JPH1112743A - ガイドブッシュ内周面への被膜形成方法 - Google Patents
ガイドブッシュ内周面への被膜形成方法Info
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- JPH1112743A JPH1112743A JP16415097A JP16415097A JPH1112743A JP H1112743 A JPH1112743 A JP H1112743A JP 16415097 A JP16415097 A JP 16415097A JP 16415097 A JP16415097 A JP 16415097A JP H1112743 A JPH1112743 A JP H1112743A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内周面に形成する中間層と硬質カーボン膜の
膜厚分布の発生がなく、開口端面と開口中側とで均一な
膜厚で形成する。 【解決手段】 ガイドブッシュ11の開口内に補助電極
電源83aに接続し、金属の中間層材料からなる補助電
極71を挿入するようにガイドブッシュを真空槽61内
に配置し、真空槽の内部を排気した後、ガイドブッシュ
は接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電
圧を印加し、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含む
ガスとの混合ガスを真空槽内に導入して、補助電極電源
から直流負電圧を補助電極に印加してプラズマを発生さ
せガイドブッシュに金属炭化物被膜からなる中間層を形
成し、その後硬質カーボン膜を形成する。
膜厚分布の発生がなく、開口端面と開口中側とで均一な
膜厚で形成する。 【解決手段】 ガイドブッシュ11の開口内に補助電極
電源83aに接続し、金属の中間層材料からなる補助電
極71を挿入するようにガイドブッシュを真空槽61内
に配置し、真空槽の内部を排気した後、ガイドブッシュ
は接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電
圧を印加し、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含む
ガスとの混合ガスを真空槽内に導入して、補助電極電源
から直流負電圧を補助電極に印加してプラズマを発生さ
せガイドブッシュに金属炭化物被膜からなる中間層を形
成し、その後硬質カーボン膜を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動旋盤に設けて被
加工物を回転可能に支持する回転型や固定型のガイドブ
ッシュの内周面に中間層と、この中間層の上面に形成す
る硬質カーボン膜との被膜形成する方法に関する。
加工物を回転可能に支持する回転型や固定型のガイドブ
ッシュの内周面に中間層と、この中間層の上面に形成す
る硬質カーボン膜との被膜形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動旋盤の自動旋盤コラムに設け被加工
物を回転可能に支持するガイドブッシュの内周面は、つ
ねに被加工物と接触してともに回転したり、あるいはそ
の内周面で被加工物が回転したり、さらに軸方向に摺動
する。そして、ガイドブッシュの内周面に硬質カーボン
膜を設けることが提案されている。
物を回転可能に支持するガイドブッシュの内周面は、つ
ねに被加工物と接触してともに回転したり、あるいはそ
の内周面で被加工物が回転したり、さらに軸方向に摺動
する。そして、ガイドブッシュの内周面に硬質カーボン
膜を設けることが提案されている。
【0003】硬質カーボン膜は黒色を呈し、ダイヤモン
ドによく似た性質をもつ。すなわち硬質カーボン膜は、
高い機械的硬度や低い摩擦係数や良好な電気的絶縁性や
高い熱伝導率や高い耐腐食性をもつ。そのため装飾品や
医療機器や磁気ヘッドや工具などに硬質カーボン膜を被
覆することが提案されている。
ドによく似た性質をもつ。すなわち硬質カーボン膜は、
高い機械的硬度や低い摩擦係数や良好な電気的絶縁性や
高い熱伝導率や高い耐腐食性をもつ。そのため装飾品や
医療機器や磁気ヘッドや工具などに硬質カーボン膜を被
覆することが提案されている。
【0004】この硬質カーボン膜をガイドブッシュに密
着性よく形成するための手段としては、たとえば特開昭
56−6920号公報に、シリコンあるいはシリコン化
合物からなる中間層をガイドブッシュにスパッタリング
法により形成後、この中間層上に硬質カーボン膜を形成
する方法が提案されている。
着性よく形成するための手段としては、たとえば特開昭
56−6920号公報に、シリコンあるいはシリコン化
合物からなる中間層をガイドブッシュにスパッタリング
法により形成後、この中間層上に硬質カーボン膜を形成
する方法が提案されている。
【0005】この公報に記載の従来技術における中間層
の形成方法を、図11を用いて説明する。図11は、従
来技術における硬質カーボン膜の下層に形成する中間層
の形成方法を示す断面図である。図11に示すように、
その周囲領域にターゲットカバー55aを有し、シリコ
ンやシリコン化合物の中間層材料からなるターゲット5
5と、開口を有しその内周面に中間層を形成するガイド
ブッシュ11とをそれぞれ対向するように、真空層61
内に配置する。
の形成方法を、図11を用いて説明する。図11は、従
来技術における硬質カーボン膜の下層に形成する中間層
の形成方法を示す断面図である。図11に示すように、
その周囲領域にターゲットカバー55aを有し、シリコ
ンやシリコン化合物の中間層材料からなるターゲット5
5と、開口を有しその内周面に中間層を形成するガイド
ブッシュ11とをそれぞれ対向するように、真空層61
内に配置する。
【0006】その後、図示しない排気手段によって真空
層61内を排気口65から真空排気する。その後、ガス
導入口63からスパッタガスとしてアルゴン(Ar)ガ
スを導入する。さらにその後、ターゲット55にはター
ゲット電源57から負の直流電圧を印加する。さらにガ
イドブッシュ11には、直流電源73からの直流負電圧
を印加する。
層61内を排気口65から真空排気する。その後、ガス
導入口63からスパッタガスとしてアルゴン(Ar)ガ
スを導入する。さらにその後、ターゲット55にはター
ゲット電源57から負の直流電圧を印加する。さらにガ
イドブッシュ11には、直流電源73からの直流負電圧
を印加する。
【0007】すると真空層61内にはプラズマが発生
し、このプラズマ中のイオンによって中間層材料からな
るターゲット55表面をスパッタする。そしてこのター
ゲット55表面からたたき出された中間層材料は、ガイ
ドブッシュ11に付着し、シリコンやシリコン化合物か
らなる中間層をガイドブッシュ11内周面に形成するこ
とができる。
し、このプラズマ中のイオンによって中間層材料からな
るターゲット55表面をスパッタする。そしてこのター
ゲット55表面からたたき出された中間層材料は、ガイ
ドブッシュ11に付着し、シリコンやシリコン化合物か
らなる中間層をガイドブッシュ11内周面に形成するこ
とができる。
【0008】その後、この中間層の上面に硬質カーボン
膜を形成する。つぎにこの硬質カーボン膜の形成方法
を、図12を用いて説明する。図12は従来技術におけ
る硬質カーボン膜の形成方法を示す断面図である。なお
以下に説明する硬質カーボン膜の形成方法は、前述の公
開公報には記載されていない。
膜を形成する。つぎにこの硬質カーボン膜の形成方法
を、図12を用いて説明する。図12は従来技術におけ
る硬質カーボン膜の形成方法を示す断面図である。なお
以下に説明する硬質カーボン膜の形成方法は、前述の公
開公報には記載されていない。
【0009】図12に示すように、ガス導入口63と排
気口65とを有する真空槽61の内部に中間層を形成し
たガイドブッシュ11を配置する。そしてこのガイドブ
ッシュ11に形成した中間層の上面に硬質カーボン膜を
形成するわけである。そして排気口65から真空槽61
の内部を、図示しない排気手段によって真空排気する。
その後、ガス導入口63から炭素を含むガスを真空槽6
1内に導入して、設定圧力になるように調整する。
気口65とを有する真空槽61の内部に中間層を形成し
たガイドブッシュ11を配置する。そしてこのガイドブ
ッシュ11に形成した中間層の上面に硬質カーボン膜を
形成するわけである。そして排気口65から真空槽61
の内部を、図示しない排気手段によって真空排気する。
その後、ガス導入口63から炭素を含むガスを真空槽6
1内に導入して、設定圧力になるように調整する。
【0010】その後、アノード79にはアノード電源7
5から直流正電圧を印加し、フィラメント81にはフィ
ラメント電源77から交流電圧を印加する。さらにガイ
ドブッシュ11には、直流電源73から直流の負電圧を
印加する。そして真空槽61内にプラズマを発生させ
て、ガイドブッシュ11の中間層の上面に硬質カーボン
膜を形成している。
5から直流正電圧を印加し、フィラメント81にはフィ
ラメント電源77から交流電圧を印加する。さらにガイ
ドブッシュ11には、直流電源73から直流の負電圧を
印加する。そして真空槽61内にプラズマを発生させ
て、ガイドブッシュ11の中間層の上面に硬質カーボン
膜を形成している。
【0011】この図12に示す硬質カーボン膜の被膜形
成方法では、ガイドブッシュ11に印加する直流電圧に
より発生するプラズマと、交流電圧を印加するフィラメ
ント81と直流電圧を印加するアノード79で発生する
プラズマとが発生する。そして硬質カーボン膜を形成す
るときの真空槽61内の圧力により、ガイドブッシュ1
1周囲のプラズマか、フィラメント81とアノード79
近傍のプラズマかが主になって、硬質カーボン膜を形成
している。
成方法では、ガイドブッシュ11に印加する直流電圧に
より発生するプラズマと、交流電圧を印加するフィラメ
ント81と直流電圧を印加するアノード79で発生する
プラズマとが発生する。そして硬質カーボン膜を形成す
るときの真空槽61内の圧力により、ガイドブッシュ1
1周囲のプラズマか、フィラメント81とアノード79
近傍のプラズマかが主になって、硬質カーボン膜を形成
している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図12を用いて説明し
た硬質カーボン膜の形成方法においては、真空槽61内
部の圧力が3×10-3torr以上のときは、ガイドブ
ッシュ11の周囲に発生するプラズマが主になって、炭
素を含むガスを分解して硬質カーボン膜を形成する。
た硬質カーボン膜の形成方法においては、真空槽61内
部の圧力が3×10-3torr以上のときは、ガイドブ
ッシュ11の周囲に発生するプラズマが主になって、炭
素を含むガスを分解して硬質カーボン膜を形成する。
【0013】このときガイドブッシュ11の外周部には
硬質カーボン膜を均一性よく形成することができるが、
ガイドブッシュ11の内周面に形成する硬質カーボン膜
は密着性が悪く、さらに硬度などの膜質が劣る。これ
は、ガイドブッシュ11には同じ電圧が印加されてお
り、開口内面は同電位の電極どうしが対向している空間
となり、その開口内面でのプラズマはホロー放電と呼ば
れる異常放電を発生する。このホロー放電によって形成
される硬質カーボン膜は、ポリマーライクな密着性の悪
い被膜であり、ガイドブッシュ11から剥離しやすく、
その硬度も低い。
硬質カーボン膜を均一性よく形成することができるが、
ガイドブッシュ11の内周面に形成する硬質カーボン膜
は密着性が悪く、さらに硬度などの膜質が劣る。これ
は、ガイドブッシュ11には同じ電圧が印加されてお
り、開口内面は同電位の電極どうしが対向している空間
となり、その開口内面でのプラズマはホロー放電と呼ば
れる異常放電を発生する。このホロー放電によって形成
される硬質カーボン膜は、ポリマーライクな密着性の悪
い被膜であり、ガイドブッシュ11から剥離しやすく、
その硬度も低い。
【0014】これにたいして真空槽61内の圧力が3×
10-3torrより低いときは、ガイドブッシュ11周
囲のプラズマより、硬質カーボン膜の形成は、フィラメ
ント81とアノード79近傍に発生するプラズマがおも
に寄与する。
10-3torrより低いときは、ガイドブッシュ11周
囲のプラズマより、硬質カーボン膜の形成は、フィラメ
ント81とアノード79近傍に発生するプラズマがおも
に寄与する。
【0015】このときガイドブッシュ11の外周部には
硬質カーボン膜を均一性よく形成することができるが、
ガイドブッシュ11の内周面に形成する硬質カーボン膜
は、ガイドブッシュ11の長手方向で膜厚を均一に形成
することができない。ここで、フィラメント81とアノ
ード79近傍に発生するプラズマでイオン化された炭素
イオンは、ガイドブッシュ11に印加する直流負電位に
引っ張られて堆積し、ガイドブッシュ11に硬質カーボ
ン膜の被膜形成を行っている。
硬質カーボン膜を均一性よく形成することができるが、
ガイドブッシュ11の内周面に形成する硬質カーボン膜
は、ガイドブッシュ11の長手方向で膜厚を均一に形成
することができない。ここで、フィラメント81とアノ
ード79近傍に発生するプラズマでイオン化された炭素
イオンは、ガイドブッシュ11に印加する直流負電位に
引っ張られて堆積し、ガイドブッシュ11に硬質カーボ
ン膜の被膜形成を行っている。
【0016】前述の真空槽61内の圧力が3×10-3t
orrより高いときは、硬質カーボン膜が化学気相成長
的に形成されるのに対して、圧力が3×10-3torr
より低いときは、硬質カーボン膜が物理的気相成長的に
形成される。このために、フィラメント81とアノード
79近傍に発生するプラズマがおもに寄与する硬質カー
ボン膜形成のときは、真空蒸着法などの物理的気相成長
法と同様に、ガイドブッシュ11の内周面には開口端面
から開口奥側に向かうにしたがって、硬質カーボン膜の
膜厚が薄くなる。この結果、ガイドブッシュ11の内周
面に形成する硬質カーボン膜はガイドブッシュ11内周
面の長手方向で膜厚を均一に形成することができない。
orrより高いときは、硬質カーボン膜が化学気相成長
的に形成されるのに対して、圧力が3×10-3torr
より低いときは、硬質カーボン膜が物理的気相成長的に
形成される。このために、フィラメント81とアノード
79近傍に発生するプラズマがおもに寄与する硬質カー
ボン膜形成のときは、真空蒸着法などの物理的気相成長
法と同様に、ガイドブッシュ11の内周面には開口端面
から開口奥側に向かうにしたがって、硬質カーボン膜の
膜厚が薄くなる。この結果、ガイドブッシュ11の内周
面に形成する硬質カーボン膜はガイドブッシュ11内周
面の長手方向で膜厚を均一に形成することができない。
【0017】さらに図11に示す中間層の形成方法にお
いても、ガイドブッシュ11の内周面には開口端面から
開口奥側に向かうにしたがって、中間層の膜厚が薄くな
る。このガイドブッシュ内周面に形成する中間層の膜厚
分布を、図6のグラフを用いて説明する。図6のグラフ
は、横軸はガイドブッシュの開口端からの距離を示し、
縦軸はガイドブッシュの内周面に形成する中間層の膜厚
を示す。そして曲線87が、さきの図11に示す形成方
法によって形成したときの中間層の膜厚状態を示す。
いても、ガイドブッシュ11の内周面には開口端面から
開口奥側に向かうにしたがって、中間層の膜厚が薄くな
る。このガイドブッシュ内周面に形成する中間層の膜厚
分布を、図6のグラフを用いて説明する。図6のグラフ
は、横軸はガイドブッシュの開口端からの距離を示し、
縦軸はガイドブッシュの内周面に形成する中間層の膜厚
を示す。そして曲線87が、さきの図11に示す形成方
法によって形成したときの中間層の膜厚状態を示す。
【0018】図6のグラフの曲線87に示すように、ガ
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の中間層を形成
したとき、図11に示す方法によって形成した中間層
は、開口端から開口奥側に30mmに入った位置では、
0.1μmと極端に中間層の膜厚が薄くなっている。
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の中間層を形成
したとき、図11に示す方法によって形成した中間層
は、開口端から開口奥側に30mmに入った位置では、
0.1μmと極端に中間層の膜厚が薄くなっている。
【0019】この中間層の膜厚分布のばらつきが大きく
なると、この中間層の上面に硬質カーボン膜を形成した
とき、ガイドブッシュ11の開口端領域近傍は密着性よ
く硬質カーボン膜を形成することができるが、開口奥側
の硬質カーボン膜が剥離してしまう。これはガイドブッ
シュ開口奥側は、図6のグラフを用いて説明したよう
に、中間層の膜厚が薄く、硬質カーボン膜のストレスに
耐えきれず、硬質カーボン膜が剥離してしまうためであ
る。
なると、この中間層の上面に硬質カーボン膜を形成した
とき、ガイドブッシュ11の開口端領域近傍は密着性よ
く硬質カーボン膜を形成することができるが、開口奥側
の硬質カーボン膜が剥離してしまう。これはガイドブッ
シュ開口奥側は、図6のグラフを用いて説明したよう
に、中間層の膜厚が薄く、硬質カーボン膜のストレスに
耐えきれず、硬質カーボン膜が剥離してしまうためであ
る。
【0020】〔発明の目的〕本発明の目的は、上記課題
を解決して、ガイドブッシュの内周面に均一な膜厚で中
間層を形成し、そのうえ硬質カーボン膜を密着性よく、
しかも均一な膜厚で形成することが可能なガイドブッシ
ュ内周面への被膜形成方法を提供することである。
を解決して、ガイドブッシュの内周面に均一な膜厚で中
間層を形成し、そのうえ硬質カーボン膜を密着性よく、
しかも均一な膜厚で形成することが可能なガイドブッシ
ュ内周面への被膜形成方法を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形成方法に
おいては、下記記載の手段を採用する。
に、本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形成方法に
おいては、下記記載の手段を採用する。
【0022】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法においては、ガイドブッシュの開口内に補助電極
電源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽内部に配置し、真空
槽の内部を排気した後、ガイドブッシュは接地電位に接
続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガ
ス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガ
スを真空槽内に導入して、補助電極電源から直流負電圧
を補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシ
ュに金属炭化物被膜からなる中間層を形成し、その後、
ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧
に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを
真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から
炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに
直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加しフィラ
メントに交流電圧を印加してプラズマを発生させてガイ
ドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とす
る。
成方法においては、ガイドブッシュの開口内に補助電極
電源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽内部に配置し、真空
槽の内部を排気した後、ガイドブッシュは接地電位に接
続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガ
ス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガ
スを真空槽内に導入して、補助電極電源から直流負電圧
を補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシ
ュに金属炭化物被膜からなる中間層を形成し、その後、
ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧
に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを
真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から
炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに
直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加しフィラ
メントに交流電圧を印加してプラズマを発生させてガイ
ドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とす
る。
【0023】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空槽内部
を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導
入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加し
てプラズマを発生させガイドブッシュに金属炭化物被膜
からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュの開
口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極
を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置
し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガス
を真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を印
加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カー
ボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空槽内部
を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導
入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加し
てプラズマを発生させガイドブッシュに金属炭化物被膜
からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュの開
口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極
を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置
し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガス
を真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を印
加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カー
ボン膜を形成することを特徴とする。
【0024】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口から
アルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入し、
補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加してプラ
ズマを発生させガイドブッシュに金属炭化物被膜からな
る中間層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内面
に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空
槽内を排気したのち、ガス導入口から炭素を含むガスを
真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加し
てプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン
膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口から
アルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入し、
補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加してプラ
ズマを発生させガイドブッシュに金属炭化物被膜からな
る中間層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内面
に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空
槽内を排気したのち、ガス導入口から炭素を含むガスを
真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加し
てプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン
膜を形成することを特徴とする。
【0025】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵
抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属炭化
物被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽内に配
置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガ
スを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印
加し、アノードに直流電圧を印加しフィラメントに交流
電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに
硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵
抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属炭化
物被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽内に配
置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガ
スを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印
加し、アノードに直流電圧を印加しフィラメントに交流
電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに
硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0026】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵
抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属炭化
物被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に
配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含む
ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧
を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質
カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵
抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属炭化
物被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に
配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含む
ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧
を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質
カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0027】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵
抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属炭化
物被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に
配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含む
ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を
印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カ
ーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵
抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属炭化
物被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に
配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含む
ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を
印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カ
ーボン膜を形成することを特徴とする。
【0028】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加して
ガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを
発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被膜から
なる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内
面に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽
内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加し、アノ
ードに直流電圧を印加しフィラメントに交流電圧を印加
してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボ
ン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加して
ガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを
発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被膜から
なる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内
面に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽
内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加し、アノ
ードに直流電圧を印加しフィラメントに交流電圧を印加
してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボ
ン膜を形成することを特徴とする。
【0029】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加して
ガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを
発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被膜から
なる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内
面に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真
空槽内を排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを
真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加
してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボ
ン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加して
ガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを
発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被膜から
なる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内
面に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真
空槽内を排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを
真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加
してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボ
ン膜を形成することを特徴とする。
【0030】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加して
ガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを
発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被膜から
なる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内
面に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真
空槽内を排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを
真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加し
てプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン
膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導入
し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加して
ガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを
発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被膜から
なる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内
面に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真
空槽内を排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを
真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加し
てプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン
膜を形成することを特徴とする。
【0031】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧
を補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシ
ュに金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、
ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層
材料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気した後、
ガイドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電
源から直流負電圧を印加し、ガス導入口からアルゴンガ
スと炭素を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、
補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加してプラ
ズマを発生させガイドブッシュに金属炭化物被膜からな
る第2の中間層を形成し、さらにその後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽内に配
置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガ
スを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印
加し、アノードに直流電圧を印加しフィラメントに交流
電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに
硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧
を補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシ
ュに金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、
ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層
材料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気した後、
ガイドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電
源から直流負電圧を印加し、ガス導入口からアルゴンガ
スと炭素を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、
補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加してプラ
ズマを発生させガイドブッシュに金属炭化物被膜からな
る第2の中間層を形成し、さらにその後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽内に配
置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガ
スを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印
加し、アノードに直流電圧を印加しフィラメントに交流
電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに
硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0032】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口から
アルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧を
補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ
に金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、ガ
イドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層材
料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排気した後、
ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合
ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加してプラ
ズマを発生させガイドブッシュに金属炭化物被膜からな
る第2の中間層を形成し、さらにその後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に
配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含む
ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧
を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質
カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口から
アルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧を
補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ
に金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、ガ
イドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層材
料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排気した後、
ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合
ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加してプラ
ズマを発生させガイドブッシュに金属炭化物被膜からな
る第2の中間層を形成し、さらにその後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に
配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含む
ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧
を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質
カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0033】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気
したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口から
アルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧を
補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ
に金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、ガ
イドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層材
料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽の内部に配置し、真空槽の内部を排気した
のち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガスと
の混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは接地
電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印
加し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加し
てプラズマを発生させガイドブッシュに金属炭化物被膜
からなる第2の中間層を形成し、さらにその後、ガイド
ブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続
する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽
の中に配置し、真空槽内を排気したのち、ガス導入口か
ら炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュ
に直流電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッ
シュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気
したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口から
アルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧を
補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ
に金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、ガ
イドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層材
料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽の内部に配置し、真空槽の内部を排気した
のち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガスと
の混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは接地
電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印
加し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加し
てプラズマを発生させガイドブッシュに金属炭化物被膜
からなる第2の中間層を形成し、さらにその後、ガイド
ブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続
する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽
の中に配置し、真空槽内を排気したのち、ガス導入口か
ら炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュ
に直流電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッ
シュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0034】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
炭素を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電源か
ら直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧を補
助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュ
の内周面に金属炭化物被膜からなる第2の中間層を形成
し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電
位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内
に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加し、アノー
ドに直流電圧を印加しフィラメントに交流電圧を印加し
てプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン
膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
炭素を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電源か
ら直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧を補
助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュ
の内周面に金属炭化物被膜からなる第2の中間層を形成
し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電
位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内
に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加し、アノー
ドに直流電圧を印加しフィラメントに交流電圧を印加し
てプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン
膜を形成することを特徴とする。
【0035】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
炭素を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電源か
ら直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧を補
助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュ
の内周面に金属炭化物被膜からなる第2の中間層を形成
し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電
位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排
気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に
導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加してプラズ
マを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成
することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
炭素を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電源か
ら直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧を補
助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュ
の内周面に金属炭化物被膜からなる第2の中間層を形成
し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電
位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排
気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に
導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加してプラズ
マを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成
することを特徴とする。
【0036】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
炭素を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電源か
ら直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧を補
助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュ
の内周面に金属炭化物被膜からなる第2の中間層を形成
し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電
位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排
気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に
導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加してプラズマ
を発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成す
ることを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
炭素を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電源か
ら直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧を補
助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュ
の内周面に金属炭化物被膜からなる第2の中間層を形成
し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電
位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排
気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に
導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加してプラズマ
を発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成す
ることを特徴とする。
【0037】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシュの開
口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイドブッ
シュの内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形成
し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に
接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよ
うにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を
排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含
むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシ
ュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負
電圧を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極
に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲に
プラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化
物被膜からなる第2の中間層を形成し、さらにその後、
ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧
に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを
真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から
炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに
直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加しフィラ
メントに交流電圧を印加してプラズマを発生させてガイ
ドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とす
る。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシュの開
口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイドブッ
シュの内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形成
し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に
接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよ
うにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を
排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含
むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシ
ュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負
電圧を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極
に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲に
プラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化
物被膜からなる第2の中間層を形成し、さらにその後、
ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧
に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを
真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から
炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに
直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加しフィラ
メントに交流電圧を印加してプラズマを発生させてガイ
ドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とす
る。
【0038】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを真空
槽内導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に
印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプ
ラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属被膜か
らなる第1の中間層を形成し、その後、ガイドブッシュ
の開口内に補助電極電源に接続し中間層材料からなる金
属の補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽
内に配置し、真空槽内部を排気した後、ガス導入口から
アルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを真空槽内
に導入し、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、補助電極電源か
ら高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシュの開
口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイドブッ
シュの内周面に金属炭化物被膜からなる第2の中間層を
形成し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接
地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入する
ようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内
を排気したのち、ガス導入口から炭素を含むガスを真空
槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加して
プラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜
を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを真空
槽内導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に
印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプ
ラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属被膜か
らなる第1の中間層を形成し、その後、ガイドブッシュ
の開口内に補助電極電源に接続し中間層材料からなる金
属の補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽
内に配置し、真空槽内部を排気した後、ガス導入口から
アルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを真空槽内
に導入し、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、補助電極電源か
ら高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシュの開
口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイドブッ
シュの内周面に金属炭化物被膜からなる第2の中間層を
形成し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接
地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入する
ようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内
を排気したのち、ガス導入口から炭素を含むガスを真空
槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加して
プラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜
を形成することを特徴とする。
【0039】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシュの開
口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイドブッ
シュの内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形成
し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に
接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよ
うにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を
排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含
むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシ
ュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負
電圧を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極
に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲に
プラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化
物被膜からなる第2の中間層を形成し、さらにその後、
ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧
に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを
真空槽の中に配置し、真空槽内を排気した後、ガス導入
口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッ
シュに直流電圧を印加してプラズマを発生させてガイド
ブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とす
る。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシュの開
口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイドブッ
シュの内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形成
し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に
接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよ
うにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を
排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含
むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシ
ュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負
電圧を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極
に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲に
プラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化
物被膜からなる第2の中間層を形成し、さらにその後、
ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧
に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを
真空槽の中に配置し、真空槽内を排気した後、ガス導入
口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッ
シュに直流電圧を印加してプラズマを発生させてガイド
ブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とす
る。
【0040】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法においては、ガイドブッシュの開口内に補助電極
電源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽
の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接
続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガ
ス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混
合ガスを真空槽内に導入して、補助電極電源から直流負
電圧を補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブ
ッシュに金属シリサイド被膜からなる中間層を形成し、
その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導
入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブ
ッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加
しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを発生さ
せてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを
特徴とする。
成方法においては、ガイドブッシュの開口内に補助電極
電源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽
の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接
続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガ
ス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混
合ガスを真空槽内に導入して、補助電極電源から直流負
電圧を補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブ
ッシュに金属シリサイド被膜からなる中間層を形成し、
その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導
入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブ
ッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加
しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを発生さ
せてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを
特徴とする。
【0041】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加
してプラズマを発生させガイドブッシュに金属シリサイ
ド被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシ
ュの内周面に接地電位または直流正電圧に接続する補助
電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配
置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガ
スを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を
印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カ
ーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加
してプラズマを発生させガイドブッシュに金属シリサイ
ド被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシ
ュの内周面に接地電位または直流正電圧に接続する補助
電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配
置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガ
スを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を
印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カ
ーボン膜を形成することを特徴とする。
【0042】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加
してプラズマを発生させガイドブッシュに金属シリサイ
ド被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に
配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含む
ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を
印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カ
ーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加
してプラズマを発生させガイドブッシュに金属シリサイ
ド被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシ
ュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に
配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含む
ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を
印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カ
ーボン膜を形成することを特徴とする。
【0043】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加し
て抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイ
ドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接
続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空
槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素
を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流
電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加しフィラメン
トに交流電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブ
ッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加し
て抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイ
ドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接
続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空
槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素
を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流
電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加しフィラメン
トに交流電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブ
ッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0044】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加し
て抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイ
ドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接
続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空
槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭
素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高
周波電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシ
ュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加し
て抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイ
ドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接
続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空
槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭
素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高
周波電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシ
ュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0045】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加し
て抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイ
ドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接
続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空
槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭
素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直
流電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュ
に硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加し
て抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイ
ドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接
続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空
槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭
素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直
流電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュ
に硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0046】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加
してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズ
マを発生させガイドブッシュの内周面に金属シリサイド
被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュ
の開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補助
電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置
し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガス
を真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加
し、アノードに直流電圧を印加しフィラメントに交流電
圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬
質カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加
してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズ
マを発生させガイドブッシュの内周面に金属シリサイド
被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュ
の開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補助
電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置
し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガス
を真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加
し、アノードに直流電圧を印加しフィラメントに交流電
圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬
質カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0047】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加
してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズ
マを発生させガイドブッシュの内周面に金属シリサイド
被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュ
の開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補助
電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配
置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガ
スを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を
印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カ
ーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加
してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズ
マを発生させガイドブッシュの内周面に金属シリサイド
被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュ
の開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補助
電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配
置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガ
スを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を
印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カ
ーボン膜を形成することを特徴とする。
【0048】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加
してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズ
マを発生させガイドブッシュの内周面に金属シリサイド
被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュ
の開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補助
電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配
置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガ
スを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印
加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カー
ボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加
してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズ
マを発生させガイドブッシュの内周面に金属シリサイド
被膜からなる中間層を形成し、その後、ガイドブッシュ
の開口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補助
電極を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配
置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭素を含むガ
スを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印
加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カー
ボン膜を形成することを特徴とする。
【0049】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧
を補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシ
ュに金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、
ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層
材料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排気した
後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直
流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口からアルゴ
ンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを真空槽内に
導入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加
してプラズマを発生させガイドブッシュに金属シリサイ
ド被膜からなる第2の中間層を形成し、さらにその後、
ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧
に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを
真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から
炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに
直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加しフィラ
メントに交流電圧を印加してプラズマを発生させてガイ
ドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とす
る。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧
を補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシ
ュに金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、
ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層
材料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排気した
後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直
流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口からアルゴ
ンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを真空槽内に
導入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加
してプラズマを発生させガイドブッシュに金属シリサイ
ド被膜からなる第2の中間層を形成し、さらにその後、
ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧
に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを
真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から
炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに
直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加しフィラ
メントに交流電圧を印加してプラズマを発生させてガイ
ドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とす
る。
【0050】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口から
アルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧を
補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ
に金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、ガ
イドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層材
料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排気した後、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは接地電
位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加
し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加して
プラズマを発生させガイドブッシュに金属シリサイド被
膜からなる第2の中間層を形成し、さらにその後、ガイ
ドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接
続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空
槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭
素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高
周波電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシ
ュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排
気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口から
アルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧を
補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ
に金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、ガ
イドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層材
料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排気した後、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは接地電
位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加
し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加して
プラズマを発生させガイドブッシュに金属シリサイド被
膜からなる第2の中間層を形成し、さらにその後、ガイ
ドブッシュの開口内面に接地電位または直流正電圧に接
続する補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真空
槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入口から炭
素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高
周波電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシ
ュに硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0051】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気
したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口から
アルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧を
補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ
に金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、ガ
イドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層材
料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽の内部に配置し、真空槽の内部を排気した
のち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガ
スとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは
接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧
を印加し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印
加してプラズマを発生させガイドブッシュに金属シリサ
イド被膜からなる第2の中間層を形成し、さらにその
後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直流正
電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッシ
ュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気したのち、ガ
ス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発生させて
ガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴
とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気
したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかある
いは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口から
アルゴンガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧を
補助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ
に金属被膜からなる第1の中間層を形成し、その後、ガ
イドブッシュの開口内に補助電極電源に接続し中間層材
料からなる金属の補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽の内部に配置し、真空槽の内部を排気した
のち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガ
スとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは
接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧
を印加し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印
加してプラズマを発生させガイドブッシュに金属シリサ
イド被膜からなる第2の中間層を形成し、さらにその
後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直流正
電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッシ
ュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気したのち、ガ
ス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発生させて
ガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴
とする。
【0052】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
シリコンを含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、
ガイドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電
源から直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧
を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッ
シュの内周面に金属シリサイド被膜からなる第2の中間
層を形成し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面
に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽
の内部を排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを
真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加
し、アノードに直流電圧を印加しフィラメントに交流電
圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬
質カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
シリコンを含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、
ガイドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電
源から直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧
を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッ
シュの内周面に金属シリサイド被膜からなる第2の中間
層を形成し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面
に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽
の内部を排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを
真空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加
し、アノードに直流電圧を印加しフィラメントに交流電
圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに硬
質カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0053】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
シリコンを含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、
ガイドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電
源から直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧
を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッ
シュの内周面に金属シリサイド被膜からなる第2の中間
層を形成し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面
に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空
槽内を排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真
空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加し
てプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン
膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
シリコンを含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、
ガイドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電
源から直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧
を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッ
シュの内周面に金属シリサイド被膜からなる第2の中間
層を形成し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面
に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空
槽内を排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真
空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加し
てプラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン
膜を形成することを特徴とする。
【0054】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
シリコンを含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、
ガイドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電
源から直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧
を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッ
シュの内周面に金属シリサイド被膜からなる第2の中間
層を形成し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面
に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空
槽内を排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真
空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加して
プラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜
を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法により
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電
極電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿
入するようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空
槽内部を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと
シリコンを含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、
ガイドブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電
源から直流負電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧
を補助電極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッ
シュの内周面に金属シリサイド被膜からなる第2の中間
層を形成し、さらにその後、ガイドブッシュの開口内面
に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置し、真空
槽内を排気した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真
空槽内に導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加して
プラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜
を形成することを特徴とする。
【0055】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシュの開
口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイドブッ
シュの内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形成
し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に
接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよ
うにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を
排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコン
を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブ
ッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直
流負電圧を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助
電極に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周
囲にプラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる第2の中間層を形成し、さらに
その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導
入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブ
ッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加
しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを発生さ
せてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを
特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシュの開
口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイドブッ
シュの内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形成
し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に
接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよ
うにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を
排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコン
を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブ
ッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直
流負電圧を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助
電極に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周
囲にプラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる第2の中間層を形成し、さらに
その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導
入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブ
ッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加
しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを発生さ
せてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを
特徴とする。
【0056】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
真空槽内導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電
極に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲
にプラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属被
膜からなる第1の中間層を形成し、その後、ガイドブッ
シュの開口内に補助電極電源に接続し中間層材料からな
る金属の補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真
空槽内に配置し、真空槽内部を排気したのち、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを真
空槽内に導入し、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、補助電極
電源から高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシ
ュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイ
ドブッシュの内周面に金属シリサイド被膜からなる第2
の中間層を形成し、さらにその後、ガイドブッシュの開
口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極
を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置
し、真空槽内を排気した後、ガス導入口からシリコンを
含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波
電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに
硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを
真空槽内導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電
極に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲
にプラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属被
膜からなる第1の中間層を形成し、その後、ガイドブッ
シュの開口内に補助電極電源に接続し中間層材料からな
る金属の補助電極を挿入するようにガイドブッシュを真
空槽内に配置し、真空槽内部を排気したのち、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを真
空槽内に導入し、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、補助電極
電源から高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシ
ュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイ
ドブッシュの内周面に金属シリサイド被膜からなる第2
の中間層を形成し、さらにその後、ガイドブッシュの開
口内面に接地電位または直流正電圧に接続する補助電極
を挿入するようにガイドブッシュを真空槽の中に配置
し、真空槽内を排気した後、ガス導入口からシリコンを
含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュに高周波
電圧を印加してプラズマを発生させてガイドブッシュに
硬質カーボン膜を形成することを特徴とする。
【0057】本発明のガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシュの開
口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイドブッ
シュの内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形成
し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に
接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよ
うにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を
排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコン
を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブ
ッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直
流負電圧を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助
電極に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周
囲にプラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる第2の中間層を形成し、さらに
その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気した後、
ガス導入口からシリコンを含むガスを真空槽内に導入
し、ガイドブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発
生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成するこ
とを特徴とする。
成方法は、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接
続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよう
にガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を
排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するか
あるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口
からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助電極電源か
ら高周波電圧を補助電極に印加してガイドブッシュの開
口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させガイドブッ
シュの内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形成
し、その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に
接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するよ
うにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を
排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコン
を含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブ
ッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直
流負電圧を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助
電極に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周
囲にプラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる第2の中間層を形成し、さらに
その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気した後、
ガス導入口からシリコンを含むガスを真空槽内に導入
し、ガイドブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発
生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成するこ
とを特徴とする。
【0058】〔作用〕本発明の硬質カーボン膜の下層に
形成する中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ
の開口内に中間層材料からなる補助電極を配置して、補
助電極と内周面との間にプラズマ発生させ、または抵抗
加熱蒸着法によって、ガイドブッシュ内周面に中間層を
形成している。このためガイドブッシュの内周面の全域
にわたって均一な膜厚で中間層を形成することができ
る。この結果、中間層の膜厚のバラツキ分布に起因し、
中間層膜厚の薄い箇所が硬質カーボン膜のストレスに耐
えきれず剥離して、硬質カーボン膜が剥離するという現
象は発生しない。
形成する中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ
の開口内に中間層材料からなる補助電極を配置して、補
助電極と内周面との間にプラズマ発生させ、または抵抗
加熱蒸着法によって、ガイドブッシュ内周面に中間層を
形成している。このためガイドブッシュの内周面の全域
にわたって均一な膜厚で中間層を形成することができ
る。この結果、中間層の膜厚のバラツキ分布に起因し、
中間層膜厚の薄い箇所が硬質カーボン膜のストレスに耐
えきれず剥離して、硬質カーボン膜が剥離するという現
象は発生しない。
【0059】さらに本発明の被膜形成方法では、中間層
としては、金属炭化物被膜または金属とシリコンとの化
合物である金属シリサイド被膜で構成したり、あるいは
中間層を金属被膜と金属炭化物被膜との積層膜または金
属被膜と金属シリサイド被膜との積層膜で構成する。こ
の中間層材料のうち金属は、ガイドブッシュとの密着性
を高くする役割をもち、中間層材料のうち金属炭化物や
金属シリサイドは硬質カーボン膜と共有結合してこの硬
質カーボン膜との密着性を高くする役割をもつ。したが
って本発明の被膜形成方法を採用することによって、高
い密着性で、ガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成す
ることが可能となる。
としては、金属炭化物被膜または金属とシリコンとの化
合物である金属シリサイド被膜で構成したり、あるいは
中間層を金属被膜と金属炭化物被膜との積層膜または金
属被膜と金属シリサイド被膜との積層膜で構成する。こ
の中間層材料のうち金属は、ガイドブッシュとの密着性
を高くする役割をもち、中間層材料のうち金属炭化物や
金属シリサイドは硬質カーボン膜と共有結合してこの硬
質カーボン膜との密着性を高くする役割をもつ。したが
って本発明の被膜形成方法を採用することによって、高
い密着性で、ガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成す
ることが可能となる。
【0060】さらに本発明のガイドブッシュ内周面への
被膜形成方法においては、ガイドブッシュの内周面の開
口の中央部に、接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を配置して硬質カーボン膜を形成する。そして硬
質カーボン膜を形成するガイドブッシュには、負の直流
電圧または高周波電圧を印加する。その結果、負電位の
同電位の電極どうしが対向しているガイドブッシュの開
口内面に、接地電位または直流の正電圧に接続する補助
電極を設けることとなり、同電位同士が対向することが
なくなる。このような電位状態は、プラスマ化学的気相
成長法にとってもっとも望ましい状態であり、異常放電
であるホロー放電は発生しない。そのため、密着性の良
好な硬質カーボン膜をガイドブッシュに形成することが
できる。
被膜形成方法においては、ガイドブッシュの内周面の開
口の中央部に、接地電位または直流正電圧に接続する補
助電極を配置して硬質カーボン膜を形成する。そして硬
質カーボン膜を形成するガイドブッシュには、負の直流
電圧または高周波電圧を印加する。その結果、負電位の
同電位の電極どうしが対向しているガイドブッシュの開
口内面に、接地電位または直流の正電圧に接続する補助
電極を設けることとなり、同電位同士が対向することが
なくなる。このような電位状態は、プラスマ化学的気相
成長法にとってもっとも望ましい状態であり、異常放電
であるホロー放電は発生しない。そのため、密着性の良
好な硬質カーボン膜をガイドブッシュに形成することが
できる。
【0061】さらに本発明の硬質カーボン膜の形成方法
においては、接地電位または直流正電圧に接続する補助
電極をガイドブッシュの開口内面に配置しており、ガイ
ドブッシュの長手方向の開口内面で電位特性が均一にな
る。この結果、内周面に形成する硬質カーボン膜の膜厚
分布の発生がなく、ガイドブッシュの開口端面と開口奥
側との全域にわたって均一な膜厚の硬質カーボン膜を形
成することができるという効果ももつ。
においては、接地電位または直流正電圧に接続する補助
電極をガイドブッシュの開口内面に配置しており、ガイ
ドブッシュの長手方向の開口内面で電位特性が均一にな
る。この結果、内周面に形成する硬質カーボン膜の膜厚
分布の発生がなく、ガイドブッシュの開口端面と開口奥
側との全域にわたって均一な膜厚の硬質カーボン膜を形
成することができるという効果ももつ。
【0062】さらに本発明のガイドブッシュ内周面への
被膜形成方法においては、ガイドブッシュの開口内面に
配置する補助電極に直流の正電圧を印加して硬質カーボ
ン膜を形成する。このように直流正電圧を補助電極に印
加すると、この補助電極の周囲領域に電子を集める効果
を生じて、補助電極の周囲領域は電子密度が高くなる。
このように電子密度が高くなると、必然的に炭素を含む
ガス分子と電子との衝突確率が増加して、ガス分子のイ
オン化が促進され、その補助電極の周囲領域のプラズマ
密度が高くなる。このために、補助電極に直流の正電圧
を印加して硬質カーボン膜を形成する実施形態において
は、硬質カーボン膜の被膜形成速度は、補助電極にこの
ように直流の正電圧を印加しないときと比らべて高くす
ることができる。
被膜形成方法においては、ガイドブッシュの開口内面に
配置する補助電極に直流の正電圧を印加して硬質カーボ
ン膜を形成する。このように直流正電圧を補助電極に印
加すると、この補助電極の周囲領域に電子を集める効果
を生じて、補助電極の周囲領域は電子密度が高くなる。
このように電子密度が高くなると、必然的に炭素を含む
ガス分子と電子との衝突確率が増加して、ガス分子のイ
オン化が促進され、その補助電極の周囲領域のプラズマ
密度が高くなる。このために、補助電極に直流の正電圧
を印加して硬質カーボン膜を形成する実施形態において
は、硬質カーボン膜の被膜形成速度は、補助電極にこの
ように直流の正電圧を印加しないときと比らべて高くす
ることができる。
【0063】さらにガイドブッシュの開口の大きさが小
さくなり、内周面と補助電極との隙間寸法が小さくなる
と、補助電極に直流の正電圧を印加しないで硬質カーボ
ン膜を形成すると、ガイドブッシュの開口内面にプラズ
マが発生せず、被膜形成ができない。
さくなり、内周面と補助電極との隙間寸法が小さくなる
と、補助電極に直流の正電圧を印加しないで硬質カーボ
ン膜を形成すると、ガイドブッシュの開口内面にプラズ
マが発生せず、被膜形成ができない。
【0064】これに対して補助電極に直流正電圧を印加
して硬質カーボン膜を形成する方法においては、開口内
面に配置する補助電極に直流の電源から直流正電圧を印
加して電子を強制的に補助電極の周囲領域に集めること
ができる。このため、補助電極の周囲にプラズマを発生
させることができる。したがって、直流の正電圧を補助
電極に印加しないで硬質カーボン膜を形成する方法で被
膜形成ができない開口大きさが小さいガイドブッシュに
も、直流正電圧を印加する補助電極を用いて被膜形成す
る方法を適用すれば、硬質カーボン膜の被膜形成が可能
となる。このような理由によって本発明の被膜形成方法
においては、ガイドブッシュに対する硬質カーボン膜の
密着性が良好となる。
して硬質カーボン膜を形成する方法においては、開口内
面に配置する補助電極に直流の電源から直流正電圧を印
加して電子を強制的に補助電極の周囲領域に集めること
ができる。このため、補助電極の周囲にプラズマを発生
させることができる。したがって、直流の正電圧を補助
電極に印加しないで硬質カーボン膜を形成する方法で被
膜形成ができない開口大きさが小さいガイドブッシュに
も、直流正電圧を印加する補助電極を用いて被膜形成す
る方法を適用すれば、硬質カーボン膜の被膜形成が可能
となる。このような理由によって本発明の被膜形成方法
においては、ガイドブッシュに対する硬質カーボン膜の
密着性が良好となる。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてガイドブッシ
ュ内周面への被膜形成方法を実施するための本発明の最
良の実施形態を説明する。
ュ内周面への被膜形成方法を実施するための本発明の最
良の実施形態を説明する。
【0066】〔ガイドブッシュを適用するガイドブッシ
ュ装置の構成説明:図8〕本発明の実施形態におけるガ
イドブッシュの内周面への硬質カーボン膜の形成方法を
説明するまえに、このガイドブッシュを適用する数値制
御自動旋盤の主軸近傍を示す図8を用いて、ガイドブッ
シュを適用するガイドブッシュ装置の構成を説明する。
図8はガイドブッシュ装置として、ガイドブッシュを固
定してこのガイドブッシュの内周面で被加工物が回転す
る状態で使用する固定型のガイドブッシュ装置を示す断
面図である。
ュ装置の構成説明:図8〕本発明の実施形態におけるガ
イドブッシュの内周面への硬質カーボン膜の形成方法を
説明するまえに、このガイドブッシュを適用する数値制
御自動旋盤の主軸近傍を示す図8を用いて、ガイドブッ
シュを適用するガイドブッシュ装置の構成を説明する。
図8はガイドブッシュ装置として、ガイドブッシュを固
定してこのガイドブッシュの内周面で被加工物が回転す
る状態で使用する固定型のガイドブッシュ装置を示す断
面図である。
【0067】主軸台17は図示しない数値制御自動旋盤
のベッド(図示せず)上を、図8の左右方向に摺動可能
となっている。この主軸台17には、軸受21によって
回転可能な状態で支持された主軸19を設けている。そ
してこの主軸19の先端部には、コレットチャック13
を取り付けている。
のベッド(図示せず)上を、図8の左右方向に摺動可能
となっている。この主軸台17には、軸受21によって
回転可能な状態で支持された主軸19を設けている。そ
してこの主軸19の先端部には、コレットチャック13
を取り付けている。
【0068】このコレットチャック13は、チャックス
リーブ41の中心穴内に配置する。そしてコレットチャ
ック13の先端の外周テーパ面13aと、チャックスリ
ーブ41の内周テーパ面41aとが互いに面接触してい
る。
リーブ41の中心穴内に配置する。そしてコレットチャ
ック13の先端の外周テーパ面13aと、チャックスリ
ーブ41の内周テーパ面41aとが互いに面接触してい
る。
【0069】さらに中間スリーブ29内のコレットチャ
ック13の後端部にスプリング25を設ける。そして、
このスプリング25の弾性力の働きによって、中間スリ
ーブ29内からコレットチャック13を押し出すことが
できる。
ック13の後端部にスプリング25を設ける。そして、
このスプリング25の弾性力の働きによって、中間スリ
ーブ29内からコレットチャック13を押し出すことが
できる。
【0070】コレットチャック13の先端位置は、主軸
19の先端にネジ固定するキャップナット27に接触し
て、その位置を規制している。このキャップナット27
を設けることにより、コレットチャック13がスプリン
グ25のバネ力によって、中間スリーブ29から飛び出
すことを防止している。
19の先端にネジ固定するキャップナット27に接触し
て、その位置を規制している。このキャップナット27
を設けることにより、コレットチャック13がスプリン
グ25のバネ力によって、中間スリーブ29から飛び出
すことを防止している。
【0071】中間スリーブ29の後端部には、この中間
スリーブ29を介してチャック開閉機構31を設ける。
そしてチャック開閉爪33を開閉動作することにより、
コレットチャック13は開閉し、被加工物51を把持し
たり解放したりすることができる。
スリーブ29を介してチャック開閉機構31を設ける。
そしてチャック開閉爪33を開閉動作することにより、
コレットチャック13は開閉し、被加工物51を把持し
たり解放したりすることができる。
【0072】すなわち、チャック開閉機構31のチャッ
ク開閉爪33の先端部が相互に開くように移動すると、
チャック開閉爪33の中間スリーブ29の接触している
部分が、図11の左方向に移動して中間スリーブ29を
左方向に押す。この中間スリーブ29の左方向への移動
により、中間スリーブ29の左端に接触しているチャッ
クスリーブ41が左方向に移動する。
ク開閉爪33の先端部が相互に開くように移動すると、
チャック開閉爪33の中間スリーブ29の接触している
部分が、図11の左方向に移動して中間スリーブ29を
左方向に押す。この中間スリーブ29の左方向への移動
により、中間スリーブ29の左端に接触しているチャッ
クスリーブ41が左方向に移動する。
【0073】そしてコレットチャック13は、前述のよ
うに主軸19の先端にネジ止めしているキャップナット
27により、主軸19から前方に飛び出すことを防止し
ている。このため、このチャックスリーブ41の左方向
への移動によって、コレットチャック13の外周テーパ
13aと、チャックスリーブ41の内周テーパ41aと
が強く押されてテーパ面に沿って移動することになる。
この結果、コレットチャック13の内周面の直径寸法が
小さくなって、被加工物51を把持することができる。
うに主軸19の先端にネジ止めしているキャップナット
27により、主軸19から前方に飛び出すことを防止し
ている。このため、このチャックスリーブ41の左方向
への移動によって、コレットチャック13の外周テーパ
13aと、チャックスリーブ41の内周テーパ41aと
が強く押されてテーパ面に沿って移動することになる。
この結果、コレットチャック13の内周面の直径寸法が
小さくなって、被加工物51を把持することができる。
【0074】コレットチャック13の内周面の直径寸法
を大きくして被加工物51を解放するときは、チャック
開閉爪33の先端部が相互に閉じるように移動すること
によって、チャックスリーブ41を左方向に押す力を除
く。するとスプリング25の復元力によって中間スリー
ブ29とチャックスリーブ41とが、図8の右方向に移
動する。
を大きくして被加工物51を解放するときは、チャック
開閉爪33の先端部が相互に閉じるように移動すること
によって、チャックスリーブ41を左方向に押す力を除
く。するとスプリング25の復元力によって中間スリー
ブ29とチャックスリーブ41とが、図8の右方向に移
動する。
【0075】このため、コレットチャック13の外周テ
ーパ面13aと、チャックスリーブ41の内周テーパ面
41aとの押圧力が除かれることになる。この結果、コ
レットチャック13は自己のもつ弾性力で内周面の直径
が大きくなり、被加工物51を解放することができる。
ーパ面13aと、チャックスリーブ41の内周テーパ面
41aとの押圧力が除かれることになる。この結果、コ
レットチャック13は自己のもつ弾性力で内周面の直径
が大きくなり、被加工物51を解放することができる。
【0076】さらに主軸台17の前方位置には、コラム
35の主軸中心線上に配置する固定型のガイドブッシュ
装置37を設ける。図8に示すガイドブッシュ装置37
は、前述のように、ガイドブッシュ11を固定して、こ
のガイドブッシュ11の内周面11bで被加工物51を
回転する状態で使用する固定型のガイドブッシュ装置3
7であって、コラム35に固定したホルダ39の中心穴
には、ブッシュスリーブ23を配置している。このブッ
シュスリーブ23の先端部には内周テーパ面23aを設
ける。
35の主軸中心線上に配置する固定型のガイドブッシュ
装置37を設ける。図8に示すガイドブッシュ装置37
は、前述のように、ガイドブッシュ11を固定して、こ
のガイドブッシュ11の内周面11bで被加工物51を
回転する状態で使用する固定型のガイドブッシュ装置3
7であって、コラム35に固定したホルダ39の中心穴
には、ブッシュスリーブ23を配置している。このブッ
シュスリーブ23の先端部には内周テーパ面23aを設
ける。
【0077】そしてこのブッシュスリーブ23の中心穴
には、先端に外周テーパ面11aを形成したガイドブッ
シュ11を配置している。
には、先端に外周テーパ面11aを形成したガイドブッ
シュ11を配置している。
【0078】ガイドブッシュ装置37の後端部に設ける
調整ナット43を回転することによって、ガイドブッシ
ュ11の内径と被加工物51の外形との隙間寸法を調整
することができる。これは調整ナット43を回転させる
と、ブッシュスリーブ23の内周テーパ面23aとガイ
ドブッシュ11の外周テーパ面11aは、コレットチャ
ック13と同様に内周テーパ面23aと外周テーパ面1
1aとが相互に押圧されてガイドブッシュ11の内径が
小さくなるためである。
調整ナット43を回転することによって、ガイドブッシ
ュ11の内径と被加工物51の外形との隙間寸法を調整
することができる。これは調整ナット43を回転させる
と、ブッシュスリーブ23の内周テーパ面23aとガイ
ドブッシュ11の外周テーパ面11aは、コレットチャ
ック13と同様に内周テーパ面23aと外周テーパ面1
1aとが相互に押圧されてガイドブッシュ11の内径が
小さくなるためである。
【0079】ガイドブッシュ装置37のさらに前方に
は、切削工具45を設ける。そして、被加工物51を主
軸19のコレットチャック13で把持し、ガイドブッシ
ュ装置37で支持し、しかもこのガイドブッシュ装置3
7を貫通して加工領域に突き出した被加工物51を、切
削工具45の前進後退と主軸台17の移動との合成運動
によって所定の形状に切削加工を行う。
は、切削工具45を設ける。そして、被加工物51を主
軸19のコレットチャック13で把持し、ガイドブッシ
ュ装置37で支持し、しかもこのガイドブッシュ装置3
7を貫通して加工領域に突き出した被加工物51を、切
削工具45の前進後退と主軸台17の移動との合成運動
によって所定の形状に切削加工を行う。
【0080】〔ガイドブッシュを適用する別のガイドブ
ッシュ装置の構成説明:図9〕つぎに被加工物を把持す
るガイドブッシュを回転する状態で使用する回転型のガ
イドブッシュ装置の構成を、図9を用いて説明する。図
9は回転型のガイドブッシュ装置の構成を示す断面図で
ある。なお図9において、図8の構成と同一箇所には同
一符号を付けてある。
ッシュ装置の構成説明:図9〕つぎに被加工物を把持す
るガイドブッシュを回転する状態で使用する回転型のガ
イドブッシュ装置の構成を、図9を用いて説明する。図
9は回転型のガイドブッシュ装置の構成を示す断面図で
ある。なお図9において、図8の構成と同一箇所には同
一符号を付けてある。
【0081】この回転型のガイドブッシュ装置として
は、コレットチャック13とガイドブッシュ11とが同
期して回転するガイドブッシュ装置と、同期しないで回
転するガイドブッシュ装置とがある。図9に示すガイド
ブッシュ装置37は、コレットチャック13とガイドブ
ッシュ11とが同期して回転する回転型のガイドブッシ
ュ装置37を示す。
は、コレットチャック13とガイドブッシュ11とが同
期して回転するガイドブッシュ装置と、同期しないで回
転するガイドブッシュ装置とがある。図9に示すガイド
ブッシュ装置37は、コレットチャック13とガイドブ
ッシュ11とが同期して回転する回転型のガイドブッシ
ュ装置37を示す。
【0082】回転型のガイドブッシュ装置37は、主軸
19のキャップナット27から突き出した回転駆動棒4
7によって、ガイドブッシュ装置37を駆動する。この
回転駆動棒47により駆動するほかにも、歯車やベルト
プーリによってガイドブッシュ装置37を駆動するもの
もある。
19のキャップナット27から突き出した回転駆動棒4
7によって、ガイドブッシュ装置37を駆動する。この
回転駆動棒47により駆動するほかにも、歯車やベルト
プーリによってガイドブッシュ装置37を駆動するもの
もある。
【0083】この回転型のガイドブッシュ装置37は、
コラム35に固定するホルダ39の中心穴に、軸受21
を介して回転可能な状態にブッシュスリーブ23を配置
している。さらに、このブッシュスリーブ23の中心穴
にガイドブッシュ11を配置している。
コラム35に固定するホルダ39の中心穴に、軸受21
を介して回転可能な状態にブッシュスリーブ23を配置
している。さらに、このブッシュスリーブ23の中心穴
にガイドブッシュ11を配置している。
【0084】ブッシュスリーブ23とガイドブッシュ1
1とは、図8を用いて説明した構成と同じ構造である。
そしてガイドブッシュ装置37の後端部に設ける調整ナ
ット43を回転することによって、ガイドブッシュ11
の内径寸法を小さくして、ガイドブッシュ11の内径と
被加工物51の外形との隙間寸法を調整することができ
る。
1とは、図8を用いて説明した構成と同じ構造である。
そしてガイドブッシュ装置37の後端部に設ける調整ナ
ット43を回転することによって、ガイドブッシュ11
の内径寸法を小さくして、ガイドブッシュ11の内径と
被加工物51の外形との隙間寸法を調整することができ
る。
【0085】図9を用いて説明したガイドブッシュ装置
は、ガイドブッシュ装置37が回転型である以外の構成
は、図8を用いて説明した構成と同じであるので、構成
とその動作の説明は省略する。
は、ガイドブッシュ装置37が回転型である以外の構成
は、図8を用いて説明した構成と同じであるので、構成
とその動作の説明は省略する。
【0086】〔中間層と硬質カーボン膜を形成するガイ
ドブッシュの構造説明:図10〕つぎに本発明の実施形
態におけるその内周面に中間層と硬質カーボン膜とを形
成するガイドブッシュの構造を、図10の断面図を用い
て説明する。以上の説明から明らかなように、固定型の
ガイドブッシュと回転型のガイドブッシュとは、ほぼ同
じ構造をもち、同じように動作する。
ドブッシュの構造説明:図10〕つぎに本発明の実施形
態におけるその内周面に中間層と硬質カーボン膜とを形
成するガイドブッシュの構造を、図10の断面図を用い
て説明する。以上の説明から明らかなように、固定型の
ガイドブッシュと回転型のガイドブッシュとは、ほぼ同
じ構造をもち、同じように動作する。
【0087】図10は本発明の実施形態におけるガイド
ブッシュを示す断面図であり、この図10に示すガイド
ブッシュは開いた自由な状態を示す。図面に示すよう
に、ガイドブッシュ11は長手方向の一端の外周部に外
周テーパ面11aをもち、他端の外周部にネジ部11f
をもつ。
ブッシュを示す断面図であり、この図10に示すガイド
ブッシュは開いた自由な状態を示す。図面に示すよう
に、ガイドブッシュ11は長手方向の一端の外周部に外
周テーパ面11aをもち、他端の外周部にネジ部11f
をもつ。
【0088】さらにガイドブッシュ11の中心には開口
径が異なる貫通した開口を設ける。そして外周テーパ面
11aを設ける側の内周に、被加工物51を保持する内
周面11bをもつ。そしてこの内周面11b以外の領域
には、内周面11bの内径寸法より大きな内径寸法をも
つ段差部11gとなっている。
径が異なる貫通した開口を設ける。そして外周テーパ面
11aを設ける側の内周に、被加工物51を保持する内
周面11bをもつ。そしてこの内周面11b以外の領域
には、内周面11bの内径寸法より大きな内径寸法をも
つ段差部11gとなっている。
【0089】さらにガイドブッシュ11には外周テーパ
面11aからバネ部11dにまで、摺り割り11cを設
ける。この摺り割り11cは、角度120゜間隔で3箇
所に設けている。
面11aからバネ部11dにまで、摺り割り11cを設
ける。この摺り割り11cは、角度120゜間隔で3箇
所に設けている。
【0090】そしてブッシュスリーブの内周テーパ面に
ガイドブッシュ11の外周テーパ面11aを押圧するこ
とによって、バネ部11dが撓み、内周面11bと被加
工物51との隙間寸法を調整することができる。
ガイドブッシュ11の外周テーパ面11aを押圧するこ
とによって、バネ部11dが撓み、内周面11bと被加
工物51との隙間寸法を調整することができる。
【0091】さらにガイドブッシュ11には、バネ部1
1dとネジ部11fとの間に嵌合部11eを設ける。そ
してこの嵌合部11eによって、ガイドブッシュ11
は、主軸の中心線上でしかも主軸中心線に平行に配置す
ることができる。
1dとネジ部11fとの間に嵌合部11eを設ける。そ
してこの嵌合部11eによって、ガイドブッシュ11
は、主軸の中心線上でしかも主軸中心線に平行に配置す
ることができる。
【0092】このガイドブッシュ11材料としては合金
工具鋼(SKS)を用いる。そして外形形状と内形形状
とを形成後、焼き入れと焼きもどし処理とを行なってい
る。さらにガイドブッシュ11の内周面11bには、肉
厚が2mmから5mmの寸法を有する超硬部材をロウ付
け手段により固着して、超硬部材12とする。この超硬
部材12はタングステン(W)が85%〜90%と、炭
素(C)が5%〜7%と、バインダーとしてコバルト
(Co)が3%〜10%の組成のもの用いる。なおこの
超硬部材12を内周面に設けないガイドブッシュ11
も、その用途によってはある。
工具鋼(SKS)を用いる。そして外形形状と内形形状
とを形成後、焼き入れと焼きもどし処理とを行なってい
る。さらにガイドブッシュ11の内周面11bには、肉
厚が2mmから5mmの寸法を有する超硬部材をロウ付
け手段により固着して、超硬部材12とする。この超硬
部材12はタングステン(W)が85%〜90%と、炭
素(C)が5%〜7%と、バインダーとしてコバルト
(Co)が3%〜10%の組成のもの用いる。なおこの
超硬部材12を内周面に設けないガイドブッシュ11
も、その用途によってはある。
【0093】そしてガイドブッシュ11は、このガイド
ブッシュ11が開いた状態では、内周面11bと被加工
物51との半径方向では5μmから10μmの隙間を設
けている。このため被加工物51が出入りすることによ
る、ガイドブッシュ11の内周面11bの摩耗が問題と
なる。さらにまたガイドブッシュ11は、前述のように
内周面11bと被加工物51とのあいだで高速摺動し、
しかも切削負荷による内周面11bへの過大な被加工物
51の押圧力によって焼き付きを発生させる問題点があ
る。そこでガイドブッシュ11の内周面11bに硬質カ
ーボン膜15を形成する。
ブッシュ11が開いた状態では、内周面11bと被加工
物51との半径方向では5μmから10μmの隙間を設
けている。このため被加工物51が出入りすることによ
る、ガイドブッシュ11の内周面11bの摩耗が問題と
なる。さらにまたガイドブッシュ11は、前述のように
内周面11bと被加工物51とのあいだで高速摺動し、
しかも切削負荷による内周面11bへの過大な被加工物
51の押圧力によって焼き付きを発生させる問題点があ
る。そこでガイドブッシュ11の内周面11bに硬質カ
ーボン膜15を形成する。
【0094】〔中間層の形成方法説明:図1〕つぎに硬
質カーボン膜の下層に形成する中間層の形成方法を、図
1を用いて説明する。図1は本発明の実施形態における
被膜形成方法における中間層の形成方法を示す断面図で
ある。はじめの実施形態の説明では、中間層としてチタ
ンと炭素の化合物である炭化チタン被膜を形成する実施
形態で説明する。
質カーボン膜の下層に形成する中間層の形成方法を、図
1を用いて説明する。図1は本発明の実施形態における
被膜形成方法における中間層の形成方法を示す断面図で
ある。はじめの実施形態の説明では、中間層としてチタ
ンと炭素の化合物である炭化チタン被膜を形成する実施
形態で説明する。
【0095】図1に示すように、ガス導入口63と排気
口65とを有する真空槽61内に、中間層を形成するガ
イドブッシュ11を配置する。そして、このガイドブッ
シュ11の開口内面には、補助電極電源83aに接続
し、中間層材料であるチタン(Ti)から構成する補助
電極71を挿入するように設ける。このとき補助電極7
1がガイドブッシュ11の開口中央部になるように配置
する。ガイドブッシュ11は直流電源73に接続する。
口65とを有する真空槽61内に、中間層を形成するガ
イドブッシュ11を配置する。そして、このガイドブッ
シュ11の開口内面には、補助電極電源83aに接続
し、中間層材料であるチタン(Ti)から構成する補助
電極71を挿入するように設ける。このとき補助電極7
1がガイドブッシュ11の開口中央部になるように配置
する。ガイドブッシュ11は直流電源73に接続する。
【0096】そして真空槽61内部を真空度が3×10
-5torr以下になるように排気口65から、図示しな
い排気手段によって真空排気する。その後、ガス導入口
63から炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )ガスと
アルゴンガスとの混合ガスを真空槽61の内部に導入し
て、真空槽61内の圧力を8×10-3torrになるよ
うに制御する。このときアルゴンガスとメタンガスとの
比率は、メタン流量比40%から80%とする。
-5torr以下になるように排気口65から、図示しな
い排気手段によって真空排気する。その後、ガス導入口
63から炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )ガスと
アルゴンガスとの混合ガスを真空槽61の内部に導入し
て、真空槽61内の圧力を8×10-3torrになるよ
うに制御する。このときアルゴンガスとメタンガスとの
比率は、メタン流量比40%から80%とする。
【0097】そして補助電極71には補助電極電源83
aからマイナス500Vの直流負電圧を印加する。その
結果、ガイドブッシュ11の開口内面に配置する補助電
極71の周囲領域にプラズマを発生させることができ
る。なおガイドブッシュ11には前述のように直流電源
73から直流電圧を印加しており、このときガイドブッ
シュ11には直流電源73からマイナス50Vの直流負
電圧を印加する。
aからマイナス500Vの直流負電圧を印加する。その
結果、ガイドブッシュ11の開口内面に配置する補助電
極71の周囲領域にプラズマを発生させることができ
る。なおガイドブッシュ11には前述のように直流電源
73から直流電圧を印加しており、このときガイドブッ
シュ11には直流電源73からマイナス50Vの直流負
電圧を印加する。
【0098】そして、補助電極71周囲に発生したプラ
ズマ中のイオンによりチタンからなる補助電極71をス
パッタし、さらにこのスパッタによって叩きだされたチ
タン分子と、メタン中の炭素とが反応する反応性スパッ
タリングによって、ガイドブッシュ11に炭化チタン
(TiCx )からなる中間層を形成している。このスパ
ッタリング処理を時間30分間行ない、ガイドブッシュ
11の内周面に0.5μmの厚さの炭化チタン被膜から
なる中間層を形成する。
ズマ中のイオンによりチタンからなる補助電極71をス
パッタし、さらにこのスパッタによって叩きだされたチ
タン分子と、メタン中の炭素とが反応する反応性スパッ
タリングによって、ガイドブッシュ11に炭化チタン
(TiCx )からなる中間層を形成している。このスパ
ッタリング処理を時間30分間行ない、ガイドブッシュ
11の内周面に0.5μmの厚さの炭化チタン被膜から
なる中間層を形成する。
【0099】なおここでガイドブッシュ11の開口内径
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙
間、すなわちプラズマ形成領域を設けるようにする。
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙
間、すなわちプラズマ形成領域を設けるようにする。
【0100】このように本発明の実施形態における中間
層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の開口内
に中間層材料からなる補助電極71を配置して補助電極
71とガイドブッシュ11開口内面との間にプラズマ発
生させ、ガイドブッシュ11の内周面に中間層を形成し
ている。ガイドブッシュ11の開口内に中間層材料から
なる補助電極71を配置して形成するプラズマは、ガイ
ドブッシュ11の長手方向で均一であるため、ガイドブ
ッシュ11の内周面に均一な膜厚で中間層を形成するこ
とができる。
層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の開口内
に中間層材料からなる補助電極71を配置して補助電極
71とガイドブッシュ11開口内面との間にプラズマ発
生させ、ガイドブッシュ11の内周面に中間層を形成し
ている。ガイドブッシュ11の開口内に中間層材料から
なる補助電極71を配置して形成するプラズマは、ガイ
ドブッシュ11の長手方向で均一であるため、ガイドブ
ッシュ11の内周面に均一な膜厚で中間層を形成するこ
とができる。
【0101】この図1に示す本発明の中間層の形成方法
によって形成する中間層の膜厚分布を図6のグラフを用
いて説明する。図6のグラフは、横軸はガイドブッシュ
の開口端からの距離を示し、縦軸はガイドブッシュの内
周面に形成する中間層の膜厚を示す。そして曲線85
が、図1に示す本発明の中間層の形成方法によって形成
したときの膜厚分布を示す。
によって形成する中間層の膜厚分布を図6のグラフを用
いて説明する。図6のグラフは、横軸はガイドブッシュ
の開口端からの距離を示し、縦軸はガイドブッシュの内
周面に形成する中間層の膜厚を示す。そして曲線85
が、図1に示す本発明の中間層の形成方法によって形成
したときの膜厚分布を示す。
【0102】図6のグラフの曲線85に示すように、ガ
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の炭化チタンか
らなる中間層を形成したとき、図1に示す方法によって
形成した中間層は、開口端から開口奥側に30mmに入
った位置でも膜厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシ
ュ11の開口全域にわたって均一な膜厚で炭化チタン被
