樹脂はシラノール基変性ポリビニルアルコールを含
むインクジェット記録用シート。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
用シートに関し、特に、表層の強度，耐水性に優れかつ
顔料発色濃度が高いインクジェット記録用シートに関す
るものである。
用シートに関し、特に、表層の強度，耐水性に優れかつ
顔料発色濃度が高いインクジェット記録用シートに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】記録方法には、溶融型熱転写，昇華型熱
転写，インクジェット等の方式があるが、記録時の音の
静かさ，高速性，大型画像の記録適性，ランニングコス
ト等から、近年インクジェット記録方式が盛んに採用さ
れるようになってきている。また、小ロットの大型のポ
スター，看板等をフルカラーで短納期で作成するニーズ
が高まり、染料インクを用いたインクジェットプリンタ
ーが注目されている。更に、最近では、屋外でも使用で
きる様、耐候性の良い顔料インクを用いたインクジェッ
トプリンターが開発されている。
転写，インクジェット等の方式があるが、記録時の音の
静かさ，高速性，大型画像の記録適性，ランニングコス
ト等から、近年インクジェット記録方式が盛んに採用さ
れるようになってきている。また、小ロットの大型のポ
スター，看板等をフルカラーで短納期で作成するニーズ
が高まり、染料インクを用いたインクジェットプリンタ
ーが注目されている。更に、最近では、屋外でも使用で
きる様、耐候性の良い顔料インクを用いたインクジェッ
トプリンターが開発されている。
【０００３】このようなインクジェットプリンターに使
用される記録用シートに要求される品質としては、1)
インクの吸収性に優れ、にじみ等が発生しないこと。2)
画像の発色濃度，鮮明度に優れていること。3) 適度な
にじみを有し、ベタ部に白抜けがないこと。4) シート
及び画像に耐水性があり、水分が付着しても画像ににじ
みや流れがないこと。5) 多量のインクを吸収してもシ
ートに歪みを生じないこと。等があり、従来上記の品質
を満足させるために種々の改良技術が開発されてきてい
る。
用される記録用シートに要求される品質としては、1)
インクの吸収性に優れ、にじみ等が発生しないこと。2)
画像の発色濃度，鮮明度に優れていること。3) 適度な
にじみを有し、ベタ部に白抜けがないこと。4) シート
及び画像に耐水性があり、水分が付着しても画像ににじ
みや流れがないこと。5) 多量のインクを吸収してもシ
ートに歪みを生じないこと。等があり、従来上記の品質
を満足させるために種々の改良技術が開発されてきてい
る。
【０００４】そのようなインクジェット記録用シートと
して、例えば、特開昭60-189480号公報には、インク受
理層のバインダーにポリビニルアルコールやポリビニル
ピロリドンのような親水性樹脂を用い、シリカのような
無機フィラーを含有させて、染料の発色性をもたせたも
のが提案されている。
して、例えば、特開昭60-189480号公報には、インク受
理層のバインダーにポリビニルアルコールやポリビニル
ピロリドンのような親水性樹脂を用い、シリカのような
無機フィラーを含有させて、染料の発色性をもたせたも
のが提案されている。
【０００５】また、特公平6-62003号公報には、無機フ
ィラーを含有させたフィルムを２軸延伸してなるフィル
ムを基材とし、その基材上にカチオン性重合体を含有さ
せたインク受理層を設け、染料の発色性をもたせたもの
が提案されている。
ィラーを含有させたフィルムを２軸延伸してなるフィル
ムを基材とし、その基材上にカチオン性重合体を含有さ
せたインク受理層を設け、染料の発色性をもたせたもの
が提案されている。
【０００６】しかしながら、上記提案に係る従来技術の
インクジェット記録用シートは、顔料発色濃度が十分で
はなく、用紙の耐水性が低いという問題があった。
インクジェット記録用シートは、顔料発色濃度が十分で
はなく、用紙の耐水性が低いという問題があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記課題を解決するこ
とを目的としてなされた本発明の構成は、上記従来のイ
ンクジェット記録用シートにおける問題点を改良し、特
に表層の強度，耐水性に優れ，顔料発色濃度が高い新た
なインクジェット記録用シートを提供することを、その
