JP3335718B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機の駆動力でステ
アリング力をパワーアシストするようにした電動パワー
ステアリング装置に関し、特に電動機からの駆動力を伝
える減速機のトルクがあまり大きくなるとスリップを生
じるように構成されているトルクスリップ機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電動パワーステアリング装置を図
1及び図2において説明する。ステアリングハンドル1
から入力されたマニュアルステアリング力は、入力側ピ
ニオンシャフト3を介して入力側ピニオン5に伝わる。
この入力側ピニオン5は、入力側ラック7と噛み合って
おり、この入力側ラック7が形成されたラックシャフト
9によりタイヤ11の転舵をおこなう。また前記ラック
シャフト9には、前記入力側ラック7と直列に、出力側
ラック13が形成されている。この出力側ラック13に
は、出力側ピニオン15が噛み合っている。この出力側
ピニオン15は減速機17を介して電動機19から駆動
力が伝えられる。そして、入力側ピニオンシャフト5の
外周部にはトルクセンサ21が配置され、マニュアルス
テアリング力によるトルクが検出される。また車速セン
サ23が別に設けられる。これらのセンサ21、23か
らの情報により、コントローラ25内では、前記電動機
19に通電されるべき電流が制御される。このように電
流が電動機19に通電され、ステアリング用ハンドル1
のマニュアルステアリング力をパワーアシストすること
により、マニュアルステアリング力をリアルタイムで最
適なステアリング力に軽減している。
【0003】さて、前記減速機17は、電動機19本来
の特性である低トルク高回転を、高トルク低回転として
出力させるものである。図3に示す減速機17はプラネ
タリームギア18A、18Bを採用したものである。即
ち電動機19の軸27に設けられたサンギヤ29の外周
には複数のプラネットギヤ31が噛み合っている。各プ
ラネットギヤ31がそれぞれ回転する回転軸33は、1
つの支持部材35に固定されている。この支持部材35
はもう1つのサンギヤ37に固定されている。各プラネ
ットギヤ31の外周にはリングギヤA38が噛み合って
いる。このサンギヤ37には、また別の複数のプラネッ
トギヤ39が外周に噛み合っている。さらに各プラネッ
トギヤ39の外周にはリングギヤB40が噛み合ってい
る。そしてこれらのプラネットギヤ39が回転する回転
軸41の設けられた支持部材43が、出力側ピニオン1
5に固定されている。このようにプラネタリームギヤ1
8A、18Bを用いることで、減速機全体を小型にで
き、大きな減速率を得ることができる。
【0004】この減速機17にはトルクスリップ機構4
5が設けられている。即ち、2つの、リングギヤA3
8、B40のうち一方のリングギヤB40はピン47に
より固定されているが、他方のリングギヤA38はトル
クパッド49を介してスプリング51により押圧され、
通常は固定された状態を維持する。なお、スプリング5
1はアジャストプラグ53により図中下端が支持され、
このアジャストプラグ53は固定用ビス55で固定され
る。このようなトルクスリップ機構45により、外部か
ら大きな力が加わり、電動機19と出力側ピニオン15
との間で伝達されるトルクが一定以上になると、スリッ
プを生じ、ギヤ等の損傷を防止したり、エマージェンシ
ステアリングの確保等を可能とする。即ち、ステアリン
グロックエンドにおける衝撃やキックバック等によって
外部からラックシャフトを介して大きな荷重が加わる
と、この荷重による過大なトルクが、出力側ピニオン1
5を介して減速機17及び電動機19へ伝わる。これに
より減速機17のプラネタリームギヤ18A、18Bや
電動機19に損傷等の不都合が生じる可能性がある。こ
れらの不都合を防止するため、過大なトルクが伝達され
る場合には、一方のリングギヤA38がスリップするこ
とで、過大なトルクが伝達されないようにする。
【0005】また、電動機19の軸27が固着する等に
よりロックした場合には、マニュアルステアリング力で
エマージェンシステアリングがおこなえるフェールセー
フを図らねばならない。そこで、マニュアルステアリン
グで入力された大きなトルクにより、前記リングギヤA
38がスリップできるようにし、出力側ピニオン15が
回転できラックシャフト9がマニュアルステアリング力
で動けるようにするものである。このようにトルクスリ
ップ機構45によりスリップが生じる場合における電動
機19に流れる電流の状態を図4に示す。この図では大
きなトルクが生じる代表として据切をおこなう。据切状
態ではマニュアルステアリング力によって入力された大
きなトルクが、トルクセンサ21によって検出され、し
たがってコントローラ25の信号により電動機19には
大きな電流が通電される。なお、電動機19に通電する
電流は、この通電によって電動機19の軸27に生じる
トルクの大きさに比例する。また電動機19のトルクが
