JPH11126807A - 半導体集積回路の検査方法 - Google Patents

半導体集積回路の検査方法

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JPH11126807A
JPH11126807A JP29089597A JP29089597A JPH11126807A JP H11126807 A JPH11126807 A JP H11126807A JP 29089597 A JP29089597 A JP 29089597A JP 29089597 A JP29089597 A JP 29089597A JP H11126807 A JPH11126807 A JP H11126807A
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temperature
integrated circuit
wafer
semiconductor
semiconductor integrated
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JP29089597A
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Tomoyuki Sasaki
智之 佐々木
Toshiya Nitta
敏也 新田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路素子の検査に最適な温度制御
を容易に且つ確実に行なえるようにする。 【解決手段】 半導体ウェハ12には検査対象の半導体
集積回路素子21が形成されており、該集積回路素子の
他に、プロセス管理用のTEG24には該半導体ウェハ
12の温度を検知するための、互いに異なる導電型の不
純物拡散領域が接合されてなるダイオード素子をあらか
じめ設けておく。次に、半導体ウェハ12を所定温度に
まで加熱した後、所定の入力パターンを有する信号を入
力してバーンインを行なう。検査中には、ダイオード素
子が出力する電気信号を測定し、測定した結果に基づい
て半導体ウェハ12の温度を所定温度に保つように制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハ上に
形成されたチップの複数の集積回路をウェハ状態で同時
に検査する検査方法に関し、特に、加熱温度を容易に且
つ確実に所定温度に保てる半導体集積回路の検査方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置を搭載した電
子機器の小型化及び低価格化の進歩は目ざましく、これ
に伴って、半導体集積回路装置に対する小型化及び低価
格化の要求が強くなっている。
【0003】通常、半導体集積回路装置は、半導体チッ
プとリードフレームとがボンディングワイヤによって電
気的に接続された後、半導体チップが樹脂又はセラミク
スにより封止された状態で供給され、プリント基板に実
装される。ところが、電子機器の小型化の要求から、半
導体集積回路装置を半導体から切り出したままの状態
(以後、この状態の半導体集積回路装置をベアチップ又
は単にチップと呼ぶ。)で直接回路基板に実装する方法
が開発され、品質が保証されたベアチップを低価格で供
給することが望まれている。
【0004】ベアチップに対して品質保証を行なうため
には、半導体集積回路装置をウェハ状態でバーンインす
る必要がある。
【0005】しかしながら、半導体ウェハ状態で一括に
行なうバーンイン(以下、ウェハ・バーンインと呼
ぶ。)は、半導体ウェハの取り扱いが非常に複雑になる
ので、低価格化の要求に応えられない。また、一の半導
体ウェハ上に形成されている複数のベアチップを1個又
は数個ずつ何度にも分けてバーンインを行なうのは、多
くの時間を要するので、時間的にもコスト的にも現実的
でないので、すべてのベアチップをウェハ状態で一括し
て同時にバーンインを行なうことが要求される。
【0006】ここで、特開平8−5666号公報に開示
されたウェハ・バーンインが行なえるバーンイン装置を
説明する。
【0007】図6は従来のウェハ・バーンイン装置の概
