JP2003194020A - 連動式ラッチシステム及びこれを用いた箱体 - Google Patents

連動式ラッチシステム及びこれを用いた箱体

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JP2003194020A
JP2003194020A JP2001399020A JP2001399020A JP2003194020A JP 2003194020 A JP2003194020 A JP 2003194020A JP 2001399020 A JP2001399020 A JP 2001399020A JP 2001399020 A JP2001399020 A JP 2001399020A JP 2003194020 A JP2003194020 A JP 2003194020A
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JP2001399020A
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Atsuaki Sugimura
篤朗 杉村
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 箱体のうえに他の箱体を載置するだけで、両
箱体を自動的かつ確実に連結することができるととも
に、この連結状態を取手の操作だけで簡単に解除するこ
とができる連動式ラッチシステム及び箱体を提供する。 【解決手段】 上下方向に積載される箱体10どうしを
解除可能に連結する連動式ラッチシステムであって、ラ
ッチ装置40は、下方に配置された箱体のラッチ受け部
に解除可能に係合するラッチ部材と、ラッチ部材を作動
させるトリガー部材とを備え、トリガー部材は下方に配
置された箱体に接触したときにラッチ部材を作動させて
ラッチ受け部に係合させるものであり、ラッチ部材は、
これが設けられた箱体の取手30のハンドルが回動する
と、下方に配置された箱体のラッチ受け部との係合が解
除されるように形成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、上下方向に積載さ
れるラック、キャビネット、文書整理箱および筐体等の
箱体どうしを解除可能に連結するための連動式ラッチシ
ステム及びこれを用いた箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】横方向に並べられて上下方向にも積載さ
れる文書整理箱が、例えば、特公平7−100397号
公報に記載されている。この公報に記載された文書整理
箱では、箱上面に係合突起が設けられ、箱底面に孔が穿
設され、これらの両部材が係合することにより、上下方
向に積載された文書整理箱は結合されている。また文書
整理箱には、側壁に回動可能な取手が取り付けられてい
る。
【0003】上記従来の文書整理箱では、下方に置かれ
た文書整理箱のうえに他の文書整理箱を載置するだけ
で、箱どうしの係合は容易に行えるものの、その係合状
態は極めて緩やかなものであるため、ごく弱い力が横方
向から作用しただけでも簡単に係合解除されてしまい、
安定性に欠けるものであった。また取手が、側壁から突
き出るように設けられているため、文書整理箱を横方向
に並べる際には、これが障害になることも考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決するためになされたものであり、その課
題は、下方に置かれた箱体のうえに他の箱体を載置する
だけで、両箱体を自動的かつ確実に連結することができ
るとともに、この連結状態を取手の操作だけで容易に解
除することができる連動式ラッチシステム及び箱体を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上下方向に
積載される箱体どうしを解除可能に連結するラッチ装置
と、回動可能なハンドルを含む取手とを備える連動式ラ
ッチシステムであって、前記ラッチ装置は、下方に配置
された前記箱体のラッチ受け部に解除可能に係合するラ
ッチ部材と、該ラッチ部材を作動させるトリガー部材と
を備え、該トリガー部材は下方に配置された前記箱体に
接触したときに前記ラッチ部材を作動させて前記ラッチ
受け部に係合させるものであり、前記ラッチ部材は、こ
れが設けられた箱体の前記ハンドルが回動すると、下方
に配置された前記箱体のラッチ受け部との係合が解除さ
れるように形成されたものであることを特徴とする連動
式ラッチシステムが提供される。
【0006】また本発明では、上記連動式ラッチシステ
ムが設けられた箱体が提供される。該箱体では、例え
