JPH11126387A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH11126387A
JPH11126387A JP28684997A JP28684997A JPH11126387A JP H11126387 A JPH11126387 A JP H11126387A JP 28684997 A JP28684997 A JP 28684997A JP 28684997 A JP28684997 A JP 28684997A JP H11126387 A JPH11126387 A JP H11126387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
magnetic
recording medium
magneto
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28684997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuko Teragaki
靖子 寺垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP28684997A priority Critical patent/JPH11126387A/ja
Publication of JPH11126387A publication Critical patent/JPH11126387A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板と反対側からレーザビームの照射が可能
な光磁気ディスクを提供する。 【解決手段】 放熱層131を磁性層132よりも基板
側12に形成する。磁性層132は放熱層131に接し
て形成する。磁性層132上には透明な保護層133を
形成する。入射レーザビームに対する保護層133の透
過率が高くなるように、保護層133の光学厚さはレー
ザビームの波長の4分の1にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光磁気記録媒体に
関し、さらに詳しくは、磁界をレーザビームと同じ側か
ら与える方式に適した光磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、書換可能な光記録媒体として、T
bFeCo系の磁性膜を用いた光磁気記録媒体が提供さ
れている。光磁気記録媒体に信号を記録するためには、
磁性膜に磁界を与えながら、所望の位置にレーザビーム
を照射する。レーザビームを照射した部分の温度がキュ
リー点を超えると、その部分の磁化の向きが与えられて
いる磁界の向きに沿って反転し、これにより信号が記録
される。一方、光磁気記録媒体から信号を再生するため
には、直線偏光のレーザビームを磁性膜に照射し、その
反射光を検出する。反射光の偏光面はカー効果により磁
化の向きに応じて回転するため、この回転を検光子で検
出することにより信号が再生される。
【0003】光磁気記録媒体に信号を記録したり再生し
たりする従来の光ディスク装置においては、光磁気記録
媒体に磁界を与えるための磁気ヘッドが光磁気記録媒体
の磁性膜側に配置され、光磁気記録媒体にレーザビーム
を照射するための光ヘッドが光磁気記録媒体の透明基板
側に配置されている。
【0004】ところで、本出願人は、光磁気記録媒体の
記録密度をより高くするために、磁気ヘッドを光ヘッド
と一体的に形成し、磁界をレーザビームと同じ側から与
えることを検討している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】磁気ヘッドを光ヘッド
と同様に光磁気記録媒体の透明基板側に配置した場合、
磁気ヘッドから磁性膜までの距離が遠くなるため、磁性
膜での磁界強度が小さくなるという問題が生じる。磁気
ヘッドの電磁コイルの巻数を多くしたり、電磁コイルに
流れる電流を大きくすれば、十分な磁界強度を得ること
も可能であるが、電磁コイルのサイズを大きくする必要
がある。
【0006】それゆえに、この発明の目的は、磁界をレ
ーザビームと同じ側から与える方式に適した光磁気記録
媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に従った光磁気
記録媒体は、基板と、放熱層と、磁性層とを備える。基
板は主面を有する。放熱層は基板の主面上に形成され
る。磁性層は放熱層上に形成される。
【0008】好ましくは、上記磁性層は放熱層に接す
る。好ましくは、上記光磁気記録媒体はさらに透明な保
護層を備える。保護層は磁性層上に形成される。
【0009】好ましくは、上記保護層は、磁性層の屈折
率よりも小さくかつ空気の屈折率よりも大きい屈折率を
有し、かつ照射されるレーザビームの波長の4分の1の
光学厚さを有する。
【0010】好ましくは、上記保護層は第1の保護層と
第2の保護層とを含む。第1の保護層は磁性層に接して
形成され、第1の屈折率を有する。第2の保護層は、第
1の保護層上に形成され、第1の屈折率よりも大きい第
2の屈折率を有する。
【0011】好ましくは、上記保護層は、磁性層側から
その反対側に向かって大きくなる屈折率を有する。
【0012】好ましくは、上記磁性層は記録層と再生層
とを含む。記録層は放熱層上に形成される。再生層は記
録層上に形成される。
