JPH11124585A - 汚染されたガスを冷却するための方法 - Google Patents
汚染されたガスを冷却するための方法Info
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- JPH11124585A JPH11124585A JP10176206A JP17620698A JPH11124585A JP H11124585 A JPH11124585 A JP H11124585A JP 10176206 A JP10176206 A JP 10176206A JP 17620698 A JP17620698 A JP 17620698A JP H11124585 A JPH11124585 A JP H11124585A
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- C10K—PURIFYING OR MODIFYING THE CHEMICAL COMPOSITION OF COMBUSTIBLE GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE
- C10K3/00—Modifying the chemical composition of combustible gases containing carbon monoxide to produce an improved fuel, e.g. one of different calorific value, which may be free from carbon monoxide
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/46—Removing components of defined structure
- B01D53/62—Carbon oxides
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
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- Y02C20/40—Capture or disposal of greenhouse gases of CO2
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Abstract
(57)【要約】
【課題】汚染されたガスを効率的に冷却するための方法
を提供する。 【解決手段】不純物として少なくとも金属蒸気および硫
化水素を含有し、1000℃を超える温度にある汚染さ
れた一酸化炭素含有ガスを、液状および/またはガス状
の形態にある水を該ガス中に存在する一酸化炭素の少な
くとも一部が二酸化炭素および水素の生成を伴って水と
反応し得るような条件の下で該ガスに供給することによ
り、1000℃以下の温度に冷却する。
を提供する。 【解決手段】不純物として少なくとも金属蒸気および硫
化水素を含有し、1000℃を超える温度にある汚染さ
れた一酸化炭素含有ガスを、液状および/またはガス状
の形態にある水を該ガス中に存在する一酸化炭素の少な
くとも一部が二酸化炭素および水素の生成を伴って水と
反応し得るような条件の下で該ガスに供給することによ
り、1000℃以下の温度に冷却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚染されたガス、
特に廃棄物を処理する際に得られる燃料ガスを冷却する
ための方法に関する。
特に廃棄物を処理する際に得られる燃料ガスを冷却する
ための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物は、種々の方法により処理するこ
とができる。現在、燃焼による処理が広く用いられてい
る。他の可能性は、熱分解およびガス化であるが、両者
は、溶融工程が引き続き行われ得る。熱分解の場合に
は、廃棄物は(実質的に)酸素のない条件下で加熱さ
れ、ガスおよびコークス様残渣が生産される。より高い
分子量の成分は、得られるガスから熱クラッキングによ
り除去することができる。この操作の間に、CO、CO
2 、H2 OおよびH2 の混合物が生産される。ガス化の
場合には、より多くの酸素が供給され、その結果、主と
してCOが生産され、コークス様残渣の生成はより少な
い。残渣は、溶融工程によりさらに反応させることがで