観を示している。図6に示すように、ウェハ・バーンイ
ン装置100は、ウェハトレイ101とプローブカード
102とが減圧されて互いに圧着されるウェハカセット
103を複数収納できるラック110と、ウェハカセッ
ト103の減圧状態を維持する真空ポンプ111と、ウ
ェハカセット103に保持されている半導体ウェハに形
成されている複数の半導体集積回路素子をそれぞれ電気
的に駆動する駆動回路112とから構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のウェハ・バーンイン装置は、半導体集積回路素子が
ますます微細化され、高集積化される昨今にあって、各
半導体集積回路素子の発熱流が増大し、ときには、所定
の加熱温度を越える事態も生じている。また、半導体ウ
ェハごとに回路素子の不良率が異なるため、複数の半導
体ウェハに画一的な温度制御を行なうだけでは所望の検
査が達成できなくなるという問題を有している。
【0009】本発明は、前記従来の問題を解決し、半導
体集積回路素子の検査に最適な温度制御を容易に且つ確
実に行なえるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、半導体ウェハ自体に温度検知素子を形成
するか、又は、発熱体を形成する構成とするものであ
る。
【0011】本発明に係る第1の半導体集積回路の検査
方法は、半導体ウェハ上に形成されている複数の半導体
集積回路素子の電気的特性をウェハレベルで一括して検
査する半導体集積回路の検査方法であって、あらかじ
め、半導体ウェハに該半導体ウェハの温度を検知する温
度検知素子を形成する準備工程と、半導体ウェハを所定
温度にまで加熱する加熱工程と、温度検知素子が出力す
る電気信号を測定し、測定した電気信号に基づいて半導
体ウェハの温度を所定温度に保つ保温工程とを備えてい
る。
【0012】第1の半導体集積回路の検査方法による
と、半導体ウェハに該半導体ウェハの温度を検知する温
度検知素子をあらかじめ形成しておき、半導体ウェハに
形成されている温度検知素子が検出した該半導体ウェハ
の温度に関する電気信号を測定するため、該電気信号を
温度に変換すれば、測定対象の温度を直接モニタするこ
とができる。
【0013】第1の半導体集積回路の検査方法におい
て、温度検知素子は、半導体ウェハに形成された半導体
能動素子又は半導体受動素子であることが好ましい。
【0014】本発明に係る第2の半導体集積回路の検査
方法は、半導体ウェハ上に形成されている複数の半導体
集積回路素子の電気的特性をウェハレベルで一括して検
査する半導体集積回路の検査方法であって、あらかじ
め、半導体ウェハに該半導体ウェハを加熱する発熱素子
を形成する準備工程と、半導体ウェハを所定温度にまで
加熱する加熱工程と、半導体ウェハの温度を測定し、測
定した温度に基づき発熱素子を用いて半導体ウェハの温
度を所定温度に保つ保温工程とを備えている。
【0015】第2の半導体集積回路の検査方法による
と、半導体ウェハに該半導体ウェハを加熱する発熱素子
をあらかじめ形成しておき、該発熱素子を用いて半導体
ウェハの温度を所定温度に保つため、個々の半導体ウェ
ハごとに直接的に温度制御をすることができる。
【0016】第2の半導体集積回路の検査方法におい
て、発熱素子は、半導体ウェハにおける、周縁部、半導
体集積回路素子の周辺部又はスクライブレーンに形成さ
れた抵抗素子であることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)本発明の第1の実施形態について図
面を参照しながら説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施形態に係る半導
体集積回路の検査装置であるバーンイン装置に投入する
ウェハカセットの構成を示している。ここで用いるバー
ンイン装置としては、従来例に示したようなウェハ・バ
ーンインを行なえる装置を想定している。図1に示すよ
うに、ガラス基板からなり、主面に多層配線層を有する
プローブカード11には、その主面に半導体ウェハ12
上の集積回路素子の検査用の各電極と対応する位置に設
けられたプローブ端子となる複数のバンプが形成されて