ば、取手を箱体の上面部分に設け、ラッチ装置を箱体内
部の底面付近に設け、接続部材は箱体内部に通して取手
とラッチ装置に接続することができる。取手は、箱体の
上面部分に設ける場合、箱体の表面から突出しないよう
に設けることが好ましい。またラッチ部材は、ラッチ受
け部と係合しているときのみ、箱体底面から下方に突出
するように設けることが好ましい。トリガー部材は、ラ
ッチ部材がラッチ受け部から係合解除されているときの
み、箱体底面から下方に突出するように設けることが好
ましい。
【0007】本発明では、取手にフック受け部を設けて
も良く、またトリガー部材は取手の所定箇所に接触する
ように配置すると共に、取手にはトリガー部材接触面を
設けても良い。
【0008】
【作用】複数の箱体が上下方向に積載されているとき、
上の箱体のラッチ部材は下の箱体のラッチ受け部に係合
し、各取手のハンドルは基板上に載置された状態になっ
ている。そして、最上段の箱体を持ち上げるためハンド
ルを把持すると、ハンドルは付勢手段の力に反して回動
し、ハンドルに連結された接続部材が引張られてラッチ
部材にも張力が伝わる。この張力により、ラッチ部材は
これを付勢する力に抗して回動し、下の箱体のラッチ受
け部から解除されて、上の箱体は持ち上げ可能になる。
したがって、本発明の連動式ラッチシステムでは、取手
のハンドルを把持するだけで、ラッチ部材は自動的に係
合解除される。逆に、ハンドルを把持して持ち上げた箱
体を、下方に配置した箱体のうえに積載し、取手のハン
ドルから手を離すと、ハンドルは付勢手段により回動し
て基板上に載置された状態に戻る。このとき、接続部材
からラッチ部材に伝わっていた張力は弱まり、ラッチ部
材はこれを付勢する力により回動して、下方に配置した
箱体のラッチ受け部に係合する。したがって、本発明の
連動式ラッチシステムでは、取手のハンドルから手を離
すだけで、ラッチ部材は自動的にラッチ受け部に係合さ
れる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施形態を説明する。
【0010】図1は連動式ラッチシステムを用いた箱体
10を複数組み合わせた斜視図であり、図2はこの箱体
10の分解図である。箱体10は、天板11と扉12と
壁部材13と底板14とレール15と連動式ラッチシス
テムとを備え、この連動式ラッチシステムは、取手30
と、ラッチ装置40と、これらを連結する接続部材とし
てのベルト70とを備えている。ここで、天板11は、
表面仕上板11aと基板11bとに取手30等の所要部
材が固定され、取手30は表面仕上板11aよりも上方
に突出しないように設けられる。また壁部材13は左右
の側壁13bと後壁13aとからなり、両側壁13bの
内面上方にはそれぞれレール15が固定され、両側壁1
3bの内面下方にはそれぞれラッチ装置40が固定され
る。各ラッチ装置40に取り付けられたベルト70は、
側壁13bの内面に沿って上方に延設され、各レール1
5と各側壁13bとの隙間を通って取手30に接続され
る。底板14は、側壁13bに固定されたラッチ装置4
0に対向する2箇所に切欠き14aが形成され、各切欠
き14aは、ここからラッチ装置40のトリガーレバー
やラッチレバーが出入りするために用いられる。扉12
は、枠材12b,12b’に透明軽量なアクリル板12
aが取り付けられ、下側の枠材12b’にラッチ式取手
50が固定され、上側の枠材12bの両端に枢軸やロー
ラー12eが設けられる。各ローラー12eは各レール
15に走行可能に嵌められ、ラッチ式取手50は、これ
に対向する底板14の所定位置に設けられたラッチ受け
部(図示せず)と着脱自在に係合する。扉12を開くと
きには、ラッチ式取手50に手指を入れてラッチを解除
し、扉12を押し上げれば、ローラー12eはレール1
5を走行して、扉12は開放される。
【0011】次に、連動式ラッチシステムの各構成につ
いて説明する。図3(a)〜(c)は取手30を示す図
であり、図4はハンドル32の回動状態を示した取手3
0の断面図であり、図5は取手30の組立図である。取
手30は、カバー31にハンドル32が熔接で固定さ
れ、ベルト70がベルト固定具35によりカバー31に
固定され、このカバー31が軸部材33により基板34
に枢着され、軸部材33にバネ36が環装される。さら
に詳細に説明すれば、カバー31は、一枚の板材を折り
曲げて形成されたものであり、上面部31aの両側が下
方にほぼ直角に折り曲げられて側面部31dが形成さ
れ、この側面部31dに軸部材33を貫装するための孔
31fが穿設されている。またカバー31の前側には、
上面部31aが下方にほぼ直角に折り曲げられて前面部
31cが形成され、前面部31cの両側にはハンドル端
部32aを挿し入れるための切欠き31eが設けられ、
