JPH11125779A - マルチビーム走査装置の光源装置・マルチビーム走査装置および画像形成装置 - Google Patents

マルチビーム走査装置の光源装置・マルチビーム走査装置および画像形成装置

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JPH11125779A
JPH11125779A JP29090597A JP29090597A JPH11125779A JP H11125779 A JPH11125779 A JP H11125779A JP 29090597 A JP29090597 A JP 29090597A JP 29090597 A JP29090597 A JP 29090597A JP H11125779 A JPH11125779 A JP H11125779A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチビーム走査装置の光源装置において、画
素密度切り換えに伴う光源ユニットの回転のための時間
を有効に短縮化する。 【解決手段】複数のビームを射出させる光源ユニットを
基準軸の回りに回転させることにより、同時に光走査さ
れる複数ラインの間隔を変化させることにより光書込み
における画素密度を切り換えるようにした光源装置であ
って、基準軸の回りの回転に対する光源ユニットの基準
態位を検出する基準態位検出手段を有し、基準態位を基
準として定まる、異なる画素密度に対応する光源ユニッ
トの動作態位を動作態位:A,動作態位:Bとし、光源
ユニットの待機態位を待機態位:aとするとき、待機態
位:aを、互いに最も離れた動作態位:AとBの間に設
定し、光源ユニットを回転させる回転手段を制御する制
御手段が、所望の光走査終了後に、光源ユニットを待機
態位:aに戻すように回転手段を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マルチビーム走
査装置の光源装置・マルチビーム走査装置および画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】潜像担持体に静電潜像を形成し、この静
電潜像をトナー画像として顕像化し、得られるトナー画
像をシート状の記録媒体に転写・定着して所望の画像を
得る画像形成装置は各種プリンタや複写装置として広く
知られている。このような画像形成装置において、静電
潜像を形成するのに、均一帯電された潜像担持体に対し
て光走査装置を用いて静電潜像の書込みを行う方式のも
のが知られている。光走査による潜像形成を行う画像形
成装置において、光走査装置として、独立に点滅を制御
される複数の発光源からの複数ビームを共通の光偏向器
により偏向させ、共通の結像光学系により被走査面上に
互いに副走査方向に分離した複数の光スポットとして集
光せしめ、複数ラインを同時に光走査するマルチビーム
走査装置の使用が意図されている。このようなマルチビ
ーム走査装置の光源装置として、複数ビームを射出する
光源ユニットを所定の基準軸の回りに回転可能とし、回
転手段による光源ユニットの回転により、被走査面上の
複数の光スポットの副走査方向の分離幅を可変にし、マ
ルチビーム走査の走査線ピッチを変更させて、書き込む
べき静電潜像における画素密度を切り換えることが意図
されている。
【0003】画素密度の切り換えを行うには、光源ユニ
ットの回転を行って走査線ピッチを偏向すると共に、新
たに設定される画素密度に適合するように、作像系(潜
像担持体や現像装置、転写・定着装置等)における作像
条件や、光偏向器となる回転多面鏡の回転数の設定等を
行わねばならない。このように、画素密度の切り換えに
伴う画像形成装置における各種条件の設定のための時間
(以下、画素密度切り換え時間という)は、上記の光源
ユニットの回転に要する時間をT(回転)、作像条件や
回転多面鏡の回転数の設定に要する時間をT(設定)と
すると、一般にT(回転)>T(設定)であるので、上
記画素密度切り換え時間は通常、時間:T(回転)によ
り規制されることになる。画素密度切り換え時間中は
「画像形成を行うことができない」から、画素切り替え
時間はなるべく短いことが望ましい。上記時間:T(設
定)は通常、画像形成装置のスタートボタンが押されて
から光走査が開始されるまでの間に終了してしまうので
実際上問題とならないが、画素切り換え時間を規制する
T(回転)が長いと、画像形成装置のユーザは、装置が
使用可能となるまでの時間「待たされる」ことになる。
このため、光源ユニットの回転に要する画素密度切り換
え時間を短縮する試みがなされているがなお十分でな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、マルチビ
ーム走査装置の光源装置において、画素密度切り換えに
伴う光源ユニットの回転のための時間を有効に短縮化す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のマルチビーム
走査装置の光源装置は「独立に点滅を制御される複数の
発光源からのビームをカップリングして複数のビームを
得、これら複数のビームを共通の光偏向器により偏向さ
せ、共通の結像光学系により被走査面上に、副走査方向
に分離した複数の光スポットとして集光させ、複数ライ
ンを同時に光走査するマルチビーム走査装置において、
複数の発光源からのビームをカップリングして複数のビ
