JPH11126998A - Icチップ反転治具 - Google Patents

Icチップ反転治具

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JPH11126998A
JPH11126998A JP9292138A JP29213897A JPH11126998A JP H11126998 A JPH11126998 A JP H11126998A JP 9292138 A JP9292138 A JP 9292138A JP 29213897 A JP29213897 A JP 29213897A JP H11126998 A JPH11126998 A JP H11126998A
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JP
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chip
chip tray
tray table
tray
lock
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JP9292138A
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Tomokazu Nakagawa
智和 中川
Tadashi Nishioka
忠司 西岡
Fuyuto Kumagai
冬人 熊谷
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者による作業ミスの誘発のおそれが少な
くて迅速,容易かつ確実にICチップを表裏反転させる
ことのできるICチップ反転治具を提供する。 【解決手段】 ICチップ載置のチップトレイ100を
セットする第1のチップトレイテーブル5aと空のチッ
プトレイ100をセットする第2のチップトレイテーブ
ル5bとが互いに開閉自在な状態でシャフト4まわりに
枢着されており、空のトレイがチップ載置のトレイに重
ね合わさる状態となるように第2のトレイテーブル5b
を回転させて第1のトレイテーブル5aに閉じ合わせ、
第1のトレイテーブル5aと第2のトレイテーブル5b
とをその閉じ合わせの状態のまま反転して第1のトレイ
テーブル5a側のトレイから第2のトレイテーブル5b
側のトレイへチップを表裏反転させながら移し替え、第
1のトレイテーブル5aを第2のチップトレイテーブル
5bに対して開くように回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップトレイに載
置された複数のICチップを反転するためのICチップ
反転治具に関する。この種のICチップ反転治具は、主
として液晶パネル端子部にICチップを搭載するCOG
ボンダー装置にてICチップを実装する際に利用される
が、この分野に限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】液晶パネル製造工程の中の実装工程にお
いて、COGボンダー装置により液晶パネルの上にIC
チップを実装する工程がある。その工程で使用されるI
Cチップは、ICチップ供給会社からチップトレイに端
子面を上向きにして30〜40個程度載せられた状態で
供給される。図8はその様子を示すもので、100はチ
ップトレイ、200はチップトレイ100上に載置され
たICチップである。チップトレイには複数のチップは
め込み用の溝が形成されており、その溝にICチップを
はめ込んだ状態で載置するようになっている。
【0003】COGボンダー装置では液晶パネルの上に
ICチップを搭載するので、ICチップはその端子面を
下向きにした状態で供給しなければならず、そのためボ
ンダー装置に供給する前にICチップを表裏反転させる
必要があり、従来、次のような手動式のICチップ反転
治具が用いられている。
【0004】図9は従来のICチップ反転治具300を
示す。図9の(a)は平面図、(b)は正面図、(c)
は左側面図である。このICチップ反転治具300は、
チップトレイ100を載せるベース板301に、チップ
トレイの外形の位置決めを行うための一対の位置決めピ
ン302と1つの位置決めブロック303が取り付けら
れた構成となっている。一対の位置決めピン302に左
右両側面をガイドさせる状態でチップトレイ100をベ
ース板301上に載せ、ベース板上でチップトレイをス
ライドさせて位置決めブロック303に当接するまで押
し込む。これにより、位置決め状態でチップトレイをベ
ース板上にセットすることができる。
【0005】上記構成のICチップ反転治具300を使
用したチップ反転作業について図10に基づいて説明す
る。図10の(a)に示すように、ICチップ反転治具
300と、端子面が上向きの状態の複数のICチップ2
00が載置されている第1のチップトレイ100と、空
の第2のチップトレイ100′とを用意する。まず
(b)に示すように、チップ200が載っている面を上
向きにした状態で第1のチップトレイ100を図9で説
明したとおりにしてICチップ反転治具300にセット
する。次に(c)に示すように、空の第2のチップトレ
イ100′を裏向きにした状態で第1のチップトレイ1
00上に重ねるようにしてICチップ反転治具300に
セットする。そして(d)に示すように、2枚のチップ
トレイ100,100′を重ねたままの状態で作業者が
手動でICチップ反転治具300を180度天地反転さ