【0013】好ましくは、上記記録層は放熱層に接す
る。好ましくは、上記磁性層はさらに非磁性層を含む。
非磁性層は記録層と再生層との間に形成される。
【0014】好ましくは、上記基板の主面は凹凸形状を
なす。上記光磁気記録媒体においては、放熱層が基板側
に形成されるため、基板と反対側からレーザビームを照
射しても、そのレーザビームは放熱層で遮断されること
なく磁性層に到達する。
【0015】また、磁性層は放熱層に接するため、レー
ザビームの照射により磁性層で生じた熱は速やかに放熱
層に伝わる。
【0016】また、保護層が磁性層上に形成されている
ため、磁性層の酸化などが防止される。
【0017】また、保護層の屈折率が磁性層よりも小さ
くかつ空気よりも大きく、かつ、保護層の光学厚さがレ
ーザビームの波長の4分の1であるため、この保護層の
照射されたレーザビームに対する透過率は高くなる。
【0018】また、磁性層上に形成される第1の保護層
の屈折率よりもさらにその上に形成される第2の保護層
の屈折率の方が大きいため、第2の保護層と空気との屈
折率の差よりも磁性層と第1の保護層との屈折率の差の
方が大きく、磁性層への入射光量が増加するとともに、
磁性層からの反射光量も増加する。
【0019】また、保護層の屈折率が磁性層側からレー
ザビームの入射側に向かって大きくなっているため、第
2の保護層と空気との界面よりも磁性層と第1の保護層
との界面からの反射光量の方が多くなる。
【0020】また、磁性層が記録層と再生層とを含む超
解像型であるため、記録密度が高くなる。
【0021】また、記録層が放熱層に接するため、レー
ザビームの照射により記録層に生じた熱は速やかに放熱
層に伝わる。
【0022】また、基板の主面は凹凸形状をなすため、
放熱層と磁性層との接触面積が増加し、磁性層で生じた
熱はより速やかに放熱層に伝わる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0024】図1は、この発明の実施の形態による光磁
気記録媒体、およびその記録・再生用のヘッドの構成を
示す側面図である。図1を参照して、この光磁気記録媒
体10は、主面11を有する基板12と、基板12の主
面11上に形成された磁性膜13とを備える。基板12
の中央部分は外周部分よりも厚くなっている。たとえ
ば、基板12の中央部の厚さは1.2mmに、基板12
の外周部分の厚さは0.6mmになっている。この光磁
気記録媒体10は、磁性膜13側を下向きにしてスピン
ドルモータ14に装着される。レーザビームを磁性膜1
3に合焦する対物レンズ15、および磁性膜13に磁界
を印加する電磁コイル16はともに、光磁気記録媒体1
0の磁性膜13側に配置される。したがって、レーザビ
ームおよび磁界はともに磁性膜13側から与えられる。
【0025】図2は、図1に示された光磁気記録媒体1
0の一部を拡大して示す断面図である。図2を参照し
て、この光磁気記録媒体10は、主面11を有する基板
12と、基板12の主面11に接して形成された放熱層
131と、放熱層131に接して形成された磁性層13
2と、磁性層132に接して形成された保護層133と
を備える。
【0026】基板12は、ポリカーボネート、ガラスな
どにより形成される。放熱層131は、Al、Cuなど
により形成される。磁性層132は、GdFeCo/T
bFeCoなどにより形成される。保護層133は、S
iN、AlN、SiAlON、Al2 3 などにより形
成される。
【0027】この光磁気記録媒体10では、保護層13
3が上記のような透明な材質により形成され、不透明な
放熱層131が基板12側に形成されているため、基板
12と反対側の磁性膜13側から照射されたレーザビー
ムは保護層133を透過して磁性層132に到達する。
【0028】また、SiNの屈折率は3.0、AlNの
屈折率は2.07、SiAlONの屈折率は2.3、A
2 3 の屈折率は1.78であるから、この保護層1
33の屈折率nは空気の屈折率(約1.0)よりも大き
くかつ磁性層132の屈折率(約3.0)よりも小さ
い。しかも、この保護層133の実厚さをd、レーザビ
ームの波長をλとすると、保護層133の光学厚さnd
は次の式(1)により決定される。
【0029】nd=λ/4 … (1) たとえばレーザビームの波長が640nmの場合は、保
護層133の実厚さは800(±30)Åにされる。し
たがって、この保護層133は磁性層132の酸化を防
止するだけでなく干渉フィルタとしても機能し、入射レ
ーザビームに対する透過率が高くなり、その結果、入射
レーザビームを効率よく磁性層132に入射させる。
【0030】また、放熱層131は上記のような熱伝導
率の高い材質で形成され、磁性層132が放熱層131
に接しているため、レーザビームの照射により磁性層1
32で生じた熱は速やかに放熱層131に伝わる。その
結果、磁性層132の面内方向への熱拡散が抑制され、
高密度記録が可能となる。
【0031】なお、レーザビームは基板12側から照射
されないため、基板12は上記のような透明な材質によ
り形成される必要はなく、たとえばAlなどの金属によ
り形成されてもよい。この場合、基板上に敢えて放熱層
を形成しなくても金属により形成された基板が放熱層と
しても機能する。
【0032】以上のようにこの実施の形態によれば、放
熱層131が基板12側に形成されるため、磁界だけで
なくレーザビームも磁性膜13側から照射する方式に適
