JPH11123622A - 自動ねじ締め機 - Google Patents

自動ねじ締め機

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JPH11123622A
JPH11123622A JP30980397A JP30980397A JPH11123622A JP H11123622 A JPH11123622 A JP H11123622A JP 30980397 A JP30980397 A JP 30980397A JP 30980397 A JP30980397 A JP 30980397A JP H11123622 A JPH11123622 A JP H11123622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
power supply
detecting
bridge circuit
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP30980397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatomo Adachi
正知 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Seiko Co Ltd filed Critical Nitto Seiko Co Ltd
Priority to JP30980397A priority Critical patent/JPH11123622A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバビットに加わるトルクを検出するセ
ンサで構成されるブリッジ回路の電源接続端と直流電源
部との間に断線が発生してもこれを確実に検出すること
ができる自動ねじ締め機を提供しようとする。 【解決手段】 ドライバビット3cに加わるトルクを検
出するセンサで構成されるブリッジ回路の電源接続端に
接続される直流電源部4cに電流の変動を検出する検出
部を設けているため、ブリッジ回路の電源接続端と直流
電源部との間が断線した時には断線後最初の締付け開始
時に確実にこの断線を検出することができ、作業者が即
座に締付け作業を中止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ、ボルトおよ
びナット等の締結部品を締結する自動ねじ締め機、特に
モータの回転を受けて回転する駆動工具に加わるトルク
を検出するトルク検出手段を備えた自動ねじ締め機に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、ねじ、ボルト、ナット等の締結部
品を所望締付けトルクで締付ける場合、駆動工具に加わ
る反力トルクを検出する起歪管を設け、この起歪管の歪
み量を歪みゲージ等のセンサにより検出してこのセンサ
出力から駆動工具に加わるトルクを検出するように構成
したトルク検出手段を備えた自動ねじ締め機が多用され
ている。一般に、この種のトルク検出手段では、センサ
の温度特性等センサ固有の特性の違いによる検出誤差が
発生しないように、センサは4個設けられ、これらによ
り電源接続端と信号出力端とを備えたブリッジ回路が構
成され、ブリッジ回路の出力が高利得な差動増幅部で増
幅されてトルク信号として検出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、この自動ね
じ締め機ではブリッジ回路の電源接続端側に直流電源部
を接続しておくことにより、信号出力端からトルク信号
を検出することができ、しかも信号出力端に接続される
信号線が途中で断線するようなことがあっても、差動増
幅部の出力が(+)の電源電圧、あるいは(−)の電源
電圧に変化するため、これを検出することにより信号出
力端の信号線の断線を検出することができる。しかしな
がら、この自動ねじ締め機ではブリッジ回路の電源接続
端と直流電源部との間で断線しても、信号出力端の出力
はゼロレベル近辺の値となり、正常接続時の締付け開始
前と変化なく、信号出力端側ではその断線検出ができな
い等の欠点が生じている。
【0004】本発明は、上記欠点の除去を目的とするも
ので、駆動工具に加わるトルクを検出するセンサで構成
されるブリッジ回路の電源接続端と直流電源部との間に
断線が発生してもこれを確実に検出することができる自
動ねじ締め機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】モータの回転を受けて回
転する駆動工具と、この駆動工具に加わるトルクを検出
するセンサにより直流電源部が接続される電源接続端と
信号出力端とを備えたブリッジ回路を構成してなるトル
ク検出手段と、モータにパワーを供給する駆動部と、駆
動部に指令値を送る制御部とを設けた自動ねじ締め機に
おいて、直流電源部に流れる電流の変動を検出する検出
部を設けて、この電流の変動量により電源接続端と直流
電源部との断線を検出する断線検出部を設けている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1において、1は自動ねじ締め機
であり、昇降手段2の作動により昇降自在な締付けユニ
ット3を有している。この締付けユニット3は、モータ
3aと、その回転を差動遊星ギア機構3bを介して受け
て回転する駆動工具の一例のドライバビット3cと、こ
れに加わるトルクを検出するトルク検出手段4とを有し
ている。
【0007】前記トルク検出手段4は、差動遊星ギア機
構3bの環状ギアの回動に応じて変形する起歪管4aを
有し、この起歪管4aにはセンサの一例の歪みゲージ4
bが4個でブリッジ回路を構成するように貼付されてい
る。このブリッジ回路は直流電源部4cが接続される電
源接続端と、ブリッジ回路の出力信号が出力される信号
出力端とを有しており、信号出力端は信号線を介して第
1差動増幅部4dの入力端にそれぞれ接続されている。
この第1差動増幅部4dはA−D変換部10を介して制
御部6の入力ポートに接続されており、ブリッジ回路の
出力信号がディジタル値に変換されて制御部6で読み込
まれるように構成されている。
【0008】さらに、前記直流電源部4cは過電流防止
用抵抗12を有し、所定値以上の電流がブリッジ回路に
出力されないように構成されているが、この過電流防止
用抵抗12の両端は断線検出部を構成する第2差動増幅
部13の各入力端に供給され、過電流防止用抵抗12の
電流の変動量を電圧値として検出する検出部をなすよう
に構成されている。前記過電流防止用抵抗12にはブリ
ッジ回路に電圧が供給されると電流が流れる一方で、断
線によりブリッジ回路への電圧供給が遮断されると、電
流があまり流れなくなって、両端の電圧差が小さくなる
と、第2差動増幅部13から断線検出信号が直接制御部
6の入力ポートに出力されるように構成されている。
【0009】一方、前記モータ3aは制御装置5から供
給されるパワーにより駆動されてドライバビット3cを
回転させ、ドライバビット3cの先端に供給されたねじ
