JPH1112660A - 焼結工程における原料配合決定方法 - Google Patents
焼結工程における原料配合決定方法Info
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- JPH1112660A JPH1112660A JP16639997A JP16639997A JPH1112660A JP H1112660 A JPH1112660 A JP H1112660A JP 16639997 A JP16639997 A JP 16639997A JP 16639997 A JP16639997 A JP 16639997A JP H1112660 A JPH1112660 A JP H1112660A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 短時間に精度良く原料の配合の決定を行う。
【解決手段】 複数の銘柄鉱を配合した原料を焼結する
焼結工程を管理するプロセスコンピュータにおいて、原
料のうちAl2 O3 の推定成分値が目標値になるように
且つポイドメータ能力をチェックして銘柄鉱の配合を調
整し配合計算を行い、Al2 O3 の配合計算が行われた
原料のうちMgOの推定成分値が目標値になるように且
つポイドメータ能力をチェックして銘柄鉱の配合を調整
し配合計算を行い、MgOの配合計算が行われた原料の
うちSiO2 の推定成分値が目標値になるように且つポ
イドメータ能力をチェックして銘柄鉱の配合を調整し配
合計算を行い、SiO2 の配合計算が行われた原料のう
ちCaO/SiO2 の推定成分値が目標値になるように
CaO及び銘柄鉱の配合を調整し配合計算を行って、原
料の配合を決定する。
焼結工程を管理するプロセスコンピュータにおいて、原
料のうちAl2 O3 の推定成分値が目標値になるように
且つポイドメータ能力をチェックして銘柄鉱の配合を調
整し配合計算を行い、Al2 O3 の配合計算が行われた
原料のうちMgOの推定成分値が目標値になるように且
つポイドメータ能力をチェックして銘柄鉱の配合を調整
し配合計算を行い、MgOの配合計算が行われた原料の
うちSiO2 の推定成分値が目標値になるように且つポ
イドメータ能力をチェックして銘柄鉱の配合を調整し配
合計算を行い、SiO2 の配合計算が行われた原料のう
ちCaO/SiO2 の推定成分値が目標値になるように
CaO及び銘柄鉱の配合を調整し配合計算を行って、原
料の配合を決定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は焼結工程における原
料配合決定方法に関する。特に、短時間に精度良く原料
の配合の決定を行う方法に関する。
料配合決定方法に関する。特に、短時間に精度良く原料
の配合の決定を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記焼結工程では、石灰石を原料中に配
合して、一定の塩基度CaO/SiO 2 となる焼結鉱の
生産が行われている。さらに、原料中のAl2 O3 、M
gOにおいても焼結鉱の品質に関係する。このため、A
l2 O3 、MgO、SiO2 、CaO、SiO2 の配合
が計算されている。
合して、一定の塩基度CaO/SiO 2 となる焼結鉱の
生産が行われている。さらに、原料中のAl2 O3 、M
gOにおいても焼結鉱の品質に関係する。このため、A
l2 O3 、MgO、SiO2 、CaO、SiO2 の配合
が計算されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の原料
配合の計算は手計算で行われていた。この配合計算は複
雑で時間がかかるという問題がある。さらに、時間の節
約のため簡略して最小限の計算を行うと精度が悪くなる
という問題がある。したがって、本発明は、上記問題点
に鑑み、上記配合計算をプロセスコンピュータにより行
わせて計算時間を短縮すると同時に高精度な配合決定が
計算できる焼結工程における原料配合決定方法を提供す
ることを目的とする。
配合の計算は手計算で行われていた。この配合計算は複
雑で時間がかかるという問題がある。さらに、時間の節
約のため簡略して最小限の計算を行うと精度が悪くなる
という問題がある。したがって、本発明は、上記問題点