せる。これによって、第1のチップトレイ100から第
2のチップトレイ100′へチップ200が表裏反転さ
れた状態で移し替えられる。次いで(e)に示すよう
に、ICチップ反転治具300から第2のチップトレイ
100′を取り外す。第2のチップトレイ100には端
子面が下向きの状態でチップ200が載置されているこ
とになる。次に、ICチップ反転治具300を180度
反転させ、空になった第1のチップトレイ100をIC
チップ反転治具300から取り外す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近の市場のニーズに
対応して、液晶パネルの大型化・薄型化が急速に進んで
おり、さらに周辺部品を小型化し狭額縁化を進めるため
にCOGボンダー等でICチップを液晶パネルに直接実
装することが必要不可欠になってきた。それに伴いIC
チップの使用数が増加し、チップ反転作業もスピードア
ップ化が急がれるようになってきている。
【0007】空の第2のチップトレイをICチップ載置
の第1のチップトレイに重ね合わせるときに、手作業で
第2のチップトレイを裏返して重ね合わせることになる
が、そうすると個々のICチップを入れている溝の方向
が見えなくなる。チップトレイの形状は正方形の1つの
角に面取りを施したものとなっているが、溝の方向を目
で見ることができないため、第2のチップトレイを間違
えて第1のチップトレイに対して水平方向で90度方向
が異なる状態でセットしてしまうことがあり、この状態
で反転作業を行うと、受け入れ側の第2のチップトレイ
の溝にICチップが入り込まなくなり、その状態で受け
入れ側のチップトレイをICチップ反転治具から取り外
すとICチップはバラバラになってしまう。また、方向
を間違えることなく正しくチップトレイをセットした場
合でも、ICチップを受け取った第2のチップトレイを
ICチップ反転治具から取り外すときに、手の振れや摩
擦抵抗に起因した振動等によりチップトレイの溝からI
Cチップが飛び出したり姿勢が乱れたりするおそれもあ
る。さらに、ICチップ反転治具の全体を重ね合わせた
2つのチップトレイとともに手でもって反転させるの
で、反転作業時に手をすべらせたりして全体を落として
しまい、落下の衝撃でチップトレイごとICチップがバ
ラバラになる可能性もある。その結果、作業者がICチ
ップを1つずつ収納し直さねばならない。このような場
合にチップに直接に手で触れることができなくて真空ピ
ンセット等を用いるために手間と時間ロスを生じ、最悪
の場合は静電気や異物付着のためICチップが使用不能
となる。
【0008】なお、従来のICチップ反転治具を使用し
てチップの反転作業を行う場合には、1トレイずつしか
移し替えによるチップの表裏反転ができないため、作業
性が悪く時間がかかるという問題があった。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みて創案され
たものであって、作業者による作業ミスの誘発のおそれ
が少なくて迅速,容易かつ確実にICチップを表裏反転
させることのできるICチップ反転治具を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
ICチップ反転治具は、ICチップ載置のチップトレイ
をセットする第1のチップトレイテーブルと空のチップ
トレイをセットする第2のチップトレイテーブルとが互
いに開閉自在な状態で共通軸心まわりに枢着されている
ものである。これは、空のチップトレイがICチップ載
置のチップトレイに重ね合わさる状態となるように第2
のチップトレイテーブルを回転させて第1のチップトレ
イテーブルに閉じ合わせ、第1のチップトレイテーブル
と第2のチップトレイテーブルとをその閉じ合わせの状
態のまま反転して第1のチップトレイテーブル側のチッ
プトレイから第2のチップトレイテーブル側のチップト
レイへICチップを表裏反転させながら移し替え、第1
のチップトレイテーブルを第2のチップトレイテーブル
に対して開いて移し替え後のチップトレイが取り出し可
能な状態に構成されているのである。両チップトレイと
もチップトレイテーブルに対するセットの作業は表向き
の状態で行う。つまり、すでに第1のチップトレイテー
ブルにセットされているICチップ載置のチップトレイ
(の溝)の方向を目視し、また空のチップトレイ(の
溝)の方向も目で見て両チップトレイの方向一致を確認
しながら、空のチップトレイを第2のチップトレイテー
ブルにセットすることができるため、両チップトレイの
方向間違いを未然に確実に防止することが可能となる。
両チップトレイテーブルを閉じ合わせるときの作業は第
2のチップトレイテーブルの共通軸心まわりの回転であ
り、閉じ合わせ状態の両チップトレイテーブルを反転す
るときの作業も共通軸心まわりの回転であり、第1のチ
ップトレイテーブルを開くときの作業も共通軸心まわり
の回転であり、ICチップ反転治具の全体を反転するこ
とはなく、また共通軸心は位置固定で安定しているた
め、全体として作業性が効率の高いものとなる。ICチ
ップが移し替えられたチップトレイをチップトレイテー
ブルから取り外す際には、そのICチップが露出してお
り目視確認する状態で取り外すことができるため、取り
外しにおいてICチップのばらけを抑制する。トータル
として、作業者による作業ミスの誘発のおそれを少なく
して、ICチップの表裏反転作業を迅速,容易かつ確実
に行うことができる。
