JPH11123733A - 吸音体およびその製造方法 - Google Patents

吸音体およびその製造方法

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JPH11123733A
JPH11123733A JP9291050A JP29105097A JPH11123733A JP H11123733 A JPH11123733 A JP H11123733A JP 9291050 A JP9291050 A JP 9291050A JP 29105097 A JP29105097 A JP 29105097A JP H11123733 A JPH11123733 A JP H11123733A
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Masaaki Hamada
真彰 濱田
Toru Matsui
徹 松井
Shigeo Maruki
繁雄 丸喜
Hiroyuki Noda
博之 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラスチックおよびまたはゴムからなる廃材チ
ップを圧縮成形してなる吸音体であって、幅広い周波数
領域で吸音効果を発揮する吸音体を提供する。 【解決手段】廃材チップにバインダを混在させた被成形
材料を圧縮成形してなる吸音体であり、空隙率を互いに
異にする複数の面方向領域11a,11bにて構成し
て、両面方向領域11a,11bにて周波数領域を異に
する吸音特性を有する特異の吸音性能を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックおよ
びまたはゴムからなる廃材チップにバインダを混在させ
た被成形材料を圧縮成形してなる形式の吸音体、および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックおよびまたはゴムからなる
廃材チップにバインダを混在させた被成形材料を圧縮成
形してなる形式の吸音体は、特開平7−19282号公
報にて防振吸音体として提案され、また実用新案登録第
2531905号公報にて舗装用ゴムブロックとして提
案されているように公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの防
振吸音体、舗装用ゴムブロック等においては、面方向の
領域の内部組織が同一で同一の特性に構成されていて、
所定の範囲の周波数領域での吸音効果があるものの、広
い周波数領域での吸音効果を期待することはできない。
従って、本発明の目的は、この種形式の吸音体であっ
て、広い周波数領域での吸音効果を有する吸音体を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、廃材チップに
バインダを混在させた被成形材料を圧縮成形してなる吸
音体、およびその製造方法に関するもので、本発明に係
る吸音体は、空隙率を互いに異にする複数の面方向領域
にて構成されていること、空隙率を面方向に漸次異にす
る面方向領域にて構成されていること、または、空隙率
を互いに異にする複数の面方向領域にて構成され、かつ
前記各面方向領域が厚み方向にも空隙率を異にしている
ことを特徴とするものである。
【0005】本発明に係るこれらの吸音体においては、
前記面方向領域の少なくとも一面を凹凸形状に形成する
こと、前記面方向領域の両面を互いに対称の凹凸形状に
形成すること、施工時に前記面方向領域の表面側となる
凸部に該凸部の裏面側である凹部に貫通する貫通孔を形
成して、施工時にレゾネータ構造を構成するようにする
こと、被成形材料とは異なる材質の骨材、基板または被
覆板を一体成形すること等の構成を採ることができる。
【0006】本発明に係る製造方法は、上記した各吸音
体の一または複数のものを製造する方法であり、前記被
成形材料を平滑形状の一方の型内に不均一な厚みに充填
して、平滑形状の他方の型にて押圧して圧縮成形するこ
と、前記被成形材料を平滑形状または凹凸形状の一方の
型内に充填して、凹凸形状または平滑形状の他方の型に
て押圧して、前記面方向領域の少なくとも一面が凹凸形
状の吸音体を圧縮成形すること、前記被成形材料を平滑
形状の一方の型内に水平方向に漸次厚みを異にして充填
して、平滑形状の他方の型にて押圧して圧縮成形するこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、本発明に係る製造方法においては、
前記被成形材料を凹凸形状の一方の型内に充填して、凹
凸形状の他方の型にて押圧して圧縮成形するもので、該