した光磁気記録媒体が得られる。また、磁性層132が
放熱層131に接しているため、磁性層132は放熱層
131により速やかに放熱され、高密度記録が可能とな
る。また、保護層133が磁性層132の酸化を防止す
るだけでなく入射レーザビームを高効率で磁性層に透過
させる干渉フィルタとしても機能するため、安定した記
録および再生が可能となる。
【0033】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明は上述した実施の形態に限定されるもので
なく、その他の態様でも実施し得るものである。
【0034】[基板主面の変形例]たとえば図3に示さ
れるように、基板12の主面17は凹凸形状をなしてい
てもよい。ランドグルーブ方式の場合における基板12
の拡大図が図4に示される。図4に示されるように、基
板12上にはランド18およびグルーブ19が交互に形
成されている。ランド18およびグルーブ19の幅はた
とえば0.6μmであり、ランド18の高さ(グルーブ
19の深さ)はたとえば0.1μmである。これらのラ
ンド18および19の表面が凹凸にされている。この凹
凸の差はたとえば0.01μmのオーダである。
【0035】このような凹凸は、たとえばトラックに沿
って同心円状に形成されてもよく、光磁気記録媒体10
の半径方向に沿って放射状に形成されてもよく、あるい
はピラミッド状に形成されてもよい。
【0036】上記のような同心円状または放射状の凹凸
は、原盤を作成する場合にシリコン基板上に同心円状ま
たは放射状にレジストを形成することにより製造するこ
とができる。また、ピラミッド状の凹凸は、異方性のド
ライエッチングにより製造することができる。
【0037】このような実施の形態によれば、基板12
の主表面17が凹凸形状をなしているため、基板12の
主面17に接して形成される放熱層131もまた凹凸形
状をなす。そのため、磁性層132と放熱層131との
接続面積が増加し、磁性層132は上記実施の形態1よ
りも高い効率で放熱され、より高密度な記録が可能とな
る。
【0038】[放熱層/磁性層の厚さ]また、図2に示
された放熱層131は厚いほど磁性層132を速やかに
冷却するが、厚すぎるとレーザビームの照射時に磁性層
132の温度を十分に上昇させることができない。した
がって、磁性層132の厚さに対する放熱層131の厚
さの比は、次の式(2)で表わされるように0.5以
上、1.0以下であることが望ましい。
【0039】 0.5≦放熱層厚/磁性層厚≦1.0 … (2) [磁性層の具体例]また、図2に示された磁性層132
は、たとえば図5に示されるように記録・再生層132
1の1層で形成される。記録・再生層1321はTbF
eCoなどにより形成され、この記録・再生層1321
の厚さに対する放熱層131の厚さの比は次の式(3)
で表わされるように0.5以上、1.0以下にされる。
たとえば、放熱層131の厚さは100〜700Åにさ
れ、記録・再生装置1321の厚さは100〜700Å
にされる。
【0040】 0.5≦放熱層厚/記録・再生層厚≦1.0 … (3) また、磁性層132は、図6に示されるように記録層1
322および再生層1323の2層で形成されてもよ
い。記録層1322は放熱層131に接して形成され、
再生層1323は記録層1322に接して形成される。
したがって、再生層1322は基板12側に位置し、再
生層1323は保護層133側に位置する。記録層13
22はTbFeCoなどにより形成され、再生層132
3はGdFeCOなどにより形成される。また、記録層
1322および再生層1323の全体の厚さに対する放
熱層131の厚さの比は次の式(4)で表わされるよう
に0.5以上、1.0以下にされる。たとえば、記録層
1322は100〜700Åにされ、再生層1323は
700〜1300Åにされ、放熱層131は800〜2
000Åにされる。
【0041】 0.5≦放熱層厚/(記録層厚+再生層厚)≦1.0 … (4) このように磁性層が2層構造の媒体は超解像記録媒体と
呼ばれ、記録層1322と再生層1323との交換結合
により磁区が転写されるため、レーザビームのスポット
径よりも小さい磁区が形成され、高密度な記録・再生が
可能となる。
【0042】ここで、図7に示されるように記録層13
22の下に放熱層が形成されていないと、レーザビーム
の照射により生じた熱が面内方向に拡散し、記録層13
22に形成される磁区30が大きくなる。
【0043】これに対し、図8に示されるように記録層
1322の下に放熱層131が形成されていると、熱の
面内方向への拡散が抑制され、記録層1322に形成さ
れる磁区31は上記の場合よりも小さくなる。
【0044】このように、磁性層132が記録層132
2および再生層1323の2層により形成され、かつ記
録層1322が放熱層131に接していると、極めて高
密度な記録が可能となる。
【0045】また、図9に示されるように記録層132
2と再生層1323との間に非磁性層1324が形成さ
れてもよい。この非磁性層1324はSiNなどの誘電
体により形成される。非磁性層1324の厚さは記録層
1322や再生層1323の厚さに比べて十分に薄く、
たとえば100Åにされる。したがって、磁性層132
の厚さに対する放熱層131の厚さの比は、非磁性層1
324の厚さを無視して、上記式(4)で表わされるよ
うに0.5以上、1.0以下にされる。
【0046】磁性層132が記録層1322および再生