ームを射出させる光源ユニットを基準軸の回りに回転さ
せることにより、同時に光走査される複数ラインの間隔
を変化させることにより光書込みにおける画素密度を切
り換えるようにした光源装置」であって、以下の点を特
徴とする。即ち、第1に「基準態位検出手段」を有す
る。この基準態位検出手段は、基準軸の回りの回転に対
する光源ユニットの基準態位を検出する手段である。第
2に、光源ユニットの動作態位として、動作態位:A,
B,..Nと、待機態位:aとが設定される。「動作態
位」は、光源ユニットが、マルチビーム走査により画像
書込みを行う態位であり、動作態位ごとに「画素密度」
が異なる。即ち、画素密度の切り替えは、動作態位を切
り替えることにより行われる。「待機態位」は、光源ユ
ニットがマルチビーム走査を行わないときに占める態位
である。
【0006】上記動作態位および待機態位は、前記基準
態位を基準として定まる。待機態位:aは、互いに最も
離れた動作態位:AとNの間に(動作態位:A,Nに重
ならないように)設定される。最も離れた動作態位:
A,Nの間の角としては「180度以下の角」をとり、
待機態位:aがこの180度以下の角の領域に含まれる
ようにするのである。動作態位:A,Nの間に、別の動
作態位:Bがあるとき、待機態位:aと動作態位:Bと
は重なりあっても良い。
【0007】第3に、光源ユニットを回転させる回転手
段を制御する(マイクロコンピュータ等の)制御手段
が、所望の光走査終了後に、光源ユニットを待機態位に
戻すように回転手段を制御する。従って、新たにマルチ
ビーム走査が行われるときは、光源装置は待機態位から
所望の画素密度に応じた動作態位へと回転する。なお、
被走査面上で複数の光スポットが同時に走査する複数ラ
インは、互いに隣接するものであってもよいし、隣接す
る光スポットで走査されるライン間が複数ライン分の間
隔を持っていても良い。
【0008】上記光源ユニットの基準態位は、動作態位
および待機態位の何れとも異なる態位として設定するこ
ともできるが、基準態位検出手段により検出される光源
ユニットの基準態位を待機態位:aとして定めることも
できる(請求項2)。また、待機態位:aの設定は、最
も離れた動作態位:AとNの中間位置として設定するこ
とができる(請求項3)。このようにすると、光源ユニ
ットが、動作態位:Aに向かって回転するときも、動作
態位:Nに向かって回転するときも、略同じ時間で到達
することができる。待機態位:aはまた、動作態位:A
〜Nのうちで、使用頻度の最も高い態位の近傍に設定し
ても良い。あるいはまた、動作態位が、例えば3態位あ
るとき、これら動作態位を動作態位:A,B,Nとし、
動作態位:AとNが互いに最も離れており、動作態位:
Bが動作態位A,Nの間にある場合で、動作態位:Bの
使用頻度が最も高い態位であるならば、待機態位:aと
動作態位:Bとを合致させてもよい。
【0009】光源ユニットを回転させる回転手段の「回
転駆動手段」としては、各種のサーボモータ、特にステ
ッピングモータを好適に用いることができるが、この場
合、ステッピングモータを逆回転させて光源ユニットを
「動作態位もしくは待機態位または基準態位」に位置さ
せるとき、ステッピングモータにバックラッシュ除去動
作を行わせることが好ましい(請求項4)。バックラッ
シュに起因する態位誤差を除去できるからである。動作
手段:A〜Nは、切り替え可能な画素密度の種類数に等
しく、この数は、画像形成装置の設計条件として決定さ
れるが、特に実用的な場合として、異なる画素密度に対
応する光源ユニットの動作態位が動作態位:A,動作態
位:Bの2態位のみとすることができる(請求項5)。
上記光源装置において、独立に点滅を制御される発光源
を2つの半導体レーザとし、各半導体レーザからのビー
ムを別個のカップリングレンズによりカップリングした
のち、各ビームの偏光状態を利用してビーム合成して光
源ユニットから射出させるようにすることができる(請
求項6)。
【0010】この発明のマルチビーム走査装置は「独立
に点滅を制御される複数の発光源からのビームをカップ
リングし、カップリングされた複数ビームを共通の光偏
向器により偏向させ、共通の結像光学系により被走査面
上に、互いに副走査方向に分離した複数の光スポットと
して集光せしめ、複数ラインを同時に光走査するマルチ
ビーム走査装置」であって、光源装置として請求項1〜
6の任意の1に記載のマルチビーム走査装置用の光源装
置を用いることを特徴とする(請求項7)。また、この
発明の画像形成装置は「潜像担持体に静電潜像を形成
し、形成された静電潜像をトナー画像として顕像化し、
得られるトナー画像を直接もしくは中間転写媒体を介し
てシート状の記録媒体に転写し、転写されたトナー画像
を記録媒体に定着するプロセスを行う画像形成装置」で
あって、均一帯電された潜像担持体に静電潜像を書き込
むための光走査装置として、請求項7記載のマルチビー
ム走査装置を用いることを特徴とする(請求項8)。
【0011】
【発明の実施の形態】図1(a)は請求項7記載の「マ
ルチビーム走査装置」の実施の1形態を示す図である。
図1(a)において、符号40は「光源装置」を示して
いる。光源装置40は、その「光源ユニット」が基準軸
の回りに回転可能で、この実施の形態では、光源ユニッ
トからは2本のビームが(平行光束化され、ビーム整形
され、円偏光状態とされた状態で)が射出する。光源装
置40から射出した2ビーム(2ビームは互いに近接し
