JPH11122141A - 初期同期捕捉方法及び初期同期捕捉回路 - Google Patents

初期同期捕捉方法及び初期同期捕捉回路

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JPH11122141A
JPH11122141A JP9280956A JP28095697A JPH11122141A JP H11122141 A JPH11122141 A JP H11122141A JP 9280956 A JP9280956 A JP 9280956A JP 28095697 A JP28095697 A JP 28095697A JP H11122141 A JPH11122141 A JP H11122141A
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Takahito Ishii
崇人 石井
Kenzo Urabe
健三 占部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の初期同期捕捉方法では、ロングコード
の同期捕捉時間が長くなるという問題点があったが、本
発明は、ロングコードの同期捕捉時間を短縮できる初期
同期捕捉方法及び初期同期捕捉回路を提供する。 【解決手段】 送信局で、マスクブロック(a)に当該
マスクブロック以降の任意のタイミングでの送信局固有
のロングコードの種類、位相若しくは両方の情報を含め
て送信し、受信局で、マスクブロックを復調し、接続す
るチャネル用のロングコードの種類、位相若しくは両方
の情報及び任意のタイミングを取得し、ロングコードの
同期捕捉を行う初期同期捕捉方法及び初期同期捕捉回路
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、初期同期捕捉方法
に係り、特にCDMA通信システムにおいてロングコー
ドの同期捕捉時間を短縮できる初期同期捕捉方法及び初
期同期捕捉回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術におけるロングコードの同期捕
捉方法を基地局の同期チャネルの同期捕捉を例にとり図
4〜図6を用いて説明する。図4は、従来の初期同期捕
捉回路の構成ブロック図であり、図5は、従来の基地局
での同期チャネルのマッピングを示す説明図であり、図
6は、マッチトフィルタ(MF)の出力例を示す説明図
である。
【0003】図5に示すように、基地局同期チャネル
は、システムで唯一の同期チャネル用ショートコードで
拡散された部分(x)と、基地局固有のロングコードに
システムで唯一の同期チャネル用ショートコードを乗算
した拡散符号で拡散された部分(y)とから構成されて
いる。
【0004】システムで唯一の同期チャネル用ショート
コードで拡散された部分(x)は、マスクシンボルと呼
ばれ、通常、拡散符号として基地局固有のロングコード
にシステムで唯一のショートコードを乗算した符号を用
いているが、拡散符号周期の1シンボル長のロングコー
ドをマスクすることにより、ショートコードのみで拡散
されている部分(マスクシンボル)が挿入されるもので
ある。そして、移動局側は、まず同期捕捉を行うために
同期チャネルの受信を行うようになっている。
【0005】従来の初期同期捕捉回路の構成を図4を用
いて説明する。従来の初期同期捕捉回路は、図4に示す
ように、ショートコード生成部31と、マッチトフィル
タ(MF)32と、ピーク検出部33と、同期チャネル
用拡散符号生成部34と、相関器35と、しきい値判定
部36と、同期制御部37と、復調部38とから構成さ
れている。
【0006】次に、従来の初期同期捕捉回路の各部を図
4を用いて具体的に説明する。ショートコード生成部3
1は、同期チャネル用のショートコードを生成するもの
である。マッチトフィルタ(MF)32は、受信拡散信
号を入力し、ショートコード生成部31で生成されたシ
ョートコードで入力した受信拡散信号を逆拡散し、相関
出力するものである。
【0007】ピーク検出部33は、MF32の相関出力
からピークの立つ位置を検出し、そのタイミングでロン
グコード起動タイミング(拡散符号起動タイミング信
号)を同期チャネル用拡散符号生成部34に出力するも
のである。
【0008】同期チャネル用拡散符号生成部34は、ピ
ーク検出部33からのロングコード起動タイミング(拡
散符号起動タイミング信号)で外部から指定された基地
局固有のロングコードを用いて、同期チャネル用の拡散
符号の候補を生成するものである。
【0009】相関器35は、入力される受信拡散信号を
同期チャネル用拡散符号生成部34からの同期チャネル
用拡散符号で逆拡散して相関出力するものである。しき
い値判定部36は、相関器35の相関出力がしきい値を
超えたか否かを判定し、その結果を同期制御部37に出
力するものである。
【0010】同期制御部37は、しきい値判定部36か
ら相関出力がしきい値を超えたとの結果が入力される
と、同期捕捉が完了したとして同期捕捉フラグを立て復
調部38に同期捕捉フラグを出力すると共に、同期チャ
ネル用拡散符号生成部34へ基地局固有のロングコード