大きくなるにつれて回転は直線的に少なくなるよう変化
する(逆比例)。さらに、電動機に通電される電圧が大
きくなれば回転数が大きくなる。
【0006】さて図4において、電動機19に大きな電
流が通電され、この電流の大きさは電動機19の軸27
に生じるトルクの大きさと共に大きくなる。そして電動
機19の設定最大電流Io に近づくが電動機19の設定
最大電流Io はリングギヤAの起動電流Ia より小さい
為、リングギヤA38は回転しない。そして、より大き
な力でステアリングハンドル1が回動され、このマニュ
アルステアリング力が外力としてラックシャフト9及び
出力側ピニオン15を介して減速機17に入力される
と、前記Ia に相当するトルクよりも大きなトルクが減
速機17に加わる。そしてリングギヤA38のスリップ
を起こす電流(以下起動電流という)Iaに相当するト
ルクに達する。するとリングギヤA38がトルクパッド
49に対しスリップを生じる。そして、リングギヤA3
8とトルクパッド49との間の摩擦は静止摩擦から動摩
擦になり、より小さなトルクでスリップが継続され得る
状態となる。この時、新たにステアリングハンドル1が
回動され、このトルクに対しコントローラ25から電動
機19に通電される電流がリングギヤA38のスリップ
を継続させるに十分な摺動電流IS よりも大きければ、
スリップは継続する。このようにスリップが継続する
と、電動機19の駆動力が出力側ピニオン15に伝わら
ず、電動パワーステアリング装置が働かない状態となっ
てしまう。
【0007】なお、電動機19の設定最大電流Io は、
前記リングギヤA38がスリップを起こす起動電流Ia
より若干小さく設定されている。これはIa よりも大き
な電流を電動機19に通電させても、スリップを生じる
だけで無駄だからである。また設定最大電流Io はスリ
ップが継続する摺動電流Is よりも大きく設定してい
る。そこで、前記スリップが継続しないように設定最大
電流Io を図5のように設定する方式がある。即ち設定
最大電流Io を摺動電流Is より若干小さく設定し、ス
リップが継続されるのに必要な電流を電動機19へ供給
しないようにする方式である。しかしながら、そうする
と、起動電流Ia と摺動電流Is の間には一定の関係、
つまり一定の開きがあるので、設定最大電流Io と起動
電流Ia との開きが図4の場合に比べ図5は数倍大きく
なってしまう。このことは、電動機19の設計強度より
数倍大きな強度が、この電動パワーステアリング装置に
おいて必要となることを意味する。
【0008】したがって、設定最大電流Io の設定を図
4に比べ図5のようにする場合は、歯車の歯、軸受、シ
ャフト等、装置を構成する構成要素の強度アップが必要
となってしまい、経済設計にならない。また、電動機の
軸が固着する等のフェールセーフの際に大きなマニュア
ルステアリング力が必要となり、エマージェンシステア
リングが実際上困難となるといった問題がある。本発明
は、以上の問題点を解決するためになされたもので、設
定最大電流を図5のように設定せず、したがって歯車等
の強度アップを必要とせず、しかもスリップの継続を避
けることができる電動パワーステアリング装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明は、電流にて制御される電動機の駆動力を
減速機を介してステアリング機構に伝え、前記減速機に
はトルクが一定以上になるとスリップを生じるトルクス
リップ機構が設けられた電動パワーステアリング装置に
おいて、電動機の実際の電流が所定の電圧値及び電流値
以上である状態が所定時間以上継続するスリップ継続状
態を検出し判定する手段と、電動機の設定最大電流を、
前記スリップを起こす起動電流より若干小さく、スリッ
プが継続する摺動電流よりも大きく設定し、前記スリッ
プ継続状態が判断されたときは、設定最大電流を改めて
前記摺動電流より小さく設定し所定時間維持する制御手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】はじめ、制御手段には、電動機の通常の設定最
大流量が、スリップを起こす起動電流より若干小さく設
定される。そして、電動機の実際の電流が所定の電圧値
及び電流値以上である状態が、所定時間以上継続するこ
とが検出されると、スリップ継続状態と判断される。こ
のように判断されると、前記設定最大電流は改められ、
前記摺動電流より小さく設定される。この設定は短い所
定時間のみ維持される。この間にスリップの継続は阻止
される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図6〜図10にお
いて説明する。図6は本実施例の全体概略図である。本
実施例の実際の機械的な構成は従来例を示す図1〜図3
と同じであるが、この図6では概略のみを示す。電動機
19の駆動力は減速機(17、図3)(図6には図示せ
ず)を介してステアリング機構に伝える。この減速機に
は、トルクが一定以上になるとスリップを生じるトルク
スリップ機構45が設けられている。またマニュアルス