き、残渣は、使用可能なスラグ、および揮発性金属/金
属化合物を含有するフライ物質へ転化される。熱分解お
よびガス化方法は、生成物ガスとして、なおカロリー的
価値のある燃料ガスを生産する。このことは、少なくと
も、溶融工程が還元性条件の下で操作される場合には、
溶融工程からの排出ガス(off-gas)にも当てはまる。
とができる。現在、燃焼による処理が広く用いられてい
る。他の可能性は、熱分解およびガス化であるが、両者
は、溶融工程が引き続き行われ得る。熱分解の場合に
は、廃棄物は(実質的に)酸素のない条件下で加熱さ
れ、ガスおよびコークス様残渣が生産される。より高い
分子量の成分は、得られるガスから熱クラッキングによ
り除去することができる。この操作の間に、CO、CO
2 、H2 OおよびH2 の混合物が生産される。ガス化の
場合には、より多くの酸素が供給され、その結果、主と
してCOが生産され、コークス様残渣の生成はより少な
い。残渣は、溶融工程によりさらに反応させることがで
き、残渣は、使用可能なスラグ、および揮発性金属/金
属化合物を含有するフライ物質へ転化される。熱分解お
よびガス化方法は、生成物ガスとして、なおカロリー的
価値のある燃料ガスを生産する。このことは、少なくと
も、溶融工程が還元性条件の下で操作される場合には、
溶融工程からの排出ガス(off-gas)にも当てはまる。
【0003】一般に、ガスは、上記方法から、約100
0℃を超える温度、特に1250〜1600℃の温度で
得られる。これらガスは、供給原料から連行される物質
(連行物質)で汚染されており、また供給物質に由来す
るガス状化合物例えば塩化水素ガス、硫化水素ガスおよ
び金属蒸気(特に、亜鉛、および、より少ない程度では
あるが、鉛)を含有している。
0℃を超える温度、特に1250〜1600℃の温度で
得られる。これらガスは、供給原料から連行される物質
(連行物質)で汚染されており、また供給物質に由来す
るガス状化合物例えば塩化水素ガス、硫化水素ガスおよ
び金属蒸気(特に、亜鉛、および、より少ない程度では
あるが、鉛)を含有している。
【0004】そのような不純物が存在する結果、このガ
スをさらに処理する間に問題が生じ得る。溶融ガスおよ
び熱分解ガスを精製するための現存の方法において、ガ
スは、通常、固形物を捕獲するためにガス冷却器、サイ
クロンおよび/またはバッグフィルターを、およびガス
から酸性成分を除去するためにガススクラバ塔を順次通
過させられる。熱ガス中に存在する汚染質の結果として
のこれら処理工程を実行するための装置の汚染は、次
に、物質のケーキ化においておよび冷却の際に特に問題
となる。冷却工程に関する限り、通常の手段を用いた冷
却は、存在する金属蒸気を元素状金属として析出させる
こととなる。次にこの元素状金属は、フィルター類によ
って濾過されることとなる。これは、酸素(空気)が許
容されるとすぐにフィルターの着火につながる。すなわ
ち、金属は、すぐに酸化し、多量の熱が発生する。加え
て、ガスが高温であるため、セラミック物質で作られた
非常に高価な熱交換器においてのみ熱交換が行われ得
る。そのような熱交換器は、摩耗を受け、汚染された熱
ガス流により比較的迅速に汚染され、その結果、それら
は高度にメンテナンスを要求するものとなる。
スをさらに処理する間に問題が生じ得る。溶融ガスおよ
び熱分解ガスを精製するための現存の方法において、ガ
スは、通常、固形物を捕獲するためにガス冷却器、サイ
クロンおよび/またはバッグフィルターを、およびガス
から酸性成分を除去するためにガススクラバ塔を順次通
過させられる。熱ガス中に存在する汚染質の結果として
のこれら処理工程を実行するための装置の汚染は、次
に、物質のケーキ化においておよび冷却の際に特に問題
となる。冷却工程に関する限り、通常の手段を用いた冷
却は、存在する金属蒸気を元素状金属として析出させる
こととなる。次にこの元素状金属は、フィルター類によ
って濾過されることとなる。これは、酸素(空気)が許
容されるとすぐにフィルターの着火につながる。すなわ
ち、金属は、すぐに酸化し、多量の熱が発生する。加え
て、ガスが高温であるため、セラミック物質で作られた
非常に高価な熱交換器においてのみ熱交換が行われ得
る。そのような熱交換器は、摩耗を受け、汚染された熱
ガス流により比較的迅速に汚染され、その結果、それら
は高度にメンテナンスを要求するものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