ているので、図の繁雑を避けるため、図1(a)では1
ビームとして示している。)は、シリンドリカルレンズ
41により副走査対応方向に集束され、光偏向器である
回転多面鏡42の偏向反射面近傍に、それぞれ主走査対
応方向に長い線像として結像し、偏向反射面により反射
されるとfθレンズ44と光路折り曲げミラー45を介
して、ハウジング27の射出窓46から射出し、被走査
面の実体をなす光導電性の感光体25を照射し、fθレ
ンズ44の作用により感光体25上に2つの光スポット
として結像する。これら2つの光スポットは副走査方向
に互いに分離しており、回転多面鏡42が等速回転する
と感光体25を2ライン同時に走査する。なお、偏向す
る2ビームは光走査に先立ち、ミラー47を介して受光
素子48により受光され光走査開始のための同期信号を
発生させる。
【0012】即ち、図1(a)に実施の形態を示すマル
チビーム走査装置は、独立に点滅を制御される複数の発
光源からのビームをカップリングし、カップリングされ
た複数ビームを共通の光偏向器41により偏向させ、共
通の結像光学系41,44により被走査面25上に、互
いに副走査方向に分離した複数の光スポットとして集光
せしめ、複数ラインを同時に光走査するマルチビーム走
査装置であり、後述のように、光源装置40としてこの
発明の「マルチビーム走査装置用の光源装置」を用いた
ものである(請求項7)。
【0013】図1(b)は、上記光源装置40における
光源ユニットの内部の光学配置を示している。光源ユニ
ット内には(b)に示すように、2つの発光源としての
半導体レーザ111,112と、半導体レーザ111,
112からの光束をカップリングするカップリングレン
ズ121,122と、1/2波長板130および偏光プ
リズム140と、アパーチュア150および1/4波長
板160を有する。偏光プリズム140は偏光分離膜1
42を有し、偏光分離膜142はP偏光を略100%透
過させ、S偏光を略100%反射する。半導体レーザ1
11,112は独立に点滅を制御されるが、偏光反射膜
142に対しては共にP偏光として発光する。従って、
半導体レーザ111からのビームはカップリングレンズ
121によりカップリングされると、偏光プリズム14
0の偏光分離膜142を透過してアパーチュア150を
通過し、1/4波長板160を透過して光源ユニットか
ら射出する。半導体レーザ112からのビームはカップ
リングレンズ122によりカップリングされると、1/
2波長板130を透過して偏光面を90度旋回されて
「偏光分離膜142に対してS偏光」になり、偏光プリ
ズム140のプリズム面141により全反射され、さら
に偏光分離膜142により反射されて偏光プリズム14
0から射出し、アパーチュア150を通過し、1/4波
長板160を透過して光源ユニットから射出する。
【0014】カップリングレンズ121,122の作用
は、マルチビーム走査装置における光学系の設計に応
じ、カップリング後のビームが「平行光束」となるよう
にすることも、「発散性もしくは集束性の光束」となる
ようにすることもできるが、この実施の形態では、カッ
プリング後のビームが「平行光束」となるような作用、
即ち「コリメート作用」であるとする。従って、光源ユ
ニットからは平行光束化された2ビームが射出する。
【0015】カップリングレンズ121,122は「互
いに光軸合わせ」されている。即ち、カップリングレン
ズ121,122の光軸に合致する光線を仮想的に追跡
すると、これらの光線は偏光分離膜142以後の光路に
おいて「互いに合致」する。このように、偏光分離膜1
42以後の光路において互いに合致する、カップリング
レンズ121,122の光軸を光源ユニットの「基準光
軸」と称する。半導体レーザ111,112の発光部の
少なくとも一方は、対応するカップリングレンズの光軸
から微小距離離して配備されている。このため、光源ユ
ニットから射出する2ビームは互いに微小な角度をな
す。アパーチュア150は各ビームの光束周辺部分を遮
断し、各ビームに対して所謂「ビーム整形」を行う。ビ
ーム整形は被走査面上に形成すべき光スポットのスポッ
ト形状を適正な形状とするために行われる。1/4波長
板160は、光源ユニットから射出する各ビームを「円
偏光」状態とし、被走査面への「到達光エネルギー」が
各ビームの偏光状態の影響を大きく受けないようするた
めに用いられる。これら、アパーチュア150、1/4
波長板160は光源ユニットとは別体に設けてもよい。
【0016】図1(b)に示した光学配置の光源ユニッ
トを有する光源装置40は、独立に点滅を制御される発
光源の数が2であり、これら発光源は半導体レーザ11
1,112であり、各半導体レーザからのビームは別個
のカップリングレンズ121,122によりカップリン
グされたのち、各ビームの偏光状態を利用してビーム合
成されるものである(請求項6)。
【0017】図1(c)において符号1110,112
0は、ビーム合成手段で合成された「2ビームにおける
仮想的な2つの発光部」を示している。即ち、現実には
半導体レーザ111,112の各発光部は、図1(b)
に示すように互いに所定の間隔離れているが、ビーム合
成手段により合成された2光束を光源側に向かって仮想
的にたどれば、図1(c)に示すように互いに近接した
発光部1110,1120となるのである。これら仮想
的な発光部1110,1120は主走査対応方向に距
離:dmだけはなれ、副走査対応方向には距離:dsだ
