JPH11124303A - 農薬包装体フィルム - Google Patents

農薬包装体フィルム

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JPH11124303A
JPH11124303A JP9303364A JP30336497A JPH11124303A JP H11124303 A JPH11124303 A JP H11124303A JP 9303364 A JP9303364 A JP 9303364A JP 30336497 A JP30336497 A JP 30336497A JP H11124303 A JPH11124303 A JP H11124303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
water
ink
packaging
soluble
Prior art date
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Pending
Application number
JP9303364A
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English (en)
Inventor
Mikio Sekiguchi
幹夫 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】農薬包装体を包装充填機械で効率よく製造し、
又手の湿り気だけでは印刷が滲むことなく取り扱える農
薬包装体を提供する。 【解決手段】水溶性又は水壊性のフィルムに製品名や注
意事項等を裏印刷することにより、包装充填機械のヒー
ター部の清掃頻度が少なくなり製造が効率よくできるこ
とにより稼働率を高めることができる、更に手の湿り気
だけではフィルムや手に滲むことなく取り扱える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農薬包装体に使用
する水溶性又は水壊性のフィルムに、商品名や注意事項
等の情報を表示するための印刷に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、農業従事者の安全と省力化のため
に、農薬組成物を水溶性又は水壊性のフィルムに包装し
た農薬包装体の製品が徐々に多くなってきた。農薬組成
物を水溶性又は水壊性のフィルムに包装したものは包装
体に商品名や取り扱い注意事項等の情報を印刷をする。
農薬包装体に使用する水溶性又は水壊性のフィルムへの
印刷は、主にフイルム全体に連続印刷するエンドレスタ
イプの印刷と包装の長さを一定にしたピッチ印刷に分け
られる。一方、印刷インクは水溶性インクと油性インク
に分けられる。農薬包装体を製造する際は、水溶性又は
水懐性のフィルムの表面にエンドレスタイプの印刷にす
ると、包装充填機械のヒーター部に直接フィルムの印刷
インクが接触するため、ヒーター部にインクが焼き付き
汚れるために農薬包装体のシール部に傷が付いたり、又
シール不足になる場合もある。そのため農薬包装体を製
造する際は、包装充填機械のヒーター部の清掃を頻繁に
する必要があるため、長時間の製造が困難で稼働率を高
めることは難しかった。そのためフィルムにピッチ印刷
で包装サイズを一定にして、包装充填機械のヒーター部
にフィルムの印刷部が接触しないように製造する方法も
あった。しかし、この方法では内容物の充填量の変更や
フィルムのズレなどの対応等に困難性が伴った。この他
の方法としては、水溶性又は水壊性のフィルムに印刷し
更にその印刷面を他のフィルムで張り合わせた積層(ラ
ミネート)フィルムにして包装充填機械のヒーター部に
印刷部を接触することなく製造する方法もあるがコスト
が高くなる等の欠点があった。一方、水溶性インクで印
刷した場合は、水溶性又は水懐性のフィルムに可塑剤と
して水等を用いるため、僅かに湿った手で触れても水溶
性のインクがフィルムや手に印刷が滲むことがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水溶性又は水壊性のフ
ィルムで農薬組成物を自動製袋充填包装機で工業的連続
製造において、包装サイズを一定にしたピッチ印刷では
内容物量の変更等の対応への煩わしさがあり、又包装材
の収縮による印刷のずれ等による包装充填機械のヒータ
ー部の接触で汚れることもあったため、製造が容易なエ
ンドレスタイプ印刷のフィルムで包装充填機械のヒータ
ー部へのインクの付着を防止し、農薬包装体のシール部
の異常等を少なくすると共に、包装充填機械のメンテナ
