JPH11128794A - トリガポンプ - Google Patents
トリガポンプInfo
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- JPH11128794A JPH11128794A JP9317610A JP31761097A JPH11128794A JP H11128794 A JPH11128794 A JP H11128794A JP 9317610 A JP9317610 A JP 9317610A JP 31761097 A JP31761097 A JP 31761097A JP H11128794 A JPH11128794 A JP H11128794A
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- accumulator
- piston
- measuring chamber
- valve mechanism
- suction valve
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Links
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 4
- 238000005303 weighing Methods 0.000 abstract description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 24
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 239000004902 Softening Agent Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000003599 detergent Substances 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1001—Piston pumps
- B05B11/1009—Piston pumps actuated by a lever
- B05B11/1011—Piston pumps actuated by a lever without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】吐出口の位置が固定で、しかもコンパクトな構
成で計量室の容量を大きくとり得るトリガポンプを提供
する。 【解決手段】装置本体に固定されるピストン20と、ピ
ストン20外周に上下方向に摺動自在に嵌合されるアキ
ュムレータ30と、アキュムレータ30を下方に付勢す
るスプリング40と、アキュムレータ30を操作するト
リガレバー50と、可動のアキュムレータ30に設けら
れる吸込弁機構60と、ピストン20に設けられる吐出
弁機構70と、を備えたことを特徴とする。
成で計量室の容量を大きくとり得るトリガポンプを提供
する。 【解決手段】装置本体に固定されるピストン20と、ピ
ストン20外周に上下方向に摺動自在に嵌合されるアキ
ュムレータ30と、アキュムレータ30を下方に付勢す
るスプリング40と、アキュムレータ30を操作するト
リガレバー50と、可動のアキュムレータ30に設けら
れる吸込弁機構60と、ピストン20に設けられる吐出
弁機構70と、を備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の開口部に取
り付けられ、指でトリガレバーを引くことによって内容
液をワンタッチで吐出するようにしたトリガポンプに関
し、特に吐出口が動かないようにしたものに関する。
り付けられ、指でトリガレバーを引くことによって内容
液をワンタッチで吐出するようにしたトリガポンプに関
し、特に吐出口が動かないようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の吐出口が動かないように
したトリガポンプとしては、ノズルを備えたヘッド部に
アキュムレータを固定しピストンを可動にして吐出操作
を行うもの、あるいはヘッド部にピストンを固定しアキ
ュムレータを上下に移動させて吐出操作を行うものが提
案されている(特開平8−252511号公報参照)。
したトリガポンプとしては、ノズルを備えたヘッド部に
アキュムレータを固定しピストンを可動にして吐出操作
を行うもの、あるいはヘッド部にピストンを固定しアキ
ュムレータを上下に移動させて吐出操作を行うものが提
案されている(特開平8−252511号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のアキュ
ムレータを固定したものでは、ピストンがアキュムレー
タ内部を移動するので、ピストンを操作するためには、
アキュムレータの下方位置にアキュムレータ内部のピス
トンを操作するトリガレバーの係合部を配置する必要が
あり、その分だけ高さが高くなってしまう。
ムレータを固定したものでは、ピストンがアキュムレー
タ内部を移動するので、ピストンを操作するためには、
アキュムレータの下方位置にアキュムレータ内部のピス
トンを操作するトリガレバーの係合部を配置する必要が
あり、その分だけ高さが高くなってしまう。
【0004】一方、ピストンを固定してアキュムレータ
を可動にすれば、アキュムレータに直接トリガレバーを
係合すればよいのでトリガレバーによる高さの制約は無
くなるものの、上記した従来のアキュムレータ可動タイ
プのものは、アキュムレータがステム外周に沿って移動