おり、これらのバンプは、プローブカード11の周縁部
に設けられている外部端子と、多層配線層のうちのいず
れかの配線層を通じて電気的に接続されている。
【0019】このプローブカード11を用いてウェハ・
バーンインを行なうには、該プローブカード11の各バ
ンプと半導体ウェハ12上に形成された集積回路素子の
各電極とを完全に接触させる必要がある。そのための治
具として、アルミニウム等の金属からなり、半導体ウェ
ハ12を保持するウェハトレイ13を設けている。
【0020】ウェハトレイ13におけるプローブカード
11の主面と対向する面(=主面)の周縁部には、プロ
ーブカード11の主面とウェハトレイ13の主面と共に
密閉空間を形成するためのシリコンゴム等からなるシー
ルリング14が設けられ、また、側部に密閉空間と外部
空間とを導通させ且つ減圧状態を維持する真空バルブ1
5が設けられている。
【0021】図2はプローブカード11と半導体ウェハ
12との模式的な平面構成を示している。図2に示すよ
うに、半導体ウェハ12の主面には、複数の半導体集積
回路素子21が行列状に形成されており、該半導体集積
回路素子21には、バーンイン装置からのチップ選択信
号が入力されるチップ選択信号入力パッド22と、チッ
プ内の各素子の動作結果を出力する出力パッド23とが
それぞれ設けられている。さらに、半導体ウェハ12の
主面には、中心部と、該中心部に対してほぼ点対称とな
るように、半導体製造プロセスを管理するための5つの
TEG(テストエレメント グループ)24が形成され
ている。
【0022】半導体ウェハ12の主面と大気圧によって
圧着されるプローブカード11の周縁部には、半導体集
積回路素子21のチップ選択信号入力パッド22とバン
プを介して電気的に接続されたチップ選択信号入力端子
32と、半導体集積回路素子21の出力パッド23とバ
ンプを介して電気的に接続されたデータ出力端子33
と、半導体集積回路素子21のTEG24と電気的に接
続されたモニタ端子34がそれぞれ形成されている。こ
れらの各端子は、バーンイン装置に投入されることによ
り、バーンイン装置内で所定の信号線と電気的に接続さ
れる。ここで、モニタ端子34は、1つのTEG24に
入力用と出力用とのそれぞれの端子を必要とするが図面
の都合上簡略化して一つにまとめている。
【0023】図3(a)は、半導体ウェハ12における
TEG22に形成される温度検知素子である半導体能動
素子としてのPN接合からなるダイオード素子25Aの
断面構成を示している。図3(a)に示すように、ダイ
オード素子25Aは、シリコンからなる半導体ウェハ1
2に、P型不純物が拡散されてなるP型拡散層25a
と、該P型拡散層25aにN型不純物が拡散されてなる
N型拡散層25bとからなり、P型拡散層25aとN型
拡散層25bとの各上面にはアルミニウム等の導体膜か
らなる電極35がそれぞれ形成されており、プローブカ
ード11における該電極と対応する位置に設けられたバ
ンプ36を介して前述のモニタ端子34と電気的に接続
される。
【0024】このダイオード素子25Aを用いた温度測
定回路を図3(b)に示す。図3(b)において、符号
1がバーンイン装置側を示し、符号2が半導体ウェハ側
を示している。
【0025】以下、前記のように構成されたバーンイン
装置及びあらかじめ温度検知素子が形成された半導体ウ
ェハ上の複数の半導体集積回路素子のバーンイン方法を
説明する。
【0026】まず、図1に示すウェハカセットに検査対
象の半導体集積回路素子21とプロセス管理用のTEG
24とが形成された半導体ウェハ12を収納し、該半導
体ウェハ12を収納したウェハカセットをバーンイン装
置に投入する。バーンイン装置には、ウェハカセットの
温度制御に用いる加熱用のヒータと冷却用の冷却器とが
設けられている。
【0027】次に、投入されたウェハカセットに対して
ヒータを用いて所定温度にまで加熱すると共に、バーン
インモードにおける所定の信号パターンを印加してバー
ンインを行なう。
【0028】各半導体集積回路素子21は動作中に発熱
し、所定温度を越える場合もあり、このような場合には
冷却を行なわなければならず、温度制御を迅速且つ確実
に行なう必要がある。このためには、まず、半導体集積
