JPH11122258A - 光波長ルーチング方法及び光波長ルーチングシステム - Google Patents

光波長ルーチング方法及び光波長ルーチングシステム

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JPH11122258A
JPH11122258A JP28200997A JP28200997A JPH11122258A JP H11122258 A JPH11122258 A JP H11122258A JP 28200997 A JP28200997 A JP 28200997A JP 28200997 A JP28200997 A JP 28200997A JP H11122258 A JPH11122258 A JP H11122258A
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optical
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Application number
JP28200997A
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English (en)
Inventor
Keiji Miyazaki
啓二 宮▲崎▼
Makoto Minoura
真 箕浦
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 WP方式の光波長ネットワークにおいて、始
ノードから終ノードに至るまで、不使用の同一の光波長
が存在しない場合でも、パスの構築を可能にする。 【解決手段】 始ノードからの各中間ノードまでの距
離、及び各波長ごとに始ノードから各中間ノードに至る
までに実行する光電気変換の数をカウントし、各中間ノ
ードごとに上記距離と各波長ごとの光電気変換の数を表
す方路パス経路テーブルを作成する。また、上記始ノー
ドから中間ノードまでの経路が複数存在する場合、各方
路ごとに作成された複数の方路パス経路テーブルを参照
し、各波長ごとに光電気変換の数が最小、距離が最短と
なる経路を選択し、上記中間ノードまでの各波長ごとの
経路とするノードパス経路テーブルを作成する。これら
のテーブルから光電気変換の数が最小で、かつ距離が最
小の経路を選択してパスとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光波長ネットワーク
における光波長ルーチング方法及び光波長ルーチングシ
ステムにかかり、さらに詳しくは始ノードから終ノード
に至るまで一つの光波長を用いて伝送を行う光波長ネッ
トワークにおいて、始ノードから終ノードに至る各ノー
ド間において、不使用の同一波長が存在しない場合にお
いても、始ノードと終ノードに至る各ノード間に不使用
の波長(同一波長でなくても可)が存在すれば、始ノー
ドと終ノード間にパスを構成することを可能にする光波
長ルーチング方法及び光波長ルーチングシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】光波長ネットワークでは、1本の光ファ
イバに複数の波長パスを多重化して転送しており、これ
には2つの波長パス方式が存在する。第1の波長パス方
式は、始ノードから終ノードに至る各ノードに波長変換
器を備え、受信した光波長を直接別の波長の光に変換し
て光ファイバを介して伝送するVWP(バーチャル ウ
エイブレングス パス)方式である。すなわち、図15
に示すように、各ノードN11〜N14は光クロスコネ
クト装置と電気クロスコネクト装置を備えて構成され、
さらに光クロスコネクト装置は波長変換機能を有してい
る。したがって、各ノードN11〜N14間は光ファイ
バF11,F12,F13を介して異なる光波長λ1〜
λ3でデータ伝送される。
【0003】第2の波長パス方式は、各ノードには波長
変換器が設けられておらず、始ノードから終ノードに至
る各パスを同一波長の光で伝送するWP(ウエイブレン
グスパス)方式である。すなわち、図16に示すよう
に、各ノードN11〜N14は光クロスコネクト装置と
電気クロスコネクト装置を備えて構成され、図15に示
すVWP方式と異なり、光クロスコネクト装置は波長変
換機能を備えていない。したがって、各ノードN11〜
N14間は同一の光波長λ1で伝送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した第2の波長パ
ス方式であるWP方式を用いた光波長ネットワークにお
いては、始ノードから終ノードに至る各ノード間に不使
用の光波長が存在しても、始ノードから終ノードに至る
まで不使用の同一の光波長が存在しない限り、パスを構
成することができないという問題点がある。
【0005】上記の問題点を解決するためには、言うま
でもなく、上記第1の波長パス方式であるVWP方式を
採用すれば良い。しかし、VWP方式の設備はWP方式
の設備と比較して高価であり、当初はWP方式の設備を
設置する場合が多い。また、WP方式の設備を設置した
後に、VWP方式に変更するには多大のコストがかかり
困難である。
【0006】本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑
み為されたもので、始ノードから終ノードに至るまで同
一の光波長を用いて伝送を行う光波長ネットワークにお
いて、始ノードから終ノードに至るまでの各ノード間に
不使用の同一の光波長が存在しない場合においても、始
ノードと終ノードに至る各ノード間に不使用の光波長
(同一の光波長でなくても可)が存在すれば、始ノード
と終ノード間にパスを構成することを可能にする光波長
ルーチング方法及び光波長ルーチングシステムを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、始ノードから終ノードに至る経路上に存在する少な
くとも1つの中間ノードにおいて、波長を光電気変換に
より異なる波長に変換して伝送を行う光波長ネットワー
クの光波長ルーチング方法において、各中間ノードで
は、各方路ごとに始ノードから各中間ノードまでの距
離、及び各波長ごとに始ノードから各中間ノードに至る
までに実行される光電気変換の数をカウントし、各中間
ノードごとに上記距離と各波長ごとの光電気変換の数を
表す方路パス経路テーブルを作成し、上記始ノードから
中間ノードまでの経路が複数存在する場合、各方路ごと
に作成された複数の方路パス経路テーブルを参照して、
各波長ごとに光電気変換の数が最小で、かつ距離が最短
となる経路を選択し、選択された経路を上記中間ノード
