JPH11122829A - バッテリーの充電装置 - Google Patents

バッテリーの充電装置

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JPH11122829A
JPH11122829A JP28190397A JP28190397A JPH11122829A JP H11122829 A JPH11122829 A JP H11122829A JP 28190397 A JP28190397 A JP 28190397A JP 28190397 A JP28190397 A JP 28190397A JP H11122829 A JPH11122829 A JP H11122829A
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JP
Japan
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battery
charging
charger
battery case
case
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JP28190397A
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Jiyunji Terada
潤史 寺田
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリーケースに収納したバッテリーを効
率よく冷却することができるようにして待機時間の短縮
および充電効率の向上を図る。 【解決手段】 バッテリーケース2が嵌合する凹陥部3
aを有する充電器3にファン23を設ける。このファン
23の駆動により通風される通風口19を前記凹陥部3
aの側壁に形成する。この通風口19に対向するバッテ
リーケース2の嵌合壁に通気口11を形成する。通気口
11が一端になるバッテリーケース2内の空気通路Aを
他端の空気流入口10から大気に開放した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリーケース
を充電器に装着して充電するバッテリーの充電装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電動自転車や電動車椅子な
どの電動車両としては、バッテリーを車体から外した状
態で充電することができるものがある。この種の電動車
両のバッテリーは、ニッケル・カドミウムバッテリー
や、ニッケル・水素バッテリーのセルを複数直列に接続
することによって形成し、バッテリーケースに収納した
状態で車体に備え付けている。このバッテリーケース
は、車体に対して着脱できるように形成している。
【0003】前記バッテリーを充電する従来の充電器と
しては、充電時の取扱いが簡単になるように、充電器ケ
ースに形成した凹陥部にバッテリーケースを嵌合させる
ことによってバッテリーが電気的に接続する構造のもの
がある。
【0004】一方、前記ニッケル・カドミウムバッテリ
ーやニッケル・水素バッテリーは、低温状態あるいは高
温状態で充電すると性能が低下したり、寿命が短くなる
ことが知られている。このため、この種のバッテリー
は、充電をすることができる温度の範囲(以下、これを
充電開始温度範囲という)が決められている。従来の電
動車両用バッテリーの充電器は、バッテリーケースに設
けた温度センサで温度を検出し、このバッテリー温度が
前記充電開始温度範囲に入っていなければ充電を開始し
ないようにしている。また、充電中にバッテリー温度が
充電が可能な温度の上限である充電停止温度に達したと
きには充電を停止するようにしている
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うにバッテリー温度に応じて充電を制限すると、バッテ
リー温度が前記充電開始温度範囲の上限温度を超えてい
る状態で充電を開始する場合には、バッテリー温度が低
下して充電開始温度範囲に入るまで待機しなければなら
ない。バッテリーは、バッテリーケースに収納されてい
るので、冷却され難く待機時間が長くなるという問題が
あった。
【0006】また、バッテリー温度が前記充電開始範囲
の上限温度に近い状態で充電を開始した場合には、バッ
テリー温度が低下し難いので、充電効率が低い高温状態
のまま充電しなければならない。このため、高温状態で
は十分な充電容量が得られないという問題があった。
【0007】さらに、ニッケル・水素バッテリーのよう
に充電時に発熱するバッテリーは、充電時に発する熱を