凹凸形状の他方の型として、凹部が前記凹凸形状の一方
の型の凸部に対向しかつ前記凸部が凹凸形状の一方の型
の凹部に対向する凹凸形状の型を採用することを特徴も
のである。
【0008】本発明に係る吸音体およびその製造方法に
おいては、前記面方向領域での空隙率の差を、被成形材
料の充填量の差、または平均粒子径の差により形成する
ことができる。
【0009】
【発明の作用・効果】本発明に係る吸音体においては、
空隙率が互いに異にする複数の面方向領域にて構成さ
れ、または、空隙率を面方向に漸次異にする面方向領域
にて構成されているため、面方向において周波数領域を
異するとともに吸音率を異にする特異の吸音性能を具備
している。
【0010】従って、本発明に係る吸音体は、幅広い周
波数領域で吸音性能を発揮し、例えば、鉄道線路の道床
上に敷設される吸音体、各種の建造物の遮音壁に適用さ
れる吸音体、各種の車両に適用される吸音体、或いは道
路上に敷設される吸音性能を有する弾性舗装体等として
好適に採用し得る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。各
図には本発明に係る吸音体およびその製造方法の数例が
示されている。各吸音体は、リサイクルされたポリウレ
タン、ペットボトル、その他の合成樹脂製品等の廃材、
廃タイヤ等のゴム廃材をチップ状にしてなる廃材チップ
に、ウレタン系接着剤等のバインダを混在させた被成形
材料を原料として、かかる被成形材料を上下両型からな
る成形用金型にて圧縮成形することにより成形されてい
るものである。
【0012】図1に示す第1の吸音体11は、空隙率を
互いに2種類の面方向領域11a,11bからなるもの
で、これらの面方向領域11a,11bは畝状または島
状に交互に位置している。当該吸音体11において、面
方向領域11aは空隙率が小さく、面方向領域11bは
空隙率が大きいもので、当該吸音体11は、底面が平滑
状の下型21aと下面が平滑状の上型21bとからなる
金型21にて成形されているもので、下型21aに充填
された被成形材料11cを上型21bにて押圧して、圧
縮成形することにより形成されている。
【0013】採用されている被成形材料11cは、1種
類の平均粒子径のチップからなるもので、下型21a内
には面方向に厚みを異にし、上面が波形状になるように
充填され、このように充填された状態の被成形材料11
cを上方から上型21bにて押圧して圧縮成形されてい
る。当該吸音体11においては、空隙率が互いに異にす
る複数の面方向領域11a,11bにて構成されて、各
面方向領域11a,11bが面方向において周波数領域
を異するとともに吸音率を異にする特異の吸音性能を備
えている。このため、当該吸音体11は、幅広い周波数
領域で吸音性能を発揮し、例えば、鉄道の線路上に敷設
される吸音体、各種の建造物遮音壁に適用される吸音
体、各種の車両に適用される吸音体等として好適に採用
し得る。
【0014】図2に示す第2の吸音体12は、空隙率を
面方向に漸次異にする単独の面方向領域からなるもの
で、当該吸音体12は一端12a側から他端12b側に
向かって空隙率が漸次大きくなっており、被成形材料1
2cを金型21内にて圧縮成形することにより形成され
ている。採用されている被成形材料12cは、被成形材
料11cと同一のもので、下型21a内には面方向に厚
みを漸次異にして上面が一方に傾斜状となるように充填
され、このように充填された状態の被成形材料12cを
上方から上型21bにて押圧して圧縮成形されている。
【0015】従って、当該吸音体12は、面方向におい
て周波数領域を漸次異するとともに吸音率を漸次異にす
る特異の吸音性能を備えていて、幅広い周波数領域で吸
音性能を発揮する。図3に示す第3の吸音体13は、空
隙率を互いに3種類の面方向領域13a,13b,13
cからなるもので、これらの面方向領域13a〜13c
は畝状または島状に交互に位置している。当該吸音体1
3において、面方向領域13aは空隙率が小さく、面方
向領域13cは空隙率が大きく、かつ、面方向領域13
bは空隙率が両面方向領域13a,13cの中間に形成
されているもので、当該吸音体13は金型21内にて圧
縮成形することにより形成されている。
【0016】採用されている被成形材料は、平均粒子径
が小さい第1被成形材料13c1と平均粒子径が大きい
第2被成形材料13c2の2種類のもので、下型21a
内には一方向から他方向へ第1被成形材料13c1と第
2被成形材料13c2とが所定幅で交互に充填され、か
つ、下型21aに中央部から一方側が平坦状に、他方側
が厚みを異にする波形状に充填され、このように充填さ
れた状態の両被成形材料13c1,13c2を上方から上