け離れている。仮想的な発光部1110,1120の直
線距離を「l」とし、図の如く角:θを定めると、dm
=l・cosθ、ds=l・sinθである。
【0018】図1(d)は、仮想的な発光部1110,
1120に対応して被走査面上に形成される光スポット
H1,H2を示している。光スポットH1,H2は主走
査方向に距離:Dm、副走査方向に距離:Dsだけ離れ
ている。共通の結像光学系41,44の結像倍率を、主
走査対応方向に就き「Mm」、副走査対応方向に就き
「Ms」とすると「Dm=dm・Mm=Mm・l・co
sθ」で「Ds=ds・Ms=Ms・l・sinθ」で
ある。従って、光源ユニットを回転させることにより、
図1(c)における角:θを変化させることにより、被
走査面上における光スポットH1,H2の副走査方向の
分離量:Dsを変化させることができる。従って、光源
ユニットの回転を利用して、光スポットH1,H2の副
走査方向の分離量を変更し、走査線ピッチを変更して画
素密度を切り替えることができる。
【0019】次に、図2を参照して、光源装置における
光源ユニットの回転を説明する。図2(a),(b)に
おいて、符号1は「光源ユニット」、符号2は「ブラケ
ット」、符号3は「発光源制御ボード」、符号4は「ス
テッピングモータ」、符号6は「フォトインタラプ
タ」、符号7は「バネ」、符号8は「制御手段」を示し
ている。図1(b)に即して説明した光学配置を内部に
有する光源ユニット1は、図2(a)に示すように円筒
状部分100(前記1/4波長板160はこの部分に配
設される)をブラケット2の嵌合孔に嵌合させて配備さ
れる。円筒状部分100の先端部はフランジ101とな
っており、フランジ101とブラケット2との間に圧縮
性のバネ104が配備され、バネ104の弾性力によ
り、光源ユニット1は、ブラケット2に回転可能且つ安
定して装備される。円筒状部分100の中心軸Axは光
源ユニット1の回転軸で、前述した「基準軸」であり、
前記「基準光軸」と実質的に一致している。従って、光
源ユニット1はブラケット2に対し、基準軸Axの回り
に回転可能である。図1に示す光源装置40は、図2に
示すブラケット2によりハウジング27に取り付けられ
ている。発光源制御ボード3は「光源ユニットにおける
各発光源の発光制御を行う」ためのもので、図示されな
いソケットには、外部のメインボードからのハーネスが
差し込まれている。発光源制御ボード3は光源ユニット
1に形成された螺子止め部201,202,203に螺
子301,302,303により螺子止めされて光源ユ
ニット1と一体化されている。光源ユニット1の一部は
フィラー部102となって伸び、その先端部は折曲部1
03となって、(ブラケット2に固定された)フォトイ
ンタラプタ6における発光部と受光部との間に位置する
ようになっている。フォトインタラプタ6が折曲部10
3を検出するときの「光源ユニット1の態位」が、光源
ユニット1の基準態位である。従って、上記折曲部10
3とフォトインタラプタ6とは「基準態位検出手段」を
構成する。
【0020】図2(b)に示すように、フィラー部10
2とブラケット2との間には緊縮性のバネ7が掛けら
れ、バネ7の弾性力は光源ユニット1に対して反時計回
りのトルクを作用させる。このトルクによる、光源ユニ
ット1の反時計回りの回転習性は、フィラー部102に
ステッピングモータ4による回転駆動部材が当接するこ
とにより停止される。ステッピングモータ4は、図2
(a)に示すように、ブラケット2に形成された保持部
201に保持され、図2(b)に示すように、回転駆動
部材はブラケット2に固定された回りどめ205を貫通
してフィラー部102に当接している。図2(c)に示
すように、ステッピングモータ4の回転軸4aには雄螺
子が形成され、回転駆動部材401はキャップ状で上記
雄螺子に螺合する雌螺子が形成され、ステッピングモー
タ4の回転軸4aに螺設されている。図2(d)に示す
ように、回転駆動部材401の外周部は「円柱の一部を
円柱軸に平行に削いだ形状」で、回りどめ205の「回
転駆動部材401の断面形状を持つ孔」を貫通すること
により回転を阻止されるようになっている。従って、ス
テッピングモータ4の回転軸4aが回転すると、回転駆
動部材401は上記螺子の噛み合いによりステッピング
モータ4の回転軸方向へ変位する。この変位により、フ
ィラー部102はバネ7の弾性力に抗して光源ユニット
1を図2(b)において時計回りに回転させるか、ある
いはバネ7の弾性力が光源ユニット1を反時計回りに回
転させる。これにより光源ユニット1の正逆方向の回転
が可能である。即ち、光源ユニット1のフィラー部10
2とステッピングモータ4および回転駆動部材401、
回りどめ205、バネ7は「回転手段」をなし、ステッ
ピングモータ4は「回転駆動手段」をなす。ステッピン
グモータ4は制御手段8により駆動を制御される。
【0021】説明中の実施の形態では、マルチビーム走
査による書込みの「画素密度」を、600dpiと40
0dpiの「2つの画素密度」の間で切り換えるように
なっている。図3において動作態位:Aは「600dp
iの画素密度で書込みを行う光源ユニットの動作態
位」、動作態位:Bは「400dpiの画素密度で書込
みを行う光源ユニットの動作態位」で、異なる画素密度
に対応する光源ユニット1の動作態位が、動作態位:
A,動作態位:Bの2態位のみである(請求項5)。符
号Axは前記「基準軸(前記基準光軸と実質的に合致し
