JPH11129080A - 摩擦溶接機 - Google Patents

摩擦溶接機

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JPH11129080A
JPH11129080A JP31280797A JP31280797A JPH11129080A JP H11129080 A JPH11129080 A JP H11129080A JP 31280797 A JP31280797 A JP 31280797A JP 31280797 A JP31280797 A JP 31280797A JP H11129080 A JPH11129080 A JP H11129080A
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JP
Japan
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stud
cylinder
piston
welding machine
welding
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JP31280797A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Ikeo
良一 池尾
Yukimune Kikuchi
幸宗 菊地
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NIPPON STAD WELDING KK
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NIPPON STAD WELDING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接状態をモニタリングして最適な状態で溶
接を行えるようにし、特に、母材が薄板からなる場合に
も、短時間、高品質、高強度の溶接を行うことができる
ようにした摩擦溶接機を提供すること。 【解決手段】 シリンダ24と、該シリンダ24内を貫
通しスタッド等の溶接物Sを先端に装着し、油圧モータ
21にて回転する回転軸22と、前記シリンダ24内に
嵌挿し、かつ前記回転軸22を移動させるピストン23
とよりなる摩擦溶接機本体2を架台3に固定するととも
に、溶接状況をモニタリングするための、前記回転軸2
2の回転数を検出する回転センサ4と、前記ピストン2
3による回転軸22の移動距離を検出する距離センサ5
と、前記ピストン23に作用する作動油の圧力を検出す
る圧力センサ6とを備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタッド等の溶接
物(以下、「スタッド」という。)を母材(被溶接物)
に押圧しながら高速回転させることにより発生する摩擦
熱を利用して、溶接物を母材に溶接する摩擦溶接機に関
し、特に、溶接状態をモニタリングして最適な状態で溶
接を行えるようにした摩擦溶接機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スタッドを母材に押圧しながら高
速回転させることにより発生する摩擦熱を利用して、ス
タッド及び母材の溶接面を溶融させて溶接する摩擦溶接
機においては、スタッド及び母材の材質、大きさ等に合
わせて、必要となる摩擦熱量を計算して、スタッドの母
材に対する押圧力、スタッドの回転数等を定め、溶接を
行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の摩擦
溶接機においては、スタッドの母材に対する押圧力、ス
タッドの回転数等が予め想定した設定どおりに行われた
場合には、所定の溶接が行われることとなる。
【0004】しかしながら、スタッドが摩擦溶接機のチ
ャックに正確に装着されなかったり、スタッドに製作誤
差がある等で、スタッドと母材の間隔が設計値と異なる
場合やスタッドの母材に対する押圧力、スタッドの回転
数等にばらつきが生じた場合には、所定の溶接が行われ
ているか否かを確認する方法がなく、溶接後の点検に手
数を要するという問題があった。
【0005】また、この摩擦溶接機は、スタッドを母材
に押圧しながら高速回転させるため、母材は、スタッド
の押圧力に対して変形しない程度の強度を必要とし、特
に、アルミニウム製の母材においては、薄板、具体的に
は、厚さ3mm以下の薄板の溶接には不適であるという