回路素子12が形成されている半導体ウェハ12の温度
を的確に検出する必要がある。
【0029】本実施形態形態においては、半導体ウェハ
12におけるプロセス管理用のTEG24に、温度検知
素子であるダイオード素子25Aをあらかじめ設けてい
る。従って、図3(c)の、ダイオード素子25Aの周
囲温度Tn (n=1,2,3,…)をパラメータとする
V−I特性に示すように、電流を所定値I0 で一定に保
つようにすると、周囲温度Tn が高くなるほど所定値I
0 を保持するために必要な電圧は小さくなるので、この
V−I特性を用いて、周囲温度Tn と電圧との関数を生
成すれば、ダイオード素子25Aの電圧を温度測定に利
用できる。その結果、ウェハカセットにおけるウェハト
レイを温度センサを用いて温度測定を行なう場合に比べ
て、半導体ウェハ自体の温度が直接且つ容易に測定でき
るため、温度制御を確実に行なうことができる。
【0030】なお、温度検知素子としてダイオード素子
25Aを用いたが、図4(a)に示すように、半導体ウ
ェハ12にN型不純物が拡散されてなる半導体受動素子
としての抵抗素子25Bを用いてもよい。この場合は、
温度測定回路は図4(b)に示す回路となり、抵抗素子
25Bにおける不純物拡散層は温度が上昇すると抵抗値
が下がるので、この特性を利用して温度検知素子の用い
ることができる。
【0031】また、温度検知素子に半導体能動素子のう
ちのダイオード素子を用いたが、これに限らず、例えば
MOSトランジスタのような3端子の半導体能動素子で
あっても、ゲート、ドレイン及びソースの各電極端子の
うちのいずれか2端子を所定の抵抗値が得られるように
接続して用いてもよい。
【0032】また、温度検知素子としての半導体受動素
子には不純物拡散層からなる抵抗素子を用いたが、これ
に限らず、例えば、ポリシリコンからなる抵抗素子を用
いてもよい。
【0033】また、温度検知素子をプロセス管理用のT
EG24に設けたが、これに限らず、各半導体集積回路
素子21内に設けてもよい。
【0034】また、半導体ウェハ12に直接形成される
これらの温度検知素子は、半導体集積回路の製造プロセ
スになじむため、わざわざ、温度検知素子を形成する工
程を付加する必要がない。
【0035】また、本実施形態のバーンイン装置に投入
するプローブカードに、バンプ付きで且つ該バンプが減
圧されて半導体ウェハと圧着されるウェハカセットを用
いたが、これに限らず、半導体ウェハ状態で検査が可能
なプローブカードであればよい。
【0036】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態について図面を参照しながら説明する。
【0037】図5は第2の実施形態形態に係る半導体集
積回路の検査方法に用いるプローブカード11と半導体
ウェハ12との模式的な平面構成を示している。本実施
形態においても、図1に示すようなウェハカセットを用
いることとし、バーンイン装置として従来例に示したよ
うなウェハ・バーンインを行なえる装置を想定してい
る。図5に示すように、半導体ウェハ12の主面には、
複数の半導体集積回路素子21が行列状に形成されてお
り、該半導体集積回路素子21には、バーンイン装置か
らのチップ選択信号が入力されるチップ選択信号入力パ
ッド22と、チップ内の各素子の動作結果を出力する出
力パッド23とがそれぞれ設けられている。さらに、半
導体ウェハ12の主面における各半導体集積回路素子2
1の周辺部及び、へき開領域であるスクライブレーンに
は、不純物ドープされたポリシリコンが堆積されてなる
抵抗素子からなる発熱素子26が形成されている。
【0038】半導体ウェハ12の主面と大気圧によって
圧着されるプローブカード11の周縁部には、半導体集
積回路素子21のチップ選択信号入力パッド22とバン
プを介して電気的に接続されたチップ選択信号入力端子
32と、半導体集積回路素子21の出力パッド23とバ
ンプを介して電気的に接続されたデータ出力端子33
と、半導体集積回路素子21の発熱素子26と電気的に
接続された加熱用端子41がそれぞれ形成されている。
これらの各端子は、バーンイン装置に投入されることに
より、バーンイン装置内で所定の信号線と電気的に接続
される。
