JPH11123768A - 多層中空体の製造方法 - Google Patents

多層中空体の製造方法

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JPH11123768A
JPH11123768A JP29141197A JP29141197A JPH11123768A JP H11123768 A JPH11123768 A JP H11123768A JP 29141197 A JP29141197 A JP 29141197A JP 29141197 A JP29141197 A JP 29141197A JP H11123768 A JPH11123768 A JP H11123768A
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multilayer
layer
hollow body
resin
olefin
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JP29141197A
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English (en)
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Kazuhiko Minowa
一彦 簑輪
Mamoru Nagai
守 永井
Masamitsu Yamauchi
将満 山内
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Japan Polyolefins Co Ltd
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MONTELL JPO KK
Japan Polyolefins Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さの制御が容易で薄肉化することができ、
かつ、付属部品の配備が容易な多層中空体の製造方法。 【解決手段】 溶融状態の多層シートを共押出しして開
放されている成形金型に供給し、複数の多層分割成形体
を成形し、得られた多層分割成形体を接合して中空体を
製造する。多層中空体を容易に製造できる上に、その厚
さの制御が容易で薄肉化を促進することができ、軽量化
を図ることができる。また、中空体の内部に付属部品等
を配備することも容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂製の多層中
空体の製造方法に関するもので、特に、耐溶剤性に優れ
た中空容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油などの有機溶剤用容器、特に自動車
燃料タンクなどとして、軽量、複雑な形状に成形が可能
である等の理由により、合成樹脂製容器が使用されるよ
うになっている。このような合成樹脂製の有機溶剤用容
器としては、その耐溶剤性やバリア性を発揮させる為
に、オレフィン系樹脂層とバリア材層を有する多層構造
のものが好ましく使用されている。そのような多層構造
の中空容器は、多層ブロー成形法によって製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年特に、樹脂成形品
においては、さらなる軽量化が求められている。しかし
ながら、上述した多層ブロー成形は、実際上、偏肉が大
きく、結果として重量増を招き、均一な薄肉化によりさ
らなる軽量化を達成することは困難である。また、用途
に応じては、中空容器に各種の付属部品を備えさせるこ
とがある。例えば、ガソリンタンクにおいては、走行時
のガソリンの揺れを抑制する為に、ガソリンタンク内に
波消板を設けたり、ガソリンの残量を調べるための浮標
を設けたりする必要がある。このような場合、多層ブロ
ー成形により成形した中空容器内に付属部品を配備させ
るには、成形した中空容器に、付属部品を入れることが
できる大きさの孔を穿ち、付属部品を配備し、再び、そ
の穿設した孔を溶着などにより塞ぐ作業が必要となり、
甚だ不便であった。
【0004】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、厚さの制御が容易で薄肉化することができ、
かつ、付属部品の配備が容易な多層中空体の製造方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の多層中空体の製
造方法は、溶融状態の多層シートを共押出しして開放さ
れている成形金型に供給し、複数の多層分割成形体を成
形し、得られた多層分割成形体を接合して中空体を製造