する環状部材で、ステムに吸込弁機構を設けた構成とな
っていたので、アキュムレータを大容量とするには不向
きであった。すなわち、大容量とするためには、アキュ
ムレータの長さを長くするか、アキュムレータの外径を
大きくすればよいが、アキュムレータの長さを長くする
と高さが高くなり、アキュムレータの径をあまり大きく
すると、トリガレバーの位置が中心から遠ざかることに
なり、操作性が悪くなってしまう。
を可動にすれば、アキュムレータに直接トリガレバーを
係合すればよいのでトリガレバーによる高さの制約は無
くなるものの、上記した従来のアキュムレータ可動タイ
プのものは、アキュムレータがステム外周に沿って移動
する環状部材で、ステムに吸込弁機構を設けた構成とな
っていたので、アキュムレータを大容量とするには不向
きであった。すなわち、大容量とするためには、アキュ
ムレータの長さを長くするか、アキュムレータの外径を
大きくすればよいが、アキュムレータの長さを長くする
と高さが高くなり、アキュムレータの径をあまり大きく
すると、トリガレバーの位置が中心から遠ざかることに
なり、操作性が悪くなってしまう。
【0005】本発明は上記した従来の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、吐出
口の位置が固定で、しかもコンパクトな構成で計量室の
容量を大きくとり得るトリガポンプを提供することにあ
る。
ためになされたもので、その目的とするところは、吐出
口の位置が固定で、しかもコンパクトな構成で計量室の
容量を大きくとり得るトリガポンプを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るトリガポンプは、容器開口部に取り付
けられるノズルを備えた装置本体と、この装置本体に固
定されるピストンと、装置本体のピストン外周に上下方
向に所定長さだけ摺動自在に嵌合されてピストンとの間
に計量室を形成する中空のアキュムレータと、アキュム
レータを下方に付勢してピストンとの間に形成される計
量室を拡張させる付勢手段と、前記装置本体に支点を介
して揺動自在に取り付けられ前記付勢手段の付勢力に抗
して前記アキュムレータを上方に移動させて計量室を収
縮させるトリガレバーと、前記アキュムレータに設けら
れ前記計量室を拡張させる吸込動作時には開きかつ計量
室を収縮させる吐出動作時には閉じる吸込弁機構と、前
記計量室を拡張させる吸込動作時には閉じ、かつ計量室
を収縮させる吐出動作時には開く吐出弁機構と、を備え
たことをことを特徴とする。
に、本発明に係るトリガポンプは、容器開口部に取り付
けられるノズルを備えた装置本体と、この装置本体に固
定されるピストンと、装置本体のピストン外周に上下方
向に所定長さだけ摺動自在に嵌合されてピストンとの間
に計量室を形成する中空のアキュムレータと、アキュム
レータを下方に付勢してピストンとの間に形成される計
量室を拡張させる付勢手段と、前記装置本体に支点を介
して揺動自在に取り付けられ前記付勢手段の付勢力に抗
して前記アキュムレータを上方に移動させて計量室を収
縮させるトリガレバーと、前記アキュムレータに設けら
れ前記計量室を拡張させる吸込動作時には開きかつ計量
室を収縮させる吐出動作時には閉じる吸込弁機構と、前
記計量室を拡張させる吸込動作時には閉じ、かつ計量室
を収縮させる吐出動作時には開く吐出弁機構と、を備え
たことをことを特徴とする。
【0007】本発明にあっては、ノズルが設けられた装
置本体にピストンに固定し、トリガレバーによってアキ
ュムレータを上下動させて内容液の吐出操作を行うよう
にしたので、ノズルの吐出口の位置は一定となる。
置本体にピストンに固定し、トリガレバーによってアキ
ュムレータを上下動させて内容液の吐出操作を行うよう
にしたので、ノズルの吐出口の位置は一定となる。
【0008】また、装置本体に固定したピストン外周に
アキュムレータを嵌合させて上下動させるようにしたの
で、ピストンを操作する場合のようにアキュムレータ下
方にトリガレバー係合用のスペースが不要となり、トリ
ガポンプの高さを低くすることができる。
アキュムレータを嵌合させて上下動させるようにしたの
で、ピストンを操作する場合のようにアキュムレータ下
方にトリガレバー係合用のスペースが不要となり、トリ
ガポンプの高さを低くすることができる。
【0009】また、この可動のアキュムレータに直接吸
込弁機構を設けることにより、アキュムレータのスペー
スを計量室として広く利用でき、コンパクトな構成であ
りながら計量室を大容量化することができる。
込弁機構を設けることにより、アキュムレータのスペー
スを計量室として広く利用でき、コンパクトな構成であ
りながら計量室を大容量化することができる。
【0010】装置本体にはアキュムレータ外周を上下方
向に摺動自在に保持する固定のリテーナが設けられ、該
リテーナにはアキュムレータの下死点においてアキュム
レータに設けられた吸込弁機構の吸込弁口を閉じるシー
ル部材が設けられていることを特徴とする。
向に摺動自在に保持する固定のリテーナが設けられ、該
リテーナにはアキュムレータの下死点においてアキュム
レータに設けられた吸込弁機構の吸込弁口を閉じるシー
ル部材が設けられていることを特徴とする。
【0011】このようにすれば、初期状態において、吸
込弁機構の吸込弁口が付勢手段の付勢力によって強制的
にシールされるので、輸送時の容器の転倒や振動等によ
って吸込弁機構の弁体が弁座から離れても内容液が漏洩
することが無い。
込弁機構の吸込弁口が付勢手段の付勢力によって強制的
にシールされるので、輸送時の容器の転倒や振動等によ
