JPH11129155A - Cmp研磨装置 - Google Patents

Cmp研磨装置

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JPH11129155A
JPH11129155A JP31289797A JP31289797A JPH11129155A JP H11129155 A JPH11129155 A JP H11129155A JP 31289797 A JP31289797 A JP 31289797A JP 31289797 A JP31289797 A JP 31289797A JP H11129155 A JPH11129155 A JP H11129155A
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JP
Japan
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polishing
polished
vibration
polishing body
abrasive
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JP31289797A
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English (en)
Inventor
Akira Ishikawa
彰 石川
Tatsuo Niwa
達雄 丹羽
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Publication date
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  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨の均一性を損ねることなく、大きな研磨
速度が得られるCMP研磨装置を提供する。 【解決手段】 振動発生装置16が振動を発生し、その
振動が研磨体11に伝えられる。振動発生装置16は、
円盤状の研磨体11の中心に設けられているので、研磨
体11の振動は中心から発生し、周囲に拡散する。そし
て、研磨体11の端部に設けられた振動吸収部17に吸
収される。よって、研磨体11の振動は中心から周囲へ
向かう進行波となる。研磨体11の中心付近に供給され
た研磨剤15は、この進行波に随伴して運ばれ、研磨体
11と研磨対象物13の間に入り込む。よって、研磨剤
を確実に研磨対象物の奥側にまで供給することができ、
研磨体と研磨対象物の相対速度を早くしたり、研磨対象
物を研磨体に押圧する圧力を大きくしたりしても、均一
な研磨が行われる。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばULSI等
の半導体を製造するプロセスにおいて実施される半導体
デバイスの平坦化研磨に用いるのに好適なCMP研磨装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の高集積化、微細化に伴
って半導体製造プロセスの工程が増加し、複雑となって
きている。これに伴い、半導体デバイスの表面状態が必
ずしも平坦ではなくなってきている。表面に於ける段差
の存在は配線の段切れ、局所的な抵抗値の増大などを招
き、断線や電流容量の低下等をもたらす。又、絶縁膜で
は耐圧劣化やリークの発生にもつながる。
【0003】一方、半導体集積回路の高集積化、微細化
に伴って光リソグラフィの光源波長は短くなり、開口数
いわゆるNAが大きくなってきていることに伴い、半導
体露光装置の焦点深度が実質的に浅くなってきている。
焦点深度が浅くなることに対応するためには、今まで以
上にデバイス表面の平坦化が要求される。
【0004】具体的に示すと、半導体プロセスにおいて
は図9に示すような平坦化技術が必須になってきてい
る。図9において、21はシリコンウェハ、22はSiO
2からなる層間絶縁膜、23はAlからなる金属膜、24
は半導体デバイスである。
【0005】図9(a)は半導体表面が絶縁体でできて
おり、その表面の層間絶縁膜22を平坦化する例であ
る。(b)は金属膜23の表面を研磨し、いわゆるダマ
シン(damascene)を形成する例である。このような半
導体表面を平坦化する方法としては、化学的機械的研磨
(Chemical Mechanical Polishing又はChemical Mechan
ical Planarization、これよりCMPと呼ぶ)技術が有
望な方法と考えられている。
【0006】CMPはシリコンウェハの鏡面研磨法を基
に発展しており、図10に示すような装置を用いて行わ
れている。図10において、10はCMP研磨装置、1