するものである。ここで、多層シートとしては、その少
なくとも一層が変性オレフィン系樹脂層であり、少なく
とも一層がバリア材層であるものが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳説する。本発明
の製造方法は、共押出した多層シートを成形し、その成
形体を接合して多層中空体を得るものである。本発明の
製造方法は所謂スタンピングモールド成形法を利用する
もので、その成形法に使用されるスタンピングモールド
成形機の一例を図1,2に示す。図示例のスタンピング
モールド成形機では、可塑化ユニット12,22,32
を有する3台の押出機10,20,30が移動機構48
上に設けられ、各押出機10,20,30の先端は結合
し、多層共押出し可能なダイスヘッド46が設けられて
いる。可塑化ユニット12,22,32のスクリューは
例えば単軸タイプや2軸タイプが用いられ、その溝形状
はフルフライトタイプやダルメージなどの形状が用いら
れる。使用するいずれかの樹脂がリサイクル材である場
合には、スクリューに2軸タイプ、溝形状がダルメージ
とすることが好ましい。尚、この例では、3種の樹脂か
らなる多層シートを共押出しするので、3台の押出機を
用いているが、2種もしくは3種以上の層構成からなる
多層シートを共押出しするのであれば、必要に応じて押
出機の数を2機もしくは4機以上としてもよい。
【0007】多層体を共押出しするダイスヘッド46に
は、例えば、多層Tダイスヘッドや多層円筒ダイスヘッ
ドなどを適用できる。また、押出機とダイスの間には、
樹脂ダレを防ぐためのシャットオフを設けることが好ま
しい。さらに、ダイスヘッド46の先端には、溶融多層
体を切り落とすカッターを設けておくことが好ましい。
移動機構48は、数値制御で、前後左右又はさらに上下
に、即ち二次元又は三次元に押出機10,20,30を
一体に移動させるもので、前進してダイスヘッド46を
金型間に挿入し、または、後退してダイスヘッド46を
金型間から抜出したり、また、製品形状に合せて適当な
位置に溶融状態の多層体を供給することができ、また、
製品厚みに合せて移動速度を調整して供給することがで
きる。プレス成形機40は上金型42と下金型44とで
圧縮成形するもので、ダイスヘッド46から下金型44
上に供給された溶融多層体を所定形状に成形する。
【0008】このスタンピングモールド成形機を利用し
て、例えば、オレフィン系樹脂/変性オレフィン系樹脂
/バリア材/変性オレフィン系樹脂/オレフィン系樹脂
からなる3種5層構成の多層分割成形体を得るには、可
塑化ユニット12のホッパー14にバリア材を投入し、
可塑化ユニット22のホッパー24にオレフィン系樹脂
を投入し、可塑化ユニット32のホッパー34に変性オ
レフィン系樹脂を投入し、それぞれ可塑化ユニット1
2,22,32にて所定の温度で十分に可塑化し、所定
量の樹脂を押し出し、ダイスヘッド46から溶融状態の
多層シートを共押し出しする。この際、3種5層多層T
ダイスを用いて、オレフィン系樹脂/変性オレフィン系
樹脂/バリア材/変性オレフィン系樹脂/オレフィン系
樹脂からなる多層シート共押出しして成形金型に供給し
たり、3種5層多層円筒ダイスを用い、オレフィン系樹
脂/変性オレフィン系樹脂/バリア材/変性オレフィン
系樹脂/オレフィン系樹脂からなる円筒多層積層物を押
出方向に切り開いて成形金型に供給する。このとき、図
3に示すように、移動機構48により、開放されている
プレス成形機40の下金型44上をダイスヘッド46が
移動し、共押し出しされた溶融多層体50は、パターン
チャージされる(尚、図3においては、上金型等につい
ては省略した)。この際、押出速度を移動機構の移動と
連動して制御することにより、複雑な形状にも対応して
成形体の厚さならびに各層の厚さを自在に(例えば、部
分的に)調整することができる。所定量の溶融多層体が
供給し終えたら、移動機構48により、ダイスヘッド4
6を金型間から抜出させた後、上金型42を下降させて
圧縮成形を行なう。こうして、所定形状でかつ肉厚精度
の高い多層分割成形体が得られる。この際、次工程によ
り中空体が得られるような多層分割成形体を少なくとも
2以上成形しておく。また、上述した例では、プレス成
形機による圧縮成形により多層分割成形体を成形した
が、必ずしもそれに限られず、真空成形等によって成形
しても良い。
【0009】次に、成形した複数の多層分割成形体を溶
着等の手段により接合して中空体を製造する。したがっ
て、上記工程により成形する多層分割成形体は、それら
を組合わせることによって中空体となるものでなければ
ならない。この場合、それぞれの多層分割成形体は、同
一同形状のものであったり、また、異種形状のものであ
ってもよい。例えば、図4に示すように、凹字状の2つ