放散させ難いことが原因で充分に充電することができな
かった。これは、充電中にバッテリー温度が上昇して充
電開始温度範囲を越えると、充分に充電される以前に充
電停止温度に到達してしまい、充電が停止してしまうか
らである。このような不具合を解消するためには、充電
停止温度を十分に高く設定しておけばよい。しかし、充
電停止温度が高いことに起因して充電時にバッテリー温
度が過度に上昇してしまい、この種のバッテリーにおい
てはアルカリ電解液によってセパレータが劣化したり、
水素吸蔵合金が腐食されるため、バッテリーの寿命が著
しく短くなってしまう。
【0008】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、バッテリーケースに収納したバッテ
リーを効率よく冷却することができるようにして待機時
間の短縮および充電効率の向上を図ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明に係るバッテリーの充電装置は、バッテリーケ
ースを装着して充電する充電器にファンを設け、このフ
ァンの駆動により通風される通風口を充電時にバッテリ
ーケースが対接する部位に形成し、この通風口に対向す
るバッテリーケースの接続壁に通気口を形成し、この通
気口が一端になるバッテリーケース内の空気通路を他端
の空気流通口から大気に開放したものである。
【0010】本発明によれば、バッテリーケースを充電
器に装着した状態でファンを駆動することにより、バッ
テリーケース内に空気流が生じ、バッテリーが強制空冷
によって冷却される。
【0011】他の発明に係るバッテリーの充電装置は、
上述した発明に係るバッテリーの充電装置において、充
電器内の空気通路を充電器内の発熱部品の周囲に空気が
流れるように形成したものである。
【0012】本発明によれば一つのファンでバッテリー
と充電器の両方を冷却することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバッテリーの
充電装置を図1ないし図9によって詳細に説明する。図
1は本発明に係るバッテリーの充電装置を示す正面図、
図2は同じく平面図である。図3はバッテリーケースを
示す図で、同図(a)は左側面図、同図(b)は正面
図、同図(c)は右側面図である。図4は充電器の平面
図、図5は図4におけるV−V線断面図、図6は図4に
おけるVI−VI線断面図、図7は図2におけるVII−VII線
断面図である。図8は本発明に係る充電装置の充電時の
動作を説明するためのフローチャート、図9はリフレッ
シュ時の動作を説明するためのフローチャートである。
【0014】これらの図において、符号1はこの実施の
形態による充電装置を示す。この充電装置1は、バッテ
リーケース2と充電器3とから構成している。バッテリ
ーケース2は、電動自転車や電動車椅子などの電動車両
に装填して使用するもので、バッテリー4(図7参照)
を収納し、充電器3の凹陥部3a(図4〜図6参照)お
よび電動車両のバッテリー接続部(図示せず)に着脱自
在に嵌合するように形成している。なお、バッテリー4
は、ニッケル・水素バッテリーのセル4aを直列に複数
接続することによって構成している。
【0015】また、バッテリーケース2は、図1〜図3
に示すように、上端部に把手2aを一体に形成するとと
もに、下部に充電器3の凹陥部3aあるいは電動車両の
バッテリー接続部に嵌合する嵌合部2bを形成してい
る。この嵌合部2bの一側壁にバッテリー4を充電器3
や電動車両に接続するための端子5〜8を設けている。
また、前記嵌合部2bには、充電器3あるいは電動車両
のバッテリー接続部に係止する係止片(図示せず)を収
納している。この係止片は、前記把手2aに設けた解除
ボタン2cを押下げることによって係止状態を解除でき
るような構造を採っている。
【0016】バッテリーケース2内のバッテリー4は、
図7に示すように、各セル4aをホルダー9に保持させ
た状態でバッテリーケース2内に収納している。このホ
ルダー9は、セル4aどうしの間と、セル4aとバッテ
リーケース内壁面との間に隙間が形成されるようにセル
4aを保持している。このようにバッテリー4をバッテ
リーケース2に収納することによって、各セル4aの周
囲に空気通路Aが形成される。
【0017】前記空気通路Aは、この実施の形態では、
バッテリーケース2における前記把手2aの下側で上方
を指向する上部に形成した空気流入口10が上流端にな
るとともに、バッテリーケース2の前記嵌合部2bにお
ける前記端子5〜8とは反対側の他側部に形成した通気