課題とするものである。
とを目的としてなされた本発明の構成は、上記従来のイ
ンクジェット記録用シートにおける問題点を改良し、特
に表層の強度，耐水性に優れ，顔料発色濃度が高い新た
なインクジェット記録用シートを提供することを、その
課題とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明の構成は、基材の少なくと
も片面にインク受理層を設けてなる記録用シートにおい
て、前記インク受理層はアルミナゾルとカチオン性重合
体、及び、バインダー樹脂を含有し、前記アルミナゾル
とカチオン性重合体はそれらの固形分重量比が１：0.5
〜40であり、前記バインダー樹脂はシラノール基変性ポ
リビニルアルコールを含むことを特徴とするものであ
る。このインク受理層がフィラーを含有する場合、フィ
ラーとしては合成シリカ，カオリン，ケイソウ土等のよ
うな無機フィラーを使用することが効果的である。本発
明はインク受理層にフィラーを含まない場合も可能であ
る。
を目的としてなされた本発明の構成は、基材の少なくと
も片面にインク受理層を設けてなる記録用シートにおい
て、前記インク受理層はアルミナゾルとカチオン性重合
体、及び、バインダー樹脂を含有し、前記アルミナゾル
とカチオン性重合体はそれらの固形分重量比が１：0.5
〜40であり、前記バインダー樹脂はシラノール基変性ポ
リビニルアルコールを含むことを特徴とするものであ
る。このインク受理層がフィラーを含有する場合、フィ
ラーとしては合成シリカ，カオリン，ケイソウ土等のよ
うな無機フィラーを使用することが効果的である。本発
明はインク受理層にフィラーを含まない場合も可能であ
る。
【０００９】即ち、本発明の発明者は、顔料発色濃度が
高く、記録画像が鮮明な上に、表層の強度，耐水性にも
優れるインクジェット記録用シートを開発することを目
的として鋭意研究した結果、本発明を完成するに至っ
た。
高く、記録画像が鮮明な上に、表層の強度，耐水性にも
優れるインクジェット記録用シートを開発することを目
的として鋭意研究した結果、本発明を完成するに至っ
た。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェット記
録用シートの構成例について詳述する。
録用シートの構成例について詳述する。
【００１１】本発明インクジェット記録用シートは、基
材の少なくとも片面にインク受理層を設けてなり、基材
とインク受理層との間にはこれらの密着力の向上を目的
として適宜アンカーコート層が設けられる。このアンカ
ーコート層としてはアクリル樹脂等が使用される。
材の少なくとも片面にインク受理層を設けてなり、基材
とインク受理層との間にはこれらの密着力の向上を目的
として適宜アンカーコート層が設けられる。このアンカ
ーコート層としてはアクリル樹脂等が使用される。
【００１２】本発明に使用される基材としては、ポリエ
チレンテレフタレート，ポリ塩化ビニル，ポリカーボネ
イト，ポリイミド，ポリプロピレン，ポリスチレン等の
フィルム又はこれらの発泡体、炭酸カルシウムのような
無機フィラーを含有させたものである。
チレンテレフタレート，ポリ塩化ビニル，ポリカーボネ
イト，ポリイミド，ポリプロピレン，ポリスチレン等の
フィルム又はこれらの発泡体、炭酸カルシウムのような
無機フィラーを含有させたものである。
【００１３】上記のような基材の少なくとも片面に設け
られる本発明のインク受理層は、シラノール基変性のポ
リビニルアルコールをバインダーとして用い、更にアル
ミナゾルとカチオン性重合体を含み、それらの固形分重
量比がアルミナゾル１に対しカチオン性重合体0.5〜4
0、好ましくは１〜25の範囲にあるものである。ここで
前記重量比が40以上のものは画像のにじみを生じ、耐水
性も劣化してくるので、実用には耐えられない。また、
前記重量比が0.5以下のものは耐水性はあるが、顔料濃
度が劣る。なお、カチオン性重合体としては、ポリアミ
ン樹脂，ポリエチレンイミン樹脂，ポリアミドエピクロ
ルヒドリン樹脂，アクリル系重合体，アクリルアミド系
重合体等が使用される。
られる本発明のインク受理層は、シラノール基変性のポ
リビニルアルコールをバインダーとして用い、更にアル
ミナゾルとカチオン性重合体を含み、それらの固形分重
量比がアルミナゾル１に対しカチオン性重合体0.5〜4
0、好ましくは１〜25の範囲にあるものである。ここで
前記重量比が40以上のものは画像のにじみを生じ、耐水