の同一形状の多層分割成形体54,54を互いに対向さ
せて接合することにより多層中空体52としたり、ま
た、図5に示すように、1つの凹字状の多層分割成形体
58と1つの平板状の多層分割成形体60とを組合わせ
て多層中空体56とすることができる。従って、同一形
状の多層分割成形体を複数個成形する場合には、多層分
割成形体を成形するプレス金型は1つで良いが、異種形
状の多層分割成形体を複数個成形するには、対応した数
のプレス金型が用いられる。この場合であっても、移動
機構48によりダイスヘッド46を各プレス金型に移動
させることが可能であるので、押出機の数をプレス金型
の数に応じて増加させなければならないことはない。ま
た、接合方法としては、溶着、接着剤による接着等が挙
げられるが、接合強度の点から溶着方法が好ましく、溶
着方法としては熱板溶着や高周波溶着などが好適であ
る。
【0010】本発明の多層中空体の層構成は、隣接する
層どうしの相溶性が良好で、共押出しして多層構成とし
た場合に、層間剥離が容易に生じないようであれば良
く、2層もしくは3層以上のものとすることができる。
特に、ガソリンタンクのような燃料、各種の有機溶剤、
薬品を収容する容器としては、透過性がなく、耐溶剤
性、耐水性、強度が必要とされる。そのような要件を満
足する容器として、変性オレフィン系樹脂からなる層と
バリア材からなる層とを有する多層中空体が望ましい。
また、その変性オレフィン系樹脂層とバリア材層の他に
さらにオレフィン系樹脂層を有しているものがより望ま
しい。オレフィン系樹脂層に用いられるオレフィン系樹
脂は、エチレン系樹脂、プロピレン系樹脂などである。
エチレン系樹脂としては、高密度ポリエチレン、低密度
ポリエチレン、エチレンとα−オレフィンとの共重合
体、エチレンと各種不飽和化合物とのエチレン系共重合
体などの他に、水素添加したスチレン−ジエン系ブロッ
ク共重合体、及びこれらエチレン系樹脂の混合物があ
る。プロピレン系樹脂としては、プロピレン単独重合
体、プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体(耐
衝撃性ポリプロピレン)、プロピレン−エチレンランダ
ム共重合体、プロピレン系樹脂にエチレン−α−オレフ
ィンエラストマーを混合した熱可塑性エラストマー、お
よびこれらプロピレン系樹脂の混合物がある。さらには
前記エチレン系樹脂とプロピレン系樹脂との混合物でも
かまわない。尚、エチレン系樹脂やプロピレン系樹脂で
共重合する際に用いられるα−オレフィンとしては、エ
チレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−ヘプテン、1−オクテン、3−メチル−1−ブテン、
3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、4−ジメチル−1−ペンテン、ビニルシクロペンタ
ン、ビニルシクロヘキサン等が挙げられ、特にエチレ
ン、1−ブテンが好ましい。これらのα−オレフィンは
1種類でも良く、2種類以上でも良い。本発明で使用す
るオレフィン系樹脂のMFRは特に限定しないが、特に
耐衝撃性の必要な自動車用ガソリンタンクに使用する場
合には、MFRが1g/10分以下の耐衝撃性ポリプロピ
レン、高密度ポリエチレンが好ましい。
【0011】変性オレフィン系樹脂層に用いられる変性
オレフィン系樹脂には、バリア材層の樹脂との接着性を
有するオレフィン系の樹脂が適用され、具体的には、バ
リア材層の樹脂との接着性を発現する官能基を有する不
飽和化合物を共重合した変性オレフィン系樹脂である。
例えば、エチレンと少なくとも官能基を有する不飽和化
合物を共重合したエチレン系共重合体や、少なくともオ
レフィン系樹脂に官能基を有する不飽和化合物をグラフ
ト共重合したグラフト変性オレフィン系樹脂などが挙げ
られる。官能基を有する不飽和化合物としては、不飽和
カルボン酸無水物、カルボキシル基含有不飽和化合物、
水酸基含有不飽和化合物、アミノ基含有不飽和化合物、
エポキシ基含有不飽和化合物、イソシアナート基含有不
飽和化合物、不飽和カルボン酸アルキルエステル類、ビ
ニルエステル類、エチレン系不飽和エーテル化合物、エ
チレン系不飽和炭化水素化合物などが挙げられるが、接
着力から不飽和カルボン酸無水物、カルボキシル基含有
不飽和化合物、水酸基含有不飽和化合物、エポキシ基含
有不飽和化合物が好ましい。
【0012】官能基を有する不飽和化合物中の不飽和カ
ルボン酸無水物としては、無水マレイン酸、無水イタコ
ン酸、無水シトラコン酸、無水エンディク酸、ドデセニ
ル無水コハク酸、1−ブテン−3、4−ジカルボン酸無
水物、炭素数が多くとも18である末端に二重結合を有
するアルカジエニル無水コハク酸等の炭素数が4〜50
個の不飽和カルボン酸無水物等が挙げられる。官能基を