に鑑み、上記配合計算をプロセスコンピュータにより行
わせて計算時間を短縮すると同時に高精度な配合決定が
計算できる焼結工程における原料配合決定方法を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、複数の銘柄鉱を配合した原料を焼結す
る焼結工程を管理するプロセスコンピュータにおいて、
前記原料のうちAl2O3 の推定成分値が目標値になる
ように且つポイドメータ能力をチェックして銘柄鉱の配
合を調整し、この配合調整を基に配合計算を行い、前記
Al2 O3 の配合計算が行われた原料のうちMgOの推
定成分値が目標値になるように且つポイドメータ能力を
チェックして銘柄鉱の配合を調整し、この配合調整を基
に配合計算を行い、前記MgOの配合計算が行われた原
料のうちSiO2 の推定成分値が目標値になるように且
つポイドメータ能力をチェックして銘柄鉱の配合を調整
し、この配合調整を基に配合計算を行い、前記SiO2
の配合計算が行われた原料のうちCaO/SiO2 の推
定成分値が目標値になるようにCaO及び銘柄鉱の配合
を調整し、この配合調整を基に配合計算を行って、原料
の配合を決定する。この手段により短時間に精度良く焼
結原料の配合を決定することが可能になる。
解決するために、複数の銘柄鉱を配合した原料を焼結す
る焼結工程を管理するプロセスコンピュータにおいて、
前記原料のうちAl2O3 の推定成分値が目標値になる
ように且つポイドメータ能力をチェックして銘柄鉱の配
合を調整し、この配合調整を基に配合計算を行い、前記
Al2 O3 の配合計算が行われた原料のうちMgOの推
定成分値が目標値になるように且つポイドメータ能力を
チェックして銘柄鉱の配合を調整し、この配合調整を基
に配合計算を行い、前記MgOの配合計算が行われた原
料のうちSiO2 の推定成分値が目標値になるように且
つポイドメータ能力をチェックして銘柄鉱の配合を調整
し、この配合調整を基に配合計算を行い、前記SiO2
の配合計算が行われた原料のうちCaO/SiO2 の推
定成分値が目標値になるようにCaO及び銘柄鉱の配合
を調整し、この配合調整を基に配合計算を行って、原料
の配合を決定する。この手段により短時間に精度良く焼
結原料の配合を決定することが可能になる。
【0005】さらに、前記Al2 O3 計算、前記MgO
計算、前記SiO2 計算、前記CaO計算による配合計
算を基に落下強度、Fe O、平均粒度、規格外粒度を含
む品質と、煤塵濃度、NOX濃度、コークスを配合した
熱源を含む操業との予測を行う。この手段により前記焼
結原料の配合の決定を基に品質、操業予測も合わせて短
時間に且つ精度良く求めることが可能になる。
計算、前記SiO2 計算、前記CaO計算による配合計
算を基に落下強度、Fe O、平均粒度、規格外粒度を含
む品質と、煤塵濃度、NOX濃度、コークスを配合した
熱源を含む操業との予測を行う。この手段により前記焼
結原料の配合の決定を基に品質、操業予測も合わせて短
時間に且つ精度良く求めることが可能になる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1及び2は本発明に係るプ
ロセスコンピュータによる配合計算・操業・メニュー画
面を用いて全体の配合計算処理を説明するフローチャー
トである。ステップS1において焼結工程のプロセスコ
ンピュータに配合計算・操業メニュー画面を表示する。
この画面では多数の銘柄鉱をいく層にも積み上げた複数
のパイルから対象パイルを指定する。なお、パイル番号
の設定によって使用中の臨時配合計算を行うのか、次期
使用パイルの配合計算を行うのかを判断する。そして、
操業条件を安定するために銘柄の変更は回数、量とも
に、以下のような画面により、最小限にとどめる。ステ
ップS2において配合(ブレンド)鉱銘柄成分表示変更
画面を表示する。この画面ではブレンドされている銘柄
鉱の成分表示を変更する。ステップS3においてブレン
ド銘柄粒度・水分表示変更画面を表示する。この画面で
は、ブレンドされている銘柄鉱の粒度及び水分を表示す
る。ステップS4において配合計算/成分歩留係数設定
画面を表示する。ステップS5において配合計算/週次
計画取り込み画面を表示する。ステップS6において配
合計算/配合計算条件設定画面を表示する。この画面で
はAl2 O3 、MgO、SiO2 、CaO/SiO2 の
