JP3135351B2 - 脱酸素用複合包装袋 - Google Patents

脱酸素用複合包装袋

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JP3135351B2
JP3135351B2 JP04092396A JP9239692A JP3135351B2 JP 3135351 B2 JP3135351 B2 JP 3135351B2 JP 04092396 A JP04092396 A JP 04092396A JP 9239692 A JP9239692 A JP 9239692A JP 3135351 B2 JP3135351 B2 JP 3135351B2
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oxygen
packaging bag
double
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adhesive tape
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隆一 児玉
和彦 篠原
茂 田中
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Powdertech Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸素吸収機能及び酸素
検知機能を有する脱酸素用複合包装袋に関する。更に詳
しくは、ガス雰囲気中の酸素を吸収する機能を有する脱
酸素剤包装袋と、酸素の存在の有無を肉眼で判定可能と
なるように酸素の存在によって色の変化を生じる機能を
有する酸素検知剤シートとを一体化させた脱酸素用複合
包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】脱酸素剤を利用して包装袋内の食品等を
無酸素状態で保存することが広く実施されており、それ
に伴ってその包装袋内の無酸素状態を管理するための簡
便なモニターとして酸素検知剤、例えばシート状酸素検
知剤を脱酸素剤と同時に利用するようになってきてい
る。例えば、特開昭63−243754号公報にはシー
ト状酸素検知剤を包装用フィルムに装入したものが開示
されており、これは脱酸素剤包装袋とは別体になってい
る。このように脱酸素剤包装袋と酸素検知剤とが別体に
なっているため食品等の包装袋内に封入する際に二度の
作業が必要であり、取扱が煩雑になる。またいずれか一
方が封入洩れになることもある。
【0003】このような欠点を解消する方法として、例
えば、特開平2−167057号公報及び実開平4−3
980号公報には、脱酸素剤包装袋の表面に両面粘着テ
ープ、接着剤、糊料により酸素検知剤シートを貼りつけ
た脱酸素用複合包装袋が開示されている。しかし、これ
らの脱酸素用複合包装袋においては、酸素検知剤が露出
しているために包装袋内の食品等に接触して酸素検知剤
が食品等に転写されることがあり、問題となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
ような欠点を解消すること、即ち、脱酸素剤包装袋と酸
素検知剤とを一体化させて食品収容包装袋中に封入の際
のトラブルを防止し、且つ酸素検知剤が食品に転写しな
いようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意検討の
結果、酸素検知剤シートを透明フィルムでカバーする考
えに到達した。しかしながら酸素検知剤シートと透明フ
ィルムとの積層を接着剤を介して行ったところ、接着剤
と接触した部分、即ち透明フィルムを通して見える部分
の酸素検知剤の性能が劣化するという問題があった。そ
れで、酸素検知剤シートをそれよりも巾が若干広い両面
接着テープの片面に貼り、その上を酸素検知剤シートよ
りも巾が若干広い透明フィルムでカバーし、その透明フ
ィルムを酸素検知剤シートからはみ出ている両面接着テ
ープの両側の部分に貼り合わせ、このようにして得た積
層体をその両面接着テープの残りの片面を介して脱酸素
剤包装袋に取り付けるという考えに到達した。この様な
構成にすることにより酸素は両面接着テープを通過して
酸素検知剤と反応し、充分にその機能を有することがわ
かり、本発明に到達した。