【0011】本発明に係る請求項2のICチップ反転治
具は、上記請求項1において、第1のチップトレイテー
ブルおよび第2のチップトレイテーブルはそれぞれチッ
プトレイを保持するクランプ機構を備えている。第2の
チップトレイテーブルを閉じ合わせるときの反転動作お
よび第1のチップトレイテーブルを開くときの反転動作
において、チップトレイの不測の脱落を防止する。
【0012】本発明に係る請求項3のICチップ反転治
具は、上記請求項1または請求項2において、第2のチ
ップトレイテーブルは第1のチップトレイテーブルを第
2のチップトレイテーブルに対して開くときに第2のチ
ップトレイテーブルの回転が規制され位置固定されるロ
ック機構を備えている。第1のチップトレイテーブルを
開くときに、ICチップを受け取った第2のチップトレ
イテーブルを不測に引き連れて回転しようとしても、ロ
ック機構による位置固定のためにその回転が禁止され
る。したがって、第2のチップトレイテーブルの不測の
引き連れの回転が回避され、ICチップのばらけを防止
することができる。
【0013】本発明に係る請求項4のICチップ反転治
具は、上記請求項1から請求項3までのいずれかにおい
て、第1のチップトレイテーブルと第2のチップトレイ
テーブルとが互いに等価的に構成されている。もとはI
Cチップを載置していたチップトレイがICチップ移し
替え後は空のチップトレイとなるので、その空となった
チップトレイを外すことなくそのまま空のチップトレイ
としてICチップ反転作業に引き続き利用することがで
き、作業能率をアップする。
【0014】本発明に係る請求項5のICチップ反転治
具は、上記請求項4において、一方のチップトレイテー
ブルを他方のチップトレイテーブルに対して閉じ合わせ
るときの回転動作の終わりの段階でロック機構を自動的
に解除するロック解除機構を備えている。チップトレイ
テーブルを閉じ合わせるときの回転動作の終わりの段階
でロック解除機構によりロック機構を自動的に解除して
おくことから、ICチップ載置のチップトレイをセット
するときにはそのチップトレイテーブルが第1・第2の
いずれであってもロック機構によって位置固定しておく
ようにすることができ、安定した状態のテーブルに対し
てICチップ載置のトレイをセットでき、ICチップの
ばらけを防止する。
【0015】本発明に係る請求項6のICチップ反転治
具は、上記請求項1から請求項5までのいずれかにおい
て、第1のチップトレイテーブルおよび第2のチップト
レイテーブルはそれぞれチップトレイをセットする方向
を規制する機構を備えている。チップトレイテーブルに
チップトレイをセットするときの方向間違いをより確実
に防止する。
【0016】本発明に係る請求項7のICチップ反転治
具は、上記請求項1から請求項6までのいずれかにおい
て、第1のチップトレイテーブルおよび第2のチップト
レイテーブルはそれぞれ複数のチップトレイをセット可
能に構成されている。一度に大量のICチップを表裏反
転させることができ、作業能率を大幅にアップする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るICチップ反
転治具の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】〔実施の形態1〕図1は実施の形態1に係
るICチップ反転治具の平面図、図2はその正面図であ
る。ベース板1の両端部に一対の支柱2,2が取り付け
られており、その一対の支柱2,2間にわたってベアリ
ング3を介してシャフト4が回転自在に軸支されてい
る。シャフト4には第1のチップトレイテーブル5aが
直接固定されており、また第2のチップトレイテーブル
5bがベアリング6を介して相対回転自在に取り付けら
れている。各チップトレイテーブル5a,5bにはチッ
プトレイ100を5個ずつ載置できるよう一定間隔で彫
り込み7a,7bが施されており、それぞれの彫り込み
が共通軸心であるシャフト4の回転軸心に関して対称と
なるように水平・垂直方向にそれぞれ位置調整されてい
る。各彫り込みにはチップトレイ100を抜き差ししや
すいように抜き穴が設けられている。各チップトレイテ
ーブル5a,5bの両端部には半円柱状(図5参照)の
把手8a,8bが取り付けられており、把手8a,8b
を手でつかんだ状態でシャフト4を回転中心にして各チ
ップトレイテーブル5a,5bを個別的にまた同時的に
180度回転して反転することができるようになってい
る。各チップトレイテーブル5a,5bを水平姿勢に保
持するためのテーブルストッパー9a,9bがベース板
1に取り付けられている。正方形のチップトレイ100
には図8で示すように1つの角部に面取り100aが施
されているが、各チップトレイテーブル5a,5bの各
彫り込み7a,7bの角部においてチップトレイ100
の方向を規制するための位置決めピン10a,10bが
取り付けられている。また、各チップトレイテーブル5
a,5bにおいて各彫り込みに対応してクランプブロッ
ク11a,11bが取り付けられ、これらのクランプブ
ロック11a,11bに出退自在に保持されたロッドの
一端にチップトレイ100を固定するための第1のクラ
ンプ爪12aおよび第2のクランプ爪12bが設けら
れ、他端にツマミ13a,13bが設けられている。各
クランプブロック11a,11bにおいてクランプ爪1
2a,12bを突出付勢するための圧縮バネ14a,1
4bがロッドまわりに設けられている。各ツマミ13