有する不飽和化合物中のカルボキシル基含有不飽和性化
合物としては、炭素数が多くとも25個の不飽和モノカ
ルボン酸やマレイン酸、イタコン酸、テトラヒドロフタ
ル酸、シトラコン酸等の炭素数が4〜50個の不飽和ジ
カルボン酸等が挙げられる。具体的には、(メタ)アク
リル酸、クロトン酸、フマル酸、2−エチルアクリル
酸、3,3−ジメチルアクリル酸、3−プロピルアクリ
ル酸、3−イソプロピルアクリル酸、2−イソプロピル
アクリル酸、トリメチルアクリル酸、3−ブチルアクリ
ル酸、2−ブチルアクリル酸、2−メチル−2−ヘキセ
ン酸、3−メチル−3−プロピルアクリル酸などが挙げ
られる。
【0013】官能基を有する不飽和化合物中の水酸基含
有不飽和化合物としては、炭素数3〜25のヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレート、炭素数3〜25のヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリルアミド等が用いられ
る。具体的には2ーヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシシクロヘキシルアクリレート、2
−ヒドロキシブチルアクリレート、3−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、N−(2−ヒドロキシエチル)アク
リルアミド、 2−ヒドロキシエチルメタクリレート等
が挙げられる。官能基を有する不飽和化合物中のエポキ
シ基含有不飽和化合物の具体例には、グリシジル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリルアミ
ド、グリシジルアルキル(メタ)アクリレート、アリル
グリシジルエーテル、2−メタリルグリシジルエーテ
ル、(4−グリシジルオキシ−3,5−ジメチルフェニ
ル)メチル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
【0014】エチレンと官能基を有する不飽和化合物を
共重合したエチレン系共重合体の製造方法は、例えば低
密度ポリエチレンを製造する際に用いられる高圧法ラジ
カル反応プロセスにより、エチレンと少なくとも官能基
を有する不飽和化合物を共重合する方法などがあるが、
この方法に限定するものではない。エチレンとの共重合
の際に用いられる官能基を有する不飽和化合物は、単独
あるいは2種類以上を組み合わせて用いても差し支えな
い。またオレフィン系樹脂に官能基を有する不飽和化合
物をグラフト共重合したグラフト変性オレフィン系樹脂
は、オレフィン系樹脂の変性に用いられるグラフト反応
プロセスにより、オレフィン系樹脂に官能基を有する不
飽和化合物を有機過酸化物共存下でグラフト共重合する
方法などにより製造される。グラフト共重合の際に用い
られるオレフイン系樹脂としては、上述したオレフィン
系樹脂層用のオレフィン系樹脂が用いられる。有機過酸
化物としては、特に変性オレフィン系樹脂の融解温度よ
りも15℃高い温度における分解速度が半減期で30秒
より長く、かつ温度280℃における分解温度が10分
以下のものが好適である。具体的には、ハイドロパーオ
キシド類、アルキルパーオキサイド類、アシルパーオキ
サイド類、ケトンパーオキサイド類、アルキルパーエス
テル類、パーオキシジカーボネート類、シリコンパーオ
キサイド類などが挙げられる。具体例としては、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイ
ド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)
ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン、ベンゾイルパーオキサイド、メチ
ルイソブチルケトンパーオキシジカーボネート、ビニル
トリス(t−ブチルパーオキシ)シラン等が挙げられ
る。これらの有機過酸化物は単独でも、2種以上を混合
して用いてもよい。
【0015】変性オレフィン系樹脂中の官能基を有する
不飽和化合物の割合は、0.1〜50重量%の範囲であ
り、好ましくは0.5〜10重量%の範囲であり、特に
好ましいのは1.0〜5重量%の範囲である。不飽和化
合物の割合が0.1%未満の場合は、バリア材層との接
着性が不十分であり、また10重量%を超える場合は、
接着性に変化がなくむしろコストアップとなる。バリア
材層に用いられるバリア材には、中空体中に収容する内
容物の種類にもよるが、例えば、ポリアミド樹脂、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体、ポリエステル樹脂、
