JPH11123079A - エクジステロイドudp−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子 - Google Patents
エクジステロイドudp−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子Info
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- JPH11123079A JPH11123079A JP9292640A JP29264097A JPH11123079A JP H11123079 A JPH11123079 A JP H11123079A JP 9292640 A JP9292640 A JP 9292640A JP 29264097 A JP29264097 A JP 29264097A JP H11123079 A JPH11123079 A JP H11123079A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 日本産ヨトウガ核多角体病ウイルスの遺伝子
のうちエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフ
ェラーゼ遺伝子を提供する。 【解決手段】 以下の(A)又は(B)のタンパク質を
コードするDNA。 (A)配列表配列番号2に示すアミノ酸配列を有する日
本産ヨトウガ核多角体病ウイルスのエクジステロイドU
DP−グルコシルトランスフェラーゼ。 (B)配列表配列番号2において、1個若しくは数個の
アミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは付加されたアミノ
酸配列を有し、かつ、エクジステロイドUDP−グルコ
シルトランスフェラーゼ活性を有するタンパク質。
のうちエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフ
ェラーゼ遺伝子を提供する。 【解決手段】 以下の(A)又は(B)のタンパク質を
コードするDNA。 (A)配列表配列番号2に示すアミノ酸配列を有する日
本産ヨトウガ核多角体病ウイルスのエクジステロイドU
DP−グルコシルトランスフェラーゼ。 (B)配列表配列番号2において、1個若しくは数個の
アミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは付加されたアミノ
酸配列を有し、かつ、エクジステロイドUDP−グルコ
シルトランスフェラーゼ活性を有するタンパク質。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農薬等の分野で利
用され得るヨトウガ核多角体病ウイルスのエクジステロ
イドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子に関
するものである。
用され得るヨトウガ核多角体病ウイルスのエクジステロ
イドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】エクジステロイドUDP−グルコシルト
ランスフェラーゼ遺伝子は、昆虫の蛹化等に関連してい
るホルモンとして知られているエクジステロイドを不活
化し蛹化を妨害するタンパク質として知られるエクジス
テロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼタンパ
ク質をコードする。
ランスフェラーゼ遺伝子は、昆虫の蛹化等に関連してい
るホルモンとして知られているエクジステロイドを不活
化し蛹化を妨害するタンパク質として知られるエクジス
テロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼタンパ
ク質をコードする。
【0003】核多角体病ウイルスは、りん翅目昆虫など
に感染する昆虫病原ウイルスであり、宿主の異なる多く
の株が知られている。また、同じ宿主を持つウイルスに
も、いくつかの株が存在することが知られている。これ
らのウイルスのうちいくつかのものではエクジステロイ
ドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子が報告
されている。たとえば、オートグラファ・カリフォルニ
カなどの昆虫に対するそれぞれの核多角体病ウイルス由
来のエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェ
ラーゼ遺伝子の配列が報告されている。(NPHEG
T,GeneBank) また、英国産ヨトウガ(Mamestra brass
icae)においても、核多角体病ウイルスのエクジス
テロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子
の配列が報告されている。(J.Gen.Virol.
1996,Nov;77(Pt 11):2865−2
871) しかしながら、本発明の日本産ヨトウガ(Mamest
ra brassicae)核多角体病ウイルスのこの
領域に関する知見は少なく、その塩基配列も報告されて
いない。
に感染する昆虫病原ウイルスであり、宿主の異なる多く
の株が知られている。また、同じ宿主を持つウイルスに
も、いくつかの株が存在することが知られている。これ
らのウイルスのうちいくつかのものではエクジステロイ
ドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子が報告
されている。たとえば、オートグラファ・カリフォルニ
カなどの昆虫に対するそれぞれの核多角体病ウイルス由
来のエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェ
ラーゼ遺伝子の配列が報告されている。(NPHEG
T,GeneBank) また、英国産ヨトウガ(Mamestra brass
icae)においても、核多角体病ウイルスのエクジス
テロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子
の配列が報告されている。(J.Gen.Virol.
1996,Nov;77(Pt 11):2865−2
871) しかしながら、本発明の日本産ヨトウガ(Mamest
ra brassicae)核多角体病ウイルスのこの
領域に関する知見は少なく、その塩基配列も報告されて
いない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたものであり、日本産ヨトウガ核多角体病ウイ
ルスのエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフ
ェラーゼ遺伝子を単離し、これを日本産ヨトウガ核多角
体病ウイルスの検定、およびエクジステロイドUDP−
グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子のプロモーター部
位および遺伝子を改変して感染致死期間を短縮したウイ
ルス等の有用ウイルスの作製に利用するための遺伝子を
提供することにある。
らなされたものであり、日本産ヨトウガ核多角体病ウイ
ルスのエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフ
ェラーゼ遺伝子を単離し、これを日本産ヨトウガ核多角
体病ウイルスの検定、およびエクジステロイドUDP−
グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子のプロモーター部
位および遺伝子を改変して感染致死期間を短縮したウイ
ルス等の有用ウイルスの作製に利用するための遺伝子を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するために鋭意研究を行った結果、日本産ヨトウガ核
多角体病ウイルスからエクジステロイドUDP−グルコ
シルトランスフェラーゼ遺伝子を取得することに成功
し、本発明にいたった。
決するために鋭意研究を行った結果、日本産ヨトウガ核
多角体病ウイルスからエクジステロイドUDP−グルコ
シルトランスフェラーゼ遺伝子を取得することに成功
し、本発明にいたった。
【0006】すなわち本発明は、以下の(A)又は
(B)のタンパク質をコードするDNAである。
(B)のタンパク質をコードするDNAである。
【0007】(A)配列表配列番号2に示すアミノ酸配
列を有する日本産ヨトウガ核多角体病ウイルスのエクジ
ステロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ (B)配列表配列番号2において、1個若しくは数個の
アミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは付加されたアミノ
酸配列を有し、かつ、エクジステロイドUDP−グルコ
シルトランスフェラーゼ活性を有するタンパク質。
列を有する日本産ヨトウガ核多角体病ウイルスのエクジ
ステロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ (B)配列表配列番号2において、1個若しくは数個の
アミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは付加されたアミノ
酸配列を有し、かつ、エクジステロイドUDP−グルコ
シルトランスフェラーゼ活性を有するタンパク質。
【0008】上記DNAとして具体的には、以下の
(a)又は(b)に示すDNAが挙げられる。
(a)又は(b)に示すDNAが挙げられる。
【0009】(a)配列表の配列番号1において、塩基
番号1〜184からなる配列を有するDNA。
番号1〜184からなる配列を有するDNA。
【0010】(b)配列表の配列番号1において、塩基
番号185〜1732からなる塩基配列を有するDNA
とストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、か
つ、エクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェ
ラーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNA。
番号185〜1732からなる塩基配列を有するDNA
とストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、か
つ、エクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェ
ラーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNA。
【0011】本発明はまた、配列番号1において、塩基
番号185〜1732からなる塩基配列の少なくとも一
部を有する請求項1記載のDNA配列、及び、配列番号
1において、塩基番号1〜184なる塩基配列の少なく
とも一部を有するプロモーター配列を提供する。
番号185〜1732からなる塩基配列の少なくとも一
部を有する請求項1記載のDNA配列、及び、配列番号
1において、塩基番号1〜184なる塩基配列の少なく
とも一部を有するプロモーター配列を提供する。
【0012】なお、本明細書においては、エクジステロ
イドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子のプ
ロモーター、エクジステロイドUDP−グルコシルトラ
ンスフェラーゼをコードする構造遺伝子、及びこれら両
者を含むDNA配列を、併せて「エクジステロイドUD
P−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子」ということ
がある。以下、本発明を詳細に説明する。
イドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子のプ