って吸込弁機構の弁体が弁座から離れても内容液が漏洩
することが無い。
【0012】また、通常使用時において、不用意に容器
を強く握って容器内の内圧が上昇しても、シール部材に
よって吸込弁口が閉じているので、内容液の漏洩が防止
できる。容器が転倒して吸込弁機構および吐出弁機構が
開いても、吸込弁口が閉じているので内容液が漏洩しに
くい。
を強く握って容器内の内圧が上昇しても、シール部材に
よって吸込弁口が閉じているので、内容液の漏洩が防止
できる。容器が転倒して吸込弁機構および吐出弁機構が
開いても、吸込弁口が閉じているので内容液が漏洩しに
くい。
【0013】また、リテーナとアキュムレータの摺動部
には容器内部と外部とを連通する空気置換通路が設けら
れ、アキュムレータの下死点において空気置換通路がア
キュムレータによって閉塞される構成としたことを特徴
とする。
には容器内部と外部とを連通する空気置換通路が設けら
れ、アキュムレータの下死点において空気置換通路がア
キュムレータによって閉塞される構成としたことを特徴
とする。
【0014】このようにすれば、アキュムレータの下死
点において、空気置換用通路も閉塞されるので、輸送時
等の転倒や振動、あるいは通常使用時に容器を強く握っ
た場合や転倒等による空気置換用通路からの内容液の漏
洩も防止できる。
点において、空気置換用通路も閉塞されるので、輸送時
等の転倒や振動、あるいは通常使用時に容器を強く握っ
た場合や転倒等による空気置換用通路からの内容液の漏
洩も防止できる。
【0015】また、トリガレバーには、指を掛ける操作
レバー部と、アキュムレータに設けられた係合部に下方
から当接する作用レバー部とを有し、操作レバー部の引
き操作によって作用レバー部の当接部がアキュムレータ
を上動させる構成となっていることを特徴とする。
レバー部と、アキュムレータに設けられた係合部に下方
から当接する作用レバー部とを有し、操作レバー部の引
き操作によって作用レバー部の当接部がアキュムレータ
を上動させる構成となっていることを特徴とする。
【0016】このようにすれば、トリガレバーの操作力
を直接アキュムレータを伝達することができると共に、
指の操作ストロークがほぼそのままがアキュムレータの
操作ストロークに変換されるので、アキュムレータを効
率よく上下動させることができる。
を直接アキュムレータを伝達することができると共に、
指の操作ストロークがほぼそのままがアキュムレータの
操作ストロークに変換されるので、アキュムレータを効
率よく上下動させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
いて説明する。
【0018】図1乃至図3には、本発明の一実施の形態
に係るトリガポンプ1が示されている。
に係るトリガポンプ1が示されている。
【0019】このトリガポンプ1は、容器2の開口部で
ある口頚部3に取り付けられるノズル4を備えた装置本
体としてのポンプボディ10と、このポンプボディ10
に移動不能に固定されるピストン20と、ポンプボディ
10のピストン20外周に上下方向に所定長さだけ摺動
自在に嵌合される中空のアキュムレータ30と、このア
キュムレータ30を下方に付勢してピストン20との間
に形成される計量室5を拡張させる付勢手段としてのス
プリング40と、ポンプボディ10に支点を介して揺動
自在に取り付けられスプリング40の付勢力に抗してア
キュムレータ30を上方に移動させて計量室5を収縮さ
せるトリガレバー50と、アキュムレータ30を下動さ
せて計量室5を拡張させる吸込動作時には開きアキュム
レータ30を上動させて計量室5を収縮させる吐出動作
時には閉じる吸込弁機構60と、アキュムレータ30の
吸入動作時には閉じかつ吐出動作時には開く吐出弁機構
70と、を備えている。
ある口頚部3に取り付けられるノズル4を備えた装置本
体としてのポンプボディ10と、このポンプボディ10
に移動不能に固定されるピストン20と、ポンプボディ
10のピストン20外周に上下方向に所定長さだけ摺動
自在に嵌合される中空のアキュムレータ30と、このア
キュムレータ30を下方に付勢してピストン20との間
に形成される計量室5を拡張させる付勢手段としてのス
プリング40と、ポンプボディ10に支点を介して揺動
自在に取り付けられスプリング40の付勢力に抗してア
キュムレータ30を上方に移動させて計量室5を収縮さ
せるトリガレバー50と、アキュムレータ30を下動さ
せて計量室5を拡張させる吸込動作時には開きアキュム
レータ30を上動させて計量室5を収縮させる吐出動作
時には閉じる吸込弁機構60と、アキュムレータ30の
吸入動作時には閉じかつ吐出動作時には開く吐出弁機構
70と、を備えている。
【0020】ポンプボディ10は、コンテナキャップ1
1を介して容器口頚部3に係合されるリテーナ12と、
このリテーナ12に継手部材13を介して固定されるヘ
ッドカバー14と、を備えている。
1を介して容器口頚部3に係合されるリテーナ12と、
このリテーナ12に継手部材13を介して固定されるヘ
ッドカバー14と、を備えている。
【0021】ヘッドカバー14は、ヘッドカバー天壁1
41から下方に突出する筒状壁142と、この筒状壁1
42から側方に延びるノズル4と、を備えており、ノズ
ル4先端の吐出口4aを開閉するキャップ143がヘッ
ドカバー天壁141の側端に開閉自在に連結されてい
る。
41から下方に突出する筒状壁142と、この筒状壁1
42から側方に延びるノズル4と、を備えており、ノズ
ル4先端の吐出口4aを開閉するキャップ143がヘッ
ドカバー天壁141の側端に開閉自在に連結されてい
る。
【0022】ピストン20は、円板状部21と、この円