型21bにて押圧して圧縮成形されている。これによ
り、当該吸音体13においては、被成形材料13c1,
13c2の平均粒子径の差および充填量の差に起因す
る、空隙率が互いに異なる3種類の面方向領域13a〜
13cが形成される。
【0017】従って、当該吸音体13は、面方向におい
て3つの周波数領域を異するとともに吸音率を異にする
特異の吸音性能を備えていて、幅広い周波数領域で吸音
性能を発揮する。図4に示す第4の吸音体14は、空隙
率を互いに異にする2種類の面方向領域14a,14b
からなるもので、これらの面方向領域14a,14bは
畝状または島状に交互に位置している。当該吸音体14
において、面方向領域14aは空隙率が小さく、面方向
領域14bは空隙率が大きいものであるが、さらにこれ
ら両面方向領域14a,14bはともに、厚み方向にも
空隙率を異にしている。当該吸音体14は、金型21内
にて圧縮成形することにより形成されている。
【0018】採用されている被成形材料は、平均粒子径
が小さい第1被成形材料14c1と平均粒子径が大きい
第2被成形材料14c2の2種類のもので、下型21a
内には底部側に第1被成形材料14c1が所定厚みに充
填され、その上に第2被成形材料14c2を厚みを異に
する波形状に充填され、このように充填された状態の両
被成形材料14c1,14c2を上方から上型21bにて
押圧して圧縮成形されている。
【0019】これにより、当該吸音体14においては、
被成形材料14c1,14c2の平均粒子径の差および充
填量の差に起因して、充填率を互いに異にしかつ厚み方
向にも空隙率を異にする2種類の面方向領域14a,1
4bが形成される。従って、当該吸音体14は、面方向
において2つの周波数領域を異するとともに吸音率を異
にし、かつ吸音体11とは異なる特異の吸音性能を備え
ていて、幅広い周波数領域で吸音性能を発揮する。
【0020】図5に示す第5の吸音体15は、空隙率を
互いに異にする3種類の面方向領域15a,15b,1
5cからなるもので、これらの面方向領域15a〜15
cは畝状または島状に交互に位置している。当該吸音体
15において、面方向領域15aは空隙率が小さく、面
方向領域15cは空隙率が大きく、かつ、面方向領域1
5bは空隙率が両面方向領域15a,15cの中間に形
成されているもので、当該吸音体15は金型22内にて
圧縮成形することにより形成されている。
【0021】金型22は、底面が凹凸形状の下型22a
と下面が平滑状の上型22bとからなるもので、下型2
2aは、頂部が平坦な複数の凸部22a1と、底部が平
坦な複数の凹部22a2と、凸部22a1と凹部22a2
を連結する傾斜部22a3とにより構成されている。採
用されている被成形材料15dは被成形材料11cと同
一のもので、下型22a内に上面が水平状態となるよう
に充填され、このように充填された状態の被成形材料1
5dを上方から上型22bにて押圧して圧縮成形されて
いる。
【0022】これにより、当該吸音体15においては、
凸部22a1に対応する部位が小さい空隙率の面方向領
域15aに、凹部22a2に対応する部位が大きい空隙
率の面方向領域15cに、かつ傾斜部22a3に対応す
る部位が中間の空隙率の面方向領域15bとなる。従っ
て、当該吸音体15は、面方向において3つの周波数領
域を異するとともに吸音率を異にする特異の吸音性能を
備えていて、幅広い周波数領域で吸音性能を発揮する。
【0023】なお、当該吸音体15の成形に当たって、
下型22aの凸部22a1上への被成形材料15dの充
填量を多くして山状とし、このように充填された状態の
被成形材料15dを上方から上型22bにて押圧して圧
縮成形すれば、吸音体15における面方向領域15aの
空隙率を一層小さくして、他の面方向領域15b,15
cとの空隙率の差を一層顕著にすることができる。
【0024】図6に示す第6の吸音体16は、空隙率を
互いに異にする3種類の面方向領域16a,16b,1
6cからなるもので、これらの面方向領域16a〜16
cは畝状または島状に交互に位置している。当該吸音体
16において、面方向領域16aは空隙率が小さく、面
方向領域16cは空隙率が大きく、かつ、面方向領域1
6bは空隙率が両面方向領域16a,16cの中間に形
成されているもので、当該吸音体16は金型23内にて
圧縮成形することにより形成されている。
【0025】金型23は、底面が凹凸形状の下型23a
と下面が凹凸形状の上型23bとからなるもので、下型
23aは、頂部が平坦な複数の凸部23a1と、底部が
平坦な複数の凹部23a2と、凸部23a1と凹部23a
2を連結する傾斜部23a3とにより構成されている。上