ロモーター、エクジステロイドUDP−グルコシルトラ
ンスフェラーゼをコードする構造遺伝子、及びこれら両
者を含むDNA配列を、併せて「エクジステロイドUD
P−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子」ということ
がある。以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のDNAは、日本産ヨトウ
ガ核多角体病ウイルスのエクジステロイドUDP−グル
コシルトランスフェラーゼ遺伝子、すなわち、上記
(A)又は(B)のタンパク質をコードするDNA、及
びこの遺伝子のプロモーター配列である。このDNA
は、本発明を完成するに際しては、後に述べるようにし
て、日本産ヨトウガ核多角体病ウイルスDNAから単離
されたものであるが、その塩基配列が明らかにされたの
で、配列番号1又は2に示す配列に基づいて化学合成す
ることによっても取得することができる。
ガ核多角体病ウイルスのエクジステロイドUDP−グル
コシルトランスフェラーゼ遺伝子、すなわち、上記
(A)又は(B)のタンパク質をコードするDNA、及
びこの遺伝子のプロモーター配列である。このDNA
は、本発明を完成するに際しては、後に述べるようにし
て、日本産ヨトウガ核多角体病ウイルスDNAから単離
されたものであるが、その塩基配列が明らかにされたの
で、配列番号1又は2に示す配列に基づいて化学合成す
ることによっても取得することができる。
【0014】以下に、本発明のDNA配列を得る方法の
一例を示す。尚、以下の方法において、DNA断片の合
成(化学的合成、制限酵素による切断)、分離および検
索、DNA配列の解析、大腸菌等の処理(形質転換、培
養、プラスミドベクターの取得等)などの一般的操作の
手順は特に記述しない限り、例えば、T.Maniat
isら (1982):Molecular clon
ing,Cold Spring Harbor La
boratory等に記載されている方法に従って行え
ばよい。。
一例を示す。尚、以下の方法において、DNA断片の合
成(化学的合成、制限酵素による切断)、分離および検
索、DNA配列の解析、大腸菌等の処理(形質転換、培
養、プラスミドベクターの取得等)などの一般的操作の
手順は特に記述しない限り、例えば、T.Maniat
isら (1982):Molecular clon
ing,Cold Spring Harbor La
boratory等に記載されている方法に従って行え
ばよい。。
【0015】(1)ウイルスDNAの調製 ヨトウガ核多角体病ウイルスは世界各地で分離されてい
るが、本発明においては、日本産ヨトウガから分離され
たウイルスを使用する。例えば、東京都において分離さ
れたTo株は農林水産省農業研究センターより入手する
ことができる。ヨトウガ核多角体病ウイルスの多角体か
ら、単一のヨトウガ核多角体病ウイルスを得る。単一ウ
イルスの調製は、G.E.Smith、M.D.Sum
mers、Virology 第89巻第517頁−5
20頁(1978)、あるいはG.E.Smith、
M.D.Summers、Journal of Vi
rology 第39巻第123頁−137頁(198
1)に記載の方法に準じて行えばよい。すなわち、前記
多角体をアルカリで溶解してウイルス粒子を放出させ、
培養細胞に感染させ、単一のプラークを選択することに
より、単一ウイルスを得る。
るが、本発明においては、日本産ヨトウガから分離され
たウイルスを使用する。例えば、東京都において分離さ
れたTo株は農林水産省農業研究センターより入手する
ことができる。ヨトウガ核多角体病ウイルスの多角体か
ら、単一のヨトウガ核多角体病ウイルスを得る。単一ウ
イルスの調製は、G.E.Smith、M.D.Sum
mers、Virology 第89巻第517頁−5
20頁(1978)、あるいはG.E.Smith、
M.D.Summers、Journal of Vi
rology 第39巻第123頁−137頁(198
1)に記載の方法に準じて行えばよい。すなわち、前記
多角体をアルカリで溶解してウイルス粒子を放出させ、
培養細胞に感染させ、単一のプラークを選択することに
より、単一ウイルスを得る。
【0016】次に、得られた単一ウイルスからDNAを
調製する。例えば、単一ウイルスからアルカリで溶解し
てウイルス粒子を放出させ、ショ糖密度勾配遠心分離、
超高速遠心分離などによりウイルス粒子を精製する。こ
のウイルス粒子をプロテアーゼKでタンパク質を分解し
た後、フェノール処理などを行なうことによりDNAが
得られる。(Kobayashi.M Applied
Entomology Zoology第19巻
(3)第280頁−287頁(1984)、S.T.T
ziaら Virology第99巻第399頁−40
9頁(1979)等)。
調製する。例えば、単一ウイルスからアルカリで溶解し
てウイルス粒子を放出させ、ショ糖密度勾配遠心分離、
超高速遠心分離などによりウイルス粒子を精製する。こ
のウイルス粒子をプロテアーゼKでタンパク質を分解し
た後、フェノール処理などを行なうことによりDNAが
得られる。(Kobayashi.M Applied
Entomology Zoology第19巻
(3)第280頁−287頁(1984)、S.T.T
ziaら Virology第99巻第399頁−40
9頁(1979)等)。
【0017】(2)本発明のDNA配列の選択 上記で得られたDNAから、エクジステロイドUDP−
グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子を選択する。DN
Aを各種制限酵素で切断した後、0.5から1.5%、
好ましくは1%のアガロースを用いて電気泳動を行ない
ナイロン膜に転写して48〜68℃でサザンハイブリダ
イゼーションを行なう。プローブは従来報告され、生物
間でよく保存されているエクジステロイドUDP−グル
コシルトランスフェラーゼ遺伝子、例えばオートグラフ
ァ・カリフォルニカ核多角体病ウイルスのエクジステロ
イドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子の塩
基配列に基づいて作製した合成DNAにRIやビオチン
で標識したものを使用すればよい。
グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子を選択する。DN
Aを各種制限酵素で切断した後、0.5から1.5%、
好ましくは1%のアガロースを用いて電気泳動を行ない
ナイロン膜に転写して48〜68℃でサザンハイブリダ
イゼーションを行なう。プローブは従来報告され、生物
間でよく保存されているエクジステロイドUDP−グル
コシルトランスフェラーゼ遺伝子、例えばオートグラフ
ァ・カリフォルニカ核多角体病ウイルスのエクジステロ
イドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子の塩
基配列に基づいて作製した合成DNAにRIやビオチン
で標識したものを使用すればよい。
【0018】DNA断片を転写したナイロン膜をプロー
ブ溶液に浸漬し、洗滌した後オートラジオグラフィー等
により、プローブがハイブリダイズした位置を検出す
る。その位置に相当するアガロースゲルからDNA断片
を常法により精製することにより、エクジステロイドU
DP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子あるいはそ
の一部を含むDNA断片が得られる。
ブ溶液に浸漬し、洗滌した後オートラジオグラフィー等
により、プローブがハイブリダイズした位置を検出す
る。その位置に相当するアガロースゲルからDNA断片
を常法により精製することにより、エクジステロイドU
DP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子あるいはそ
の一部を含むDNA断片が得られる。
【0019】また、ビオチンで標識したプローブを用い
る場合は、ハイブリダイゼーションを行った後に、アビ
ジン、色素を結合させた抗アビジン抗体を順次結合さ
せ、発色液と反応させると発色するので、目的配列の位
置を検出することができる。
る場合は、ハイブリダイゼーションを行った後に、アビ
ジン、色素を結合させた抗アビジン抗体を順次結合さ
せ、発色液と反応させると発色するので、目的配列の位
置を検出することができる。
【0020】(3)DNAの塩基配列の決定 上記により得られたエクジステロイドUDP−グルコシ
ルトランスフェラーゼ遺伝子を含むDNA断片を、プラ
スミドベクターあるいはファージベクターに挿入して、
エクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラー
ゼ遺伝子を含む組換えベクターを構築する。必要に応じ
て、エクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェ
ラーゼ遺伝子以外のウイルスDNA配列を除くためにサ
ブクローニングを行ってもよい。
ルトランスフェラーゼ遺伝子を含むDNA断片を、プラ
スミドベクターあるいはファージベクターに挿入して、
エクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラー
ゼ遺伝子を含む組換えベクターを構築する。必要に応じ
て、エクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェ
ラーゼ遺伝子以外のウイルスDNA配列を除くためにサ
ブクローニングを行ってもよい。
【0021】こうして得られる組換えプラスミドあるい
は組み換えファージに含まれるエクジステロイドUDP
−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子を含む断片の塩
基配列を、ダイデオキシ法等により決定する。得られた
塩基配列、あるいはその配列から推定されるアミノ酸配
列を従来報告されているエクジステロイドUDP−グル
コシルトランスフェラーゼ遺伝子の配列、あるいは常法
により精製したヨトウガ核多角体病ウイルスのエクジス
テロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼタンパ
クのアミノ酸配列と比較することによって、エクジステ
ロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子を
含む断片であることの確認ができ、また、エクジステロ
イドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子の領
域を決定することができる。さらに、エクジステロイド
UDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子領域が決
定されれば、エクジステロイドUDP−グルコシルトラ
ンスフェラーゼをコードするDNA配列の上流に隣接す
るプロモーター配列を取得することができる。
は組み換えファージに含まれるエクジステロイドUDP
−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子を含む断片の塩
基配列を、ダイデオキシ法等により決定する。得られた
塩基配列、あるいはその配列から推定されるアミノ酸配
列を従来報告されているエクジステロイドUDP−グル
コシルトランスフェラーゼ遺伝子の配列、あるいは常法
により精製したヨトウガ核多角体病ウイルスのエクジス
テロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼタンパ
クのアミノ酸配列と比較することによって、エクジステ
ロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子を
含む断片であることの確認ができ、また、エクジステロ
イドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子の領
域を決定することができる。さらに、エクジステロイド
UDP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子領域が決
定されれば、エクジステロイドUDP−グルコシルトラ
ンスフェラーゼをコードするDNA配列の上流に隣接す
るプロモーター配列を取得することができる。
【0022】上記のようにして、後記実施例により得ら
れたエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェ
ラーゼ遺伝子を含むDNA断片の塩基配列を、配列表配
列番号1に、この塩基配列から予想されるアミノ酸配列
を配列番号1及び2に示す。配列番号1に示すDNA配
列のうち、塩基番号185〜1732からなる配列は、
上記アミノ酸配列をコードする配列の一例であり、それ
ぞれのコドンを同一のアミノ酸をコードする等価のコド
ンに置換した配列も同様に前記アミノ酸配列をコードす
るものとして使用できる。なお、塩基番号1733〜1
735は終止コドンである。
れたエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェ
ラーゼ遺伝子を含むDNA断片の塩基配列を、配列表配
列番号1に、この塩基配列から予想されるアミノ酸配列
を配列番号1及び2に示す。配列番号1に示すDNA配
列のうち、塩基番号185〜1732からなる配列は、
上記アミノ酸配列をコードする配列の一例であり、それ
ぞれのコドンを同一のアミノ酸をコードする等価のコド
ンに置換した配列も同様に前記アミノ酸配列をコードす
るものとして使用できる。なお、塩基番号1733〜1
735は終止コドンである。
【0023】また、配列番号1において塩基番号1〜1
84からなる配列中には、エクジステロイドUDP−グ
ルコシルトランスフェラーゼ遺伝子のプロモーター配列
が含まれており、有用遺伝子の発現制御に利用すること
ができる。
84からなる配列中には、エクジステロイドUDP−グ
ルコシルトランスフェラーゼ遺伝子のプロモーター配列
が含まれており、有用遺伝子の発現制御に利用すること
ができる。
【0024】なお、一般に生理活性を有するタンパクを
コードするアミノ酸配列において、1個もしくは複数の
アミノ酸が付加、欠失もしくは置換された場合であって
も、その生理活性が維持される場合があることは当業者
において広く認識されているところである。本発明に
は、このような修飾が加えられ、かつエクジステロイド
UDP−グルコシルトランスフェラーゼタンパク質をコ
ードするDNA断片も含まれる。すなわち、配列表番号
2において、1個もしくは数個のアミノ酸が欠失、置
換、挿入もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、か
つ、エクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェ
ラーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNAも、
本発明の範囲に含まれるものである。
コードするアミノ酸配列において、1個もしくは複数の
アミノ酸が付加、欠失もしくは置換された場合であって
も、その生理活性が維持される場合があることは当業者
において広く認識されているところである。本発明に
は、このような修飾が加えられ、かつエクジステロイド
UDP−グルコシルトランスフェラーゼタンパク質をコ
ードするDNA断片も含まれる。すなわち、配列表番号
2において、1個もしくは数個のアミノ酸が欠失、置
換、挿入もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、か
つ、エクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェ
ラーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNAも、
本発明の範囲に含まれるものである。
【0025】ここで、「1個もしくは数個」とは、アミ
ノ酸が付加、欠失もしくは置換されるアミノ酸残基のエ
クジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ
タンパク質の立体構造における部位や、アミノ酸残基の
種類によっても異なるが、通常2〜20個、好ましくは
2〜15個程度のアミノ酸をさす。
ノ酸が付加、欠失もしくは置換されるアミノ酸残基のエ
クジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ
タンパク質の立体構造における部位や、アミノ酸残基の
種類によっても異なるが、通常2〜20個、好ましくは
2〜15個程度のアミノ酸をさす。
【0026】そのような改変されたDNAは、例えば部
位特異的変異法によって、特定の部位のアミノ酸が欠
失、置換もしくは付加されるように本発明のDNAの塩
基配列を改変することによって得られる。
位特異的変異法によって、特定の部位のアミノ酸が欠
失、置換もしくは付加されるように本発明のDNAの塩
基配列を改変することによって得られる。
【0027】また、本発明のDNA又はこれを有する細
胞に変異処理を行い、これらのDNAもしくは細胞か
ら、例えば配列表の配列番号1に記載の塩基配列を有す
るDNAとストリンジェントな条件下で、ハイブリダイ
ズするDNAを選択することによっても、改変されたD
NAを得ることができる。ここでいう「ストリンジェン
トな条件」とは、いわゆる特異的なハイブリッドが形成
され、非特異的なハイブリッドが形成されない条件をい
う。この条件を明確に数値化することは困難であるが、
一例を示せば、相同性が高い核酸同士、例えば99.5
%以上の相同性を有するDNA同士がハイブリダイズ
し、それより相同性が低い核酸同士がハイブリダイズし
ない条件が挙げられる。
胞に変異処理を行い、これらのDNAもしくは細胞か
ら、例えば配列表の配列番号1に記載の塩基配列を有す
るDNAとストリンジェントな条件下で、ハイブリダイ
ズするDNAを選択することによっても、改変されたD
NAを得ることができる。ここでいう「ストリンジェン
トな条件」とは、いわゆる特異的なハイブリッドが形成
され、非特異的なハイブリッドが形成されない条件をい
う。この条件を明確に数値化することは困難であるが、
一例を示せば、相同性が高い核酸同士、例えば99.5
%以上の相同性を有するDNA同士がハイブリダイズ
し、それより相同性が低い核酸同士がハイブリダイズし
ない条件が挙げられる。
【0028】後記実施例で得られたエクジステロイドU
DP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子を含むDN
A配列のコード配列の上流には5’非コード領域(配列
番号1において塩基番号1〜184)が存在し、この領
域の少なくとも一部に、遺伝子発現に必要なプロモータ
ー配列が存在すると考えられる。ここで、「少なくとも
一部」とは、プロモーター活性を示すのに必要な領域を
含むことをいい、プロモーター活性に必要な領域は、上
記5’非コード領域の両末端側を除去し、プロモーター
活性の有無を調べることにより特定することができる。
DP−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子を含むDN
A配列のコード配列の上流には5’非コード領域(配列
番号1において塩基番号1〜184)が存在し、この領
域の少なくとも一部に、遺伝子発現に必要なプロモータ
ー配列が存在すると考えられる。ここで、「少なくとも
一部」とは、プロモーター活性を示すのに必要な領域を
含むことをいい、プロモーター活性に必要な領域は、上
記5’非コード領域の両末端側を除去し、プロモーター
活性の有無を調べることにより特定することができる。
【0029】本発明により、日本産ヨトウガ核多角体病
ウイルスのエクジステロイドUDP−グルコシルトラン
スフェラーゼ遺伝子が得られたので、この塩基配列を指
標として、日本産ヨトウガ核多角体病ウイルスの検定が
可能となる。具体的には、本発明のDNAの少なくとも
一部をプローブとするハイブリダイゼーション、又は、
本発明のDNAの一部の塩基配列を有するオリゴヌクレ
オチドをプライマーとするPCR(polymeras
e chain reaction)によって、ウイル
スの存在を検出することができる。なお、ここで「一
部」とは、少なくともプローブあるいはプライマーとし
て用いることができる程度の長さであり、通常、プロー
ブとしては100〜2400bp(塩基対)、プライマ
ーとしては15〜25bpである。
ウイルスのエクジステロイドUDP−グルコシルトラン
スフェラーゼ遺伝子が得られたので、この塩基配列を指
標として、日本産ヨトウガ核多角体病ウイルスの検定が
可能となる。具体的には、本発明のDNAの少なくとも
一部をプローブとするハイブリダイゼーション、又は、
本発明のDNAの一部の塩基配列を有するオリゴヌクレ
オチドをプライマーとするPCR(polymeras
e chain reaction)によって、ウイル
スの存在を検出することができる。なお、ここで「一
部」とは、少なくともプローブあるいはプライマーとし
て用いることができる程度の長さであり、通常、プロー
ブとしては100〜2400bp(塩基対)、プライマ
ーとしては15〜25bpである。
【0030】また、日本産ヨトウガ核多角体病ウイルス
のエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラ
ーゼ遺伝子あるいはこの遺伝子のプロモーター配列を改
変することにより、感染致死期間を短縮したウイルス等
の有用ウイルスを作成することができる。具体的には、
ゲノムDNAのエクジステロイドUDP−グルコシルト
ランスフェラーゼ遺伝子から、エクジステロイドUDP
−グルコシルトランスフェラーゼタンパク質をコードし
ている遺伝子あるいは、そのプロモーター配列の一部あ
るいは全てを削除するなどの方法により、エクジステロ
イドUDP−グルコシルトランスフェラーゼタンパク質
の発現量を減少もしくは、発現させなくすることにより
感染致死期間を短縮したウイルスを作成することができ
る。
のエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラ
ーゼ遺伝子あるいはこの遺伝子のプロモーター配列を改
変することにより、感染致死期間を短縮したウイルス等
の有用ウイルスを作成することができる。具体的には、
ゲノムDNAのエクジステロイドUDP−グルコシルト
ランスフェラーゼ遺伝子から、エクジステロイドUDP
−グルコシルトランスフェラーゼタンパク質をコードし
ている遺伝子あるいは、そのプロモーター配列の一部あ
るいは全てを削除するなどの方法により、エクジステロ
イドUDP−グルコシルトランスフェラーゼタンパク質
の発現量を減少もしくは、発現させなくすることにより
感染致死期間を短縮したウイルスを作成することができ
る。
【0031】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。
説明する。
【0032】
【実施例1】エクジステロイドUDP−グルコシルトラ
ンスフェラーゼ遺伝子の取得 <1>ウイルス粒子の調製 エクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラー
ゼ遺伝子を得る材料として、野生株である日本産ヨトウ
ガ(Mamestra brassicae)核多角体病ウイルスTo株
(農林水産省農業研究センターより入手)を使用した。
このTo株からG.E.Smith、M.D.Summ
ers、Virology 第89巻第517頁−52
0頁(1978)およびG.E.Smith、M.D.