a,13bはクランプ爪12a,12bを退避させると
きに使う。
【0019】以上のように第1のチップトレイテーブル
5a側の構造と第2のチップトレイテーブル5b側の構
造とは等価的なものになっている。
【0020】次に、以上のように構成された実施の形態
1のICチップ反転治具の動作を説明する。第1のチッ
プトレイテーブル5aをICチップの供給側とし、第2
のチップトレイテーブル5bを受け入れ側とする。IC
チップ200が入っている第1のチップトレイ100を
5個、第1のチップトレイテーブル5aの各彫り込み7
aにセットする。この場合に、第1のクランプ爪12a
に連設のツマミ13aを矢印G方向に引っ張り、位置決
めピン10aに対して面取り100aの部分を位置合わ
せして各チップトレイ100をセットし、ツマミ13a
を離して圧縮バネ14aにより第1のクランプ爪12a
を矢印H方向に突出させてチップトレイ100を固定す
る。一方、ICチップが入っていない空の第2のチップ
トレイ100を5個、第2のチップトレイテーブル5b
の各彫り込み7bに対して上記と同様にしてセットし、
第2のクランプ爪12bで固定する。この空の第2のチ
ップトレイをセットする場合に、目視確認して、空の第
2のチップトレイにおけるICチップを入れるための溝
の方向を、すでにセットされている第1のチップトレイ
上のICチップの方向に合わせることが容易にできる。
【0021】次に、第2のチップトレイテーブル5bの
把手8bを手でつかんでシャフト4を回転中心として第
2のチップトレイテーブル5bを第1のチップトレイテ
ーブル5a側に180度回転させ、第2のチップトレイ
テーブル5bを第1のチップトレイテーブル5aに閉じ
合わせる。これにより、第1のチップトレイテーブル5
a上のICチップが入った各第1のチップトレイ100
に対して第2のチップトレイテーブル5b上の空の各第
2のチップトレイ100が重ね合わされることになる。
この閉じ合わせのための回転中において、第2のチップ
トレイ100は第2のクランプ爪12bによって固定さ
れているので、第2のチップトレイテーブル5bから脱
落しない。
【0022】次いで、第1のチップトレイテーブル5a
と第2のチップトレイテーブル5bを重ね合わせたま
ま、ほぼ楕円柱の形状(図6参照)をなす両チップトレ
イテーブル5a,5bの把手8a,8bをつかんでシャ
フト4を回転中心として両チップトレイテーブル5a,
5bを180度反転させ、テーブルストッパー9bに当
たった姿勢で停止させる。この反転のための回転中にお
いて、両把手8a,8bを手でつかんでおり、両チップ
トレイテーブル5a,5bが閉じ合わさった状態の両チ
ップトレイテーブル5a,5b間に両チップトレイおよ
びICチップが挟み込まれて保持されているため、両チ
ップトレイおよびICチップが不測に脱落するおそれは
ない。この反転に伴って第2のチップトレイテーブル5
bが第1のチップトレイテーブル5aの下側になる過程
において、第1のチップトレイテーブル5a上の第1の
チップトレイ100の中のICチップ200は表裏反転
して端子面が下向きとなった状態で第2のチップトレイ
テーブル5b上の第2のチップトレイ100へと移し替
えられることになる。
【0023】その後、第1のチップトレイテーブル5a
だけをシャフト4を回転中心として180度反転させ元
に戻す。この元へ戻すための回転中において、第1のチ
ップトレイ100は第1のクランプ爪12aによって固
定されているので、第1のチップトレイテーブル5aか
ら脱落しない。
【0024】次に、表裏反転されたICチップ200が
載っている第2のチップトレイテーブル5b側の第2の
チップトレイ100を取り外すために、第2のチップト
レイテーブル5b側のクランプ爪12bのツマミ13b
を矢印I方向に引っ張ってクランプを解除し、ICチッ
プが載っているチップトレイ100を目視確認してIC
チップがばらけないように水平にしたままの状態で取り
上げて外す。次いで、ツマミ13bを離すと圧縮バネ1
4bにより第2のクランプ爪12bは矢印J方向に突出
し、ツマミ13bがクランプブロック11bに当たって
停止する。
【0025】以上により移し替えによるICチップの表
裏反転動作が完了する。
【0026】今度は、移し替えが完了して空となった第
1のチップトレイテーブル5a側の空チップトレイ10
0を受け入れ側とし、次のチップ反転作業にそのまま利
用する。第2のチップトレイテーブル5bにICチップ
200が入っているチップトレイ100を5個セットす
る。そして、上記と同様にして、シャフト4を回転中心
として第1のチップトレイテーブル5aを第2のチップ
トレイテーブル5b側に180度反転させて両チップト
レイテーブル5a,5bを閉じ合わせ、次に両チップト
レイテーブル5a,5bを閉じ合わせたままシャフト4
を回転中心として180度反転させることにより第1の
チップトレイテーブル5aを第2のチップトレイテーブ
ル5bの下側となし、第2のチップトレイテーブル5b
側のチップトレイ100の中のICチップ200を表裏
反転して端子面が下向きになった状態で第1のチップト
レイテーブル5a側のチップトレイ100に移し替え
る。そして、第2のチップトレイテーブル5bのみを1
80度回転して元に戻すと、最初の状態に戻る。
【0027】以上のようにどちらのチップトレイテーブ
ルからでも移し替えによるICチップの表裏反転が可能
である。
【0028】〔実施の形態2〕実施の形態2は実施の形