型23bも同様に、頂部が平坦な複数の凸部23b1
と、底部が平坦な複数の凹部23b2と、凸部23b1と
凹部23b2を連結する傾斜部23b3とにより構成され
ていて、凸部23b1が下型23の凹部23a2に、凹部
23b2が下型23aの凸部23a1に、傾斜部23b3
が下型23aの傾斜部23a3にそれぞれ対向する。
【0026】採用されている被成形材料16dは被成形
材料11cと同一のもので、下型23a内に上面が各凹
部23a2にて山形となるように充填され、このように
充填された状態の被成形材料16dを上方から上型23
bにて押圧して圧縮成形されている。これにより、当該
吸音体16は表裏両面が互いに対称的に凹凸する凹凸形
状に成形され、凹部23a2と凸部23b1に対応する部
位が小さい空隙率の面方向領域16aに、凸部23a1
と凹部23b2に対応する部位が大きい空隙率の面方向
領域16cに、かつ両傾斜部23a3,23b3に対応す
る部位が中間の空隙率の面方向領域16bとなる。
【0027】従って、当該吸音体16は面方向におい
て、3つの周波数領域を異するとともに吸音率を異にす
る特異の吸音性能を備えていて、幅広い周波数領域で吸
音性能を発揮する。また、当該吸音体16においては、
施工に当たって表裏いずれかの面を基板に当接させるよ
うに敷設すれば、当接面側の凹部が空気層を形成し、こ
の空気層によっても吸音効果を奏する。
【0028】図7に示す第7の吸音体17は、吸音体1
6における施工時に表面側となる凸部である面方向領域
16aに裏面側に貫通する貫通孔を形成してなるもの
で、吸音体16と同様に、小さい空隙率の面方向領域1
7aと、大きい空隙率の面方向領域17cと、中間の空
隙率の面方向領域17bとからなり、面方向領域17a
に貫通孔17dが形成されていて、当該部位がレゾネー
タ構造を構成している。
【0029】従って、当該吸音体17においては、吸音
体16と同様の作用効果を奏することは勿論のこと、レ
ゾネータ構造による吸音効果をも奏する。図8に示す第
8の吸音体18は、第5の吸音体15の凹凸側面に、同
凹凸面に嵌合する合成樹脂製、金属製等の凹凸形状の基
板を一体的に成形してなるもので、吸音体15と同様
に、小さい空隙率の面方向領域18aと、大きい空隙率
の面方向領域18cと、中間の空隙率の面方向領域18
bとからなり、これらの裏面に基板18dが貼着されて
いる。
【0030】図9に示す第9の吸音体19は、第1の吸
音体11内に適宜の材質で適宜の形状の骨材を埋設して
なるもので、吸音体11と同様に、空隙率が小さい面方
向領域19aと、空隙率が大きい面方向領域19bとか
らなり、各面方向領域19aに骨材19cが埋設されて
いる。なお、骨材19cは、厚み方向の裏面側、表面
側、両面の中間部のいずれの部位に埋設してもよく、ま
た、いずれか面方向領域19a,19bの部位、または
両面方向領域19a,19bの部位に埋設してもよい。
【0031】なお、以上の各吸音体に採用される被成形
材料としては、粒子状、繊維状の廃材チップであること
が好ましく、例えば、粒子状ゴムチップの場合には粒径
が0.5mm〜10mmのもの、繊維状ゴムチップの場
合には太さが0.5mm〜3mm、長さが5mm〜20
mmのものが好適に使用される。また、吸音体の空隙率
については、10%〜50%の範囲、好ましくは15%
〜40%の範囲である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の吸音体を製造する方法を示
す金型の縦断面図(a)、および同吸音体の縦断面図
(b)である。
【図2】本発明に係る第2の吸音体を製造する方法を示
す金型の縦断面図(a)、および同吸音体の縦断面図
(b)である。
【図3】本発明に係る第3の吸音体を製造する方法を示
す金型の縦断面図(a)、および同吸音体の縦断面図
(b)である。
【図4】本発明に係る第4の吸音体を製造する方法を示
す金型の縦断面図(a)、および同吸音体の縦断面図
(b)である。
【図5】本発明に係る第5の吸音体を製造する方法を示
す金型の縦断面図(a)、および同吸音体の縦断面図
(b)である。
【図6】本発明に係る第6の吸音体を製造する方法を示
す金型の縦断面図(a)、および同吸音体の縦断面図
(b)である。
【図7】本発明に係る第7の吸音体を示す斜視図
(a)、および同吸音体の矢印b−b方向の縦断面図
(b)である。
【図8】本発明に係る第8の吸音体を製造する方法を示
す金型の縦断面図(a)、および同吸音体の縦断面図
(b)である。
【図9】本発明に係る第9の吸音体を製造する方法を示
す金型の縦断面図(a)、および同吸音体の縦断面図
(b)である。
【符号の説明】