Summers、Journal of Virolo
gy 第39巻第123頁−137頁(1981)に記
載の方法に準じて、すなわち、前記多角体をアルカリで
溶解してウイルスを放出させ、ヨトウガ培養細胞NIA
S−MaBr4細胞(森林総合研究所より入手)に感染
させ、生じた単一プラークを選び、単一ウイルスを得
た。この単一ウイルスをA−12株とした。
ンスフェラーゼ遺伝子の取得 <1>ウイルス粒子の調製 エクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラー
ゼ遺伝子を得る材料として、野生株である日本産ヨトウ
ガ(Mamestra brassicae)核多角体病ウイルスTo株
(農林水産省農業研究センターより入手)を使用した。
このTo株からG.E.Smith、M.D.Summ
ers、Virology 第89巻第517頁−52
0頁(1978)およびG.E.Smith、M.D.
Summers、Journal of Virolo
gy 第39巻第123頁−137頁(1981)に記
載の方法に準じて、すなわち、前記多角体をアルカリで
溶解してウイルスを放出させ、ヨトウガ培養細胞NIA
S−MaBr4細胞(森林総合研究所より入手)に感染
させ、生じた単一プラークを選び、単一ウイルスを得
た。この単一ウイルスをA−12株とした。
【0033】次に、A−12株ウイルス粒子がポリヘド
リンタンパクで包埋された多角体病ウイルス3×1010
個を、50mMのNa2CO3溶液15mlに入れ、これ
を0℃で30分間撹拌して、ポリヘドリンタンパクを溶
解した。この溶液を3,000rpmで、15分間遠心
分離して不純物を除去した後、上清14mlをショ糖濃
度30〜60%、25,000rpmで2時間ショ糖密
度勾配遠心を行ないウイルス粒子を得た。このウイルス
溶液20mlを5mMのNa2CO3に対して一晩透析し
た。次いでこの溶液180mlを30,000rpm、
90分間遠心分離し、単一ウイルス粒子を沈殿として得
た。
リンタンパクで包埋された多角体病ウイルス3×1010
個を、50mMのNa2CO3溶液15mlに入れ、これ
を0℃で30分間撹拌して、ポリヘドリンタンパクを溶
解した。この溶液を3,000rpmで、15分間遠心
分離して不純物を除去した後、上清14mlをショ糖濃
度30〜60%、25,000rpmで2時間ショ糖密
度勾配遠心を行ないウイルス粒子を得た。このウイルス
溶液20mlを5mMのNa2CO3に対して一晩透析し
た。次いでこの溶液180mlを30,000rpm、
90分間遠心分離し、単一ウイルス粒子を沈殿として得
た。
【0034】<2>ウイルスDNAの調製 上記で得られたウイルス粒子を、500μlのイオン交
換水に懸濁し、2mgのプロテイナーゼK(MERCK
社製)を加え、さらに0.5%のSDS溶液を500μ
l加えた後、37℃で1時間反応させて、ウイルスタン
パクを消化した。この溶液にTE緩衝液(10mM T
ris−HCl、1mM EDTA pH8.0)で飽
和させたフェノール溶液を等量加えてよく撹拌した後、
これを16,000rpm、5分間遠心分離して水層を
分取した。同処理を2回繰り返した後、得られた水溶液
0.9mlにクロロホルム:イソアミルアルコール(2
4:1)を等量加えてよく撹拌し、16,000rp
m、5分間遠心分離して水層0.9mlを分取した。
換水に懸濁し、2mgのプロテイナーゼK(MERCK
社製)を加え、さらに0.5%のSDS溶液を500μ
l加えた後、37℃で1時間反応させて、ウイルスタン
パクを消化した。この溶液にTE緩衝液(10mM T
ris−HCl、1mM EDTA pH8.0)で飽
和させたフェノール溶液を等量加えてよく撹拌した後、
これを16,000rpm、5分間遠心分離して水層を
分取した。同処理を2回繰り返した後、得られた水溶液
0.9mlにクロロホルム:イソアミルアルコール(2
4:1)を等量加えてよく撹拌し、16,000rp
m、5分間遠心分離して水層0.9mlを分取した。
【0035】こうしてタンパクを変性除去した水層0.
9mlを1/10に希釈したSSC(15mM NaC
l、1.5mM クエン酸ナトリウム)に対して透析を
行ない、ウイルスDNA50μgを調製した。
9mlを1/10に希釈したSSC(15mM NaC
l、1.5mM クエン酸ナトリウム)に対して透析を
行ない、ウイルスDNA50μgを調製した。
【0036】<3>エクジステロイドUDP−グルコシ
ルトランスフェラーゼ遺伝子の単離 次に、上記で得られたウイルスDNAから、サザンハイ
ブリダイゼーションによりヨトウガ核多角体病ウイルス
のエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラ
ーゼ遺伝子の単離を行った。ウイルスDNA500ng
を常法により制限酵素(BamHI、EcoRI、Hi
ndIII、PstI、SalI、XhoI、BglII、
EcoRV、KpnI、PvuII、SacII、Sma
I)で消化した。このDNA溶液全量を1%アガロース
を用いて電気泳動を行なった後、サザンブロッティング
によりナイロン膜にDNA断片を転写した。
ルトランスフェラーゼ遺伝子の単離 次に、上記で得られたウイルスDNAから、サザンハイ
ブリダイゼーションによりヨトウガ核多角体病ウイルス
のエクジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラ
ーゼ遺伝子の単離を行った。ウイルスDNA500ng
を常法により制限酵素(BamHI、EcoRI、Hi
ndIII、PstI、SalI、XhoI、BglII、
EcoRV、KpnI、PvuII、SacII、Sma
I)で消化した。このDNA溶液全量を1%アガロース
を用いて電気泳動を行なった後、サザンブロッティング
によりナイロン膜にDNA断片を転写した。
【0037】サザンハイブリダイゼーションに用いたプ
ローブは、前記GeneBank、NPHEGTに記載
の方法に準じて得た。すなわちオートグラファ・カリフ
ォルニカ核多角体病ウイルスのエクジステロイドUDP
−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子を含む1.5k
bp(キロ塩基対)のDNAを、配列番号3および4に
示す配列を有するプライマーを用いたPCR(poly
merase chain reaction)法を用
いて増幅し、プローブとした。なお、オートグラファ・
カリフォルニカ核多角体病ウイルスのウイルスDNA
は、Sf9細胞を用いて上記<2>と同様にして調製し
た。
ローブは、前記GeneBank、NPHEGTに記載
の方法に準じて得た。すなわちオートグラファ・カリフ
ォルニカ核多角体病ウイルスのエクジステロイドUDP
−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子を含む1.5k
bp(キロ塩基対)のDNAを、配列番号3および4に
示す配列を有するプライマーを用いたPCR(poly
merase chain reaction)法を用
いて増幅し、プローブとした。なお、オートグラファ・
カリフォルニカ核多角体病ウイルスのウイルスDNA
は、Sf9細胞を用いて上記<2>と同様にして調製し
た。
【0038】上記プローブの標識は、市販の標識・検出
キット(DIG DNA labering and
detection kit、Boeringer M
anheims社製)を用い、添付のプロトコールに準
じて行なった。すなわち、ジゴキシゲニン(digox
igenin)標識dUTP存在下で、ランダム・プラ
イマー法によるポリメラーゼ反応を行い、プローブDN
Aにdigoxigenin標識dUTPを取り込ませ
た。
キット(DIG DNA labering and
detection kit、Boeringer M
anheims社製)を用い、添付のプロトコールに準
じて行なった。すなわち、ジゴキシゲニン(digox
igenin)標識dUTP存在下で、ランダム・プラ
イマー法によるポリメラーゼ反応を行い、プローブDN
Aにdigoxigenin標識dUTPを取り込ませ
た。
【0039】上記プローブ溶液にウイルスDNA断片を
転写したナイロン膜を浸漬し、68℃でハイブリダイゼ
ーションを行ない、ナイロン膜を洗滌した後、前記標識
・検出キットを用いてプローブがハイブリダイズした位
置の検出を行った。すなわち、上記ナイロン膜を、アル
カリフォスファターゼ標識抗ジゴキシゲニン抗体、発色
試薬(5−ブロモ−4−クロロ−3−インドールリン酸
/ニトロブルーテトラゾリウム)と反応させ、発色を行
った。
転写したナイロン膜を浸漬し、68℃でハイブリダイゼ
ーションを行ない、ナイロン膜を洗滌した後、前記標識
・検出キットを用いてプローブがハイブリダイズした位
置の検出を行った。すなわち、上記ナイロン膜を、アル
カリフォスファターゼ標識抗ジゴキシゲニン抗体、発色
試薬(5−ブロモ−4−クロロ−3−インドールリン酸
/ニトロブルーテトラゾリウム)と反応させ、発色を行
った。
【0040】その結果、制限酵素PstIの消化断片に
おいてポジティブな断片が見られた。その断片をクロー
ニングするため、ウイルスDNAを制限酵素PstIで
切断し、常法により約10.2キロベースの断片を分離
精製した。これをPstIで切断したプラスミドベクタ
ーpBS−SK(M13−)(Stratagene社
製)に、T4リガーゼを用いて連結することにより、エ
クジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ
遺伝子を含む約10.2キロベースの断片を含むプラス
ミドベクターを作成した。さらにこのプラスミドより、
2種類の制限酵素HindIII及びSalIを用いて、
約3.8キロベースの断片を常法によりサブクローニン
グすることにより、エクジステロイドUDP−グルコシ
ルトランスフェラーゼ遺伝子を含む約3.8キロベース
の断片を含むプラスミドベクターpMBEGT−SHを
得た。
おいてポジティブな断片が見られた。その断片をクロー
ニングするため、ウイルスDNAを制限酵素PstIで
切断し、常法により約10.2キロベースの断片を分離
精製した。これをPstIで切断したプラスミドベクタ
ーpBS−SK(M13−)(Stratagene社
製)に、T4リガーゼを用いて連結することにより、エ
クジステロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ
遺伝子を含む約10.2キロベースの断片を含むプラス
ミドベクターを作成した。さらにこのプラスミドより、
2種類の制限酵素HindIII及びSalIを用いて、
約3.8キロベースの断片を常法によりサブクローニン
グすることにより、エクジステロイドUDP−グルコシ