条件設定と配合計算実行要求が可能である。この要求が
あると後述の如く計算が実行され、この結果は配合計画
として登録される。ステップS7においてステップS6
と後述するステップS16との配合計画登録とにより配
合計算/原料原単位設定画面を表示する。ステップS8
において配合計画実行要求を行うために最新配合割合/
次期計画表示・修正画面を表示する。ステップS9にお
いて原料配合表示/修正画面を表示する。ステップS1
0においてCPUコード管理及び銘柄登録/削除画面を
表示しステップS2及びS3の参照に供する。ステップ
S11において成分歩留係数計画/実績表示画面を表示
しステップS4の参照に供する。ステップS12におい
てステップS6の配合計画登録を基に配合計算結果表示
画面を表示する。ステップS13においてステップS1
0のCPUのコード管理&銘柄登録を基に配合計算シー
トを印字し、ステップS14において同様に後述するP
M(ポイドメータ)能力上下限値設定画面を表示する。
ステップS15においてステップS6の操業/条件設定
画面を表示する。ステップS16において操業品質・操
業熱源予測画面を表示する。この画面では予測項目とし
てRDI(還元粉化率)、Fe O、SI(落下強度)、
規格外粒度(−5mm)、成品粒度に関する品質項目、
煤塵濃度、NOX濃度、熱源に関する操業項目が設定さ
れ、操業計算実行要求が可能であり、この要求があると
計算が実行されて配合計算登録が行われる。ステップS
17及びS18において操業結果リスト、操業効果係数
リストが印字される。ステップS19において予測的中
状況確認画面を表示する。
図面を参照して説明する。図1及び2は本発明に係るプ
ロセスコンピュータによる配合計算・操業・メニュー画
面を用いて全体の配合計算処理を説明するフローチャー
トである。ステップS1において焼結工程のプロセスコ
ンピュータに配合計算・操業メニュー画面を表示する。
この画面では多数の銘柄鉱をいく層にも積み上げた複数
のパイルから対象パイルを指定する。なお、パイル番号
の設定によって使用中の臨時配合計算を行うのか、次期
使用パイルの配合計算を行うのかを判断する。そして、
操業条件を安定するために銘柄の変更は回数、量とも
に、以下のような画面により、最小限にとどめる。ステ
ップS2において配合(ブレンド)鉱銘柄成分表示変更
画面を表示する。この画面ではブレンドされている銘柄
鉱の成分表示を変更する。ステップS3においてブレン
ド銘柄粒度・水分表示変更画面を表示する。この画面で
は、ブレンドされている銘柄鉱の粒度及び水分を表示す
る。ステップS4において配合計算/成分歩留係数設定
画面を表示する。ステップS5において配合計算/週次
計画取り込み画面を表示する。ステップS6において配
合計算/配合計算条件設定画面を表示する。この画面で
はAl2 O3 、MgO、SiO2 、CaO/SiO2 の
条件設定と配合計算実行要求が可能である。この要求が
あると後述の如く計算が実行され、この結果は配合計画
として登録される。ステップS7においてステップS6
と後述するステップS16との配合計画登録とにより配
合計算/原料原単位設定画面を表示する。ステップS8
において配合計画実行要求を行うために最新配合割合/
次期計画表示・修正画面を表示する。ステップS9にお
いて原料配合表示/修正画面を表示する。ステップS1
0においてCPUコード管理及び銘柄登録/削除画面を
表示しステップS2及びS3の参照に供する。ステップ
S11において成分歩留係数計画/実績表示画面を表示
しステップS4の参照に供する。ステップS12におい
てステップS6の配合計画登録を基に配合計算結果表示
画面を表示する。ステップS13においてステップS1
0のCPUのコード管理&銘柄登録を基に配合計算シー
トを印字し、ステップS14において同様に後述するP
M(ポイドメータ)能力上下限値設定画面を表示する。
ステップS15においてステップS6の操業/条件設定
画面を表示する。ステップS16において操業品質・操
業熱源予測画面を表示する。この画面では予測項目とし
てRDI(還元粉化率)、Fe O、SI(落下強度)、
規格外粒度(−5mm)、成品粒度に関する品質項目、
煤塵濃度、NOX濃度、熱源に関する操業項目が設定さ
れ、操業計算実行要求が可能であり、この要求があると