ている)」を示す。符号H.Pは「基準態位」を示し、
基準態位:H.Pは、前述の折曲部103とフォトイン
タラプタ6とによる「基準態位検出手段」により検出さ
れる。
【0022】待機態位:aは、互いに最も離れた動作態
位:A,Bの間で、且つ、これら動作態位と重ならない
ように設定される。動作態位:A,Bおよび待機態位:
aは基準態位:H.Pを基準として設定される。
【0023】この実施の形態では、光源ユニットの「基
準態位検出」は定期的に行われる。例えば、画像形成装
置におけるメインスイッチが「朝一番」にオンになった
とき基準位置検出が行われる。このとき光源ユニットは
待機態位:aにあるが、マイクロコンピュータ等である
「制御手段」は、メインスイッチがオンになったとき、
画像形成装置の初期設定プログラムの一環としてステッ
ピングモータを逆回転させ、光源ユニットを基準態位:
H.Pにもち来す。このとき、ステッピングモータが逆
回転するので「バックラッシュ」に起因する誤差を除く
ため「バックラッシュ除去動作」を行わせる。このプロ
セスを、図3に矢印FAで示す。即ち、バックラッシュ
に起因する誤差を除くため、光源ユニットに一旦、基準
態位:H.Pを通過せしめ、しかるのち反転させて基準
態位:H.Pに位置させる(基準態位検出手段の出力を
うけた制御手段8がステッピングモータ4を制御して、
上記検出された態位に停止させる)。続いて、制御手段
8はステッピングモータを正回転させて光源ユニットを
回転させ、光源ユニットの態位を待機態位:aにもち来
す(矢印FB)。以後、前記メインスイッチがオフされ
て新たにオンされるまでは基準態位検出は行わない。
【0024】画素密度:600dpiが選択されたとき
は、制御装置8はステッピングモータを正回転させて光
源ユニットを作動態位:Aに持ち来し(矢印FC)、所
定のマルチビーム走査が終了したら、ステッピングモー
タを逆転させて光源ユニットを待機態位:aに戻す(矢
印FE)。このときも、バックラッシュ除去動作を行わ
せる。画素密度:400dpiが選択されたときは、制
御装置8は、ステッピングモータを逆転させて光源ユニ
ットを待機態位aから作動態位:Bに持ち来し(矢印F
D 「バックラッシュ除去動作」を行わせる)、所定の
マルチビーム走査が終了したら、ステッピングモータを
正転させて光源ユニットを待機態位:aに戻す(矢印F
F)。
【0025】即ち、図1〜3に即して説明した実施の形
態における「光源装置」は、独立に点滅を制御される複
数の発光源111,112からのビームをカップリング
して複数のビームを得、これら複数のビームを共通の光
偏向器42により偏向させ、共通の結像光学系41,4
4より被走査面25上に、副走査方向に分離した複数の
光スポットとして集光させ、複数ラインを同時に光走査
するマルチビーム走査装置において、複数の発光源から
のビームをカップリングして複数のビームを射出させる
光源ユニットを基準軸の回りに回転させることにより、
同時に光走査される複数ラインの間隔を変化させること
により光書込みにおける画素密度を切り換えるようにし
た光源装置であって、基準軸Axの回りの回転に対する
光源ユニット1の基準態位:H.Pを検出する基準態位
検出手段103,6を有し、基準態位を基準として定ま
る、異なる画素密度に対応する光源ユニットの動作態位
を動作態位:A,動作態位:Bとし、光源ユニット1の
待機態位を待機態位:aとするとき、待機態位:aを、
互いに最も離れた動作態位:AとBの間に設定し、光源
ユニット1を回転させる回転手段を制御する制御手段8
が、所望の光走査終了後に、光源ユニット1を待機態
位:aに戻すように回転手段を制御するものであり(請
求項1)、回転手段の回転駆動手段がステッピングモー
タ4であり、制御手段8は、ステッピングモータ4を逆
回転させて、光源ユニット1を動作態位:Bもしくは待
機態位:H.Pまたは基準態位に位置させるとき、ステ
ッピングモータ4にバックラッシュ除去動作を行わせる
(請求項5)。
【0026】さて、図3における矢印FB,FC,FF
で表される回転に必要なステッピングモータ4のステッ
プ数を、それぞれSB、SC、SFとし、バックラッシ
ュ除去動作に必要な最低のステップ数(往復のステップ
数)をSBRとする。そうすると、図3の矢印FA,F
D、FEに伴うステップ数SA,SD,SEはそれぞ
れ、SA=SB+SBR,SD=SF+SBR,SE=
SC+SBRとなる。バックラッシュ除去動作に必要な
最小ステップ数:SBRは数ステップで足りる。図3か
ら、SA>SB,SD>SF,SE>SCは明らかであ
る。
【0027】従来、600dpi、400dpiの画素
密度が切り替え可能な、マルチビーム走査装置の光源装
置の光源ユニットの回転に関しては、以下の2方式が意
図されていた。即ち、第1の方式では、光源ユニット
は、マルチビーム走査が行われていないときには動作態
位:A,Bの外側の基準位置:H.Pにあり、選択され
た動作態位:A,Bを実現するために回転し、マルチビ
ーム走査終了後は必ず基準位置:H.Pに戻る方式であ
る。この方式は、画素密度切り替え時間を規制すること
になる前記時間:T(回転)が大きく画素密度切り替え
時間が長くなり好ましくない。第2の方式では、光源装
置は最後に選択された画素密度に対応する動作態位に留
まり、画素密度が切り替えられた場合に、それ位前の作
動態位から新たな動作態位へ向けて回転される。この方
式だと画素密度切り替え時間は有効に短縮される。