ルトランスフェラーゼ遺伝子を含む約3.8キロベース
の断片を含むプラスミドベクターpMBEGT−SHを
得た。
【0041】この組換えプラスミドを保持する大腸菌J
M109は、エシェリシア コリ(Escherichia coli)
JM109(pMBEGT−SH)と命名し、平成9年
10月7日より通産省工業技術院生命工学工業技術研究
所に、FERM P−16461として寄託されてい
る。
M109は、エシェリシア コリ(Escherichia coli)
JM109(pMBEGT−SH)と命名し、平成9年
10月7日より通産省工業技術院生命工学工業技術研究
所に、FERM P−16461として寄託されてい
る。
【0042】上記の約3.8Kbpの挿入断片の制限酵
素地図を図1に示す。この挿入断片の塩基配列の一部を
をダイデオキシ法により決定した。この塩基配列及びこ
の配列からコンピュータ解析により推定されたアミノ酸
配列を配列表配列番号1及び配列番号2に示す。この結
果、上記で得られたDNA断片は、516個のアミノ酸
からなるタンパク質をコードする1548bp(塩基番
号185〜1732)のコード領域が存在した。また、
この断片中には、184bpの5’非コード領域が存在
し、遺伝子発現に必要なプロモーター配列が含まれると
考えられた。
素地図を図1に示す。この挿入断片の塩基配列の一部を
をダイデオキシ法により決定した。この塩基配列及びこ
の配列からコンピュータ解析により推定されたアミノ酸
配列を配列表配列番号1及び配列番号2に示す。この結
果、上記で得られたDNA断片は、516個のアミノ酸
からなるタンパク質をコードする1548bp(塩基番
号185〜1732)のコード領域が存在した。また、
この断片中には、184bpの5’非コード領域が存在
し、遺伝子発現に必要なプロモーター配列が含まれると
考えられた。
【0043】一方、常法により精製した日本産ヨトウガ
核多角体病ウイルスのエクジステロイドUDP−グルコ
シルトランスフェラーゼタンパクについて、N末端から
20個のアミノ酸配列を調べた。その結果、このアミノ
酸配列(第1番目から第20番目のアミノ酸配列)とD
NAの塩基配列から推測されるアミノ酸配列は完全に一
致した。このことから、上記DNA断片は日本産ヨトウ
ガ核多角体病ウイルスA−12株のエクジステロイドU
DP−グルコシルトランスフェラーゼタンパクをコード
している遺伝子を含むことが確認された。
核多角体病ウイルスのエクジステロイドUDP−グルコ
シルトランスフェラーゼタンパクについて、N末端から
20個のアミノ酸配列を調べた。その結果、このアミノ
酸配列(第1番目から第20番目のアミノ酸配列)とD
NAの塩基配列から推測されるアミノ酸配列は完全に一
致した。このことから、上記DNA断片は日本産ヨトウ
ガ核多角体病ウイルスA−12株のエクジステロイドU
DP−グルコシルトランスフェラーゼタンパクをコード
している遺伝子を含むことが確認された。
【0044】尚、本発明のエクジステロイドUDP−グ
ルコシルトランスフェラーゼタンパクのアミノ酸配列
と、オートグラファ・カリフォルニカあるいは英国産ヨ
トウガの核多角体病ウイルスのエクジステロイドUDP
−グルコシルトランスフェラーゼのアミノ酸配列との相
同性は、それぞれ47%及び94%であるが、他の領域
では異なっており、日本産ヨトウガ核多角体病ウイルス
特有の配列である。
ルコシルトランスフェラーゼタンパクのアミノ酸配列
と、オートグラファ・カリフォルニカあるいは英国産ヨ
トウガの核多角体病ウイルスのエクジステロイドUDP
−グルコシルトランスフェラーゼのアミノ酸配列との相
同性は、それぞれ47%及び94%であるが、他の領域
では異なっており、日本産ヨトウガ核多角体病ウイルス
特有の配列である。
【0045】
【発明の効果】本発明により、日本産ヨトウガ核多角体
病ウイルスのエクジステロイドUDP−グルコシルトラ
ンスフェラーゼ遺伝子が提供される。
病ウイルスのエクジステロイドUDP−グルコシルトラ
ンスフェラーゼ遺伝子が提供される。
【0046】本発明のエクジステロイドUDP−グルコ
シルトランスフェラーゼ遺伝子の塩基配列を指標とし
て、日本産ヨトウガ核多角体病ウイルスの検定が可能と
なる。また、この遺伝子あるいはこの遺伝子のプロモー
ター配列を改変することにより、感染致死期間が短縮さ
れたウイルス等の有用ウイルスを作成することができ
る。
シルトランスフェラーゼ遺伝子の塩基配列を指標とし
て、日本産ヨトウガ核多角体病ウイルスの検定が可能と
なる。また、この遺伝子あるいはこの遺伝子のプロモー
ター配列を改変することにより、感染致死期間が短縮さ
れたウイルス等の有用ウイルスを作成することができ
る。
【0047】
配列番号 :1 配列の長さ:2396 配列の型 :核酸 鎖の数 :二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:日本産ヨトウガ(Mamestra brassicae)核多角
体病ウイルス 配列の特徴 特徴を示す記号:5'UTR 存在位置:1..184 特徴を決定した方法:S 特徴を示す記号:CDS 存在位置:185..1735 特徴を決定した方法:S 特徴を示す記号:3'UTR 存在位置:1736..2396 特徴を決定した方法:S 配列 AAGCTTATCC GTTATTCGAG TCACGTTTAT GGGGTCACCT TCTCCTAAGA TGACGCTGTG 60 TCTGCGCTGA TTAGTAGTCA TAACGTGTTT TATTGACCTT ATTAATGCGT GGGCGCATCC 120 GTTGGCCTAC TTGTATATAA AGAATTTTTT GGGTCACCTA CATATTGTCC ATTGGCGTCT 180 CACC ATG AAC GGA GCT ATT GCT GCA TTG TTC TTG TGT TTG GTT ATG GTG 229 Met Asn Gly Ala Ile Ala Ala Leu Phe Leu Cys Leu Val Met Val 1 5 10 15 CAT CAG CAA CAT GCA GTC AGG ATC TTG GCG GTG TTT CCG ACT CCG GCT 277 His Gln Gln His Ala Val Arg Ile Leu Ala Val Phe Pro Thr Pro Ala 20 25 30 TAC AGC CAT CAC AGC GTG TTC AAA GTG TAC ATC GAG GCG CTG GCC GAA 325 Tyr Ser His His Ser Val Phe Lys Val Tyr Ile Glu Ala Leu Ala Glu 35 40 45 CGC GGC CAC GAC GTA GTG GTC ATT AAA TCT ACC GAC AGA ATC AAC TAT 373 Arg Gly His Asp Val Val Val Ile Lys Ser Thr Asp Arg Ile Asn Tyr 50 55 60 GCC AAC AGA AAT GGC TTG AGA GGA AAC GTT TCT GAA ATT GAC GCT TCA 421 Ala Asn Arg Asn Gly Leu Arg Gly Asn Val Ser Glu Ile Asp Ala Ser 65 70 75 CTC TCT CAA GAA TAC TAT GGC CGT CTA ATG CGT CAC GCC GGA GTT TTT 469 Leu Ser Gln Glu Tyr Tyr Gly Arg Leu Met Arg His Ala Gly Val Phe 80 85 90 95 AGG AAA AGA GGC ATT GTG GCC GAC AGT TCC ACG GTC ACC GCC CAC AAC 517 Arg Lys Arg Gly Ile Val Ala Asp Ser Ser Thr Val Thr Ala His Asn 100 105 110 TAC ATG GGA CTG GTG CGC ATG ATG AGC GAT CAA TTT GAT TTG CCC ATT 565 Tyr Met Gly Leu Val Arg Met Met Ser Asp Gln Phe Asp Leu Pro Ile 115 120 125 GTC AAA AGT TTT ATT GAG GAA GCA CAC AAG CAC AAA TTT GAT TTG TTA 613 Val Lys Ser Phe Ile Glu Glu Ala His Lys His Lys Phe Asp Leu Leu 130 135 140 ATA ACC GAG GCG TAC ATC GAT TAT CCT CTT GTT TTG TCA CAT TTG TTT 661 Ile Thr Glu Ala Tyr Ile Asp Tyr Pro Leu Val Leu Ser His Leu Phe 145 150 155 GGT GAT CTG CCA GTG GTG CAA ATT TCA TCG GGA TAC GCT GTG GCT GAA 709 Gly Asp Leu Pro Val Val Gln Ile Ser Ser Gly Tyr Ala Val Ala Glu 160 165 170 175 AAC TTT GAA ACT ATG GGA GCG GTC AGT CGT CAT CCC GTG TAC TAT CCT 757 Asn Phe Glu Thr Met Gly Ala Val Ser Arg His Pro Val Tyr Tyr Pro 180 185 190 AAT TTG TGG CGG GAC AAG TTT AGC GGA CTA AAC GTG TGG GAA ACA ATC 805 Asn Leu Trp Arg Asp Lys Phe Ser Gly Leu Asn Val Trp Glu Thr Ile 195 200 205 AAT GAA ATG TAC GTT GAG TTG GCG TTA CAA AAT GAA TTT AGT AAA TTG 853 Asn Glu Met Tyr Val Glu Leu Ala Leu Gln Asn Glu Phe Ser Lys Leu 210 215 220 GCC GAC GAA CAG AAT GCA CTA TTG AAA CGC CAG TTT GGC GAG AGC ACT 901 Ala Asp Glu Gln Asn Ala Leu Leu Lys Arg Gln Phe Gly Glu Ser Thr 225 230 235 CCC ACT ATT CAA GAA TTG CGC AAT AGA GTC GAG CTG TTG TTT GTT AAC 949 Pro