JPH11128226A - 画像診断装置及び超音波診断装置 - Google Patents

画像診断装置及び超音波診断装置

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JPH11128226A
JPH11128226A JP9300830A JP30083097A JPH11128226A JP H11128226 A JPH11128226 A JP H11128226A JP 9300830 A JP9300830 A JP 9300830A JP 30083097 A JP30083097 A JP 30083097A JP H11128226 A JPH11128226 A JP H11128226A
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弘行 辻野
Yoshitaka Mine
喜隆 嶺
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正英 西浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】計測結果の信頼性を検査者が定量的に知ること
ができる画像診断装置及び超音波診断装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】輪郭抽出部6は画像取得部3(例えば超音
波診断装置)により取得された画像から対象物の輪郭を
抽出する。エッジ指標算出部7は輪郭位置の信頼性を示
すエッジ指標を算出する。表示部5はエッジ指標算出部
7によって算出されたエッジ指標に基づき輪郭画像及び
輪郭データから算出される計測結果を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体情報に基づく
診断のための生体計測を行う画像診断装置、および超音
波を用いて種々の生体計測を行う超音波診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生体情報に基づく診断に役立つ生体計測
を行う画像診断装置が既に提案されている。例えば特願
平8−254604号の画像診断装置では、心臓断面の
画像から心臓の内輪郭を抽出し、面積値や体積値の計測
を行っている。
【0003】しかしながら、計測に供される画像(以下
「計測画像」という)は常に計測処理に適しているとは
限らず、計測画像が計測処理に適さない画像であれば、
その画像に基づく計測処理の結果は信頼性に乏しくな
る。
【0004】すなわち、計測処理の結果は計測画像の
「質」に大きく依存する。例えばノイズ等の無い良好な
画像を計測画像として得ることができれば計測精度を高
くすることができ、計測画像の画質が悪い場合はその程
度に応じて計測結果の信頼性が低下する。また、計測対
象物が検出の分解能に比して微小であれば、計測精度も
相対的に低下する。
【0005】上述の画像診断装置では心臓断面の画像が
計測画像であり、この画像にノイズが多く含まれるなど
画質が悪い場合には、抽出される心臓輪郭の誤差は大と
なる可能性がある。
【0006】また、超音波診断装置における画像情報の
定量計測の重要性が増してきている。計測項目としては
生体の血流情報や画像信号強度(輝度)、面積や容積な
ど種々のものがある。例えば心機能の評価には血流情報
を精度良く定量化することが必要である。そして従来で
は、循環器系の医療分野に好適な超音波診断装置として
心臓からの駆出血流量、すなわち心拍出量を超音波ドプ
ラ法により得られた画像から計測するものが幾つか提案
されている。
【0007】このような従来の超音波診断装置による血
流計測においては、カラードプラ画像に固有のいわゆる
「黒抜け」(S/N不足により血流に相当する画素が抜
け落ちる現象)が計測画像に発生した場合、これに基づ
く演算では血流量が過小評価されてしまう。一方、血流
量の演算を微細な流路(血管)について行うような場
合、超音波の空間分解能が十分でない場合は血流量が過
大評価されてしまう。このとき血流に相当する画素は、
実際の血管からはみ出してカラー表示されることにな
る。
【0008】その他にも、計測画像として得た断層像
が、計測対象の断面(例えば直径を計測するのであれば
中心軸を含む断面)を正確に捉えているかといった問題
も計測の信頼性に影響する。
【0009】しかしながら従来の超音波診断装置では、
得られた計測結果が信頼できるか否かを医師等の検査者
が画像を見て主観的に判断しているのが現状であり、客
観的且つ定量的な判断が切望されていた。また、適切な
計測結果を得るために画質の調整や計測パラメータの調
整を試行錯誤的に行なう必要があった。
【0010】また、例えばゲインなど画質に影響を与え
る装置の設定条件によって計測結果は異なるものとな
り、条件によっては適切な計測が行えない場合もある。
【0011】さらに、特定の患者のフォローアップを実
施するような場合は、前回の計測を再現することが重要
である。このような計測の再現性を得るため、測定条件
が前回のものと同じであることを過去の計測画像を参照
し、確認するようにしていた。そして、必要であれば測
定条件の再調整を手動(マニュアル)により行ってい
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
を考慮してなされたものであり、以下の画像診断装置及
び超音波診断装置を提供することを目的とする。
【0013】(1) 計測結果の信頼性を検査者が定量的に
知ることができる画像診断装置及び超音波診断装置 (2) 適切な計測結果を得るための装置条件の設定を容易
に行える画像診断装置及び超音波診断装置 (3) 計測結果を補正することによりゲインやS/Nとい
った装置条件に依存せず適切な計測を行える超音波診断
装置
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために本発明の画像診断装置及び超音波診断装
置は次のように構成されている。
【0015】(1) 本発明の画像診断装置は、画像を取得
する取得手段と、前記画像に基づき所定の計測を行う計
測手段と、前記計測手段による計測結果の信頼性を示す
指標を算出する算出手段とを具備する。
【0016】(2) 本発明の超音波診断装置は、特定の装
置条件に従って、被検体に超音波を送波し、その反射波
を受波することによって超音波信号を得て、当該信号に
基づき前記被検体の超音波診断画像を取得する取得手段
と、前記超音波診断画像に基づき所定の計測を行う計測
手段と、前記計測手段による計測結果の信頼性を示す指
標を算出する算出手段と、前記算出手段により算出され
た指標を表示する表示手段とを具備する。
【0017】(3) 本発明の画像診断装置は、画像を取得
する取得手段と、前記取得手段により取得された画像に
基づき所定の計測を行う計測手段と、前記計測手段によ
り計測を行った際の、前記取得手段の取得条件を前回の
計測条件として記憶する記憶手段と、今回の計測を行う
際に、前記記憶手段により記憶された前回の計測条件を
読み出して表示する計測条件表示手段とを具備する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。
【0019】(第1実施形態)第1実施形態は、超音波
診断装置により取得された画像から対象物の輪郭を抽出
し、輪郭位置の信頼性を示すエッジ指標を算出し、当該
エッジ指標に基づき輪郭画像及び輪郭データから算出さ
れる計測結果を表示する画像診断装置に関する。
【0020】図1は本実施形態による画像診断装置の概
略構成を示すブロック図である。制御中枢としてのCP
U1には、制御/データバス2を介して、画像情報を取
得する画像取得部3、画像データ及び内部データを記憶
するメモリ4、画像及び抽出された輪郭及び指標値を表
示する表示部5、画像情報に基づいて輪郭を抽出する輪
郭抽出部6、エッジ指標を算出するエッジ指標算出部
7、操作者が座標等の情報を入力する座標入力部8が接
続されている。なお、画像取得部3に対し画像情報を与
える、図示しない画像撮像手段(モダリティ)は例えば
超音波診断装置であり、この画像撮像手段は当該画像診
断装置と一体であっても良いし、両者が分離された構成
としても良い。なお、モダリティとしては超音波診断装
置に限定されず、例えばX線コンピュータ断層撮影装置
(CT)や磁気共鳴イメージング装置(MRI)であっ
ても良い。あるいは、画像取得部3が画像のビデオ信号
を入力する手段であっても良い。
【0021】図2は本実施形態の動作の概略を示すフロ
ーチャートである。
【0022】まず本装置に対し画像情報が入力される
(ステップS1)。次に、入力された画像情報に基づい
て対象物の輪郭抽出が行われ(ステップS2)、続いて
計測精度の信頼性を示すエッジ指標が算出される(ステ
ップS3)。最後に、エッジ指標に基づく画像情報、輪
郭情報、そして例えば輪郭内の面積等の計測値が表示部
5により表示される。
【0023】ステップS1においては、画像取得部3に
より画像データが取得され、メモリ4に格納される。
【0024】ステップS2においては、輪郭抽出部6に
より対象物の輪郭が抽出される。この輪郭抽出部6は、
幾つかの公知の輪郭抽出手法を適用可能である。例え
ば、特開平7−29115号公報に記載されているよう
に、オペレータが入力した中心点から放射状にのびる走
査線上の輪郭候補点を繋いで輪郭を抽出する方法、特開
平8−89503号公報に記載されているように画像を
2値化したのちに閉輪郭を抽出する方法、特開平8−9
6143号公報に記載されているように、画像エネルギ
ーや弾性エネルギーを定義した輪郭モデルに基づく方
法、そして例えばマウスのような座標入力部8を用いた
手動による輪郭抽出方法などである。ステップS2にお
いて抽出された輪郭の座標はメモリ4に格納される。
【0025】ステップS3においては、エッジ指標算出
部7によりエッジ指標が算出される。ここで、エッジ指
標は輪郭上の任意の点において算出されるエッジ強度の
平均値により定義される。例えば輪郭の法線方向につい
て、次式(1)に示される微分法によりエッジ強度が算
出される。次式(1)において、I(i)は輪郭上のあ
る点における画素の輝度値を表し、I(i+1)は輪郭
上の点に対して、法線方向に隣接した画素の輝度値を表
す。
【0026】S=I(i)−I(i+1) …(1) あるいは分離度と称されるエッジ検出法を利用すること
もできる。図3は分離度に基づくエッジ検出法を説明す
るための図である。同図において、9は輪郭線、10は
輪郭線9上の点、そして11は各点10上に設定される
R1とR2の和領域を示している。また12は和領域1
1を拡大して示すものである。エッジ強度Sは次式
(2)に従って算出することができる。
【0027】
【数1】
【0028】ここで、エッジ強度の算出に用いるエッジ
検出方法は、その画像に応じて幾つかの方法を選択する
ことができる。例えば、少ない色数で作成されたCG
(コンピュータグラフィックス)画像を対象としている
場合、微分法によるエッジ検出方法でも十分であるが、
逆に超音波診断装置により得られるような粒状のノイズ
を含む画像を対象としている場合、分離度のような、領
域間の統計値に基づくエッジ検出法が適切である。な
お、本発明は特定のエッジ検出法のみに限定されない。