の候補を指定する信号を出力するものである。
【0011】また、同期制御部37は、しきい値判定部
36からの入力を監視し、つまり、これは相関器35の
相関時間を監視しており、特定時間(指定の相関時間)
が過ぎても同期捕捉フラグが立たない場合には、ピーク
検出部33にピーク検出のやり直しを命ずるピーク検出
再起動信号を出力するものである。
【0012】復調部38は、同期制御部37から同期捕
捉フラグが入力されている間、相関器35からの相関出
力(受信信号)の復調、復号を行い、同期チャネル復号
データを出力するものである。
【0013】次に、従来の初期同期捕捉回路の動作を図
4を用いて説明する。まず始めに、ショートコード生成
部31が、同期チャネル用のショートコードを生成す
る。MF32は、そのショートコードと入力される受信
拡散符号の相関をとり、逆拡散を行う。MF32の出力
例は図6に示す通りである。この例は、図5に示すマス
クシンボル配置に対応した出力例となっている。
【0014】ピーク検出部33では、図6に示すような
MF出力を入力として、その入力の平均化を行い、雑音
成分を除去して、遅延プロファイルを生成する。そし
て、その遅延プロファイルから最大のパワーを持つパス
を接続すべき基地局を判断し、この時の受信タイミング
を拡散符号起動タイミング信号として出力する。
【0015】同期チャネル用拡散符号生成部34は、拡
散符号起動タイミング信号の入力を受けて、同期制御部
37にて指定された基地局固有のロングコードを用いて
同期チャネル用の拡散符号の候補を出力する。相関器3
5では同期チャネル用拡散符号生成部34からの拡散符
号と、受信拡散信号との相関をとり、逆拡散を行う。
【0016】ここで、同期チャネル用拡散符号の候補
が、接続すべき基地局のものと一致していれば、相関出
力はしきい値判定部36のしきい値を超えるが、一致し
ていなければ、しきい値を超えないということになる。
【0017】そこで、同期制御部37は、ある一定時間
相関をとっても、しきい値判定部36から、しきい値を
超えたとの情報が得られない場合には、同期チャネル用
拡散符号生成部34に次のロングコード候補を指定する
信号を出力する。
【0018】更に、ある一定時間立っても同期捕捉フラ
グが立たない場合には、ピーク検出部33が接続すべき
基地局のロングコードタイミングを誤ったとして、同期
制御部37はピーク検出部33にピーク検出のやり直し
を命じるピーク検出再起動信号を出力する。
【0019】以上の処理を同期制御部37が同期捕捉フ
ラグを立てるまで続けるものである。同期フラグが立つ
と、それを受けて復調部38が起動され、同期チャネル
の復調、復号を行って同期チャネル復号データを出力
し、同期チャネルで伝送されている報知情報等を得るこ
とができるものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の初期同期捕捉方法では、ロングコードタイミングを
検出した時点では、接続すべき基地局のロングコードの
種類や位相は判っておらず、システムで使用するロング
コードの数が多くなると、それだけ相関器により受信拡
散信号との相関を取るロングコード候補が多くなり、ロ
ングコードの同期捕捉時間が長くなるという問題点があ
った。
【0021】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、ロングコードの同期捕捉時間を短縮できる初期同期
捕捉方法及び初期同期捕捉回路を提供することを目的と
する。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、複数の伝送シンボ
ル区間に渡り送信局毎に固有のロングコードと前記送信
局内の多重化された各チャネル毎に固有のショートコー
ドを乗算した系列をスペクトラム拡散のための拡散符号
として用いるCDMA通信システムにおける初期同期捕
捉方法において、前記送信局では、当該送信局のロング
コードに一定の周期で複数の伝送シンボル区間に渡り連
続して前記送信局毎に固有のロングコードをマスクし、
前記送信局内の各チャネル毎に固有のショートコードの
みで拡散されるマスクブロックを設定し、該マスクブロ
ックによって拡散される情報シンボルを用いて該マスク
ブロック以降の任意のタイミングでの前記送信局固有の
ロングコードの種類又は位相若しくはその両方の情報を
受信局に伝送し、前記受信局では、前記マスクブロック
をショートコードを用いて受信して逆拡散し、復調、復
号することにより該マスクブロックで伝送されている、
該マスクブロック以降の任意のタイミングでの送信局固
有のロングコードの種類又は位相若しくはその両方の情
報及び該タイミングを取得し、以降のロングコードの同
期捕捉を行うことを特徴としており、マスクブロックに
含まれる送信局固有のロングコードの種類又は位相若し
くはその両方の情報及びタイミングから接続するチャネ
ル用のロングコードの同期をただちに捕捉でき、ロング
コードの同期捕捉時間を短縮できる。
【0023】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、複数の伝送シンボル区間に渡り送信