さらに、前面部31cにはベルト固定具35を螺着する
ための螺子孔が設けられている。
【0012】基板34も、同様に一枚の板材を折り曲げ
て形成されたものであり、底面部34aの両側が折り曲
げられてフランジ34cが形成され、後側が折り曲げら
れて立上り部34eが形成され、この立上り部34eに
対向する底面部34aの所定位置が切込み折り曲げられ
て立上り部34fが形成され、これら立上り部34e,
34f間に軸34dが取り付けられている。この軸34
dはラッチ受け部34dとして使用されるものである。
さらに、両フランジ34cの後方には、軸部材33を貫
装するための孔を有する軸挿着部34gが設けられてい
る。
【0013】ベルト固定具35は、図4及び図5に示し
たように、ウェブ35cの両側にフランジ35a,35
eが設けられたほぼコ字形状のものであり、角にベルト
挿通孔35b,35dが形成され、フランジ35aに螺
子孔が穿設されている。このベルト固定具35は、ベル
ト挿通孔35b,35dにベルト70を挿通し、このベ
ルト70の先端をフランジ35aとカバー31の前面部
34cとで挟むように螺子39で止められる。
【0014】取手30は、以上の構成を図5に示したよ
うに組み立てることにより形成される。すなわち、カバ
ー31には予めハンドル32、ベルト固定具35、ベル
ト70を固定しておき、このカバー31の両側面部31
dを、ワッシャー38を介して両方の軸挿着部34gの
間に嵌め、カバー31と底面部34aとの間にバネ36
を配置し、これら軸挿着部34g、ワッシャー38、バ
ネ36、カバー31の孔31fに軸部材33を貫装し、
この軸部材33の両端の溝にE形止め輪37を嵌める
と、取手30は図3に示したように形成される。このと
き、ハンドル32はカバー31を介してバネ36から付
勢されており、図4の実線で示した状態になっている。
この状態から、手指でハンドル32を把持して持ち上げ
ると、ハンドル32はバネ36から受ける力に反し、軸
部材33を枢軸として矢印R4方向に回動し、2点鎖線
で示した仮想線の位置に達し、ベルト70は引き上げら
れて張力がラッチ装置40に伝達される。逆に、手指で
把持したハンドル32を仮想線の位置で離すと、ハンド
ル32はバネ36に付勢されて矢印R3方向に回動し、
実線で示した位置に達し、このとき、ベルト70は緩ん
で張力は解除される。
【0015】次に、図6(a)(b)はラッチ装置40
の側面図であり、ラッチ受け部34dから係合が解除さ
れた状態が示されている。また図7はラッチ装置40を
図6(a)の逆側から見た部分断面図であり、ラッチ受
け部34dと係合した状態が示されている。ラッチ装置
40は、ケース42とトリガー部材43とラッチ部材4
5とを主要部として備えている。ケース42は、内部に
トリガー部材43とラッチ部材45を収容する隙間を備
え、両部材43,45が自在に回動できるように、2枚
の板材42a,42bをほぼ平行に離隔して固定し、両
側面と下面は開放状態に形成されており、板材42bの
上部に後述の連結板47を挿通するための貫通孔42が
穿設されている。
【0016】ラッチ部材45は、特に限定されるもので
は無いが、ここでは厚さほぼ3mm程度の板材から形成
された部材であって、受動突子45bと係合凹部45d
と接続部45cとを備え、枢軸45aにより回動可能に
ケース42に枢着されるとともに、バネ46により矢印
R2方向に付勢されている。係合凹部45dは前記取手
30のラッチ受け部34dに係合する部位である。また
受動突子45bは停止面45b’と摺動面45b”とを
備え、摺動面45b”はラッチ部材45が図7の状態か
ら図6(a)の状態に回動するときに、トリガー部材4
3の係合レバー43eが摺動する面であり、停止面45
b’は図6(a)のようにラッチ部材45がラッチ受け
部34dから係合解除されたときに、この状態を維持す
るためトリガー部材43の係合レバー43eに係合する
ための面である。さらに、接続部45cには連結板47
の下端がピン47bにより枢着される。この連結板47
の上端はピン47aによりベルト固定板41に枢着さ
れ、ベルト固定板41にはベルト70が接続される。
【0017】トリガー部材43は、特に限定されるもの
では無いが、ここでは厚さほぼ3mm程度の板材から形
成された部材であって、一体に形成された接触レバー4
3dと係合レバー43eとを備え、枢軸43aにより回
動可能にケース42に枢着されるとともに、バネ44に
より矢印R1方向に付勢されている。接触レバー43d
は先端にピン43bで枢着されたローラー43cを有
し、このローラー43cが、下方に配置された箱体10
の取手30のカバー31に接触する。また係合レバー4
3eは、前記したように、図6(a)のようにラッチ部