Thr Ile Gln Glu Leu Arg Asn Arg Val Glu Leu Leu Phe Val Asn 240 245 250 255 ACA CAC GCC GTA TTC GAT AAC AAT AGG CCG GTA CCG CCG AGT GTG CAA 997 Thr His Ala Val Phe Asp Asn Asn Arg Pro Val Pro Pro Ser Val Gln 260 265 270 TAT TTG GGC GCA TTA CAT TTG CAC GAT AAG CGA CCG GAT AGC ATG TAC 1045 Tyr Leu Gly Ala Leu His Leu His Asp Lys Arg Pro Asp Ser Met Tyr 275 280 285 GGT ATG GTT CGT GAA TTT TTA GAT AAC GCA ACA ACA GGC GCT ATT TAC 1093 Gly Met Val Arg Glu Phe Leu Asp Asn Ala Thr Thr Gly Ala Ile Tyr 290 295 300 GTC AGT TTC GGT TCG GCA ATA TCC TCC GAA GAT ATG GAG CCA GAG TTT 1141 Val Ser Phe Gly Ser Ala Ile Ser Ser Glu Asp Met Glu Pro Glu Phe 305 310 315 ATA GAA ATG CTG CTG CGA GTC TTT GAA AAA CTA CCG TAT AGC ATT CTA 1189 Ile Glu Met Leu Leu Arg Val Phe Glu Lys Leu Pro Tyr Ser Ile Leu 320 325 330 335 TGG AAG TAC GAC GGC TAC ATG AAC AGA ATG CCC GCC AAC GTG TTT GTA 1237 Trp Lys Tyr Asp Gly Tyr Met Asn Arg Met Pro Ala Asn Val Phe Val 340 345 350 CAG TCG TGG TTC GAA CAA TAC AAC CTG TTG CAT CAT AAA AAC GTT CGT 1285 Gln Ser Trp Phe Glu Gln Tyr Asn Leu Leu His His Lys Asn Val Arg 355 360 365 GCT TTT GTC ACC CAA GGC GGC GTG CAG AGC ACC GAC GAA GCA GTC GAA 1333 Ala Phe Val Thr Gln Gly Gly Val Gln Ser Thr Asp Glu Ala Val Glu 370 375 380 GCG ATC GTG CCG ATG GTC GGC ATG CCA ATG ATG GGC GAT CAA GCC TAC 1381 Ala Ile Val Pro Met Val Gly Met Pro Met Met Gly Asp Gln Ala Tyr 385 390 395 AAT ATG AAT AAA ATT GTC GAA CTC GGA TTG GGC AAA GTC GTT GAC ACC 1429 Asn Met Asn Lys Ile Val Glu Leu Gly Leu Gly Lys Val Val Asp Thr 400 405 410 415 GTA CGT GTG AAT GCG GAA CAA CTC ATC GAG GCC ATC GTT GAC GTA GCA 1477 Val Arg Val Asn Ala Glu Gln Leu Ile Glu Ala Ile Val Asp Val Ala 420 425 430 GAA AGC CCC AAA TAC CGC AAA CGA TTG CGC GAA TTG CGA CAC ATG ATT 1525 Glu Ser Pro Lys Tyr Arg Lys Arg Leu Arg Glu Leu Arg His Met Ile 435 440 445 CAC CAC CAA CCA ATG ACA CCG CTC CAA AAG GCG GTT TGG TAC ACG GAG 1573 His His Gln Pro Met Thr Pro Leu Gln Lys Ala Val Trp Tyr Thr Glu 450 455 460 CAC GTG ATT GAA AGC CGT CGT CGC GTT GTT CCT ACT ATG CTA AAA ACC 1621 His Val Ile Glu Ser Arg Arg Arg Val Val Pro Thr Met Leu Lys Thr 465 470 475 AGA GCT GCC AAC GTT AAT TAT AGC GAT TAC ATC ATG TCT TAC GTA TTT 1669 Arg Ala Ala Asn Val Asn Tyr Ser Asp Tyr Ile Met Ser Tyr Val Phe 480 485 490 495 GTG CCG TTT ATA ATG TTT ACT GTA ATG AAT CAT TTG CGT CAA TTA CTG 1717 Val Pro Phe Ile Met Phe Thr Val Met Asn His Leu Arg Gln Leu Leu 500 505 510 AAA ATG AAT ATG GTG TAACTAATTT GAAAACAATA AAAAATGTTA ACAACGTAAT 1772 Lys Met Asn Met Val 515 TAATATTCAT TTGTTCATAC CTTTTTTGTT AGTCATGCGC AAACGCCCAC TGCGCAAGTT 1832 TGGCTTATAA ATGGCTGTTG GCGAGGGCAA CTTCATTCAG TATACGCCGT GTTTCGAGAG 1892 CGACACACAT CATGTCCACA ATTAGGAATA AACGCTTGTT GCGCACTATG GAACAGTTGA 1952 ATTTTAGACA AGTGCCCGTC GAAGATTTAA AGAAAGTGTC ACGTGCAATT ACCATATTAC 2012 AACAGTCGAA CGCGAAACTG AGCAAAGTGT TAAAACAAAT GCACGTTTTC TACGAACGCA 2072 AATATAAGCT AAAGCTAGTG GAACTCGAAG GTGCGTTATC TCACAAAAAG CGACAAATTG 2132 AGCAATTGGA AGAAGACATT CCCACGACTT TTTTGTTTTT AGTACGACAG GATAACGTTG 2192 TACATTTAAT TGAAGATTTT GAGAAGGTCA ATGAAATACT CAGCCAAAGC GGAAGTGGCA 2252 AAGTGCTGCT TTGTCGTTTG ACAAAAAGTT TAGCCGTGGA GAGGGCTCTA TGTATAGCCT 2312 TGGCGAAATC AAATTGCGGC GACAGTGTCA AACTACGTGA TAATAATTGT TTAGAATTTA 2372 AACACGCACA CGATATTGAC GCGT 2396
体病ウイルス 配列の特徴 特徴を示す記号:5'UTR 存在位置:1..184 特徴を決定した方法:S 特徴を示す記号:CDS 存在位置:185..1735 特徴を決定した方法:S 特徴を示す記号:3'UTR 存在位置:1736..2396 特徴を決定した方法:S 配列 AAGCTTATCC GTTATTCGAG TCACGTTTAT GGGGTCACCT TCTCCTAAGA TGACGCTGTG 60 TCTGCGCTGA TTAGTAGTCA TAACGTGTTT TATTGACCTT ATTAATGCGT GGGCGCATCC 120 GTTGGCCTAC TTGTATATAA AGAATTTTTT GGGTCACCTA CATATTGTCC ATTGGCGTCT 180 CACC ATG AAC GGA GCT ATT GCT GCA TTG TTC TTG TGT TTG GTT ATG GTG 229 Met Asn Gly Ala Ile Ala Ala Leu Phe Leu Cys Leu Val Met Val 1 5 10 15 CAT CAG CAA CAT GCA GTC AGG ATC TTG GCG GTG TTT CCG ACT CCG GCT 277 His Gln Gln His Ala Val Arg Ile Leu Ala Val Phe Pro Thr Pro Ala 20 25 30 TAC AGC CAT CAC AGC GTG TTC AAA GTG TAC ATC GAG GCG CTG GCC GAA 325 Tyr Ser His His Ser Val Phe Lys Val Tyr Ile Glu Ala Leu Ala Glu 35 40 45 CGC GGC CAC GAC GTA GTG GTC ATT AAA TCT ACC GAC AGA ATC AAC TAT 373 Arg Gly His Asp Val Val Val Ile Lys Ser Thr Asp Arg Ile Asn Tyr 50 55 60 GCC AAC AGA AAT GGC TTG AGA GGA AAC GTT TCT GAA ATT GAC GCT TCA 421 Ala Asn Arg Asn Gly Leu Arg Gly Asn Val Ser Glu Ile Asp Ala Ser 65 70 75 CTC TCT CAA GAA TAC TAT GGC CGT CTA ATG CGT CAC GCC GGA GTT TTT 469 Leu Ser Gln Glu Tyr Tyr Gly Arg Leu Met Arg His Ala Gly Val Phe 80 85 90 95 AGG AAA AGA GGC ATT GTG GCC GAC AGT TCC ACG GTC ACC GCC CAC AAC 517 Arg Lys Arg Gly Ile Val Ala Asp Ser Ser Thr Val Thr Ala His Asn 100 105 110 TAC ATG GGA CTG GTG CGC ATG ATG AGC GAT CAA TTT GAT TTG CCC ATT 565 Tyr Met Gly Leu Val Arg Met Met Ser Asp Gln Phe Asp Leu Pro Ile 115 120 125 GTC AAA AGT TTT ATT GAG GAA GCA CAC AAG