層1323により形成される超解像光磁気記録媒体の場
合、記録層1322に形成される磁区が小さいため、そ
こから得られる再生信号の強度が小さくなる。そこで、
再生時にも磁界を印加することにより記録層1322か
ら再生層1323に転写された磁区を拡大する方式があ
る。磁区拡大再生方式と呼ばれるこの方式の場合、図6
に示されるように非磁性層が形成されていないと、再生
層1323内で拡大して形成される磁区の形状が記録層
1322側から保護層133側に広がった円錐状にな
る。これに対し、図9に示されるように記録層1322
と再生層1323との間に非磁性層1324が形成され
ていると、再生層1323内で拡大して形成される磁区
の形状は円柱状になり、より安定した再生が可能とな
る。
【0047】[保護層の変形例]また、図2に示された
保護層133は1層で形成されているが、図10に示さ
れるように2層で形成されていてもよい。ここでは、保
護層1331が磁性層132に接して形成され、もう1
つの保護層1332が保護層1331に接して形成され
ている。1層目の保護層1331は屈折率1.7のSi
Nにより形成され、2層目の保護層1332は屈折率
2.0のSiNにより形成されている。空気の屈折率は
約1.0、磁性層132の屈折率は約3.0であるか
ら、空気と保護層1332との界面での反射率よりも保
護層1331と磁性層132との界面での反射率の方が
高くなる。そのため、磁性層132への入射光量が増加
し、かつ磁性層132からの反射光量も増加する。その
結果、安定した記録および再生が可能となる。
【0048】また、図10に示された保護層は2層で形
成されているが、図11に示すように、磁性層132側
からその反対側(レーザビームの入射側)に向かって徐
々に大きくなる屈折率を有する保護層1333が形成さ
れてもよい。磁性層132上に最初は屈折率1.7のS
iNを形成し、徐々に屈折率2.0のSiNの混合率を
増加すれば、屈折率が1.7から2.0に徐々に大きく
なる保護層1333を形成することが可能である。
【0049】この場合においても上記図10に示された
場合と同様に、保護層1333と空気との界面での反射
率よりも磁性層132と保護層1333との界面での反
射率の方が大きくなるため、磁性層132へのレーザビ
ームの入射光量が増加し、かつ磁性層132からの反射
光量が増加する。その結果、安定した記録および再生が
可能となる。
【0050】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、放熱層
が磁性層よりも基板側に形成されるため、磁界だけでな
くレーザビームも基板と反対側から照射する方式に適し
た光磁気記録媒体が得られる。
【0051】また、磁性層は放熱層に接しているため、
磁性層で生じた熱は速やかに放熱され、高密度な記録が
可能となる。
【0052】また、磁性層上に保護層が形成されるた
め、磁性層の酸化が防止される。また、保護層は干渉フ
ィルタとしても機能するため、レーザビームが高効率で
透過し、より安定した記録および再生が可能となる。
【0053】また、磁性層に接して第1の保護層が形成
され、その第1の保護層に接して第2の保護層が形成さ
れ、第1の保護層の屈折率よりも第2の保護層の屈折率
の方が大きいため、磁性層への入射光量が増加し、か
つ、磁性層からの反射光量が増加する。
【0054】また、保護層の屈折率が磁性層側からその
反対側に向かって大きくなるため、磁性層への入射光量
が増加し、かつ、磁性層からの反射光量が増加する。
【0055】また、磁性層は記録層および再生層により
形成されるため、より高密度な記録が可能となる。
【0056】また、記録層は放熱層に接するため、記録
層で生じた熱は速やかに放熱され、より高密度な記録が
可能となる。
【0057】また、記録層と再生層との間に非磁性層が
形成されるため、記録層の磁区に応じて再生層内に十分
に拡大された磁区が形成されるため、より安定した再生
が可能となる。
【0058】また、基板の主面は凹凸形状をなすため、
磁性層と放熱層との接触面積が増加し、磁性層で生じた
熱がより速やかに放熱され、より高密度な記録が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による光磁気記録媒体お
よびその記録・再生用のヘッドの構成を示す側面図であ
る。
【図2】図1に示された光磁気記録媒体の一部を拡大し
て示す断面図である。
【図3】この発明の他の実施の形態による光磁気記録媒
体の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】図3に示された光磁気記録媒体における基板を
拡大して示す断面図である。
【図5】図2に示された磁性層が1層の記録・再生層に
より形成された光磁気記録媒体の構成を示す断面図であ
る。
【図6】図2に示された磁性層が2層の記録層および再
生層により形成された光磁気記録媒体の構成を示す断面
図である。
【図7】図6に示された光磁気記録媒体の放熱層がない
場合の記録状態を示す図である。
【図8】図6に示された光磁気記録媒体の記録状態を示
す図である。
【図9】図2に示された磁性層が3層の記録層、非磁性
層および再生層により形成された光磁気記録媒体の構成
を示す断面図である。
【図10】この発明のさらに他の実施の形態による光磁
気記録媒体の構成を示す断面図である。
【図11】この発明のさらに他の実施の形態による光磁