口11が下流端になるように形成し、空気流入口10お
よび通気口11から大気に開放している。前記空気流入
口10および通気口11は、バッテリーケース2に形成
した凹溝10a,11aと、この凹溝10a,11aの
側壁に開口させた複数のスリットとから構成している。
前記空気流入口10が本発明に係る空気流通口を構成し
ている。なお、図7においてバッテリーケース2内の下
部に設けた符号12で示すものは、バッテリー4の温度
を検出するためのサーミスタである。このサーミスタ1
2は、前記セル4aに接触する状態で図示してないテー
プなどによって固定してあり、リード線12aおよびコ
ネクタ12bを介してバッテリーケース2の端子6,7
に接続している。
【0018】前記充電器3は、図4〜図6に示すよう
に、充電器ケース13と、この充電器ケース13内に収
納した充電器本体14とから構成している。充電器ケー
ス13は、前記凹陥部3aを有する上側ケース13a
と、この上側ケース13aの下部を閉塞する下側ケース
13bとから構成している。
【0019】前記凹陥部3aは、上側ケース13aの一
部を下方へ凹ませるようにして形成している。この凹陥
部3aの側壁に、前記バッテリーケース2の端子5〜8
が接続する端子15〜18を突設するとともに、バッテ
リーケース2の前記通気口11と対向する通風口19を
形成している。この通風口19もバッテリーケース2の
空気流入口10や通気口11と同様に、上側ケース13
aに形成した凹溝19aと、この凹溝19aの側壁に開
口させた複数のスリットとから構成している。
【0020】前記下側ケース13bは、充電器ケース1
3を上方から見たとき(図4参照)の対角線と交差する
ような二つの側部に、図1、図5および図6に示すよう
に空気流出口20をそれぞれ形成している。この空気流
出口20も前記通風口19と同様に凹溝と複数のスリッ
トとから構成している。すなわち、この下側ケース13
bに上側ケース13aを取付けることによって、通風口
19から空気流出口20に至る空気通路Bが充電器ケー
ス13内に形成される。この空気通路Bは、充電器3の
凹陥部3aにバッテリーケース2を嵌合させることによ
って、通風口19およびバッテリーケース2の通気口1
1を介してバッテリーケース2内の空気通路Aに接続す
る。
【0021】前記充電器本体14は、前記下側ケース1
3bに固定したプリント配線板21と、このプリント配
線板21上に実装した充電制御装置22および送風用フ
ァン23などから構成している。充電制御装置22とフ
ァン23は、前記凹陥部3aを挟んで一方と他方に配設
している。なお、前記端子15〜18もプリント配線板
21に実装している。
【0022】充電制御装置22は、この充電器3にバッ
テリーケース2を装着した状態で電源スイッチ24(図
1、図2および図4参照)をオン操作することによっ
て、バッテリー4を満充電状態になるまで充電する構成
を採っている。また、この充電器3にバッテリーケース
2を装着した状態でリフレッシュスイッチ25(図2お
および図4参照)をオン操作したときには、バッテリー
4のリフレッシュを実施するようにしている。さらに、
この充電制御装置22は、前記サーミスタ12が検出し
たバッテリー温度に応じて前記ファン23を駆動するよ
うにしている。
【0023】このファン23は、図7に示すように、前
記通風口19に隣接させて充電器3内の空気通路B中に
介在するように配設し、冷却風が図7において右側から
左側へ流れるように、すなわちバッテリーケース2内の
空気通路Aから充電器3内の空気通路Bへ冷却風が吹込
むように回転方向を設定している。このファン23の駆
動によりバッテリーケース2の空気流入口10からバッ
テリーケース2内に外気が冷却風として流入し、バッテ
リー4に接触しながらバッテリーケース2内を下方へ流
れ、通気口11および通風口19を通って充電器ケース
13内に流入する。このようにバッテリー4の周囲に冷
却風が流れることによって、バッテリー4が冷却され
る。充電器ケース13内に流入した前記冷却風は、空気
通路B内を二箇所の空気流出口20,20に向けて流
れ、この空気流出口20から充電器3の外に排出され
る。
【0024】図1、図2および図4において符号26〜
28で示すものはLEDである。これらのLED26〜
28のうち最も右側のLED26は電源オンの状態で点
灯し、最も左側のLED27は充電状態で点灯し、中央
のLED28は充電待機状態のときに点灯する。なお、
リフレッシュ時にはリフレッシュスイッチ25に設けた
ランプが点灯する。
【0025】次に、上述したように構成した充電装置1
の動作を前記充電制御装置22のさらに詳細な構成の説