局毎に固有のロングコードと前記送信局内の多重化され
た各チャネル毎に固有のショートコードを乗算した系列
をスペクトラム拡散のための拡散符号として用いるCD
MA通信システムにおける受信局での初期同期捕捉回路
において、前記受信局の初期同期捕捉回路は、前記送信
局から、前記送信局のロングコードに一定の周期で複数
の伝送シンボル区間に渡り連続して前記送信局毎に固有
のロングコードをマスクして、前記送信局内の各チャネ
ル毎に固有のショートコードのみで拡散されるマスクブ
ロックを設定し、該マスクブロックによって拡散される
情報シンボルを用いて該マスクブロック以降の任意のタ
イミングでの前記送信局固有のロングコードの種類又は
位相若しくはその両方の情報が伝送された拡散信号を受
信するものであり、前記初期同期捕捉回路には、多重化
された各チャネル毎に固有のショートコードを生成する
チャネルショートコード生成部と、該チャネルショート
コードを用いて受信拡散信号の逆拡散を行う第1の逆拡
散部と、前記第1の逆拡散部の出力から所定のしきい値
を超えるピークを検出し、該検出されたピーク位置に同
期して復調部起動タイミング信号を出力するピーク検出
部と、該復調部起動タイミング信号に従って複数のシン
ボルからなる前記マスクブロックを受信、復調し、該マ
スクブロックの受信復調結果に含まれる、該マスクブロ
ック以降の任意のタイミングでの前記送信局固有のロン
グコードの種類又は位相若しくはその両方の情報をロン
グコード情報として出力すると共に、該タイミングをロ
ングコード起動タイミング信号として出力する第1の復
調部と、前記ロングコード情報を基に前記ロングコード
起動タイミング信号によってロングコードを生成するロ
ングコード生成部と、前記ロングコード生成部からの出
力と前記チャネルショートコード生成部からの出力の乗
算を行う乗算部と、前記乗算部からの出力を用いて受信
拡散信号を逆拡散する第2の逆拡散部と、第2の逆拡散
部の出力を受信、復調する第2の復調部とを有すること
を特徴としており、マスクブロックに含まれる接続送信
局ロングコード情報及びロングコード起動タイミングに
より、ただちに接続するチャネル用のロングコードの同
期捕捉を行うことができるため、ロングコードの同期捕
捉時間を短縮できる。
【0024】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、複数の伝送シンボル区間に渡り送信
局毎に固有のロングコードと前記送信局内の多重化され
た各チャネル毎に固有のショートコードを乗算した系列
をスペクトラム拡散のための拡散符号として用いるCD
MA通信システムにおける受信局での初期同期捕捉回路
において、前記受信局の初期同期捕捉回路は、前記送信
局から、前記送信局のロングコードに一定の周期で複数
の伝送シンボル区間に渡り連続して前記送信局毎に固有
のロングコードをマスクして、前記送信局内の各チャネ
ル毎に固有のショートコードのみで拡散されるマスクブ
ロックを設定し、該マスクブロックによって拡散される
情報シンボルを用いて該マスクブロック以降の任意のタ
イミングでの前記送信局固有のロングコードの種類又は
位相若しくはその両方の情報が伝送された拡散信号を受
信するものであり、前記初期同期捕捉回路には、多重化
された各チャネル毎に固有のショートコードを生成する
チャネルショートコード生成部と、該チャネルショート
コード又は該チャネルショートコードとロングコードと
を乗算した拡散符号を用いて受信拡散信号の逆拡散を行
う逆拡散部と、前記逆拡散部の出力から所定のしきい値
を超えるピークを検出し、該検出されたピーク位置に同
期して復調部起動タイミング信号を出力するピーク検出
部と、該復調部起動タイミング信号に従って複数のシン
ボルからなる前記マスクブロックを受信、復調し、該マ
スクブロックの受信復調結果に含まれる、該マスクブロ
ック以降の任意のタイミングでの前記送信局固有のロン
グコードの種類又は位相若しくはその両方の情報をロン
グコード情報として出力すると共に、該タイミングをロ
ングコード起動タイミング信号として出力し、前記復調
部起動タイミング信号に従ってロングコードを受信、復
調し、復調データを出力する復調部と、前記ロングコー
ド情報を基に前記ロングコード起動タイミング信号によ
ってロングコードを生成するロングコード生成部と、前
記ロングコード生成部からの出力と前記チャネルショー
トコード生成部からの出力の乗算を行う乗算部と、前記
復調部からロングコード起動タイミング信号が入力され
ている時は前記乗算部からの入力を前記逆拡散部に出力
し、前記ロングコード起動タイミング信号が入力されて
いない時は前記チャネルショートコード生成部からの入
力を前記逆拡散部に出力するセレクタと、前記復調部か
らロングコード起動タイミング信号が入力されている時
は前記復調部からの復調データを外部に出力し、前記ロ
ングコード起動タイミング信号が入力されていない時は
前記復調部からのロングコード情報を前記ロングコード
生成部に出力するスイッチとを有することを特徴として
おり、マスクブロックに含まれる接続送信局ロングコー