性も劣化してくるので、実用には耐えられない。また、
前記重量比が0.5以下のものは耐水性はあるが、顔料濃
度が劣る。なお、カチオン性重合体としては、ポリアミ
ン樹脂，ポリエチレンイミン樹脂，ポリアミドエピクロ
ルヒドリン樹脂，アクリル系重合体，アクリルアミド系
重合体等が使用される。
【００１４】また、本発明におけるインク受理層におい
て、上記バインダー等の他にフィラーを含有する場合、
使用できるフィラーとしては、有機フィラーでは、尿素
樹脂フィラー，ポリメチルメタクリレートフィラー，ポ
リスチレンフィラー等が使用でき、無機フィラーでは、
合成シリカ，カオリン，炭酸カルシウム，ケイソウ土，
タルク，炭酸マグネシウム，酸化チタン等が使用でき
る。このうち無機フィラーが効果的であり、無機フィラ
ーとしては合成シリカ，カオリン，ケイソウ土、特に合
成シリカが効果的である。
て、上記バインダー等の他にフィラーを含有する場合、
使用できるフィラーとしては、有機フィラーでは、尿素
樹脂フィラー，ポリメチルメタクリレートフィラー，ポ
リスチレンフィラー等が使用でき、無機フィラーでは、
合成シリカ，カオリン，炭酸カルシウム，ケイソウ土，
タルク，炭酸マグネシウム，酸化チタン等が使用でき
る。このうち無機フィラーが効果的であり、無機フィラ
ーとしては合成シリカ，カオリン，ケイソウ土、特に合
成シリカが効果的である。
【００１５】上記のように、インク受理層にバインダー
樹脂としてシラノール基変性のポリビニルアルコールを
使用し、アルミナゾルとカチオン性重合体とを所定割合
で添加したとき、表層の強度，耐水性に優れ、かつ、顔
料発色濃度が高くなるという優れた効果が得られる。更
に、フィラーとして上記のような合成シリカ，カオリ
ン，ケイソウ土等の無機フィラー、特にシリカを含有さ
せたときは、上記効果がより著しいものとなる。未だ、
そのメカニズムは明らかではないが、本発明に使用され
るポリビニルアルコールはシラノール基を有しているた
め、シリカとの結合作用が強いと考えられ、更にアルミ
ナゾルを加えることにより、これら３成分の相乗作用の
結果、より結合作用が増し、表層の強度，耐水性が著し
く上昇するものと考えられる。このものにカチオン性重
合体を適当量含有させることにより耐水性を維持しなが
ら、画像も鮮明にできるという効果が得られる。
樹脂としてシラノール基変性のポリビニルアルコールを
使用し、アルミナゾルとカチオン性重合体とを所定割合
で添加したとき、表層の強度，耐水性に優れ、かつ、顔
料発色濃度が高くなるという優れた効果が得られる。更
に、フィラーとして上記のような合成シリカ，カオリ
ン，ケイソウ土等の無機フィラー、特にシリカを含有さ
せたときは、上記効果がより著しいものとなる。未だ、
そのメカニズムは明らかではないが、本発明に使用され
るポリビニルアルコールはシラノール基を有しているた
め、シリカとの結合作用が強いと考えられ、更にアルミ
ナゾルを加えることにより、これら３成分の相乗作用の
結果、より結合作用が増し、表層の強度，耐水性が著し
く上昇するものと考えられる。このものにカチオン性重
合体を適当量含有させることにより耐水性を維持しなが
ら、画像も鮮明にできるという効果が得られる。
【００１６】本発明インクジェット記録用シートの構成
は上記の通りであるが、インク受理層は基材の片面に設
けても、両面に設けても良い。このようにして形成した
本発明インクジェット記録用シートは他の材料に貼着し
て使用することも可能であるし、予め他の材料と貼着し
たものを基材としその表面にインク受理層を設けるよう
にしても良い。このインク受理層の塗工方式としては、
公知のリバースロールコート，エアーナイフコート，グ
ラビアコート，コンマコート，ブレ−ドコート等の方法
が使用できる。
は上記の通りであるが、インク受理層は基材の片面に設
けても、両面に設けても良い。このようにして形成した
本発明インクジェット記録用シートは他の材料に貼着し
て使用することも可能であるし、予め他の材料と貼着し
たものを基材としその表面にインク受理層を設けるよう
にしても良い。このインク受理層の塗工方式としては、
公知のリバースロールコート，エアーナイフコート，グ
ラビアコート，コンマコート，ブレ−ドコート等の方法
が使用できる。
【００１７】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、本発明イ
