JPH11124418A - アクリルエラストマーおよびその組成物 - Google Patents

アクリルエラストマーおよびその組成物

Info

Publication number
JPH11124418A
JPH11124418A JP30986997A JP30986997A JPH11124418A JP H11124418 A JPH11124418 A JP H11124418A JP 30986997 A JP30986997 A JP 30986997A JP 30986997 A JP30986997 A JP 30986997A JP H11124418 A JPH11124418 A JP H11124418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylate
acrylic elastomer
composition
component
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30986997A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Yoshida
保 吉田
Jun Okabe
純 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mektron KK filed Critical Nippon Mektron KK
Priority to JP30986997A priority Critical patent/JPH11124418A/ja
Publication of JPH11124418A publication Critical patent/JPH11124418A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/10Esters
    • C08F220/12Esters of monohydric alcohols or phenols

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速加硫が可能でしかもスコーチ安定性にす
ぐれ、その上圧縮永久歪特性をも改善せしめた新規なア
クリルエラストマーおよびその組成物を提供する。 【解決手段】 (a)炭素数1〜8のアルキル基を有するア
ルキルアクリレートおよび/または(b)炭素数2〜8のアル
コキシアルキル基を有するアルコキシアルキルアクリレ
ート、(c)塩素基含有ビニル単量体および(d)α,β-不飽
和カルボン酸アリールエステルの共重合体よりなり、ム
ーニー粘度 ML1+4(100℃)が5以上であるアクリルエラス
トマー。このアクリルエラストマーは、4級オニウム塩
および脂肪酸アルカリ金属塩よりなる加硫系によって加
硫される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクリルエラスト
マーおよびその組成物に関する。更に詳しくは、スコー
チ安定性および圧縮永久歪特性にすぐれたアクリルエラ
ストマーおよびその組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】塩素基含有ビニル単量体およびカルボキ
シル基含有ビニル単量体を共重合させたアクリルエラス
トマー、非アルカリ金属オキシ化合物および4級アンモ
ニウム塩、3級アミンまたはグアニジンを含有してなる
アクリルエラストマー組成物が知られているが(特開昭5
0-56438号公報)、この組成物はスコーチ・タイムが短か
く、成形加工上に問題がみられる。
【0003】このようなスコーチ安定性の改善を目的と
して、有機弱酸またはその誘導体のアルカリ金属塩およ
び4級ホスホニウム塩よりなる加硫系(特公昭59-50176号
公報)または有機弱酸またはその誘導体のアルカリ金属
塩、非アルカリ金属オキシ化合物およびアミノピリジン
よりなる加硫系(同60-36219号公報)が、上記アクリルエ
ラストマーのために提案されている。
【0004】これらの各成分からなるアクリルエラスト
マー組成物は迅速な加硫速度およびすぐれた圧縮永久歪
特性を有するもの、用いられる用途との関係でなお一層
の圧縮永久歪特性の改善が求められ、また高速加硫系で
あるが故にスコーチ安定性の改善も求められているのが
実情である。
【0005】更に、(a)炭素数1〜8のアルキル基を有す
るアルキルアクリレートおよび/または(b)炭素数2〜8の
アルコキシアルキル基を有するアルコキシアルキルアク