計算が実行されて配合計算登録が行われる。ステップS
17及びS18において操業結果リスト、操業効果係数
リストが印字される。ステップS19において予測的中
状況確認画面を表示する。
【0007】図3及び4は図1のステップS6の配合計
算/配合計算条件設定画面を選択してAl2 O3 を自動
調整計算する例を説明するフローチャートである。本図
に示す如く、ステップS201において本図の右側に示
す配合計算条件設定画面においてAl2 O3 の自動調整
すべきかを判断する。さらにAl2 O3 の目標値を入力
し、成分調整銘柄を設定する。ステップS202におい
て上記ステップS201における判断が「YES」な
ら、推定Al2 O3 =目標値が成立するかを判断する。
ステップS203において直送振替量Δaを計算する。
推定成分値が目標値よりも大きい場合には、例えば、設
定された成分調整銘柄(直送B)のAl2O3 を直送
B:Al2 O3 とし、振替銘柄(直送A)のAl2 O3
を直送A:Al2 O3 とし、ステップS203に示す如
く計算を実施する。ステップS204において、上記計
算に基づいて調整前の割合値を調整後の銘柄の割合値に
置換する。ステップS205において減少銘柄のPM能
力チェックを行う。すなわち、減少銘柄(直送B)の調
整後の割合値がPM能力の下限割合よりも小さいかを判
断する。ステップS206において増加銘柄のPM能力
チェックを行う。すなわち、増加銘柄(直送A)の調整
後の割合値がPM能力の上限割合よりも大きいかを判断
する。まず、PM能力について以下に簡単に説明する。
算/配合計算条件設定画面を選択してAl2 O3 を自動
調整計算する例を説明するフローチャートである。本図
に示す如く、ステップS201において本図の右側に示
す配合計算条件設定画面においてAl2 O3 の自動調整
すべきかを判断する。さらにAl2 O3 の目標値を入力
し、成分調整銘柄を設定する。ステップS202におい
て上記ステップS201における判断が「YES」な
ら、推定Al2 O3 =目標値が成立するかを判断する。
ステップS203において直送振替量Δaを計算する。
推定成分値が目標値よりも大きい場合には、例えば、設
定された成分調整銘柄(直送B)のAl2O3 を直送
B:Al2 O3 とし、振替銘柄(直送A)のAl2 O3
を直送A:Al2 O3 とし、ステップS203に示す如
く計算を実施する。ステップS204において、上記計
算に基づいて調整前の割合値を調整後の銘柄の割合値に
置換する。ステップS205において減少銘柄のPM能
力チェックを行う。すなわち、減少銘柄(直送B)の調
整後の割合値がPM能力の下限割合よりも小さいかを判
断する。ステップS206において増加銘柄のPM能力
チェックを行う。すなわち、増加銘柄(直送A)の調整
後の割合値がPM能力の上限割合よりも大きいかを判断
する。まず、PM能力について以下に簡単に説明する。
【0008】図5はPMチェックを説明する図である。
本図に示す如く、PMは槽からコンベアに銘柄鉱を払い
出す能力を示すものである。図4に右側にPM能力上下
限値設定画面において、例えば、直送A、Bに対してP
M能力は上限-A、下限-A、上限-B、下限-BT/H(トン
/時)で設定される。なお、PMの割合は、例えば、そ
れぞれ計画配合比・現状目標生産性・現状原料原単位
(次期計画表示画面情報)から算出される。例えば、新
原料銘柄の場合、 上限-A%=上限-A(T/H)×100/現状目標生産性
(T/H)×現状原料原単位(T/H)×(1−現状配
合比×10-2) として求められる。以下、Al2 O3 の他、他の成分の
自動計算において同様の計算を行い、PM設定値の能力
チェック・調整を行う。
本図に示す如く、PMは槽からコンベアに銘柄鉱を払い
出す能力を示すものである。図4に右側にPM能力上下
限値設定画面において、例えば、直送A、Bに対してP
M能力は上限-A、下限-A、上限-B、下限-BT/H(トン
/時)で設定される。なお、PMの割合は、例えば、そ
れぞれ計画配合比・現状目標生産性・現状原料原単位
(次期計画表示画面情報)から算出される。例えば、新
原料銘柄の場合、 上限-A%=上限-A(T/H)×100/現状目標生産性
(T/H)×現状原料原単位(T/H)×(1−現状配
合比×10-2) として求められる。以下、Al2 O3 の他、他の成分の