1は研磨体、12は研磨対象物保持部(ホルダ)、13
は研磨対象物(ウェハ)、14は研磨剤供給部、15は
研磨剤である。研磨体11は、定盤の上に研磨布を貼り
付けたものである。研磨布即ちポリシャとしては、発泡
ポリウレタンよりなるシート状のポリシャが多く用いら
れている。
【0007】研磨対象物13を研磨対象物保持部12に
より保持し、回転させながら揺動して、研磨体11の研
磨布に所定の圧力で押し付ける。研磨体11も回転さ
せ、研磨対象物13との間で相対運動を行わせる。この
状態で、研磨剤15を研磨剤供給部14から研磨体11
上に供給する。研磨剤15は、研磨体11上で拡散し、
研磨体11と研磨対象物13の相対運動に伴って両者の
間に入り込み、研磨対象物13の表面を研磨する。即
ち、研磨体11と研磨対象物13の相対運動による機械
的研磨と、研磨剤15の化学的作用が相乗的に作用して
良好な研磨が行われる。
【0008】ところで、研磨対象物の研磨量を求める式
として、式(1)で示されるPreston式が広く知られて
いる。 [研磨量]=k・V・P・t (1) ここに、kは定数、Vは研磨体11と研磨対象物13と
の相対速度、Pは研磨対象物13を研磨体11に押圧す
る圧力、tは時間である。
【0009】これによれば、研磨速度は、相対速度、圧
力を増すことにより増加する。即ち、均一研磨の状態が
崩れない範囲で、相対速度と圧力は大きい方が望まし
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CMP研磨装置では、相対速度や圧力を増していくと、
研磨の均一性が低下し、大きな研磨速度が得られないと
いう問題がある。また、同じような問題は、研磨対象物
が大径化した場合にも起こる。
【0011】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、研磨の均一性を損ねることなく、大
きな研磨速度が得られるCMP研磨装置を提供すること
を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、研磨体と研磨対象物との間に研磨剤を
介在させた状態で、研磨体と研磨対象物を相対移動させ
ることにより、研磨対象物を研磨する研磨装置におい
て、振動発生装置により研磨体、研磨対象物又はその両
方を振動させることを特徴とするCMP研磨装置(請求
項1)である。
【0013】本発明者は鋭意研究の結果、従来の研磨装
置で相対速度と圧力を大きくすると研磨が不均一になる
のは、研磨剤が研磨体と研磨対象物の間に十分供給され
なくなるためであることを見い出した。即ち、研磨体と
研磨対象物の間への研磨剤の供給は、研磨体上に滴下さ
れた研磨剤が、研磨体と研磨対象物の相対移動の間に、
研磨体自身、又は研磨体に設けられた溝を通じ偶然に行
われる。このため、相対速度と圧力が大きくなると、研
磨体と研磨対象物との間に研磨剤が安定に供給できてい
ないことを見い出し、本発明の方法により研磨剤を研磨
体と研磨対象物の間に供給することを考えて本発明を成
すに至った。
【0014】即ち、前記第1の手段においては、振動発
生装置により研磨体、研磨対象物又はその両方を振動さ
せる。すると、この振動自身の作用により、又は研磨体
と研磨対象物との相対運動とこの振動とが相乗的に作用
して、研磨剤が研磨体と研磨対象物の間に供給されやす
くなる。よって、研磨体と研磨対象物の相対速度を早く
したり、研磨対象物を研磨体に押圧する圧力を大きくし
たりしても、研磨剤は研磨体と研磨対象物の間にスムー
スに供給され、均一な研磨が行われる。
【0015】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、研磨体、研磨対象物又はその
両方に加えられる振動が、進行波であることを特徴とす
るもの(請求項2)である。
【0016】この手段によれば、進行波の進行に随伴し
て、研磨剤が研磨体と研磨対象物の間に引き込まれ、か
つ、研磨体と研磨対象物の奥まで運ばれる。よって、確
実に研磨体と研磨対象物の間に研磨剤を供給することが
でき、均一な研磨を行うことができる。
【0017】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第1の手段又は第2の手段であって、振動発生装置
を、研磨体、研磨対象物保持部又はその両方の少なくと
も1ヶ所に設けたことを特徴とするもの(請求項3)で
ある。
【0018】この手段によれば、振動発生装置で発生し
た振動は、研磨体、研磨対象物又はその両方に確実に伝
達し、これらに振動を与えることができる。
【0019】前記課題を解決するための第4の手段は、
前記第1の手段から第3の手段のうちのいずれかであっ
て、振動吸収体を研磨体端部に設けたことを特徴とする