ンクジェット記録用シートは、従来の記録用シートと比
較し、表層の強度，耐水性において優れているので、屋
外のポスターなどに好適に使用することができる。ま
た、本発明インクジェット記録用シートは顔料発色濃度
が高いので、鮮明な記録画像が得られるという格別の効
果がある。
ンクジェット記録用シートは、従来の記録用シートと比
較し、表層の強度，耐水性において優れているので、屋
外のポスターなどに好適に使用することができる。ま
た、本発明インクジェット記録用シートは顔料発色濃度
が高いので、鮮明な記録画像が得られるという格別の効
果がある。
【００１８】次に、本発明インクジェット記録用シート
の実施例について説明した後、比較例について説明し、
それらの評価結果を示す。
の実施例について説明した後、比較例について説明し、
それらの評価結果を示す。
【００１９】（実施例１）基材として炭酸カルシウム内
添のポリプロピレンフィルム（王子油化合成紙製YUPO
FPG80）を用い、その片面にアンカーコート層としてア
クリル系樹脂を乾燥被膜厚が１μm程度設けたものを準
備した。次に、バインダー樹脂としてシラノール基変性
のポリビニルアルコール（クラレ社製 PVA R-1130）4
8重量部を水800重量部に溶解する。さらに合成非晶質シ
リカ（水沢化学工業社性 ミズカシルP-78F）100重量
部、アルミナゾル（日産化学工業社製 アルミナゾル−
200 固形分10％）30重量部、カチオン性重合体（昭和高
分子社製 ポリフィックス301 固形分30％）10重量部
（即ち、アルミナゾルとカチオン性重合体の固形分重量
比が１：１）を加えたものを十分攪拌して、サンドグラ
インダーにより分散したものを塗液とし、リバースロー
ルコーターにて上記基材のアンカーコート層に乾燥被膜
厚が50μm程度となるように塗工し、本発明のインクジ
ェット記録用シートを得た。
添のポリプロピレンフィルム（王子油化合成紙製YUPO
FPG80）を用い、その片面にアンカーコート層としてア
クリル系樹脂を乾燥被膜厚が１μm程度設けたものを準
備した。次に、バインダー樹脂としてシラノール基変性
のポリビニルアルコール（クラレ社製 PVA R-1130）4
8重量部を水800重量部に溶解する。さらに合成非晶質シ
リカ（水沢化学工業社性 ミズカシルP-78F）100重量
部、アルミナゾル（日産化学工業社製 アルミナゾル−
200 固形分10％）30重量部、カチオン性重合体（昭和高
分子社製 ポリフィックス301 固形分30％）10重量部
（即ち、アルミナゾルとカチオン性重合体の固形分重量
比が１：１）を加えたものを十分攪拌して、サンドグラ
インダーにより分散したものを塗液とし、リバースロー
ルコーターにて上記基材のアンカーコート層に乾燥被膜
厚が50μm程度となるように塗工し、本発明のインクジ
ェット記録用シートを得た。
【００２０】（実施例２）バインダー樹脂としてシラノ
ール基変性のポリビニルアルコール（クラレ社製PVA R-
1130）48重量部を水800重量部に溶解する。さらに、合
成非晶質シリカ（水沢化学工業社製 ミズカシルP-78
F）100重量部、アルミナゾル（日産化学工業社製 アル
ミナゾル−200 固形分10％）30重量部、カチオン性重合
体（三洋化成工業社製 サンフィックス PAC-700コンク
固形分30％）50重量部（即ち、アルミナゾルとカチオ
ン性重合体の固形分重量比が１：５）を加えたもの同様
に塗工してインクジェット記録用シートを得た。
ール基変性のポリビニルアルコール（クラレ社製PVA R-
1130）48重量部を水800重量部に溶解する。さらに、合
成非晶質シリカ（水沢化学工業社製 ミズカシルP-78
F）100重量部、アルミナゾル（日産化学工業社製 アル
ミナゾル−200 固形分10％）30重量部、カチオン性重合
体（三洋化成工業社製 サンフィックス PAC-700コンク
固形分30％）50重量部（即ち、アルミナゾルとカチオ
ン性重合体の固形分重量比が１：５）を加えたもの同様
に塗工してインクジェット記録用シートを得た。
【００２１】（実施例３）バインダー樹脂としてシラノ
ール基変性のポリビニルアルコール（クラレ社製PVA R-
1130）48重量部を水800重量部に溶解する。さらに、合
成非晶質シリカ（水沢化学工業社製 ミズカシルP-78
F）100重量部、アルミナゾル（日産化学工業社製 アル
ミナゾル−200 固形分10％）30重量部、カチオン性重合