ンスを少なくすることにより稼働率を高め生産性の向上
を提供し、更に水溶性インクで印刷した場合でも、僅か
な手の湿りや水滴等で手にインクが付いたり袋への滲み
等を防止することを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記したよ
うな課題を満足させられる技術を鋭意研究した結果、本
発明に到ったものである。即ち本発明は、(1)農薬組
成物を水溶性又は水壊性のフィルムに、インクで情報を
裏印刷(内容物面側印刷)したフィルムで包装した農薬
包装体。インクが水溶性インクである農薬包装体。
(2)インクが油性インクである農薬包装体。(3)水
溶性又は水壊性フィルムがポリビニルアルコールフィル
ムである農薬包装体を製造するフィルムの印刷方法。
(4)農薬組成物を水溶性又は水壊性フィルムで包装す
る際、該フィルムに情報をインクで裏印刷したフィルム
を用いて自動包装充填機により農薬組成物を包装するこ
とを特徴とする農薬包装体の製造方法(5)自動包装充
填機械が縦ピロー包装機械である農薬包装体の製造方法
に関する。本発明によれば包装充填機械のヒーター部を
頻繁に掃除することなく、又、水溶性や水壊性のフィル
ムにエンドレスの裏印刷(内容物面側印刷)により、ピ
ッチ印刷のように包装の長さを一定に印刷することなく
農薬包装体を簡便製造する方法である。又、水溶性のイ
ンクを用いて印刷しても手の湿りや僅かな水滴でインク
が手に着いたり、滲むことない方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明に使用できる包装機械は食品包装等で、一般に販売
されている重量計量や容量計量器などの計量器付きの自
動包装充填機械でよく、縦型又は横型ピロー包装機械、
3方又は、4方シール型包装機械等で製袋しながら、内
容物を充填する自動製袋充填包装機が挙げられるが、こ
れらの方式に限定されない。
【0006】本発明で使用できる印刷用のインクは水性
インク又は油性インクのどちらでも良く、又、インクが
内容物によって、滲んだり、変色しなければ、どんな種
類のインクや色を選択しても良い。印刷方法はオフセッ
ト印刷、フレキソ印刷等が挙げられがこれらの方法に限
定されない、又、印刷の色の濃さは特に限定しないが裏
印刷しても商品名や注意事項、数量等の情報を読めるよ
うにする必要がある。本発明で包装できる農薬組成物は
粒剤、粉剤、顆粒水和剤、乳剤、ペースト剤等の他に農
薬活性成分そのものでも良く、又、これらには限定され
ない。
【0007】包装体に使用できる水溶性又は水壊性のフ
ィルムは水に溶解あるいは崩壊し、一定の強度を持ち、
農薬活性成分や農薬組成物の構成成分を透過したり、溶
けたりしないフィルムなら何でもよく、中に入れる該製
剤の性質に合わせて選択すれば良いが、一般的にはポリ
ビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸およびその塩、
デンプン、ゼラチン等の1種または必要に応じて2種以
上のフィルムを積層したフィルムから選択される。ま
た、水溶性フィルム形成物質を水によって繊維がほぐれ
やすい紙等の材質中に組み込んだ繊維状の水壊性フィル
ムも本発明の包装体の包装材料となる。更に、フィルム
の厚さも該製剤の種類やフィルムの材質によって実用に
供し得る範囲で選択される。一例として耐薬品性、強
度、経済性等のよいポリビニルアルコールを使用する場
合、5μm以上がよく、経済性や強度から10μm〜8
0μm程度が好ましい。農薬包装体に充填する量は特に
限定はしないが、好ましくは1グラムから5kg程度迄
が適当である。また、包装体の形状は取り扱いやすい形
にすべきであるが、同時に加工時の経済性も重視する必
要があり、円筒、球形、角袋状、テープ状等が好まし
い。但し、これらの形状に限定されるわけではない。
尚、水溶性フィルムは湿気に弱いのでこのような包装体
は1個ずつあるいは数個まとめて防湿性の包材で包装し
たほうがよい。
【0008】本発明の農薬包装体の製造方法を説明す
る、例えば粒状の農薬組成物の場合は、重量計量器付き
の自動包装充填機械のヒーター部で水溶性又は水懐性の
ロール状フィルムをシールしながら製袋し、農薬組成物
を計量・充填後密封し角袋状の農薬包装体を得る。
【0009】
【実施例】次に実施例と試験例を示すが、本発明はこれ
らのみに限定されるものではない。
【0010】実施例1 シクロプロトリン5部、ジイソデシルフタレート7部、
ニューカルゲン3429PB 0.2部の混合液12.
2部をキサンタンガム0.5部、ポリアクリル酸ナトリ
ウム1部、塩化カリウム98.5部の湿式造粒物(押し
出し粒径0.9mm)87.8部に吸着してシクロプロ