気記録媒体の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10,20 光磁気記録媒体 11,17 主面 13 磁性膜 131 放熱層 132 磁性層 133,1331〜1333 保護層 1321 記録・再生層 1322 記録層 1323 再生層 1324 非磁性層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主面を有する基板と、 前記基板の主面上に形成された放熱層と、 前記放熱層上に形成された磁性層とを備える、光磁気記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 前記磁性層は前記放熱層に接する、請求
    項1に記載の光磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記磁性層上に形成された透明な保護層
    をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の光磁
    気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記保護層は、前記磁性層の屈折率より
    も小さくかつ空気の屈折率よりも大きい屈折率を有し、
    かつ照射されるレーザビームの波長の4分の1の光学厚
    さを有する、請求項3に記載の光磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記保護層は、 前記磁性層に接して形成され、第1の屈折率を有する第
    1の保護層と、 前記第1の保護層上に成形され、前記第1の屈折率より
    も大きい第2の屈折率を有する第2の保護層とを含む、
    請求項3に記載の光磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記保護層は、前記磁性層側からその反
    対側に向かって大きくなる屈折率を有する、請求項3に
    記載の光磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記磁性層は、 前記放熱層上に形成された記録層と、 前記記録層上に形成された再生層とを含む、請求項1か
    ら請求項6のいずれかに記載の光磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記記録層は前記放熱層に接する、請求
    項7に記載の光磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記磁性層はさらに、 前記記録層と前記再生層との間に形成された非磁性層を
    含む、請求項8に記載の光磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記基板の前記主面は凹凸形状をな
    す、請求項1から請求項9のいずれかに記載の光磁気記
    録媒体。
JP28684997A 1997-10-20 1997-10-20 光磁気記録媒体 Pending JPH11126387A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28684997A JPH11126387A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 光磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28684997A JPH11126387A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 光磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11126387A true JPH11126387A (ja) 1999-05-11

Family

ID=17709836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28684997A Pending JPH11126387A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 光磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11126387A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004086968A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Sharp Corp 磁気記録媒体
US6731590B1 (en) * 1999-11-19 2004-05-04 Tdk Corporation Optical recording medium containing a substrate, an intermediate layer having therein an amorphous material, the intermediate layer having a reflective layer thereon