明も含めて図8および図9のフローチャートによって説
明する。充電器3の電源スイッチ24をオン操作するこ
とによって、図8のステップS1に示すように、充電制
御装置22はバッテリーケース2が装着されているか否
かを判定し、バッテリーケース2の装着されているとき
にステップS2に進む。ステップS2ではバッテリー電
圧が著しく低下しているか否かを充電制御装置22が判
定する。この実施の形態ではバッテリー電圧が16V以
下の場合にはステップS3に進み、16Vより高い場合
にはステップS4に進む。ステップS3では、充電制御
装置22に設けたタイマー(図示せず)が計時を開始
し、予備充電を実施する。この予備充電は、ステップS
5でバッテリー電圧が16V以上になるまで実施する。
予備充電時間が予め定めた予備充電タイマー値を越えた
場合には、ステップS6からステップS7へ進み、LE
D27,28を異常状態が判別できるように点滅させ
る。
【0026】ステップS4では、サーミスタ12によっ
て検出したバッテリー温度が予め定めた充電開始温度範
囲に入っているか否かを充電制御装置22が判定する。
範囲外であると判定された場合にはステップS8に進ん
で前記バッテリー温度が充電開始温度範囲の上限温度を
越えているか否かを判定する。
【0027】バッテリー温度が充電開始温度範囲の上限
温度を越えている場合には、ステップS9でファン23
を駆動し、ステップS4に戻る。すなわち、バッテリー
温度が充電開始温度範囲を上回っている場合には、ファ
ン23によって冷却風をバッテリーケース2内から充電
器3内に流し、バッテリー4を冷却風によって冷却す
る。また、バッテリー温度が充電開始温度範囲の下限温
度を下回っている場合には、ファン23を駆動すること
なくステップS4に戻る。
【0028】バッテリー温度が充電開始温度範囲に入っ
ている場合には、充電制御装置22はステップS10で
ファン23を駆動してからステップS11で示すように
充電を開始する。充電中に充電制御装置22は、ステッ
プS12に示すようにバッテリーが満充電状態に達した
か否かを判定するとともに、ステップS13に示すよう
に充電時間が予め定めた最長充電時間を越えたか否かを
判定する。そして、これらの判定条件の一方が満たされ
たときに、ステップS14で充電を終了し、ステップS
15でファン23を停止させる。なお、充電終了の判定
は、バッテリー充電上限温度の検出や、充電終了時に生
じる特有の現象を検出することによっても実施すること
ができる。
【0029】また、充電器3にバッテリーケース2を装
着している状態でリフレッシュスイッチ25をオン操作
したときには、充電制御装置22は図9のステップP1
からステップP2に進んでファン23を駆動し、次い
で、ステップP3に示すようにリフレッシュを開始す
る。リフレッシュは、バッテリー4の端子間電圧が予め
定めたリフレッシュ終了電圧に低下するまで実施する。
バッテリー電圧がリフレッシュ終了電圧まで低下した
後、ステップP4からステップP5に進んで充電制御装
置22はファン23を停止する。その後、充電制御装置
22はステップP6に示すように充電メインプログラム
を実行する。この充電メインプログラムとは、前記図8
のフローチャートに記載したプログラムのことである。
【0030】したがって、上述したように構成したバッ
テリーの充電装置1によれば、バッテリーケース2を充
電器3に装着した状態でファン23を駆動することによ
り、バッテリーケース2内に空気流が生じ、バッテリー
4が強制空冷によって冷却される。このため、バッテリ
ーケース2に収納したバッテリー4を効率よく冷却する
ことができるから、充電開始時にバッテリー温度が充電
開始温度範囲を越えていても速くバッテリー温度が低下
して充電を開始することができる。
【0031】また、バッテリー温度が充電開始時に高く
ても充電中に低下するようになり、充電効率を高くする
ことができる。その上、充電時に発熱するバッテリーで
も充電中にバッテリー温度が充電停止温度に到達するの
を阻止して充分に充電することができる。
【0032】なお、充電器ケース13の空気流出口20
は、充電制御装置22の近傍に配設することができる。
この構成を採ることによって、ファン23が駆動すると
充電制御装置22の周囲にも空気流が生じるようにな
り、充電制御装置22を強制空冷によって冷却すること
ができる。このため、一つのファン23でバッテリー4
と充電器3の両方を冷却することができる。特に、充電
制御装置22の近傍に空気流出口20を配設することに
より、リフレッシュ時にリフレッシュ装置を冷却した空
気を空気流出口20から排出することができるから、リ