自動計算において同様の計算を行い、PM設定値の能力
チェック・調整を行う。
【0009】ステップS207において上記ステップS
205及びS206での判断が「YES」なら配合計算
を行い、終了処理を行って次のMgOの自動調整のステ
ップに進む。ステップS208においてステップS20
1での判断が「NO」であり又はS202での判断が
「YES」であるなら調整前の配合割合を調整後の配合
割合として終了処理を行う。ステップS209において
ステップS205で「YES」と判断すれば、調整後の
銘柄の割合をPM能力の下限割合で補正する。ステップ
S210においてステップS206で「YES」と判断
すれば、調整後の銘柄の割合をPM能力の上限割合で補
正する。ステップS211においてステップS209、
ステップS210での配合調整を基に配合計算を実施す
る。ステップS212において調整不能メッセージを出
力し処理を終了して初期配合計画設定を行う。
205及びS206での判断が「YES」なら配合計算
を行い、終了処理を行って次のMgOの自動調整のステ
ップに進む。ステップS208においてステップS20
1での判断が「NO」であり又はS202での判断が
「YES」であるなら調整前の配合割合を調整後の配合
割合として終了処理を行う。ステップS209において
ステップS205で「YES」と判断すれば、調整後の
銘柄の割合をPM能力の下限割合で補正する。ステップ
S210においてステップS206で「YES」と判断
すれば、調整後の銘柄の割合をPM能力の上限割合で補
正する。ステップS211においてステップS209、
ステップS210での配合調整を基に配合計算を実施す
る。ステップS212において調整不能メッセージを出
力し処理を終了して初期配合計画設定を行う。
【0010】図6及び7は図1のステップS6の配合計
算/配合計算条件設定画面を選択してMgOを自動調整
計算する例を説明するフローチャートである。本図にお
いて図3及ぶ4と異なるステップはステップS303で
あり、直送Bに代わり、粗粒蛇紋岩で調整し、粗粒
蛇紋岩未使用の場合には細粒蛇紋岩で調整する。図8、
図9及び図10は図1のステップS6の配合計算/配合
計算条件設定画面を選択してSiO2 を自動調整計算す
る例を説明するフローチャートである。ステップS40
1、S402は図3のステップS201、202と同様
にSiO 2 調整を行うべきか、推定成分値が目標値と等
しいかを判断する。ステップS403においてはステッ
プS203における直送Bを軟硅石に置換する点で相違
するだけである。ステップS404において軟硅石の調
整前の配合割合が振替量よりも大きいかを判断する。す
なわち、軟硅石をカットすると推定成分値が目標値より
も低くなるかを判断する。ステップS405においてこ
の判断が「YES」ならステップS204と同様な配合
調整を行う。ステップS406においてステップS40
4の判断が「NO」なら軟硅石の調整後の配合割合をゼ
ロに減らし、この分だけ直送Aの調整後の配合割合を増
やす。ステップS407において配合調整を基に配合計
算を行って終了処理を行ってCaO自動調整に進む。ス
テップS6の結果を基にステップS408の配合計算、
調整不能メッセージ出力を行って終了処理を行って初期
配合計画設定に進む。さらにスタートしてステップS4
11、S412は図3のステップS201、202と同
様にSiO2 調整を行うべきか、推定成分値が目標値と
等しいかを判断する。ステップS413において指定値
>目標値の場合には、すなわち、軟硅石をカットしても
SiO2 の指定値が目標値よりも高い場合には、直送A
を直送Bに、直送Bを直送Cに置換して同様に振替量Δ
bを計算する。ステップS414において配合調整を行
う。ステップS415、416はステップS205、2
06と同様にPM能力の減少銘柄チェック、増加銘柄チ
ェックを行ってステップS7で配合計算を行う。ステッ
プS417、S418においてステップS209、S2
10と同様に調整後の銘柄の割合をPM能力の下限割
合、上限割合で補正し、ステップS408、S409で
配合計算、調整不能メッセージ出力を行う。
算/配合計算条件設定画面を選択してMgOを自動調整
計算する例を説明するフローチャートである。本図にお
いて図3及ぶ4と異なるステップはステップS303で