材45がラッチ受け部34dから係合解除されたとき
に、この係合解除状態を維持するため停止面45b’に
係合するためのものである。
【0018】次に、図1、図6及び図7を参照してラッ
チ装置40の作用を説明する。図1に示したように、箱
体10が上下方向に積載されているとき、上に配置され
た箱体10のラッチ装置40のラッチ部材45は、下に
配置された箱体10の取手30のラッチ受け部34dに
係合しており、この係合状態が図7で図示されている。
図7の状態について、更に説明すれば、ラッチ部材45
はバネ46の力を受けてR2方向に付勢されており、係
合凹部45dがラッチ受け部34dに係合している。こ
のとき、トリガー部材43はバネ44に付勢されて、接
触レバー43dの先端のローラー43cは、下方に配置
された箱体10の取手30のカバー31に接触してお
り、係合レバー43eはラッチ部材45の受動突子45
bの摺動面45b”に当接している。また、このとき、
ラッチ部材45にはベルト70からの張力は作用してい
ない
【0019】一方、上に配置された箱体10の取手30
のハンドル32を、図4の矢印R4方向に回動させて、
手指でハンドル32を把持して箱体10を持ち上げる
と、ベルト70に張力が作用し、この張力がベルト固定
板41から連結板47を介してラッチ部材45に伝達さ
れる。これにより、ラッチ部材45は図7の状態から矢
印R2の逆方向に回動し、係合凹部45dとラッチ受け
部34dとの係合状態は解除され、ラッチ部材45の摺
動面45b”がトリガー部材43の係合レバー43eを
押しながら、トリガー部材43を矢印R1の逆方向に回
動させる。そして、ラッチ部材45が所定角度まで回動
すると、係合レバー43eが受動突子45bの停止面4
5b’に係合し、これにより、ラッチ部材45はバネ4
6の力に抗して、図6(a)のように係合解除された状
態で停止する。このとき、トリガー部材43自体もバネ
44の力に抗して停止しており、先端のローラー43c
は図7の位置よりも若干下方に位置している。
【0020】次に、持ち上げた箱体10を下方に配置さ
れた箱体10の上に降ろすと、トリガー部材43のロー
ラー43cは、下方の箱体10の取手30のカバー31
に接触し、トリガー部材43はバネ44の力に抗してR
1の逆方向に回動される。このトリガー部材43の回動
により、係合レバー43eは、ラッチ部材45の受動突
子45bの停止面45b’から係合解除され、ラッチ部
材45はバネ46に付勢されて矢印R2方向に回動し、
図7に示されたように、下に配置された箱体10の取手
30のラッチ受け部34dに係合する。
【0021】次に、図6及び図7とは異なるラッチ装置
60について、図8及び図9を参照して説明する。ラッ
チ装置60は、ケース62とトリガー部材63とラッチ
部材65とを主要部として備え、ラッチ装置40と同様
に箱体10に取り付けられ、取手30と連動して動作す
るものである。ケース62は、内部にトリガー部材63
とラッチ部材65を収容する隙間を備え、下面が開放さ
れて両部材63,65が自在に回動できるように上面板
62aと側面板62b,62eとで形成されており、側
面板62bの下端にはフランジ62cが設けられ、ここ
に貫通孔62dが穿設されており、上面板62aの上部
には後述のベルト固定板61と連結材67とを挿通する
ための貫通孔62fが穿設されている。
【0022】ラッチ部材65は、受動突子65bと係合
凹部65cと接続部65eとを備え、枢軸65aにより
回動可能にケース62に枢着されるとともに、バネ64
により矢印R6方向に付勢されており、このバネ64
は、その一端がラッチ部材65のバネ固定部65dに固
定され、他端がトリガー部材63のピン63dに固定さ
れている。係合凹部65cは前記取手30のラッチ受け
部34dに係合する部位である。また受動突子65bは
停止面65b’と摺動面65b”とを備え、摺動面65
b”はラッチ部材65が図8(b)の状態から図9の状
態に回動するときに、トリガー部材43の係合突子43
bが摺動する面であり、停止面65b’は図9のように
ラッチ部材65がラッチ受け部34dから係合解除され
たときに、この状態を維持するためトリガー部材63の
係合突子63bに係合するための面である。さらに、接
続部65eには連結材67の下端がピン67bにより枢
着される。この連結材67には長孔67aが設けられて
おり、この長孔67aにはベルト固定板61のピン61
bが通されて枢着され、ベルト固定板61にはベルト7
0が接続される。なお、ピン61bはベルト固定板61
に固定されたものである。
【0023】トリガー部材63は、上端付近が枢軸63
aにより回動可能にケース62に枢着され、この枢軸6