【0029】そして、エッジ強度の平均値をエッジ指標
とすることで、対象物のエッジ上に輪郭が存在すれば、
エッジ指標値は大きくなり、対象物のエッジ上に存在し
ない場合は、エッジ指標値は小さくなる。また、画質が
悪い場合や対象物の輪郭が不明瞭な場合、エッジ指標値
は小さくなる。マニュアル(手動)により輪郭のトレー
スを行った場合においても、対象物のエッジ部に輪郭が
トレースできているかどうかの指標になる。このことか
ら、エッジ指標値は計測結果の信頼性を示す指標として
利用できる。
【0030】ステップS3において、輪郭上の各点で抽
出されたエッジ指標は、輪郭座標とともにメモリ4に格
納される。
【0031】ステップS4においては、ステップS3に
おいて算出されたエッジ指標の値、エッジ指標に基づく
輪郭情報、及び画像情報が表示される。また、輪郭デー
タから算出される面積値等の計測値も表示される。
【0032】ここで、輪郭情報の表示方法としては単に
数値による表示方法の他に、次のような複数の表示方法
が選択可能である。第1の表示方法として、輪郭上の各
点(画素)におけるエッジ指標値の大小に応じて輪郭線
9の表示色を変えて表示しても良い。図4はこの場合の
表示例を示す図であり、同図においてエッジ指標が異な
る輪郭線9はそれぞれ、密な点線(第1の表示色)、粗
な点線(第2の表示色)、そして実線(第3の表示色)
によって示されている。また、第2の表示方法として、
エッジ指標値の大小に応じて輪郭線9の線幅を変えて表
示しても良い。図5はこの場合の表示例を示す図であ
り、同図においてエッジ指標値が異なる輪郭線は、それ
ぞれ、細線、実線、太線により線幅を変えて示されてい
る。
【0033】このような表示を行う本実施形態によれ
ば、輪郭のどの部分のエッジ強度が低いかを操作者が視
覚的に、容易に理解できる。したがって、輪郭抽出結果
をどの程度信頼できるかを操作者が直感的に理解できる
ようになる。
【0034】また、時間的に連続した動画像に対して輪
郭抽出を行ったような場合は、輪郭上のエッジ指標値の
平均値をグラフ表示するように構成しても良い。このよ
うなグラフ表示は、エッジ指標の変化を知ることがで
き、輪郭の抽出状況や画質の変化を知るための指標とし
て有用である。
【0035】ところで、操作者がエッジ指標の値あるい
はその変化を観察し、撮像装置のパラメータの変更や、
画像取得装置3のパラメータの変更を手動により行なう
ことも可能である。あるいは操作者が、エッジ指標を判
断材料とし、自動的に行われている計測を中断し、用手
的な計測に切り替えることも可能である。その結果とし
て適切(自動的又は用手的)な計測手段による計測を迅
速に行うことができ、総合的な観点から診断の効率を向
上できる。
【0036】図6は第1実施形態の変形例の概略構成を
示すブロック図である。本変形例では、エッジ指標の値
に基づき、画像取得部3のパラメータ(装置条件)を制
御する計測制御部10が付加されて成る。この計測制御
部10は、上記パラメータの一例として、例えば画像取
得部3が超音波診断装置から成る場合に、同装置のゲイ
ンを制御する。
【0037】図7は本変形例の動作の概略を示すフロー
チャートである。同図において、画像情報入力(ステッ
プS1)、輪郭抽出(ステップS2)、エッジ指標算出
( ステップS3) 、および計測結果表示(ステップS
4)は図2において説明したものと同じであり、図7の
フローチャートは、エッジ指標がしきい値を超えている
か否かの判定処理(ステップS5)およびパラメータ調
整(ステップS7)が付加されている点において図2の
フローチャートと異なっている。
【0038】本変形例では、ステップS3において算出
されたエッジ指標の値をステップS5において所定のし
きい値と比較し、ここではエッジ指標の値がしきい値よ
りも小さい場合(図7においてエッジ指標>Thが偽
(No)のとき)はステップS7に移行する。ステップ
S7においては、パラメータの調整が行われる。より具
体的には画像取得部(超音波診断装置)3の装置条件と
してのゲインを調整する(ここではゲインを上げる)。
しかる後、ステップS1以降の処理が再び実行され、ス
テップS3においてはエッジ指標の値が再度計算される
ことになる。
【0039】このような本変形例によれば、エッジ指標
が最大となるようにゲイン値を決定することで、輪郭抽
出に最適なゲインを自動的に設定することができる。
【0040】以上説明したように本実施形態の画像診断
装置によれば、計測結果の信頼性を示す指標(ここでは
エッジ指標)を表示することができ、これにより検査者
(操作者)は計測結果の信頼性を定量的に知ることがで
きる。
【0041】また、算出した指標ここではエッジ指標)
の値に基づいて画像取得手段3に対するパラメータ(こ
こでは超音波診断装置の装置条件としてのゲイン)を調
整することで、目的とする計測に最適な画像取得条件を
自動的に設定することができる。これにより効率的な診
断を行えるようになる。
【0042】(第2実施形態)第2実施形態は、超音波
診断装置により撮像された心臓の画像から左心室内膜を
抽出し、輪郭データから算出される計測結果の表示を行
う画像診断装置に関する。第2実施形態が第1実施形態
と異なる点は、輪郭で囲まれる領域内の輝度分散値を指
標として用いることである。図8は第2実施形態に係る
画像診断装置の概略構成を示すブロック図である。制御
中枢としてのCPU1には制御/データバス2を介し
て、画像情報を取得する画像取得部3、画像データ及び
内部データを記憶するメモリ4、画像及び抽出された輪
郭及び指標値を表示する表示部5、画像情報に基づいて
輪郭を抽出する輪郭抽出部6、指標を算出する指標算出
部7、操作者が座標等の情報を入力する座標入力部8が
接続されている。なお、画像取得部3に対し画像情報を
与える、図示しない画像撮像手段(モダリティ)は例え
ば超音波診断装置であり、この画像撮像手段は当該画像
診断装置と一体であっても良いし、両者が分離された構
成としても良い。なお、モダリティとしては超音波診断
装置に限定されず、例えばX線コンピュータ断層撮影装
置(CT)や磁気共鳴イメージング装置(MRI)であ
っても良い。あるいは、画像取得部3が画像のビデオ信
号を入力する手段であっても良い。
【0043】図9は本実施形態の動作の概略を示すフロ
ーチャートである。
【0044】まず画像取得部3により画像情報が取得さ
れメモリ4に格納される(ステップS1)。次に、輪郭
検索の初期位置を示す初期輪郭の入力を行う(ステップ
S2)。次に、指標算出部11により計測結果の信頼性
を示す指標が算出される(ステップS3)。指標の値に
応じて必要であれば、ステップS1に戻り画質パラメー
タが調整され、再度、画像が取得される(ステップS
4)。輪郭抽出部6により画像中から左心室内膜が抽出
され、輪郭抽出データとしてメモリ4に記憶される(ス
テップS5)。最後に、画像情報、輪郭情報、そして計
測値が表示部5により表示される(ステップS6)。
【0045】以下、上述した処理の内容を詳細に説明す
る。
【0046】まずステップS1においては、第1実施形
態と同様に画像データを画像取得部3により取得する。
得られた画像はメモリ4に格納される。ステップS2に
おいて、操作者は座標入力部8を用いることにより、輪
郭探索の開始位置を示す初期輪郭を左心室内に設定す
る。初期輪郭としては例えば楕円形状の輪郭である。本
実施形態では、輪郭抽出部6による輪郭抽出処理は、ス
テップS5において初期輪郭から外側に向かって順次、
エッジ強度が強い部分を探索することにより行われる。
【0047】次にステップS3においては、指標算出部
11により指標が算出される。ここで指標は、抽出され
た輪郭によって囲まれた領域内の輝度分散値として定義
される。画像中にノイズが少ない場合は、左心室内はほ
ぼ一様に低輝度で撮像される。このため輪郭内の輝度分
散値は小さくなる。逆にノイズが多い場合は、輝度分散
値は大きくなる。第2実施形態は、輪郭抽出に適してい
る画像であるか否かを示す指標(すなわち計測結果の信
頼性を示す指標)として輝度分散値を用いる。ステップ
S4においては、算出された指標値が事前に設定された
しきい値よりも大きい場合は、自動又は手動により画質
パラメータの調整が行われ、再度、ステップS1による
画像入力が行われる。そして、ステップSにおいて再
度、指標が算出されることになる。算出された指標がし
きい値よりも小さい場合、あるいは画質パラメータの調
整を繰り返し行ったのち指標値が最小となった時点でス
テップS5に移行する。ステップS5においては、輪郭
抽出部6により画像中から左室内膜が抽出され、これに
より得られた輪郭座標データがメモリ4に格納される。
最後にステップS6においては、画像情報、輪郭情報、
そして計測値が表示部5により表示される。
【0048】このような本実施形態によれば、輪郭抽出
処理の前に指標を算出し、指標の値に基づいて画質パラ
メータを調整するようにしているため、輪郭抽出処理に
適した画質を簡便に得ることができ、また、輪郭抽出の
精度を向上できる。
【0049】なお、上記第1及び第2実施形態では、画
像情報に基づいて計測を行うものとして説明を行った
が、生体情報そのものを利用して計測を行っても良い。
つまり、画素値からなる画像の情報すなわち画像情報の
みならず、超音波の受信信号等、画像情報として再構成
する以前の情報すなわち生体情報を利用して計測を行っ
ても良い。
【0050】(第3実施形態)図10は本発明の第3実
施形態に係る超音波診断装置の概略構成を示すブロック
図である。同図に示すように、本実施形態は超音波探触
子100、送受信系200、Bモード処理回路300、
CFM処理回路400、PW処理回路500、DSC7
00、イメージメモリ900、メモリ制御部1000、
計測演算部150、表示モニタ800を備えている。メ
モリ制御部1000には時相検出部110、再生操作入
力部140、ROI入力部120、関心期間入力部13
0が設けられる。また、計測演算部150には、信頼性
指標演算部160と、補正係数演算部170が設けられ
る。
【0051】送受信系200から探触子100を介して
生体内に送波された超音波パルスは、生体内で反射さ
れ、再び探触子100にて受波される。この信号は送受
信系200、Bモード処理回路300、CFM処理40
0、PW処理回路500を介してDSC700に取り込
まれる。そして最終画像として表示モニタ800により
表示される。
【0052】また本実施形態は、特願平6−32556
8号に記載されているように、画像情報をイメージメモ
リ900において一旦記憶し、その再生画像上において
計測演算部150により計測が行われるものとなってい
る。ここで言う計測とは、血流情報をはじめ、組織の速
度情報、超音波散乱強度(輝度)情報等に基づく種々の
計測を意味する。より具体的には、距離、面積、容積、
速度、血流量、輝度計測等である。ここでは、特許登録
第1926682号、特願平5−170435号におい
て詳述されている血流量計測を例にとって説明を行う。
【0053】まずは測定すべき部位の断層像を描出し、
これをイメージメモリ900にて一旦記憶する。実際の
計測はこのイメージメモリ900に記憶された画像をD
SC700に呼び出して行うものとする。同メモリ90
0による画像記憶の方法としては、例えばメモリスター
トボタンを押下することにより一定時間分の画像を記憶