ポリアクリロニトリル樹脂などが挙げられる。ガソリン
タンク用としては、ポリアミド樹脂またはエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体が好ましい。
【0016】上記変性オレフィン系樹脂層とバリア材層
又は更にオレフィン系樹脂層を有する多層中空体におい
ては、そのバリア材層が表面に露出しない位置になる層
構成とすることが好ましい。この変性オレフィン系樹脂
層とバリア材層又は更にオレフィン系樹脂層を有する多
層中空体はガソリンタンク等の殆どの有機溶剤用容器と
して好適なものとなるが、必要に応じて、さらにこれら
の層からなる4層以上の多層構成、または、他の異なる
材料からなる層を有するものであってもよい。
【0017】特に、本発明による製造方法であると、開
放のダイスヘッドから溶融樹脂を押し出すスタンピング
モールド成形法を利用するものなので、射出成形やサン
ドイッチ成形と異なり、押し出す際の樹脂圧力が格段に
低いことから、流動抵抗が大きい樹脂組成物であっても
安定して押し出すことができる。その結果、従来、再利
用に適さなかった塗料、繊維屑、オレフィン系樹脂以外
の樹脂などが混入したリサイクル材や粘度の高いリサイ
クル材も使用することが可能である。リサイクル材とし
ては、各種の熱可塑性樹脂製品から得られるもので、な
かでもオレフィン系樹脂を主成分としたものが望まし
い。そのようなものとして、例えば、自動車用各種樹脂
部品、具体的には、ポリプロピレン系バンパーの粉砕
品、ポリエステル不織布、ポリアミド不織布、プロピレ
ン系熱可塑性エラストマーの表皮層とプロピレン系樹脂
やガラス繊維を含有したプロピレン系樹脂の基材層とか
らなる内装部品の粉砕品、表皮層にポリプロピレン系発
泡層をクッション層にポリプロピレン系樹脂を基材とし
た内装部品の粉砕品、ポリエチレン単層またはポリアミ
ドやエチレン−ビニルアルコール共重合体などのバリア
層を含んだ積層構成のポリエチレン製ガソリンタンクま
たはそのバリの粉砕品などが挙げられる。リサイクル材
には、物性調整のために、オレフィン系樹脂やオレフィ
ン系樹脂と相溶性の良好な熱可塑性樹脂を混合してもよ
い。
【0018】各層の厚さは、薄い方が軽量化を達成るす
ることができるが、用途に応じて強度等の要件を満足す
るように適宜設定される。また、多層構造を構成する各
層には、必要に応じて、タルク、ガラスファイバー、木
粉等の充填材、安定剤、難燃化剤、加工性改良剤、滑
剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、
顔料などの添加剤を添加してもよい。また、軽量化のた
め発抱剤を用いてもよい。
【0019】本発明によれば、多層分割成形体の各層厚
の制御が容易で、層の厚さを薄くすることができ、得ら
れる多層中空体の肉厚の均一化、薄肉化を図ることがで
き、軽量化を達成することができる。また、多層分割成
形体を接合して中空体を製造するものであるので、多層
中空体の内部に付属部品等を配備させる場合にも、その
配備を接合工程前に行なえば、多層中空体への穿設工程
を要することがなく、製造工程が容易かつ簡易である。
【0020】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 [実施例1]図1,2に示すような多層スタンピングモ
ールド成形機を用いて多層中空体を成形した。用いた多
層スタンピングモールド成形機(高橋精機工業所製「F
SM450」)は、移動機構48上に設置された口径7
5mmφの3台の可塑化ユニット12,22,32の先
端に多層共押出し可能な幅200mmの多層Tダイスヘ
ッド46を有する樹脂供給装置と、加圧力450トンの
油圧式プレス装置とを有するものである。この樹脂供給
装置において、可塑化ユニット12のホッパー14にバ
リア材層用樹脂として6−Nylon(東レ製「アミラ
ンCM6246」)を投入し、可塑化ユニット22のホ
ッパー24にオレフィン系樹脂として耐衝撃性ポリプロ
ピレン(HIPP)(日本ポリオレフィン(株)製「M
K111E」)を投入し、可塑化ユニット32のホッパ
ー34に変性オレフィン系樹脂として耐衝撃性ポリプロ
ピレンに酸無水物をグラフト変性したポリプロピレン
(変性PP)(日本ポリオレフィン(株)製「ER32
1P」)を投入し、それぞれ可塑化ユニット12,2
2,32にて所定の温度で十分に可塑化し、ダイスヘッ
ド46から3種5層構成(HIPP/変性PP/バリア
材/変性PP/HIPP(1200/50/100/5
0/1200(μm)))の溶融状態の多層シートを共
押し出しした。そして、プレス装置により、底面が20
0×100mm、高さ50mm、厚み3mmの凹字状の
多層分割成形体54を2つ成形した。次に、付属部品と
して、50×50mm、厚み10mmの波消板を入れた