【0039】以下、前記のように構成されたバーンイン
装置及びあらかじめ発熱素子が形成された半導体ウェハ
上の複数の半導体集積回路素子のバーンイン方法を説明
する。
【0040】まず、図1に示すウェハカセットに検査対
象の半導体集積回路素子21及び発熱素子26が形成さ
れた半導体ウェハ12を収納し、半導体ウェハ12を収
納したウェハカセットをバーンイン装置に投入する。バ
ーンイン装置には、ウェハカセットの温度制御に用いる
加熱用のヒータと冷却用の冷却器とが設けられている。
【0041】次に、投入されたウェハカセットに対して
ヒータを用いて所定温度にまで加熱すると共に、バーン
インモードにおける所定の信号パターンを印加してバー
ンインを行なう。
【0042】第1の実施形態においても述べたように、
各半導体集積回路素子21は動作中に発熱して所定温度
を越える場合もあり、このような場合には冷却を行なわ
なければならず、温度制御を迅速且つ確実に行なう必要
がある。
【0043】しかしながら、冷却器には水冷方式を用い
る場合が一般的であり、冷却水の温度を制御することは
効率がよくないため加熱温度を制御することになる。こ
のためには、集積回路素子が形成されている半導体ウェ
ハ12ごとに加熱制御を行なうことが望ましい。
【0044】本実施形態形態においては、半導体ウェハ
12における半導体集積回路素子21の周辺部及びスク
ライブレーンに、あらかじめ発熱素子26を設けてお
り、温度センサ等を用いて半導体ウェハ12の温度を測
定し、所定温度よりも低下した場合には、発熱素子26
に通電して直接半導体ウェハ12を加熱することができ
る。
【0045】このように、本実施形態形態によると、複
数のウェハカセットを同時にバーンインする際に、半導
体ウェハ12ごとに半導体集積回路素子21の不良の発
生率が異なるため、半導体ウェハ12ごとの発熱量に差
異が生じて所定温度よりも低下することがあっても、ウ
ェハトレイを介さずに直接半導体ウェハ12に形成した
発熱素子26を用いて温度の制御を行なえるので、迅速
に温度を上げることができる。また、バーンイン装置側
にはこのような補助的な加熱手段を新たに設ける必要が
ないので、検査装置に負担をかけることもない。
【0046】なお、半導体ウェハ12に直接形成される
発熱素子26は、半導体集積回路の製造プロセスになじ
むため、わざわざ、発熱素子を形成する工程を必要とし
ない。
【0047】なお、本実施形態のバーンイン装置に投入
するプローブカードに、バンプ付きで且つ該バンプが減
圧されて半導体ウェハと圧着されるウェハカセットを用
いたが、これに限らず、半導体ウェハ状態で検査が可能
なプローブカードであればよい。
【0048】
【発明の効果】本発明に係る第1の半導体集積回路の検
査方法によると、半導体ウェハに該半導体ウェハの温度
を検知する温度検知素子をあらかじめ形成しておき、半
導体ウェハに形成されている温度検知素子が検出した該
半導体ウェハの温度に関する電気信号を測定するため、
該電気信号を温度に変換すれば、測定対象の温度を直接
モニタすることができる。従って、ウェハカセット等の
ウェハ収納器の外部側から温度センサを用いて温度測定
を行なう場合に比べて、半導体ウェハ自体の温度が直接
且つ容易に測定できるため、温度制御を確実に行なうこ
とができる。
【0049】第1の半導体集積回路の検査方法におい
て、温度検知素子が、半導体ウェハに形成された半導体
能動素子又は半導体受動素子であると、温度検知素子を
形成する工程が半導体集積回路素子を形成する製造プロ
セスになじむため、新たな工程を増やすことなく、容易
に且つ確実に形成することができる。
【0050】本発明に係る第2の半導体集積回路の検査
方法によると、半導体ウェハに該半導体ウェハを加熱す
る発熱素子をあらかじめ形成しておき、該発熱素子を用
いて半導体ウェハの温度を所定温度に保つため、個々の
半導体ウェハごとに直接的に温度制御をすることができ
る。従って、複数のウェハカセットを同時に検査する際
に、半導体ウェハごとに半導体集積回路素子の不良の発
生率が異なり、半導体ウェハごとの発熱量に差異が生じ
て所定温度よりも低下することがあっても、ウェハ収納
器等を介さずに直接半導体ウェハ12に形成した発熱素