板状部21の上面中央部から上方に突出する中空軸部2
2と、円板状部21の外径端から下方に延びる偏平の円
筒状部23とを備え、円筒状部23の下端部は下方に向
かって徐々に大径となるように傾斜するシール部24と
なっており、中空軸部22がヘッドカバー14の筒状壁
142の下端開口部に差込み固定され、円板状部21は
筒状部142よりも大径に成形されている。
板状部21の上面中央部から上方に突出する中空軸部2
2と、円板状部21の外径端から下方に延びる偏平の円
筒状部23とを備え、円筒状部23の下端部は下方に向
かって徐々に大径となるように傾斜するシール部24と
なっており、中空軸部22がヘッドカバー14の筒状壁
142の下端開口部に差込み固定され、円板状部21は
筒状部142よりも大径に成形されている。
【0023】アキュムレータ30は、ピストン20外周
の円筒状部23が挿入されるシリンダ部31と、このシ
リンダ部31の下端に設けられる底壁部32と、底壁部
32の下面からさらに下方に延びるシリンダ部31より
も小径のガイド筒部33と、を備えている。シリンダ部
31の上端にはトリガレバー50が係合する係合部とし
ての係合フランジ34が設けられている。
の円筒状部23が挿入されるシリンダ部31と、このシ
リンダ部31の下端に設けられる底壁部32と、底壁部
32の下面からさらに下方に延びるシリンダ部31より
も小径のガイド筒部33と、を備えている。シリンダ部
31の上端にはトリガレバー50が係合する係合部とし
ての係合フランジ34が設けられている。
【0024】リテーナ12は、容器口頚部3に差し込ま
れる二重壁部121と、この二重壁部121の上端に設
けられる環状の肩部122と、この肩部122から上方
に延びて継手部材13が係止される係止筒部123と、
係止筒部123の下端近傍から張り出して容器口頚部3
上端にパッキン6を介して係合するフランジ部124
と、を備えている。
れる二重壁部121と、この二重壁部121の上端に設
けられる環状の肩部122と、この肩部122から上方
に延びて継手部材13が係止される係止筒部123と、
係止筒部123の下端近傍から張り出して容器口頚部3
上端にパッキン6を介して係合するフランジ部124
と、を備えている。
【0025】二重壁部121は、環状隙間125を介し
て同心的に設けられる円筒状の外壁126および内壁1
27と、外壁126と内壁127の下端を連結する環状
底壁128と、を備え、この環状底壁128の下面に
は、ディップチューブ7が接続される円筒状の接続筒部
129が設けられている。
て同心的に設けられる円筒状の外壁126および内壁1
27と、外壁126と内壁127の下端を連結する環状
底壁128と、を備え、この環状底壁128の下面に
は、ディップチューブ7が接続される円筒状の接続筒部
129が設けられている。
【0026】リテーナ12にはアキュムレータ30の下
死点においてアキュムレータ30に設けられた吸込弁機
構60の吸込弁口66を閉じるシール部材としてのシー
ルピン15が設けられている。このシールピン15は二
重壁部121の中央に中心軸に沿って配置されており、
複数のアーム部16を介して二重壁部121の内壁12
7に連結されている。
死点においてアキュムレータ30に設けられた吸込弁機
構60の吸込弁口66を閉じるシール部材としてのシー
ルピン15が設けられている。このシールピン15は二
重壁部121の中央に中心軸に沿って配置されており、
複数のアーム部16を介して二重壁部121の内壁12
7に連結されている。
【0027】また、アキュムレータ30のガイド筒部3
3はリテーナ12の二重壁部121の環状隙間125に
挿入されるもので、ガイド筒部33内周が二重壁部12
1の内壁127外周に摺動自在に接触してアキュムレー
タ30の上下移動を案内している。ガイド筒部33の下
端部は外向きに傾斜して広がるシール部35となってお
り、このシール部35がリテーナ12の外壁126内周
に摺動自在に密封接触している。
3はリテーナ12の二重壁部121の環状隙間125に
挿入されるもので、ガイド筒部33内周が二重壁部12
1の内壁127外周に摺動自在に接触してアキュムレー
タ30の上下移動を案内している。ガイド筒部33の下
端部は外向きに傾斜して広がるシール部35となってお
り、このシール部35がリテーナ12の外壁126内周
に摺動自在に密封接触している。
【0028】また、リテーナ12とアキュムレータ30
の摺動部には容器2内部と外部とを連通する空気置換通
路8が設けられ、アキュムレータ30の下死点において
空気置換通路8がアキュムレータ30によって閉塞され
る構成となっている。
の摺動部には容器2内部と外部とを連通する空気置換通
路8が設けられ、アキュムレータ30の下死点において
空気置換通路8がアキュムレータ30によって閉塞され
る構成となっている。
【0029】この実施の形態では、空気置換用通路8は
アキュムレータ30のシリンダ部31外周とリテーナ1
2の係止筒部123内周との隙間、底壁部32と肩部1
22間の隙間、およびリテーナ12の外壁部126内周
とアキュムレータ30のガイド筒部33外周間の隙間お
よび二重壁部121の環状底壁128に設けられた穴8
2とによって構成されている。
アキュムレータ30のシリンダ部31外周とリテーナ1
2の係止筒部123内周との隙間、底壁部32と肩部1
22間の隙間、およびリテーナ12の外壁部126内周
とアキュムレータ30のガイド筒部33外周間の隙間お
よび二重壁部121の環状底壁128に設けられた穴8
2とによって構成されている。
【0030】特に、リテーナ12の外壁126内周には