膜からなる中間層を形成することができる。
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の炭化チタンか
らなる中間層を形成したとき、図1に示す方法によって
形成した中間層は、開口端から開口奥側に30mmに入
った位置でも膜厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシ
ュ11の開口全域にわたって均一な膜厚で炭化チタン被
膜からなる中間層を形成することができる。
【0103】〔硬質カーボン膜の形成方法説明:図2、
図4、図5〕その後、中間層を形成したガイドブッシュ
11に硬質カーボン膜を形成する。そしてこの硬質カー
ボン膜の形成方法を、図2と図4と図5を用いて説明す
る。すなわち本発明では中間層上に形成する硬質カーボ
ン膜の形成方法におけるの実施形態は3つの手段があ
る。はじめに図2を用いて硬質カーボン膜の形成方法を
説明する。図2は本発明の実施形態における被膜形成方
法における中間層上面に形成する硬質カーボン膜の形成
方法を示す断面図である。
図4、図5〕その後、中間層を形成したガイドブッシュ
11に硬質カーボン膜を形成する。そしてこの硬質カー
ボン膜の形成方法を、図2と図4と図5を用いて説明す
る。すなわち本発明では中間層上に形成する硬質カーボ
ン膜の形成方法におけるの実施形態は3つの手段があ
る。はじめに図2を用いて硬質カーボン膜の形成方法を
説明する。図2は本発明の実施形態における被膜形成方
法における中間層上面に形成する硬質カーボン膜の形成
方法を示す断面図である。
【0104】〔硬質カーボン膜の形成方法の第1例説
明:図2〕図2に示すように、ガス導入口63と排気口
65とを有する真空槽61内に、硬質カーボン膜を形成
するガイドブッシュ11を配置する。そしてこのガイド
ブッシュ11開口内面に、接地電位に接続する補助電極
71を挿入するように設ける。このとき補助電極71が
ガイドブッシュ11の開口中央部になるように配置す
る。ガイドブッシュ11は直流電源73に接続する。
明:図2〕図2に示すように、ガス導入口63と排気口
65とを有する真空槽61内に、硬質カーボン膜を形成
するガイドブッシュ11を配置する。そしてこのガイド
ブッシュ11開口内面に、接地電位に接続する補助電極
71を挿入するように設ける。このとき補助電極71が
ガイドブッシュ11の開口中央部になるように配置す
る。ガイドブッシュ11は直流電源73に接続する。
【0105】そして真空槽61内部を真空度が3×10
-5torrになるように排気口65から、図示しない排
気手段によって真空排気する。その後、ガス導入口63
から炭素を含むガスとしてベンゼン(C6 H6 )を真空
槽61内に導入して、真空槽61内の圧力を5×10-3
torrになるように制御する。
-5torrになるように排気口65から、図示しない排
気手段によって真空排気する。その後、ガス導入口63
から炭素を含むガスとしてベンゼン(C6 H6 )を真空
槽61内に導入して、真空槽61内の圧力を5×10-3
torrになるように制御する。
【0106】そしてアノード79にはアノード電源75
から直流電圧を印加し、さらにフィラメント81にはフ
ィラメント電源77から交流電圧を印加する。このとき
アノード電源75からアノード79に印加する直流電圧
はプラス10Vを印加する。さらにまた、フィラメント
電源77からフィラメント81に印加する電圧は、30
Aの電流が流れるように10Vの交流電圧を印加する。
そしてガイドブッシュ11には直流電源73から直流電
圧を印加する。このときガイドブッシュ11には直流電
源73からマイナス3kVの直流負電圧を印加する。そ
して真空槽61内に配置するガイドブッシュ11の周囲
領域にプラズマを発生させ、ガイドブッシュ11に硬質
カーボン膜を1μmから5μmの膜厚で形成している。
から直流電圧を印加し、さらにフィラメント81にはフ
ィラメント電源77から交流電圧を印加する。このとき
アノード電源75からアノード79に印加する直流電圧
はプラス10Vを印加する。さらにまた、フィラメント
電源77からフィラメント81に印加する電圧は、30
Aの電流が流れるように10Vの交流電圧を印加する。
そしてガイドブッシュ11には直流電源73から直流電
圧を印加する。このときガイドブッシュ11には直流電
源73からマイナス3kVの直流負電圧を印加する。そ
して真空槽61内に配置するガイドブッシュ11の周囲
領域にプラズマを発生させ、ガイドブッシュ11に硬質
カーボン膜を1μmから5μmの膜厚で形成している。
【0107】この図2に示す硬質カーボン膜の被膜形成
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入するよ
うに配置し、接地電圧に接続する補助電極71により、
ガイドブッシュ11の外周部だけでなく、ガイドブッシ
ュ11開口内面にもプラズマを形成することができる。
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入するよ
うに配置し、接地電圧に接続する補助電極71により、
ガイドブッシュ11の外周部だけでなく、ガイドブッシ
ュ11開口内面にもプラズマを形成することができる。
【0108】このように本発明の硬質カーボン膜の形成
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入する補
助電極71を配置して被膜形成処理を行っている。この
ため同電位どうしが対向しているガイドブッシュ11開
口内面に、接地電位に接続する補助電極71を設けるこ
とになり、異常放電であるホロー放電の発生はなく、硬
質カーボン膜の密着性が向上する。
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入する補
助電極71を配置して被膜形成処理を行っている。この
ため同電位どうしが対向しているガイドブッシュ11開
口内面に、接地電位に接続する補助電極71を設けるこ
とになり、異常放電であるホロー放電の発生はなく、硬
質カーボン膜の密着性が向上する。
【0109】さらに補助電極71の働きによってガイド
ブッシュ11の長手方向の開口内面で、その電位特性が
均一になり、内周面に形成する硬質カーボン膜の膜厚分
布の発生がなく、開口端面と開口奥側とのガイドブッシ
ュ11の開口全域にわたって均一な膜厚で形成すること
ができる。そのうえ前述のように硬質カーボン膜の下層
に形成する中間層も、ガイドブッシュ11の開口端面と
開口奥側とで均一な膜厚で形成することができる。
ブッシュ11の長手方向の開口内面で、その電位特性が
均一になり、内周面に形成する硬質カーボン膜の膜厚分
布の発生がなく、開口端面と開口奥側とのガイドブッシ
ュ11の開口全域にわたって均一な膜厚で形成すること
ができる。そのうえ前述のように硬質カーボン膜の下層
に形成する中間層も、ガイドブッシュ11の開口端面と
開口奥側とで均一な膜厚で形成することができる。
【0110】このため中間層の膜厚のバラツキ分布に起
因し、中間層膜厚の薄い箇所が硬質カーボン膜のストレ
スに耐えきれず剥離して、硬質カーボン膜が剥離すると
いう現象は発生しない。このような理由によって本発明
の中間層と硬質カーボン膜との形成方法においては、ガ
イドブッシュ11に対する硬質カーボン膜の密着性が良
好となる。
因し、中間層膜厚の薄い箇所が硬質カーボン膜のストレ
スに耐えきれず剥離して、硬質カーボン膜が剥離すると
いう現象は発生しない。このような理由によって本発明
の中間層と硬質カーボン膜との形成方法においては、ガ
イドブッシュ11に対する硬質カーボン膜の密着性が良
好となる。
【0111】この補助電極71は、ガイドブッシュ11
の開口大きさより小さければよく、好ましくは4mm程
度の隙間であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
この補助電極71の径とガイドブッシュ11の内周面1
1bの径の寸法比を1/10以下にすることが望まし
く、補助電極71を細くするときは線状にすることもで
きる。そして、この硬質カーボン膜を形成するための補
助電極71は、中間層材料を用いて中間層と連続して被
膜形成するか、あるいはステンレスのような金属材料や
タングステン(W)またはタンタル(Ta)のような高
融点の金属材料で形成すればよい。
の開口大きさより小さければよく、好ましくは4mm程
度の隙間であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
この補助電極71の径とガイドブッシュ11の内周面1
1bの径の寸法比を1/10以下にすることが望まし
く、補助電極71を細くするときは線状にすることもで
きる。そして、この硬質カーボン膜を形成するための補
助電極71は、中間層材料を用いて中間層と連続して被
膜形成するか、あるいはステンレスのような金属材料や
タングステン(W)またはタンタル(Ta)のような高
融点の金属材料で形成すればよい。
【0112】さらにこの補助電極71の断面形状は円形
状とする。そして、ガイドブッシュ11の開口内に補助
電極71を挿入したとき、ガイドブッシュ11の開口端
面と揃えるような長さとするか、あるいはガイドブッシ
ュ11端面から補助電極71を突出するような長さとす
るか、あるいはガイドブッシュ11端面より突出せず端
面から1mm〜2mm奥側になるような長さとなるよう
に構成する。
状とする。そして、ガイドブッシュ11の開口内に補助
電極71を挿入したとき、ガイドブッシュ11の開口端
面と揃えるような長さとするか、あるいはガイドブッシ
ュ11端面から補助電極71を突出するような長さとす
るか、あるいはガイドブッシュ11端面より突出せず端
面から1mm〜2mm奥側になるような長さとなるよう
に構成する。
【0113】〔硬質カーボン膜の形成方法の第2例説
明:図4〕つぎに図2を用いて説明した硬質カーボン膜
の形成方法と異なる実施形態を、図4の断面図を用いて
説明する。
明:図4〕つぎに図2を用いて説明した硬質カーボン膜
の形成方法と異なる実施形態を、図4の断面図を用いて
説明する。
【0114】図4に示すように、ガス導入口63と排気
口65とを有する真空槽61内に、内周面に中間層を形
成してあり、そしてこの中間層上面に硬質カーボン膜を
形成するガイドブッシュ11を配置する。このガイドブ
ッシュ11はマッチング回路67を介して高周波電源6
9に接続する。そしてこのガイドブッシュ11開口内に
は、接地電位に接続する補助電極71を挿入するように
設ける。このとき補助電極71は、ガイドブッシュ11
の開口中央部になるように配置する。
口65とを有する真空槽61内に、内周面に中間層を形
成してあり、そしてこの中間層上面に硬質カーボン膜を
形成するガイドブッシュ11を配置する。このガイドブ
ッシュ11はマッチング回路67を介して高周波電源6
9に接続する。そしてこのガイドブッシュ11開口内に
は、接地電位に接続する補助電極71を挿入するように
設ける。このとき補助電極71は、ガイドブッシュ11
の開口中央部になるように配置する。
【0115】そして排気口65から真空槽61の内部を
図示しない排気手段により、その真空度が3×10-5t
orr以下になるように真空排気する。その後、ガス導
入口63から炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )を
真空槽61内に導入して、真空度を0.1torrにな
るように調整する。
図示しない排気手段により、その真空度が3×10-5t
orr以下になるように真空排気する。その後、ガス導
入口63から炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )を
真空槽61内に導入して、真空度を0.1torrにな
るように調整する。
【0116】そしてガイドブッシュ11には、マッチン
グ回路67を介して、発振周波数が13.56MHzの
高周波電源69から高周波電圧を400W印加する。さ
らにガイドブッシュ11の開口内面で、しかも開口中央
部には、接地電圧を接続する補助電極71を挿入するよ
うに配置して、プラズマを発生させ、ガイドブッシュ1
1に膜厚が1μmから5μmの硬質カーボン膜を形成す
る。
グ回路67を介して、発振周波数が13.56MHzの
高周波電源69から高周波電圧を400W印加する。さ
らにガイドブッシュ11の開口内面で、しかも開口中央
部には、接地電圧を接続する補助電極71を挿入するよ
うに配置して、プラズマを発生させ、ガイドブッシュ1
1に膜厚が1μmから5μmの硬質カーボン膜を形成す
る。
【0117】この図4に示す硬質カーボン膜の被膜形成
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入するよ
うに配置し、接地電圧に接続する補助電極71により、
ガイドブッシュ11の外周部だけでなく、ガイドブッシ
ュ11開口内面にもプラズマを形成することができる。
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入するよ
うに配置し、接地電圧に接続する補助電極71により、
ガイドブッシュ11の外周部だけでなく、ガイドブッシ
ュ11開口内面にもプラズマを形成することができる。
【0118】このように本発明の硬質カーボン膜の形成
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入する補
助電極71を配置して被膜形成処理を行っている。この
ため同電位どうしが対向している開口内面に、接地電位
に接続する補助電極71を設けることになり、異常放電
であるホロー放電の発生はなく、硬質カーボン膜の密着
性が向上する。
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入する補
助電極71を配置して被膜形成処理を行っている。この
ため同電位どうしが対向している開口内面に、接地電位
に接続する補助電極71を設けることになり、異常放電
であるホロー放電の発生はなく、硬質カーボン膜の密着
性が向上する。
【0119】さらに補助電極71の働きによってガイド
ブッシュ11の長手方向の開口内面で、その電位特性が
均一になり、内周面に形成する硬質カーボン膜の膜厚分
布の発生がなく、開口端面と開口奥側とのガイドブッシ
ュ11の開口全域にわたって均一な膜厚を形成すること
ができる。そのうえ前述のように硬質カーボン膜の下層
に形成する中間層も、ガイドブッシュ11の開口端面と
開口奥側とで均一な膜厚を形成することができる。
ブッシュ11の長手方向の開口内面で、その電位特性が
均一になり、内周面に形成する硬質カーボン膜の膜厚分
布の発生がなく、開口端面と開口奥側とのガイドブッシ
ュ11の開口全域にわたって均一な膜厚を形成すること
ができる。そのうえ前述のように硬質カーボン膜の下層
に形成する中間層も、ガイドブッシュ11の開口端面と
開口奥側とで均一な膜厚を形成することができる。
【0120】このため中間層の膜厚バラツキ分布に起因
し、中間層膜厚の薄い箇所が硬質カーボン膜のストレス
に耐えきれず剥離して、硬質カーボン膜が剥離するとい
う現象は発生しない。このような理由によって本発明の
中間層と硬質カーボン膜との形成方法においては、ガイ
ドブッシュ11に対する硬質カーボン膜の密着性が良好
となる。
し、中間層膜厚の薄い箇所が硬質カーボン膜のストレス
に耐えきれず剥離して、硬質カーボン膜が剥離するとい
う現象は発生しない。このような理由によって本発明の
中間層と硬質カーボン膜との形成方法においては、ガイ
ドブッシュ11に対する硬質カーボン膜の密着性が良好
となる。
【0121】この補助電極71は、ガイドブッシュ11
の開口大きさより小さければよく、好ましくは4mm程
度の隙間であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
この補助電極71の径とガイドブッシュ11の内周面1
1bの径の寸法比を1/10以下にすることが望まし
く、補助電極71を細くするときは線状にすることもで
きる。そして、この硬質カーボン膜を形成するための補
助電極71は、中間層材料を用いて中間層と連続して被
膜形成するか、あるいはステンレスのような金属材料や
タングステン(W)またはタンタル(Ta)のような高
融点の金属材料で形成すればよい。
の開口大きさより小さければよく、好ましくは4mm程
度の隙間であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
この補助電極71の径とガイドブッシュ11の内周面1
1bの径の寸法比を1/10以下にすることが望まし
く、補助電極71を細くするときは線状にすることもで
きる。そして、この硬質カーボン膜を形成するための補
助電極71は、中間層材料を用いて中間層と連続して被
膜形成するか、あるいはステンレスのような金属材料や
タングステン(W)またはタンタル(Ta)のような高
融点の金属材料で形成すればよい。
【0122】さらにこの補助電極71の断面形状は円形
状とする。そして、ガイドブッシュ11の開口内に補助
電極71を挿入したとき、ガイドブッシュ11の開口端
面と揃えるような長さとするか、あるいはガイドブッシ
ュ11端面から補助電極71を突出するような長さとす
るか、あるいはガイドブッシュ11端面より突出せず端
面から1mm〜2mm奥側になるような長さとなるよう
に構成する。
状とする。そして、ガイドブッシュ11の開口内に補助
電極71を挿入したとき、ガイドブッシュ11の開口端
面と揃えるような長さとするか、あるいはガイドブッシ
ュ11端面から補助電極71を突出するような長さとす
るか、あるいはガイドブッシュ11端面より突出せず端
面から1mm〜2mm奥側になるような長さとなるよう
に構成する。
【0123】〔硬質カーボン膜の形成方法の第3例説
明:図5〕つぎに図2と図4を用いて説明した硬質カー
ボン膜の形成方法と異なる実施形態を、図5を用いて説
明する。図5は本発明の実施形態における被膜形成方法
における中間層上面に形成する硬質カーボン膜の形成方
法を示す断面図である。
明:図5〕つぎに図2と図4を用いて説明した硬質カー
ボン膜の形成方法と異なる実施形態を、図5を用いて説
明する。図5は本発明の実施形態における被膜形成方法
における中間層上面に形成する硬質カーボン膜の形成方
法を示す断面図である。
【0124】図5に示すように、ガス導入口63と排気
口65とを有する真空槽61内に、内周面に中間層を形
成してあり、この中間層の上面に硬質カーボン膜を形成
するガイドブッシュ11を配置する。このガイドブッシ
ュ11は直流電源73に接続する。そしてこのガイドブ
ッシュ11の開口内面には、接地電位に接続する補助電
極71を挿入するように設ける。このとき補助電極71
がガイドブッシュ11の開口中央部になるように配置す
る。
口65とを有する真空槽61内に、内周面に中間層を形
成してあり、この中間層の上面に硬質カーボン膜を形成
するガイドブッシュ11を配置する。このガイドブッシ
ュ11は直流電源73に接続する。そしてこのガイドブ
ッシュ11の開口内面には、接地電位に接続する補助電
極71を挿入するように設ける。このとき補助電極71
がガイドブッシュ11の開口中央部になるように配置す
る。
【0125】そして真空槽61内を真空度が3×10-5
torrになるように排気口65から、図示しない排気
手段によって真空排気する。その後、ガス導入口63か
ら炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )を真空槽61
内に導入して、真空槽61内の真空度が0.1torr
になるように制御する。そしてガイドブッシュ11には
直流電源73から直流電圧を印加する。このときガイド
ブッシュ11には直流電源73からマイナス600Vの
直流負電圧を印加する。このようにして膜厚が1μmか
ら5μmの硬質カーボン膜を中間層上に形成する。
torrになるように排気口65から、図示しない排気
手段によって真空排気する。その後、ガス導入口63か
ら炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )を真空槽61
内に導入して、真空槽61内の真空度が0.1torr
になるように制御する。そしてガイドブッシュ11には
直流電源73から直流電圧を印加する。このときガイド
ブッシュ11には直流電源73からマイナス600Vの
直流負電圧を印加する。このようにして膜厚が1μmか
ら5μmの硬質カーボン膜を中間層上に形成する。
【0126】この図5に示す硬質カーボン膜の被膜形成
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入するよ
うに配置し、接地電圧に接続する補助電極71により、
ガイドブッシュ11の外周部だけでなく、ガイドブッシ
ュ11開口内面にもプラズマを形成することができる。
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入するよ
うに配置し、接地電圧に接続する補助電極71により、
ガイドブッシュ11の外周部だけでなく、ガイドブッシ
ュ11開口内面にもプラズマを形成することができる。
【0127】このように本発明の硬質カーボン膜の形成
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入する補
助電極71を配置して被膜形成処理を行っている。この
ため同電位どうしが対向している開口内面に、接地電位
に接続する補助電極を設けることになり、異常放電であ
るホロー放電の発生はなく、硬質カーボン膜の密着性が
向上する。
方法では、ガイドブッシュ11の開口内面に挿入する補
助電極71を配置して被膜形成処理を行っている。この
ため同電位どうしが対向している開口内面に、接地電位
に接続する補助電極を設けることになり、異常放電であ
るホロー放電の発生はなく、硬質カーボン膜の密着性が
向上する。
【0128】さらに補助電極71の働きによってガイド
ブッシュ11の長手方向の開口内面で、その電位特性が
均一になり、内周面に形成する硬質カーボン膜の膜厚分
布の発生がなく、開口端面と開口奥側とで均一な膜厚を
形成することができる。そのうえ硬質カーボン膜の下層
に形成する中間層も、前述のようにガイドブッシュ11
の開口端面と開口奥側とで均一な膜厚を形成することが
できる。
ブッシュ11の長手方向の開口内面で、その電位特性が
均一になり、内周面に形成する硬質カーボン膜の膜厚分
布の発生がなく、開口端面と開口奥側とで均一な膜厚を
形成することができる。そのうえ硬質カーボン膜の下層
に形成する中間層も、前述のようにガイドブッシュ11
の開口端面と開口奥側とで均一な膜厚を形成することが
できる。
【0129】このため中間層の膜厚のバラツキ分布に起
因し、中間層膜厚の薄い箇所が硬質カーボン膜のストレ
スに耐えきれず剥離して、硬質カーボン膜が剥離すると
いう現象は発生しない。このような理由によって本発明
の中間層と硬質カーボン膜との形成方法においては、ガ
イドブッシュ11に対する硬質カーボン膜の密着性が良
好となる。
因し、中間層膜厚の薄い箇所が硬質カーボン膜のストレ
スに耐えきれず剥離して、硬質カーボン膜が剥離すると
いう現象は発生しない。このような理由によって本発明
の中間層と硬質カーボン膜との形成方法においては、ガ
イドブッシュ11に対する硬質カーボン膜の密着性が良
好となる。
【0130】この補助電極71は、ガイドブッシュ11
の開口大きさより小さければよく、好ましくは4mm程
度の隙間であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
この補助電極71の径とガイドブッシュ11の内周面1
1bの径の寸法比を1/10以下にすることが望まし
く、補助電極71を細くするときは線状にすることもで
きる。そして、この硬質カーボン膜を形成するための補
助電極71は、中間層材料を用いて中間層と連続して被
膜形成するか、あるいはステンレスのような金属材料や
タングステン(W)またはタンタル(Ta)のような高
融点の金属材料で形成すればよい。
の開口大きさより小さければよく、好ましくは4mm程
度の隙間であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
この補助電極71の径とガイドブッシュ11の内周面1
1bの径の寸法比を1/10以下にすることが望まし
く、補助電極71を細くするときは線状にすることもで
きる。そして、この硬質カーボン膜を形成するための補
助電極71は、中間層材料を用いて中間層と連続して被
膜形成するか、あるいはステンレスのような金属材料や
タングステン(W)またはタンタル(Ta)のような高
融点の金属材料で形成すればよい。
【0131】さらにこの補助電極71の断面形状は円形
状とする。そして、ガイドブッシュ11の開口内に補助
電極71を挿入したとき、ガイドブッシュ11の開口端
面と揃えるような長さとするか、あるいはガイドブッシ
ュ11端面から補助電極71を突出するような長さとす
るか、あるいはガイドブッシュ11端面より突出せず端
面から1mm〜2mm奥側になるような長さとなるよう
に構成する。
状とする。そして、ガイドブッシュ11の開口内に補助
電極71を挿入したとき、ガイドブッシュ11の開口端
面と揃えるような長さとするか、あるいはガイドブッシ
ュ11端面から補助電極71を突出するような長さとす
るか、あるいはガイドブッシュ11端面より突出せず端
面から1mm〜2mm奥側になるような長さとなるよう
に構成する。
【0132】〔中間層の形成方法の第2例の説明:図
3〕つぎに以上の説明と異なる本発明の実施形態におけ
る中間層および硬質カーボン膜との形成方法を、図3を
用いて説明する。図3は本発明の実施形態における中間
層の被膜形成方法を示す断面図である。
3〕つぎに以上の説明と異なる本発明の実施形態におけ
る中間層および硬質カーボン膜との形成方法を、図3を
用いて説明する。図3は本発明の実施形態における中間
層の被膜形成方法を示す断面図である。
【0133】図3に示すように、ガス導入口63と排気
口65とを有する真空槽61内に、中間層を形成するガ
イドブッシュ11を配置する。そしてこのガイドブッシ
ュ11の開口内面には、マッチング回路67を介して補
助電極電源83bに接続し、中間層材料であるチタンか
らなる補助電極71を挿入するように配置する。このと
き補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口中央部に
なるように配置する。さらにガイドブッシュ11に直流
電源73を接続する。
口65とを有する真空槽61内に、中間層を形成するガ
イドブッシュ11を配置する。そしてこのガイドブッシ
ュ11の開口内面には、マッチング回路67を介して補
助電極電源83bに接続し、中間層材料であるチタンか
らなる補助電極71を挿入するように配置する。このと
き補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口中央部に
なるように配置する。さらにガイドブッシュ11に直流
電源73を接続する。
【0134】そして排気口65から真空槽61の内部を
図示しない排気手段によって、その真空度が3×10-5
torr以下になるように真空排気する。その後、ガス
導入口63から炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )
ガスとアルゴンの混合ガスを真空槽61内に導入し、真
空度が8×10-3torrになるように調整する。この
ときアルゴンガスとメタンガスとの比率は、メタン流量
比40%から80%とする。
図示しない排気手段によって、その真空度が3×10-5
torr以下になるように真空排気する。その後、ガス
導入口63から炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )
ガスとアルゴンの混合ガスを真空槽61内に導入し、真
空度が8×10-3torrになるように調整する。この
ときアルゴンガスとメタンガスとの比率は、メタン流量
比40%から80%とする。
【0135】そして補助電極71には、マッチング回路
67を介して13.56MHzの発振周波数を有する高
周波電圧を補助電極電源83bから、高周波電圧を40
0W印加する。その結果、ガイドブッシュ11の開口内
面に配置する補助電極71の周囲領域にプラズマを発生
させることができる。さらにガイドブッシュ11に接続
する直流電源73からマイナス50Vの直流負電圧を印
加する。
67を介して13.56MHzの発振周波数を有する高
周波電圧を補助電極電源83bから、高周波電圧を40
0W印加する。その結果、ガイドブッシュ11の開口内
面に配置する補助電極71の周囲領域にプラズマを発生
させることができる。さらにガイドブッシュ11に接続
する直流電源73からマイナス50Vの直流負電圧を印
加する。
【0136】そして、補助電極71周囲のプラズマ中の
イオンによってチタンからなる補助電極71をスパッタ
し、さらにこのスパッタにより叩きだされたチタン分子
と、メタン中の炭素とが反応する反応性スパッタリング
により、ガイドブッシュ11の内周面に炭化チタン(T
iCx )からなる中間層を形成している。このスパッタ
リング処理を30分間行ない、ガイドブッシュ11の内
周面に厚さ0.5μmの炭化チタン被膜からなる中間層
を形成する。
イオンによってチタンからなる補助電極71をスパッタ
し、さらにこのスパッタにより叩きだされたチタン分子
と、メタン中の炭素とが反応する反応性スパッタリング
により、ガイドブッシュ11の内周面に炭化チタン(T
iCx )からなる中間層を形成している。このスパッタ
リング処理を30分間行ない、ガイドブッシュ11の内
周面に厚さ0.5μmの炭化チタン被膜からなる中間層
を形成する。
【0137】なおここでガイドブッシュ11の開口内径
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙間
であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙間
であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
【0138】このように本発明の実施形態における中間
層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の開口内
に中間層材料からなる補助電極71を配置して補助電極
71とガイドブッシュ11開口内面との間にプラズマ発
生させ、ガイドブッシュ内周面に中間層を形成してい
る。ガイドブッシュ11の開口内に中間層材料からなる
補助電極71を配置して形成するプラズマは、ガイドブ
ッシュ11の長手方向で均一であるためガイドブッシュ
11の内周面に均一な膜厚で中間層を形成することがで
きる。
層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の開口内
に中間層材料からなる補助電極71を配置して補助電極
71とガイドブッシュ11開口内面との間にプラズマ発
生させ、ガイドブッシュ内周面に中間層を形成してい
る。ガイドブッシュ11の開口内に中間層材料からなる
補助電極71を配置して形成するプラズマは、ガイドブ
ッシュ11の長手方向で均一であるためガイドブッシュ
11の内周面に均一な膜厚で中間層を形成することがで
きる。
【0139】この図3に示す本発明の中間層の形成方法
によって形成する中間層の膜厚分布を図6のグラフを用
いて説明する。図6のグラフは、横軸はガイドブッシュ
の開口端からの距離を示し、縦軸はガイドブッシュの内
周面に形成する中間層の膜厚を示す。そして曲線85
が、図3に示す本発明の中間層の形成方法によって形成
したときの膜厚分布を示す。
によって形成する中間層の膜厚分布を図6のグラフを用
いて説明する。図6のグラフは、横軸はガイドブッシュ
の開口端からの距離を示し、縦軸はガイドブッシュの内
周面に形成する中間層の膜厚を示す。そして曲線85
が、図3に示す本発明の中間層の形成方法によって形成
したときの膜厚分布を示す。
【0140】図6のグラフの曲線85に示すように、ガ
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の中間層を形成
したとき、図3に示す方法によって形成した中間層は、
開口端から開口奥側に30mmに入った位置でも膜厚の
変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11の開口全域に
わたって均一な膜厚で炭化チタン被膜からなる中間層を
形成することができる。
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の中間層を形成
したとき、図3に示す方法によって形成した中間層は、
開口端から開口奥側に30mmに入った位置でも膜厚の
変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11の開口全域に
わたって均一な膜厚で炭化チタン被膜からなる中間層を
形成することができる。
【0141】その後、中間層を形成したガイドブッシュ
11に硬質カーボン膜を形成する。そしてこの硬質カー
ボン膜の形成方法としては、図2と図4と図5を用いて
説明した3つの手段があり、中間層上に形成する硬質カ
ーボン膜の被膜形成方法は、さきに説明した方法と同じ
であるので、その被膜形成方法の説明は省略する。
11に硬質カーボン膜を形成する。そしてこの硬質カー
ボン膜の形成方法としては、図2と図4と図5を用いて
説明した3つの手段があり、中間層上に形成する硬質カ
ーボン膜の被膜形成方法は、さきに説明した方法と同じ
であるので、その被膜形成方法の説明は省略する。
【0142】〔中間層の形成方法の第3例の説明:図
7〕つぎに以上の説明と異なる実施形態におけるガイド
ブッシュ内周面への中間層および硬質カーボン膜の形成
方法を、図7を用いて説明する。図7は本発明の被膜形
成方法における中間層の形成方法を示す断面図である。
この図7を用いて説明する実施形態においては、抵抗加
熱蒸着法により、中間層を形成する。
7〕つぎに以上の説明と異なる実施形態におけるガイド
ブッシュ内周面への中間層および硬質カーボン膜の形成
方法を、図7を用いて説明する。図7は本発明の被膜形
成方法における中間層の形成方法を示す断面図である。
この図7を用いて説明する実施形態においては、抵抗加
熱蒸着法により、中間層を形成する。
【0143】図7に示すように、ガス導入口63と排気
口65とを備える真空槽61内に開口を有するガイドブ
ッシュ11を配置する。そしてこのガイドブッシュ11
の開口内に、中間層として形成するチタンからなる補助
電極71を挿入するように配置する。この補助電極71
の両端部には交流電圧を印加するための補助電極電源8
3cを接続する。
口65とを備える真空槽61内に開口を有するガイドブ
ッシュ11を配置する。そしてこのガイドブッシュ11
の開口内に、中間層として形成するチタンからなる補助
電極71を挿入するように配置する。この補助電極71
の両端部には交流電圧を印加するための補助電極電源8
3cを接続する。
【0144】そして図示しない排気手段によって、真空
槽61内を3×10-5torr以下の真空度になるよう
に真空排気する。さらにガス導入口63から炭素を含む
ガスとしてメタン(CH4 )ガスを真空槽61内に導入
して、8×10-3torrの真空度になるように調整す
る。さらにまた補助電極電源83cから交流電圧を、電
流が10A流れるように補助電極71に印加する。
槽61内を3×10-5torr以下の真空度になるよう
に真空排気する。さらにガス導入口63から炭素を含む
ガスとしてメタン(CH4 )ガスを真空槽61内に導入
して、8×10-3torrの真空度になるように調整す
る。さらにまた補助電極電源83cから交流電圧を、電
流が10A流れるように補助電極71に印加する。
【0145】するとガイドブッシュ11の開口内に配置
する補助電極71表面は溶融して、チタン分子が蒸発す
る。そして蒸発したチタン分子とメタン中の炭素が結合
し、チタン−炭素合金被膜がガイドブッシュ11の内周
面に抵抗加熱蒸着法により形成することができる。
する補助電極71表面は溶融して、チタン分子が蒸発す
る。そして蒸発したチタン分子とメタン中の炭素が結合
し、チタン−炭素合金被膜がガイドブッシュ11の内周
面に抵抗加熱蒸着法により形成することができる。
【0146】補助電極71への交流電圧の印加を時間3
0分間行い、ガイドブッシュ11の内周面に0.5μm
の厚さのチタン−炭素合金膜からなる中間層を形成す
る。なおここでガイドブッシュ11の開口内径の大きさ
は10mmであり、チタンからなる補助電極71の直径
は2mmのものを使用している。なお補助電極71の断
面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよい。
0分間行い、ガイドブッシュ11の内周面に0.5μm
の厚さのチタン−炭素合金膜からなる中間層を形成す
る。なおここでガイドブッシュ11の開口内径の大きさ
は10mmであり、チタンからなる補助電極71の直径
は2mmのものを使用している。なお補助電極71の断
面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよい。
【0147】このように本発明の実施形態における中間
層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の開口内
に中間層材料からなる補助電極71を配置して、真空槽
61内に炭素を含むガスを導入し、この補助電極71表
面を溶融させる抵抗加熱蒸着法により、ガイドブッシュ
内周面に中間層を形成している。補助電極71の溶融状
態は、ガイドブッシュ11の長手方向で均一であるため
ガイドブッシュ11の内周面に均一な膜厚で中間層を形
成することができる。
層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の開口内
に中間層材料からなる補助電極71を配置して、真空槽
61内に炭素を含むガスを導入し、この補助電極71表
面を溶融させる抵抗加熱蒸着法により、ガイドブッシュ
内周面に中間層を形成している。補助電極71の溶融状
態は、ガイドブッシュ11の長手方向で均一であるため
ガイドブッシュ11の内周面に均一な膜厚で中間層を形
成することができる。
【0148】この図7に示す抵抗加熱蒸着法を適用する
本発明の中間層の形成方法によって形成する中間層の膜
厚分布を図6のグラフを用いて説明する。図6のグラフ
は、横軸はガイドブッシュの開口端からの距離を示し、
縦軸はガイドブッシュの内周面に形成する中間層の膜厚
を示す。そして曲線85が、図7に示す本発明の中間層
の形成方法によって形成したときの膜厚分布を示す。
本発明の中間層の形成方法によって形成する中間層の膜
厚分布を図6のグラフを用いて説明する。図6のグラフ
は、横軸はガイドブッシュの開口端からの距離を示し、
縦軸はガイドブッシュの内周面に形成する中間層の膜厚
を示す。そして曲線85が、図7に示す本発明の中間層
の形成方法によって形成したときの膜厚分布を示す。
【0149】図6のグラフの曲線85に示すように、ガ
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の中間層を形成
したとき、図7に示す方法によって形成した中間層は、
開口端から開口奥側に30mmに入った位置でも膜厚の
変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11の開口全域に
わたって均一な膜厚でチタン−炭素合金膜からなる中間