対する解決を提供することを目的とする。本発明のさら
なる目的は、非常に熱くかつ汚染されたガスをスチール
装置中で熱交換が行われ得るように効率的に冷却し得る
方法を提供することである。スチール熱交換器の使用
は、それが安価であり、および当該熱交換器がより遅く
摩耗し、より遅く汚染されるという利点を有する。スチ
ール熱交換器の使用は、1000℃以下の温度でのみ可
能であることが知られている。従って、熱いガス流は、
スチール熱交換器中に供給する前に1000℃以下の温
度に冷却されなければならない。本発明のさらなる目的
は、得られるガスが、それが燃料ガスとしての使用に好
適であるように相当のカロリー値を維持する方法を提供
することである。
対する解決を提供することを目的とする。本発明のさら
なる目的は、非常に熱くかつ汚染されたガスをスチール
装置中で熱交換が行われ得るように効率的に冷却し得る
方法を提供することである。スチール熱交換器の使用
は、それが安価であり、および当該熱交換器がより遅く
摩耗し、より遅く汚染されるという利点を有する。スチ
ール熱交換器の使用は、1000℃以下の温度でのみ可
能であることが知られている。従って、熱いガス流は、
スチール熱交換器中に供給する前に1000℃以下の温
度に冷却されなければならない。本発明のさらなる目的
は、得られるガスが、それが燃料ガスとしての使用に好
適であるように相当のカロリー値を維持する方法を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】シフト反応を用いること
により、熱いガス流が効率的かつ迅速に冷却され得、得
られるガスは相当のカロリー値を有するということが見
出された。
により、熱いガス流が効率的かつ迅速に冷却され得、得
られるガスは相当のカロリー値を有するということが見
出された。
【0007】従って、本発明は、不純物として少なくと
も金属蒸気および硫化水素を含有し、1000℃を超え
る温度にある汚染された一酸化炭素含有ガスを、液状お
よび/またはガス状の形態にある水を該ガス中に存在す
る一酸化炭素の少なくとも一部が二酸化炭素および水素
の生成を伴って水と反応し得るような条件の下で該ガス
に供給することにより、1000℃以下の温度に冷却す
るための方法に関する。
も金属蒸気および硫化水素を含有し、1000℃を超え
る温度にある汚染された一酸化炭素含有ガスを、液状お
よび/またはガス状の形態にある水を該ガス中に存在す
る一酸化炭素の少なくとも一部が二酸化炭素および水素
の生成を伴って水と反応し得るような条件の下で該ガス
に供給することにより、1000℃以下の温度に冷却す
るための方法に関する。
【0008】熱いガスにより低温で水を供給することに
より、当該混合物は冷却され、以下のシフト反応が生じ
る: CO + H2 O ←→ CO2 + H2 温度低下および変化した化学条件の結果として、ガス中
に存在する金属蒸気は、固体化合物へ、通常、硫化水素
の存在故スルフェートおよび硫化物へ転化されることと
なる。その結果、これら金属は、当該プロセスにおいて
容易にさらに除去され得、処理には問題がほとんどなく
なる。さらに、生じるシフト反応の結果として水素が生
成し、水素は一酸化炭素よりも高い価値を有し、また使
用が容易であるので、そのことは有利である。
より、当該混合物は冷却され、以下のシフト反応が生じ
る: CO + H2 O ←→ CO2 + H2 温度低下および変化した化学条件の結果として、ガス中
に存在する金属蒸気は、固体化合物へ、通常、硫化水素
の存在故スルフェートおよび硫化物へ転化されることと
なる。その結果、これら金属は、当該プロセスにおいて
容易にさらに除去され得、処理には問題がほとんどなく
なる。さらに、生じるシフト反応の結果として水素が生
成し、水素は一酸化炭素よりも高い価値を有し、また使
用が容易であるので、そのことは有利である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、水は、液体また
はガス(水蒸気)の状態で供給することができる。
はガス(水蒸気)の状態で供給することができる。
【0010】供給する水の量は、冷却が達成される程度
に影響を及ぼす。いずれにしろ、加える水の量は、熱い
ガスの温度が1000℃以下に低下するようなものでな
ければならない。加えて、ガスの温度は、700℃未満
まで低下しないことが好ましい。さもなければ多すぎる