縦溝81が刻設されており、シール部35が外壁126
内周に密接しても縦溝81部分が通路として隙間が開い
ている。この縦溝81の下端はアキュムレータ30の下
死点手前までしか延びておらず、アキュムレータ30の
下死点ではシール部35がリテーナ外壁126内周に全
周に亘って密接して空気置換用通路8が閉塞されること
になる。
縦溝81が刻設されており、シール部35が外壁126
内周に密接しても縦溝81部分が通路として隙間が開い
ている。この縦溝81の下端はアキュムレータ30の下
死点手前までしか延びておらず、アキュムレータ30の
下死点ではシール部35がリテーナ外壁126内周に全
周に亘って密接して空気置換用通路8が閉塞されること
になる。
【0031】スプリング40は、ピストン20とアキュ
ムレータ30のシリンダ底壁部32間に圧縮状態で装着
されており、アキュムレータ30を常時下方に付勢して
いる。この付勢力によってシリンダ底壁部32下面がリ
テーナ12の肩部122に押圧され、自由状態ではアキ
ュムレータ30が下死点位置にて停止している。
ムレータ30のシリンダ底壁部32間に圧縮状態で装着
されており、アキュムレータ30を常時下方に付勢して
いる。この付勢力によってシリンダ底壁部32下面がリ
テーナ12の肩部122に押圧され、自由状態ではアキ
ュムレータ30が下死点位置にて停止している。
【0032】トリガレバー50は、指で操作する入力側
の操作レバー部51と、アキュムレータ30に設けられ
た係合部としての係合フランジ34に下方から当接する
出力側の作用レバー部52とを有している。作用レバー
部52はアキュムレータ30のシリンダ部31を挟むよ
うに二股形状となっており、その先端当接部53がアキ
ュムレータ30上端の係合フランジ部34の下面に当接
している。
の操作レバー部51と、アキュムレータ30に設けられ
た係合部としての係合フランジ34に下方から当接する
出力側の作用レバー部52とを有している。作用レバー
部52はアキュムレータ30のシリンダ部31を挟むよ
うに二股形状となっており、その先端当接部53がアキ
ュムレータ30上端の係合フランジ部34の下面に当接
している。
【0033】アキュムレータ30上端の係合フランジ部
34は、アキュムレータ30の下死点ではピストン20
の付け根位置に当たる筒状壁142の下端位置に、アキ
ュムレータ30の上死点ではノズル4の近接位置となっ
ており、ほぼ筒状壁142のノズル4下端より下方の突
出長さ分だけ上下にストロークするようになっている。
34は、アキュムレータ30の下死点ではピストン20
の付け根位置に当たる筒状壁142の下端位置に、アキ
ュムレータ30の上死点ではノズル4の近接位置となっ
ており、ほぼ筒状壁142のノズル4下端より下方の突
出長さ分だけ上下にストロークするようになっている。
【0034】そして、トリガレバー50の支点54の高
さは、作用レバー部52の先端当接部53がトリガレバ
ー50の揺動操作によって、ほぼ中心軸線に沿って上下
動する軌跡をたどるように、アキュムレータ30の係合
フランジ部34のストロークの中間に位置するように設
定されている。
さは、作用レバー部52の先端当接部53がトリガレバ
ー50の揺動操作によって、ほぼ中心軸線に沿って上下
動する軌跡をたどるように、アキュムレータ30の係合
フランジ部34のストロークの中間に位置するように設
定されている。
【0035】吸込弁機構60はアキュムレータ30に設
けられている。
けられている。
【0036】すなわち、この吸込弁機構60は、アキュ
ムレータ30の底壁部32の中央部下面に下方に向かっ
て一体的に突出形成される中空のハウジング部61と、
このハウジング部61内に上下方向に移動自在に挿入さ
れるチェックボール62と、ハウジング部61の下端開
口部に設けられたバルブシート63と、を備えている。
また、ハウジング部61内周にはチェックボール62を
案内する縦方向に延びるガイドリブ64が複数設けら
れ、ガイドリブ64の上端部にはチェックボール62の
抜け止め用の内向き凸部65が設けられている。
ムレータ30の底壁部32の中央部下面に下方に向かっ
て一体的に突出形成される中空のハウジング部61と、
このハウジング部61内に上下方向に移動自在に挿入さ
れるチェックボール62と、ハウジング部61の下端開
口部に設けられたバルブシート63と、を備えている。
また、ハウジング部61内周にはチェックボール62を
案内する縦方向に延びるガイドリブ64が複数設けら
れ、ガイドリブ64の上端部にはチェックボール62の
抜け止め用の内向き凸部65が設けられている。
【0037】吐出弁機構70はピストン20に設けられ
ている。
ている。
【0038】すなわち、この吐出弁機構70は、ピスト
ン20の中空軸部22をハウジングとして利用し、ピス
トン20の円板状部21の中央部に設けられた吐出弁口
71を備えたバルブシート72と、中空軸部22内に挿
入され自重によってバルブシート72に着座するチェッ
クボール73と、から構成されている。また、ヘッドカ
バー天壁141には、チェックボール73がノズル4の
通路開口部を塞がないように突起74が設けられてい
る。
ン20の中空軸部22をハウジングとして利用し、ピス
トン20の円板状部21の中央部に設けられた吐出弁口
71を備えたバルブシート72と、中空軸部22内に挿
入され自重によってバルブシート72に着座するチェッ
クボール73と、から構成されている。また、ヘッドカ
バー天壁141には、チェックボール73がノズル4の
通路開口部を塞がないように突起74が設けられてい
る。
【0039】上記トリガポンプ1の組立は、リテーナ1