ド情報及びロングコード起動タイミングにより、ただち
に接続するチャネル用のロングコードの同期捕捉を行う
ことができるため、ロングコードの同期捕捉時間を短縮
でき、また、単一の逆拡散部、復調部をスイッチで切り
替えて時分割で使用するようにしているため、回路を小
型化できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る初
期同期捕捉方法は、送信局で、マスクブロックに当該マ
スクブロック以降の任意のタイミングでの送信局固有の
ロングコードの種類又は位相若しくはその両方の情報を
含めて受信局に送信し、受信局で、マスクブロックを復
調して接続するチャネル用のロングコードの種類又は位
相若しくはその両方の情報及び任意のタイミングを取得
して以降のロングコードの同期捕捉を行うものであり、
マスクブロックに含まれる送信局固有のロングコードの
種類又は位相若しくはその両方の情報及びタイミングか
ら接続するチャネル用のロングコードの同期をただちに
捕捉でき、ロングコードの同期捕捉時間を短縮できるも
のである。
【0026】まず、本発明の実施の形態に係る初期同期
捕捉方法の概念を図3を用いて説明する。図3は、本発
明の実施の形態に係る送信局における多重化されるチャ
ネルのマッピングを示す説明図である。
【0027】各チャネルで使用している送信局固有のロ
ングコードを複数シンボルにわたり連続してマスクし、
ショートコードのみで拡散されている部分(a)を複数
シンボル連続(マスクブロック)とし、それぞれの送信
局は、そのマスクブロックが重ならないように制御す
る。
【0028】また、このマスクブロック内には、マスク
ブロック以降の任意のタイミングでのマスクされていな
い部分(b)のロングコード種類又は位相若しくはその
両方の情報が含まれて伝送されるようになっている。そ
して、受信局側は、このマスクブロックを受信、復調し
接続するチャネル用ロングコード種類又は位相若しくは
その両方の情報をただちに得ることができるものであ
る。これにより、接続するチャネル用のロングコードの
同期捕捉を短時間にできるものである。
【0029】次に、本発明の実施の形態に係る初期同期
捕捉回路を図1を用いて説明する。図1は、本発明の実
施の形態に係る第1の初期同期捕捉回路の構成ブロック
図である。本実施の形態に係る第1の初期同期捕捉回路
(第1の初期同期捕捉回路)は、図1に示すように、チ
ャネルショートコード生成部11と、第1の逆拡散部1
2と、ピーク検出部13と、第1の復調部14と、ロン
グコード生成部15と、乗算部16と、第2の逆拡散部
17と、第2の復調部18とから構成されている。
【0030】更に、第1の初期同期捕捉回路の各部を具
体的に図1を用いて説明する。チャネルショートコード
生成部11は、接続チャネル用のショートコードを生成
するものである。第1の逆拡散部12は、入力される受
信拡散信号をチャネルショートコード生成部11からの
ショートコードで逆拡散するものである。
【0031】ピーク検出部13は、第1の逆拡散部12
の出力からピークの立つ位置を検出し、検出されたピー
クが所定のしきい値を超える相関ピークであると、マス
クブロックを受信したと判断し、第1の復調部14及び
第2の復調部18に復調部における起動タイミングを示
す復調部起動タイミング信号を出力するものである。
【0032】第1の復調部14は、第1の逆拡散部12
から出力される逆拡散された受信信号をピーク検出部1
3からの復調部起動タイミング信号のタイミングにて起
動されて復調する。これにより、逆拡散されたマスクブ
ロック部分の復調が為されるものである。復調結果に
は、マスクブロック以降の任意のタイミングでのロング
コードの種類又は位相若しくはその両方の情報とそのタ
イミング情報が含まれているので、ロングコードの種類
又は位相若しくはその両方の情報を接続送信局ロングコ
ード情報としてロングコード生成部15に出力し、更に
別に、ロングコードのタイミング情報をロングコード起
動タイミング信号としてロングコード生成部15に出力
するものである。
【0033】ロングコード生成部15は、第1の復調部
14からのロングコード起動タイミング信号で、同じく
第1の復調部14からのロングコード種類又は位相若し
くはその両方の情報を基にロングコードを設定し、送信
局固有のロングコードを生成するものである。これによ
り、ロングコードの捕捉が完了する。
【0034】乗算部16は、ロングコード生成部15か
らの接続送信局用ロングコードとチャネルショートコー
ド生成部11からのチャネルショートコードの乗算を行
い、その結果を拡散符号として出力するものである。
【0035】第2の逆拡散部17は、受信拡散信号を乗
算部16からの拡散符号で逆拡散するものである。第2
の復調部18は、第2の逆拡散部17から出力される逆
拡散された信号を復調するものであり、これにより、マ
スクブロック以外の部分の受信信号の復調が行われるも
のである。
【0036】次に、第1の初期同期捕捉回路の動作を図
1を用いて説明する。まず始めに、チャネルショートコ
ード生成部11が、接続するチャネルのショートコード
を生成する。そして、第1の逆拡散部12は、そのショ