CAC AAA TTT GAT TTG TTA 613 Val Lys Ser Phe Ile Glu Glu Ala His Lys His Lys Phe Asp Leu Leu 130 135 140 ATA ACC GAG GCG TAC ATC GAT TAT CCT CTT GTT TTG TCA CAT TTG TTT 661 Ile Thr Glu Ala Tyr Ile Asp Tyr Pro Leu Val Leu Ser His Leu Phe 145 150 155 GGT GAT CTG CCA GTG GTG CAA ATT TCA TCG GGA TAC GCT GTG GCT GAA 709 Gly Asp Leu Pro Val Val Gln Ile Ser Ser Gly Tyr Ala Val Ala Glu 160 165 170 175 AAC TTT GAA ACT ATG GGA GCG GTC AGT CGT CAT CCC GTG TAC TAT CCT 757 Asn Phe Glu Thr Met Gly Ala Val Ser Arg His Pro Val Tyr Tyr Pro 180 185 190 AAT TTG TGG CGG GAC AAG TTT AGC GGA CTA AAC GTG TGG GAA ACA ATC 805 Asn Leu Trp Arg Asp Lys Phe Ser Gly Leu Asn Val Trp Glu Thr Ile 195 200 205 AAT GAA ATG TAC GTT GAG TTG GCG TTA CAA AAT GAA TTT AGT AAA TTG 853 Asn Glu Met Tyr Val Glu Leu Ala Leu Gln Asn Glu Phe Ser Lys Leu 210 215 220 GCC GAC GAA CAG AAT GCA CTA TTG AAA CGC CAG TTT GGC GAG AGC ACT 901 Ala Asp Glu Gln Asn Ala Leu Leu Lys Arg Gln Phe Gly Glu Ser Thr 225 230 235 CCC ACT ATT CAA GAA TTG CGC AAT AGA GTC GAG CTG TTG TTT GTT AAC 949 Pro Thr Ile Gln Glu Leu Arg Asn Arg Val Glu Leu Leu Phe Val Asn 240 245 250 255 ACA CAC GCC GTA TTC GAT AAC AAT AGG CCG GTA CCG CCG AGT GTG CAA 997 Thr His Ala Val Phe Asp Asn Asn Arg Pro Val Pro Pro Ser Val Gln 260 265 270 TAT TTG GGC GCA TTA CAT TTG CAC GAT AAG CGA CCG GAT AGC ATG TAC 1045 Tyr Leu Gly Ala Leu His Leu His Asp Lys Arg Pro Asp Ser Met Tyr 275 280 285 GGT ATG GTT CGT GAA TTT TTA GAT AAC GCA ACA ACA GGC GCT ATT TAC 1093 Gly Met Val Arg Glu Phe Leu Asp Asn Ala Thr Thr Gly Ala Ile Tyr 290 295 300 GTC AGT TTC GGT TCG GCA ATA TCC TCC GAA GAT ATG GAG CCA GAG TTT 1141 Val Ser Phe Gly Ser Ala Ile Ser Ser Glu Asp Met Glu Pro Glu Phe 305 310 315 ATA GAA ATG CTG CTG CGA GTC TTT GAA AAA CTA CCG TAT AGC ATT CTA 1189 Ile Glu Met Leu Leu Arg Val Phe Glu Lys Leu Pro Tyr Ser Ile Leu 320 325 330 335 TGG AAG TAC GAC GGC TAC ATG AAC AGA ATG CCC GCC AAC GTG TTT GTA 1237 Trp Lys Tyr Asp Gly Tyr Met Asn Arg Met Pro Ala Asn Val Phe Val 340 345 350 CAG TCG TGG TTC GAA CAA TAC AAC CTG TTG CAT CAT AAA AAC GTT CGT 1285 Gln Ser Trp Phe Glu Gln Tyr Asn Leu Leu His His Lys Asn Val Arg 355 360 365 GCT TTT GTC ACC CAA GGC GGC GTG CAG AGC ACC GAC GAA GCA GTC GAA 1333 Ala Phe Val Thr Gln Gly Gly Val Gln Ser Thr Asp Glu Ala Val Glu 370 375 380 GCG ATC GTG CCG ATG GTC GGC ATG CCA ATG ATG GGC GAT CAA GCC TAC 1381 Ala Ile Val Pro Met Val Gly Met Pro Met Met Gly Asp Gln Ala Tyr 385 390 395 AAT ATG AAT AAA ATT GTC GAA CTC GGA TTG GGC AAA GTC GTT GAC ACC 1429 Asn Met Asn Lys Ile Val Glu Leu Gly Leu Gly Lys Val Val Asp Thr 400 405 410 415 GTA CGT GTG AAT GCG GAA CAA CTC ATC GAG GCC ATC GTT GAC GTA GCA 1477 Val Arg Val Asn Ala Glu Gln Leu Ile Glu Ala Ile Val Asp Val Ala 420 425 430 GAA AGC CCC AAA TAC CGC AAA CGA TTG CGC GAA TTG CGA CAC ATG ATT 1525 Glu Ser Pro Lys Tyr Arg Lys Arg Leu Arg Glu Leu Arg His Met Ile 435 440 445 CAC CAC CAA CCA ATG ACA CCG CTC CAA AAG GCG GTT TGG TAC ACG GAG 1573 His His Gln Pro Met Thr Pro Leu Gln Lys Ala Val Trp Tyr Thr Glu 450 455 460 CAC GTG ATT GAA AGC CGT CGT CGC GTT GTT CCT ACT ATG CTA AAA ACC 1621 His Val Ile Glu Ser Arg Arg Arg Val Val Pro Thr Met Leu Lys Thr 465 470 475 AGA GCT GCC AAC GTT AAT TAT AGC GAT TAC ATC ATG TCT TAC GTA TTT 1669 Arg Ala Ala Asn Val Asn Tyr Ser Asp Tyr Ile Met Ser Tyr Val Phe 480 485 490 495 GTG CCG TTT ATA ATG TTT ACT GTA ATG AAT CAT TTG CGT CAA TTA CTG 1717 Val Pro Phe Ile Met Phe Thr Val Met Asn His Leu Arg Gln Leu Leu 500 505 510 AAA ATG AAT ATG GTG TAACTAATTT GAAAACAATA AAAAATGTTA ACAACGTAAT 1772 Lys Met Asn Met Val 515 TAATATTCAT TTGTTCATAC CTTTTTTGTT AGTCATGCGC AAACGCCCAC TGCGCAAGTT 1832 TGGCTTATAA ATGGCTGTTG GCGAGGGCAA CTTCATTCAG TATACGCCGT GTTTCGAGAG 1892 CGACACACAT CATGTCCACA ATTAGGAATA AACGCTTGTT GCGCACTATG GAACAGTTGA 1952 ATTTTAGACA AGTGCCCGTC GAAGATTTAA AGAAAGTGTC ACGTGCAATT ACCATATTAC 2012 AACAGTCGAA CGCGAAACTG AGCAAAGTGT TAAAACAAAT GCACGTTTTC TACGAACGCA 2072 AATATAAGCT AAAGCTAGTG GAACTCGAAG GTGCGTTATC TCACAAAAAG CGACAAATTG 2132 AGCAATTGGA AGAAGACATT CCCACGACTT TTTTGTTTTT AGTACGACAG GATAACGTTG 2192 TACATTTAAT TGAAGATTTT GAGAAGGTCA ATGAAATACT CAGCCAAAGC GGAAGTGGCA 2252 AAGTGCTGCT TTGTCGTTTG ACAAAAAGTT TAGCCGTGGA GAGGGCTCTA TGTATAGCCT 2312 TGGCGAAATC AAATTGCGGC GACAGTGTCA AACTACGTGA TAATAATTGT TTAGAATTTA 2372 AACACGCACA CGATATTGAC GCGT 2396