2にコンテナキャップ11を介して継手部材13を組み
付け、アキュムレータ30のガイド筒部33をリテーナ
12の二重壁部121の環状隙間125に差込み、その
上からピストン20およびトリガレバー50を組み付け
たヘッドカバー14を組み込めばよいので、基本的には
上から順番に組み付けるだけでよく組立性がよい。
2にコンテナキャップ11を介して継手部材13を組み
付け、アキュムレータ30のガイド筒部33をリテーナ
12の二重壁部121の環状隙間125に差込み、その
上からピストン20およびトリガレバー50を組み付け
たヘッドカバー14を組み込めばよいので、基本的には
上から順番に組み付けるだけでよく組立性がよい。
【0040】次に上記トリガポンプ1の操作について説
明する。
明する。
【0041】このトリガポンプの内容物としては、たと
えば柔軟仕上げ剤、床ワックス剤等の高粘度で、1回の
吐出量(たとえば3cc程度)の比較的大きい内容物に
好適である。もちろん、比較的低粘度の一般的な台所
用、住居用洗剤等にも適用可能である。
えば柔軟仕上げ剤、床ワックス剤等の高粘度で、1回の
吐出量(たとえば3cc程度)の比較的大きい内容物に
好適である。もちろん、比較的低粘度の一般的な台所
用、住居用洗剤等にも適用可能である。
【0042】まず内容液の注出操作は、トリガレバー5
0を指で引き絞ってアキュムレータ30を上動させるこ
とによって行う。
0を指で引き絞ってアキュムレータ30を上動させるこ
とによって行う。
【0043】すなわち、図1に示す自由状態では計量室
5内に内容液が充填されており、この状態からトリガレ
バー50の操作レバー部51を引き絞ると、作用レバー
部52が図中反時計まわりに回転し、アキュムレータ3
0の係合フランジ部34に当接する作用レバー部52の
先端当接部53が中心軸線方向に上動し、スプリング4
0のばね付勢力に抗して係合フランジ部34を介してア
キュムレータ30が上方に移動する。これにより、計量
室5が収縮して計量室5内の内容液の圧力が増大し、吐
出弁機構70のバルブシート72からチェックボール7
3が持ち上げられて吐出弁口71が開き、内容液がノズ
ル4の通路を通じてノズル4先端の吐出口4aから吐出
される。
5内に内容液が充填されており、この状態からトリガレ
バー50の操作レバー部51を引き絞ると、作用レバー
部52が図中反時計まわりに回転し、アキュムレータ3
0の係合フランジ部34に当接する作用レバー部52の
先端当接部53が中心軸線方向に上動し、スプリング4
0のばね付勢力に抗して係合フランジ部34を介してア
キュムレータ30が上方に移動する。これにより、計量
室5が収縮して計量室5内の内容液の圧力が増大し、吐
出弁機構70のバルブシート72からチェックボール7
3が持ち上げられて吐出弁口71が開き、内容液がノズ
ル4の通路を通じてノズル4先端の吐出口4aから吐出
される。
【0044】アキュムレータ30が上死点に達すると内
容液の内圧が低下し、チェックボール73の自重によっ
てバルブシート72上に着座して吐出弁機構70が閉じ
られる。
容液の内圧が低下し、チェックボール73の自重によっ
てバルブシート72上に着座して吐出弁機構70が閉じ
られる。
【0045】アキュムレータ30の上死点は、トリガレ
バー50の操作レバー部51あるいは作用レバー部52
の回転位置を規制してもよいし、アキュムレータ30の
係合フランジ部34をノズル4の下端に当接させて規制
してもよい。
バー50の操作レバー部51あるいは作用レバー部52
の回転位置を規制してもよいし、アキュムレータ30の
係合フランジ部34をノズル4の下端に当接させて規制
してもよい。
【0046】一方、トリガレバー50の操作レバー部5
1に掛けた指の力を抜くと、スプリング40のばね力に
よってアキュムレータ30が下動し、計量室5の容積が
拡張されて計量室5内の内圧が負圧となり、吸込弁機構
60のチェックボール62がバルブシート63から浮き
上がり、吸込弁口66が開いて内容液が計量室5内に吸
入される。計量室5に吸入された内容液の体積分だけ容
器2内から内容液が無くなり容器2内が負圧となるの
で、その体積分だけ空気が空気置換用通路8を通じて外
部から容器2内に吸入される。
1に掛けた指の力を抜くと、スプリング40のばね力に
よってアキュムレータ30が下動し、計量室5の容積が
拡張されて計量室5内の内圧が負圧となり、吸込弁機構
60のチェックボール62がバルブシート63から浮き
上がり、吸込弁口66が開いて内容液が計量室5内に吸
入される。計量室5に吸入された内容液の体積分だけ容
器2内から内容液が無くなり容器2内が負圧となるの
で、その体積分だけ空気が空気置換用通路8を通じて外
部から容器2内に吸入される。
【0047】そして、アキュムレータ30の底壁部32
がリテーナ12の肩部122に当接した位置が下死点と
なり、計量室5の容積拡張が無くなると吸込弁機構60
のチェックボール62が自重によってバルブシート63
に着座して閉弁され、計量室5内に所定量の内容液が吸
入される。
がリテーナ12の肩部122に当接した位置が下死点と
なり、計量室5の容積拡張が無くなると吸込弁機構60
のチェックボール62が自重によってバルブシート63
に着座して閉弁され、計量室5内に所定量の内容液が吸
入される。
【0048】この下死点に達した時点で、リテーナ12
に設けられたシールピン15上端が吸込弁機構60のハ
ウジング61下端に開口する吸込弁口66に当接して吸
込弁口66を強制的に閉塞する。また、アキュムレータ
30のガイド筒部33下端のシール部35が空気置換用
通路8を構成する縦溝81下端を通り越して空気置換用