もの(請求項4)である。
【0020】研磨体端部に設けられた振動吸収体によっ
て、研磨体端部における振動の反射が防止される。よっ
て、振動は定在波とならず進行波となり、前記第2の手
段で説明したような作用効果が得られる。
【0021】前記課題を解決するための第5の手段は、
前記第1の手段から第4の手段のうちのいずれかであっ
て、研磨体に設けられた前記振動発生装置が、研磨対象
物の揺動に追随して揺動することを特徴とするもの(請
求項5)である。
【0022】CMP研磨装置においては、研磨対象物を
回転させると同時に揺動させて研磨を行うが、研磨体に
配置された振動発生装置を研磨対象物の揺動に追随させ
ることにより、振動発生源と研磨対象物との相対位置関
係が一定に維持されるので、研磨剤の供給を安定させる
ことができる。
【0023】前記課題を解決するための第6の手段は、
前記第1の手段から第5の手段のうちのいずれかであっ
て、振動発生装置に圧電体を用いたことを特徴とするも
の(請求項6)である。
【0024】圧電体は、振動発生装置として入手しやす
く、広い範囲の周波数の振動を発生することができ、か
つ取り扱いも簡単であるので、振動発生装置として採用
することが特に好ましい。
【0025】前記課題を解決するための第7の手段は、
前記第1の手段から第6の手段のうちのいずれかであっ
て、振動の周波数が1MHz以上であることを特徴とする
もの(請求項7)である。
【0026】振動の周波数を1MHz以上とすることによ
り、振動の波長はウェハに形成されたパターンの幅と同
等になる。よって、パターンを均一に研磨することがで
きる。振動の波長は、ウェハに形成されたパターンの幅
より小さくなるように周波数を選定することが好まし
い。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の1
例を示す概要図である。図1において、10はCMP研
磨装置、11は研磨体、12は研磨対象物保持部(ホル
ダ)、13は研磨対象物(ウェハ)、14は研磨剤供給
部、15は研磨剤、16は圧電体からなる振動発生装
置、17は振動吸収部である。図1の装置と図10の装
置の違いは、図1の装置においては、研磨体11に振動
発生装置16、振動吸収部17が設けられている点であ
る。
【0028】即ち、図1の装置においても、研磨対象物
13を研磨対象物保持部12により保持し、回転させな
がら揺動して、研磨体11の研磨布に所定の圧力で押し
付ける。研磨体11も回転させ、研磨対象物13との間
で相対運動を行わせる。この状態で、研磨剤15を研磨
剤供給部14から研磨体11上に供給する。研磨剤15
は、研磨体11上で拡散する。ここまでは、図10の装
置と同じである。
【0029】図1の装置においては、振動発生装置16
が高周波数(1MHz以上)で振動を発生し、その振動が
研磨体11に伝えられる。振動発生装置16は、円盤状
の研磨体11の中心に設けられているので、研磨体11
の振動は中心から発生し、周囲に拡散する。そして、研
磨体11の端部に設けられた振動吸収部17に吸収され
る。よって、研磨体11の端部での振動の反射が起こら
ないか、起こってもごく僅かであるので、研磨体11の
振動は中心から周囲へ向かう進行波となる。
【0030】この様子を図2に示す。以下の図におい
て、前出の図に示された構成要素と同一の構成要素には
同一の符号を付してその説明を省略する。図2におい
て、18は進行波を示す。
【0031】研磨体11の中心付近に供給された研磨剤
15は、この進行波に随伴して運ばれ、研磨体11と研
磨対象物13の間に入り込む。この様子を図3に示す。
図3においては、左側から右側に研磨体11の振動波が
進行しており、その谷部においては研磨対象物13との
間に隙間ができて、この隙間に研磨剤15が存在してい
る。そして、波動の進行と共に右側に移動する。このよ
うに、進行波を用いれば、研磨剤を確実に研磨対象物の
奥側にまで供給することができる。
【0032】振動発生装置16と振動吸収部17の配置
の例を図4〜図7に示す。図4〜図7においては、説明
を簡単化するため研磨体11を角形として示してある
が、研磨体1は角形である必要はない。
【0033】図4は、研磨体11の一方の端に長い振動
発生装置16を設置し、他方の端に向かって平面波状の
進行波を発生させている例である。図5は、研磨体11
の中心部に長い振動発生装置16を設置し、両方の端に
向かって平面波状の進行波を発生させている例である。
図6は、研磨体11の一方の端に円形の振動発生装置1
6を設置し、他方の端に向かって球面波状の進行波を発
生させている例である。図7は、研磨体11の中心部に
円形の振動発生装置16を設置し、周囲に向かって球面
波状の進行波を発生させている例である。
【0034】以上の説明においては、振動を進行波とし