熱が損失し、熱交換器がよりコスト効率的でなくなるか
らである。冷却されたガスの温度が900ないし100
0℃であるような量の水を供給することがもっとも好ま
しい。この範囲の温度において、シフト反応の反応速度
は、1秒未満の滞留時間で新たな平衡が達成されるよう
に、高くなる。水をさらに添加すると、温度はさらに低
下するが、シフト反応はよりさらに進行することはない
であろう。その結果、準安定平衡が生じ、シフト反応が
一種の凍結平衡状況にある。
に影響を及ぼす。いずれにしろ、加える水の量は、熱い
ガスの温度が1000℃以下に低下するようなものでな
ければならない。加えて、ガスの温度は、700℃未満
まで低下しないことが好ましい。さもなければ多すぎる
熱が損失し、熱交換器がよりコスト効率的でなくなるか
らである。冷却されたガスの温度が900ないし100
0℃であるような量の水を供給することがもっとも好ま
しい。この範囲の温度において、シフト反応の反応速度
は、1秒未満の滞留時間で新たな平衡が達成されるよう
に、高くなる。水をさらに添加すると、温度はさらに低
下するが、シフト反応はよりさらに進行することはない
であろう。その結果、準安定平衡が生じ、シフト反応が
一種の凍結平衡状況にある。
【0011】上に述べたように、本発明による方法は、
廃棄物のガス化もしくは熱分解により得られた汚染され
たガスまたは熱分解もしくはガス化から得られたコーク
ス様残渣が還元性条件下で溶融される溶融工程から得ら
れる排出ガスを冷却するために特に好適である。本発明
の方法は、有機物質の含有率の高いバイオマス、熱分解
コークスまたは廃棄物の部分燃焼またはガス化により得
られた汚染ガスを冷却するために特に好適である。
廃棄物のガス化もしくは熱分解により得られた汚染され
たガスまたは熱分解もしくはガス化から得られたコーク
ス様残渣が還元性条件下で溶融される溶融工程から得ら
れる排出ガスを冷却するために特に好適である。本発明
の方法は、有機物質の含有率の高いバイオマス、熱分解
コークスまたは廃棄物の部分燃焼またはガス化により得
られた汚染ガスを冷却するために特に好適である。
【0012】さらに、本発明の方法を用いて、得られた
ガス中のH2 /CO比を調整し、またはこの比を実質的
に一定に維持することも可能である。ガス中の金属は、
また、金属酸化物または金属硫化物へ転化される。
ガス中のH2 /CO比を調整し、またはこの比を実質的
に一定に維持することも可能である。ガス中の金属は、
また、金属酸化物または金属硫化物へ転化される。
【0013】
実施例1 ガス化器は、以下のガス成分: CO:48.2モル%、亜鉛蒸気:200ppm CO2 :11.8モル%、H2 S:1400ppm H2 :19.3モル%、HCl:1000ppm H2 O:15.7モル% N2 :5.0モル% を含有するガスを約1450℃の温度で供給する。
【0014】加えて、ガスは、3.5g/m3 の固形成
分および少量の他のガス成分を含有する。
分および少量の他のガス成分を含有する。
【0015】このガスに25℃の0.3モルの水をガス
1モルに対して加える(これは、重量基準で23%に相
当する)。これにより、948℃の断熱平衡温度が生じ
る。この平衡状態のガス組成は、以下の通りである。
1モルに対して加える(これは、重量基準で23%に相
当する)。これにより、948℃の断熱平衡温度が生じ
る。この平衡状態のガス組成は、以下の通りである。
【0016】CO:27.0モル% CO2 :19.2モル% H2 :25.0モル% H2 O:25.0モル% N2 :3.8モル% 最終的に到達した948℃の平衡温度において、初めに
存在していたすべての亜鉛蒸気は、硫化亜鉛に転化され
ていた。
存在していたすべての亜鉛蒸気は、硫化亜鉛に転化され
ていた。
【0017】上記組成から、水を添加した結果、水素含
有率が有意に増加したことがわかる。得られたガスのカ
ロリー値は、51.4Mcal/molであり、これ
は、すぐさま使用し得る値である。
有率が有意に増加したことがわかる。得られたガスのカ
ロリー値は、51.4Mcal/molであり、これ
は、すぐさま使用し得る値である。
【0018】実施例2 実施例1で使用したガスと同じガスを水の代わりに15
0℃の水蒸気を用いて冷却する。ガス1モルにつき0.
3モルのスチームを加える。最終温度は928℃であ
る。この温度でのガスの組成は、以下の通りである。
0℃の水蒸気を用いて冷却する。ガス1モルにつき0.