リレート、(c)エポキシ基含有ビニル単量体および(d)
α,β-不飽和カルボン酸アリールエステルの共重合体よ
りなるアクリルエラストマーの加硫系としては、シアヌ
ール酸または4級オニウム塩あるいはこれらに尿素類ま
たはグアニジンを組合せたもの、フタル酸ジフェニルエ
ステル、4級オニウム塩および尿素またはグアニジンの
組合せなどが、先に本出願人によって提案されている
(特開平3-39307号公報、同3-45645号公報、同4-39347号
公報)。
【0006】これらの各成分からなるアクリルエラスト
マー組成物の場合にあっても、迅速な加硫速度を有し、
また圧縮永久歪特性にすぐれているという利点はみられ
るものの、用いられる用途との関係でなお一層の圧縮永
久歪特性と加工安定性の改善が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高速
加硫が可能でしかもスコーチ安定性にすぐれ、その上圧
縮永久歪特性をも改善せしめた新規なアクリルエラスト
マーおよびその組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
(a)炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキルアクリレ
ートおよび/または(b)炭素数2〜8のアルコキシアルキル
基を有するアルコキシアルキルアクリレート、(c)塩素
基含有ビニル単量体および(d)α,β-不飽和カルボン酸
アリールエステルの共重合体よりなり、ムーニー粘度 M
L1+4(100℃)が5以上であるアクリルエラストマーによっ
て達成され、このアクリルエラストマーは4級オニウム
塩および脂肪酸アルカリ金属塩よりなる加硫系によって
加硫される。
【0009】
【発明の実施の形態】アクリルエラストマーを形成する
(a)成分のアルキルアクリレートとしては、例えばメチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、n-またはイソ-
プロピルアクリレート、n-またはイソ-ブチルアクリレ
ート、n-アミルアクリレート、n-ヘキシルアクリレー
ト、2-エチルヘキシルアクリレート、n-オクチルアクリ
レート、2-シアノエチルアクリレートなどの炭素数1〜8
のアルキル基(シアノ基などの置換基を有するものを含
む)を有するアルキルアクリレートが用いられ、好まし
くはエチルアクリレートまたはn-ブチルアクリレートが
用いられる。
【0010】また、(b)成分のアルコキシアルキルアク
リレートとしては、例えばメトキシメチルアクリレー
ト、エトキシメチルアクリレート、2-メトキシエチルア
クリレート、2-エトキシエチルアクリレート、2-ブトキ
シエチルアクリレートなどの炭素数2〜8のアルコキシア
ルキル基を有するアルコキシアルキルアクリレートが用
いられ、好ましくは2-メトキシエチルアクリレート、2-
エトキシエチルアクリレートが用いられる。
【0011】これらの(a)成分および(b)成分の両者が用
いられる場合には前者が約10〜90モル%、また後者が約9
0〜10モル%の割合で一般に用いられる。
【0012】これら(a)成分および/または(b)成分の一
部、具体的には約20重量%程度迄を他の共重合性単量体
と置換し、共重合させてもよい。かかる共重合性単量体
としては、例えばエチレン、プロピレン、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリルアミド、
スチレン、酢酸ビニル、エチルビニルエーテル、ブチル
ビニルエーテル、アルキルメタクリレート、ヒドロキシ
アルキルアクリレート、アルコキシアルキルメタクリレ
ート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレ
ート、フルフリルアクリレートなどが挙げられる。
【0013】更に、(a)成分および/または(b)成分の一
部、具体的には約10重量%程度迄をジエン系単量体と置
換し、共重合させてもよい。かかるジエン系単量体とし
ては、例えばジビニルベンゼン、ピペリレン、イソプレ
ン、ペンタジエン、ビニルシクロヘキセン、クロロプレ
ン、ブタジエン、メチルブタジエン、シクロペンタジエ
ン、メチルペンタジエン、エチレングリコールジアクリ
レート、プロピレングリコールジアクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート、プロピレングリコール
ジメタクリレートなどが挙げられる。
【0014】(c)成分の塩素基含有ビニル単量体として