11,12,13,14,15,16,17、18、1
9………吸音体、11a,11b、13a,13b,1
3c,14a,14b,15a,15b,15c,16
a,16b,16c,17a,17b,17c,18
a,18b,18c,19a,19b…面方向領域、1
2a…一端、12b…他端、11c、12c,13c
1,13c2,14c1,14c2,15d,16d…被成
形材料、17d…貫通孔、18d…基板、19c…骨
材、21,22,23…金型、21a,22a,23a
…下型、22a1,23a1…凸部、22a2,23a2…
凹部、22a3,23a3…傾斜部、21b,22b,2
3b…上型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 103:00 B29L 31:00 (72)発明者 野田 博之 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックおよびまたはゴムからなる廃
    材チップにバインダを混在させた被成形材料を圧縮成形
    してなる吸音体であり、空隙率を互いに異にする複数の
    面方向領域にて構成されていることを特徴とする吸音
    体。
  2. 【請求項2】請求項1の吸音体において、隣接し互いに
    空隙率の異なる2つの前記面方向領域は1の前記面方向
    領域から他の前記面方向領域に連続的に変化することを
    特徴とする吸音体。
  3. 【請求項3】請求項1の吸音体において、少なくとも1
    つの前記面方向領域は、厚み方向にも空隙率を異にして
    いることを特徴とする吸音体。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の吸音体において、前記面
    方向領域での空隙率の差は被成形材料の充填量の差、ま
    たは平均粒子径の差により形成されていることを特徴と
    する吸音体。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の吸音体において、前記面
    方向領域の少なくとも一面が凹凸形状に形成されている
    ことを特徴とする吸音体。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の吸音体において、前記面
    方向領域の両面が互いに対称の凹凸形状に形成されてい
    ることを特徴とする吸音体。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の吸音体において、施工時
    に前記面方向領域の表面側となる凸部に該凸部の裏面側
    である凹部に貫通する貫通孔が形成されて、施工時にレ
    ゾネータ構造を構成することを特徴とする吸音体。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の吸音体において、前記被
    成形材料とは異なる材質の骨材、基板または被覆板が一
    体成形されていることを特徴とする吸音体。
  9. 【請求項9】プラスチックおよびまたはゴムからなる廃
    材チップにバインダを混在させた被成形材料を圧縮成形
    し、空隙率を互いに異にする複数の面方向領域にて構成
    されている吸音体を製造する方法であり、前記被成形材
    料を平滑形状の一方の型内に不均一な厚みに充填して、
    平滑形状の他方の型にて押圧して圧縮成形することを特
    徴とする吸音体の製造方法。
  10. 【請求項10】プラスチックおよびまたはゴムからなる
    廃材チップにバインダを混在させた被成形材料を圧縮成
    形し、空隙率を互いに異にする複数の面方向領域にて構
    成されている吸音体を製造する方法であり、前記被成形
    材料を平滑形状または凹凸形状の一方の型内に充填し
    て、凹凸形状または平滑形状の他方の型にて押圧して、
    前記面方向領域の少なくとも一面が凹凸形状の吸音体を
    圧縮成形することを特徴とする吸音体の製造方法。
  11. 【請求項11】プラスチックおよびまたはゴムからなる
    廃材チップにバインダを混在させた被成形材料を圧縮成
    形し、空隙率を面方向に漸次異にする面方向領域にて構
    成されている吸音体を製造する方法であり、前記被成形
    材料を平滑形状の一方の型内に水平方向に漸次厚みを異
    にして充填して、平滑形状の他方の型にて押圧して圧縮
    成形することを特徴とする吸音体の製造方法。
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