までの各波長ごとの経路として表すノードパス経路テー
ブルを作成し、終ノードにおける方路パス経路テーブル
から光電気変換の数が最小で、かつ距離が最小の経路を
選択して始ノードから終ノードに至る伝送経路とするこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光波長ルーチング方法において、上記光電気変換の数
が最小となる経路と、距離が最短となる経路とが異なる
場合、光電気変換の数が最小となる経路を選択すること
を特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1に記
載の光波長ルーチング方法において、ある中間ノードの
ある波長において、光電気変換の数が予め定められた値
を越えた場合、該経路を方路パス経路テーブル又はノー
ドパス経路テーブルに記録しないことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の光波長ルーチング方法において、終ノードにおける方
路パス経路テーブル中に、最小となる光電気変換の数と
最短となる距離とが互いに同一となる経路が複数存在す
る場合、光電気変換を行う中間ノードにおいて、波長変
換を電気的に行う装置の使用率が最小である経路を選択
する事を特徴とする。
【0010】図1は、請求項5に記載の発明の原理図で
ある。請求項5に記載の発明は、始ノードから終ノード
に至る経路上に存在する少なくとも1つのノードNa,
Nbにおいて、波長を光電気変換により異なる波長に変
換して伝送を行う光波長ネットワークの光波長ルーチン
グシステムにおいて、少なくとも、始ノードから終ノー
ドに至る各ノード間の距離と波長ごとの使用状態を記憶
している記憶手段3と、パス設定要求に基づいて、上記
記憶手段3の記憶内容を参照し、始ノードから終ノード
に至る経路、及びこの経路上で光電気変換を行って光波
長を変更するノードNa,Nbをルーチングにより定
め、各ノードNa,Nbに対して、光スイッチ設定要
求、又は光スイッチ設定要求と電気スイッチ設定要求を
出力するパス設定手段1と、上記光スイッチ設定要求、
又は光スイッチ設定要求と電気スイッチ設定要求を受
け、光スイッチの入出力インタフェーイスの設定を行う
光クロスコネクト装置5a,7a及び電気スイッチの入
出力インタフェーイスの設定を行う電気クロスコネクト
装置5a,7bを各々備えた複数のノードとから構成さ
れることを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、各中間ノ
ードごとに、始ノードからの中間ノードまでの距離及び
各波長ごとに始ノードから中間ノードに至るまでに実行
される光電気変換の数がカウントされ、方路パス経路テ
ーブルが作成される。また、上記始ノードから中間ノー
ドまでの経路が複数存在する場合、各方路ごとに作成さ
れた複数の方路パス経路テーブルを参照して、各波長ご
とに光電気変換の数が最小で、かつ距離が最短となる経
路を選択し、上記中間ノードまでの各波長ごとの経路と
するノードパス経路テーブルが作成される。そして、終
ノードにおける方路パス経路テーブルから光電気変換の
数が最小で、かつ距離が最小の経路を得ることが可能に
なる。
【0012】したがって、WP方式の光波長ネットワー
クにおいて、中間ノードにおいて光波長を一旦電気信号
に変換し、さらに別の光波長に変換する事によりパスの
設定を行う場合、光電気変換の数が最小で、かつ始ノー
ドから終ノードまでの距離が最短の経路を探索すること
ができる。請求項2に記載の発明によれば、請求項1に
記載の光波長ルーチング方法において、上記光電気変換
の数が最小となる経路と、距離が最短となる経路とが異
なる場合、光電気変換の数が最小となる経路を選択する
ことが可能になる。したがって、光電気変換の数が最小
の経路を得られるため、光電気変換に起因して伝送時間
が大幅に遅延するのを有効に防止することが出来る。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の光波長ルーチング方法において、ある中間ノー
ドのある波長において、光電気変換の数が予め定められ
た値を越えた場合、該経路は方路パス経路テーブル又は
ノードパス経路テーブルに記録されない。したがって、
光電気変換の数が多くなり、伝送時間が大幅に遅延する
のを有効に防止することが出来る。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の光波長ルーチング方法において、終ノードにお
ける方路パス経路テーブル中に、最小となる光電気変換
の数と最短となる距離とが同じ経路が複数存在する場
合、光電気変換を行う中間ノードにおいて、波長変換を
電気的に行う装置の使用率が最小である経路を選択す
る。したがって、システムに与える影響を最小限に抑制
した経路を選択することが可能になる。
【0015】図1において、パス設定手段1は、パス設
定要求に基づいて、記憶手段3の記憶内容を参照し、始
ノードから終ノードに至る経路、及びこの経路上で光電
気変換を行って光波長を変更するノード(Na,Nb)
をルーチングにより定め、各ノード(Na,Nb)に対
して、光スイッチ設定要求、又は光スイッチ設定要求と
電気スイッチ設定要求を出力する。
【0016】ノード(Na,Nb)は、上記光スイッチ
設定要求、又は光スイッチ設定要求と電気スイッチ設定
要求を受け、光スイッチの入出力インタフェーイスの設
定を行う光クロスコネクト装置5a,5b及び電気スイ
ッチの入出力インタフェーイスの設定を行う電気クロス
コネクト装置7a,7bを備えている。したがって、請
求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4に記載の方
法を実現する光波長ルーチングシステムを提供すること
ができる。
【0017】本発明によれば、始ノードから終ノードに
至るまでの各ノード間に不使用の同一の光波長が存在し
ない場合においても、始ノードと終ノードに至る各ノー
ド間に不使用の光波長(同一の光波長ではない)が存在
すれば、始ノードと終ノード間にパスを構成することを
可能にする光波長ルーチング方法及び光波長ルーチング
システムを提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1の実施の形態
を示す図であり、請求項1,2に記載の発明に対応する
ものである。図2は、具体的には、光波長ネットワーク
において、始ノードから終ノードに至る光伝送路を確立
するための手順を示すフローチャートである。
【0019】図3は、本発明が適用されるWP方式の光