は、例えばクロロエチルビニルエーテル、クロロエチル
アクリレート、ビニルベンジルクロライド、ビニルクロ
ロアセテート、アリルクロロアセテート、クロロメチル
スチレンなどが用いられる。
【0015】また、(d)成分のα,β-不飽和カルボン酸
アリールエステルとしては、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸などのα,β-不
飽和カルボン酸のフェニルエステル、クロロフェニルエ
ステル、ブロモフェニルエステル、ニトロフェニルエス
テル、シアノフェニルエステル、アルキルフェニルエス
テル、アルコキシフェニルエステルなど、具体的にはフ
ェニルアクリレート、フェニルメタクリレート、p-ク
ロロフェニルアクリレート、p-クロロフェニルメタク
リレート、p-ブロモフェニルアクリレート、p-ブロモ
フェニルメタクリレート、p-ニトロフェニルアクリレ
ート、p-ニトロフェニルメタクリレート、p-シアノフ
ェニルアクリレート、p-シアノフェニルメタクリレー
ト、フェニルクロトネート、ジフェニルマレエート、ジ
フェニルフマレートなどが用いられる。
【0016】以上の各成分は、(a)成分および/または
(b)成分が約80〜99.8重量%、好ましくは約90〜99重量
%、(c)成分が約0.1〜10重量%、好ましくは約1〜5重量
%、また(d)成分が約0.1〜10重量%、好ましくは約0.3〜3
重量%の割合で共重合反応に供せられる。(c)成分がこれ
以上の割合で用いられると、加硫物が脆化して伸びが低
下するようになり、一方これ以下の共重合割合では、常
態物性が低下するようになる。また、(d)成分がこれ以
上の割合で用いられると、スコーチ安定性が低下するよ
うになり、一方これ以下の共重合割合では、本発明の目
的とする速硬性が得られなくなる。
【0017】共重合反応は、通常用いられるラジカル開
始剤存在下での乳化重合、けん濁重合、溶液重合、塊状
重合など任意の重合方法で行われる。ラジカル開始剤
は、レドックス系としても用いることができ、好ましい
重合方法である乳化重合の場合には、各種の界面活性剤
の存在下で重合反応が行われる。
【0018】重合反応は、回分方式あるいは連続的また
は断続的な添加方式など任意の方式により、約-10〜100
℃、好ましくは約2〜80℃の温度で行われる。反応終了
後の共重合体の分離は、重合方式によりそれぞれ異なっ
た方法で行われるが、例えば乳化重合法やけん濁重合法
の場合には、反応混合液に酸や多価金属塩などの凝固剤
の添加により行われ、分離された共重合体は洗浄および
乾燥工程に付される。
【0019】得られるアクリルエラストマーは、5以
上、好ましくは5〜100のムーニー粘度(ML1+4、100℃)の
ものとして取得される。この以下のムーニー粘度のもの
では、ゴムとしての引張強さの点で劣り、一方あまり高
いムーニー粘度のものは加工性に劣るようになる。そし
て、それの架橋は、4級アンモニウム塩またはホスホニ
ウム塩である4級オニウム塩および脂肪酸アルカリ金属
塩を用いて行われる。
【0020】4級アンモニウム塩またはホスホニウム塩
としては、次の一般式で示されるものが用いられる。 (R1R2R3R4N)+X- (R1R2R3R4P)+X- R1〜R4:炭素数1〜25のアルキル基、アルコキシ基、ア
リール基、アルキルアリール基、アラルキル基またはポ
リオキシアルキレン基であり、あるいはこれらの内の2
〜3個がPまたはNと共に複素環構造を形成することもで
きる。 X-:Cl-、Br-、I-、HSO4 -、H2PO4 -、RCOO-、ROSO2 -、RS
O-、ROPO2H-、CO3 --などのアニオン
【0021】具体的には、例えばテトラエチルアンモニ
ウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムクロライ
ド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、テトラブチ
ルアンモニウムアイオダイド、n-ドデシルトリメチルア
ンモニウムブロマイド、セチルジメチルベンジルアンモ
ニウムクロライド、メチルセチルジベンジルアンモニウ
ムブロマイド、セチルジメチルエチルアンモニウムブロ
マイド、オクタデシルトリメチルアンモニウムブロマイ
ド、セチルピリジウムクロライド、セチルピリジウムブ
ロマイド、セチルピリジウムアイオダイド、セチルピリ
ジウムサルフェート、テトラエチルアンモニウムアセテ
ート、トリメチルベンジルアンモニウムベンゾエート、
トリメチルベンジルアンモニウム-p-トルエンスルホネ