ートコードと受信拡散符号の相関をとり、逆拡散を行
う。
【0037】ピーク検出部13にて、所定のしきい値を
超える相関ピークが検出されるとマスクブロックを受信
したと判定し、復調部起動タイミング信号を出力して、
第1の復調部14を復調部起動タイミング信号により起
動させる。
【0038】第1の復調部14は、その復調部起動タイ
ミング信号を受けて、第1の逆拡散部12により逆拡散
された信号の復調を行う。復調部起動タイミング信号の
タイミングで逆拡散された受信信号を復調するというこ
とは、ショートコードとの相関がとられているため、マ
スクブロック部分の復調を行うことになるものである。
【0039】第1の復調部14における復調結果には、
マスクブロック以降の任意のタイミングでのロングコー
ド種類又は位相若しくはその両方の情報とそのタイミン
グ情報が含まれているので、第1の復調部14は、ロン
グコード生成部15に対して、ロングコードのタイミン
グをロングコード起動タイミング信号として出力し、同
時に復調結果より得られたロングコード種類又は位相若
しくはその両方の情報を出力する。
【0040】そして、ロングコード生成部15は、第1
の復調部14から出力されたロングコード種類又は位相
若しくはその両方の情報を送信局固有のロングコードと
するロングコードを乗算部16に出力する。出力開始の
タイミングは、第1の復調部14から、ロングコード起
動タイミング信号として与えられる。この時点でロング
コードの同期捕捉が完了する。
【0041】そして、乗算部16でチャネルショートコ
ード生成部11からのチャネルショートコードとロング
コード生成部15からのロングコードを乗算した結果を
拡散符号として出力する。
【0042】第2の逆拡散部17は、乗算部16からの
拡散符号と受信拡散信号との相関をとり、逆拡散を行
う。逆拡散された信号は、第2の復調部18で復調され
る。このようにして、接続するチャネル用のロングコー
ドの同期補足を行い、接続した送信局のチャネルで伝送
される送信局からの情報などを得ることができるもので
ある。
【0043】次に、本発明の実施の形態に係る第2の初
期同期捕捉回路について図2を用いて説明する。図2
は、本発明の実施の形態に係る第2の初期同期捕捉回路
の構成ブロック図である。本発明の実施の形態に係る第
2の初期同期捕捉回路(第2の初期同期捕捉回路)は、
図2に示すように、チャネルショートコード生成部21
と、逆拡散部22と、ピーク検出部23と、復調部24
と、ロングコード生成部25と、乗算部26と、セレク
タ27と、スイッチ28とから構成されている。
【0044】第2の初期同期捕捉回路の各部を具体的に
図2を用いて説明する。チャネルショートコード生成部
21は、接続チャネル用のショートコードを生成し、乗
算部26及びセレクタ27に出力するものである。ロン
グコード生成部25は、復調部24からのロングコード
起動タイミング信号により、同じく復調部24からの接
続送信局ロングコード情報(ロングコード種類又は位相
若しくはその両方の情報)を基にロングコードを設定
し、接続送信局用ロングコードを生成して乗算部26に
出力するものである。
【0045】乗算部26は、ロングコード生成部25か
らのロングコードとチャネルショートコード生成部21
からのチャネルショートコードの乗算を行い、その結果
を拡散符号としてセレクタ27に出力するものである。
【0046】セレクタ27は、チャネルショートコード
生成部21の出力であるチャネルショートコードと乗算
部26からの拡散符号を、復調部24からのロングコー
ド起動タイミング信号で、切り替えて逆拡散部22に出
力するものである。具体的には、ロングコード起動タイ
ミング信号の入力がない時は、チャネルショートコード
生成部21からの接続チャネル用ショートコードを逆拡
散部22に出力し、ロングコード起動タイミング信号の
入力がある時は、乗算部26からの拡散符号を逆拡散部
22に出力するようになっている。
【0047】逆拡散部22は、入力される受信拡散信号
をセレクタ27の出力であるコードで逆拡散し、ピーク
検出部23と復調部24に出力するものである。ピーク
検出部23は、逆拡散部22の出力からピークの立つ位
置を検出し、所定のしきい値を超える相関ピークが検出
されると、同期確立前はマスクブロックを受信したと判
定し、同期確立後はマスクブロック以外のロングコード
部分を受信したと判定して、復調部24に復調部起動タ
イミング信号を出力するものである。
【0048】復調部24は、ロングコードの同期捕捉前
では、逆拡散部22から出力される逆拡散された受信信
号をピーク検出部23からの復調部起動タイミング信号
のタイミングにて起動されて復調するものである。これ
により、逆拡散されたマスクブロック部分の復調が為さ
れるものである。復調結果には、マスクブロック以降の
任意のタイミングでのロングコードの種類又は位相若し
くはその両方の情報とそのタイミング情報が含まれてい
るので、ロングコードの種類又は位相若しくはその両方
の情報を接続送信局ロングコード情報としてスイッチ2
8を介してロングコード生成部25に出力し、更に別
に、ロングコードのタイミング情報をロングコード起動