波長ネットワークの具体例を示す図である。図3におい
て、ノードN1〜N6は、図16に示す従来例における
ノードN11〜N14と同様に、光波長変換機能を具備
しない光クロスコネクト装置及び電気的に波長変換を行
うことが可能な電気クロスコネクト装置とから構成され
ている。また、各ノードN1〜N6間は、図示するよう
に、光ファイバから構成されるリンクL1〜L6によっ
て接続されている。なお、図3において、リンクL1〜
L6の矢印はリンクの通信方向を表し、この実施の形態
では説明の簡単化のため、矢印の方向に限って通信可能
とする。また、以下の説明において、リンクL1を例に
すると、リンクL1はノードN1から発するリンクであ
り、リンクL1はノードN2に着しているリンクと表現
する。
【0020】図4は、図3に示す光波長ネットワークの
使用可能波長テーブルを示す図である。図示するよう
に、リンクL1〜L6の各距離、及び各リンクL1〜L
6における波長λ1〜λ4の使用状態(「1」は空、
「0」は使用中)を示している。例えば、ノードN1と
N2を結ぶリンクL1は、距離が「10」、波長λ1,
λ2は空、波長λ3,λ4は使用中であることを示す。
図4に示す表は、例えば、後述する光波長ネットワーク
のパス設定等を行うコネクションマネージメントシステ
ム内のMIB(Managed Informatio
n Base)に格納されている。
【0021】以下、図2に示すフローチャートと図3に
示す光波長ネットワークと図4に示す光波長ネットワー
クの使用可能波長テーブルを参照しながら、ノードN1
からノードN6に至る光伝送路のルーチングについて説
明する。なお、上記フローチャートを実行することによ
って順次ノードごとに作成される方路パス経路テーブル
(波長、経路、距離、光電気変換数を記載)を図5、図
6、図7、図8、図11、図12に示し、ノードパス経
路テーブル(波長、経路、距離、光電気変換数を記載)
を図9、図10に示す。ノードパス経路テーブルは、複
数の方路パス経路テーブルをまとめて、最小の光電気変
換数及び最短の距離を持つものを記録したものである。
なお、ノードに着しているリンクが1本しかない場合に
は、ノードパステーブルと方路パステーブルは同じもの
になる。また、図示しないが、リンク及びリンクの各波
長をマークするためのマーク用テーブルを備えている。
これらのテーブルは、例えば、上記コネクションマネー
ジメントシステム内のMIBに格納されている。
【0022】先ず、ステップS1において、図4に示す
使用可能波長テーブルを参照し、各リンクL1〜L6に
おける使用中「0」の波長を検索して、図示しないマー
ク用テーブルの該当部分にマークを付ける。この例で
は、リンクL1のλ3,λ4、及びリンクL2のλ2,
λ3、リンクL3のλ2,λ3、リンクL4のλ1,λ
2、リンクL5のλ2,λ3、リンクL6のλ2,λ4
のマークが付される。
【0023】次に、ステップS2において、始ノードs
tをノードNi(i =1〜6)とする。この場合、図3
から明らかなように、始ノードstはノードN1にセッ
トされる。また、このとき、ノードN1の方路パス経路
テーブル(図示せず)内の各値が0に初期化される。次
に、ステップS3において、ノードN1(Ni)に接続
されているノードNjを選択する。図3から明らかなよ
うに、ノードN1に接続されているノードはN2とN3
の2つであり、ここではノードN2を選択する。
【0024】次に、ステップS4において、ノードN2
(Nj)における波長λk(k=1〜4)を選択する。
図4から明らかなように、ノードN1とN2を結ぶリン
クL1には、波長波長λ1から波長λ4の光が伝送され
るように構成されている。そこで、ステップS4では波
長λ1を選択する。次に、ステップS5において、ノー
ドN1(Ni)とノードN2(Nj)間の波長λ1(λ
k)の容量が「0」か否かが判定される。すなわち、波
長λ1が使用中「0」であるか、空「1」であるかを判
定する。この場合には、図4から明らかなように、リン
クL1における波長λ1は「1」(空)であり、NOと
判定される。したがって、ステップS7へ進む。
【0025】次に、ステップS7において、始ノードN
1(st)とノードN1(Ni)間の距離にNULLが
含まれているか否かが判定される。この場合には、始ノ
ードstとノードNiは共にノードN1であり、NUL
Lは含まれていないので、NOと判定され、ステップS
8に進む。次に、ステップS8において、始ノードN1
(st)とノードN2(Nj)間の距離、及び光電気変
換数を求める。すなわち、始ノードN1とノードN1
(Ni)間の距離とノードN1(Ni)とノードN2
(Nj)間の距離とを加算することによって、始ノード
N1とノードN2間の距離を求める。また、光電気変換
数として、ノードN1(Ni)の値を代入する。
【0026】この場合には、始ノードstとノードNi
間の距離は、始ノードstとノードNiが共にノードN
1であるから「0」になる。また、ノードNiとノード
Nj間の距離、すなわちノードN1,N2間の距離(リ
ンクL1の距離)は、図4から明らかなように、「1
0」である。したがって、始ノードN1とノードN2
(Nj)間の距離は、「10」となる。また、ノードN
1(Ni)の光電気変換数は0であるので、値「0」が
求められる。こうして、図5に示すノードN1からノー
ドN2へ探索した場合のノードN2の方路パス経路テー
ブルにおいて、波長λ1の経路N1−N2間の距離「1
0」と光電気変換数「0」が求められる。
【0027】次に、ステップS10に進み、ノードN2
(Nj)における全ての波長λkが選択されたか否かが
判定される。この場合には、図4から明らかなように、
波長λ2〜λ4がまだ選択されていないので、ステップ
S4へ戻る。次に、ステップS4において、ノードN2
(Nj)の波長λ2が選択される。選択された波長λ2
に関する動作は、リンクL1における距離(「10」)
及び容量(「1」:空)が同一であり、始ノードst
(N1)とノードNi(N1),Nj(N2)の関係も
同一であるので、上記波長λ1に関する動作と全く同様
である。したがって、ステップS5,S7,S8の処理
が実行され、図5に示すように、波長λ2の経路N1−
N2間の距離「10」と光電気変換数「0」が求められ
る。
【0028】次に、再度ステップS10からステップS
4に戻り、波長λ3が選択される。波長λ3は、図4か
ら明らかなように、上記波長λ1,λ2の場合と異な
り、容量が使用中「0」であるため、ステップS5にお
いてYES(容量=0)と判定される。したがって、こ
の場合には、ステップS6へ進む。ステップS6におい
て、波長λ3は、その経路と光電気変換数と距離とがN