あり、直送Bに代わり、粗粒蛇紋岩で調整し、粗粒
蛇紋岩未使用の場合には細粒蛇紋岩で調整する。図8、
図9及び図10は図1のステップS6の配合計算/配合
計算条件設定画面を選択してSiO2 を自動調整計算す
る例を説明するフローチャートである。ステップS40
1、S402は図3のステップS201、202と同様
にSiO 2 調整を行うべきか、推定成分値が目標値と等
しいかを判断する。ステップS403においてはステッ
プS203における直送Bを軟硅石に置換する点で相違
するだけである。ステップS404において軟硅石の調
整前の配合割合が振替量よりも大きいかを判断する。す
なわち、軟硅石をカットすると推定成分値が目標値より
も低くなるかを判断する。ステップS405においてこ
の判断が「YES」ならステップS204と同様な配合
調整を行う。ステップS406においてステップS40
4の判断が「NO」なら軟硅石の調整後の配合割合をゼ
ロに減らし、この分だけ直送Aの調整後の配合割合を増
やす。ステップS407において配合調整を基に配合計
算を行って終了処理を行ってCaO自動調整に進む。ス
テップS6の結果を基にステップS408の配合計算、
調整不能メッセージ出力を行って終了処理を行って初期
配合計画設定に進む。さらにスタートしてステップS4
11、S412は図3のステップS201、202と同
様にSiO2 調整を行うべきか、推定成分値が目標値と
等しいかを判断する。ステップS413において指定値
>目標値の場合には、すなわち、軟硅石をカットしても
SiO2 の指定値が目標値よりも高い場合には、直送A
を直送Bに、直送Bを直送Cに置換して同様に振替量Δ
bを計算する。ステップS414において配合調整を行
う。ステップS415、416はステップS205、2
06と同様にPM能力の減少銘柄チェック、増加銘柄チ
ェックを行ってステップS7で配合計算を行う。ステッ
プS417、S418においてステップS209、S2
10と同様に調整後の銘柄の割合をPM能力の下限割
合、上限割合で補正し、ステップS408、S409で
配合計算、調整不能メッセージ出力を行う。
【0011】図11は図1のステップS6の配合計算/
配合計算条件設定画面を選択してCaOを自動調整計算
する例を説明するフローチャートである。ステップS5
01においてCaO/SiO2 自動調整を行うべきかを
判断する。ステップS502においてこの判断が「YE
S」ならCaO/SiO2 の推定成分値と目標値が一致
するか判断する。ステップS503において上記判断が
「NO」なら振替量Δaを計算する。CaO目標値はC
aO/SiO2 目標値にSiO2 推定成分値を掛けて求
め、ステップS203における直送Bを石灰粉:CaO
に置換する。ステップS504において配合調整を行
う。なお、石灰粉のPM切り出し能力に余裕があるため
PM能力チェック等の必要はない。ステップS505に
おいて配合計算を行い終了処理を行って成分自動調整を
完了する。ステップS506において配合調整を行って
終了処理を行う。
配合計算条件設定画面を選択してCaOを自動調整計算
する例を説明するフローチャートである。ステップS5
01においてCaO/SiO2 自動調整を行うべきかを
判断する。ステップS502においてこの判断が「YE
S」ならCaO/SiO2 の推定成分値と目標値が一致
するか判断する。ステップS503において上記判断が
「NO」なら振替量Δaを計算する。CaO目標値はC
aO/SiO2 目標値にSiO2 推定成分値を掛けて求
め、ステップS203における直送Bを石灰粉:CaO
に置換する。ステップS504において配合調整を行
う。なお、石灰粉のPM切り出し能力に余裕があるため
PM能力チェック等の必要はない。ステップS505に
おいて配合計算を行い終了処理を行って成分自動調整を
完了する。ステップS506において配合調整を行って
終了処理を行う。
【0012】以上の図3〜図11までの計算を繰り返す
ることによりさらに配合計算を短時間に精度良く行うこ
とができる。なお、焼結工程のプロセスコンピュータの
代わりに、パーソナルコンピュータを用いて、以上の配
合計算を行ってもよい。
ることによりさらに配合計算を短時間に精度良く行うこ
とができる。なお、焼結工程のプロセスコンピュータの
代わりに、パーソナルコンピュータを用いて、以上の配
合計算を行ってもよい。
【0013】