3aの上側に停止突子63eが設けられ、下側に係合突
子63bが設けられ、ピン63dからラッチ部材65ま
で延びるバネ64により矢印R5方向に付勢されてい
る。またトリガー部材63の下端にはピン63dでロー
ラー63cが枢着され、このローラー63cが、下方に
配置された箱体10の取手30のカバー31に接触す
る。また係合突子63bは、前記したように、図9のよ
うにラッチ部材65がラッチ受け部34dから係合解除
されたときに、この係合解除状態を維持するため停止面
65b’に係合するためのものである。さらに、停止突
子63eは、トリガー部材63が図9の状態から図8
(b)の状態になるときに、上面板62aの下面に突き
当たり、トリガー部材63の回動を停止させるためのも
のである。
【0024】次に、図8及び図9を参照してラッチ装置
60の作用を説明する。図1の箱体10にラッチ装置6
0が取り付けられた場合にも、箱体10が上下方向に積
載されたとき、上に配置された箱体10のラッチ部材6
5が、下方に配置された箱体10のラッチ受け部34d
に係合し、この係合状態が図8(b)で示される。図8
(b)では、ラッチ部材65はバネ64の力を受けてR
6方向に付勢され、係合凹部65cがラッチ受け部34
dに係合する。このとき、トリガー部材63は同じバネ
64に付勢され、先端のローラー63cは、下方に配置
された箱体10の取手30のカバー31に接触し、係合
突子63bはラッチ部材65の受動突子65bの摺動面
65b”に当接している。また、このとき、ラッチ部材
65にはベルト70から張力が作用していない
【0025】一方、上に配置された箱体10の取手30
のハンドル32を回動させ、手指で把持して箱体10を
持ち上げると、ベルト70に張力が作用し、この張力が
ベルト固定板61から連結材67を介してラッチ部材6
5に伝達される。これにより、ラッチ部材65は図8
(b)の状態から矢印R6の逆方向に回動し、係合凹部
65cとラッチ受け部34dとの係合状態が解除され、
ラッチ部材65の摺動面65b”がトリガー部材63の
係合突子43bを押しながら、トリガー部材63を矢印
R5の逆方向に回動させる。そして、ラッチ部材65が
所定角度まで回動すると、係合突子63bが受動突子6
5bの停止面65b’に係合し、これにより、トリガー
部材63とラッチ部材65はバネ64の力に抗して、図
9のように係合解除された状態で停止し、このとき、ト
リガー部材63先端のローラー63cは図8(b)の位
置よりも若干下方に位置している。
【0026】次に、持ち上げた箱体10を下方の箱体1
0の上に降ろすと、トリガー部材63のローラー63c
は、下方の箱体10の取手30のカバー31に接触し、
トリガー部材63はバネ44の力に抗してR1の逆方向
に回動される。このトリガー部材63の回動により、係
合突子63bは、ラッチ部材65の受動突子65bの停
止面65b’から係合解除され、ラッチ部材65はバネ
64に付勢されて矢印R5方向に回動し、図8(b)に
示されたように、下に配置された箱体10の取手30の
ラッチ受け部34dに係合する。
【0027】
【発明の効果】本発明では、上下方向に積載される箱体
どうしを解除可能に連結するものであり、ラッチ装置
は、下方に配置された箱体のラッチ受け部に解除可能に
係合するラッチ部材と、このラッチ部材を作動させるト
リガー部材とを備え、このトリガー部材は下方の箱体に
接触したときにラッチ部材を作動させてラッチ受け部に
係合させ、ラッチ部材は、これが設けられた箱体のハン
ドルが回動すると、下方の箱体のラッチ受け部との係合
が解除されるように形成されている。したがって、下方
に置かれた箱体のうえに他の箱体を載置するだけで、両
箱体を自動的かつ確実に連結することができるととも
に、この連結状態を取手のハンドルの操作だけで容易に
解除することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連動式ラッチシステムを用いた箱体を
複数組み合わせた斜視図である。
【図2】本発明の連動式ラッチシステムを用いた箱体の
分解図である。
【図3】連動式ラッチシステムの取手を示す図であり、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【図4】ハンドルの回動状態が仮想線で示された取手の
断面図である。
【図5】連動式ラッチシステムの取手の組立図である。
【図6】連動式ラッチシステムのラッチ装置を示す図で
あり、(a)は側面図、(b)は(a)における左方か
ら見た側面図である。
【図7】図6(a)の逆側から見た断面図である。
【図8】図6及び図7とは異なる態様のラッチ装置を示
す図であり、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)