タイミング信号としてロングコード生成部25、セレク
タ27及びスイッチ28に出力するものである。
【0049】また、復調部24は、ロングコードの同期
捕捉が終了してからはチャネルの送信情報の復調に使用
されるものである。ここで、復調された接続送信局復号
データは、スイッチ28を介して外部に出力される。
【0050】スイッチ28は、復調部24からのロング
コード起動タイミング信号でその出力先を切り替えるも
のである。具体的には、スイッチ28は、復調部24か
らロングコード起動タイミング信号が入力されていない
時は、復調部24で復調されたデータをロングコード生
成部25に出力するよう制御するものであり、復調部2
4からロングコード起動タイイング信号が入力されてい
る時は、復調部24で復調されたデータを接続送信局復
号データとして外部に出力するものである。
【0051】次に、本発明の実施の形態に係る第2の初
期同期捕捉回路の動作を図2を用いて説明する。まず始
めに、チャネルショートコード生成部21が接続するチ
ャネルのショートコードを生成する。生成されたショー
トコードはセレクタ27及び乗算部26に入力される。
【0052】セレクタ27は、接続するロングコードの
同期捕捉が為されるまでは、つまり、復調部24からロ
ングコード起動タイミング信号が入力されるまでは、そ
の出力としてはショートコードを選択し出力する。逆拡
散部22では、セレクタ27から出力されるコードと受
信拡散信号の相関をとり逆拡散を行う。接続するチャネ
ル用のロングコードの同期捕捉が為されるまでは、セレ
クタ27からの出力はチャネルショートコードなので、
逆拡散後の相関ピークが現れるのは受信局がマスクブロ
ックを受信した時になる。
【0053】このマスクブロックを受信した時の相関ピ
ークをピーク検出部23でしきい値判定し、しきい値を
超えた時、そのタイミングで復調部起動タイミング信号
を出力する。復調部24では、接続するチャネル用ロン
グコードの同期捕捉されるまでは、ピーク検出部23か
らの復調部起動タイミング信号を受けて、受信したマス
クブロック部分の復調を行う。復調結果には、マスクブ
ロック以降の任意のタイミングでのロングコード種類又
は位相若しくはその両方の情報とそのタイミング情報が
含まれているので、復調部24はそのタイミングをロン
グコード起動タイミング信号として出力し、同時に復調
結果より得られたロングコード種類又は位相若しくはそ
の両方の情報を出力する。
【0054】スイッチ28は、接続するチャネル用のロ
ングコードの同期捕捉が為されるまでは、その出力先が
ロングコード生成部25になるように接続される。そし
て、ロングコード生成部25は、復調部24より出力さ
れるロングコード種類又は位相若しくはその両方の情報
(接続送信局ロングコード情報)を送信局固有のロング
コードとするロングコードを出力する。出力開始のタイ
ミングは、復調部24から、ロングコード起動タイミン
グ信号として与えられる。この時点でロングコードの同
期捕捉が完了する。
【0055】一方、乗算部26はチャネルショートコー
ドからのチャネルショートコードとロングコード生成部
25からのロングコードの乗算した結果を拡散符号とし
て出力して、セレクタ27に入力している。同期確立
後、セレクタ27は、復調部24からのロングコード起
動タイミング信号で、セレクタ27の出力をチャネルシ
ョートコードから乗算部26からの拡散符号に切り替え
る。
【0056】逆拡散部22は、これより、マスクブロッ
ク部分の逆拡散から、マスクブロック以外の部分の逆拡
散処理に移行することになる。そして、その逆拡散出力
は今度はマスクブロック以外の部分でピークが立つこと
になるので、そのピーク値をピーク検出部23にてしき
い値判定する。ピーク検出部23はしきい値を超えたタ
イミングで復調部起動タイミング信号を復調部24に出
力する。
【0057】復調部起動タイミング信号を受けて、復調
部24は、今度はマスクブロック以外の部分の復調を行
う。また、スイッチ28は、ロングコード起動タイミン
グ信号を受けて、接続先を送信局復号データが出力され
るように切り替える。このようにしてロングコードの同
期補足を行い、接続した送信局のチャネルで伝送される
送信局からの情報などを得ることができるものである。
【0058】本発明の実施の形態の初期同期捕捉方法に
よれば、ロングコードの種類又は位相若しくはその両方
の情報及びそのタイミング情報を送信チャネルのマスク
ブロックで伝送し、そのマスクブロックを復調すること
により、ロングコードの種類又は位相若しくはその両方
の情報及びそのタイミング情報を得ることができ、これ
ら情報に基づいて、ただちに接続するチャネル用のロン
グコードの同期捕捉を実現できるため、従来の相関器に
比べて相関処理の回数が大幅に減少させることができ、
高速な同期捕捉を行うことができる効果がある。
【0059】本発明の実施の形態の第1の初期同期捕捉
回路によれば、ロングコード同期捕捉前は、チャネルシ
ョートコード生成部11、第1の逆拡散部12、ピーク
検出部13、第1の復調部14を用いて、受信拡散信号
からマスクブロックを復調して接続送信局ロングコード