テアリング力により入力されたトルクは、トルクセンサ
21によって検出され、その検出信号が中央コントロー
ラ57に入力される。電動機19には電圧測定部59及
び電流測定部61が接続され、電動機19に実際に流れ
る電流の電圧値及び電流値を常時監視する。そして、所
定の電圧値及び電流値以上である状態が所定時間以上検
出されると、判定部63がスリップ継続状態であると判
定する。
【0012】モータコントローラ65は、中央コントロ
ーラ57を介して設定最大電流Ioが、設定される。こ
の設定最大電流Io は、トルクスリップ機構がスリップ
を生じていない通常の場合では、前記スリップを起こす
のに必要な大きい起動電流Ia より若干小さく、スリッ
プが継続するために必要な最低の電流である摺動電流I
s よりも大きく設定される。起動電流Ia よりも小さい
理由は、Ia よりも大きい電流を電動機19へ通電して
もスリップを生じるのみで、ステアリング力をパワーア
シストするための駆動力を生じることにはならず、無駄
だからである。また摺動電流Is よりも小さいと、Io
とIa の開きが大きくなってしまい、前記発明が解決し
ようとする課題の欄で述べたように装置の強度アップが
必要となり、延いてはエマージェンシステアリングが困
難になる等の問題があるからである。そして、前記スリ
ップ継続状態であると判定された後は、Io は改めて前
記Is より小さく設定される。この小さく設定されるの
は短い所定時間のみである。この改められたIo が所定
時間維持された後、再び基のIo に復帰する。
【0013】以下、図7を中心に更に詳しく説明する。
従来例(図4、図5)と同様に、停車させたままでハン
ドルを回す据切を例に説明する。据切をおこなうとトル
クセンサ21によって大きなトルクが検出され、これに
より中央コントローラ57(図6)はモータコントロー
ラ65に対して大きな電流を電動機19へ通電させる
(図中点線)。そして電動機19は大きなトルクを減速
機17及びトルクスリップ機構45を介してステアリン
グ機構に伝える。そして、電動機19が回転しようとす
る方向へのトルクが、マニュアルステアリング力によ
り、あるいは何らかの衝撃力等により、起動電流Ia
相当するトルクよりも大きくなると、トルクスリップ機
構45がスリップを起こす。具体的には減速機17に用
いられているプラネタリームギヤ18AのリングギヤA
38がトルクパッド49に対し摺動する。このスリップ
が起きた後にリングギヤA38の回転速度は急に大きく
なりある回転速度で一定となる(図中一点鎖線)。この
回転速度が一定の状態でスリップを継続させるのに必要
な摺動電流Is 以上の電流が電動機19に供給される。
その理由は、未だに据切状態は続いておりトルクセンサ
21が大きなトルクを検出し、この検出により中央コン
トローラ57を介してモータコントローラ65が十分に
大きな電流を電動機19に通電するためである。このよ
うにしてスリップが継続する状態は、次の手順により阻
止される。
【0014】即ち、図8に示すフローチャートの手順に
より電動機19の設定最大電流Ioが小さく改められ
る。まず設定最大電流(リミット電流)Io は、スリッ
プの生じていない通常の状態で摺動電流Is より大きく
設定される(S1 )。次に電流測定部61(図6参照)
によって測定された実際の電流Iが所定の電流I1 (I
s とほぼ同じ大きさでIs よりほんのすこし小さい)よ
りも大きく(S2 )、且つ電圧測定部59によって測定
された電圧Vが所定の電圧値V1 よりも大きければ(S
3 )、この高電圧高電流状態が続く時間を測定する。即
ちタイマーを作動させ(S4 、S5 )、高電圧高電流の
状態が所定時間t1 以上経過すれば(S6)、設定最大
電流を前記Io から改めIL にする(S7 )。このIL
は前述したように摺動電流Is より小さい。この電流を
小さく押さえた状態を所定時間維持するためタイマーを
作動させる(S8 、S9 )。そして短い所定時間t2
過すれば(S10)、リングギヤA38のスリップはトル
クパッド49との摩擦により衰え、阻止されたものと考
えられるので、はじめに戻り設定最大電流をIo に復帰
させる。
【0015】このIo ははじめと同様に起動電流Ia
り若干小さく、摺動電流Is よりも大きい。以上の制御
において、スリップ継続状態を判定するのに、電流値の
みでなく電圧値をも測定し判定した理由は以下のとおり
である。即ち、実際の電流Iがスリップ継続状態を判定
するための所定の電流値I1 より大きくても電動機19
の開点数Nが小さければ、通常のステアリング力をアシ
ストするための回転である可能性があるからである。詳
しく説明する。図9に示すように電動機19が出力する
トルクTの大きさは電流Iに比例する(T−I特性)。
同様にトルクTと回転数Nとの間には直線的な逆比例の
関係(T−N特性)がある。この点を考慮して図10を
見る。今、実際の電流IがI1 でありスリップを生じて
いれば電圧値はV1 以上でV(MAX)以下の筈であ
る。即ち回転数Nは、V1 に対応するN1 以上で、V