問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の摩擦溶接機の有する
問題点を解決し、溶接状態をモニタリングして最適な状
態で溶接を行えるようにし、特に、母材が薄板からなる
場合にも、短時間、高品質、高強度の溶接を行うことが
できるようにした摩擦溶接機を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の摩擦溶接機は、シリンダと、該シリンダ内
を貫通しスタッド等の溶接物を先端に装着し、油圧モー
タにて回転する回転軸と、前記シリンダ内に嵌挿し、か
つ前記回転軸を移動させるピストンとよりなる摩擦溶接
機本体を架台に固定するとともに、溶接状況をモニタリ
ングするための、前記回転軸の回転数を検出する回転セ
ンサと、前記ピストンによる回転軸の移動距離を検出す
る距離センサと、前記ピストンに作用する作動油の圧力
を検出する圧力センサとを備えたことを特徴とする。
【0008】この場合において、回転センサ及び距離セ
ンサを摩擦溶接機本体に設け、圧力センサをシリンダへ
の給油系統に配設することができる。
【0009】この摩擦溶接機は、溶接状況をモニタリン
グするための、回転軸の回転数を検出する回転センサ
と、ピストンによる回転軸の移動距離を検出する距離セ
ンサと、ピストンに作用する作動油の圧力を検出する圧
力センサとを備えることにより、溶接状態をモニタリン
グして最適な状態で溶接を行うことができ、特に、母材
が薄板からなる場合にも、短時間、高品質、高強度の溶
接を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の摩擦溶接機の実施
の形態を図面に基づいて説明する。この摩擦溶接機は、
図1〜図4に示すように、油圧発生装置1と、摩擦溶接
機本体2と、摩擦溶接機本体2を固定する架台3と、イ
ンターフェイス、パソコン等の制御装置(図示省略)で
構成される。
【0011】このうち、油圧発生装置1は、図3に示す
ように、作動油を所定量充填したタンクTと、油圧ポン
プPと、この油圧ポンプPを駆動するモータMと、油圧
ポンプPで発生する油圧を制御するコントローラCとよ
りなる汎用のものを使用することができ、これにより、
後述の摩擦溶接機本体2の油圧モータ21及びシリンダ
24へ所要圧の作動油を高圧ホースHを介して供給する
ように構成される。
【0012】摩擦溶接機本体2は、図1〜図2に示すよ
うに、油圧モータ21と、この油圧モータ21にて駆動
される回転軸22と、この回転軸22が貫通するシリン
ダ24と、シリンダ24内に嵌挿し、かつ回転軸22を
上下方向に移動させるピストン(Ram)23と、回転
軸22の先端に固定した、スタッドSを装着するための
チャック25と、溶接状況をモニタリングするための、
回転軸22の回転数を検出する回転センサ4と、ピスト
ン23による回転軸22の上下方向の移動距離を検出す
る距離センサ5と、ピストン23に作用する作動油の圧
力を検出する圧力センサ6とを備えている。そして、こ
の摩擦溶接機本体2は、油圧モータ21を搭載したモー
タ台29に突設したハンドル2Hを持って、移動可能な
大きさと重量を有するように構成されている。
【0013】油圧モータ21は、ハンドル2Hを突設し
たモータ台29に搭載され、高圧ホースHを介して油圧
発生装置1に接続し、油圧発生装置1から供給される所
要圧の作動油にて、これに直結した回転軸22を摩擦溶
接に適する速度、例えば、7000〜12000rpm
の範囲で回転することができるように構成する。
【0014】この回転数は、スタッドS及び母材BMの
材質、大きさ等に合わせて、必要となる摩擦熱量を計算
して定められ、例えば、直径が6〜9mmのアルミニウ
ム製のスタッドSの場合には、7000〜8000rp
mの範囲に設定するようにする。なお、油圧モータ21
に供給する作動油の圧力は、100kg/cm2程度と
し、母材BMに押圧されるスタッドSに充分な回動力を
与えて溶接に必要な摩擦熱量を得ることができるように
する。
【0015】回転軸22の外周には、スペーサ25Sを
介して配設した複数のベアリング2Bを介してピストン
23を配設し、ピストン23の上部とモータ台29の下
部に接続した円筒状のスリーブ部29Sとをボルト等に
て固定するようにする。これにより、回転軸22は、回
転しないピストン23にベアリング2Bを介して回転可
能に、かつ、ピストン23と共に上下方向に移動可能に
支持される。
【0016】ピストン23を摺動可能に嵌挿するシリン
ダ24は、その上端部24Tに、モータ台29の下部に