ート、トリメチルベンジルアンモニウムボレート、8-ベ
ンジル-1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]-ウンデク-7-エニウ
ムクロライド、1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]-ウンデセン
-7-メチルアンモニウムメトサルフェート、5-ベンジル-
1,5-ジアザビシクロ[4,3,0]-5-ノネニウムクロライド、
5-ベンジル-1,5-ジアザビシクロ[4,3,0]-5-ノネニウム
ブロマイド、5-ベンジル-1,5-ジアザビシクロ[4,3,0]-5
-ノネニウムテトラフルオロボレート、5-ベンジル-1,5-
ジアザビシクロ[4,3,0]-5-ノネニウムヘキサフルオロホ
スフェートなどの第4級アンモニウム塩、あるいは例え
ばテトラフェニルホスホニウムクロライド、トリフェニ
ルベンジルホスホニウムクロライド、トリフェニルベン
ジルホスホニウムブロマイド、トリフェニルメトキシメ
チルホスホニウムクロライド、トリフェニルメチルカル
ボニルメチルホスホニウムクロライド、トリフェニルエ
トキシカルボニルメチルホスホニウムクロライド、トリ
オクチルベンジルホスホニウムクロライド、トリオクチ
ルメチルホスホニウムブロマイド、トリオクチルエチル
ホスホニウムアセテート、トリオクチルエチルホスホニ
ウムジメチルホスフェート、テトラオクチルホスホニウ
ムクロライド、セチルジメチルベンジルホスホニウムク
ロライドなどの第4級ホスホニウム塩が挙げられる。
【0022】また、脂肪酸アルカリ金属塩としては、好
ましくは炭素数(カルボキシル基炭素を含む)が8以上の
高級脂肪酸アルカリ金属塩、例えばステアリン酸ナトリ
ウム、ステアリン酸カリウム、ラウリン酸カリウム、オ
クチル酸ナトリウムなどが用いられ、この他にソルビン
酸ナトリウムなども用いられる。
【0023】これらの加硫系各成分は、アクリルエラス
トマー100重量部当り4級オニウム塩が約0.1〜10重量
部、好ましくは約0.3〜3重量部の割合で、また脂肪酸ア
ルカリ金属塩が約0.1〜10重量部、好ましくは約0.5〜5
重量部の割合でそれぞれ用いられる。
【0024】これらの配合割合は、加硫速度、貯蔵安定
性、加工安全性、加硫物の機械的物性、耐熱性、圧縮永
久歪などの諸性質、諸特性の値から、それぞれ好ましい
範囲として特定されたものである。これ以下の配合割合
で加硫系各成分が用いられると、加硫速度がかなり低下
し、また加硫物の常態物性の点でも満足されるものが得
られず、他方これ以上の配合割合で用いると、加硫速度
は一般に大きくなるものの、貯蔵安定性、加工安全性、
加硫物の常態物性などが損なわれるようになるので好ま
しくない。
【0025】組成物の調製は、これらの加硫系各成分
を、他の添加剤、例えば補強剤、充填剤、老化防止剤、
安定剤、可塑剤、滑剤などと共に、ロール混合、バンバ
リー混合、溶液混合など一般に用いられている方法によ
って行われる。調製された組成物は、約150〜250℃、約
1〜30分間のプレス加硫(一次加硫)および約150〜200
℃、約1〜22時間のオーブン加硫(二次加硫)によって加
硫される。
【0026】
【発明の効果】本発明によって、二次加硫を省略しても
極めて良好な常態物性を有する加硫物が得られ、特に二
次加硫物は圧縮永久歪特性の点ですぐれている。また、
高速加硫性を維持しながらスコーチ安定性の点でもすぐ
れており、加工安全性の点でも確実である。
【0027】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。 実施例1〜3、比較例1〜2 温度計、撹拌機、窒素導入管および減圧装置を備えたセ
パラブルフラスコ中に、水150部(重量、以下同じ)、硫
酸ナトリウム0.1部、ラウリル硫酸ナトリウム5.5部およ
び下記表1の単量体混合物100部を仕込み、脱気、窒素
置換をくり返しつつ系内の酸素を十分に除去した後、ハ
イドロサルファイトナトリウム0.01部、ナトリウムホル
ムアルデヒドスルホキシレート0.002部および第3ブチル
ハイドロパーオキシド0.005部を加えて、室温下で重合
反応を開始させ、重合転化率が95〜99%の範囲内になる
ように反応を6時間継続し、得られたラテックスを塩化
ナトリウム水溶液で塩析し、水洗、乾燥して共重合体を
得た。