層を形成することができる。
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の中間層を形成
したとき、図7に示す方法によって形成した中間層は、
開口端から開口奥側に30mmに入った位置でも膜厚の
変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11の開口全域に
わたって均一な膜厚でチタン−炭素合金膜からなる中間
層を形成することができる。
【0150】その後、中間層を形成したガイドブッシュ
11に硬質カーボン膜を形成する。そしてこの硬質カー
ボン膜の形成方法としては、図2と図4と図5を用いて
説明した3つの手段があり、中間層上に形成する硬質カ
ーボン膜の被膜形成方法は、さきに説明した方法と同じ
であるので、その被膜形成方法の説明は省略する。
11に硬質カーボン膜を形成する。そしてこの硬質カー
ボン膜の形成方法としては、図2と図4と図5を用いて
説明した3つの手段があり、中間層上に形成する硬質カ
ーボン膜の被膜形成方法は、さきに説明した方法と同じ
であるので、その被膜形成方法の説明は省略する。
【0151】〔中間層の形成方法の第4例の説明:図
1〕つぎに以上の説明と異なる実施形態におけるガイド
ブッシュ内周面への中間層の形成方法を、図1を用いて
説明する。以下の実施形態の説明では中間層として、金
属被膜の第1の中間層と炭化金属被膜の第2の中間層と
の積層構造の中間層を、硬質カーボン膜の下層として採
用する。以下の説明では、第1の中間層としてチタンを
形成し、第2の中間層としてチタンと炭素の化合物であ
る炭化チタン被膜を形成する実施形態で説明する。
1〕つぎに以上の説明と異なる実施形態におけるガイド
ブッシュ内周面への中間層の形成方法を、図1を用いて
説明する。以下の実施形態の説明では中間層として、金
属被膜の第1の中間層と炭化金属被膜の第2の中間層と
の積層構造の中間層を、硬質カーボン膜の下層として採
用する。以下の説明では、第1の中間層としてチタンを
形成し、第2の中間層としてチタンと炭素の化合物であ
る炭化チタン被膜を形成する実施形態で説明する。
【0152】図1に示すように、ガス導入口63と排気
口65とを有する真空槽61内に、中間層を形成するガ
イドブッシュ11を配置する。そして、このガイドブッ
シュ11の開口内面には、補助電極電源83aに接続し
て、中間層材料であるチタンから構成する補助電極71
を挿入するように設ける。このとき補助電極71がガイ
ドブッシュ11の開口中央部になるように配置する。ガ
イドブッシュ11は直流電源73に接続する。
口65とを有する真空槽61内に、中間層を形成するガ
イドブッシュ11を配置する。そして、このガイドブッ
シュ11の開口内面には、補助電極電源83aに接続し
て、中間層材料であるチタンから構成する補助電極71
を挿入するように設ける。このとき補助電極71がガイ
ドブッシュ11の開口中央部になるように配置する。ガ
イドブッシュ11は直流電源73に接続する。
【0153】そして真空槽61内部を真空度が3×10
-5torr以下になるように排気口65から、図示しな
い排気手段によって真空排気する。その後、ガス導入口
63からスパッタガスとしてアルゴンガスを真空槽61
内に導入して、真空槽61内の圧力を8×10-3tor
rになるように制御する。
-5torr以下になるように排気口65から、図示しな
い排気手段によって真空排気する。その後、ガス導入口
63からスパッタガスとしてアルゴンガスを真空槽61
内に導入して、真空槽61内の圧力を8×10-3tor
rになるように制御する。
【0154】そして補助電極71には補助電極電源83
aからマイナス500Vの直流負電圧を印加する。その
結果、ガイドブッシュ11の開口内面に配置する補助電
極71の周囲領域にプラズマを発生させることができ
る。なお、ガイドブッシュ11には直流電源73から直
流電圧を印加する。このときガイドブッシュ11には直
流電源73からマイナス50Vの直流負電圧を印加す
る。
aからマイナス500Vの直流負電圧を印加する。その
結果、ガイドブッシュ11の開口内面に配置する補助電
極71の周囲領域にプラズマを発生させることができ
る。なお、ガイドブッシュ11には直流電源73から直
流電圧を印加する。このときガイドブッシュ11には直
流電源73からマイナス50Vの直流負電圧を印加す
る。
【0155】そして、補助電極71周囲と真空槽61内
部とのプラズマ中のイオンによってチタンからなる補助
電極71をスパッタし、さらにこのスパッタによって叩
きだされたチタン分子は、ガイドブッシュ11に付着し
て、チタン被膜からなる第1の中間層を形成する。この
スパッタリング処理を30分間の時間行い、ガイドブッ
シュ11の内周面に膜厚0.5μmのチタン被膜からな
る第1の中間層を形成する。
部とのプラズマ中のイオンによってチタンからなる補助
電極71をスパッタし、さらにこのスパッタによって叩
きだされたチタン分子は、ガイドブッシュ11に付着し
て、チタン被膜からなる第1の中間層を形成する。この
スパッタリング処理を30分間の時間行い、ガイドブッ
シュ11の内周面に膜厚0.5μmのチタン被膜からな
る第1の中間層を形成する。
【0156】なおここでガイドブッシュ11の開口内径
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙間
であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙間
であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
【0157】このように本発明の実施形態における第1
の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の
開口内に中間層材料からなる補助電極71を配置して補
助電極71とガイドブッシュ11開口内面との間にプラ
ズマ発生させ、ガイドブッシュ内周面に中間層を形成し
ている。ガイドブッシュ11の開口内に中間層材料から
なる補助電極71を配置して形成するプラズマは、ガイ
ドブッシュ11の長手方向で均一であるためガイドブッ
シュ11の内周面に均一な膜厚で第1の中間層を形成す
ることができる。
の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の
開口内に中間層材料からなる補助電極71を配置して補
助電極71とガイドブッシュ11開口内面との間にプラ
ズマ発生させ、ガイドブッシュ内周面に中間層を形成し
ている。ガイドブッシュ11の開口内に中間層材料から
なる補助電極71を配置して形成するプラズマは、ガイ
ドブッシュ11の長手方向で均一であるためガイドブッ
シュ11の内周面に均一な膜厚で第1の中間層を形成す
ることができる。
【0158】この図1に示す本発明の実施形態の第1の
中間層の形成方法によって形成する第1の中間層の膜厚
分布を図6のグラフを用いて説明する。図6のグラフ
は、横軸はガイドブッシュの開口端からの距離を示し、
縦軸はガイドブッシュの内周面に形成する中間層の膜厚
を示す。そして曲線85が、図1に示す本発明の第1の
中間層の形成方法によって形成したときの膜厚分布を示
す。図6のグラフの曲線85に示すように、ガイドブッ
シュ開口端に0.5μmの膜厚の第1の中間層を形成し
たとき、図1に示す方法によって形成した第1の中間層
は、開口端から開口奥側に30mmに入った位置でも膜
厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11の開口全
域にわたって均一な膜厚でチタン被膜からなる第1の中
間層を形成することができる。
中間層の形成方法によって形成する第1の中間層の膜厚
分布を図6のグラフを用いて説明する。図6のグラフ
は、横軸はガイドブッシュの開口端からの距離を示し、
縦軸はガイドブッシュの内周面に形成する中間層の膜厚
を示す。そして曲線85が、図1に示す本発明の第1の
中間層の形成方法によって形成したときの膜厚分布を示
す。図6のグラフの曲線85に示すように、ガイドブッ
シュ開口端に0.5μmの膜厚の第1の中間層を形成し
たとき、図1に示す方法によって形成した第1の中間層
は、開口端から開口奥側に30mmに入った位置でも膜
厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11の開口全
域にわたって均一な膜厚でチタン被膜からなる第1の中
間層を形成することができる。
【0159】さらにこの第1の中間層の上面に第2の中
間層を形成する被膜形成方法を、引き続き図1を用いて
説明する。図1に示すように、ガス導入口63と排気口
65とを有する真空槽61内に、第2の中間層を形成す
るガイドブッシュ11を配置する。そして、このガイド
ブッシュ11の開口内面には、補助電極電源83aに接
続し、中間層材料であるチタンから構成する補助電極7
1を挿入するように設ける。このとき補助電極71がガ
イドブッシュ11の開口中央部になるように配置する。
ガイドブッシュ11は直流電源73に接続する。
間層を形成する被膜形成方法を、引き続き図1を用いて
説明する。図1に示すように、ガス導入口63と排気口
65とを有する真空槽61内に、第2の中間層を形成す
るガイドブッシュ11を配置する。そして、このガイド
ブッシュ11の開口内面には、補助電極電源83aに接
続し、中間層材料であるチタンから構成する補助電極7
1を挿入するように設ける。このとき補助電極71がガ
イドブッシュ11の開口中央部になるように配置する。
ガイドブッシュ11は直流電源73に接続する。
【0160】そして真空槽61内部を真空度が3×10
-5torr以下になるように排気口65から、図示しな
い排気手段により真空排気する。その後、ガス導入口6
3から炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )とアルゴ
ンとの混合ガスを真空槽61の内部に導入して、真空槽
61の内部の圧力を8×10-3torrになるように制
御する。このときアルゴンとメタンとの比率は、メタン
流量比40%から80%とする。
-5torr以下になるように排気口65から、図示しな
い排気手段により真空排気する。その後、ガス導入口6
3から炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )とアルゴ
ンとの混合ガスを真空槽61の内部に導入して、真空槽
61の内部の圧力を8×10-3torrになるように制
御する。このときアルゴンとメタンとの比率は、メタン
流量比40%から80%とする。
【0161】そして補助電極71には補助電極電源83
aからマイナス500Vの直流負電圧を印加する。その
結果、真空槽61内に配置するガイドブッシュ11の開
口内面に配置する補助電極71の周囲領域にプラズマを
発生させることができる。なお、ガイドブッシュ11に
は直流電源73から直流電圧を印加する。このときガイ
ドブッシュ11には、直流電源73からマイナス50V
の直流負電圧を印加する。
aからマイナス500Vの直流負電圧を印加する。その
結果、真空槽61内に配置するガイドブッシュ11の開
口内面に配置する補助電極71の周囲領域にプラズマを
発生させることができる。なお、ガイドブッシュ11に
は直流電源73から直流電圧を印加する。このときガイ
ドブッシュ11には、直流電源73からマイナス50V
の直流負電圧を印加する。
【0162】そして、補助電極71周囲と真空槽61内
部とのプラズマ中のイオンによってチタンからなる補助
電極71をスパッタし、さらにこのスパッタによって叩
きだされたチタン分子と、メタン中の炭素とが反応する
反応性スパッタリングによって、ガイドブッシュ11に
炭化チタン(TiCx )からなる第2の中間層を形成し
ている。このスパッタリング処理を時間30分間行い、
ガイドブッシュ11の内周面に0.5μmの厚さの炭化
チタン被膜からなる第2の中間層を形成する。
部とのプラズマ中のイオンによってチタンからなる補助
電極71をスパッタし、さらにこのスパッタによって叩
きだされたチタン分子と、メタン中の炭素とが反応する
反応性スパッタリングによって、ガイドブッシュ11に
炭化チタン(TiCx )からなる第2の中間層を形成し
ている。このスパッタリング処理を時間30分間行い、
ガイドブッシュ11の内周面に0.5μmの厚さの炭化
チタン被膜からなる第2の中間層を形成する。
【0163】なおここでガイドブッシュ11の開口内径
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙
間、すなわちプラズマ形成領域を設けるようにする。
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙
間、すなわちプラズマ形成領域を設けるようにする。
【0164】このように本発明の実施形態における第2
の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の
開口内に中間層材料からなる補助電極71を配置して補
助電極71とガイドブッシュ11開口内面との間にプラ
ズマ発生させ、ガイドブッシュ内周面に第2の中間層を
形成している。ガイドブッシュ11の開口内に中間層材
料からなる補助電極71を配置して形成するプラズマ
は、ガイドブッシュ11の長手方向で均一であるためガ
イドブッシュ11の内周面に均一な膜厚で第2の中間層
を形成することができる。
の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の
開口内に中間層材料からなる補助電極71を配置して補
助電極71とガイドブッシュ11開口内面との間にプラ
ズマ発生させ、ガイドブッシュ内周面に第2の中間層を
形成している。ガイドブッシュ11の開口内に中間層材
料からなる補助電極71を配置して形成するプラズマ
は、ガイドブッシュ11の長手方向で均一であるためガ
イドブッシュ11の内周面に均一な膜厚で第2の中間層
を形成することができる。
【0165】この図1に示す本発明の中間層の形成方法
により形成する第2の中間層の膜厚分布を図6のグラフ
を用いて説明する。図6のグラフは、横軸はガイドブッ
シュの開口端からの距離を示し、縦軸はガイドブッシュ
の内周面に形成する第2の中間層の膜厚を示す。そして
曲線85が、図1に示す本発明の第2の中間層の形成方
法によって形成したときの膜厚分布を示す。図6のグラ
フの曲線85に示すように、ガイドブッシュ開口端に
0.5μmの膜厚の第2の中間層を形成したとき、図1
に示す方法によって形成した第2の中間層は、開口端か
ら開口奥側に30mmに入った位置でも膜厚の変化はほ
とんどなく、ガイドブッシュ11の開口全域にわたって
均一な膜厚で炭化チタン被膜からなる第2の中間層を形
成することができる。
により形成する第2の中間層の膜厚分布を図6のグラフ
を用いて説明する。図6のグラフは、横軸はガイドブッ
シュの開口端からの距離を示し、縦軸はガイドブッシュ
の内周面に形成する第2の中間層の膜厚を示す。そして
曲線85が、図1に示す本発明の第2の中間層の形成方
法によって形成したときの膜厚分布を示す。図6のグラ
フの曲線85に示すように、ガイドブッシュ開口端に
0.5μmの膜厚の第2の中間層を形成したとき、図1
に示す方法によって形成した第2の中間層は、開口端か
ら開口奥側に30mmに入った位置でも膜厚の変化はほ
とんどなく、ガイドブッシュ11の開口全域にわたって
均一な膜厚で炭化チタン被膜からなる第2の中間層を形
成することができる。
【0166】このように本発明の実施形態の被膜形成方
法では、第1の中間層と第2の中間層とを膜厚の均一性
よく、しかも密着性よく形成することができるため、硬
質カーボン膜は密着性よく形成することができる。なお
この第2の中間層の上面に形成する硬質カーボン膜の形
成方法は、図2と図4と図5を用いて説明した被膜形成
方法と同じであるので、詳細な説明は省略する。
法では、第1の中間層と第2の中間層とを膜厚の均一性
よく、しかも密着性よく形成することができるため、硬
質カーボン膜は密着性よく形成することができる。なお
この第2の中間層の上面に形成する硬質カーボン膜の形
成方法は、図2と図4と図5を用いて説明した被膜形成
方法と同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0167】〔中間層の形成方法の第5例の説明:図
3〕つぎに以上の説明と異なる実施の形態におけるガイ
ドブッシュ内周面への中間層の形成方法を、図3を用い
て説明する。以下の実施形態では、チタン被膜からなる
第1の中間層を形成し、さらに炭化チタン被膜からなる
第2の中間層を形成する被膜形成方法を説明する。はじ
めに第1の中間層の形成方法を説明する。
3〕つぎに以上の説明と異なる実施の形態におけるガイ
ドブッシュ内周面への中間層の形成方法を、図3を用い
て説明する。以下の実施形態では、チタン被膜からなる
第1の中間層を形成し、さらに炭化チタン被膜からなる
第2の中間層を形成する被膜形成方法を説明する。はじ
めに第1の中間層の形成方法を説明する。
【0168】図3に示すように、ガス導入口63と排気
口65とを有する真空槽61内に、中間層を形成するガ
イドブッシュ11を配置する。そしてこのガイドブッシ
ュ11の開口内面には、マッチング回路67を介して補
助電極電源83bに接続し、中間層材料であるチタンか
らなる補助電極71を挿入するように設ける。このとき
補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口中央部にな
るように配置する。さらにガイドブッシュ11に直流電
源73を接続する。
口65とを有する真空槽61内に、中間層を形成するガ
イドブッシュ11を配置する。そしてこのガイドブッシ
ュ11の開口内面には、マッチング回路67を介して補
助電極電源83bに接続し、中間層材料であるチタンか
らなる補助電極71を挿入するように設ける。このとき
補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口中央部にな
るように配置する。さらにガイドブッシュ11に直流電
源73を接続する。
【0169】そして排気口65から真空槽61の内部を
図示しない排気手段により、その真空度が3×10-5t
orr以下になるように真空排気する。その後、ガス導
入口63からアルゴンガスを真空槽61内に導入し、真
空度が8×10-3torrになるように調整する。
図示しない排気手段により、その真空度が3×10-5t
orr以下になるように真空排気する。その後、ガス導
入口63からアルゴンガスを真空槽61内に導入し、真
空度が8×10-3torrになるように調整する。
【0170】そして補助電極71には、マッチング回路
67を介して13.56MHzの発振周波数を有する高
周波電圧を補助電極電源83bから、高周波電圧を40
0W印加する。その結果、ガイドブッシュ11の開口内
面に配置する補助電極71の周囲領域にプラズマを発生
させることができる。さらにガイドブッシュ11に接続
する直流電源73からマイナス50Vの直流負電圧を印
加する。
67を介して13.56MHzの発振周波数を有する高
周波電圧を補助電極電源83bから、高周波電圧を40
0W印加する。その結果、ガイドブッシュ11の開口内
面に配置する補助電極71の周囲領域にプラズマを発生
させることができる。さらにガイドブッシュ11に接続
する直流電源73からマイナス50Vの直流負電圧を印
加する。
【0171】そして、補助電極71周囲のプラズマ中の
イオンによってチタンからなる補助電極71をスパッタ
し、さらにこのスパッタによって叩きだされたチタン分
子をガイドブッシュ11の内周面に付着させて、チタン
被膜からなる第1の中間層を形成している。このスパッ
タリング処理を30分間行って、ガイドブッシュ11の
内周面に厚さが0.5μmのチタン被膜からなる第1の
中間層を形成する。
イオンによってチタンからなる補助電極71をスパッタ
し、さらにこのスパッタによって叩きだされたチタン分
子をガイドブッシュ11の内周面に付着させて、チタン
被膜からなる第1の中間層を形成している。このスパッ
タリング処理を30分間行って、ガイドブッシュ11の
内周面に厚さが0.5μmのチタン被膜からなる第1の
中間層を形成する。
【0172】なおここでガイドブッシュ11の開口内径
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙間
であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙間
であるプラズマ形成領域を設けるようにする。
【0173】このように本発明の実施の形態における第
1の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11
の開口内に第1の中間層材料からなる補助電極71を配
置して補助電極71とガイドブッシュ11開口内面との
間にプラズマ発生させ、ガイドブッシュ11内周面に第
1の中間層を形成している。ガイドブッシュ11の開口
内に第1の中間層材料からなる補助電極71を配置して
形成するプラズマは、ガイドブッシュ11の長手方向で
均一であるためガイドブッシュ11の内周面に均一な膜
厚で第1の中間層を形成することができる。
1の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11
の開口内に第1の中間層材料からなる補助電極71を配
置して補助電極71とガイドブッシュ11開口内面との
間にプラズマ発生させ、ガイドブッシュ11内周面に第
1の中間層を形成している。ガイドブッシュ11の開口
内に第1の中間層材料からなる補助電極71を配置して
形成するプラズマは、ガイドブッシュ11の長手方向で
均一であるためガイドブッシュ11の内周面に均一な膜
厚で第1の中間層を形成することができる。
【0174】この図3に示す本発明の中間層の形成方法
により形成する第1の中間層の膜厚分布を図6のグラフ
を用いて説明する。図6のグラフは、横軸はガイドブッ
シュの開口端からの距離を示し、縦軸はガイドブッシュ
の内周面に形成する第1の中間層の膜厚を示す。そして
曲線85が、図3に示す本発明の第1の中間層の形成方
法によって形成したときの膜厚分布を示す。
により形成する第1の中間層の膜厚分布を図6のグラフ
を用いて説明する。図6のグラフは、横軸はガイドブッ
シュの開口端からの距離を示し、縦軸はガイドブッシュ
の内周面に形成する第1の中間層の膜厚を示す。そして
曲線85が、図3に示す本発明の第1の中間層の形成方
法によって形成したときの膜厚分布を示す。
【0175】図6のグラフの曲線85に示すように、ガ
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の第1の中間層
を形成したとき、図3に示す方法によって形成した第1
の中間層は、開口端から開口奥側に30mmに入った位
置でも膜厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11
の開口全域にわたって均一な膜厚でチタン被膜からなる
第1の中間層を形成することができる。
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の第1の中間層
を形成したとき、図3に示す方法によって形成した第1
の中間層は、開口端から開口奥側に30mmに入った位
置でも膜厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11
の開口全域にわたって均一な膜厚でチタン被膜からなる
第1の中間層を形成することができる。
【0176】さらにこの第1の中間層上面に第2の中間
層を形成する被膜形成方法を、引き続き図3を用いて説
明する。
層を形成する被膜形成方法を、引き続き図3を用いて説
明する。
【0177】図3に示すように、ガス導入口63と排気
口65とを有する真空槽61内に、第1の中間層を形成
し、その上面に第2の中間層を形成するガイドブッシュ
11を配置する。そしてこのガイドブッシュ11の開口
内面には、マッチング回路67を介して補助電極電源8
3bに接続し、中間層材料であるチタンからなる補助電
極71を挿入するように配置する。このとき補助電極7
1は、ガイドブッシュ11の開口中央部になるように配
置する。さらにガイドブッシュ11に直流電源73を接
続する。
口65とを有する真空槽61内に、第1の中間層を形成
し、その上面に第2の中間層を形成するガイドブッシュ
11を配置する。そしてこのガイドブッシュ11の開口
内面には、マッチング回路67を介して補助電極電源8
3bに接続し、中間層材料であるチタンからなる補助電
極71を挿入するように配置する。このとき補助電極7
1は、ガイドブッシュ11の開口中央部になるように配
置する。さらにガイドブッシュ11に直流電源73を接
続する。
【0178】そして排気口65から真空槽61の内部を
図示しない排気手段によって、その真空度が3×10-5
torr以下になるように真空排気する。その後、ガス
導入口63から炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )
ガスとアルゴンとの混合ガスを真空槽61内に導入し、
真空度が8×10-3torrになるように調整する。こ
のときアルゴンガスとメタンガスとの比率は、メタン流
量比40%から80%とする。
図示しない排気手段によって、その真空度が3×10-5
torr以下になるように真空排気する。その後、ガス
導入口63から炭素を含むガスとしてメタン(CH4 )
ガスとアルゴンとの混合ガスを真空槽61内に導入し、
真空度が8×10-3torrになるように調整する。こ
のときアルゴンガスとメタンガスとの比率は、メタン流
量比40%から80%とする。
【0179】そして補助電極71には、マッチング回路
67を介して13.56MHzの発振周波数を有する高
周波電圧を補助電極電源83bから、高周波電圧を40
0W印加する。その結果、ガイドブッシュ11の開口内
面に配置する補助電極71に周囲領域にプラズマを発生
させることができる。さらにガイドブッシュ11に接続
する直流電源73からマイナス50Vの直流負電圧を印
加する。
67を介して13.56MHzの発振周波数を有する高
周波電圧を補助電極電源83bから、高周波電圧を40
0W印加する。その結果、ガイドブッシュ11の開口内
面に配置する補助電極71に周囲領域にプラズマを発生
させることができる。さらにガイドブッシュ11に接続
する直流電源73からマイナス50Vの直流負電圧を印
加する。
【0180】そして、補助電極71周囲のプラズマ中の
イオンによりチタンからなる補助電極71をスパッタ
し、さらにこのスパッタによって叩きだされたチタン分
子と、メタン中の炭素とが反応する反応性スパッタリン
グによって、ガイドブッシュ11の内周面に炭化チタン
(TiCx )からなる第2の中間層を形成している。こ
のスパッタリング処理を時間30分間行い、ガイドブッ
シュ11の内周面に厚さ0.5μmの炭化チタン被膜か
らなる第2の中間層を形成する。
イオンによりチタンからなる補助電極71をスパッタ
し、さらにこのスパッタによって叩きだされたチタン分
子と、メタン中の炭素とが反応する反応性スパッタリン
グによって、ガイドブッシュ11の内周面に炭化チタン
(TiCx )からなる第2の中間層を形成している。こ
のスパッタリング処理を時間30分間行い、ガイドブッ
シュ11の内周面に厚さ0.5μmの炭化チタン被膜か
らなる第2の中間層を形成する。
【0181】なおここでガイドブッシュ11の開口内径
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙
間、すなわちプラズマ形成領域を設けるようにする。
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。この補助電極71は、ガイドブッシュ11の開口大
きさより小さければよく、好ましくは4mm程度の隙
間、すなわちプラズマ形成領域を設けるようにする。
【0182】このように本発明の実施の形態における第
2の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11
の開口内に第2の中間層材料からなる補助電極71を配
置して補助電極71とガイドブッシュ11開口内面との
間にプラズマ発生させ、ガイドブッシュ11内周面に第
2の中間層を形成している。ガイドブッシュ11の開口
内に第2の中間層材料からなる補助電極71を配置して
形成するプラズマは、ガイドブッシュ11の長手方向で
均一であるためガイドブッシュ11の内周面に均一な膜
厚で第2の中間層を形成することができる。
2の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11
の開口内に第2の中間層材料からなる補助電極71を配
置して補助電極71とガイドブッシュ11開口内面との
間にプラズマ発生させ、ガイドブッシュ11内周面に第
2の中間層を形成している。ガイドブッシュ11の開口
内に第2の中間層材料からなる補助電極71を配置して
形成するプラズマは、ガイドブッシュ11の長手方向で
均一であるためガイドブッシュ11の内周面に均一な膜
厚で第2の中間層を形成することができる。
【0183】この図3に示す本発明の中間層の形成方法
により形成する第2の中間層の膜厚分布を図6のグラフ
を用いて説明する。図6のグラフは、横軸はガイドブッ
シュの開口端からの距離を示し、縦軸はガイドブッシュ
の内周面に形成する第2の中間層の膜厚を示す。そして
曲線85が、図3に示す本発明の第2の中間層の形成方
法によって形成したときの膜厚分布を示す。
により形成する第2の中間層の膜厚分布を図6のグラフ
を用いて説明する。図6のグラフは、横軸はガイドブッ
シュの開口端からの距離を示し、縦軸はガイドブッシュ
の内周面に形成する第2の中間層の膜厚を示す。そして
曲線85が、図3に示す本発明の第2の中間層の形成方
法によって形成したときの膜厚分布を示す。
【0184】図6のグラフの曲線85に示すように、ガ
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の第2の中間層
を形成したとき、図3に示す方法によって形成した第2
の中間層は、開口端から開口奥側に30mmに入った位
置でも膜厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11
の開口全域にわたって均一な膜厚で炭化チタン被膜から
なる第2の中間層を形成することができる。
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の第2の中間層
を形成したとき、図3に示す方法によって形成した第2
の中間層は、開口端から開口奥側に30mmに入った位
置でも膜厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11
の開口全域にわたって均一な膜厚で炭化チタン被膜から
なる第2の中間層を形成することができる。
【0185】その後、第2の中間層を形成したガイドブ
ッシュ11に硬質カーボン膜を形成する。そしてこの硬
質カーボン膜の形成方法は、図2と図4と図5を用いて
説明した被膜形成方法と同じであるので、詳細な説明は
省略する。
ッシュ11に硬質カーボン膜を形成する。そしてこの硬
質カーボン膜の形成方法は、図2と図4と図5を用いて
説明した被膜形成方法と同じであるので、詳細な説明は
省略する。
【0186】〔中間層の形成方法の第6例の説明:図
7〕つぎに以上の説明と異なる実施形態におけるガイド
ブッシュ内周面への中間層および硬質カーボン膜の形成
方法を、図7を用いて説明する。以下の実施形態の説明
では中間層として、金属被膜の第1の中間層と炭化金属
被膜の第2の中間層との積層構造の中間層を、硬質カー
ボン膜の下層として採用する。以下の説明では、第1の
中間層としてチタンを形成し、第2の中間層としてチタ
ンと炭素の化合物である炭化チタン被膜を形成する実施
形態で説明する。図7は本発明の被膜形成方法における
第1の中間層と第2の中間層との形成方法を示す断面図
である。この図7を用いて説明する実施形態において
は、抵抗加熱蒸着法により、第1の中間層と第2の中間
層を形成する。
7〕つぎに以上の説明と異なる実施形態におけるガイド
ブッシュ内周面への中間層および硬質カーボン膜の形成
方法を、図7を用いて説明する。以下の実施形態の説明
では中間層として、金属被膜の第1の中間層と炭化金属
被膜の第2の中間層との積層構造の中間層を、硬質カー
ボン膜の下層として採用する。以下の説明では、第1の
中間層としてチタンを形成し、第2の中間層としてチタ
ンと炭素の化合物である炭化チタン被膜を形成する実施
形態で説明する。図7は本発明の被膜形成方法における
第1の中間層と第2の中間層との形成方法を示す断面図
である。この図7を用いて説明する実施形態において
は、抵抗加熱蒸着法により、第1の中間層と第2の中間
層を形成する。
【0187】図7に示すように、ガス導入口63と排気
口65とを備える真空槽61内に開口を有するガイドブ
ッシュ11を配置する。そしてこのガイドブッシュ11
の開口内に、中間層として形成するチタンからなる補助
電極71を挿入するように配置する。この補助電極71
の両端部には交流電圧を印加するための補助電極電源8
3cを接続する。
口65とを備える真空槽61内に開口を有するガイドブ
ッシュ11を配置する。そしてこのガイドブッシュ11
の開口内に、中間層として形成するチタンからなる補助
電極71を挿入するように配置する。この補助電極71
の両端部には交流電圧を印加するための補助電極電源8
3cを接続する。
【0188】そして図示しない排気手段によって、真空
槽61内を3×10-5torr以下の真空度になるよう
に真空排気する。さらに、補助電極電源83cから交流
電圧を、電流が10A流れるように補助電極71に印加
する。
槽61内を3×10-5torr以下の真空度になるよう
に真空排気する。さらに、補助電極電源83cから交流
電圧を、電流が10A流れるように補助電極71に印加
する。
【0189】するとガイドブッシュ11の開口内に配置
する補助電極71表面は溶融して、チタン分子が蒸発す
る。そして蒸発したチタン分子によるチタン被膜がガイ
ドブッシュ11の内周面に形成され、ガイドブッシュ1
1の内周面に抵抗加熱蒸着法により、第1の中間層を形
成することができる。
する補助電極71表面は溶融して、チタン分子が蒸発す
る。そして蒸発したチタン分子によるチタン被膜がガイ
ドブッシュ11の内周面に形成され、ガイドブッシュ1
1の内周面に抵抗加熱蒸着法により、第1の中間層を形
成することができる。
【0190】補助電極71への交流電圧の印加を時間3
0分間行い、ガイドブッシュ11の内周面に0.5μm
の厚さのチタン被膜からなる第1の中間層を形成する。
なおここでガイドブッシュ11の開口内径の大きさは1
0mmであり、チタンからなる補助電極71の直径は2
mmのものを使用している。なお補助電極71の断面形
状は円形だけでなく、多角形状としてもよい。
0分間行い、ガイドブッシュ11の内周面に0.5μm
の厚さのチタン被膜からなる第1の中間層を形成する。
なおここでガイドブッシュ11の開口内径の大きさは1
0mmであり、チタンからなる補助電極71の直径は2
mmのものを使用している。なお補助電極71の断面形
状は円形だけでなく、多角形状としてもよい。
【0191】このように本発明の実施形態における第1
の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の
開口内に中間層材料からなる補助電極71を配置して、
この補助電極71表面を溶融させる抵抗加熱蒸着法によ
り、ガイドブッシュ内周面に第1の中間層を形成してい
る。補助電極71の溶融状態は、ガイドブッシュ11の
長手方向で均一であるためガイドブッシュ11の内周面
に均一な膜厚で第1の中間層を形成することができる。
の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の
開口内に中間層材料からなる補助電極71を配置して、
この補助電極71表面を溶融させる抵抗加熱蒸着法によ
り、ガイドブッシュ内周面に第1の中間層を形成してい
る。補助電極71の溶融状態は、ガイドブッシュ11の
長手方向で均一であるためガイドブッシュ11の内周面
に均一な膜厚で第1の中間層を形成することができる。
【0192】この図7に示す抵抗加熱蒸着法を適用する
本発明の第1の中間層の形成方法によって形成する中間
層の膜厚分布を図6のグラフを用いて説明する。図6の
グラフは、横軸はガイドブッシュの開口端からの距離を
示し、縦軸はガイドブッシュの内周面に形成する第1の
中間層の膜厚を示す。そして曲線85が、図7に示す本
発明の第1の中間層の形成方法によって形成したときの
膜厚分布を示す。
本発明の第1の中間層の形成方法によって形成する中間
層の膜厚分布を図6のグラフを用いて説明する。図6の
グラフは、横軸はガイドブッシュの開口端からの距離を
示し、縦軸はガイドブッシュの内周面に形成する第1の
中間層の膜厚を示す。そして曲線85が、図7に示す本
発明の第1の中間層の形成方法によって形成したときの
膜厚分布を示す。
【0193】図6のグラフの曲線85に示すように、ガ
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の第1の中間層
を形成したとき、図7に示す方法によって形成した第1
の中間層は、開口端から開口奥側に30mmに入った位
置でも膜厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11
の開口全域にわたって均一な膜厚でチタン被膜からなる
第1の中間層を形成することができる。
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の第1の中間層
を形成したとき、図7に示す方法によって形成した第1
の中間層は、開口端から開口奥側に30mmに入った位
置でも膜厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11
の開口全域にわたって均一な膜厚でチタン被膜からなる
第1の中間層を形成することができる。
【0194】その後、第1の中間層を形成したガイドブ
ッシュ11の内周面に第2の中間層を形成する。この第
2の中間層の形成方法を、引き続き図7を用いて説明す
る。図7に示すように、ガス導入口63と排気口65と
を備える真空槽61内に開口を有するガイドブッシュ1
1を配置する。そしてこのガイドブッシュ11の開口内
に、中間層として形成するチタンからなる補助電極71
を挿入するように配置する。この補助電極71の両端部
には交流電圧を印加するための補助電極電源83cを接
続する。
ッシュ11の内周面に第2の中間層を形成する。この第
2の中間層の形成方法を、引き続き図7を用いて説明す
る。図7に示すように、ガス導入口63と排気口65と
を備える真空槽61内に開口を有するガイドブッシュ1
1を配置する。そしてこのガイドブッシュ11の開口内
に、中間層として形成するチタンからなる補助電極71
を挿入するように配置する。この補助電極71の両端部
には交流電圧を印加するための補助電極電源83cを接
続する。
【0195】そして図示しない排気手段によって、真空
槽61内を3×10-5torr以下の真空度になるよう
に真空排気する。さらにガス導入口63から炭素を含む
ガスとしてメタン(CH4 )ガスを真空槽61内に導入
して、8×10-3torrの真空度になるように調整す