態1のICチップ反転治具にチップトレイテーブルロッ
ク機構を付加したICチップ反転治具に関するものであ
る。図3は実施の形態2に係るICチップ反転治具の平
面図、図4はその正面図、図5は左側面図、図6は両チ
ップトレイテーブルを閉じ合わせた状態の左側面図、図
7は閉じ合わせた両チップトレイテーブルを180度反
転した状態を示す右側面図である。これらの図におい
て、実施の形態1に係る図1におけるのと同じ符号は実
施の形態2においても同一要素を示すので、ここでは説
明を省略する。実施の形態2は、実施の形態1の構成に
以下の構成を付加している。
【0029】シャフト4の左側端部に第1のチップトレ
イテーブル5aをロックするための第1のテーブルロッ
ク板15aの一端が相対回転自在に軸支され、この第1
のテーブルロック板15aの他端は第1のチップトレイ
テーブル5aの左側の把手8a上に載せられ、第1のテ
ーブルロック板15aは第1のチップトレイテーブル5
aの回転動作に追随するようになっている。第1のテー
ブルロック板15aの内側の側面に第1のロック爪16
aが取り付けられている。この第1のロック爪16aに
位置対応してベース板1上に設けられたブロック17a
にピン18aを介して第1の揺動ロック爪19aが回動
自在に軸支されている。ピン18aまわりに套嵌された
ねじりコイルバネ20aの一端が第1の揺動ロック爪1
9aに係止され、他端がブロック17aに係止され、第
1の揺動ロック爪19aは第1のロック爪16aに引っ
掛ける矢印A方向に付勢されているとともに、その引っ
掛けの位置で第1の揺動ロック爪19aを受け止めるス
トッパー21aがブロック17aに取り付けられてい
る。第1のロック爪16aと第1の揺動ロック爪19a
はそれぞれ係止側とは反対側にテーパー部を有してい
る。以上によって第1のテーブルロック機構22aが構
成されている。
【0030】第2のチップトレイテーブル5bの左側の
端面に、この第2のチップトレイテーブル5bを反転し
たときに第1の揺動ロック爪19aに当接して矢印B方
向へ揺動させてロックを解除する第1のロック爪解除ブ
ロック23aが取り付けられている。
【0031】同様にして第2のテーブルロック機構22
bが構成されている。すなわち、シャフト4の右側端部
に第2のチップトレイテーブル5bをロックするための
第2のテーブルロック板15bの一端が相対回転自在に
軸支され、この第2のテーブルロック板15bの他端は
第2のチップトレイテーブル5bの右側の把手8b上に
載せられるようになっており(図7参照。図3では後述
するように第1のチップトレイテーブル5aの把手8a
に載った状態を示している)、第2のテーブルロック板
15bは第2のチップトレイテーブル5bの回転動作に
追随するようになっている。第2のテーブルロック板1
5bの内側の側面に第2のロック爪16bが取り付けら
れている。この第2のロック爪16bに位置対応してベ
ース板1上に設けられたブロック17bにピン18bを
介して第2の揺動ロック爪19bが回動自在に軸支され
ている。ピン18bまわりに套嵌されたねじりコイルバ
ネ20bの一端が第2の揺動ロック爪19bに係止さ
れ、他端がブロック17bに係止され、第2の揺動ロッ
ク爪19bは第2のロック爪16bに引っ掛ける矢印C
方向に付勢されているとともに、その引っ掛けの位置で
第2の揺動ロック爪19bを受け止めるストッパー21
bがブロック17bに取り付けられている。第2のロッ
ク爪16bと第2の揺動ロック爪19bはそれぞれ係止
側とは反対側にテーパー部を有している。以上によって
第2のテーブルロック機構22bが構成されている。
【0032】第1のチップトレイテーブル5aの右側の
端面に、この第1のチップトレイテーブル5aを反転し
たときに第2の揺動ロック爪19bに当接して矢印D方
向へ揺動させてロックを解除する第2のロック爪解除ブ
ロック23bが取り付けられている。
【0033】以上のように第1のチップトレイテーブル
5a側の構造と第2のチップトレイテーブル5b側の構
造とは等価的なものになっている。
【0034】次に、以上のように構成された実施の形態
2のICチップ反転治具の動作を説明する。第1のチッ
プトレイテーブル5aをICチップの供給側とし、第2
のチップトレイテーブル5bを受け入れ側とする。図3
および図5(図3で左側から見た図に相当)に示すよう
に、第1のテーブルロック機構22aにおいてその第1
のテーブルロック板15aが第1のチップトレイテーブ
ル5aの把手8a上に載り、第1のロック爪16aが第
1の揺動ロック爪19aに係止されているものとする。
また、第2のテーブルロック機構22bにおいてはその
第2のテーブルロック板15bは第2のチップトレイテ
ーブル5bの把手8bではなく第1のチップトレイテー
ブル5aの把手8a上に載せておく。ICチップ200
が入っている第1のチップトレイ100を5個、第1の
チップトレイテーブル5aの各彫り込み7aにセットす
る。この場合に、第1のクランプ爪12aに連設のツマ
ミ13aを矢印G方向に引っ張り、位置決めピン10a
に対して面取り100aの部分を位置合わせして各チッ
プトレイ100をセットし、ツマミ13aを離して圧縮
バネ14aにより第1のクランプ爪12aを矢印H方向
に突出させてチップトレイ100を固定する。一方、I
Cチップが入っていない空の第2のチップトレイ100
を5個、第2のチップトレイテーブル5bの各彫り込み
7bに対して上記と同様にしてセットし、第2のクラン