ULLに設定される。これによって、図5に示すよう
に、波長λ3について、経路と距離と光電気変換数が共
にNULLに設定される。
【0029】次に、ステップS10からステップS4に
戻り、波長λ4が選択される。選択された波長λ4に関
する動作は、上記波長λ3の動作と全く同様であり、図
5に示すように、波長λ4について、経路と距離と光電
気変換数が共にNULLに設定される。こうして、図5
に示すL1方路パス経路テーブルが作成される。次に、
ステップS10において、全ての波長λkが選択された
と判定され、ステップS11へ進む。ステップS11に
おいて、全てのノードNjが選択されたか否かが判定さ
れる。この場合には、図3から明らかなように、始ノー
ドN1に接続されているノードN3がまだ選択されてい
ないので、ステップS3に戻り、ノードN3が選択され
る。そして、上記ノードN2が選択された場合と同様
に、上記ステップS4〜ステップS10までの処理がλ
1〜λ4について繰り返され、図6に示すL2方路パス
経路テーブルが作成され、ステップS11に進む。
【0030】ステップS11においては、全てのノード
Njが選択されたか否かが判定される。ここでは、既
に、ノードN2,N3が選択されてたので、YESと判
定され、ステップS12へ進む。ステップS12におい
ては、今まで作成された方路パス経路テーブル(及びノ
ードパス経路テーブル)から、始ノードN1(st)か
らの距離が最短で、かつ光電気変換数が最小となるノー
ドNi−Nj、λkを選択し、選択されたノードNi−
Nj間のリンク及びλkをマークする。この場合には、
図5及び図6に示す方路パス経路テーブルからノードN
1−N2のλ1,λ2(図5)が選択され、リンクL1
とリンクL1のλ1,λ2がマークされる。ここで、ノ
ードNiはN1、ノードNjはN2にセットされる。
【0031】ステップS13においては、ノードNjに
着している全てのリンクの全ての波長λkにマークが付
されているか否かが判定される。ここでは、ノードN2
に着しているリンクL1,L3のうち、リンクL1の全
てのλkにのみマークされているので、NOと判定さ
れ、ステップS18に進む。ステップS18において、
ノードN2をノードNiにセットして、ステップS3に
戻る。
【0032】ステップS3においては、ノードN2(N
i)から発しているリンクL4の着ノードN4を選択
し、ステップS4へ進む。ステップS4においては、λ
1を選択し、ステップS5へ進む。ステップS5におい
ては、図4から明らかなように、リンクL4のλ1の容
量が「0」であることから、ステップS6へ進む。
【0033】ステップS6においては、λ1の経路、光
電気変換数及び距離をNULLとする。こうして、図7
に示すL4方路パス経路テーブルにおいて、波長λ1に
ついて、経路及び距離及び光電気変換数として、各々N
ULLが設定される。ステップS10においては、λ1
だけしか選択されていないので、NOとなり、ステップ
S4へ戻る。
【0034】ステップS4においては、λ2が選択さ
れ、ステップS5へ進む。ステップS5においては、図
4から明らかなように、リンクL4のλ2の容量が
「0」であることから、λ1の場合と同様に、ステップ
S6へ進む。ステップS6においては、λ2の光電気変
換数及び距離をNULLとする。こうして、図7に示す
L4方路パス経路テーブルにおいて、波長λ2につい
て、経路及び距離及び光電気変換数として各々NULL
が求められるステップ10においては、λ1,λ2だけ
しか選択されていないので、NOと判定され、ステップ
S4へ戻る。
【0035】ステップS4ではλ3を選択し、ステップ
S5へ進む。ステップ5では、図4から明らかなよう
に、リンクL4のλ3の容量が「1」であることから、
NOと判定され、ステップS7へ進む。ステップS7に
おいて、λ3に関して、始ノードN1(st)とノード
N2(Ni)間の距離にNULLが含まれているか否か
が判定される。図5から明らかなように、λ3はNUL
Lを含むのでYESと判定され、ステップS9へ進む。
【0036】ステップS9において、ノードNiの光電
気変換数が最小であり、かつ距離が最短のλkの距離を
取得し、光電気変換数に1を加算する。この場合には、
図5のλ1,λ2から距離「10」と光電気変換数
「0」を取得し、リンクL4の距離「10」を加算して
距離「20」を得ると共に、光電気変換数「0」に1を
加算して光電気変換数「1」を得る。こうして、図7に
示すL4方路パス経路テーブルにおいて、λ3につい
て、距離20と光電気変換数1が求められる。
【0037】次に、ステップS10においてNOと判定
され、ステップS4へ戻る。ステップS4においては、
λ4が選択される。λ4に関する処理は、上記λ3に関
する動作と全く同様であり、ステップS5,S7,S9
を経て、図7に示すL4方路パス経路テーブルが作成さ
れる。次に、ステップS10において、全てのλkを選
択したため、YESと判定され、ステップS11へ進
む。
【0038】ステップS11においては、ノードN2か
ら発しているリンクはL4だけであり、選択されるノー
ドはN4だけである。したがって、YESと判定され、
ステップS12へ進む。ステップS12においては、今
まで作成された方路パス経路テーブル及びノードパス経
路テーブル(ただし、既に、全てのλkがマークされた
ものを除く)から、始ノードN1(st)からの距離が
最短で、かつ光電気変換数が最小となるノードNi−N
j、λkを選択し、選択されたノードNi−Nj間のリ
ンクをマークする。この場合には、図6及び図7に示す
方路パス経路テーブルからノードN1−N3のλ1,λ
4(図6参照)が選択され、リンクL2とリンクL2の
λ1,λ4がマークされる。これによって、ノードNi
はN1、ノードNjはN3にセットされる。
【0039】ステップS13においては、ノードN3
(Nj)に着しているリンクはL2でけだあるから、Y
ESと判断され、ステップS14へ進む。ステップS1
4においては、方路パス経路テーブルからノードパス経
路テーブルが作成される。この場合には、ノードN3
(Nj)のノードパス経路テーブルを作成するが、方路
パス経路テーブルは図6に示すL2方向パス経路テーブ
ルしかないので、ノードパス方路テーブルとして図6に
示すテーブルと同じテーブルが作成される。
【0040】次に、ステップ15において、ノードNj
を発しているリンクLの着ノードの方路パス経路テーブ
ル、ノードパス経路テーブルがあるか否かが判定され
る。この場合には、ノードN3(Nj)を発しているリ
ンクL3の方路パス経路テーブルがないのでNOと判定
され、ステップS16へ進む。次に、ステップS16に