(MAX)に対応するNS 以下の筈である。このような
条件を満たすときにスリップ継続状態として判定され
る。
【0016】以上のように、本実施例によればスリップ
継続状態が判定された場合にのみ、短い所定時間t2
け、設定最大電流Io を摺動電流Is より小さく設定す
れば、この時間t2 の間に摩擦によってスリップは衰え
阻止されるので、その後に再び設定最大電流を基の値I
o に復帰させれば、従来の設定最大電流Io に設定する
(図4参照)にも拘らずスリップ継続をなくすことがで
きる。スリップ継続をなくすことで、電動機の回転駆動
力がステアリング力をアシストすることに用いられず電
動パワーステアリング装置としての機能を果たさないと
いう事態を防ぐことができる。また、従来の図5に示す
ように設定最大電流Io を初めから摺動電流Is より小
さくする場合に比べ、設定最大電流Io よりスリップが
起きる起動電流Ia との開きを大きくすることを避けら
れる。従って、スリップが起きる際に減速機17の歯車
等に通常よりも非常に大きなトルクが加わってしまうこ
とに耐えるための強度アップを図る必要がなく、よって
経済設計となる。なお、以上の実施例では減速機17と
してプラネタリームギヤ18A、18Bを用いている
が、トルクスリップ機構が設けられる減速機であれば他
の型式のものであっても構わない。
【0017】
【効果】以上説明したように、本発明の電動パワーステ
アリング装置によれば、トルクスリップ機構のスリップ
継続状態が検出されると、電動機の設定最大電流が、改
めて、スリップ継続を可能にしている摺動電流より小さ
く設定され、これによりスリップ継続が阻止される。そ
して、この設定最大電流が摺動電流より小さい状態は短
い所定時間のみ維持され、その後は、設定最大電流は再
び摺動電流より大きい設定で装置が働く。よって、初め
から設定最大電流を摺動電流より小さく設定する場合に
比べ、設定最大電流とスリップを起こす起動電流との開
きを大きくしてしまうことがなく、したがってこの開き
に対応するため装置の強度をアップする必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電動パワーステアリング装置の全体概略
図である。
【図2】図1の要部を拡大する図である。
【図3】図2のIII−III断面に相当する図であ
る。
【図4】図3のトルクスリップ機構が働く場合の電動機
の電流の変化を示す図である。
【図5】他の実施例における前記図4に対応する図であ
る。
【図6】本発明の一実施例の全体概略ブロック図であ
る。
【図7】図6のトルクスリップ機構が働く際の電動機の
電流変化を示す図である。
【図8】図7のような制御をおこなうためのフローチャ
ート図である。
【図9】図6の電動機の特性を示す図である。
【図10】図7の制御において電動機の特性を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ステアリングハンドル 3 入力側ピニオンシャフト 5 入力側ピニオン 7 入力側ラック 9 ラックシャフト 11 タイヤ 13 出力側ラック 15 出力側ピニオン 17 減速機 18A プラネタリームギヤ 18B プラネタリームギヤ 19 電動機 21 トルクセンサ 23 車速センサ 25 コントローラ 27 軸 29 サンギヤ 31 プラネットギヤ 35 支持部材 37 サンギヤ 38 リングギヤA 39 プラネットギヤ 40 リングギヤB 41 回転軸 43 支持部材 45 トルクスリップ機構 47 ピン 49 トルクパッド 51 スプリング 53 アジャストプラグ 55 固定用ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−93673(JP,A) 特開 平2−175381(JP,A) 特開 平2−270680(JP,A) 実開 平6−87143(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/00 B62D 6/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流にて制御される電動機の駆動力を減
    速機を介してステアリング機構に伝え、前記減速機には
    トルクが一定以上になるとスリップを生じるトルクスリ
    ップ機構が設けられた電動パワーステアリング装置にお
    いて、電動機の実際の電流が所定の電圧値及び電流値以
    上である状態が所定時間以上継続するスリップ継続状態
    を検出し判定する手段と、電動機の設定最大電流を、前
    記スリップを起こす起動電流より若干小さく、スリップ
    が継続する摺動電流よりも大きく設定し、前記スリップ
    継続状態が判断されたときは、設定最大電流を改めて前
    記摺動電流より小さく設定し所定時間維持する制御手段
    と、を備えた電動パワーステアリング装置。
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