プ爪12bで固定する。
【0035】次に、両チップトレイテーブル5a,5b
を互いに閉じ合わせる。この場合に誤って第1のチップ
トレイテーブル5aの把手8aをつかんで回転しようと
しても、第1のチップトレイテーブル5aは第1のテー
ブルロック機構22aにより位置固定されているから、
その回転が禁止され、したがって、第1のチップトレイ
テーブル5a上のICチップ200がばらけることが防
止される。正しくは、第2のチップトレイテーブル5b
の把手8bを手でつかんでシャフト4を回転中心として
第2のチップトレイテーブル5bを図5の矢印E方向す
なわち第1のチップトレイテーブル5a側に180度回
転させ、図6(図3で左側から見た図に相当)に示すよ
うに第2のチップトレイテーブル5bを第1のチップト
レイテーブル5aに閉じ合わせる。これにより、第1の
チップトレイテーブル5a上のICチップが入った各第
1のチップトレイ100に対して第2のチップトレイテ
ーブル5b上の空の各第2のチップトレイ100が重ね
合わされることになる。このとき、第2のチップトレイ
テーブル5bに取り付けられている第1のロック爪解除
ブロック23aが第1の揺動ロック爪19aに当接して
この揺動ロック爪19aをねじりコイルバネ20aに抗
してピン18aまわりに矢印B方向へ揺動させ、第1の
ロック爪16aに対する第1の揺動ロック爪19aのロ
ックを解除しながら、第2のチップトレイテーブル5b
を第1のチップトレイテーブル5aに閉じ合わせる。
【0036】次いで、第1のチップトレイ100と第2
のチップトレイ100とを重ね合わせ、第1のチップト
レイテーブル5aと第2のチップトレイテーブル5bを
閉じ合わせたまま、ほぼ楕円柱の形状をなす両チップト
レイテーブル5a,5bの把手8a,8bをつかんでシ
ャフト4を回転中心として両チップトレイテーブル5
a,5bを図6の矢印F方向に180度反転させ、テー
ブルストッパー9bに当たった姿勢で停止させる。この
反転動作の初期の時点で、第1のロック爪解除ブロック
23aの回転に伴って第1の揺動ロック爪19aがねじ
りコイルバネ20aの付勢力により原点位置に復帰しよ
うとするが、この過程で第1のロック爪16aも回転し
ているので、第1の揺動ロック爪19aが第1のロック
爪16aに係合することはなく、両チップトレイテーブ
ル5a,5bの回転が許容される。また、反転中におい
て、第1のチップトレイテーブル5aの把手8a,8a
に押される状態で第1および第2のテーブルロック板1
5a,15bも同時に反転される。そして反転終了の段
階で、第2のテーブルロック機構22bにおける第2の
テーブルロック板15bに取り付けられた第2のロック
爪16bのテーパー部が第2の揺動ロック爪19bのテ
ーパー部を押すことにより第2の揺動ロック爪19bが
ねじりコイルバネ20bに抗してピン18bまわりに図
7(図3で右側から見た図に相当)の矢印D方向に回転
され、引き続いて図7に示すように、第2のロック爪解
除ブロック23bが第2の揺動ロック爪19bに当接し
てこの揺動ロック爪19bをさらに押す。この揺動ロッ
ク爪19bの揺動により、次に説明するところの矢印
E′方向(図5のE方向と同じ)への第1のチップトレ
イテーブル5aだけの開き回転のときにこの揺動ロック
爪19bを第2のチップトレイテーブル5bの第2のロ
ック爪16bに係止させる準備状態となす。
【0037】図7に示す閉じ合わせ状態での両チップト
レイテーブル5a,5bの反E′方向への反転に伴って
第2のチップトレイテーブル5bが第1のチップトレイ
テーブル5aの下側になる過程において、第1のチップ
トレイテーブル5a上の第1のチップトレイ100の中
のICチップ200は表裏反転して端子面が下向きとな
った状態で第2のチップトレイテーブル5b上の第2の
チップトレイ100へと移し替えられることになる。
【0038】その後、第1のチップトレイテーブル5a
だけをシャフト4を回転中心として図7の矢印E′方向
へ180度反転させ元に戻す。このとき第2のテーブル
ロック板15bは第2のチップトレイテーブル5bの把
手8b上に残されることになる。第1のチップトレイテ
ーブル5aを元へ戻す反転動作の初期の段階において、
第1のチップトレイテーブル5aに取り付けてある第2
のロック爪解除ブロック23bの回転に伴って第2の揺
動ロック爪19bがねじりコイルバネ20bの付勢力に
より原点位置に復帰し、把手8a上に残されている第2
のテーブルロック板15bに取り付けられた第2のロッ
ク爪16bに対して第2の揺動ロック爪19bが係合
し、第2のチップトレイテーブル5bをロック状態とす
る。したがって、移し替えられたICチップ200が載
っている第2のチップトレイテーブル5bを誤って反転
させようとしても動かされることが禁止され、ICチッ
プのばらけを防止する。またこのとき、第1および第2
のテーブルロック板15a,15bは第2のチップトレ
イテーブル5b側に倒れたままの状態で把手8b,8b
に支持されている。
【0039】第1のチップトレイテーブル5aだけを矢
印E′方向へ180度反転させた状態で、表裏反転され
たICチップ200が載っている第2のチップトレイテ
ーブル5b側の第2のチップトレイ100を取り外すた
めに、第2のチップトレイテーブル5b側のクランプ爪
12bのツマミ13bを矢印I方向に引っ張って固定を
解除し、目視によってICチップがずれないように確認
しながらチップトレイ100を水平にしたまま取り上げ