情報(ロングコード種類又は位相若しくはその両方の情
報)及びロングコード起動タイミングを取得して接続す
るチャネル用のロングコードの同期捕捉を行い、ロング
コード同期捕捉後は、ロングコード生成部15、乗算部
16、第2の逆拡散部17、第2の復調部18を用い
て、取得した接続送信局ロングコード情報及びロングコ
ード起動タイミングにより、受信拡散信号から接続送信
局復号データを得るようにしているので、マスクブロッ
クに含まれる接続送信局ロングコード情報及びロングコ
ード起動タイミングにより、ただちに接続するチャネル
用のロングコードの同期捕捉を行うことができるため、
ロングコードの同期捕捉時間を短縮できる効果がある。
【0060】本発明の実施の形態の第2の初期同期捕捉
回路によれば、ロングコードの同期捕捉前は、チャネル
ショートコード生成部21、逆拡散部22、ピーク検出
部23、復調部24、スイッチ28を用いて、接続送信
局ロングコード情報及びロングコード起動タイミングを
取得して接続するチャネル用のロングコードの同期捕捉
を行い、ロングコード同期捕捉後は、上記構成に加え
て、ロングコード生成部25、乗算部26、セレクタ2
7をも用いて、取得した接続送信局ロングコード情報及
びロングコード起動タイミングにより、受信拡散信号か
ら接続送信局復号データを得るようにしているので、マ
スクブロックに含まれる接続送信局ロングコード情報及
びロングコード起動タイミングにより、ただちに接続す
るチャネル用のロングコードの同期捕捉を行うことがで
きるため、ロングコードの同期捕捉時間を短縮できる効
果がある。
【0061】第1の初期同期捕捉回路と異なり、第2の
初期同期捕捉回路は、1の逆拡散部、1の復調部とし、
これら逆拡散部、復調部をスイッチ28を用いて時分割
で使うようにしているので、初期同期捕捉回路を小型化
することができる効果がある。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、送信局
で、マスクブロックに当該マスクブロック以降の任意の
タイミングでの送信局固有のロングコードの種類又は位
相若しくはその両方の情報を含めて受信局に送信し、受
信局で、マスクブロックを復調して接続するチャネル用
のロングコードの種類又は位相若しくはその両方の情報
及び任意のタイミングを取得して以降のロングコードの
同期捕捉を行う初期同期捕捉方法としているので、マス
クブロックに含まれる送信局固有のロングコードの種類
又は位相若しくはその両方の情報及びタイミングから接
続するチャネル用のロングコードの同期をただちに捕捉
でき、ロングコードの同期捕捉時間を短縮できる効果が
ある。
【0063】請求項2記載の発明によれば、ロングコー
ド同期捕捉前は、チャネルショートコード生成部、第1
の逆拡散部、ピーク検出部、第1の復調部を用いて、受
信拡散信号からマスクブロックを復調して接続送信局ロ
ングコード情報及びロングコード起動タイミングを取得
して接続するチャネル用のロングコードの同期捕捉を行
い、ロングコード同期捕捉後は、ロングコード生成部、
乗算部、第2の逆拡散部、第2の復調部を用いて、取得
した接続送信局ロングコード情報及びロングコード起動
タイミングにより、受信拡散信号から接続送信局復号デ
ータを得る初期同期捕捉回路としているので、マスクブ
ロックに含まれる接続送信局ロングコード情報及びロン
グコード起動タイミングにより、ただちに接続するチャ
ネル用のロングコードの同期捕捉を行うことができるた
め、ロングコードの同期捕捉時間を短縮できる効果があ
る。
【0064】請求項3記載の発明によれば、ロングコー
ド同期捕捉前は、チャネルショートコード生成部、逆拡
散部、ピーク検出部、復調部、スイッチを用いて、接続
送信局ロングコード情報及びロングコード起動タイミン
グを取得して接続するチャネル用のロングコードの同期
捕捉を行い、ロングコード同期捕捉後は、上記構成に加
えて、ロングコード生成部、乗算部、セレクタをも用い
て、取得した接続送信局ロングコード情報及びロングコ
ード起動タイミングにより、受信拡散信号から接続送信
局復号データを得る初期同期捕捉回路としているので、
マスクブロックに含まれる接続送信局ロングコード情報
及びロングコード起動タイミングにより、ただちに接続
するチャネル用のロングコードの同期捕捉を行うことが
できるため、ロングコードの同期捕捉時間を短縮できる
効果があり、また、単一の逆拡散部、復調部をスイッチ
で切り替えて時分割で使用するようにしているため、回
路を小型化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図l】本発明の実施の形態に係る第1の初期同期捕捉
回路の構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る第2の初期同期捕捉
回路の構成ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る送信局における多重
化されるチャネルのマッピングを示す説明図である。
【図4】従来の初期同期捕捉回路の構成ブロック図であ
る。
【図5】従来の基地局での同期チャネルのマッピングを