【0028】そこで、この従来意図された第2の画素密
度切り替え方式と、上の実施の形態の場合とにおける時
間:T(回転)を対比してみる。説明を簡単にするため
に、上記実施の形態において待機態位:aは、動作態
位:A,Bの中間位置に設定されているものとする(請
求項3)。そうすると、前記ステップ数において、SC
=SF,SD=SEの関係がある。
【0029】画素密度切り替えとして、以下の4つの場
合を考える。光源ユニットは上記実施例では待機態位:
aにあり、従来方式では作動態位:AまたはBにある。 イ.600dpiでの動作後、400dpiでの動作が
求められたとき ロ.400dpiでの動作後、600dpiでの動作が
求められたとき ハ.400dpiでの動作後、400dpiでの動作が
求められたとき ニ.600dpiでの動作後、600dpiでの動作が
求められたとき このときの動作態位切り替えに伴う時間:T(回転)
を、ステップモータのステップ数(ステップモータの回
転は一定なので、ステップ数が時間と比例する)で表し
て一覧にすると以下のようになる。
【0030】 実施の形態 従来方式 イ. SD=SC+SBR < 2SC+SBR ロ. SC < 2SC ハ. SD=SC+SBR > 0 ニ. SC > 0 。
【0031】この結果から、一見するとイ.ロの場合は
上記実施の形態が有利であり、ハ.ニの場合には、従来
方式が有利である。しかし、発明の解決課題に立ち戻る
と、この発明において問題としている画素密度切り替え
時間の短縮は、画像形成装置が動作できない時間を短縮
することにあり、画素密度の切り換えに伴う画像形成装
置における各種の条件の再設定のための時間である「画
素密度切り換え時間」には、前記光源ユニットの回転に
要する時間:T(回転)、作像条件の変更や回転多面鏡
の回転数等の再設定に要する時間:T(設定)があり、
一般に、T(回転)>T(設定)であるので、上記画素
密度切り換え時間は通常、時間:T(回転)により規制
させる。
【0032】従って、画素密度の選択が新たになされる
ときは、画像形成装置の動作が可能になるまでに、必然
に時間:T(設定)を必要とし、時間:T(回転)を時
間:T(設定)よりも短くしてみても、全体としての画
素密度切り替え時間が短縮されるわけでなく、画素密度
切り替え時間を実質的に短縮するには、T(回転)>T
(設定)の条件において、T(回転)を短縮する必要が
あるのである。
【0033】このような観点からすると、従来方式は画
素密度切り替え時間の有効な短縮につながらず、上記実
施の形態の場合は、従来方式の場合に比して、画素密度
を切り換えるときのT(回転)が有効に短縮されること
により、画素密度切り替え時間を有効に短縮することが
できる。
【0034】ところで、上に説明した実施の形態の場
合、光源ユニットを基準態位:H.Pに位置させるのは
例えば、画像形成装置のメインスイッチがオンにされた
ときだけであり、以後、光源ユニットは待機態位:aを
基準として回転制御が行われるので、回転に伴う微小な
態位誤差が積み重なって、所望の画素密度に対応する動
作態位に狂いが生じる虞れがある。これを避ける方法の
一つは、選択された画素密度で動作が終了したら、光源
ユニットを必ず基準態位へ戻し(基準態位検出手段で検
出する)、基準態位を確保した上で、基準態位を基準と
して定まる待機態位:aに光源ユニットを位置させるよ
うにすればよい。ただし、この方法だと、例えば、60
0dpiでの動作が終わった直後に400dpiでの動
作が要求されるような場合に、一旦基準位置へ戻り、次
いで待機態位へ移動し、さらに動作態位:Bへ移動する
ので、上記実施の形態に比して、時間:T(回転)が上
記実施の形態の場合よりも長くなってしまう。
【0035】このような問題を回避するには、図4に示
すように基準態位:H.Pと待機態位:aとを合致させ
ればよい。即ち、基準態位検出手段により検出される光
源ユニットの基準態位:H.Pを待機態位:aとして定
める(請求項2)のである。
【0036】このようにすれば、待機態位:aが常に一
定するので、動作態位:A,Bを常に正確に設定でき、
しかも、画素密度切り替え時間を有効に短縮できる。
【0037】図5は、この発明の画像形成装置の実施の
1形態を示している。この画像形成装置は、デジタルの
カラー複写装置を兼ねたカラープリンタである。先ずプ
リンタ部12を説明する。「潜像担持体」である光導電
性の感光体25は、帯電手段26により均一帯電された
のち、先に、図1〜3に即して説明したマルチビーム走
査装置(符号40Aで示す)による2ライン同時の光走
査によりY潜像(イエロートナーにより化視化されるべ
き潜像)を書き込まれる。書込みのためにマルチビーム
走査装置40Aに印加される画像信号は、後述する「読
取部」において原稿を読み取って得られる画像信号で
も、コンピュータ等で生成されたイメージ情報でもよ
く、フロッピディスク等に格納されたプリント用の画像
情報をイメージ情報化したものでもよい。
【0038】書き込まれた静電潜像は現像装置28(繁
雑をさけるため、単一の装置として描いているが、実際
には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K
(黒)色の各トナーによる現像を行う4つの現像装置の集
合体である。)においてYトナーで現像される。現像で
得られたY画像は、カセット33〜35の何れかから配
紙されたシート状の記録媒体(転写紙やOHPシート