接続したスリーブ部29Sを嵌挿することにより、円筒
状のスリーブ部29Sを摺動可能に支持するようにし、
その下端部にシリンダ蓋24Fをボルト等にて固定する
ようにする。ピストン23の下部には、円筒状のスリー
ブ27をボルト等にて固定するようにし、このスリーブ
27をシリンダ蓋24Fに嵌挿することにより、摺動可
能に支持し、さらに、このスリーブ27により、ニード
ルローラベアリング27を介して回転軸22を回転可能
に支持するようにする。なお、図中26は、気密を保持
するためのシール26である。
【0017】シリンダ24には、トップ側のポートP1
と、ボトム側のポートP2にそれぞれ高圧ホースH,H
を取り付けて油圧発生装置1と接続し、シリンダ24の
ポートP1,P21への給油を交互に切り換えることに
より、ピストン23を上下方向に移動させることができ
るように構成する。これにより、チャック25に装着し
たスタッドSを、上下方向に移動して母材BM側へ押圧
し、又は押圧を解除することができるようにする。
【0018】また、スタッドSの母材BMへの押圧力を
決定するシリンダ24のトップ側のポートP1へ供給さ
れる作動油の圧力は、必要とされるスタッドSの押圧力
に応じて調整可能に構成される。そして、この作動油の
圧力は、スタッドS及び母材BMの材質、大きさ等に合
わせて、必要となる摩擦熱量を計算して定められ、例え
ば、直径が6〜9mmのアルミニウム製のスタッドSの
場合には、20kg/cm2程度の圧力とする。
【0019】シリンダ蓋24Fの下端は、筒状に少し突
出して形成するようにし、この筒状部の外周に係止爪2
4Nを突設し、筒状部を架台3に形成した係止孔3Hに
嵌挿したとき、係止孔3Hの内周面に形成した係止溝3
Nと嵌合係止して、摩擦溶接機本体2のシリンダ24
を、架台3に回転することなく固定できるようにする。
【0020】また、モータ台29には、ガイドロッド2
9Gを垂設し、このガイドロッド29Gをシリンダ24
に突設したブラケット24Bを貫通するようにし、これ
により、シリンダ24のポートP1,P21への給油を
交互に切り換えることにより、ピストン23を上下方向
に移動させた場合に、モータ台29、油圧モータ21等
が回転することなく、円滑に上下方向に移動するように
する。
【0021】摩擦溶接機本体2を載置する架台3は、図
4に示すように、床面又は作業台等の固定側に載置し、
下部に母材BMを固定するバイス等の固定具3Bを配設
するようにする。
【0022】この摩擦溶接機は、摩擦溶接機による溶接
状況をモニタリングするために、3種類のセンサ、すな
わち、回転軸22、すなわち、スタッドSの回転数を検
出する回転センサ4、ピストン23による回転軸22の
上下方向の移動距離を検出することにより、スタッドS
と母材BMの距離及びスタッドSが母材BMに押し込ま
れる量(Burn off)を検出する距離センサ5及
びピストン23に作用する作動油の圧力を検出する圧力
センサ6が配設されている。そして、この各センサ4,
5,6による計測信号をインターフェイス、パソコン等
からなる制御装置に入力するようにして、この制御装置
と各センサ4,5,6及び油圧発生装置1のコントロー
ラCとを接続するようにする。
【0023】回転センサ4は、モータ台29に突設した
ブラケット4Bの先端に取り付けることにより、モータ
台29のスリーブ部29Sの外周面に当接又は近接する
ように配置し、スリーブ部29S内を貫通する回転軸2
2にマグネット(図示省略)を取り付け、回転軸の回転
にてその磁力線の変化を測定して回転軸22、すなわ
ち、スタッドSの回転数を検出するものである。
【0024】距離センサ5は、モータ台29に突設した
ブラケット5Bの先端に垂直方向に突出するように取り
付けるとともに、この距離センサ5を作動させるアタッ
チメント5Aをシリンダ24の外周部に突設し、このア
タッチメント5Aに距離センサ5の下端が当接するよう
に配置し、シリンダ24のポートP1,P21への給油
を交互に切り換えることにより、ピストン23を上下方
向に移動させた場合に、ピストン23に固定されたモー
タ台29の移動量を検出するもので、これにより、スタ
ッドSと母材BMの距離及びスタッドSが母材BMに押
し込まれる量を検出するものである。
【0025】圧力センサ6は、シリンダ24のトップ側
のポートP1へ供給される作動油を供給する給油系統
(高圧ホースH)の一部に配設され、作動油の圧力を検
出してピストン23によるスタッドSの母材BMに対す
る押圧力を間接的に検出するものである。なお、この作