て取り外す。次いで、ツマミ13bを離すと圧縮バネ1
4bによりクランプ爪12bは矢印J方向に突出し、ツ
マミ13bがクランプブロック11bに当たって停止す
る。
【0040】以上により移し替えによるICチップの表
裏反転動作が完了する。
【0041】今度は、移し替えが完了して空となった第
1のチップトレイテーブル5a側の空チップトレイ10
0を受け入れ側とする。第2のチップトレイテーブル5
bにICチップ200が入っているチップトレイ100
を5個セットする。そして、上記と同様にして、シャフ
ト4を回転中心として第1のチップトレイテーブル5a
を第2のチップトレイテーブル5b側に180度反転さ
せて両チップトレイテーブル5a,5bを閉じ合わせ
る。このとき第2のロック爪解除ブロック23bが第2
の揺動ロック爪19bを押して第2のロック爪16bと
のロックを解除する。次に両チップトレイテーブル5
a,5bを閉じ合わせたままシャフト4を回転中心とし
て180度反転させることにより第1のチップトレイテ
ーブル5aを第2のチップトレイテーブル5bの下側と
なし、第2のチップトレイテーブル5b側のチップトレ
イ100の中のICチップ200を表裏反転して端子面
が下向きになった状態で第1のチップトレイテーブル5
a側のチップトレイ100に移し替える。そして、第2
のチップトレイテーブル5bだけを180度反転して元
へ戻すが、このとき図5に示すように第1の揺動ロック
爪19aが第1のロック爪16aに係合し、第1のチッ
プトレイテーブル5aをロック状態とする。したがっ
て、移し替えられたICチップ200が載っている第1
のチップトレイテーブル5aを誤って反転させようとし
ても動かされることが禁止され、ICチップのばらけを
防止する。またこのとき、第1および第2のテーブルロ
ック板15a,15bは第1のチップトレイテーブル5
a側に倒れたままの状態で把手8a,8aに支持されて
いる。
【0042】以上のようにどちらのチップトレイテーブ
ルからでも移し替えによるICチップの表裏反転が可能
である。
【0043】なお、上記した実施の形態1および実施の
形態2においては、第1および第2のチップトレイテー
ブル5a,5bのそれぞれに対してチップトレイ100
を5個セットするようにしたが、各チップトレイテーブ
ルにセットするチップトレイの数はこれに限定するもの
ではなく、任意に変更して構わない。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る請求項1のICチップ反転
治具によれば、ICチップ載置のチップトレイも空のチ
ップトレイもチップトレイテーブルに対するセットの作
業を表向きの状態で行うので、両チップトレイの方向一
致を確認しながら空のチップトレイをテーブルにセット
することができるため、両チップトレイの方向間違いを
未然に確実に防止することができる。また、両チップト
レイテーブルを閉じ合わせるときの作業も、閉じ合わせ
状態の両テーブルを反転するときの作業も、移し替え後
にテーブルを開くときの作業も、いずれも共通軸心まわ
りの回転であり、ICチップ反転治具の全体を反転する
必要はなく、また共通軸心は位置固定で安定しているた
め、全体として作業性が効率の高いものとなる。ICチ
ップが移し替えられたチップトレイをチップトレイテー
ブルから取り外す際には、そのICチップが露出してお
り目視確認する状態で取り外すので、ICチップのばら
けを抑制する。トータルとして、作業者による作業ミス
の誘発のおそれを少なくして、ICチップの表裏反転作
業を迅速,容易かつ確実に行うことができる。
【0045】本発明に係る請求項2のICチップ反転治
具によれば、クランプ機構によりチップトレイをチップ
トレイテーブルに保持するので、チップトレイテーブル
を閉じ合わせるときの反転動作およびチップ移し替え後
に開くときの反転動作において、チップトレイの不測の
脱落を確実に防止する。
【0046】本発明に係る請求項3のICチップ反転治
具によれば、チップ移し替え後にチップトレイテーブル
が開くときに、チップを受け取っている方のチップトレ
イテーブルをロック機構で位置固定するので、そのテー
ブルの不測の回転を確実に阻止でき、不測の引き連れ回
転を回避してICチップのばらけを防止する。
【0047】本発明に係る請求項4のICチップ反転治
具によれば、第1と第2のチップトレイテーブルを等価
的にしてあるので、チップ移し替え後に空となったチッ
プトレイを外すことなくそのまま空のチップトレイとし
てICチップ反転作業に引き続き利用することができ、
作業能率をアップする。
【0048】本発明に係る請求項5のICチップ反転治
具によれば、チップトレイテーブルを閉じ合わせるとき
の回転動作の終わりの段階でロック解除機構によりロッ
ク機構を自動的に解除するできることから、ICチップ
載置のチップトレイをセットするときにはそのチップト
レイテーブルが第1・第2のいずれであってもロック機
構によって位置固定しておくようにすることができ、安
定した状態のテーブルに対してICチップ載置のトレイ
をセットするためICチップのばらけを防止する。
【0049】本発明に係る請求項6のICチップ反転治
具によれば、チップトレイテーブルに対して方向を規制
した状態でチップトレイをセットするので、方向間違い
をより確実に防止する。
【0050】本発明に係る請求項7のICチップ反転治
具によれば、各チップトレイテーブルが複数のチップト