おいて、全てのリンクのλkがマークされているか否か
が判定される。この場合には、全ノードのノードパス経
路テーブル、方路パス経路テーブルが完成していないの
でNOと判定され、ステップS18に進む。ステップS
18において、ノードN3をNiにセットして、ステッ
プS3に戻る。
【0041】ステップS3において、ノードN3を発し
ているリンクL3のノードN2(Nj)を選択し、ステ
ップS4に進む。次に、ステップS4からステップS1
0までの処理を、λ1〜λ4の各々について繰り返し実
行することにより、図8に示す方路パス経路テーブルを
作成し、ステップS11へ進む。
【0042】ステップS11においては、ノードN3
(Ni)を発しているリンクの着ノードはN2しかない
のでYESと判定され、ステップS12へ進む。ステッ
プS12においては、図7に示すL4方路パス経路テー
ブル及び図8に示すL3方路パス経路テーブルからノー
ドN3−N2のλ1,λ4(図8参照)が選択され、リ
ンクL3とリンクL3のλ1,λ4がマークされる。こ
の場合、距離よりも光電気変換数が小さい方が優先して
選択される。これによって、ノードNiはN3、ノード
NjはN2となる。
【0043】次に、ステップS13においては、ノード
N2(Nj)に着している全てのリンクL1,L3がマ
ークされたのでYESと判定され、ステップS14へ進
む。ステップS14において、図5と図8に示す方路パ
ス経路テーブルを用いて、図9に示すノードN2のノー
ドパス経路テーブルを作成し、ステップS15に進む。
【0044】ステップS15においては、図7に示すよ
うに、ノードN2(Nj)を発しているリンクL4の着
ノードN4のL4方路パス経路テーブルが存在するの
で、YESと判定され、ステップS17へ進む。ステッ
プS17においては、まず、着ノードの方路パス経路テ
ーブル、ノードパス経路テーブルを更新する。この場合
には、図7に示すL4方路パス経路テーブル(又はノー
ドパス経路テーブル)が更新され、図10に示すノード
N4のノードパス経路テーブルが作成される。次に、更
新されたテーブルから、始ノード(st)からの光電気
変換数が最小であり、かつ距離が最短のノードNi,N
j,λkを選択し、マークする。この場合には、図9に
示すλ4がマークされる(λ1,λ2は、既にマーク済
み)。
【0045】次に、ステップS12へ進み、図10に示
すノードパス経路テーブルからノードN2−N4のλ4
が選択され、マークされる。これによって、ノードNi
はN2、ノードNjはN4にセットされる。次に、ステ
ップS13において、ノードN4(Nj)に着している
リンクL4がマークされているのでYESと判定され、
ステップS14に進む。
【0046】ステップS14においては、ノードN4
(Nj)のノードパス経路テーブルを作成し(この場合
には、図10に示すテーブルと同一になる)、ステップ
S15へ進む。ステップS15においては、ノードN4
(Nj)を発しているリンクL5の方路パス経路テーブ
ル、ノードパス経路テーブルは存在しないので、ステッ
プS16へ進む。
【0047】ステップS16においては、まだマークさ
れていないノードとリンクのλkが存在するのでNOと
判定され、ステップS18に進み、ノードN4をNiに
セットして、ステップS3へ戻る。ステップS3からス
テップS10までの処理により、図11に示すように、
リンクL5の着ノードN5のL5方路パス経路テーブル
を作成し、ステップS11へ進む。
【0048】ステップS11においては、着ノードはノ
ードN5だけであるためYESと判定され、ステップS
12へ進む。ステップS12においては、図11に示す
ノードN4−N5,λ4が選択され、リンクL5とλ4
がマークされる。また、ノードNiがN4、ノードNj
がN5にセットされる。
【0049】次に、ステップS13においては、リンク
L5がマークされているのでYESと判定され、ステッ
プS14へ進む。ステップS14においては、図11に
示すL5方路パス経路テーブルと同じノードパス経路テ
ーブルが作成され、ステップS15へ進む。ステップS
15においては、ノードN5(Nj)を発しているリン
クL6の方路パス経路テーブル又はノードパス経路テー
ブルは存在しないので、NOと判定され、ステップS1
6へ進む。
【0050】ステップS16においては、まだマークさ
れていないノード及びリンクのλkが存在するのでNO
と判定され、ステップS18に進み、ノードN5をNi
にセットして、ステップS3へ戻る。ステップS3から
ステップS10までの処理により、図12に示すよう
に、リンクL6の着ノードN6のL6方路パス経路テー
ブルを作成され、ステップS11へ進む。
【0051】ステップS11においては、着ノードはノ
ードN6だけであるためYESと判定され、ステップS
12へ進む。ステップS12においては、図10に示す
ノードパス経路テーブルにおけるノードN2−N4のλ
3が選択され、マークされる。これによって、ノードN
iはN2、ノードNjはN4にセットされる。
【0052】ステップS13においては、ノードN4
(Nj)に着しているリンクL4はマークされているの
で、ステップS14へ進む。ステップS14では、図1
0に示すテーブルと同じノードパス経路テーブルが作成
され、ステップS15へ進む。ステップS15では、ノ
ードN4(Nj)を発しているリンクL5の方路パス経
路テーブル、ノードパス経路テーブル(図10)は存在
するので、ステップS17へ進む。
【0053】ステップS17においては、図11に示す
L5方路パス経路テーブルを更新し、図11のノードN
4−N5,λ1(λ4はマーク済み)を選択して、マー
クする。ここで、ノードNiはN4、ノードNjはN5
にセットされる。次に、ステップS12へ進み、図12
のノードN5−N6,λ1,λ2が選択されマークさ
れ、ステップS13に進む。ここで、ノードNiはN
5、ノードNjはN6にセットされる。
【0054】次に、ステップS13において、ノードN
6(Nj)に着している全てのリンクの全てのλkがマ
ークされているので、ステップS14へ進む。次に、ス
テップS14では、ノードN6について、図12に示す
テーブルと同じノードパス経路テーブルが作成され、ス
テップS15へ進む。次に、ステップS15ではノード
N6(Nj)を発しているリンクは存在しないので(ノ
ードN6は終ノード)、ステップS16へ進む。
【0055】ステップS16においては、全てのノード
と全てのリンクのλkがマークされているので、YES
と判定され、ENDへ進み、処理が終了する。以上の説
明から明らかなように、最終的には、光電気変換数が最
小な経路として、図12に示す波長λ1,λ3の経路