する方法や、常に一定時間分の画像情報を記憶するよう
にし、一定時間を過ぎたデータはオーバーフローさせ、
メモリストップが指示されることでその時刻以前のデー
タを記憶する方法が挙げられる。
【0054】イメージメモリ900の再生ボタンを押下
することにより、同メモリ900に記憶された画像情報
がDSC700のフレームメモリに読み出され、表示モ
ニタ800により表示される。このとき読み出される画
像は、フレームレートを変更できるようになっており、
スロー再生、コマ送り再生、静止像表示等が可能となっ
ている。通常はエンドレス再生となっており、例えば1
0心拍分の画像が表示されると、再度、1心拍目の画像
から再生されるようになっている。
【0055】操作者は、まず計測を行うための「関心期
間範囲」を時相期間入力部130により設定する。これ
によりイメージメモリ900のうち所定の部分が関心時
相範囲として指定される。この関心時相範囲内の画像上
において計測用のROI(関心領域)を指定する。例え
ば関心時相をある心拍の収縮期に設定すれば、この収縮
期についてのみの計測が行えることになる。このような
関心時相範囲を設定したのち、計測用のROIをROI
入力部120によって設定する。
【0056】ここで、血流量計測を行う場合を考える。
ここでの計測は、例えば流出路における速度プロファイ
ルに基づく計測である。この場合、例えば図11に示す
ようにして計測用のROIを設定する。計測用のROI
は、メモリ制御部100及びDSC700からの制御に
より、生体画像上に重畳(スーパーインポーズ)表示さ
れるものとする。
【0057】ROIの設定が終了し、操作者により再生
開始ボタンが押下されることにより、関心時相範囲のみ
の画像がループ再生される。ここで操作者が計測開始ボ
タンを押下することにより、イメージメモリ900に記
憶された画像画像データに基づいて、計測演算部150
による演算処理が行われる。具体的には、まず各フレー
ムにおける流出路の速度プロファイルに基づき、これが
空間(回転)積分され、該フレームの瞬時流量が演算さ
れる。この計算結果が関心時相期間について積分(加
算)されることにより、収縮期についての流出血流量が
演算される。演算結果は表示モニタ800上に表示され
る。
【0058】そして本実施形態は、この計測結果の信頼
性を定量的に求めるために信頼性指標演算部160を備
えている。以下、この信頼性指標演算部160の構成及
び動作について説明する。
【0059】例えば図12に示すような速度プロファイ
ルが検出されているとする。このプロファイルの内部に
おいて、速度がゼロとなっている箇所は、いわゆる「黒
抜け(S/N不足により血流を示す画素が抜け落ちる現
象)」によるものである。この速度プロファイルを積分
することによって演算された血流量は、かかる黒抜けの
部分が過小評価されることになり、信頼できる値とはな
らない。
【0060】そこで本実施形態では、計測結果の信頼性
の指標として、例えば以下に定義する「黒抜けの度合
い」を信頼性指標演算部160が演算する。図12
(a)に示すように横軸を位置i、縦軸を速度v(i)
とする速度プロファイルを考える。この速度プロファイ
ルの両端がj,kであるとすると、プロファイルの幅に
相当するデータ数はk−j+1となる。このうち流速が
0であるデータの数をNoとするとき、黒抜け度はNo
/(k−j+1)と定義される。この黒抜け度は、プロ
ファイルがどれだけ埋まり良く検出されているかを示す
ものとなり上記指標として用いることができる。
【0061】より簡便な指標として、血流情報の色づき
の範囲を用いることもできる。色づきの範囲は、例えば
前記速度プロファイルの幅k−j+1から求めることが
できる。図12(b)に示すように、この幅を例えば
[mm]で表示する。例えば左心室流出路であれば流出
路の流路幅の正常値は25mm前後である。この流路幅
と、色づきの範囲として求まる流路幅とを参照すること
により、適切に測定断面が得られているかを表す指標を
得ることができる。
【0062】これらとは別の指標として、プロファイル
検出の信頼性を表す指標を求めるようにしても良い。こ
の場合は上記速度プロファイルに加えて、図13(a)
に示すようにドプラ信号の強度(パワー)プロファイル
(分布)を得るものとする。ノイズレベルが既知である
とすると、各測定点におけるS/Nは血流のパワー対ノ
イズレベルの比として与えられる。このことを利用し、
関心領域内においてプロファイルが十分なS/Nで検出
できているかを表す指標として、各測定点のS/Nをプ
ロファイルの幅の間で積分した値を用いる。この値はプ
ロファイル全体についての平均的なS/Nに相当する。
ここで、S/Nが十分である場合は、流路の端まで血流
が描出されるため計測結果の信頼性は高くなる。一方、
図13(b)に示すように、S/Nが不十分である場合
は、たとえば中央部の流路のみが描出されるだけとな
り、計測結果は過小評価となり計測結果の信頼性は低く
なる。つまり、上記S/Nの積分値は計測結果の信頼性
を表す指標として用いることができる。なお、この積分
値を、設定された期間における関心時相についてのみ積
分し、これを指標として用いても良い。
【0063】これらの指標を表示することにより、操作
者は、得られた計測結果が信頼できるかどうかを客観的
かつ定量的に知ることができ、適切な判断を下せるよう
になる。
【0064】次に、補正係数演算部170について詳述
する。
【0065】計測結果に影響を与える要因として、まず
はゲインを考える。ゲインを所定量だけ変化させた場
合、図14に示すように、真の流路に対し、速度プロフ
ァイルは広く、あるいは狭く描出されることになる。ゲ