EP1555669A1 (en) * 2002-10-25 2005-07-20 Fujitsu Limited Magnetooptic recording medium, information recording/ reproducing method, and magnetic recording device
US6928033B2 (en) * 2001-05-23 2005-08-09 Fujitsu Limited Magneto-optical recording medium having a plurality of heat-radiation films
US6934224B1 (en) * 1999-07-09 2005-08-23 Sony Corporation Optical recording medium/system with heat-dissipating and light reflecting layers

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6934224B1 (en) * 1999-07-09 2005-08-23 Sony Corporation Optical recording medium/system with heat-dissipating and light reflecting layers
US7123551B2 (en) 1999-07-09 2006-10-17 Sony Corporation Optical device with optical recording medium having transparent heat radiating layer
US6731590B1 (en) * 1999-11-19 2004-05-04 Tdk Corporation Optical recording medium containing a substrate, an intermediate layer having therein an amorphous material, the intermediate layer having a reflective layer thereon
US6928033B2 (en) * 2001-05-23 2005-08-09 Fujitsu Limited Magneto-optical recording medium having a plurality of heat-radiation films
JP2004086968A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Sharp Corp 磁気記録媒体
EP1555669A1 (en) * 2002-10-25 2005-07-20 Fujitsu Limited Magnetooptic recording medium, information recording/ reproducing method, and magnetic recording device
EP1555669A4 (en) * 2002-10-25 2008-06-25 Fujitsu Ltd MAGNETO-OPTICAL RECORDING MEDIUM, INFORMATION RECORDING AND REPRODUCING METHOD, AND MAGNETIC RECORDING DEVICE

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2805746B2 (ja) 光磁気記録媒体の信号再生方法
JPS5923014B2 (ja) 光磁気記録再生方法
JP2002025138A (ja) 光記録媒体および光記録再生装置
JPH05101471A (ja) 光磁気記録再生方法
JP3902952B2 (ja) 光誘導型薄膜磁気ヘッド
JP3106514B2 (ja) 光磁気記録再生方法
JPH11126387A (ja) 光磁気記録媒体
JP2762445B2 (ja) 光磁気記録媒体の信号再生方法
JP3580830B2 (ja) 磁気光学記録媒体
KR100757815B1 (ko) 광자기 기록 매체 및 그 재생 방법
JP3572686B2 (ja) 情報記録媒体及びその再生方法
JP3229907B2 (ja) 光記録媒体及び光記録媒体再生装置
JPH08235654A (ja) 光磁気記録媒体及びシステムならびに読み取り方法
JPH06236578A (ja) 光ディスク
KR100613797B1 (ko) 광 기록 매체
JPS61105745A (ja) 熱的情報記録光学的再生方式
JP2690931B2 (ja) 光磁気デイスク担体およびその作製方法
KR100618982B1 (ko) 고밀도 광자기 정보 기록/재생 장치
KR100565187B1 (ko) 광자기 기록매체 및 데이터 기록/재생방법
JPH11232718A (ja) 光磁気ヘッド及び光磁気記録装置
JP3952524B2 (ja) 光ディスクの記録方法
JP2001319376A (ja) 光記録媒体およびその光再生装置
JP2636694B2 (ja) 光磁気記録媒体の記録再生方法および記録再生装置
JP2778526B2 (ja) 光磁気記録媒体およびその記録再生方法
JP2002050089A (ja) 光磁気記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021119