トリン5%粒剤の農薬組成物を得た。この農薬組成物6
0gを油性インクで裏印刷したハイセロンC−200A
P(厚さ45μm)に自動包装充填機(川島製作所製)
で包装し、農薬包装体を得た。
【0011】実施例2 実施例1の農薬組成物60gを水性インクで裏印刷した
ハイセロンC−200AP(厚さ45μm)に自動包装
充填機で包装し、農薬包装体を得た。
【0012】対照例1 実施例1の農薬組成物60gを油状インクで表印刷した
ハイセロンC−200AP(厚さ45μm)に自動包装
充填機で包装し、農薬包装体を得た。
【0013】対照例2 実施例1の農薬組成物60gを水性インクで表印刷した
ハイセロンC−200AP(厚さ45μm)に自動包装
充填機で包装し、農薬包装体を得た。
【0014】
【試験例】
・実施例1、2および対照例1、2を自動包装充填機で
500袋包装し、機械のヒーター部の状態を調べ。又、
農薬包装体を10袋を手で触り印刷の滲み具合を調べ
た。
【0015】 試験結果 検体 評価 機械のヒーター部汚れ 袋への滲み 実施例1 なし − 実施例2 なし なし 対照例1 あり − 対照例2 あり あり
【0016】本発明の方法で印刷したフィルムで農薬包
装体を製造すると、包装充填機械のヒーター部の汚れが
なく効率よく製造でき、又水溶性のインクで印刷しても
僅かな湿り気の手で触れてもフィルムや手に滲むことな
く取り扱える。更に裏印刷しても十分に商品名や注意事
項等を読むことが出来る。
【0017】
【発明の効果】本発明によって、包装充填機械のヒータ
ー部を頻繁に清掃することなく農薬包装体を製造するこ
とができる。又水溶性のインクで印刷しても手の湿り気
等ではフィルムや手に滲むことなく取り扱える。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】農薬組成物を水溶性又は水壊性のフィルム
    に、インクで情報を裏印刷(内容物面側印刷)したフィ
    ルムで包装した農薬包装体。
  2. 【請求項2】インクが水溶性インクである請求項1記載
    の農薬包装体。
  3. 【請求項3】インクが油性インクである請求項1記載の
    農薬包装体。
  4. 【請求項4】水溶性又は水壊性フィルムがポリビニルア
    ルコールフィルムである請求項1〜3記載の農薬包装体
    を製造するフィルムの印刷方法。
  5. 【請求項5】農薬組成物を水溶性又は水壊性フィルムで
    包装する際、該フィルムに情報をインクで裏印刷したフ
    ィルムを用いて自動包装充填機により農薬組成物を包装
    することを特徴とする農薬包装体の製造方法
  6. 【請求項6】自動包装充填機械が縦ピロー包装機械であ
    る請求項5記載の農薬包装体の製造方法。
JP9303364A 1997-10-20 1997-10-20 農薬包装体フィルム Pending JPH11124303A (ja)

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JP9303364A JPH11124303A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 農薬包装体フィルム

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009541156A (ja) * 2006-07-05 2009-11-26 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 表示を含む物品
JP2010023918A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Nissan Chem Ind Ltd 包装体
JP2011505437A (ja) * 2007-11-13 2011-02-24 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 所望の溶解特性を有する印刷された水溶性フィルム
JP2011116430A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Kuraray Co Ltd 酸性またはアルカリ性物質包装用水溶性多層フィルム
JP2017515925A (ja) * 2014-03-27 2017-06-15 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 印刷された水溶性パウチ

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