レイをセットするので、一度に大量のICチップを表裏
反転させることができ、作業能率を大幅にアップする。
【0051】以上のように本発明においては、チップト
レイテーブルへのチップトレイのセット方向間違いなど
作業者による作業ミスの誘発のおそれを少なくしてIC
チップの反転作業を迅速,容易かつ確実に行うことがで
き、また、一度に複数のチップトレイを反転させること
により大量のICチップを表裏反転させて受け入れ側ト
レイに移し替えることが容易にできるようになり、全体
としてICチップ反転作業の作業時間を短縮化し、スピ
ードアップ化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のICチップ反転治具の
平面図
【図2】実施の形態1のICチップ反転治具の正面図
【図3】本発明の実施の形態2のICチップ反転治具の
平面図
【図4】実施の形態2のICチップ反転治具の正面図
【図5】実施の形態2のICチップ反転治具の左側面図
【図6】両チップトレイテーブルを閉じ合わせた状態の
左側面図
【図7】閉じ合わせた両チップトレイテーブルを180
度反転した状態を示す右側面図
【図8】ICチップを載置したチップトレイを示す平面
【図9】従来のICチップ反転治具を示す平面図、正面
図および左側面図
【図10】従来のICチップ反転治具のチップ反転作業
の説明図
【符号の説明】
4 ……シャフト 5a……第1のチップトレイテーブル 5b……第2のチップトレイテーブル 8a,8b……把手 10a,10b……位置決めピン 12a,12b……クランプ爪 15a,15b……テーブルロック板 16a,16b……ロック爪 19a,19b……揺動ロック爪 22a,22b……テーブルロック機構 23a,23b……ロック爪解除ブロック 100 ……チップトレイ 100a……面取り 200 ……ICチップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICチップ載置のチップトレイをセット
    する第1のチップトレイテーブルと空のチップトレイを
    セットする第2のチップトレイテーブルとが互いに開閉
    自在な状態で共通軸心まわりに枢着されており、空のチ
    ップトレイがICチップ載置のチップトレイに重ね合わ
    さる状態となるように第2のチップトレイテーブルを回
    転させて第1のチップトレイテーブルに閉じ合わせ、第
    1のチップトレイテーブルと第2のチップトレイテーブ
    ルとをその閉じ合わせの状態のまま反転して第1のチッ
    プトレイテーブル側のチップトレイから第2のチップト
    レイテーブル側のチップトレイへICチップを表裏反転
    させながら移し替え、第1のチップトレイテーブルを第
    2のチップトレイテーブルに対して開いて移し替え後の
    チップトレイが取り出し可能な状態に構成されているI
    Cチップ反転治具。
  2. 【請求項2】 第1のチップトレイテーブルおよび第2
    のチップトレイテーブルはそれぞれチップトレイを保持
    するクランプ機構を備えている請求項1に記載のICチ
    ップ反転治具。
  3. 【請求項3】 第2のチップトレイテーブルは第1のチ
    ップトレイテーブルを第2のチップトレイテーブルに対
    して開くときに第2のチップトレイテーブルの回転が規
    制され位置固定されるロック機構を備えている請求項1
    または請求項2に記載のICチップ反転治具。
  4. 【請求項4】 第1のチップトレイテーブルと第2のチ
    ップトレイテーブルとが互いに等価的に構成されている
    請求項1から請求項3までのいずれかに記載のICチッ
    プ反転治具。
  5. 【請求項5】 一方のチップトレイテーブルを他方のチ
    ップトレイテーブルに対して閉じ合わせるときの回転動
    作の終わりの段階でロック機構を自動的に解除するロッ
    ク解除機構を備えている請求項4に記載のICチップ反
    転治具。
  6. 【請求項6】 第1のチップトレイテーブルおよび第2
    のチップトレイテーブルはそれぞれチップトレイをセッ
    トする方向を規制する機構を備えている請求項1から請
    求項5までのいずれかに記載のICチップ反転治具。
  7. 【請求項7】 第1のチップトレイテーブルおよび第2
    のチップトレイテーブルはそれぞれ複数のチップトレイ
    をセット可能に構成されている請求項1から請求項6ま
    でのいずれかに記載のICチップ反転治具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007109774A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Fuji Mach Mfg Co Ltd マイクロトレイ搭載器具
JP2008068984A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Nissan Motor Co Ltd 搬送装置および搬送方法
JP2008270442A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Fuji Mach Mfg Co Ltd トレイ保持装置

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