(距離55、光電気変換数1)が選択される。
【0056】図12において、波長λ1を選択した場合
には、図12から経路N5−N6(リンクL6)間は波
長λ1、図11から経路N5−N4(リンクL5)間は
波長λ1、図10から経路N4−N2−N3−N1(リ
ンクL4−L3−L2)間は波長λ4で伝送すればよい
ことがわかる。すなわち、λ1に関し、図12の光電気
変換数と図11の光電気変換数は共に1である。よっ
て、ノードN5において、光波長の変換はない。また、
図10において、波長λ1はNULLであるので、他の
波長を使用しなければならないことがわかる。この場
合、光電気変換が1回行われので、図10における光電
気変換数は0となる。したがって、図10において、光
電気変換数が0である波長λ4を使用すれば良いことが
わかる。光電気変換数が0であるから、以後のノードで
は光電気変換は行われず、リンクL4,L3,L2では
波長λ4が使用される。この例では、ノードN4の電気
クロスコネクト装置を用いて、光波長λ4を光波長λ1
に変換する事により、光パスの設定を行えば良いことが
わかる。
【0057】同様に、図12において波長λ3を選択し
た場合には、図12から経路N5−N6(リンクL6)
間は波長λ3、図11から経路N5−N4−N2−N3
−N1(リンクL5−L4−L3−L2)間は波長λ4
で伝送すればよいことがわかる。なお、上記の実施の形
態において、ノードにおいて方路パス経路テーブルが一
つしか存在しないにもかかわず、ノードパス経路テーブ
ル(方路パス経路テーブルと同一のテーブルとなる)が
作成されたが、言うまでもなく、このような場合にはノ
ードパス経路テーブルを作成しないよう構成にしても良
い。
【0058】また、上記した実施の形態において、光電
気変換数をカウントする場合、カウント値が予め定めら
れた値を超えた場合には、該経路をNULLにして候補
から外すようにしても良い。これにより、ノードにおけ
る光電気変換の回数が多くなり、データ伝送速度が低下
するパスを選択することを有効に防止できる。これは、
請求項3に記載の発明に対応する。
【0059】図13は、本発明の第2の実施の形態を示
す図である。これは、請求項4に記載の発明に対応す
る。図13は、始ノードN1から終ノードN4まで第1
の実施の形態に示す手法によって経路探索を行った場
合、2つのパスP1,P2が候補として得られことを示
している。パスP1は、始ノードN1から終ノードN4
まで経路探索を行った場合のノードN4のパス経路テー
ブルにおいて、N1(λ1)−N2(λ1)−N3(λ
2)−N4を意味し、ノードN1−N3間が波長λ1を
使用し、ノードN3で光電気変換を行い、ノードN3−
N4間は波長λ2を使用するものである。
【0060】これに対して、パスP2は、始ノードN1
から終ノードN4まで経路探索を行った場合のノードN
4のパス経路テーブルにおいて、N1(λ3)−N2
(λ4)−N3(λ4)−N4を意味し、ノードN1−
N2間が波長λ3を使用し、N2で光電気変換を行い、
ノードN2−N4間は波長λ4を使用するものである。
このように、光電気変換数と距離(遅延時間)とが同じ
パスが複数形成できる場合には、光電気変換を行うノー
ドN2とN3における電気クロスコネクト装置の使用率
を参照し、例えばノードN2が80%、ノードN3が5
0%の使用率である場合は、使用率の低いほうのノード
N3を選択して、パスP1を採用する。これによって、
システムに与える負荷を低く抑えることが可能になる。
なお、ここで、電気クロスコネクト装置の使用率は、コ
ネクションマネージメントシステム内の光波長ネットワ
ークに関する各種のデータを格納しているMIB(Ma
n-aged Information Base)を参
照することにより、容易に得られる。
【0061】図14は、本発明の第3の実施の形態を示
すブロック図であり、請求項5に記載の発明に対応す
る。図1に示すのパス設定手段1はパス設定部121に
対応し、図1に示す記憶手段3はMIB123に対応す
る。
【0062】図14において、パス設定要求10はオペ
レータによってキーボード等の入力装置を用いて入力さ
れ、コネクションマネージメントシステム12に対して
出力される。また、コネクションマネージメントシステ
ム12は、上記パス設定要求10を受けて、電気パスの
設定及び光パスの設定を行う。そのため、コネクション
マネージメントシステム12は、電気パス設定と光パス
設定を行うためのパス設定部121を備え、さらに自ら
が管理している光波長ネットワークに関する各種のデー
タを格納するMIB123を備えている。また、上記パ
ス設定部121は、ルーチング122を備えている。
【0063】データコミュニケーションチャネル(以
下、DDCと称する)14は、コネクションマネージメ
ントシステム12のパス設定部121から出力される光
スイッチ設定要求又は電気スイッチ設定要求を、各ノー
ドNa,Nbの光クロスコネクト装置(図中、光XC装
置と記載する)16a,18a又は電気クロスコネクト
装置(図中、電気XC装置と記載する)16b,18b
へ出力する機能を有する。
【0064】ノードNa(Nb)は、図示するように、
光クロスコネクト装置16a(18a)と電気クロスコ
ネクト装置16b(18b)とを備えている。ノードN
a(Nb)内の光クロスコネクト装置16a(18a)
は、DDC14から出力される光スイッチ設定要求を受
けて、入出力インタフェーイス163〜166(183
〜186)の入出力をスィッチング制御するスイッチ制
御部(図中、SW制御部と記載する)161(181)
とスイッチ(図中、SWと記載する)162(182)
とを備えている。また、ノードNa(Nb)内の電気ク
ロスコネクト装置16b(18b)は、DDC14から
出力される電気スイッチ設定要求を受けて、入出力イン
タフェーイス169,170(189,190)の入出
力をスィッチング制御するスイッチ制御部(図中、SW
制御部と記載する)167(187)とスイッチ(図
中、SWと記載する)168(188)とを備えてい
る。そして、光クロスコネクト装置16a(18a)と
電気クロスコネクト装置16b(18b)は、入出力イ
ンタフェーイス164と169(186と189)及び
入出力インタフェーイス165と170(186と19
0)とを結ぶ光ファイバで接続されている。さらに、隣
接するノードNa,Nbは、入出力インタフェーイス1
66と183とを結ぶ光ファイバで接続されている。
【0065】なお、図示していないが、ノードの数は2
つ(Na,Nb)に限定されるものではなく、通常は多
数のノードが設けられ、ノード間は光ファイバで接続さ
れている。また、ノード内の光クロスコネクト装置と電