(オーバヘッドプロジェクタ用の記録シート))に転写さ
れる。即ち、配紙された記録媒体はレジストローラ36
により、Y画像の移動に同期をとって転写部へ送りこま
れ、転写手段30によりY画像を転写され、分離手段3
1により感光体25から分離する。分離した記録媒体は
搬送ベルト37により定着装置38でY画像を定着さ
れ、装置下部の循環路50により再度レジストローラ3
6の位置に戻される。この間に、感光体25はクリーニ
ング装置32により残留Yトナーを除去され、帯電手段
26により均一帯電され、マルチビーム走査装置40A
によりM潜像を書き込まれ、書き込まれたM潜像を現像
装置28にによりMトナーで現像される。得られたM画
像は、上記Y画像と同様にして記録媒体に転写・定着さ
れ、上記と同様に循環路50を介してレジストローラ3
6の位置に戻される。同様にして、C潜像の形成・現像
・C画像の転写・定着、K潜像の形成・現像・K画像の
転写・定着が行われると、記録媒体上にはY,N,C,
K画像の「4色画像の重なりあい」によりカラー画像が
形成される。カラー画像を形成された記録媒体はトレイ
39上に排出される。以上は、カラー画像形成の場合を
説明したが、単色画像を形成する場合には、感光体25
の帯電・静電潜像の書込み、所望の色のトナーによる現
像、得られた画像の記録媒体への転写・定着を行ってト
レイ39上に排出すればよい。
【0039】即ち、プリンタ部12は、潜像担持体25
に静電潜像を形成し、形成された静電潜像をトナー像と
して顕像化し、得られるトナー画像を直接、シート状の
記録媒体に転写し、転写されたトナー画像を記録媒体に
定着するプロセスを行う画像形成装置であって、均一帯
電された潜像担持体に静電潜像を書き込むための光走査
装置として、図1等に即して説明した請求項7記載のマ
ルチビーム走査装置を用いる画像形成装置(請求項8)
である。
【0040】図5に示す画像形成装置はまた、複写すべ
き画像を読取り、画像信号化する手段を有する。この
「複写すべき画像を読取り、画像信号化する手段」は、
図5に示す、画像読取部11である。読取るべき画像を
有する原稿をADF(自動原稿配紙装置)13にセット
すると、ADF13は該原稿を自動的にコンタクトガラ
ス14上にセットする。セットされた原稿はリフレクタ
16を有するランプ15により照明される。ランプ15
はミラー17とともに、図の右方へ所定の速度:Vで移
動して原稿を照明走査する。ミラー17による反射光束
を折り返すミラー18,19は一体となって図の右方へ
速度:V/2で移動し、原稿面からレンズ21へ至る光
路長を一定に保つ。光束はレンズ21への入射に先立っ
てフィルタ20により色分解され、固体イメージセンサ
22上に結像し、光電変換される。光電変化された信号
は画像処理部23において2値化、多値化、階調処理、
変倍処理等の画像処理を施され、色分解された画像の画
像信号となり、マルチビーム走査装置40Aに送られ
る。上記の読取プロセスをフィルタ20における色分解
色を赤・緑・青の3色に順次換えて行うことで原稿画像
が3原色に色分解して読み取られる。
【0041】なお、上には、動作態位がA,Bの2態位
である場合の実施の形態を説明したが、この発明は、上
記の場合に限らず3以上の動作態位がある場合に容易に
適用できることはいうまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規なマルチビーム走査装置用の光源装置・マルチビ
ーム走査装置および画像形成装置を実現できる。この発
明のマルチビーム走査装置用の光源装置(請求項1〜
6)によれば、画素密度切り替えに伴う光源ユニットの
回転量を有効に小さくして画素密度切り替え時間の有効
な短縮化を計ることができる。また請求項2記載の発明
の光源装置は、待機態位:aが基準態位として検出され
るので、常に正確な動作態位を実現できる。請求項3記
載の発明の光源装置は、最も離れた2つの動作態位の何
れへも略等しい時間で光源ユニットを回転させることが
できる。請求項4記載の光源装置は、ステッピングモー
タの逆回転時のバックラッシュに起因する誤差を除くこ
とができる。
【0043】また、この発明のマルチビーム走査装置
(請求項7)は、上記光源装置を用いることにより画素
密度の切り替えを速やかに実現でき、この発明の画像形
成装置(請求項8)は、上記マルチビーム走査装置を用
いることにより副数種の画素密度で画像形成を実行で
き、画素密度の切り替えを速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のマルチビーム走査装置の実施の1形
態を説明するための図である。
【図2】上記実施の形態における光源装置の光源ユニッ
トの回転機構を説明するための図である。
【図3】上記実施の形態における光源ユニットの回転に
よる、動作態位の切り替えを説明するための図である。
【図4】光源ユニットの回転による、動作態位の切り替
えの別例を説明するための図である。
【図5】この発明の画像形成装置の実施の1形態を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 光源ユニット 4 ステッピングモータ 40 光源装置 25 潜像担持体 41 シリンドリカルレンズ 44 fθレンズ 42 回転多面鏡

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】独立に点滅を制御される複数の発光源から