子を用いて温度の制御を行なえるので、迅速に温度を上
げることができる。また、検査装置側にはこのような補
助的な加熱手段を新たに設ける必要がないので、検査装
置に負担をかけることもない。
【0051】第2の半導体集積回路の検査方法におい
て、発熱素子が、半導体ウェハにおける、周縁部、半導
体集積回路素子の周辺部又はスクライブレーンに形成さ
れた抵抗素子であると、発熱素子を形成する工程が半導
体集積回路素子を形成する製造プロセスになじむため、
新たな工程を増やすことなく、容易に且つ確実に形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路
の検査方法に用いるウェハカセットを示す構成図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路
の検査方法に用いるウェハカセットのプローブカード及
び半導体ウェハを示す模式的な平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路
の検査方法に用いる温度検知素子を示し、(a)は構成
断面図であり、(b)は温度測定用の回路図であり、
(c)は電圧電流特性を示す特性図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路
の検査方法に用いる温度検知素子を示し、(a)は構成
断面図であり、(b)は温度測定用の回路図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路
の検査方法に用いるウェハカセットのプローブカード及
び半導体ウェハを示す模式的な平面図である。
【図6】従来のウェハ・バーンイン装置の概観図であ
る。
【符号の説明】
11 プローブカード 12 半導体ウェハ 13 ウェハトレイ 14 シールリング 15 真空バルブ 21 半導体集積回路素子 22 チップ選択信号入力パッド 23 出力パッド 24 TEG 25A ダイオード素子(半導体能動素子) 25B 抵抗素子(半導体受動素子) 26 発熱素子 32 チップ選択信号入力端子 33 データ出力端子 34 モニタ端子 35 電極 36 バンプ 41 加熱用端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハ上に形成されている複数の
    半導体集積回路素子の電気的特性をウェハレベルで一括
    して検査する半導体集積回路の検査方法であって、 あらかじめ、前記半導体ウェハに該半導体ウェハの温度
    を検知する温度検知素子を形成する準備工程と、 前記半導体ウェハを所定温度にまで加熱する加熱工程
    と、 前記温度検知素子が出力する電気信号を測定し、測定し
    た電気信号に基づいて前記半導体ウェハの温度を前記所
    定温度に保つ保温工程とを備えていることを特徴とする
    半導体集積回路の検査方法。
  2. 【請求項2】 前記温度検知素子は、 前記半導体ウェハに形成された半導体能動素子又は半導
    体受動素子であることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体集積回路の検査方法。
  3. 【請求項3】 半導体ウェハ上に形成されている複数の
    半導体集積回路素子の電気的特性をウェハレベルで一括
    して検査する半導体集積回路の検査方法であって、 あらかじめ、前記半導体ウェハに該半導体ウェハを加熱
    する発熱素子を形成する準備工程と、 前記半導体ウェハを所定温度にまで加熱する加熱工程
    と、 前記半導体ウェハの温度を測定し、測定した温度に基づ
    き前記発熱素子を用いて前記半導体ウェハの温度を前記
    所定温度に保つ保温工程とを備えていることを特徴とす
    る半導体集積回路の検査方法。
  4. 【請求項4】 前記発熱素子は、 前記半導体ウェハにおける、周縁部、前記半導体集積回
    路素子の周辺部又はスクライブレーンに形成された抵抗
    素子であることを特徴とする請求項3に記載の半導体集
    積回路の検査方法。
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