気クロスコネクト装置は、多数の光波長λkで伝送を行
うため、図示していないが、複数本の光ファイバで接続
されている。また、電気クロスコネクト装置は、例えば
電気クロスコネクト装置に接続される下位のデジタル通
信ネットワークに接続するための入出力インタフェーイ
ス等を備え、入出力インタフェーイスの数は図示するも
のに限定されるものではない。
【0066】以下、上記した第3の実施の形態の動作に
ついて説明する。図14において、オペレータは、キー
ボード等の入力装置を用いて、パス設定要求10をコネ
クションマネージメントシステム12に対して出力す
る。このパス設定要求10は、パスを設定する両端ノー
ドをパラメータとして有し、始ノードから終ノードに至
るまでのデータ伝送を指示するものである。
【0067】コネクションマネージメントシステム12
は、上記パス設定要求10を受けて、パス設定部121
を起動し、第21図に示すフローチャートにしたがっ
て、光経路のルーチング122を実行する。この場合、
コネクションマネージメントシステム12は、最初にM
BI123を参照して、図4に示す使用可能波長テーブ
ルに記載されているデータを得た後、パス設定部121
においてルーチング122を行う。
【0068】パス設定部121におけるルーチング12
2の結果、光パスが計算により得られた場合は、次のよ
うに動作する。なお、以下の説明では、ノードNaにお
ける処理を例にして説明する。
【0069】(ノードNaにおいて光電気変換が行われ
ない場合の動作)この場合には、パス設定部121はノ
ードNaに対して光スイッチ設定要求を出力する。この
光スイッチ設定要求は、入出力インタフェーイス163
と166をそのまま接続して、入力された光波長をノー
ドNbにそのまま出力させるものである。
【0070】光クロスコネクト装置16aのスイッチ制
御部161は、上記光スイッチ設定要求を受け、スイッ
チ162を動作させ、入出力インタフェーイス163と
166とを接続させる。これによって、ノードNaから
Nbへデータが伝送される。 (ノードNaにおいて光電気変換を行う場合の動作)こ
の場合には、パス設定部121はノードNaに対して光
スイッチ設定要求と電気スイッチ設定要求とを出力す
る。この光スイッチ設定要求は、入出力インタフェーイ
ス163と164との接続、及び165と166の接続
を指示するものである。また、電気スイッチ設定要求
は、入出力インタフェーイス169から入出力される光
波長(例えば、λ1)を電気波長変換により別の光波長
(例えば、λ3)に変換し、変換した光波長(λ3)を
入出力インタフェーイス170から出力させることを指
示するものである。
【0071】光クロスコネクト装置16aのスイッチ制
御部161は、上記光スイッチ設定要求を受け、スイッ
チ162を動作させ、入出力インタフェーイス163と
164、165と166を接続させる。また、電気クロ
スコネクト装置のスイッチ制御部167は、上記電気ス
イッチ設定要求を受け、スイッチ168を動作させ、入
出力インタフェーイス169から入力される光波長(λ
1)を受けて、別の光波長(λ3)に変換した後、変換
した光波長(λ3)を入出力インタフェーイス170か
ら出力する。
【0072】これによって、ノードNaの光クロスコネ
クト装置16aに入力された光波長(λ1)が電気クロ
スコネクト装置16bにおいて別の光波長(λ3)に変
換され、ノードNaからノードNbへ伝送される。
【0073】上記した動作において、光クロスコネクト
装置への全ての光スイッチ設定要求が正常終了した場合
は、コネクションマネージメントシステム12はオペレ
ータに対して終了通知を行う。また、光スイッチ設定要
求が1つでも異常終了した場合には、全ての光スイッチ
設定をもとに戻し、オペレータに対して異常終了通知を
出力する。
【0074】さらに、上記の説明において、コネクショ
ンマネージメントシステム12内のパス設定部121が
光経路のルーチング122を実行した結果、光パスが計
算により得られない場合には、パス設定不可能通知をオ
ペレータに対して出力する。図14に示す第3の実施の
形態は一つの例であり、言うまでもなく、内部動作は複
数存在し得る。また、コネクションマネージメントシス
テム12内のパス設定部121は、電気パスの設定と光
パスの設定を行うが、電気パスの設定と光パスの設定は
同一コンピュータ上に存在しても良いし、分散したコン
ピュータ上に存在してもかまわない。
【0075】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、WP方
式の光波長ネットワークにおいて、中間ノードにおいて
光波長を一旦電気信号に変換し、さらに別の光波長に変
換する事によりパスの設定を行う場合、光電気変換の数
が最小で、かつ始ノードから終ノードまでの距離が最短
の経路を探索することができる。
【0076】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の光波長ルーチング方法において、上記光電気変
換の数が最小となる経路と、距離が最短となる経路とが
異なる場合、光電気変換の数が最小となる経路を選択す
ることが可能になる。したがって、光電気変換の数が最
小になる経路を得ることができ、伝送時間が大幅に遅延
するのを有効に防止することが出来る。
【0077】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の光波長ルーチング方法において、ある中間ノー
ドのある波長において、光電気変換の数が予め定められ
た値を越えた場合には、該経路は方路パス経路テーブル
又はノードパス経路テーブルに記録されない。したがっ
て、光電気変換の数が多くなり、伝送時間が大幅に遅延
するのを有効に防止することが出来る。
【0078】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の光波長ルーチング方法において、終ノードにお
ける方路パス経路テーブル中に、最小となる光電気変換
の数と最短となる距離とが互いに同一の経路が複数存在
する場合、光電気変換を行う中間ノードにおいて、波長
変換を電気的に行う装置の使用率が最小である経路を選
択する。したがって、システムに与える影響を最小限に
抑制した経路を選択することが可能になる。
【0079】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜4に記載の方法を実現する光波長ルーチングシステム
を提供することができる。以上の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、始ノードから終ノードに至るまで