    のビームをカップリングして複数のビームを得、これら
    複数のビームを共通の光偏向器により偏向させ、共通の
    結像光学系により被走査面上に、副走査方向に分離した
    複数の光スポットとして集光させ、複数ラインを同時に
    光走査するマルチビーム走査装置において、複数の発光
    源からのビームをカップリングして複数のビームを射出
    させる光源ユニットを基準軸の回りに回転させることに
    より、同時に光走査される複数ラインの間隔を変化させ
    ることにより光書込みにおける画素密度を切り換えるよ
    うにした光源装置であって、 基準軸の回りの回転に対する光源ユニットの基準態位を
    検出する基準態位検出手段を有し、 上記基準態位を基準として定まる、異なる画素密度に対
    応する光源ユニットの動作態位を動作態位:A,動作態
    位:B,..動作態位:Nとし、上記光源ユニットの待
    機態位を待機態位:aとするとき、 待機態位:aを、互いに最も離れた動作態位:AとNの
    間に設定し、 上記光源ユニットを回転させる回転手段を制御する制御
    手段が、所望の光走査終了後に、上記光源ユニットを待
    機態位に戻すように上記回転手段を制御することを特徴
    とするマルチビーム走査装置の光源装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマルチビーム走査装置の光
    源装置において、 基準態位検出手段により検出される光源ユニットの基準
    態位が待機態位:aとして定められていることを特徴と
    するマルチビーム走査装置の光源装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のマルチビーム走査
    装置の光源装置において、 最も離れた動作態位:AとNの中間位置として待機態
    位:aが設定されていることを特徴とするマルチビーム
    走査装置の光源装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2または3記載のマルチビ
    ーム走査装置の光源装置において、回転手段の回転駆動
    手段がステッピングモータであり、 制御手段は、上記ステッピングモータを逆回転させて、
    光源ユニットを動作態位もしくは待機態位または基準態
    位に位置させるとき、上記ステッピングモータにバック
    ラッシュ除去動作を行わせることを特徴とするマルチビ
    ーム走査装置の光源装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2または3または4記載の
    マルチビーム走査装置の光源装置において、 異なる画素密度に対応する光源ユニットの動作態位が、
    動作態位:A,動作態位:Bの2態位のみであることを
    特徴とするマルチビーム走査装置の光源装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の任意の1に記載のマルチビ
    ーム走査装置の光源装置において、 独立に点滅を制御される発光源の数が2であり、これら
    発光源は、半導体レーザであり、各半導体レーザからの
    ビームは別個のカップリングレンズによりカップリング
    されたのち、各ビームの偏光状態を利用してビーム合成
    されることを特徴とするマルチビーム走査装置の光源装
    置。
  7. 【請求項7】独立に点滅を制御される複数の発光源から
    のビームをカップリングし、カップリングされた複数ビ
    ームを共通の光偏向器により偏向させ、共通の結像光学
    系により被走査面上に、互いに副走査方向に分離した複
    数の光スポットとして集光せしめ、複数ラインを同時に
    光走査するマルチビーム走査装置であって、 光源装置として請求項1〜6の任意の1に記載のマルチ
    ビーム走査装置用の光源装置を用いることを特徴とする
    マルチビーム走査装置。
  8. 【請求項8】潜像担持体に静電潜像を形成し、形成され
    た静電潜像をトナー画像として顕像化し、得られるトナ
    ー画像を直接もしくは中間転写媒体を介してシート状の
    記録媒体に転写し、転写されたトナー画像を記録媒体に
    定着するプロセスを行う画像形成装置であって、 均一帯電された潜像担持体に静電潜像を書き込むための
    光走査装置として、請求項7記載のマルチビーム走査装
    置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6537411B1 (en) 1999-06-29 2003-03-25 The National University Of Singapore Method for low temperature lamination of metals to polyimides
JP2012058678A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Sharp Corp 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置

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