3モルのスチームを加える。最終温度は928℃であ
る。この温度でのガスの組成は、以下の通りである。
【0019】CO:25.1モル% CO2 :19.3モル% H2 :24.9モル% H2 O:27.0モル% N2 :3.7モル% ここでも、最終的に到達した928℃の平衡温度で、初
めに存在していた亜鉛蒸気は、硫化亜鉛に転化されてい
た。
めに存在していた亜鉛蒸気は、硫化亜鉛に転化されてい
た。
【0020】上記組成から、水を添加した結果、水素含
有率が増加したことがわかる。
有率が増加したことがわかる。
Claims (4)
- 【請求項1】 不純物として少なくとも金属蒸気および
硫化水素を含有し、1000℃を超える温度にある汚染
された一酸化炭素含有ガスを、液状および/またはガス
状の形態にある水を該ガス中に存在する一酸化炭素の少
なくとも一部が二酸化炭素および水素の生成を伴って水
と反応し得るような条件の下で該ガスに供給することに
より、1000℃以下の温度に冷却するための方法。 - 【請求項2】 供給する水の量が、ガスの最終温度が7
00ないし1000℃、好ましくは900ないし100
0℃であるように選ばれる請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 汚染されたガスが、有機物質の含有率が
高いバイオマス、熱分解コークスまたは廃棄物のガス化
により得られたものである請求項1または2に記載の方
法。 - 【請求項4】 得られたガス中のH2 /CO比が実質的
に一定に保たれている請求項1ないし3のいずれか1項
に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL1006379A NL1006379C2 (nl) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | Werkwijze voor het afkoelen van verontreinigd gas. |
NL1006379 | 1997-06-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11124585A true JPH11124585A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=19765210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10176206A Pending JPH11124585A (ja) | 1997-06-23 | 1998-06-23 | 汚染されたガスを冷却するための方法 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0890630B1 (ja) |
JP (1) | JPH11124585A (ja) |
AT (1) | ATE264899T1 (ja) |
AU (1) | AU729142B2 (ja) |
CA (1) | CA2241015A1 (ja) |
DE (1) | DE69823273D1 (ja) |
DK (1) | DK0890630T3 (ja) |
ES (1) | ES2221117T3 (ja) |
NL (1) | NL1006379C2 (ja) |
NO (1) | NO982905L (ja) |
NZ (1) | NZ330760A (ja) |
PT (1) | PT890630E (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006045394A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Jfe Engineering Kk | 廃棄物ガス化処理装置の操業方法 |
JP2009024121A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Ihi Corp | 石油残渣からの重金属分離方法及び装置 |
JP2019500303A (ja) * | 2015-12-07 | 2019-01-10 | アルビス シュトルベルグ ゲーエムベーハー アンド シーオー ケイジー | 銅セラミック基板、銅セラミック基板を製造するための銅半製品、及び銅セラミック基板の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1053788A (ja) * | 1964-05-27 | 1900-01-01 | ||
NL8402641A (nl) * | 1984-08-30 | 1986-03-17 | Univ Leiden | Werkwijze voor het vernietigen van organische afvalstoffen door thermische omzetting. |
US4704137A (en) * | 1987-02-09 | 1987-11-03 | Texaco Inc. | Process for upgrading water used in cooling and cleaning of raw synthesis gas |
-
1997
- 1997-06-23 NL NL1006379A patent/NL1006379C2/nl not_active IP Right Cessation
-
1998
- 1998-06-16 DE DE69823273T patent/DE69823273D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-16 EP EP98202020A patent/EP0890630B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-06-16 PT PT98202020T patent/PT890630E/pt unknown
- 1998-06-16 AT AT98202020T patent/ATE264899T1/de not_active IP Right Cessation
- 1998-06-16 ES ES98202020T patent/ES2221117T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1998-06-16 DK DK98202020T patent/DK0890630T3/da active
- 1998-06-19 CA CA002241015A patent/CA2241015A1/en not_active Abandoned
- 1998-06-22 AU AU73091/98A patent/AU729142B2/en not_active Ceased
- 1998-06-22 NO NO982905A patent/NO982905L/no not_active Application Discontinuation
- 1998-06-22 NZ NZ330760A patent/NZ330760A/xx unknown
- 1998-06-23 JP JP10176206A patent/JPH11124585A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006045394A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Jfe Engineering Kk | 廃棄物ガス化処理装置の操業方法 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0890630B1 (en) | 2004-04-21 |
ES2221117T3 (es) | 2004-12-16 |
CA2241015A1 (en) | 1998-12-23 |
PT890630E (pt) | 2004-09-30 |
AU729142B2 (en) | 2001-01-25 |
ATE264899T1 (de) | 2004-05-15 |
NZ330760A (en) | 1999-11-29 |
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