体（昭和高分子社製 ポリフィックス700 固形分60％）
100重量部（即ち、アルミナゾルとカチオン性重合体の
固形分重量比が１：20）を加えたものを同様に塗工して
インクジェット記録用シートを得た。
ール基変性のポリビニルアルコール（クラレ社製PVA R-
1130）48重量部を水800重量部に溶解する。さらに、合
成非晶質シリカ（水沢化学工業社製 ミズカシルP-78
F）100重量部、アルミナゾル（日産化学工業社製 アル
ミナゾル−200 固形分10％）30重量部、カチオン性重合
体（昭和高分子社製 ポリフィックス700 固形分60％）
100重量部（即ち、アルミナゾルとカチオン性重合体の
固形分重量比が１：20）を加えたものを同様に塗工して
インクジェット記録用シートを得た。
【００２２】（比較例１）バインダー樹脂としてシラノ
ール基変性のポリビニルアルコール（クラレ社製PVA R
−1130）48重量部を水800重量部に溶解する。更に、合
成非晶質シリカ（水沢化学工業社製 ミズカシルP-78
F）100重量部、アルミナゾル（日産化学工業社製 アル
ミナゾル−200 固形分10％）30重量部、カチオン性重合
体（昭和高分子社製 ポリフィックス301 固形分30％）
500重量部（即ち、アルミナゾルとカチオン性重合体の
固形分重量比が１：50）を加えたものを同様に塗工して
インクジェット記録用シートを得た。
ール基変性のポリビニルアルコール（クラレ社製PVA R
−1130）48重量部を水800重量部に溶解する。更に、合
成非晶質シリカ（水沢化学工業社製 ミズカシルP-78
F）100重量部、アルミナゾル（日産化学工業社製 アル
ミナゾル−200 固形分10％）30重量部、カチオン性重合
体（昭和高分子社製 ポリフィックス301 固形分30％）
500重量部（即ち、アルミナゾルとカチオン性重合体の
固形分重量比が１：50）を加えたものを同様に塗工して
インクジェット記録用シートを得た。
【００２３】（比較例２）バインダー樹脂としてシラノ
ール基変性のポリビニルアルコール（クラレ社製PVA R
−1130）48重量部を水800重量部に溶解する。更に、合
成非晶質シリカ（水沢化学工業社製 ミズカシルP-78
F）100重量部、アルミナゾル（日産化学工業社製 アル
ミナゾル−200 固形分10％）30重量部（即ち、カチオン
性重合体を含有させないもの）を加えたものを同様に塗
工してインクジェット記録用シートを得た。
ール基変性のポリビニルアルコール（クラレ社製PVA R
−1130）48重量部を水800重量部に溶解する。更に、合
成非晶質シリカ（水沢化学工業社製 ミズカシルP-78
F）100重量部、アルミナゾル（日産化学工業社製 アル
ミナゾル−200 固形分10％）30重量部（即ち、カチオン
性重合体を含有させないもの）を加えたものを同様に塗
工してインクジェット記録用シートを得た。
【００２４】〈評価方法〉(1) 画像濃度水性顔料インク
（マゼンタ）を市販インクジェットプリンターで印画
し、画像濃度をマクベス濃度計（RD−918）により測定
した。(2) 耐水性印画したサンプルを24時間放置後、水
槽中に48時間浸たす。水槽からとりだしたサンプルを指
先で10回摩擦した場合、基材とコート層が剥離するか否
かで評価した。(3) インクのにじみ水性顔料インク（マ
ゼンタ）及び（イエロー）を重ね打ちしたときのインク
のにじみを目視により評価した。
（マゼンタ）を市販インクジェットプリンターで印画
し、画像濃度をマクベス濃度計（RD−918）により測定
した。(2) 耐水性印画したサンプルを24時間放置後、水
槽中に48時間浸たす。水槽からとりだしたサンプルを指
先で10回摩擦した場合、基材とコート層が剥離するか否
かで評価した。(3) インクのにじみ水性顔料インク（マ
ゼンタ）及び（イエロー）を重ね打ちしたときのインク
のにじみを目視により評価した。
【００２５】上記の評価結果を表１に示す。
【００２６】
【表１】
【００２７】実施例１〜３のインクジェット記録用シー
トでは、いずれも画像濃度が1.20以上の値を示し、耐水
性試験でも基材コート層との密着が強く、インクのにじ
みもないため、良好な結果が得られた。
トでは、いずれも画像濃度が1.20以上の値を示し、耐水
性試験でも基材コート層との密着が強く、インクのにじ
みもないため、良好な結果が得られた。
【００２８】比較例１ではアルミナゾルとカチオン性重