(図示せず)を所定の相手材(図示せず)に締付けるよ
うに構成されている。この制御装置5は、制御部6と、
作業開始信号等各種指令信号を出力する操作部7と、最
終締付けトルク等所定の締付けを行うに必要な各種デー
タを記憶する記憶部8と、制御部6からの指令値に応じ
てモータ3aにパワーを供給する駆動部9と、トルク検
出手段4の検出値をディジタル値に変換してこれを制御
部6の入力ポートに送るA−D変換部10と、各種の表
示を行う表示部11とからなっている。
【0010】前記制御部6は、図2に示すように、 1)作業開始指令信号を待つ。 2)昇降手段を作動させて、締付けユニットを相手材に
対して下降させるとともに、モータを所定速度で回転さ
せるモータ駆動指令値を駆動部に出力する。 3)入力ポートへの第2差動増幅部からの断線検出信号
の入力の有無を判断し、これが検出される時、断線表示
指令信号を表示部に出力して、表示部で断線表示をし、
6)にジャンプする。 4)A−D変換部の出力値から所望の締付けが行えるよ
うに駆動部に指令値を出力してモータを制御する。 5)A−D変換部の出力値が最終締付けトルクに達した
かを判断し、これが最終締付けトルクに達しない時、
4)に戻る。 6)モータを停止させるモータ停止指令信号を駆動部に
出力する。 7)A−D変換部の出力値の表示指令信号を表示部に出
力する。 8)昇降手段に上昇指令信号を出力する。 9)エンド。 となるように構成されている。
【0011】尚、前記断線検出部は第2差動増幅部13
の両端の電位差をA/D変換して、前記制御部6の入力
ポートに送り、これを制御部6で定期的にチェックして
別に記憶された基準値と比較して断線検出をするように
してもよい。
【0012】上記自動ねじ締め機では、操作部7から作
業開始指令信号が出力され、モータ3aが駆動される
と、モータ3aの回転を受けてドライバビット3cが回
転し、その下方に位置するねじ(図示せず)が相手材
(図示せず)に締付けられる。ねじがワークに締付けら
れるにともない、ドライバビット3cに加わるトルクが
増大し、これが差動遊星ギア機構3bを介して起歪管4
aに伝達される。そのため、起歪管4aが歪み、その歪
み量が4個の歪みゲージ4bでなるブリッジ回路で検出
される。これがA−D変換部10でディジタル値に変換
され、制御部6の入力ポートに出力される。制御部6は
このA−D変換部10の出力値を読み込み、この値から
あらかじめ決められた締付けが行えるように駆動部9に
指令値を送ってモータ3aを駆動でき、最終の締付けト
ルクで締付けを行うことができる。
【0013】この間に、歪みゲージ4bでなるブリッジ
回路へは電流が供給されているので、直流電源部4cに
内蔵された過電流防止用抵抗12にも所定の電流が流れ
る。この時の過電流防止用抵抗12の両端に生じる電圧
差は所定値となるので、第2差動増幅器13は制御部6
の入力ポートに断線検出信号を出力せず、締付け開始時
には入力ポートへの断線検出信号の入力がないと判断さ
れて、ブリッジ回路の電源接続端には直流電源部4cが
正常に接続されていると判断される。
【0014】前記締付けを繰り返す間に、ブリッジ回路
の電源接続端と直流電源部4cとが断線すると、過電流
検出用抵抗12の両端に発生する電圧差が小さくなり、
これが第2差動増幅部13で検出され、ブリッジ回路の
電源接続端と直流電源部4cとの間の断線検出信号が直
接制御部6の入力ポートに出力される。この断線検出信
号により締付け開始時には入力ポートへの断線検出信号
の入力があったと判断されて、表示部11に断線表示指
令信号が出力されるとともに、モータ停止指令信号が駆
動部9に出力され、さらに昇降手段に上昇指令信号が出
力される。そのため、作業者はトルク検出手段4内の断
線を断線後の最初の締付け開始時に確実に知ることがで
き、しかも直ちに締付け作業を中止することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は駆動工具
に加わるトルクを検出するセンサで構成されるブリッジ
回路の電源接続端に接続される直流電源部に電流の変動
を検出する検出部を設けているため、トルク検出手段内
で断線が生じてもこの断線後最初の締付け開始時にこれ
を検出することができ、作業者は直ちに締付け作業を中
止することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動ねじ締め機の概略説明図であ
る。
【図2】本発明に係る制御部の概略動作を説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 自動ねじ締め機 2 昇降手段 3 締付けユニット 3a モータ 3b 差動遊星ギア機構 3c ドライバビット 4 トルク検出手段 4a 起歪管 4b 歪みゲージ 4c 直流電源部 4d 第1差動増幅部 5 制御装置 6 制御部 7 操作部 8 記憶部 9 駆動部 10 A−D変換部 11 表示部 12 過電流防止用抵抗 13 第2差動増幅部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転を受けて回転する駆動工具
    と、この駆動工具に加わるトルクを検出するセンサによ
    り直流電源部が接続される電源接続端と信号出力端とを
    備えたブリッジ回路を構成してなるトルク検出手段と、
    モータにパワーを供給する駆動部と、駆動部に指令値を
    送る制御部とを設けた自動ねじ締め機において、 直流電源部に流れる電流の変動を検出する検出部を設け
    て、この電流の変動量により電源接続端と直流電源部と
    の断線を検出する断線検出部を設けたことを特徴とする
    自動ねじ締め機。
JP30980397A 1997-10-24 1997-10-24 自動ねじ締め機 Pending JPH11123622A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30980397A JPH11123622A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 自動ねじ締め機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30980397A JPH11123622A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 自動ねじ締め機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11123622A true JPH11123622A (ja) 1999-05-11

Family

ID=17997441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30980397A Pending JPH11123622A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 自動ねじ締め機

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