同一の光波長を用いて伝送を行う光波長ネットワークに
おいて、始ノードから終ノードに至るまでの各ノード間
に不使用の同一の光波長が存在しない場合においても、
始ノードと終ノードに至る各ノード間に不使用の光波長
(同一の光波長ではない)が存在すれば、始ノードと終
ノード間にパスを構成することを可能にする光波長ルー
チング方法及びシステムを提供することが可能になる。
したがって、ネットワーク内の波長使用率の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項5に記載の発明の原理図。
【図2】第1の実施の形態を示すフローチャート。
【図3】本発明を適用する光波長ネットワークの具体例
を示す図。
【図4】光波長ネットワークの特性を示す図。
【図5】ノードN1からノードN2へ探索した場合のノ
ードN2のL1方路パス経路テーブルを示す図。
【図6】ノードN1からノードN3へ探索した場合のノ
ードN3のL2方路パス経路テーブルを示す図。
【図7】ノードN2からノードN4へ探索した場合のノ
ードN4のL4方路パス経路テーブルを示す図。
【図8】ノードN3からノードN2へ探索した場合のノ
ードN2のL3方路パス経路テーブルを示す図。
【図9】図5に示すテーブルと図8に示すテーブルから
作成したノードN2のノードパス経路テーブルを示す
図。
【図10】図9に示すテーブルから作成したノードN4
のノードパス経路テーブルを示す図。
【図11】ノードN4からノードN5へ探索した場合の
ノードN5のL5方路パス経路テーブルを示す図。
【図12】ノードN5からノードN6へ探索した場合の
ノードN6のL6方路パス経路テーブルを示す図。
【図13】第2の実施の形態を示す図。
【図14】第3の実施の形態を示すブロック図。
【図15】光波長ネットワークにおけるVWP(バーチ
ャル ウエイブレングス パス)方式を示す図。
【図16】光波長ネットワークにおけるWP(ウエイブ
レングス パス)方式を示す図。
【符号の説明】
1 パス設定手段 3 記憶手段 5a,7a,16a,18a 光クロスコネクト装置
(光XC装置) 5b,7b,16b,18b 電気クロスコネクト装置
(電気XC装置) Na,Nb,N1〜N6,N11〜N14 ノード λ1〜λ4 波長 10 パス設定要求 12 コネクションマネージメントシステム 14 データコミュニケーションチャネル(DDC)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 3/52 H04L 11/20 H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始ノードから終ノードに至る経路上に存
    在する少なくとも1つの中間ノードにおいて、波長を光
    電気変換により異なる波長に変換して伝送を行う光波長
    ネットワークの光波長ルーチング方法において、 各中間ノードでは、各方路ごとに始ノードから各中間ノ
    ードまでの距離、及び各波長ごとに始ノードから各中間
    ノードに至るまでに実行される光電気変換の数をカウン
    トし、各中間ノードごとに上記距離と各波長ごとの光電
    気変換の数を表す方路パス経路テーブルを作成し、 上記始ノードから中間ノードまでの経路が複数存在する
    場合、各方路ごとに作成された複数の方路パス経路テー
    ブルを参照して、各波長ごとに光電気変換の数が最小
    で、かつ距離が最短となる経路を選択し、選択された経
    路を上記中間ノードまでの各波長ごとの経路として表す
    ノードパス経路テーブルを作成し、 終ノードにおける方路パス経路テーブルから光電気変換
    の数が最小で、かつ距離が最小の経路を選択して始ノー
    ドから終ノードに至る伝送経路とすることを特徴とする
    光波長ルーチング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光波長ルーチング方法
    において、 上記光電気変換の数が最小となる経路と、距離が最短と
    なる経路とが異なる場合、光電気変換の数が最小となる
    経路を選択することを特徴とする光波長ルーチング方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光波長ルーチング方法
    において、 ある中間ノードのある波長において、光電気変換の数が
    予め定められた値を越えた場合、該経路を方路パス経路
    テーブル又はノードパス経路テーブルに記録しないこと
    を特徴とする光波長ルーチング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光波長ルーチング方法
    において、 終ノードにおける方路パス経路テーブル中に、最小とな
    る光電気変換の数と最短となる距離とが互いに同一とな
    る経路が複数存在する場合、光電気変換を行う中間ノー
    ドにおいて、波長変換を電気的に行う装置の使用率が最
    小である経路を選択する事を特徴とする光波長ルーチン
    グ方法。
  5. 【請求項5】 始ノードから終ノードに至る経路上に存
    在する少なくとも1つのノードにおいて、波長を光電気
    変換により異なる波長に変換して伝送を行う光波長ネッ
    トワークの光波長ルーチングシステムにおいて、 少なくとも始ノードから終ノードに至る各ノード間の距
    離と波長ごとの使用状態を記憶している記憶手段と、 パス設定要求に基づいて、上記記憶手段の記憶内容を参
    照し、始ノードから終ノードに至る経路、及びこの経路
    上で光電気変換を行って光波長を変更するノードをルー
    チングにより定め、各ノードに対して、光スイッチ設定
    要求、又は光スイッチ設定要求と電気スイッチ設定要求
    を出力するパス設定手段と、 上記光スイッチ設定要求、又は光スイッチ設定要求と電
    気スイッチ設定要求を受け、光スイッチの入出力インタ
    フェーイスの設定を行う光クロスコネクト装置及び電気
    スイッチの入出力インタフェーイスの設定を行う電気ク
    ロスコネクト装置を各々備えた複数のノードとから構成
    されることを特徴とする光波長ルーチングシステム。
JP28200997A 1997-10-15 1997-10-15 光波長ルーチング方法及び光波長ルーチングシステム Withdrawn JPH11122258A (ja)

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