【0006】即ち、本発明の脱酸素用複合包装袋は、脱
酸素剤包装袋(A)の表面に両面接着テープ(B)、酸
素検知剤シート(C)、透明フィルム(D)がこの順序
で積層されており、該透明フィルムも該両面接着テープ
によって該脱酸素剤包装袋の表面に固定されていること
を特徴とする。
【0007】本発明の脱酸素用複合包装袋においては、
図1(平面図)及び図2(模式的部分断面図)に示すよ
うに、前記A、B、C及びDの全てが平面図として見た
時に矩形であり、また、それぞれについての一方の対向
する両端(図1において上方及び下方の端)の各々が平
面図として見た時にA、B、C及びDの全てについて重
なっていること、即ち同じ長さ(図1において上下方向
の長さ)であることが、張り付け作業の際の機械化が容
易であるので好ましい。
【0008】また、本発明の脱酸素用複合包装袋におい
ては、前記A,B、C及びDのそれぞれについての他方
の対向する両端間の巾(W)(図1及び図2において左
右方向の巾)がWA ≧WD ≧WB >WC であることが好
ましい。このような構成にすることにより、CとDとの
間に接着剤を介在させなくても透明フィルムを確実に固
定することができる。また、酸素検知剤シートの見易さ
及び脱酸素用複合包装袋の製造の操業性の点でWA :W
C の比が3〜30:1であること、また脱酸素用複合包
装袋の製造の操業性及び酸素検知能の点で(WB −W
C )/2=2.0〜5.0mmであること、即ち透明フィ
ルムと両面接着テープとが接着する片側の幅が2.0〜
5.0mmであることが好ましい。
【0009】本発明の脱酸素用複合包装袋においては、
脱酸素剤包装袋(A)及び両面接着テープは従来公知の
いかなるものも使用することができる。酸素検知剤シー
トは酸素検知剤及びこれを担持するシートからなるもの
であり、これらについても従来公知のいかなるものも使
用することができ、例えば特開平2−167057号公
報第2頁左上欄7行〜右下欄1行に記載されているもの
を使用することができる。透明フィルムは透明であり、
ある程度の強度を有するものであるばいかなるものも使
用することができ、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、PVC,ポリスチレン、セルロースアセテート、セ
ロハン等を使用することができる。
【0010】本発明の脱酸素用複合包装袋は次のように
することにより連続方法で製造することができる:長尺
の両面接着テープ(B)の片面に剥離紙を取り付け、も
う一方の片面にそれよりも巾が若干狭い長尺の酸素検知
剤シート(C)を張り付け、その酸素検知剤シート
(C)の上をその酸素検知剤シート(C)よりも巾が若
干広い長尺の透明フィルム(D)でカバーし、その透明
フィルム(D)をその酸素検知剤シート(C)からはみ
出ている両面接着テープ(B)の両側の部分に貼り合わ
せ、このようにして積層体を得る。この積層体は長尺の
まま巻き取っておく。一方、脱酸素剤(E)を収容した
脱酸素剤包装袋(A)も多数個を連続させた長尺連続体
として製造する。この脱酸素剤包装袋(A)の長尺連続
体の表面に、上記長尺積層体の両面接着テープ上の剥離
紙を取り除きながら取り付け、その後脱酸素用複合包装
袋をその封止部分で切断して個々の最終製品とする。
【0011】上記のようにして製造することにより、機
械化が実現でき低コストで大量に製造することができる
ようになる。例えば、従来技術では機械化が不可能であ
ったため、1つの脱酸素用複合包装袋を製造するのに手
作業で30秒程度必要としたが、上記の方法により機械
化できたため、0.3秒で製造できるようになる。
【0012】また、酸素検知剤シートを透明フィルムで
カバーしているため、食品等に触れても酸素検知剤が食
品等へ転写されることがなく衛生的である。例えば、従
来技術では酸素検知剤シートがカバーされていなかった
ため、そのような脱酸素用複合包装袋を人形焼を収容し
た包装袋に装入したところ、人形焼と接触し3日後には
使用している色素が人形焼に転写してしまった。一方本
発明の脱酸素用複合包装袋では、同一な試験をしたとこ
ろ6か月経過しても色素等が人形焼に転写するようなこ
とは発生しなかった。
【0013】
【実施例】1.0%メチレンブルー水溶液20重量部、
3.0%サフラニンT水溶液40重量部、40%D−フ