【発明の効果】以上の説明により、本発明によれば、配
合計算を焼結工程のプロセスコンピュータにより行わせ
ることにより、計算時間を短縮すると同時に高精度な原
料配合を確保できる。
合計算を焼結工程のプロセスコンピュータにより行わせ
ることにより、計算時間を短縮すると同時に高精度な原
料配合を確保できる。
【図1】本発明に係るプロセスコンピュータによる配合
計算・操業・メニュー画面を用いて全体の配合計算処理
を説明するフローチャートである。
計算・操業・メニュー画面を用いて全体の配合計算処理
を説明するフローチャートである。
【図2】本発明に係るプロセスコンピュータによる配合
計算・操業・メニュー画面を用いて全体の配合計算処理
を説明するフローチャートである。
計算・操業・メニュー画面を用いて全体の配合計算処理
を説明するフローチャートである。
【図3】図1のステップS6の配合計算/配合計算条件
設定画面を選択してAl2 O3を自動調整計算する例を
説明するフローチャートである。
設定画面を選択してAl2 O3を自動調整計算する例を
説明するフローチャートである。
【図4】図1のステップS6の配合計算/配合計算条件
設定画面を選択してAl2 O3を自動調整計算する例を
説明するフローチャートである。
設定画面を選択してAl2 O3を自動調整計算する例を
説明するフローチャートである。
【図5】PMチェックを説明する図である。
【図6】図1のステップS6の配合計算/配合計算条件
設定画面を選択してMgOを自動調整計算する例を説明
するフローチャートである。
設定画面を選択してMgOを自動調整計算する例を説明
するフローチャートである。
【図7】図1のステップS6の配合計算/配合計算条件
設定画面を選択してMgOを自動調整計算する例を説明
するフローチャートである。
設定画面を選択してMgOを自動調整計算する例を説明
するフローチャートである。
【図8】図1のステップS6の配合計算/配合計算条件
設定画面を選択してSiO2 を自動調整計算する例を説
明するフローチャートである。
設定画面を選択してSiO2 を自動調整計算する例を説
明するフローチャートである。
【図9】図1のステップS6の配合計算/配合計算条件
設定画面を選択してSiO2 を自動調整計算する例を説
明するフローチャートである。
設定画面を選択してSiO2 を自動調整計算する例を説
明するフローチャートである。
【図10】図1のステップS6の配合計算/配合計算条
件設定画面を選択してSiO2 を自動調整計算する例を
説明するフローチャートである。
件設定画面を選択してSiO2 を自動調整計算する例を
説明するフローチャートである。
【図11】図1のステップS6の配合計算/配合計算条
件設定画面を選択してCaOを自動調整計算する例を説
明するフローチャートである。
件設定画面を選択してCaOを自動調整計算する例を説
明するフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の銘柄鉱を配合した原料を焼結する
焼結工程を管理するプロセスコンピュータにおいて、 前記原料のうちAl2 O3 の推定成分値が目標値になる
ように且つポイドメータ能力をチェックして銘柄鉱の配
合を調整し、この配合調整を基に配合計算を行い、 前記Al2 O3 の配合計算が行われた原料のうちMgO
の推定成分値が目標値になるように且つポイドメータ能
力をチェックして銘柄鉱の配合を調整し、この配合調整
を基に配合計算を行い、 前記MgOの配合計算が行われた原料のうちSiO2 の
推定成分値が目標値になるように且つポイドメータ能力
をチェックして銘柄鉱の配合を調整し、この配合調整を
基に配合計算を行い、 前記SiO2 の配合計算が行われた原料のうちCaO/
SiO2 の推定成分値が目標値になるようにCaO及び
銘柄鉱の配合を調整し、この配合調整を基に配合計算を
行って、原料の配合を決定することを特徴とする焼結工
程における原料配合決定方法。 - 【請求項2】 前記Al2 O3 計算、前記Mgo計算、
前記SiO2 計算の各々では、前記推定成分値が前記目
標値に一致しない場合には、前記複数の銘柄鉱の原料の
うち推定成分値が最も大きな銘柄鉱原料の配合を減ら
し、その振替量として推定成分値が最も小さな銘柄鉱原
料の配合を増やすことを特徴とする、請求項1に記載の