通路8を閉塞する。
に設けられたシールピン15上端が吸込弁機構60のハ
ウジング61下端に開口する吸込弁口66に当接して吸
込弁口66を強制的に閉塞する。また、アキュムレータ
30のガイド筒部33下端のシール部35が空気置換用
通路8を構成する縦溝81下端を通り越して空気置換用
通路8を閉塞する。
【0049】このようにすれば、初期状態において、吸
込弁機構60の吸込弁口66が強制的にシールされ、ま
た空気置換用通路8がシールされているので、輸送時や
陳列時の容器2の転倒や振動等によって吸込弁機構60
のチェックボール62がバルブシート63から離れても
内容液が漏洩することが無い。したがって、特別のロッ
ク機構が不要となる。
込弁機構60の吸込弁口66が強制的にシールされ、ま
た空気置換用通路8がシールされているので、輸送時や
陳列時の容器2の転倒や振動等によって吸込弁機構60
のチェックボール62がバルブシート63から離れても
内容液が漏洩することが無い。したがって、特別のロッ
ク機構が不要となる。
【0050】また、通常使用時において、不用意に容器
を強く握って容器2内の内圧が上昇しても、シールピン
15によって吸込弁口66が閉じており、また、空気置
換用通路8が閉じているので、内容液の漏洩が防止でき
る。また、容器2が転倒して吸込弁機構60および吐出
弁機構70の各チェックボール62,73がバルブシー
ト63,72から離れても、内容液が漏洩しにくい。
を強く握って容器2内の内圧が上昇しても、シールピン
15によって吸込弁口66が閉じており、また、空気置
換用通路8が閉じているので、内容液の漏洩が防止でき
る。また、容器2が転倒して吸込弁機構60および吐出
弁機構70の各チェックボール62,73がバルブシー
ト63,72から離れても、内容液が漏洩しにくい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ノズルが設けられた装置本体にピストンに固定し、トリ
ガレバーによってアキュムレータを上下動させて内容液
の吐出操作を行うようにしたので、ノズルの吐出口の位
置は一定となる。
ノズルが設けられた装置本体にピストンに固定し、トリ
ガレバーによってアキュムレータを上下動させて内容液
の吐出操作を行うようにしたので、ノズルの吐出口の位
置は一定となる。
【0052】また、装置本体に固定したピストン外周に
アキュムレータを嵌合させて上下動させるようにしたの
で、ピストンを移動させる場合のようにアキュムレータ
下方にトリガレバー係合用のスペースが不要となり、ト
リガポンプの高さを低くすることができる。
アキュムレータを嵌合させて上下動させるようにしたの
で、ピストンを移動させる場合のようにアキュムレータ
下方にトリガレバー係合用のスペースが不要となり、ト
リガポンプの高さを低くすることができる。
【0053】また、可動のアキュムレータに直接吸込弁
機構を設けることにより、アキュムレータのスペースを
計量室として広く利用でき、コンパクトな構成でありな
がら計量室を大容量化することができる。
機構を設けることにより、アキュムレータのスペースを
計量室として広く利用でき、コンパクトな構成でありな
がら計量室を大容量化することができる。
【0054】アキュムレータを保持するリテーナに、ア
キュムレータの下死点においてアキュムレータに設けら
れた吸込弁機構の吸込弁口を閉じるシール部材を設けれ
ば、初期状態において、吸込弁機構の吸込弁口が付勢手
段の付勢力によって強制的にシールされるので、輸送時
や陳列時の容器の転倒や振動等によって吸込弁機構の弁
体が弁座から離れても内容液が漏洩することが無い。
キュムレータの下死点においてアキュムレータに設けら
れた吸込弁機構の吸込弁口を閉じるシール部材を設けれ
ば、初期状態において、吸込弁機構の吸込弁口が付勢手
段の付勢力によって強制的にシールされるので、輸送時
や陳列時の容器の転倒や振動等によって吸込弁機構の弁
体が弁座から離れても内容液が漏洩することが無い。
【0055】また、通常使用時において、不用意に容器
を強く握って容器内の内圧が上昇しても、シール部材に
よって吸込弁口が閉じているので、内容液の漏洩が防止
できる。容器が転倒して吸込弁機構および吐出弁機構が
開いても、吸込弁口が閉じているので内容液が漏洩しに
くい。
を強く握って容器内の内圧が上昇しても、シール部材に
よって吸込弁口が閉じているので、内容液の漏洩が防止
できる。容器が転倒して吸込弁機構および吐出弁機構が
開いても、吸込弁口が閉じているので内容液が漏洩しに
くい。
【0056】また、アキュムレータの下死点において、
アキュムレータによって空気置換用通路を閉塞するよう
なシール構造を設ければ、輸送時等の転倒や振動、ある
いは通常使用時に容器を強く握った場合や転倒等による
空気置換用通路からの内容液の漏洩も防止できる。
アキュムレータによって空気置換用通路を閉塞するよう
なシール構造を設ければ、輸送時等の転倒や振動、ある
いは通常使用時に容器を強く握った場合や転倒等による
空気置換用通路からの内容液の漏洩も防止できる。
【0057】また、トリガレバーを、操作レバー部の操
作によって作用レバー部の当接部が中心軸に沿って軸方
向に上下動する軌跡をたどる構成とすれば、トリガレバ
ーの操作力を直接アキュムレータを伝達することができ
ると共に、指の操作ストロークがほぼそのままがアキュ
ムレータの操作ストロークに変換されるので、アキュム
レータを効率よく上下動させることができる。
作によって作用レバー部の当接部が中心軸に沿って軸方
向に上下動する軌跡をたどる構成とすれば、トリガレバ
ーの操作力を直接アキュムレータを伝達することができ