合体の固形分重量比が大きくなるために、インクのにじ
みが大きくなり、更に耐水性試験では指先で摩擦してす
ぐに剥離してしまうので、実用に適さない。
合体の固形分重量比が大きくなるために、インクのにじ
みが大きくなり、更に耐水性試験では指先で摩擦してす
ぐに剥離してしまうので、実用に適さない。
【００２９】比較例２ではカチオン性重合体を含んでい
ないため、耐水性，インクのにじみでは問題はないが、
画像濃度が低下してしまうため好ましくない。
ないため、耐水性，インクのにじみでは問題はないが、
画像濃度が低下してしまうため好ましくない。
Claims (2)
- 【請求項１】 基材の少なくとも片面にインク受理層を
設けてなる記録用シートにおいて、前記インク受理層は
アルミナゾルとカチオン性重合体、及び、バインダー樹
脂を含有し、前記アルミナゾルとカチオン性重合体はそ
れらの固形分重量比が１：0.5〜40であり、前記バイン
ダー樹脂はシラノール基変性ポリビニルアルコールを含
むことを特徴とするインクジェット記録用シート。 - 【請求項２】 インク受理層はフィラーを含有し、前記
フィラーは、合成シリカ，カオリン，ケイソウ土等から
選ばれたいずれか１種以上の無機フィラーである請求項
１のインクジェット記録用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9311166A JPH11129612A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | インクジェット記録用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9311166A JPH11129612A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | インクジェット記録用シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11129612A true JPH11129612A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18013894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9311166A Pending JPH11129612A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | インクジェット記録用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11129612A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000335082A (ja) * | 1999-05-31 | 2000-12-05 | Toyobo Co Ltd | 記録材 |
| JP2000335091A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-05 | Toyobo Co Ltd | 記録材 |
| JP2011240674A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Dainippon Toryo Co Ltd | 転写シート及び画像形成方法 |
-
1997
- 1997-10-28 JP JP9311166A patent/JPH11129612A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000335091A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-05 | Toyobo Co Ltd | 記録材 |
| JP2000335082A (ja) * | 1999-05-31 | 2000-12-05 | Toyobo Co Ltd | 記録材 |
| JP2011240674A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Dainippon Toryo Co Ltd | 転写シート及び画像形成方法 |
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