焼結工程における原料配合決定方法。 - 【請求項3】 前記MgO計算では前記複数の銘柄鉱の
原料のうち推定成分値が最も大きな銘柄鉱原料を蛇紋岩
とすることを特徴とする、請求項2に記載の焼結工程に
おける原料配合決定方法。 - 【請求項4】 前記SiO2 計算では、前記複数の銘柄
鉱の原料のうち推定成分値が最も大きな銘柄鉱原料が軟
硅石である場合に、軟硅石をカットすると目標値が低く
なるときカットした量を振替量として推定成分値が最も
小さな銘柄鉱原料を増やすことを特徴とする、請求項2
に記載の焼結工程における原料配合決定方法。 - 【請求項5】 前記Al2 O3 計算、前記MgO計算、
前記SiO2 計算、前記CaO計算による配合計算を繰
り返し行って、原料の配合を決定することを特徴とす
る、請求項1に記載の焼結工程における原料配合決定方
法。 - 【請求項6】 さらに、前記Al2 O3 計算、前記Mg
O計算、前記SiO 2 計算、前記CaO計算による配合
計算を基にRDI(還元粉化率)、Fe O、SI(落下
強度)、規格外粒度を含む品質と、煤塵濃度、NOX濃
度、熱源を含む操業との予測を行うことを特徴とする、
請求項1に記載の焼結工程における原料配合決定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16639997A JPH1112660A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 焼結工程における原料配合決定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16639997A JPH1112660A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 焼結工程における原料配合決定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1112660A true JPH1112660A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15830705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16639997A Withdrawn JPH1112660A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 焼結工程における原料配合決定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1112660A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013044018A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 固体燃料評価方法 |
CN106282548A (zh) * | 2015-06-12 | 2017-01-04 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 一种多矿铁矿球团的配矿方法及装置 |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP16639997A patent/JPH1112660A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013044018A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 固体燃料評価方法 |
CN106282548A (zh) * | 2015-06-12 | 2017-01-04 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 一种多矿铁矿球团的配矿方法及装置 |
CN106282548B (zh) * | 2015-06-12 | 2018-04-03 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 一种多矿铁矿球团的配矿方法及装置 |
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