ると共に、指の操作ストロークがほぼそのままがアキュ
ムレータの操作ストロークに変換されるので、アキュム
レータを効率よく上下動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態に係るトリガポン
プの初期状態の縦断面図である。
プの初期状態の縦断面図である。
【図2】図2(a)は図1のトリガレバーの斜視図、同図
(b)は図1のB−B線断面図である。
(b)は図1のB−B線断面図である。
【図3】図3は図1のトリガポンプの内容液注出状態の
縦断面図である。
縦断面図である。
1 トリガポンプ 2 容器 3 口頚部 4 ノズル 5 計量室 8 空気置換用通路 81 縦溝 10 ポンプボディ 12 リテーナ 121 二重壁部 122 肩部 126 外壁 127 内壁 128 環状底壁 14 ヘッドカバー 15 シールピン 20 ピストン 30 アキュムレータ 31 シリンダ部 32 底壁部 33 ガイド筒部 34 係合フランジ部(係合部) 35 シール部 40 スプリング 50 トリガレバー 51 操作レバー部 52 作用レバー部 53 先端当接部 54 支点 60 吸込弁機構 70 吐出弁機構
Claims (4)
- 【請求項1】容器開口部に取り付けられるノズルを備え
た装置本体と、 該装置本体に固定されるピストンと、 前記装置本体のピストン外周に上下方向に所定長さだけ
摺動自在に嵌合されてピストンとの間に計量室を形成す
る中空のアキュムレータと、 該アキュムレータを下方に付勢してピストンとの間に形
成される計量室を拡張させる付勢手段と、 前記装置本体に支点を介して揺動自在に取り付けられ前
記付勢手段の付勢力に抗して前記アキュムレータを上方
に移動させて計量室を収縮させるトリガレバーと、 前記アキュムレータに設けられ、前記計量室を拡張させ
る吸込動作時には開き、かつ計量室を収縮させる吐出動
作時には閉じる吸込弁機構と、 前記計量室を拡張させる吸込動作時には閉じ、かつ計量
室を収縮させる吐出動作時には開く吐出弁機構と、を備
えたこと特徴とするトリガポンプ。 - 【請求項2】装置本体にはアキュムレータ外周を上下方
向に摺動自在に保持する固定のリテーナが設けられ、該
リテーナにはアキュムレータの下死点においてアキュム
レータに設けられた吸込弁機構の吸込弁口を閉じるシー
ル部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記
載のトリガポンプ。 - 【請求項3】リテーナとアキュムレータの摺動部には容
器内部と外部とを連通する空気置換通路が設けられ、ア
キュムレータの下死点において空気置換通路がアキュム
レータによって閉塞される構成としたことを特徴とする
請求項1または2に記載のトリガポンプ。 - 【請求項4】トリガレバーには、指を掛ける操作レバー
部と、アキュムレータに設けられた係合部に下方から当
接する作用レバー部とを有し、操作レバー部の引き操作
によって作用レバー部の当接部が軸方向に上動する構成
となっていることを特徴とする請求項1,2または3に
記載のトリガポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9317610A JPH11128794A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | トリガポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9317610A JPH11128794A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | トリガポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11128794A true JPH11128794A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18090121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9317610A Withdrawn JPH11128794A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | トリガポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11128794A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3471892A4 (en) * | 2016-06-21 | 2020-03-11 | Silgan Dispensing Systems Corporation | EXTENDED TRIGGER SPRAYERS AND METHODS OF MAKING SAME |
-
1997
- 1997-11-04 JP JP9317610A patent/JPH11128794A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3471892A4 (en) * | 2016-06-21 | 2020-03-11 | Silgan Dispensing Systems Corporation | EXTENDED TRIGGER SPRAYERS AND METHODS OF MAKING SAME |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |