JPH11127565A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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- JPH11127565A JPH11127565A JP30801697A JP30801697A JPH11127565A JP H11127565 A JPH11127565 A JP H11127565A JP 30801697 A JP30801697 A JP 30801697A JP 30801697 A JP30801697 A JP 30801697A JP H11127565 A JPH11127565 A JP H11127565A
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- Japan
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- stator
- rotor
- end bracket
- winding
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
発電装置2の固定子9にはボルト挿通孔17が開設され
ており、固定子9のエンジンケース1側端面にはコイル
ボビン12に巻回された界磁巻線11が配設され、固定
子9の他端面にはエンドブラケット6が配設されてい
る。ボルト10がエンドブラケット6の外側からボルト
挿通孔17に挿入され、コイルボビン12に配設された
ナット部16にねじ込まれることにより、界磁巻線11
とエンドブラケット6とが固定子9を挟んだ状態で共締
めされている。 【効果】 界磁巻線と固定子とをエンドブラケットに共
締めできるため、部品点数および組付工数を減少でき、
一方の締結空間の分小型軽量化できる。共締めを外から
の作業で達成できるため、組付作業性を高めることがで
きる。
Description
特に、回転子が固定子の外側において回転するように構
成されているアウタロータ形の発電機または電動機に利
用して有効な技術に関する。
ンのクランクシャフトに連結されており、エンジンによ
って駆動される回転子が固定子に対して回転することに
より発電するように構成されている。アウトドアー・レ
ジャーの流行に伴って、携帯用発電機が広く普及して来
ている。このため、携帯用発電機においてはエンジンの
始動を自動的に実行させるためのスタータモータの搭載
が必須になって来ている。そこで、本発明者は、携帯用
発電機としてエンジンに直結した発電装置の回転子およ
び固定子をスタータモータの電機子および界磁子に兼用
することを考えた。
グネットという。)を有する回転子が配設されたアウタ
ロータ形の発電機または電動機(以下、アウタロータ形
回転電機という。)が、従来から種々提案されている。
これらのアウタロータ形回転電機としては、携帯用発電
機に搭載される磁石発電機(フライホイールマグネト)
が広く知られている。携帯用発電機に搭載される磁石発
電機においては、回転子がエンジンのクランクシャフト
に連結されており、発電巻線が巻装された固定子の外側
をクランクシャフトに駆動された回転子が回転するよう
になっている。そして、携帯用発電機にはスタータモー
タが磁石発電機とは別に搭載されている。
モータは始動時にだけ使用され、磁石発電機は始動後に
使用されるため、磁石発電機をスタータモータに兼用す
ることが試みられている。このような電動機兼用発電機
においては、固定子に始動巻線と発電巻線とが兼用して
配設されたり、独立して配設されたりしている。そし
て、スタータモータとして使用する場合には、電源から
の電力が始動巻線に供給されて形成された回転磁界によ
って回転子のマグネットの磁束が切られることにより回
転力が創出され、クランクシャフトが回転されてエンジ
ンが始動される。エンジンの始動後に磁石発電機として
使用する場合には、クランクシャフトによって回転され
る回転子のマグネットの磁束によって発電巻線の磁界を
切って起電力が発生される。そして、負荷の増大等に伴
う発電電圧の低下を防止するために、界磁巻線を付設し
て発電電圧の低下に対し、界磁巻線を励磁する界磁電流
を増加させて発電電圧を増加させて負荷の増大に伴う発
電電圧の低下を防止することも試みられている。
て、回転子が外側で回転する固定子に発電巻線や始動巻
線、さらには界磁巻線を配設すると、部品点数や組付工
数が増加し、装置全体も大型になってしまう。
減することができるとともに、小型化することができる
回転電機を提供することにある。
は、回転子が固定子の外側において回転するように構成
されている回転電機であって、前記固定子には挿通孔が
軸方向に開設されており、前記固定子の一端面に配設さ
れた界磁巻線と前記固定子の他端に配設されたエンドブ
ラケットとが、前記挿通孔に挿通された締結部材によっ
て前記固定子を挟んだ状態で締結されていることを特徴
とする。
された状態で前記固定子の一端面に配設されており、こ
のコイルボビンに配設されたナット部に前記エンドブラ
ケットの外側から前記挿通孔に挿通された締結部材がね
じ込まれていることを特徴とする。
固定子とをエンドブラケットに共締めすることができる
ため、部品点数および組付工数を減少することができ
る。そして、界磁巻線を固定子に締結し、界磁巻線が締
結された固定子をエンドブラケットに締結する場合に比
較して、締結空間を排除することができるため、その分
小型軽量化することができる。
ケットの外側から締結部材をねじ込むことにより、界磁
巻線、固定子およびエンドブラケットの締結を同時に、
しかも、外からの作業によって達成することができるた
め、組付作業性を大幅に高めることができる。
携帯用発電機の主要部を示す正面断面図である。図2は
位置検出装置の取付部分を示す分解斜視図である。
機は、携帯用発電機の発電装置として構成されており、
携帯用発電機においてエンジンと一体的に組み合わされ
ている。そして、この発電装置はエンジンを始動し得る
ように構成されている。つまり、この発電装置は電動機
兼用発電機として構成されている。
2が図1に示されているように組み付けられている。エ
ンジンのクランクシャフト3のエンジンケース1から外
側に突出した端部には、発電装置2の回転子4が一体回
転するように組み付けられている。回転子4は鉄等の磁
性材料が用いられて有底の短尺円筒形状に形成されたヨ
ーク4aと、ヨーク4aの底壁の内面に同心的に配され
て一体的に突設されている円筒形状のボス部材4bとを
備えており、ボス部材4bがクランクシャフト3にテー
パ結合されてナット4cによってねじ結合されている。
ヨーク4aの円筒壁の内周面には回転子4の磁極を構成
するためのマグネット5が複数個、周方向に配されて固
定されている。そして、回転子4の全体としての慣性マ
スはエンジンに対してのフライホイール機能を充分に発
揮し得るように設定されている。
ドブラケット6はエンジンケース1におけるクランクシ
ャフト3の外側に被せ付けられて、ボルト1aによって
締結されている。発電装置2の固定子9は始動巻線7お
よび発電巻線8を備えており、全体的に大略ドーナッツ
形成されている。固定子9はエンドブラケット6の内部
において回転子4と同心円に配置されて、エンドブラケ
ット6に締結部材としてのボルト10によって締結され
ている。固定子9の内周面は回転子4のボス部材4bの
外周面に近接した状態になっており、固定子9の外周面
は回転子4のマグネット5群の内周面に近接した状態に
なっている。すなわち、回転子4は中央部のボス部材4
bが固定子9の中央部に挿入された状態で、エンジンの
クランクシャフト3に駆動されて、ヨーク4aの内周に
配されたマグネット5群が固定子9の周囲を回転し得る
ように構成されている。
する側の端面には、円形リング形状の凹部13が固定子
9の中心と同心円に形成されており、凹部13には界磁
巻線11のコイルボビン12が収容されてボルト10に
よって締結されている。すなわち、固定子9のヨーク底
壁側端面において、凹部13は始動巻線7および発電巻
線8のコイルボビン14と固定子コア15とにわたって
形成されており、凹部13の穴底にはボルト挿通孔17
が複数本、周方向に間隔を置かれて軸方向に貫通するよ
うに開設されている。他方、界磁巻線11のコイルボビ
ン12における凹部13への収容側端面にはナット部1
6が複数、各ボルト挿通孔17にそれぞれ対応するよう
に配設されている。そして、界磁巻線11のコイルボビ
ン12が凹部13に嵌合されて仮保持された状態で、各
ボルト挿通孔17にボルト10がエンドブラケット6の
外側から挿入されて、各ナット部16にねじ込まれるこ
とにより、界磁巻線11は固定子9と共にエンドブラケ
ット6に締結される。
3への収容側端面の一部には給電部18が突設されてい
る。給電部18は絶縁性を有する樹脂が使用されて棒状
に形成されたホルダ19と、界磁巻線11に電気的に接
続された雄端子部材20とを備えており、雄端子部材2
0はホルダ19を軸方向に挿通されて保持された状態に
なっている。給電部18はホルダ19が固定子コア15
に開設された給電部挿通孔18aを挿通されることによ
り、固定子9のエンドブラケット6側の端面に引き出さ
れており、この引き出し側端部において雄端子部材20
には雌端子部材21が電気的に接続されている。雌端子
部材21は携帯用発電機の電源(図示せず)に電気的に
接続されている。
に界磁巻線11が仮保持された状態で、固定子9の固定
子コア15における開口縁辺部がエンドブラケット6の
内側端面における中央部に円柱形状に突設された取付部
22に印籠結合され、エンドブラケット6の外側から各
ボルト挿通孔17に挿入されて、各ナット部16にねじ
込まれることにより、界磁巻線11は固定子9と共にエ
ンドブラケット6に据え付けられる。
子コア15に装着されたコイルボビン14に巻回され、
次いで、界磁巻線11がコイルボビン12に巻回され
る。
電巻線8は三相ブラシレス電動機および発電機を構成す
るようになっており、半導体スイッチによって制御され
るように構成されている。したがって、本実施形態に係
る発電装置2には半導体スイッチをON・OFF制御す
るのに必要な位置検出装置23が組み込まれている。位
置検出装置23は被検出側ユニット24と検出側ユニッ
ト27とを備えており、被検出側ユニット24は回転子
4側に組み付けられ、検出側ユニット27はエンドブラ
ケット6側に組み付けられている。
び被検出マグネット26を備えており、スペーサ25は
回転子4のボス部材4bにおけるエンドブラケット6側
の端面に据え付けられている。スペーサ25は非磁性材
料を使用されて円形リング形状に形成されており、ボス
部材4bの端面に当接されてピン25aによって回り止
めされた状態で、回転子4をクランクシャフト3に固定
したナット4cによってボス部材4bに共締めされてい
る。被検出マグネット26は複数の磁極が周方向に間隔
をおいて着磁された円形リング形状に形成されており、
スペーサ25のエンドブラケット6側端面における外周
辺部に同心円に嵌合されて、接着法や一体成形法等によ
って固定されている。
が使用されて円盤形状に形成されたホルダ28を備えて
いる。ホルダ28はエンドブラケット6の中心部に開設
された取付孔6aに嵌入されており、取付孔6aに嵌着
されたサークリップ6bに突き当てられて位置決めされ
た状態で、取付孔6aの開口縁辺部に形成されたかしめ
加工部6cによって固定されている。ホルダ28の内側
端面にはホール素子取付筒部28aが同心円に突設され
ており、ホール素子取付筒部28aの内周面にはホール
素子29が3個、周方向に等しい位相差をもって配置さ
れている。
30が形成されており、回路基板収納穴30の底には半
導体スイッチを構成した電子部品や配線(図示せず)が
搭載された回路基板31が収納されている。回路基板3
1の半導体スイッチには3個のホール素子29が、リー
ド線29aを回路基板収納穴30に引き込まれて電気的
に接続されている。回路基板収納穴30の内部には絶縁
性を有する樹脂が充填されることにより、樹脂封止体3
2が形成されている。ちなみに、エンドブラケット6が
エンジンケース1に据え付けられると、各ホール素子2
9が被検出マグネット26に外周方において所定のエア
ギャップをもって対向するように各部が設定されてい
る。
ある発電装置2によってエンジンが始動される際には、
固定子9の始動巻線7へ携帯用発電機の制御回路(図示
せず)に搭載されたドライバからブラシレス電動機の駆
動信号に相当する通電信号が印加される。この始動巻線
7への通電によって形成される回転磁界が回転子4のマ
グネット5群の磁界を相対的に切るため、回転子4は回
転される。この回転する回転子4の位置は、ボス部4b
に固定された被検出マグネット26の位置がエンドブラ
ケット6に固定されたホール素子29によって検出され
ることによって時々刻々と計測され、回路基板31の半
導体スイッチに送信されるため、ドライバは回転子4の
回転を継続かつ安定させることができる。
ネット5と異なる磁極になるように通電される。すなわ
ち、エンジン始動時には固定子9の発電巻線8に作用す
る界磁の有効磁束が減少する方向に界磁巻線11が励磁
される。したがって、固定子9の発電巻線8に鎖交する
界磁の磁束は回転子4のマグネット5による磁束と界磁
巻線11による磁束とが差動的に鎖交されたものとな
り、界磁巻線11に通電する電流に応じて磁束が減った
分だけ磁束変化が小さくなる。つまり、本実施形態によ
れば、回転子4に連結されたエンジンのクランクシャフ
ト3を回転駆動する際に、発電機の負荷を減少させるこ
とができるため、本来、発電に使用される発電装置2で
あってもエンジンを確実に始動させることができる。
による被検出マグネット26の検出信号等に基づいて、
ドライバが駆動信号の発信を自動的に停止する。そし