動油供給用の高圧ホースHには、作動油の供給流量を調
整するための流量制御弁Vが配設されるが、この流量制
御弁Vと圧力センサ6とは、直列に接続される。
【0026】次に、上記の摩擦溶接機の動作について、
図5〜図7に基づいて説明する。まず、摩擦溶接機本体
2のチャック25にスタッドSを装着するとともに、架
台3の固定具3Bに母材BMが固定する。この場合にお
いて、母材BMに厚さ3mm以下のアルミニウム製の薄
板を使用する場合には、母材BMがスタッドSの押圧力
により変形しないように、母材BMの下面に当て具MS
を予め沿わせるようにすることが望ましい。
【0027】次に、溶接工程の前工程として、スタッド
Sと母材BMの距離を測定するスタンドオフ工程を行
う。このスタンドオフ工程を図5(A)を用いて説明す
る。
【0028】まず、スタートスイッチをONにする。シ
リンダ24へ供給される作動油の圧力及び油圧モータ2
1へ供給される作動油の圧力がともにオフ状態にあるこ
とを確認する動作準備をし、ピストン23の原位置を距
離センサ4にて測定し、これを距離L1として距離セン
サ4に接続した制御装置に記憶する。この距離L1は、
距離センサ4の0ポイントからスタッドSの先端までの
距離となる。シリンダ24のトップ側のポートP1へ作
動油を供給することにより、ピストン23とともに回転
軸22を下降させる。そして、この回転軸22の先端に
配設したチャック25に装着したスタッドSが母材BM
に当接させるようにする。この場合、スタッドSが母材
BMに当接するまでに要する時間より若干長い時間、例
えば、1秒程度を予めタイマーに設定しておき、この時
間だけシリンダ24のトップ側のポートP1へ作動油を
供給してピストン23とともに回転軸22を下降させ
る。スタッドSが母材BMに当接した状態における距離
センサ4の値を測定し、これを距離L2として距離セン
サ4に接続した制御装置に記憶する。この距離L2は、
距離センサの0ポイントから母材BMの表面までの距離
となる。このようにして測定した距離センサ4の0ポイ
ントからスタッドSの先端までの距離L1と距離センサ
の0ポイントから母材BMの表面までの距離L2の差を
計算し、スタッドSの先端と母材BMの表面の距離(S
tand off)L3として同様に制御装置に記憶す
る。そして、シリンダ24のボトム側のポートP2へ作
動油を供給することにより、ピストン23とともに回転
軸22を上昇させることにより、原位置に復帰させ、こ
れによりスタンドオフ工程を完了する。
【0029】このように、スタンドオフ工程により、ス
タッドSの先端と母材BMの表面の距離L3を測定した
後、次工程の溶接工程に移行する。この溶接工程を図5
(B)及び図7を用いて説明する。
【0030】まず、スタートスイッチをONにする。溶
接工程を実施するに際して設定することとしている各種
パラメータ、具体的には、回転軸22の回転開始から下
降開始までの予備回転時間、回転軸22の回転停止後、
上昇開始までの圧力保持時間、スタッドSが母材BMに
押し込まれる量U等を制御装置に入力する。そして、前
工程において制御装置に記憶したスタッドSの先端と母
材BMの表面の距離L3と、本工程において設定したス
タッドSが母材BMに押し込まれる量Uの和を計算し、
本工程における回転軸22の全移動距離L4として制御
装置に記憶する。シリンダ24へ供給される作動油の圧
力及び油圧モータ21へ供給される作動油の圧力がとも
にオフ状態にあることを確認する動作準備をした後、溶
接動作の起動を、手動操作により開始する(図7(B)
(1))。油圧モータ21へ作動油を供給することによ
り、回転軸22及びチャック25に装着したスタッドS
を回転させる(図7(B)(2))。予め設定した予備
回転時間が経過し、回転軸22の回転数が所定の安定し
た回転数に達すると、シリンダ24のトップ側のポート
P1へ作動油を供給することにより、ピストン23とと
もに回転軸22を下降させる(図7(B)(3))。こ
れにより、スタッドSが高速で回転しながら、母材BM
の表面に接触(Touch down)、押圧されるこ
とにより、摩擦熱が発生する。この摩擦熱によりスタッ
ドSと母材BMの当接面は半溶融状態となる。この状態
で、さらに、ピストン23とともに回転軸22を下降さ
せることにより、スタッドSを母材BMの表面に押圧す
る(図7(B)(4))。そして、回転軸22の下降移
動距離が、全移動距離L4に達するまでは、回転軸22
の回転を保持するようにする。この場合において、回転
軸22の回転数は、スタッドSが母材BMの表面に接触