ている。進行波の方が、本発明の目的のためには好まし
いのであるが、定在波や進行波と定在波が混じったもの
でもある程度本発明の目的を達成することができる。即
ち、定在波の場合は、振動自身が研磨剤を運ぶという作
用はないが、研磨体と研磨対象物が相対運動をしている
ため、研磨体と研磨対象物が接触する部分が移動し、こ
れによって、研磨剤が研磨対象物の表面全体に供給され
るからである。
【0035】また、以上の実施の形態においては、振動
発生装置の位置は固定しているが、研磨対象物の揺動に
追随して振動発生装置を移動させるようにしてもよい。
このようにすると、研磨対象物と振動発生装置の相対位
置を一定とすることができるので、研磨対象物がどの位
置にあっても、安定して研磨剤の供給を行うことができ
る。
【0036】以上の説明においては、研磨体に振動を与
えているが、研磨対象物保持部に振動発生装置を設置
し、研磨対象物を振動させるようにしてもよいし、研磨
体と研磨対象物の両方を振動させるようにしてもよい。
【0037】
【実施例】
(実施例1)本発明の有効性を実証するため、図8に示
すような装置で試験を行った。図8において、25は石
英ガラス、26はCCDラインセンサである。研磨対象
物保持部12の中心部に観察用の開口部を設け、その中
にCCDラインセンサ26を配置した。
【0038】φ600×30tのステンレス板に、ポリ
ウレタンから成る研磨布を貼り研磨体11を形成した。
研磨体11端面には、振動の反射を防ぐためのシリコン
ゴムからなる反射防止部17を、研磨体11中央には圧
電体PZTを積層した振動発生装置16を配した。φ2
00×10tの石英ガラス25を研磨対象物とし、研磨
対象物保持部12に固定して次の条件で研磨加工を行っ
た。
【0039】加工条件 ・研磨体回転数:20〜100rpm ・研磨ヘッド回転数:20〜100rpm ・揺動距離:35mm ・揺動回数:5往復/分 ・圧力:50〜400g/cm2 また、研磨剤15として、発光物質を吸着させたシリカ
粉末を水に分散させ用いた。これは、発光を開口部を介
し上面よりCCDラインセンサー26で観測し、研磨剤
15の供給状態を確認するためである。
【0040】式(2)で定義した発光強度分布と振動の
有無、回転数、圧力の関係を表1に示す。 発光強度分布=(研磨対象物の中心の発光強度−エッジから5mmの位置の発光 強度)/(研磨対象物の中心の発光強度) … (2)
【0041】
【表1】 表1より、研磨体を超音波振動させた場合には、振動さ
せない場合に比べ、相対速度、圧力を増しても研磨対象
物の研磨面全体に均一に研磨剤を供給できることがわか
る。
【0042】(実施例2)実施例1に使用したものと同
様の研磨体を用い、通常の研磨ヘッドにSiO2が0.6n
m成膜されたシリコンウェハを固定し、次の条件で研磨
加工を行った。
【0043】加工条件 ・研磨体回転数:20〜100rpm ・研磨ヘッド回転数:20〜100rpm ・揺動距離:35mm ・揺動回数:5往復/分 ・圧力:50〜400g/cm2 ・研磨剤:SiO2アルカリ水溶液 ・研磨時間:2分 周辺5mmを除き49点の測定データから、式(3)で
求めた研磨均一性の結果を表2に示す。 研磨均一性=(最大値−最小値)/(2×平均値) … (3)
【0044】
【表2】 表2より、研磨体を超音波振動させた場合には、振動さ
せない場合に比べ、相対速度、圧力を増しても研磨対象
物を均一に研磨できることがわかる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、研磨体と研磨対象物との間に研磨剤を介在させた
状態で、研磨体と研磨対象物を相対移動させることによ
り、研磨対象物を研磨する研磨装置において、振動発生
装置により研磨体、研磨対象物又はその両方を振動させ
ることを特徴とするCMP研磨装置であるので、研磨体
と研磨対象物の相対速度を早くしたり、研磨対象物を研
磨体に押圧する圧力を大きくしたりしても、研磨剤は研
磨体と研磨対象物の間にスムースに供給され、均一な研
磨が行われる。
【0046】請求項2に係る発明においては、研磨体、
研磨対象物又はその両方に加えられる振動が、進行波で
あるので、研磨体と研磨対象物の間に確実に研磨剤を供
給することができ、均一な研磨を行うことができる。
【0047】請求項3に係る発明においては、振動発生
装置が、研磨体、研磨対象物保持部又はその両方の少な
くとも1ヶ所に設けられているので、確実に研磨体、研
磨対象物に振動を与えることができる。
【0048】請求項4に係る発明においては、振動吸収
体が研磨体端部に設けられているので、振動は定在波と
ならず進行波となり、研磨体と研磨対象物の間に確実に
研磨剤を供給することができ、均一な研磨を行うことが
できる。
【0049】請求項5に係る発明においては、研磨体に