ラクトース水溶液50重量部及び10%水酸化ナトリウ
ム水溶液20重量部を混合した水溶液を5mm巾の長尺
サラシクラフト紙に含浸させ、その後に真空乾燥させ
た。得られた長尺の酸素検知機能を有するシート(酸素
検知剤シート)を巾10mmの長尺両面接着テープ(株
式会社スリオンテック製、スリオンテープ No.54
60、不織布支持体の両面に合成樹脂系粘着剤を塗布し
たもの)の片面に貼り合わせ、その上から巾10mmの
透明ポリエチレンフィルムでカバーすることにより長尺
の積層体を作成した(透明ポリエチレンフィルムと両面
接着テープとの接着巾は片側2.5mmである)。
【0014】次に、連続した多数の両面通気性の脱酸素
剤包装袋(巾40mm)からなる長尺シートを作成し、
これに、上記長尺積層体の両面接着テープ上の剥離紙を
取り除きながら取り付けて複合シートとした後、脱酸素
用複合包装袋をその封止部分で切断して個々の最終製品
とした。
【0015】得られた脱酸素用複合包装袋を酸素濃度2
0容量%程度の通常の空気が封入されている密封容器
(容量500ml)内に放置したところ、脱酸素剤と一
体化された酸素検知剤は12時間後にブルーからピンク
に変色した。この時の容器内部の酸素濃度は、0.05
容量%であった。また、この容器内に酸素を過剰に注入
したところ、酸素検知剤はピンクからブルーに変色し
た。
【0016】上記の実施例において、両面接着テープと
して株式会社スリオンテック製、スリオンテープ N
o.5660、ポリエステルフィルム支持体の両面に合
成樹脂系粘着剤を塗布したものを用いた場合にも同様な
酸素検知能が得られた。
【0017】更に、透明ポリエチレンフィルムと両面接
着テープとの接着巾を片側4mmとなるようにし、両面
接着テープとして上記のスリオンテープ No.546
0又はスリオンテープ No.5660を用いた場合に
も同様な酸素検知能が得られた。
【0018】
【発明の効果】本発明により、脱酸素剤包装袋と酸素検
知剤とが一体化されているので食品収容包装袋中に封入
するの際のトラブルを防止することができ、しかも酸素
検知剤が食品に転写することがないようにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱酸素用複合包装袋の酸素検知剤シートを貼り
合わせた側の平面図である。
【図2】脱酸素用複合包装袋の模式的部分断面図であ
る。
【符号の説明】
A 脱酸素剤包装袋 A’脱酸素剤包装袋の封止部分 B 両面接着テープ C 酸素検知剤シート D 透明フィルム E 脱酸素剤
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/26 A23L 3/3436 G01N 31/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱酸素剤包装袋(A)の表面に両面接着
    テープ(B)、酸素検知剤シート(C)、透明フィルム
    (D)がこの順序で積層されており、該透明フィルムも
    該両面接着テープによって該脱酸素剤包装袋の表面に固
    定されていることを特徴とする脱酸素用複合包装袋。
  2. 【請求項2】 前記A、B、C及びDの全てが平面図と
    して見た時に矩形であり、また、それぞれについての一
    方の対向する両端の各々が平面図として見た時にA、
    B、C及びDの全てについて重なっていることを特徴と
    する請求項1記載の脱酸素用複合包装袋。
  3. 【請求項3】 前記A,B、C及びDのそれぞれについ
    ての他方の対向する両端間の巾(W)がWA ≧WD ≧W
    B >WC であることを特徴とする請求項2記載の脱酸素
    用複合包装袋。
JP04092396A 1992-03-19 1992-03-19 脱酸素用複合包装袋 Expired - Lifetime JP3135351B2 (ja)

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CN107643328A (zh) * 2017-10-31 2018-01-30 中国农业科学院农业信息研究所 一种用于食品包装容器甲醛检测的贴片式气体传感器装置及其制备方法和应用

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