した後、徐々に低下させるようにすることが望ましい。
回転軸22の下降移動距離が、全移動距離L4に達する
と、回転軸22の回転を瞬時に停止し、予め設定した加
圧保持時間が経過するまで、スタッドSが母材BMの表
面に押圧された状態を継続する(図7(B)(5))。
予め設定した加圧保持時間の経過後、チャック25によ
るスタッドSの保持を解除し、シリンダ24のボトム側
のポートP2へ作動油を供給することにより、ピストン
23とともに回転軸22を上昇させる(図7(B)
(6))。これにより、母材BMの表面に溶接されたス
タッドSを残して、ピストン23とともに回転軸22を
原位置に復帰させ、これにより溶接工程を完了する(図
7(B)(7))。
【0031】この溶接工程における各センサ4,5,6
により検出した回転軸22の回転数、回転軸22の距離
及びシリンダ24へ供給される作動油の圧力の変化を図
6(A)に示す。なお、制御装置のディスプレイ上に
は、図6(A)に示すような各センサ4,5,6の計測
値を表示することにより、溶接状態をモニタリングして
最適な状態で溶接を行えるようにする。
【0032】なお、上記実施例の摩擦溶接機は、回転軸
の移動方向を上下方向に設定した場合を例に説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば、回転軸の
移動方向を水平方向に設定することもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明の摩擦溶接機によれば、溶接状況
をモニタリングするための、回転軸の回転数を検出する
回転センサと、ピストンによる回転軸の移動距離を検出
する距離センサと、ピストンに作用する作動油の圧力を
検出する圧力センサとを備えることにより、溶接状態を
モニタリングして最適な状態で溶接を行うことができ、
特に、母材が薄板からなる場合にも、短時間、高品質、
高強度の溶接を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の摩擦溶接機の一実施例を示し、(A)
は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図である。
【図2】同断面図である。
【図3】油圧発生装置を示し、(A)は正面図、(B)
は側面図、(C)は平面図である。
【図4】架台を示し、(A)は一部破断した正面図、
(B)は側面図である。
【図5】本発明の摩擦溶接機による摩擦溶接の作業工程
を示すフローチャートで、(A)はスタッドオフ工程を
示し、(B)は溶接工程を示す。
【図6】本発明の摩擦溶接機による溶接のパラメータの
説明図である。
【図7】本発明の摩擦溶接機による溶接工程を示し、
(A)は回転数、距離及び押圧力の変化を示し、(B)
は模式図を示す。
【符号の説明】
1 油圧発生装置 2 摩擦溶接機本体 21 油圧モータ 22 回転軸 23 ピストン 24 シリンダ 29 モータ台 3 架台 4 回転センサ 5 距離センサ 6 圧力センサ C コントローラ H 高圧ホース M モータ P 油圧ポンプ T タンク S 溶接物(スタッド) BM 母材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(24)と、該シリンダ(2
    4)内を貫通しスタッド等の溶接物(S)を先端に装着
    し、油圧モータ(21)にて回転する回転軸(22)
    と、前記シリンダ(24)内に嵌挿し、かつ前記回転軸
    (22)を移動させるピストン(23)とよりなる摩擦
    溶接機本体(2)を架台(3)に固定するとともに、溶
    接状況をモニタリングするための、前記回転軸(22)
    の回転数を検出する回転センサ(4)と、前記ピストン
    (23)による回転軸(22)の移動距離を検出する距
    離センサ(5)と、前記ピストン(23)に作用する作
    動油の圧力を検出する圧力センサ(6)とを備えたこと
    を特徴とする摩擦溶接機。
  2. 【請求項2】 回転センサ(4)及び距離センサ(5)
    を摩擦溶接機本体(2)に設け、圧力センサ(6)をシ
    リンダ(24)への給油系統に配設したことを特徴とす
    る請求項1記載の摩擦溶接機。
JP31280797A 1997-10-28 1997-10-28 摩擦溶接機 Pending JPH11129080A (ja)

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