る。さらにまた補助電極電源83cから交流電圧を、電
流が10A流れるように補助電極71に印加する。
槽61内を3×10-5torr以下の真空度になるよう
に真空排気する。さらにガス導入口63から炭素を含む
ガスとしてメタン(CH4 )ガスを真空槽61内に導入
して、8×10-3torrの真空度になるように調整す
る。さらにまた補助電極電源83cから交流電圧を、電
流が10A流れるように補助電極71に印加する。
【0196】するとガイドブッシュ11の開口内に配置
する補助電極71表面は溶融して、チタン分子が蒸発す
る。そして蒸発したチタン分子とメタンガス中の炭素が
結合し、チタン−炭素合金被膜からなる第2の中間層
を、ガイドブッシュ11の内周面に抵抗加熱蒸着法によ
り形成することができる。
する補助電極71表面は溶融して、チタン分子が蒸発す
る。そして蒸発したチタン分子とメタンガス中の炭素が
結合し、チタン−炭素合金被膜からなる第2の中間層
を、ガイドブッシュ11の内周面に抵抗加熱蒸着法によ
り形成することができる。
【0197】補助電極71への交流電圧の印加を時間3
0分間行い、ガイドブッシュ11の内周面に、膜厚が
0.5μmのチタン−炭素合金膜からなる第2の中間層
を形成する。なおここでガイドブッシュ11の開口内径
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。
0分間行い、ガイドブッシュ11の内周面に、膜厚が
0.5μmのチタン−炭素合金膜からなる第2の中間層
を形成する。なおここでガイドブッシュ11の開口内径
の大きさは10mmであり、チタンからなる補助電極7
1の直径は2mmのものを使用している。なお補助電極
71の断面形状は円形だけでなく、多角形状としてもよ
い。
【0198】このように本発明の実施形態における第2
の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の
開口内に中間層材料からなる補助電極71を配置して、
真空槽61内に炭素を含むガスを導入し、この補助電極
71表面を溶融させる抵抗加熱蒸着法により、ガイドブ
ッシュ内周面に中間層を形成している。補助電極71の
溶融状態は、ガイドブッシュ11の長手方向で均一であ
るためガイドブッシュ11の内周面に均一な膜厚で中間
層を形成することができる。
の中間層の形成方法においては、ガイドブッシュ11の
開口内に中間層材料からなる補助電極71を配置して、
真空槽61内に炭素を含むガスを導入し、この補助電極
71表面を溶融させる抵抗加熱蒸着法により、ガイドブ
ッシュ内周面に中間層を形成している。補助電極71の
溶融状態は、ガイドブッシュ11の長手方向で均一であ
るためガイドブッシュ11の内周面に均一な膜厚で中間
層を形成することができる。
【0199】この図7に示す抵抗加熱蒸着法を適用する
本発明の中間層の形成方法によって形成する第2の中間
層の膜厚分布を図6のグラフを用いて説明する。図6の
グラフは、横軸はガイドブッシュの開口端からの距離を
示し、縦軸はガイドブッシュの内周面に形成する第2の
中間層の膜厚を示す。そして曲線85が、図7に示す本
発明の第2の中間層の形成方法によって形成したときの
膜厚分布を示す。
本発明の中間層の形成方法によって形成する第2の中間
層の膜厚分布を図6のグラフを用いて説明する。図6の
グラフは、横軸はガイドブッシュの開口端からの距離を
示し、縦軸はガイドブッシュの内周面に形成する第2の
中間層の膜厚を示す。そして曲線85が、図7に示す本
発明の第2の中間層の形成方法によって形成したときの
膜厚分布を示す。
【0200】図6のグラフの曲線85に示すように、ガ
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の第2の中間層
を形成したとき、図7に示す方法によって形成した第2
の中間層は、開口端から開口奥側に30mmに入った位
置でも膜厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11
の開口全域にわたって均一な膜厚でチタン−炭素合金膜
からなる第2の中間層を形成することができる。
イドブッシュ開口端に0.5μmの膜厚の第2の中間層
を形成したとき、図7に示す方法によって形成した第2
の中間層は、開口端から開口奥側に30mmに入った位
置でも膜厚の変化はほとんどなく、ガイドブッシュ11
の開口全域にわたって均一な膜厚でチタン−炭素合金膜
からなる第2の中間層を形成することができる。
【0201】その後、第2の中間層を形成したガイドブ
ッシュ11に硬質カーボン膜を形成する。そしてこの硬
質カーボン膜の形成方法としては、図2と図4と図5を
用いて説明した3つの手段があり、第2の中間層上に形
成する硬質カーボン膜の被膜形成方法は、さきに説明し
た方法と同じであるので、その被膜形成方法の説明は省
略する。
ッシュ11に硬質カーボン膜を形成する。そしてこの硬
質カーボン膜の形成方法としては、図2と図4と図5を
用いて説明した3つの手段があり、第2の中間層上に形
成する硬質カーボン膜の被膜形成方法は、さきに説明し
た方法と同じであるので、その被膜形成方法の説明は省
略する。
【0202】図2と図4と図5とを用いて説明した本発
明の硬質カーボン膜の形成方法における以上の実施形態
の説明においては、ガイドブッシュ11の開口内に配置
する補助電極には接地電位に接続する形態で説明した。
しかしながら、補助電極71に直流電源から直流の正電
圧を印加して硬質カーボン膜を形成する方法を採用して
もよい。
明の硬質カーボン膜の形成方法における以上の実施形態
の説明においては、ガイドブッシュ11の開口内に配置
する補助電極には接地電位に接続する形態で説明した。
しかしながら、補助電極71に直流電源から直流の正電
圧を印加して硬質カーボン膜を形成する方法を採用して
もよい。
【0203】このようにガイドブッシュ11の開口内面
に配置する補助電極71に直流正電圧を印加して硬質カ
ーボン膜を形成すると、以下に記載する効果をもつよう
になる。すなわち直流正電圧を補助電極71に印加する
と、この補助電極71の周囲領域に電子を集める効果を
生じ、補助電極71の周囲領域は電子密度が高くなる。
このように電子密度が高くなると、必然的に炭素を含む
分子と電子との衝突確率が増え、ガス分子のイオン化が
促進され、その補助電極71の周囲領域のプラズマ密度
が高くなる。
に配置する補助電極71に直流正電圧を印加して硬質カ
ーボン膜を形成すると、以下に記載する効果をもつよう
になる。すなわち直流正電圧を補助電極71に印加する
と、この補助電極71の周囲領域に電子を集める効果を
生じ、補助電極71の周囲領域は電子密度が高くなる。
このように電子密度が高くなると、必然的に炭素を含む
分子と電子との衝突確率が増え、ガス分子のイオン化が
促進され、その補助電極71の周囲領域のプラズマ密度
が高くなる。
【0204】このため補助電極71に直流の正電圧を印
加して硬質カーボン膜を形成する実施形態においては、
硬質カーボン膜の被膜形成速度は、補助電極71にこの
ように直流の正電圧を印加しないときと比らべて高くな
る。
加して硬質カーボン膜を形成する実施形態においては、
硬質カーボン膜の被膜形成速度は、補助電極71にこの
ように直流の正電圧を印加しないときと比らべて高くな
る。
【0205】さらにガイドブッシュ11の開口径の大き
さが小さくなり、内周面と補助電極71との隙間寸法が
小さくなると、補助電極71に直流の正電圧を印加しな
いで硬質カーボン膜を形成すると、ガイドブッシュ11
の内周面にプラズマが発生せず、被膜形成ができない。
さが小さくなり、内周面と補助電極71との隙間寸法が
小さくなると、補助電極71に直流の正電圧を印加しな
いで硬質カーボン膜を形成すると、ガイドブッシュ11
の内周面にプラズマが発生せず、被膜形成ができない。
【0206】これにたいして補助電極71に直流正電圧
を印加して硬質カーボン膜を形成する実施形態において
は、開口内面に配置する補助電極71に直流の電源から
直流正電圧を印加して電子を強制的に、補助電極71の
周囲領域に集めることができる。このため、補助電極7
1の周囲にプラズマを発生させることができる。
を印加して硬質カーボン膜を形成する実施形態において
は、開口内面に配置する補助電極71に直流の電源から
直流正電圧を印加して電子を強制的に、補助電極71の
周囲領域に集めることができる。このため、補助電極7
1の周囲にプラズマを発生させることができる。
【0207】したがって、直流の正電圧を補助電極71
に印加しないで硬質カーボン膜を形成する実施形態にお
いて被膜形成ができない開口大きさが小さいガイドブッ
シュ11にも、直流正電圧を印加する補助電極71を用
いて被膜形成する実施形態を適用すれば、硬質カーボン
膜の膜形成が可能となる。
に印加しないで硬質カーボン膜を形成する実施形態にお
いて被膜形成ができない開口大きさが小さいガイドブッ
シュ11にも、直流正電圧を印加する補助電極71を用
いて被膜形成する実施形態を適用すれば、硬質カーボン
膜の膜形成が可能となる。
【0208】そして好ましくは、同一の装置を用いて連
続して中間層と硬質カーボン膜とを形成する方法を採用
するほうがよい。この理由は、この中間層と硬質カーボ
ン膜との被膜の相互の密着性が向上するためである。
続して中間層と硬質カーボン膜とを形成する方法を採用
するほうがよい。この理由は、この中間層と硬質カーボ
ン膜との被膜の相互の密着性が向上するためである。
【0209】そして同一の被膜形成装置を用いて連続し
て中間層と硬質カーボン膜とを形成するときは、中間層
を形成後、補助電極71を接地電位とし、ガイドブッシ
ュ11に直流負電圧または高周波電圧を印加し、さらに
ガス導入口63から導入するガスを変えればよい。これ
は中間層として積層膜で形成するときも同じである。
て中間層と硬質カーボン膜とを形成するときは、中間層
を形成後、補助電極71を接地電位とし、ガイドブッシ
ュ11に直流負電圧または高周波電圧を印加し、さらに
ガス導入口63から導入するガスを変えればよい。これ
は中間層として積層膜で形成するときも同じである。
【0210】さらに以上説明した中間層の形成方法にお
いて、補助電極としてチタンを用いる実施形態で説明し
たが、チタン以外にモリブデンやタングステンやタンタ
ルやアルミニウムも適用可能である。このときは形成さ
れる中間層としては、補助電極材料被膜やこれらの炭化
物被膜が形成されることになる。
いて、補助電極としてチタンを用いる実施形態で説明し
たが、チタン以外にモリブデンやタングステンやタンタ
ルやアルミニウムも適用可能である。このときは形成さ
れる中間層としては、補助電極材料被膜やこれらの炭化
物被膜が形成されることになる。
【0211】さらに以上説明した中間層の形成方法で
は、真空槽に導入するガスとして、アルゴンガス、ある
いは炭素を含むガスとアルゴンガスとの混合ガスを用い
る実施形態で説明した。しかしながら、真空槽に導入す
るガスとしては、シリコンを含むガスとアルゴンガスと
の混合ガスを用いる実施形態を採用してもよい。このと
きは、中間層として金属被膜と金属−シリコン合金であ
る金属シリサイドとの積層膜や、金属シリサイド被膜と
なる。
は、真空槽に導入するガスとして、アルゴンガス、ある
いは炭素を含むガスとアルゴンガスとの混合ガスを用い
る実施形態で説明した。しかしながら、真空槽に導入す
るガスとしては、シリコンを含むガスとアルゴンガスと
の混合ガスを用いる実施形態を採用してもよい。このと
きは、中間層として金属被膜と金属−シリコン合金であ
る金属シリサイドとの積層膜や、金属シリサイド被膜と
なる。
【0212】さらに図2と図4と図5とを用いて説明し
た本発明の硬質カーボン膜の形成方法における以上の実
施形態の説明においては、炭素を含むガスとしてメタン
ガスやベンゼンガスを用いる実施形態で説明したが、メ
タン以外にエチレンなどの炭素を含むガスや、あるいは
ヘキサンなどの炭素を含む液体の蒸発蒸気も使用するこ
とができる。
た本発明の硬質カーボン膜の形成方法における以上の実
施形態の説明においては、炭素を含むガスとしてメタン
ガスやベンゼンガスを用いる実施形態で説明したが、メ
タン以外にエチレンなどの炭素を含むガスや、あるいは
ヘキサンなどの炭素を含む液体の蒸発蒸気も使用するこ
とができる。
【0213】また以上説明した本発明の中間層の形成方
法における以上の説明においては、炭素を含むガスとし
てメタン(CH4 )を用いて説明したが、エチレンなど
の炭素を含むガスを用いても中間層を形成することがで
きる。さらに図1と図3とを用いて説明した中間層の形
成方法においては、ガイドブッシュ11に印加する電圧
として直流電源73からマイナス50Vを印加する実施
形態で説明したが、ガイドブッシュ11には接地電位を
接続してもよい。このときも以上説明した本発明の被膜
形成方法における効果である、ガイドブッシュ11の内
周面に均一な膜厚の中間層を形成することができる。
法における以上の説明においては、炭素を含むガスとし
てメタン(CH4 )を用いて説明したが、エチレンなど
の炭素を含むガスを用いても中間層を形成することがで
きる。さらに図1と図3とを用いて説明した中間層の形
成方法においては、ガイドブッシュ11に印加する電圧
として直流電源73からマイナス50Vを印加する実施
形態で説明したが、ガイドブッシュ11には接地電位を
接続してもよい。このときも以上説明した本発明の被膜
形成方法における効果である、ガイドブッシュ11の内
周面に均一な膜厚の中間層を形成することができる。
【0214】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
被膜形成方法における中間層と硬質カーボン膜の形成方
法では、ガイドブッシュの開口内面の開口の中央部に、
接地電位あるいは直流負電圧に接続する補助電極を配置
して中間層と硬質カーボン膜を形成する。そして中間層
と硬質カーボン膜を形成するガイドブッシュには、負の
直流電圧または高周波電圧を印加する。
被膜形成方法における中間層と硬質カーボン膜の形成方
法では、ガイドブッシュの開口内面の開口の中央部に、
接地電位あるいは直流負電圧に接続する補助電極を配置
して中間層と硬質カーボン膜を形成する。そして中間層
と硬質カーボン膜を形成するガイドブッシュには、負の
直流電圧または高周波電圧を印加する。
【0215】その結果、同電位の電極どうしが対向して
いる開口内面に、接地電位あるいは直流負電圧に接続す
る補助電極を設けることとなり、同電位同士が対向する
ことがなくなる。このような電位状態は、プラスマ化学
気相成長法にとってもっとも望ましい状態であり、異常
放電であるホロー放電は発生しない。そのため、密着性
の良好な硬質カーボン膜をガイドブッシュに形成するこ
とができる。
いる開口内面に、接地電位あるいは直流負電圧に接続す
る補助電極を設けることとなり、同電位同士が対向する
ことがなくなる。このような電位状態は、プラスマ化学
気相成長法にとってもっとも望ましい状態であり、異常
放電であるホロー放電は発生しない。そのため、密着性
の良好な硬質カーボン膜をガイドブッシュに形成するこ
とができる。
【0216】さらに本発明の被膜形成方法における中間
層と硬質カーボン膜の形成方法においては、接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極をガイドブッシュの
開口内面に配置しており、ガイドブッシュの長手方向の
開口内面で電位特性が均一になる。この結果、内周面に
形成する中間層と硬質カーボン膜の膜厚ばらつきの発生
がなく、ガイドブッシュの開口端面と開口奥側との全域
にわたって均一な膜厚を形成することができるという効
果ももつ。
層と硬質カーボン膜の形成方法においては、接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極をガイドブッシュの
開口内面に配置しており、ガイドブッシュの長手方向の
開口内面で電位特性が均一になる。この結果、内周面に
形成する中間層と硬質カーボン膜の膜厚ばらつきの発生
がなく、ガイドブッシュの開口端面と開口奥側との全域
にわたって均一な膜厚を形成することができるという効
果ももつ。
【0217】さらに本発明のガイドブッシュ内周面への
被膜形成方法においては、ガイドブッシュの開口内面に
配置する補助電極に直流の正電圧を印加して硬質カーボ
ン膜を形成している。このように直流正電圧を補助電極
に印加すると、この補助電極の周囲領域に電子を集める
効果を生じ、補助電極の周囲領域は電子密度が高くな
る。このように電子密度が高くなると、必然的に炭素を
含むガス分子と電子との衝突確率が増えて、ガス分子の
イオン化が促進され、その補助電極の周囲領域のプラズ
マ密度が高くなる。
被膜形成方法においては、ガイドブッシュの開口内面に
配置する補助電極に直流の正電圧を印加して硬質カーボ
ン膜を形成している。このように直流正電圧を補助電極
に印加すると、この補助電極の周囲領域に電子を集める
効果を生じ、補助電極の周囲領域は電子密度が高くな
る。このように電子密度が高くなると、必然的に炭素を
含むガス分子と電子との衝突確率が増えて、ガス分子の
イオン化が促進され、その補助電極の周囲領域のプラズ
マ密度が高くなる。
【0218】このため補助電極に直流の正電圧を印加し
て硬質カーボン膜を形成する実施形態においては、硬質
カーボン膜の被膜形成速度は、補助電極にこのように直
流の正電圧を印加しないときと比らべて高くなる。さら
にガイドブッシュの開口の大きさが小さくなり、内周面
と補助電極との隙間寸法が小さくなると、補助電極に直
流の正電圧を印加しないで硬質カーボン膜を形成する
と、ガイドブッシュの開口内面にプラズマが発生せず、
被膜形成ができない。
て硬質カーボン膜を形成する実施形態においては、硬質
カーボン膜の被膜形成速度は、補助電極にこのように直
流の正電圧を印加しないときと比らべて高くなる。さら
にガイドブッシュの開口の大きさが小さくなり、内周面
と補助電極との隙間寸法が小さくなると、補助電極に直
流の正電圧を印加しないで硬質カーボン膜を形成する
と、ガイドブッシュの開口内面にプラズマが発生せず、
被膜形成ができない。
【0219】これにたいして補助電極に直流正電圧を印
加して硬質カーボン膜を形成する方法においては、開口
内面に配置する補助電極に直流の電源から直流正電圧を
印加して電子を強制的に補助電極の周囲領域に集めるこ
とができる。このため、補助電極の周囲にプラズマを発
生させることができる。したがって、直流の正電圧を補
助電極に印加しないで硬質カーボン膜を形成する方法で
被膜形成ができない開口大きさが小さいガイドブッシュ
にも、直流正電圧を印加する補助電極を用いて被膜形成
する方法を適用すれば、硬質カーボン膜の膜形成が可能
となる。
加して硬質カーボン膜を形成する方法においては、開口
内面に配置する補助電極に直流の電源から直流正電圧を
印加して電子を強制的に補助電極の周囲領域に集めるこ
とができる。このため、補助電極の周囲にプラズマを発
生させることができる。したがって、直流の正電圧を補
助電極に印加しないで硬質カーボン膜を形成する方法で
被膜形成ができない開口大きさが小さいガイドブッシュ
にも、直流正電圧を印加する補助電極を用いて被膜形成
する方法を適用すれば、硬質カーボン膜の膜形成が可能
となる。
【0220】さらにまた本発明の被膜形成方法における
中間層の形成方法においては、ガイドブッシュの開口内
に中間層材料からなる補助電極を配置して、補助電極と
開口内面との間にプラズマ発生させ、または抵抗加熱蒸
着法によって、ガイドブッシュ内周面に中間層を形成し
ている。ガイドブッシュの内周面の全域にわって均一な
膜厚分布で中間層を形成することができる。このため中
間層膜厚がガイドブッシュ開口内面の奥側にて薄膜化す
ると、硬質カーボン膜のストレスに耐えきれず剥離して
しまう。
中間層の形成方法においては、ガイドブッシュの開口内
に中間層材料からなる補助電極を配置して、補助電極と
開口内面との間にプラズマ発生させ、または抵抗加熱蒸
着法によって、ガイドブッシュ内周面に中間層を形成し
ている。ガイドブッシュの内周面の全域にわって均一な
膜厚分布で中間層を形成することができる。このため中
間層膜厚がガイドブッシュ開口内面の奥側にて薄膜化す
ると、硬質カーボン膜のストレスに耐えきれず剥離して
しまう。
【0221】本発明の中間層の形成方法では、中間層膜
厚の分布バラツキが均一で開口奥側の薄膜化現象は発生
しない。このように本発明の被膜形成方法においては、
ガイドブッシュに対する硬質カーボン膜の密着性が良好
となる。
厚の分布バラツキが均一で開口奥側の薄膜化現象は発生
しない。このように本発明の被膜形成方法においては、
ガイドブッシュに対する硬質カーボン膜の密着性が良好
となる。
【図1】本発明の実施の形態におけるガイドブッシュ内
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるガイドブッシュ内
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるガイドブッシュ内
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるガイドブッシュ内
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるガイドブッシュ内
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態と従来技術の被膜形成方法
によって形成した被膜の膜厚と開口端からの距離との関
係を示すグラフである。
によって形成した被膜の膜厚と開口端からの距離との関
係を示すグラフである。
【図7】本発明の実施の形態におけるガイドブッシュ内
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
周面への被膜形成方法を示す断面図である。
【図8】本発明の実施形態におけるガイドブッシュ内周
面への硬質カーボン膜の形成方法により中間層と硬質カ
ーボン膜を形成するガイドブッシュを使用する旋盤の主
軸近傍を示す断面図である。
面への硬質カーボン膜の形成方法により中間層と硬質カ
ーボン膜を形成するガイドブッシュを使用する旋盤の主
軸近傍を示す断面図である。
【図9】本発明の実施形態におけるガイドブッシュ内周
面への硬質カーボン膜の形成方法により中間層と硬質カ
ーボン膜を形成するガイドブッシュを使用する旋盤の主
軸近傍を示す断面図である。
面への硬質カーボン膜の形成方法により中間層と硬質カ
ーボン膜を形成するガイドブッシュを使用する旋盤の主
軸近傍を示す断面図である。
【図10】本発明の実施形態におけるガイドブッシュ内
周面への被膜形成方法により中間層と硬質カーボン膜を
形成するガイドブッシュを示す断面図である。
周面への被膜形成方法により中間層と硬質カーボン膜を
形成するガイドブッシュを示す断面図である。
【図11】従来技術におけるガイドブッシュ内周面への
被膜形成方法のうち中間層の形成方法を示す断面図であ
る。
被膜形成方法のうち中間層の形成方法を示す断面図であ
る。
【図12】従来技術におけるガイドブッシュ内周面への
被膜形成方法のうち硬質カーボン膜の形成方法を示す断
面図である。
被膜形成方法のうち硬質カーボン膜の形成方法を示す断
面図である。
11 ガイドブッシュ 11b 内周面 61 真空槽 63 ガス導入口 65 排気口 71 補助電極 73 直流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸井田 孝志 埼玉県所沢市大字下富字武野840番地 シ チズン時計株式会社所沢事業所内 (72)発明者 関根 敏一 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内
Claims (36)
- 【請求項1】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電源
に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入する
ようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内
部を排気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを真
空槽内に導入して、補助電極電源から直流負電圧を補助
電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ内周
面に金属炭化物被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に接地電位または直流
正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気した後、ガス
導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイド
ブッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印
加しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを発生
させてガイドブッシュ内周面に硬質カーボン膜を形成す
ることを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成
方法。 - 【請求項2】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電源
に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入する
ようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空槽
内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続
するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス
導入口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガス
を導入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印
加してプラズマを発生させガイドブッシュ内周面に金属
炭化物被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に接地電位または直流
正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気した後、ガ
ス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュに高周波電圧を印加してプラズマを発生させ
てガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特
徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項3】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電源
に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入する
ようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部
を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導
入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印加し
てプラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属炭
化物被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に接地電位または直流
正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気した後、ガ
ス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発生させて
ガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴
とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項4】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電源
に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入する
ようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部
を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導
入し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加して
抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属炭
化物被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に接地電位または直流
正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、ガス導入
口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイドブッ
シュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を印加し
フィラメントに交流電圧を印加してプラズマを発生させ
てガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特
徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項5】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電源
に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入する
ようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部
を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導
入し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加して
抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属炭
化物被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に接地電位または直流
正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気した後、ガ
ス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュに高周波電圧を印加してプラズマを発生させ
てガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特
徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項6】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電源
に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入する
ようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部
を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導
入し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加して
抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金属炭
化物被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に接地電位または直流
正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブッ
シュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気した後、ガ
ス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発生させて
ガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴
とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項7】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電源
に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入する
ようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部
を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導
入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加し
てガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマ
を発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被膜か
らなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気したのち、
ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガ
イドブッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧
を印加しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項8】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電源
に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入する
ようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部
を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導
入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加し
てガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマ
を発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被膜か
らなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス
導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイド
ブッシュに高周波電圧を印加してプラズマを発生させて
ガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴
とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項9】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電源
に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入する
ようにガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部
を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続する
かあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入
口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを導
入し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加し
てガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマ
を発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被膜か
らなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス
導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイド
ブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発生させてガ
イドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴と
するガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項10】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽内部に配置し、真空槽
の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接
続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガ
ス導入口からアルゴンガスを導入し、補助電極電源から
直流負電圧を補助電極に印加してプラズマを発生させガ
イドブッシュ内周面に金属被膜からなる第1の中間層を
形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合ガスを真空槽
内に導入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に
印加してプラズマを発生させガイドブッシュ内周面に金
属炭化物被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、
ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガ
イドブッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧
を印加しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項11】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽内部を排気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続
するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス
導入口からアルゴンガスを導入し、補助電極電源から直
流負電圧を補助電極に印加してプラズマを発生させガイ
ドブッシュ内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形
成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排
気した後、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガ
スとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは
接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧
を印加し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極に印
加してプラズマを発生させガイドブッシュ内周面に金属
炭化物被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気
後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入
し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項12】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽内を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続
するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス
導入口からアルゴンガスを導入し、補助電極電源から直
流負電圧を補助電極に印加してプラズマを発生させガイ
ドブッシュ内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形
成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空槽の内部
を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を
含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッ
シュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流
負電圧を印加し、補助電極電源から直流負電圧を補助電
極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ内周面
に金属炭化物被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気し
たのち、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導
入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項13】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助
電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸
着法によりガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる
第1の中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガ
スとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは
接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧
を印加し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加
して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金
属炭化物被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排気
した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導
入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加し、アノードに
直流電圧を印加しフィラメントに交流電圧を印加してプ
ラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を
形成することを特徴とするガイドブッシュ内周面への被
膜形成方法。 - 【請求項14】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助
電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸
着法によりガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる
第1の中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガ
スとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは
接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧
を印加し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加
して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金
属炭化物被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気し
た後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入
し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項15】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助
電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸
着法によりガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる
第1の中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガ
スとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは
接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧
を印加し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に印加
して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面に金
属炭化物被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気し
た後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入
し、ガイドブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発
生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成するこ
とを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項16】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助
電極電源から高周波電圧を補助電極に印加してガイドブ
ッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させ
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガ
スとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは
接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧
を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印
加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラ
ズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被
膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、
ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガ
イドブッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧
を印加しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項17】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガスとの混合
ガスを真空槽内導入し、補助電極電源から高周波電圧を
補助電極に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極
の周囲にプラズマを発生させガイドブッシュの内周面に
金属被膜からなる第1の中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガ
スとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは
接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧
を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印
加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラ
ズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被
膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気し
た後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入
し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項18】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助
電極電源から高周波電圧を補助電極に印加してガイドブ
ッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させ
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガ
スとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは
接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧
を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印
加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラ
ズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属炭化物被
膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気し
た後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入
し、ガイドブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発
生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成するこ
とを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項19】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを真空槽内に導入して、補助電極電源から直流
負電圧を補助電極に印加してプラズマを発生させガイド
ブッシュ内周面に金属シリサイド被膜からなる中間層を
形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気したのち、
ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガ
イドブッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧
を印加しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項20】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧を補助
電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ内周
面に金属シリサイド被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス
導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイド
ブッシュに高周波電圧を印加してプラズマを発生させて
ガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴
とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項21】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを導入し、補助電極電源から直流負電圧を補助
電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ内周
面に金属シリサイド被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス
導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイド
ブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発生させてガ
イドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴と
するガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項22】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを導入し、補助電極電源から交流電圧を補助電
極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内
周面に金属シリサイド被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気した後、ガ
ス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を
印加しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを発
生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成するこ
とを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項23】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを導入し、補助電極電源から交流電圧を補助電
極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内
周面に金属シリサイド被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス
導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイド
ブッシュに高周波電圧を印加してプラズマを発生させて
ガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴
とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項24】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを導入し、補助電極電源から交流電圧を補助電
極に印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内
周面に金属シリサイド被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス
導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイド
ブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発生させてガ
イドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴と
するガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項25】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助
電極に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周
囲にプラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気した後、ガ
ス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイ
ドブッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧を
印加しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを発
生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成するこ
とを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項26】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助
電極に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周
囲にプラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス
導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイド
ブッシュに高周波電圧を印加してプラズマを発生させて
ガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴
とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項27】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し金属の中間層材料からなる補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを導入し、補助電極電源から高周波電圧を補助
電極に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周
囲にプラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属
シリサイド被膜からなる中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位または直
流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガイドブ
ッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気後、ガス
導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガイド
ブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発生させてガ
イドブッシュに硬質カーボン膜を形成することを特徴と
するガイドブッシュ内周面への被膜形成方法。 - 【請求項28】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気した後、ガイドブッシュは接地電位に接
続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガ
ス導入口からアルゴンガスを導入し、補助電極電源から
直流負電圧を補助電極に印加してプラズマを発生させガ
イドブッシュ内周面に金属被膜からなる第1の中間層を
形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排
気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続するかあ
るいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス導入口か
らアルゴンガスとシリコンを含むガスとの混合ガスを真
空槽内に導入し、補助電極電源から直流負電圧を補助電
極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ内周面
に金属シリサイド被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、
ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガ
イドブッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧
を印加しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項29】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽内部を排気した後、ガイドブッシュは接地電位に接続
するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス
導入口からアルゴンガスを導入し、補助電極電源から直
流負電圧を補助電極に印加してプラズマを発生させガイ
ドブッシュ内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形
成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排
気した後、ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含
むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシ
ュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負
電圧を印加し、補助電極電源から直流負電圧を補助電極
に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ内周面に
金属シリサイド被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気
後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入
し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項30】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽内を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に接続
するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、ガス
導入口からアルゴンガスを導入し、補助電極電源から直
流負電圧を補助電極に印加してプラズマを発生させガイ
ドブッシュ内周面に金属被膜からなる第1の中間層を形
成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空槽の内部
を排気したのち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコ
ンを含むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイド
ブッシュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から
直流負電圧を印加し、補助電極電源から直流負電圧を補
助電極に印加してプラズマを発生させガイドブッシュ内
周面に金属シリサイド被膜からなる第2の中間層を形成
し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気し
たのち、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導
入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項31】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助
電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸
着法によりガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる
第1の中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含
むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシ
ュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負
電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に
印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面
に金属シリサイド被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽の内部を排気
した後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導
入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加し、アノードに
直流電圧を印加しフィラメントに交流電圧を印加してプ
ラズマを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を
形成することを特徴とするガイドブッシュ内周面への被
膜形成方法。 - 【請求項32】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助
電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸
着法によりガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる
第1の中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含
むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシ
ュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負
電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に
印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面
に金属シリサイド被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気し
た後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入
し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項33】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助
電極電源から交流電圧を補助電極に印加して抵抗加熱蒸
着法によりガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる
第1の中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含
むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシ
ュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負
電圧を印加し、補助電極電源から交流電圧を補助電極に
印加して抵抗加熱蒸着法によりガイドブッシュの内周面
に金属シリサイド被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気し
た後、ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入
し、ガイドブッシュに直流電圧を印加してプラズマを発
生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成するこ
とを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項34】 ガイドブッ シュの開口内に補助電極
電源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入
するようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真
空槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位
に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加
し、ガス導入口からアルゴンガスを真空槽内に導入し、
補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印加してガイ
ドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを発生
させガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の
中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含
むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシ
ュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負
電圧を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極
に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲に
プラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属シリ
サイド被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内を排気後、
ガス導入口から炭素を含むガスを真空槽内に導入し、ガ
イドブッシュに直流電圧を印加し、アノードに直流電圧
を印加しフィラメントに交流電圧を印加してプラズマを
発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成する
ことを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成方
法。 - 【請求項35】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含むガスとの
混合ガスを真空槽内導入し、補助電極電源から高周波電
圧を補助電極に印加してガイドブッシュの開口内の補助
電極の周囲にプラズマを発生させガイドブッシュの内周
面に金属被膜からなる第1の中間層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスと炭素を含むガ
スとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシュは
接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負電圧
を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極に印
加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲にプラ
ズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属シリサイ
ド被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気し
た後、ガス導入口からシリコンを含むガスを真空槽内に
導入し、ガイドブッシュに高周波電圧を印加してプラズ
マを発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成
することを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形
成方法。 - 【請求項36】 ガイドブッシュの開口内に補助電極電
源に接続し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入す
るようにガイドブッシュを真空槽の内部に配置し、真空
槽の内部を排気したのち、ガイドブッシュは接地電位に
接続するかあるいは直流電源から直流負電圧を印加し、
ガス導入口からアルゴンガスを真空槽内に導入し、補助
電極電源から高周波電圧を補助電極に印加してガイドブ
ッシュの開口内の補助電極の周囲にプラズマを発生させ
ガイドブッシュの内周面に金属被膜からなる第1の中間
層を形成し、 その後、ガイドブッシュの開口内に補助電極電源に接続
し中間層材料からなる金属の補助電極を挿入するように
ガイドブッシュを真空槽内に配置し、真空槽内部を排気
したのち、ガス導入口からアルゴンガスとシリコンを含
むガスとの混合ガスを真空槽内に導入し、ガイドブッシ
ュは接地電位に接続するかあるいは直流電源から直流負
電圧を印加し、補助電極電源から高周波電圧を補助電極
に印加してガイドブッシュの開口内の補助電極の周囲に
プラズマを発生させガイドブッシュの内周面に金属シリ
サイド被膜からなる第2の中間層を形成し、 さらにその後、ガイドブッシュの開口内面に接地電位ま
たは直流正電圧に接続する補助電極を挿入するようにガ
イドブッシュを真空槽の中に配置し、真空槽内を排気し
た後、ガス導入口からシリコンを含むガスを真空槽内に
導入し、ガイドブッシュに直流電圧を印加してプラズマ
を発生させてガイドブッシュに硬質カーボン膜を形成す
ることを特徴とするガイドブッシュ内周面への被膜形成
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16415097A JPH1112743A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | ガイドブッシュ内周面への被膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16415097A JPH1112743A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | ガイドブッシュ内周面への被膜形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1112743A true JPH1112743A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15787699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16415097A Pending JPH1112743A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | ガイドブッシュ内周面への被膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1112743A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111962038A (zh) * | 2020-09-23 | 2020-11-20 | 兰州天亿石化设备维修技术有限公司 | 一种大口径高压金属软管内壁镀膜装置及方法 |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP16415097A patent/JPH1112743A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111962038A (zh) * | 2020-09-23 | 2020-11-20 | 兰州天亿石化设备维修技术有限公司 | 一种大口径高压金属软管内壁镀膜装置及方法 |
CN111962038B (zh) * | 2020-09-23 | 2023-05-12 | 兰州天亿石化设备维修技术有限公司 | 一种大口径高压金属软管内壁镀膜装置及方法 |
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