インが最適に設定されている場合、はみ出すことなく流
路の端までカラー(画素)が埋まることになる。
【0066】ここで、超音波診断装置の空間分解能(サ
ンプルボリューム)が既知であれば、上記カラーがはみ
出す程度を定量化できる。つまり計測結果の過大評価あ
るいは過小評価の程度を理論的な演算によって定量化で
きる。
【0067】そこで、ある最適なゲインを設定し、この
設定からゲインを所定量だけ変化させた場合、補正係数
演算部170は、ゲインの変化量に応じた補正を行うた
めの補正係数を演算する。あるいは補正のためのパラメ
ータを計測演算部150にフィードバックする。これに
より、ゲインを変化させた場合であっても計測値に補正
を加えることで精度の高い計測結果を得ることができ
る。なお、ゲイン以外にも、周波数、波数、走査線間
隔、空間フィルタなど、計測結果に影響を与える要因に
ついては装置の設定状態に応じて補正係数演算部170
において補正係数を演算するようにしても良い。さら
に、装置条件ではなく、前述した信頼性指標と組み合わ
せた新たな補正を加えるようにすれば、さらに高精度の
計測結果を得ることができるようになる。例えば、速度
プロファイルの幅により決定された流路径を補正係数演
算部170に入力することにより、相対的な空間分解能
の影響を考慮した補正係数を算出可能となる。
【0068】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、装置設定や画像の質によらず、精度のよい計測を行
うことができる。
【0069】なお、本実施形態では、画像データを一旦
イメージメモリ900に記憶したのち、これを読み出し
て計測演算部150により計測を行うように構成されて
いるが、計測を行う前に画像データを指標演算部160
に入力し、ハード的に指標値等を計算し、これをリアル
タイムで表示することで、画像収集の信頼性の指標とし
て利用することも可能である。
【0070】(第4実施形態)例えばゲインなど画質に
影響を与える装置の設定条件によって計測結果は異なる
ものとなり、条件によっては適切な計測が行えない場合
があること、さらに、特定の患者のフォローアップを実
施するような場合は、前回の計測を再現することが重要
であることについては既に述べた。
【0071】第4実施形態は第3 実施形態の変形例に係
り、計測画像を取得する際における計測条件に関する種
々の表示、又は計測条件の最適設定を行い得る超音波診
断装置に関するものである。第4 実施形態において第3
実施形態と同一部分には同一の参照数字が付してある。
【0072】図15は第4 実施形態に係る超音波診断装
置の概略構成を示すブロック図である。第4 実施形態は
第3 実施形態の超音波診断装置に対し、操作者からの指
示等を入力する情報入力部2000、この情報入力部2
000に入力された情報を記憶するメモリ2100、送
受信系200を制御する計測条件制御部180、及び特
定の計測条件(ここでは「前回」の計測条件)を記憶す
るメモリ190が付加されて成る。メモリ190は超音
波診断装置に対し外付けされる構成としても良い。
【0073】計測条件制御部180にはメモリ190か
ら前回の計測条件が入力される。計測条件は主に装置条
件から成り、また患者毎で異なるものであり、この情報
は患者のICカード等に記憶されているのが現実的であ
る。なお、「今回」の計測条件についても同様に計測条
件制御部180に入力される。これら「前回」及び「今
回」の両者の比較が行われ、設定に相違がある場合は表
示モニタ800によりその旨が表示される。あるいは、
計測条件のうち両者で相違するパラメータについては例
えば前回の計測条件に今回の計測条件が自動的に設定さ
れるように構成しても良い。
【0074】ここで本実施形態では、上記計測条件のう
ちメモリ190に記憶すべき内容を任意に変更すること
ができ、あるいは記憶された計測条件のうち、参照又は
表示すべきパラメータを任意に変更できることが望まし
い。すなわち、計測条件のうち、特定の計測に影響を与
えるパラメータについてのみ参照するように構成すれ
ば、効率の良い計測が行えるようになる。
【0075】図16は、上記計測条件を入力するための
パラメータ情報テーブルの一例を示す図である。操作者
が情報入力部2000を操作することで、所定の編集画
面が起動され、表示モニタ800上に当該情報テーブル
が表示されるとともにカーソルが最初の計測欄上におい
て点滅表示される。計測の種類としては、同図に示すよ
うに、流量計測、輝度計測が一例として挙げられる。ま
ず操作者は設定を行いたい計測の種類をキーボード又は
トラックボール等を含む情報入力部200を操作するこ
とにより選択する。同図は流量計測が選択された状態を
示している。次に、参照すべきパラメータ、すなわち計
測に影響を与えるパラメータ群が表示される。このパラ
メータ群のうち、前回の計測との比較参照を行わせたい
パラメータについては「参照」の欄をオン(ON)にす
る。これにより、当該パラメータは計測条件として記憶
すべきパラメータとして設定されたことになり、かかる
設定はメモリ2100に記憶される。なお、テーブルに
表示される種々の項目(パラメータを含む)の追加又は
取り消しは操作者が自由に行えるようにすることが望ま
しい。また、指定された項目のみを計測画像(例えば断
層像)上に表示することで、画面上の情報量を適当に調
節することができ、操作者にとって見やすい画面構成に
することができる。
【0076】このような本実施形態によれば、計測画像
を取得する際における計測条件に関する種々の表示、又
は計測条件の最適設定を行うことにより、患者毎で前回
の計測を容易に再現することができる。したがって適切