設けられた前記振動発生装置が、研磨対象物の揺動に追
随して揺動するので、振動発生源と研磨対象物との相対
関係が一定に維持され、研磨剤の供給を安定させること
ができる。
【0050】請求項6に係る発明においては、振動発生
装置に圧電体を用いているので、入手しやすく、広い範
囲の周波数の振動を発生することができ、かつ取り扱い
も簡単である。
【0051】請求項7に係る発明においては、振動の周
波数が1MHz以上であるので、振動の波長がウェハに形
成されたパターンの幅と同等になり、パターンを均一に
研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例であるCMP研磨装
置の概略図である。
【図2】図1の要部と振動の伝達の様子を示す図であ
る。
【図3】本発明による研磨剤供給のメカニズムの例を示
す図である。
【図4】振動発生装置の取付の例を示す図である。
【図5】振動発生装置の取付の例を示す図である。
【図6】振動発生装置の取付の例を示す図である。
【図7】振動発生装置の取付の例を示す図である。
【図8】実施例に使用した装置の概要を示す図である。
【図9】半導体製造プロセスにおける平坦化プロセスの
例を示す概略図である。
【図10】従来のCMP研磨装置の概略図である。
【符号の説明】
10・・・研磨装置 11・・・研磨体 12・・・研磨対象物保持部(ホルダー) 13・・・研磨対象物(ウェハ) 14・・・研磨剤供給部 15・・・研磨剤 16・・・振動発生装置 17・・・振動吸収部 18・・・進行波 21・・・シリコンウェハ 22・・・層間絶縁膜(SiO2) 23・・・金属膜(Al) 24・・・半導体デバイス 25・・・石英ガラス 26・・・CCDラインセンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨体と研磨対象物との間に研磨剤を介
    在させた状態で、研磨体と研磨対象物を相対移動させる
    ことにより、研磨対象物を研磨するCMP研磨装置にお
    いて、振動発生装置により研磨体、研磨対象物又はその
    両方を振動させることを特徴とするCMP研磨装置。
  2. 【請求項2】 研磨体、研磨対象物又はその両方に加え
    られる振動が、進行波であることを特徴とする請求項1
    に記載のCMP研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記振動発生装置を、研磨体、研磨対象
    物保持部又はその両方の少なくとも1ヶ所に設けたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のCMP研磨
    装置。
  4. 【請求項4】 振動吸収体を研磨体端部に設けたことを
    特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に
    記載のCMP研磨装置。
  5. 【請求項5】 研磨体に設けられた前記振動発生装置
    が、研磨対象物の揺動に追随して揺動することを特徴と
    する請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の
    CMP研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記振動発生装置に圧電体を用いたこと
    を特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項
    に記載のCMP研磨装置。
  7. 【請求項7】 振動の周波数が、1MHz以上であること
    を特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか1項
    に記載のCMP研磨装置。
JP31289797A 1997-10-30 1997-10-30 Cmp研磨装置 Pending JPH11129155A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100321172B1 (ko) * 1999-07-01 2002-03-18 박종섭 전장을 발생하는 cmp연마용 연마제
WO2003095144A1 (fr) * 2002-05-09 2003-11-20 Kazumasa Ohnishi Dispositif de rodage et procede de travail de rodage
KR102116510B1 (ko) * 2019-03-08 2020-05-28 에스케이실트론 주식회사 웨이퍼 랩핑 장치

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