【0028】 表1 実 施 例 比 較 例 [共重合組成] エチルアクリレート 97 47 47 97.5 47.5 n-ブチルアクリレート 25 25 25 2-メトキシエチルアクリレート 25 25 25 ビニルクロロアセテート 2 2 クロロメチルスチレン 2 2 2 p-ニトロフェニルメタクリレート 1 p-クロロフェニルメタクリレート 1 p-シアノフェニルアクリレート 1 メタクリル酸 0.5 0.5 [ムーニー粘度] ML1+4(100℃) 42 28 29 43 27 [アクリルエラストマー] 略号 A B C D E 実施例4〜7、比較例3〜4
【0029】 表2 実 施 例 比較例 4 5 6 7 3 4 アクリルエラストマー A B C C D E ステアリン酸 1 1 1 1 1 1 4,4′-(α,α-ジメチルベンジル) 2 2 2 2 2 2 ジフェニルアミン FEFカーボンブラック 50 60 60 60 50 60 ステアリン酸ナトリウム 4 4 4 4 4 4 オクタデシルトリメチルアンモニウム 2 2 2 2 ブロマイド トリフェニルベンジルホスホニウム 2 2 クロライド 以上の各配合成分をオープンロールで混練し、得られた
組成物について、180℃、8分間のプレス加硫(一次加硫)
および175℃、4時間のオーブン加硫(二次加硫)を行っ
た。組成物のスコーチ・タイムTs(125℃)、キュラストメ
ーターによる加硫速度(180℃におけるtc10とtc90値を
測定)、一次加硫物、二次加硫物の常態物性、圧縮永久
歪(JIS K-6301準拠)を測定し、また耐熱老化試験(170
℃、70時間後の常態物性の変化)を行ない、次の表3に
示されるような結果を得た。
【0030】 表3 実 施 例 比 較 例 測 定 項 目 4 5 6 7 3 4 [スコーチ・タイム Ts] (分) 8.6 10.1 10.1 9.0 1.9 3.0 [加硫速度] ts10 (分) 0.52 0.60 0.58 0.52 0.42 0.44 ts90 (分) 3.6 3.8 3.7 3.6 3.4 3.5 [一次加硫物] 硬度 (JIS-A) 55 57 57 56 56 56 引張強度 (MPa) 12.5 10.2 11.3 11.2 11.4 10.2 伸び (%) 300 230 230 240 280 250 圧縮永久歪 (%) 20 23 23 21 20 23 [二次加硫物] 硬度 (JIS-A) 56 58 57 57 57 56 引張強度 (MPa) 12.3 10.4 11.2 10.9 12.2 10.8 伸び (%) 280 220 230 230 260 230 圧縮永久歪 (%) 8 9 10 8 13 15 [耐熱老化試験] 硬度変化 (ホ゜イント) +7 +8 +8 +8 +7 +7 引張強度変化率 (%) -10 -16 -14 -13 -4 -8 伸び変化率 (%) -6 -8 -8 -9 -5 -6
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 220:26 214:02 220:30)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)炭素数1〜8のアルキル基を有するア
    ルキルアクリレートおよび/または(b)炭素数2〜8のアル
    コキシアルキル基を有するアルコキシアルキルアクリレ
    ート、(c)塩素基含有ビニル単量体および(d)α,β-不飽
    和カルボン酸アリールエステルの共重合体よりなり、ム
    ーニー粘度 ML1+4(100℃)が5以上であるアクリルエラス
    トマー。
  2. 【請求項2】 (c)成分単量体および(d)成分単量体をそ
    れぞれ約0.1〜10重量%の割合で共重合させた請求項1記
    載のアクリルエラストマー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のアクリルエラス
    トマー、4級オニウム塩および脂肪酸アルカリ金属塩を
    含有してなるアクリルエラストマー組成物。
JP30986997A 1997-10-24 1997-10-24 アクリルエラストマーおよびその組成物 Pending JPH11124418A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30986997A JPH11124418A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 アクリルエラストマーおよびその組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30986997A JPH11124418A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 アクリルエラストマーおよびその組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11124418A true JPH11124418A (ja) 1999-05-11