フレッシュ装置が発する熱でバッテリー4が加温される
のを阻止することができる。
【0033】また、ファン23の送風方向は、上述した
実施の形態を採るときとは逆方向に設定することができ
る。この構成を採る場合には、外気が充電器3の空気流
出口20から充電器3内に流入し、通風口19および通
気口11を介してバッテリーケース2内に流入すること
によってバッテリー4が冷却される。
【0034】さらに、上述した実施の形態では充電時に
充電器3の凹陥部3aにバッテリーケース2を嵌合させ
る例を示したが、充電器3にバッテリーケース2を装着
する構造は適宜変更することができる。例えば、充電器
の上部にバッテリーケースの側壁を保持するホルダー
や、バッテリーケースの底壁に係合する位置決めピンを
立設して充電器上にバッテリーケースを載置させるよう
にすることもできる。この構成を採る場合には、充電器
の上面に通風口を形成するとともに、バッテリーケース
の下面に通気口を形成する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ッテリーケースを充電器に装着した状態でファンを駆動
することにより、バッテリーケース内に空気流が生じ、
バッテリーが強制空冷によって冷却される。
【0036】したがって、バッテリーケースに収納した
バッテリーを効率よく冷却することができるから、充電
開始時にバッテリー温度が充電開始温度範囲の上限温度
を越えていても速くバッテリー温度が低下して充電を開
始することができる。このため、従来に較べて充電時の
待機時間を短縮することができる。
【0037】また、充電中にバッテリーを冷却すること
ができるから、バッテリー温度が充電開始時に高くても
充電中に低下するので、充電効率を高くすることができ
る。その上、充電時に発熱するバッテリーでも充電中に
バッテリー温度が充電停止温度に到達するのを阻止する
ことができるから、充分に充電することができる。特
に、ニッケル・水素バッテリーにおいては、過熱するこ
とによってセパレータが劣化したり、水素吸蔵合金が腐
食されるのを防ぐことができるので、寿命を長くするこ
とができる。
【0038】充電器内の発熱部品の周囲に空気が流れる
ようにする他の発明によれば、一つのファンでバッテリ
ーと充電器の両方を冷却することができるから、二箇所
に分散する発熱物(バッテリーと充電器)の冷却を部品
数が増大することなく実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバッテリーの充電装置を示す正
面図である。
【図2】 本発明に係るバッテリーの充電装置を示す平
面図である。
【図3】 バッテリーケースを示す図である。
【図4】 充電器の平面図である。
【図5】 図4におけるV−V線断面図である。
【図6】 図4におけるVI−VI線断面図である。
【図7】 図2におけるVII−VII線断面図である。
【図8】 本発明に係る充電装置の充電時の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図9】 リフレッシュ時の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…充電装置、2…バッテリーケース、2b…嵌合部、
3…充電器、3a…凹陥部、4…バッテリー、10…通
気口、11…空気流出口、19…通風口、20…空気流
入口、22…充電制御装置、23…ファン、A,B…空
気通路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電器に対して着脱できるように形成し
    たバッテリーケースを充電器に装着した状態で充電する
    バッテリーの充電装置において、前記充電器内にファン
    を設けるとともに、このファンの駆動により通風される
    通風口を、充電器ケースにおける充電時にバッテリーケ
    ースが対接する部位に形成し、この通風口に対向する前
    記バッテリーケースの接続壁に通気口を形成し、この通
    気口を一端として形成されるバッテリーケース内の空気
    通路の他端を空気流通口から大気に開放したことを特徴
    とするバッテリーの充電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバッテリーの充電装置に
    おいて、充電器内の空気通路を充電器内の発熱部品の周
    囲に空気が流れるように形成したことを特徴とするバッ
    テリーの充電装置。
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