且つ簡便に計測を行うことができる。なお、本実施形態
は上述した第3 実施形態と組み合わせても良い。具体的
には本実施形態の計測条件制御部180と第3 実施形態
の信頼性指標演算部とを組み合わせて構成しても良い。
これにより信頼性指標の精度をより向上できる。
【0077】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず種々変形して実施可能である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の画像診断装置及び超音波診断装置を提供できる。
【0079】(1) 計測結果の信頼性を検査者が定量的に
知ることができる画像診断装置及び超音波診断装置 (2) 適切な計測結果を得るための装置条件の設定を容易
に行える画像診断装置及び超音波診断装置 (3) 計測結果を補正することによりゲインやS/Nとい
った装置条件に依存せず適切な計測を行える超音波診断
装置
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像診断装置の概
略構成を示すブロック図。
【図2】上記第1実施形態の動作の概略を示すフローチ
ャート。
【図3】上記第1実施形態に係る分離度に基づくエッジ
検出法を説明するための図。
【図4】上記第1実施形態に係るエッジ指標に基づく輪
郭表示の一例を示す図。
【図5】上記第1実施形態に係るエッジ指標に基づく輪
郭表示の他の例を示す図。
【図6】上記第1実施形態の変形例の概略構成を示すブ
ロック図。
【図7】上記変形例の動作の概略を示すフローチャー
ト。
【図8】本発明の第2実施形態に係る画像診断装置の概
略構成を示すブロック図。
【図9】上記第2実施形態の動作の概略を示すフローチ
ャート。
【図10】本発明の第3実施形態に係る超音波診断装置
の概略構成を示すブロック図
【図11】上記第3実施形態に係るROI内の速度分布
を示す図。
【図12】上記第3実施形態に係る速度プロファイルを
示す図。
【図13】上記第3実施形態に係るパワープロファイル
を示す図。
【図14】上記第3実施形態に係る装置のゲイン曲線を
示す図。
【図15】本発明の第4 実施形態に係る超音波診断装置
の概略構成を示すブロック図
【図16】上記第4実施形態に係る計測条件を入力する
ためのパラメータ情報テーブルの一例を示す図。
【符号の説明】
1…CPU 2…制御/データバス 3…画像取得部 4…メモリ 5…表示部 6…輪郭抽出部 7…エッジ指標算出部 8…座標入力部

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された画像に基づき所定の計測
    を行う計測手段と、 前記計測手段による計測結果の信頼性を示す指標を算出
    する算出手段と、を具備することを特徴とする画像診断
    装置。
  2. 【請求項2】 前記算出手段により算出された指標に基
    づき、前記取得手段における画像の取得条件又は前記計
    測手段における計測条件若しくは計測方法の少なくとも
    一つを設定する設定手段をさらに具備することを特徴と
    する請求項1に記載の画像診断装置。
  3. 【請求項3】 前記取得手段により取得された画像から
    対象物の輪郭を抽出する輪郭抽出手段をさらに具備し、 前記算出手段は、前記輪郭抽出手段により抽出された対
    象物の輪郭上の各点について前記指標の算出を行うこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像診断装置。
  4. 【請求項4】 前記算出手段により算出される指標は、
    画像上に設定された関心領域内の輝度分散値であること
    を特徴とする請求項1又は2又は3のいずれかに記載の
    画像診断装置。
  5. 【請求項5】 前記関心領域は輪郭で囲まれた領域であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の画像診断装置。
  6. 【請求項6】 前記算出手段は、前記輪郭抽出手段によ
    り抽出された対象物の輪郭上のエッジ強度に基づいて前
    記指標を算出することを特徴とする請求項3に記載の画
    像診断装置。
  7. 【請求項7】 前記算出手段により算出された指標を表
    示する表示手段をさらに具備することを特徴とする請求
    項1又は2又は3又は4又は5又は6のいずれかに記載
    の画像診断装置。
  8. 【請求項8】 前記算出手段は、前記抽出手段により抽
    出された対象物の輪郭上の所定の点について前記指標を
    算出し、前記表示手段は、その値が各々異なる複数の指
    標を区別可能な如く表示することを特徴とする請求項7
    に記載の画像診断装置。
  9. 【請求項9】 前記算出手段は、前記計測手段が計測の
    ために用いた情報以外の情報を用いて前記指標を算出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像診断装置。
  10. 【請求項10】 前記取得手段により取得された画像又
    は当該取得手段の取得条件に基づいて、前記計測手段に
    よる計測結果に対する補正係数を算出する補正係数算出
    手段と、 当該補正係数算出手段により算出された補正係数に応じ
    て前記計測手段による計測結果を補正する補正手段と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の画
    像診断装置。
  11. 【請求項11】 前記計測手段により計測を行った際