Family

ID=17998285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30986997A Pending JPH11124418A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 アクリルエラストマーおよびその組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11124418A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006180547A (ja) * 2006-02-10 2006-07-06 Nec Micro Systems Ltd リモートコントロールシステム及び装置
JP2011526952A (ja) * 2008-07-02 2011-10-20 ゼオン ケミカルズ、エル.ピー. 速キュア性のキュア可能なマルチパート型エラストマー組成物、および、エラストマー組成物をブレンドし、射出成形し、キュアする方法。

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006180547A (ja) * 2006-02-10 2006-07-06 Nec Micro Systems Ltd リモートコントロールシステム及び装置
JP2011526952A (ja) * 2008-07-02 2011-10-20 ゼオン ケミカルズ、エル.ピー. 速キュア性のキュア可能なマルチパート型エラストマー組成物、および、エラストマー組成物をブレンドし、射出成形し、キュアする方法。

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6380318B1 (en) Process for producing modified acrylic rubber
KR102609762B1 (ko) 가황성 혼합물 및 가황 생성물을 제조하기 위한 개선된 저온 특성 및 우수한 내오일성을 갖는 아크릴레이트 고무의 용도
US5202401A (en) Acrylic elastomer and its vulcanizable composition
JPH11124418A (ja) アクリルエラストマーおよびその組成物
JP2754246B2 (ja) アクリルエラストマーの製造法
JP2606282B2 (ja) エラストマー組成物
US5200472A (en) Vulcanizable acrylic elastomer composition
JP2747607B2 (ja) 加硫可能なアクリルエラストマー配合物
US5548032A (en) Crosslinking agent for acrylic rubber
JP3156438B2 (ja) アクリル系共重合体
JPH0699515A (ja) 耐油性ホ−ス
US5241010A (en) Acrylic rubber composition containing trithiocganuric acid, a metal suit of dithiocarbamic acid and a thiuram sulfide
JP2606730B2 (ja) 加硫可能なアクリルゴム配合物
JP3601105B2 (ja) アクリルエラストマーおよびその製造法
JPH0621212B2 (ja) 加硫可能なアクリルゴム配合物
JPS58180539A (ja) 加硫可能なアクリルゴム配合物
JPH0768425B2 (ja) アクリルゴム組成物
JPH0550540B2 (ja)
JPS6176542A (ja) 加硫可能なアクリルゴム配合物
JPS63218716A (ja) アクリルエラストマ−の製造法
JPH02173149A (ja) 加硫可能なアクリルゴム配合物
JPH11349772A (ja) ハロゲン含有アクリルゴム組成物
JPS63278918A (ja) アクリルエラストマ−の製造法
JPH0535185B2 (ja)
JPH0374452A (ja) ブレンドゴム組成物