【0048】配列番号 :2 配列の長さ:516 配列の型 :アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Asn Gly Ala Ile Ala Ala Leu Phe Leu Cys Leu Val Met Val His 1 5 10 15 Gln Gln His Ala Val Arg Ile Leu Ala Val Phe Pro Thr Pro Ala Tyr 20 25 30 Ser His His Ser Val Phe Lys Val Tyr Ile Glu Ala Leu Ala Glu Arg 35 40 45 Gly His Asp Val Val Val Ile Lys Ser Thr Asp Arg Ile Asn Tyr Ala 50 55 60 Asn Arg Asn Gly Leu Arg Gly Asn Val Ser Glu Ile Asp Ala Ser Leu 65 70 75 80 Ser Gln Glu Tyr Tyr Gly Arg Leu Met Arg His Ala Gly Val Phe Arg 85 90 95 Lys Arg Gly Ile Val Ala Asp Ser Ser Thr Val Thr Ala His Asn Tyr 100 105 110 Met Gly Leu Val Arg Met Met Ser Asp Gln Phe Asp Leu Pro Ile Val 115 120 125 Lys Ser Phe Ile Glu Glu Ala His Lys His Lys Phe Asp Leu Leu Ile 130 135 140 Thr Glu Ala Tyr Ile Asp Tyr Pro Leu Val Leu Ser His Leu Phe Gly 145 150 155 160 Asp Leu Pro Val Val Gln Ile Ser Ser Gly Tyr Ala Val Ala Glu Asn 165 170 175 Phe Glu Thr Met Gly Ala Val Ser Arg His Pro Val Tyr Tyr Pro Asn 180 185 190 Leu Trp Arg Asp Lys Phe Ser Gly Leu Asn Val Trp Glu Thr Ile Asn 195 200 205 Glu Met Tyr Val Glu Leu Ala Leu Gln Asn Glu Phe Ser Lys Leu Ala 210 215 220 Asp Glu Gln Asn Ala Leu Leu Lys Arg Gln Phe Gly Glu Ser Thr Pro 225 230 235 240 Thr Ile Gln Glu Leu Arg Asn Arg Val Glu Leu Leu Phe Val Asn Thr 245 250 255 His Ala Val Phe Asp Asn Asn Arg Pro Val Pro Pro Ser Val Gln Tyr 260 265 270 Leu Gly Ala Leu His Leu His Asp Lys Arg Pro Asp Ser Met Tyr Gly 275 280 285 Met Val Arg Glu Phe Leu Asp Asn Ala Thr Thr Gly Ala Ile Tyr Val 290 295 300 Ser Phe Gly Ser Ala Ile Ser Ser Glu Asp Met Glu Pro Glu Phe Ile 305 310 315 320 Glu Met Leu Leu Arg Val Phe Glu Lys Leu Pro Tyr Ser Ile Leu Trp 325 330 335 Lys Tyr Asp Gly Tyr Met Asn Arg Met Pro Ala Asn Val Phe Val Gln 340 345 350 Ser Trp Phe Glu Gln Tyr Asn Leu Leu His His Lys Asn Val Arg Ala 355 360 365 Phe Val Thr Gln Gly Gly Val Gln Ser Thr Asp Glu Ala Val Glu Ala 370 375 380 Ile Val Pro Met Val Gly Met Pro Met Met Gly Asp Gln Ala Tyr Asn 385 390 395 400 Met Asn Lys Ile Val Glu Leu Gly Leu Gly Lys Val Val Asp Thr Val 405 410 415 Arg Val Asn Ala Glu Gln Leu Ile Glu Ala Ile Val Asp Val Ala Glu 420 425 430 Ser Pro Lys Tyr Arg Lys Arg Leu Arg Glu Leu Arg His Met Ile His 435 440 445 His Gln Pro Met Thr Pro Leu Gln Lys Ala Val Trp Tyr Thr Glu His 450 455 460 Val Ile Glu Ser Arg Arg Arg Val Val Pro Thr Met Leu Lys Thr Arg 465 470 475 480 Ala Ala Asn Val Asn Tyr Ser Asp Tyr Ile Met Ser Tyr Val Phe Val 485 490 495 Pro Phe Ile Met Phe Thr Val Met Asn His Leu Arg Gln Leu Leu Lys 500 505 510 Met Asn Met Val 515
【0049】配列番号 :3 配列の長さ:22 配列の型 :核酸 鎖の数 :一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 ATGACTATTC TCTGCTGGCTTG 23
【0050】配列番号 :4 配列の長さ:22 配列の型 :核酸 鎖の数 :一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 TTAAAAGTGT GTTAAGTGATTC 23
【図1】 エクジステロイドUDP−グルコシルトラン
スフェラーゼ遺伝子を含む約3.8Kbpの挿入断片の
制限酵素地図。
スフェラーゼ遺伝子を含む約3.8Kbpの挿入断片の
制限酵素地図。
Claims (4)
- 【請求項1】 以下の(A)又は(B)のタンパク質を
コードするDNA。 (A)配列表配列番号2に示すアミノ酸配列を有する日
本産ヨトウガ核多角体病ウイルスのエクジステロイドU
DP−グルコシルトランスフェラーゼ。 (B)配列表配列番号2において、1個若しくは数個の
アミノ酸が欠失、置換、挿入若しくは付加されたアミノ
酸配列を有し、かつ、エクジステロイドUDP−グルコ
シルトランスフェラーゼ活性を有するタンパク質。 - 【請求項2】 以下の(a)又は(b)に示すDNAで
ある請求項1記載のDNA。 (a)配列表の配列番号1において、塩基番号185〜
1732からなる塩基配列を有するDNA。 (b)配列表の配列番号1において、塩基番号185〜
1732からなる塩基配列を有するDNAとストリンジ
ェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、エクジステ
ロイドUDP−グルコシルトランスフェラーゼ活性を有
するタンパク質をコードするDNA。 - 【請求項3】 配列番号1において、塩基番号185〜
1732からなる配列の少なくとも一部を有する請求項
1記載のDNA配列。 - 【請求項4】 配列番号1において、塩基番号1〜18
4からなる配列の少なくとも一部を有するプロモーター
配列。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9292640A JPH11123079A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | エクジステロイドudp−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9292640A JPH11123079A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | エクジステロイドudp−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11123079A true JPH11123079A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17784411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9292640A Pending JPH11123079A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | エクジステロイドudp−グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11123079A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002068643A1 (en) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | National Institute Of Agrobiological Sciences | Nomuraeae rileyi-origin ecdysteroid 22-oxidase and molt hormone inactivation system with the use of the same |
CN110343721A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-10-18 | 浙江大学 | 一种延迟家蚕化蛹的方法 |
-
1997
- 1997-10-24 JP JP9292640A patent/JPH11123079A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002068643A1 (en) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | National Institute Of Agrobiological Sciences | Nomuraeae rileyi-origin ecdysteroid 22-oxidase and molt hormone inactivation system with the use of the same |
US7192754B2 (en) | 2001-02-23 | 2007-03-20 | National Institute Of Agrobiological Sciences | Nomuraeae rileyi-origin ecdysteroid 22-oxidase and molt hormone inactivation system with the use of the same |
CN110343721A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-10-18 | 浙江大学 | 一种延迟家蚕化蛹的方法 |
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A02 | Decision of refusal |
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