状態で2つの凹字状の多層分割成形体を熱溶着し、多層
中空体を製造した。この方法によれば、きわめて容易
に、付属部品の入った中空容器を得ることができた。ま
た、多層中空体の断面層の厚みを測定したところ、最大
厚みが3.1mm、最小厚みが2.9mmでほぼ均一の成
形体であり、軽量なものであった。
【0021】[実施例2]上記実施例1において、オレ
フィン系樹脂として超高分子量高密度ポリエチレン(H
DPE)(日本ポリオレフィン(株)製「4551
H」)、変性オレフィン系樹脂としてポリプロピレンに
酸無水物をグラフト変性したポリプロピレン(変性P
P)(日本ポリオレフィン(株)製「ER405A」)
を用いたこと以外は、同様にして多層シートを共押し出
しし、同様に、多層中空体を製造した。この方法によっ
ても、きわめて容易に、付属部品の入った中空容器を得
ることができた。また、多層中空体の断面層の厚みを測
定したところ、最大厚みが3.1mm、最小厚みが2.9
mmでほぼ均一の成形体であり、軽量なものであった。
【0022】[比較例]3台の可塑化ユニットを具備し
た多層ブロー成形機(「NB30」)を使用して多層ブ
ロー成形を行なった。キャビティには底面100×10
0mm、高さ200mmの容器型を使用し、平均厚みが
3mmになるような条件で中空成形し、上記実施例と同
様に、HDPE/変性PE/バリア材/変性PE/HD
PEの層構成の多層中空容器を得た。容器内に上記波消
板を入れるために、容器の一部に孔を穿ち、挿入後、孔
を溶着することで付属部品の入った中空容器を得たが、
その作業はきわめて煩雑であった。また、断面層の厚み
を測定したところ、最大厚みが4.0mm、最小厚みが
2.1mmとかなりばらつきがあった。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、多層中空体を容易に製
造できる上に、その厚さの制御が容易で薄肉化を促進す
ることができ、軽量化を図ることができる。また、中空
体の内部に付属部品等を配備することも容易にできる。
さらに、少なくとも変性オレフィン系樹脂層と、バリア
材層とを有して構成したものであると、高い耐溶剤性、
耐水性、強度を発揮し、薄肉化を図りつつ、ガソリン等
の有機溶剤の透過を防ぐことができ、また、耐久性にも
優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 多層スタンピングモールド成形機の一例を示
す平面図である。
【図2】 図1のII−II側面図である。
【図3】 同多層スタンピングモールド成形機の作動時
を示す要部側面図である。
【図4】 多層中空体の一例を示す側断面図である。
【図5】 多層中空体の一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 押出機 12 可塑化ユニット 20 押出機 22 可塑化ユニット 30 押出機 32 可塑化ユニット 46 ダイスヘッド 40 プレス成形機 50 溶融多層体 52 多層中空体 54 多層分割成形体 56 多層中空体 58 多層分割成形体 60 多層分割成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/32 B32B 27/32 E B60K 15/03 B65D 6/32 B B65D 1/09 F02M 37/00 301Z 6/32 B60K 15/02 Z F02M 37/00 301 B65D 1/00 B // B29K 23:00 C B29L 9:00 22:00 (72)発明者 永井 守 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2号 モンテル・ジェイピーオー株式会社川崎 研究所内 (72)発明者 山内 将満 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2号 モンテル・ジェイピーオー株式会社川崎 研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融状態の多層シートを共押出しして開
    放されている成形金型に供給し、複数の多層分割成形体
    を成形し、得られた多層分割成形体を接合して中空体を
    製造することを特徴とする多層中空体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記多層シートの少なくとも一層が変性
    オレフィン系樹脂層であり、少なくとも一層がバリア材
    層であることを特徴とする請求項1記載の多層中空体の
    製造方法。
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