は(a)の逆側から見た側面図、(d)は(b)におけ
るVIIId−VIIId線に沿った断面図である。
【図9】図8(b)の逆側から見た側面図である。
【符号の説明】
10 箱体 30 取手 32 ハンドル 34d ラッチ受け部 36 バネ 40 ラッチ装置 42 ケース 43 トリガー部材 44,46 バネ 45 ラッチ部材 60 ラッチ装置 62 ケース 63 トリガー部材 64 バネ 65 ラッチ部材 70 ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 1/04 F16B 1/04 A 12/10 12/10 A Fターム(参考) 2C017 SA06 SB02 SB06 VA02 VB21 VB23 3B060 BA01 BB02 BC02 BD01 BD02 BE02 BF03 3J001 FA15 GA02 GA06 GB01 HA04 HA08 JD25 KA19 KB03 3J024 AA43 CA16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に積載される箱体どうしを解除
    可能に連結するラッチ装置と、回動可能なハンドルを含
    む取手とを備える連動式ラッチシステムであって、 前記ラッチ装置は、下方に配置された前記箱体のラッチ
    受け部に解除可能に係合するラッチ部材と、該ラッチ部
    材を作動させるトリガー部材とを備え、該トリガー部材
    は下方に配置された前記箱体に接触したときに前記ラッ
    チ部材を作動させて前記ラッチ受け部に係合させるもの
    であり、 前記ラッチ部材は、これが設けられた箱体の前記ハンド
    ルが回動すると、下方に配置された前記箱体のラッチ受
    け部との係合が解除されるように形成されたものである
    ことを特徴とする連動式ラッチシステム。
  2. 【請求項2】 各箱体が有する前記ラッチ部材は、ケー
    スに回動可能に枢着されるとともに、下方に配置された
    前記箱体の前記ラッチ受け部に係合する位置に向かって
    付勢された状態で設けられ、 前記ラッチ装置は接続部材により同じ箱体の前記取手に
    連結され、前記ハンドルの回動により前記接続部材に張
    力が作用すると、該張力が、前記ラッチ部材を付勢する
    力に抗してこのラッチ部材を回動させ、下方に配置され
    た前記箱体の前記ラッチ受け部との係合を解除するもの
    であることを特徴とする請求項1記載の連動式ラッチシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記トリガー部材は、下方に配置された
    前記箱体に接触する接触レバーと、前記ラッチ部材と係
    合する係合レバーまたは係合突子とが一体に形成され、
    ケースに回動可能に枢着されるとともに、前記係合レバ
    ーまたは前記係合突子が前記ラッチ部材に当接するよう
    に付勢された状態で設けられ、 前記係合レバーまたは前記係合突子は、前記ラッチ部材
    が前記ラッチ受け部から係合解除されたときにこの係合
    解除状態を保持するように、前記ラッチ部材と係合する
    ものであり、 前記接触レバーは、これが下方に配置された前記箱体に
    接触したときに、前記係合レバーまたは前記係合突子と
    前記ラッチ部材との係合を解除するものであることを特
    徴とする請求項2に記載の連動式ラッチシステム。
  4. 【請求項4】 前記係合レバーまたは前記係合突子を前
    記ラッチ部材に当接するように付勢する付勢手段と、前
    記ラッチ部材を下方に配置された前記箱体の前記ラッチ
    受け部に係合する位置に向かって付勢する付勢手段と
    が、前記トリガー部材と前記ラッチ部材との間に設けら
    れた一つの付勢手段により実現されるものである請求項
    3に記載の連動式ラッチシステム。
  5. 【請求項5】 前記取手は、基板と、取付具を介して前
    記基板に回動可能に設けられたハンドルと、該ハンドル
    を前記基板に向かい付勢してこの上に載置させる付勢手
    段と、前記接続部材を前記取付具に固定する固定部材と
    を備えたものであることを特徴とする請求項2乃至請求
    項4のいずれか1項に記載の連動式ラッチシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の連動式ラッチシステムが設けられたことを特徴と
    する箱体。
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