    の、前記取得手段の取得条件を前回の計測条件として記
    憶する記憶手段と、 今回の計測を行う際に、前記記憶手段により記憶された
    前回の計測条件を読み出して表示する計測条件表示手段
    と、をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載
    の画像診断装置。
  12. 【請求項12】 前記計測条件は複数の項目から構成さ
    れるものであって、前記複数の項目のうち所望の項目の
    みを前記記憶手段に記憶させ、又は前記記憶手段が記憶
    する計測条件のうち所望の項目のみを読み出して表示若
    しくは参照することを特徴とする請求項11に記載の画
    像診断装置。
  13. 【請求項13】 前記参照した項目の設定が前回の計測
    時の設定とは異なる場合に、当該項目を強調して表示す
    るか、又は再設定を行う手段をさらに具備することを特
    徴とする請求項12に記載の画像診断装置。
  14. 【請求項14】 特定の装置条件に従って、被検体に超
    音波を送波し、その反射波を受波することによって超音
    波信号を得て、当該信号に基づき前記被検体の超音波診
    断画像を取得する取得手段と、 前記超音波診断画像に基づき所定の計測を行う計測手段
    と、 前記計測手段による計測結果の信頼性を示す指標を算出
    する算出手段と、を具備することを特徴とする超音波診
    断装置。
  15. 【請求項15】 前記算出手段により算出された指標に
    基づき、前記取得手段の装置条件を設定する設定手段を
    さらに具備することを特徴とする請求項14に記載の画
    像診断装置。
  16. 【請求項16】 前記算出手段は、前記計測手段が計測
    のために用いた情報以外の情報を用いて前記指標を算出
    することを特徴とする請求項14又は15に記載の超音
    波診断装置。
  17. 【請求項17】 前記指標は、超音波ドプラ法に係るパ
    ワー又は分散の空間若しくは時間積分値と、前記超音波
    診断画像の信号対雑音比とに基づいて算出されることを
    特徴とする請求項14又は15又は16のいずれかに記
    載の超音波診断装置。
  18. 【請求項18】 前記指標は、超音波カラードプラ法に
    係る速度プロファイル上の黒抜けの度合いに基づいて算
    出されることを特徴とする請求項14又は15又は16
    のいずれかに記載の超音波診断装置。
  19. 【請求項19】 前記指標は、超音波カラードプラ法に
    係る速度プロファイル得うの色づきの度合いに基づいて
    算出されることを特徴とする請求項14又は15又は1
    6のいずれかに記載の超音波診断装置。
  20. 【請求項20】 前記取得手段により取得された超音波
    診断画像又は当該取得手段の装置条件に基づいて、前記
    計測手段による計測結果に対する補正係数を算出する補
    正係数算出手段と、 当該補正係数算出手段により算出された補正係数に応じ
    て前記計測手段による計測結果を補正する補正手段と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項14に記載の
    超音波診断装置。
  21. 【請求項21】 前記計測手段により計測を行った際
    の、前記取得手段の装置条件を前回の計測条件として記
    憶する記憶手段と、 今回の計測を行う際に、前記記憶手段により記憶された
    前回の計測条件を読み出して表示する計測条件表示手段
    と、をさらに具備することを特徴とする請求項14に記
    載の超音波診断装置。
  22. 【請求項22】 前記計測条件は複数の項目から構成さ
    れるものであって、前記複数の項目のうち所望の項目の
    みを前記記憶手段に記憶させ、又は前記記憶手段が記憶
    する計測条件のうち所望の項目のみを読み出して表示若
    しくは参照することを特徴とする請求項21に記載の超
    音波診断装置。
  23. 【請求項23】 前記参照した項目の設定が前回の計測
    時の設定とは異なる場合に、当該項目を強調して表示す
    るか、又は再設定を行う手段をさらに具備することを特
    徴とする請求項22に記載の超音波診断装置。
  24. 【請求項24】 画像を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された画像に基づき所定の計測
    を行う計測手段と、 前記計測手段により計測を行った際の、前記取得手段の
    取得条件を前回の計測条件として記憶する記憶手段と、 今回の計測を行う際に、前記記憶手段により記憶された
    前回の計測条件を読み出して表示する計測条件表示手段
    と、を具備することを特徴とする画像診断装置。
  25. 【請求項25】 前記計測条件は複数の項目から構成さ
    れるものであって、前記複数の項目のうち所望の項目の
    みを前記記憶手段に記憶させ、又は前記記憶手段が記憶
    する計測条件のうち所望の項目のみを読み出して表示若
    しくは参照することを特徴とする請求項24に記載の画
    像診断装置。
  26. 【請求項26】 前記参照した項目の設定が前回の計測
    時の設定とは異なる場合に、当該項目を強調して表示す
    るか、又は再設定を行う手段をさらに具備することを特
    徴とする請求項25に記載の画像診断装置。
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