て、エンジンが始動されると、クランクシャフト3に連
結された回転子4が固定子9の周囲を回転する状態にな
るため、回転子4のマグネット5の磁束が回転磁界を形
成して固定子9の発電巻線8を切る状態になり、発電巻
線8において起電力が発生する。発電巻線8の起電力は
これに接続されたリード線によって外部に取り出され所
望の負荷に供給される。
る始動巻線7への通電が断たれるとともに、位置検出装
置23によって回転子4の回転速度が監視される。そし
て、界磁巻線11への通電方向が磁極が回転子4のマグ
ネット5と同極になるように(前述とは逆方向に)切り
換えられる。その結果、固定子9の発電巻線8には回転
子4のマグネット5による磁束と界磁巻線11による磁
束とが重畳する状態になるため、界磁巻線11に通電さ
れる電流に応じて磁束が増加される分だけ磁束変化が大
きくなる。すなわち、固定子9の発電巻線8による有効
磁束が増加されるため、界磁電流の増加によって発電巻
線8の起電力が増加する。したがって、エンジンの始動
後の発電装置2の発電能力の低下は、負荷に印加する電
圧を監視し界磁電流を増減することによって回避するこ
とができる。
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種
々変更可能であることはいうまでもない。
定子の挿通孔に挿通した後に、エンドブラケットの外側
においてナットをねじ込むように構成してもよい。
発電装置に適用した場合について説明したが、本発明は
これに限らず、アウタロータ形のファンモータ等のアウ
タロータ形の回転電機全般に適用することができる。
固定子に挿通孔を軸方向に開設し、固定子の一端面に配
設された界磁巻線と固定子の他端に配設されたエンドブ
ラケットとを挿通孔に挿通された締結部材によって固定
子を挟んだ状態で締結することにより、界磁巻線と固定
子とをエンドブラケットに共締めすることができるた
め、部品点数および組付工数を減少することができる。
そして、界磁巻線を固定子に締結し、界磁巻線が締結さ
れた固定子をエンドブラケットに締結する場合に比較し
て、締結空間を排除することができるため、その分小型
軽量化することができる。
にナット部を配設し、このナット部にエンドブラケット
の外側から挿通孔に挿通された締結部材をねじ込むこと
により、界磁巻線、固定子およびエンドブラケットの締
結を同時に、しかも、外からの作業によって達成するこ
とができるため、組付作業性を大幅に高めることができ
る。
部を示す正面断面図である。
る。
転電機、電動機兼用発電機)、3…クランクシャフト、
4…回転子、4a…ヨーク、4b…ボス部材、4c…ナ
ット、5…マグネット(界磁子磁極)、6…エンドブラ
ケット、6a…取付孔、6b…サークリップ、6c…か
しめ加工部、7…始動巻線、8…発電巻線、9…固定
子、10…ボルト(締結部材)、11…界磁巻線、12
…コイルボビン、13…凹部、14…コイルボビン、1
5…固定子コア、16…ナット部、17…ボルト挿通
孔、18…給電部、18a…給電部挿通孔、19…ホル
ダ、20…雄端子部材、21…雌端子部材、22…取付
部、23…位置検出装置、24…被検出側ユニット、2
5…スペーサ、25a…ピン、26…被検出マグネッ
ト、27…検出側ユニット、28…ホルダ、28a…ホ
ール素子取付筒部、29…ホール素子、29a…リード
線、30…回路基板収納穴、31…回路基板、32…樹
脂封止体。
Claims (2)
- 【請求項1】 回転子が固定子の外側において回転する
ように構成されている回転電機であって、 前記固定子には挿通孔が軸方向に開設されており、前記
固定子の一端面に配設された界磁巻線と前記固定子の他
端に配設されたエンドブラケットとが、前記挿通孔に挿
通された締結部材によって前記固定子を挟んだ状態で締
結されていることを特徴とする回転電機。 - 【請求項2】 前記界磁巻線がコイルボビンに巻回され
た状態で前記固定子の一端面に配設されており、このコ
イルボビンに配設されたナット部に前記エンドブラケッ
トの外側から前記挿通孔に挿通された締結部材がねじ込
まれていることを特徴とする請求項1に記載の回転電
機。
Priority Applications (1)
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-
1997
- 1997-10-22 JP JP30801697A patent/JP4020275B2/ja not_active Expired - Fee Related
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