示す説明図である。
【図6】マッチトフィルタ(MF)の出力例を示す説明
図である。
【符号の説明】
11…チャネルショートコード生成部、 12…第1の
逆拡散部、 13…ピーク検出部、 14…第1の復調
部、 15…ロングコード生成部、 16…乗算部、
17…第2の逆拡散部、 18…第2の復調部、 21
…チャネルショートコード生成部、 22…逆拡散部、
23…ピーク検出部、 24…復調部、 25…ロン
グコード生成部、 26…乗算部、 27…セレクタ、
28…スイッチ、 31…チャネルショートコード生
成部、 32… MF(マッチトフイルタ)、 33…
ピーク検出部、 34…同期チャネル用拡散符号生成
部、35…相関器、 36…しきい値判定部、 37…
同期制御部、 38…復調部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送シンボル区間に渡り送信局毎
    に固有のロングコードと前記送信局内の多重化された各
    チャネル毎に固有のショートコードを乗算した系列をス
    ペクトラム拡散のための拡散符号として用いるCDMA
    通信システムにおける初期同期捕捉方法において、 前記送信局では、当該送信局のロングコードに一定の周
    期で複数の伝送シンボル区間に渡り連続して前記送信局
    毎に固有のロングコードをマスクし、前記送信局内の各
    チャネル毎に固有のショートコードのみで拡散されるマ
    スクブロックを設定し、該マスクブロックによって拡散
    される情報シンボルを用いて該マスクブロック以降の任
    意のタイミングでの前記送信局固有のロングコードの種
    類又は位相若しくはその両方の情報を受信局に伝送し、 前記受信局では、前記マスクブロックをショートコード
    を用いて受信して逆拡散し、復調、復号することにより
    該マスクブロックで伝送されている、該マスクブロック
    以降の任意のタイミングでの送信局固有のロングコード
    の種類又は位相若しくはその両方の情報及び該タイミン
    グを取得し、以降のロングコードの同期捕捉を行うこと
    を特徴とする初期同期捕捉方法。
  2. 【請求項2】 複数の伝送シンボル区間に渡り送信局毎
    に固有のロングコードと前記送信局内の多重化された各
    チャネル毎に固有のショートコードを乗算した系列をス
    ペクトラム拡散のための拡散符号として用いるCDMA
    通信システムにおける受信局での初期同期捕捉回路にお
    いて、 前記受信局の初期同期捕捉回路は、前記送信局から、前
    記送信局のロングコードに一定の周期で複数の伝送シン
    ボル区間に渡り連続して前記送信局毎に固有のロングコ
    ードをマスクして、前記送信局内の各チャネル毎に固有
    のショートコードのみで拡散されるマスクブロックを設
    定し、該マスクブロックによって拡散される情報シンボ
    ルを用いて該マスクブロック以降の任意のタイミングで
    の前記送信局固有のロングコードの種類又は位相若しく
    はその両方の情報が伝送された拡散信号を受信するもの
    であり、 前記初期同期捕捉回路には、 多重化された各チャネル毎に固有のショートコードを生
    成するチャネルショートコード生成部と、 該チャネルショートコードを用いて受信拡散信号の逆拡
    散を行う第1の逆拡散部と、 前記第1の逆拡散部の出力から所定のしきい値を超える
    ピークを検出し、該検出されたピーク位置に同期して復
    調部起動タイミング信号を出力するピーク検出部と、 該復調部起動タイミング信号に従って複数のシンボルか
    らなる前記マスクブロックを受信、復調し、該マスクブ
    ロックの受信復調結果に含まれる、該マスクブロック以
    降の任意のタイミングでの前記送信局固有のロングコー
    ドの種類又は位相若しくはその両方の情報をロングコー
    ド情報として出力すると共に、該タイミングをロングコ
    ード起動タイミング信号として出力する第1の復調部
    と、 前記ロングコード情報を基に前記ロングコード起動タイ
    ミング信号によってロングコードを生成するロングコー
    ド生成部と、 前記ロングコード生成部からの出力と前記チャネルショ
    ートコード生成部からの出力の乗算を行う乗算部と、 前記乗算部からの出力を用いて受信拡散信号を逆拡散す
    る第2の逆拡散部と、 第2の逆拡散部の出力を受信、復調する第2の復調部と
    を有することを特徴とする初期同期捕捉回路。
  3. 【請求項3】 複数の伝送シンボル区間に渡り送信局毎
    に固有のロングコードと前記送信局内の多重化された各
    チャネル毎に固有のショートコードを乗算した系列をス
    ペクトラム拡散のための拡散符号として用いるCDMA
    通信システムにおける受信局での初期同期捕捉回路にお
    いて、 前記受信局の初期同期捕捉回路は、前記送信局から、前
    記送信局のロングコードに一定の周期で複数の伝送シン
    ボル区間に渡り連続して前記送信局毎に固有のロングコ
    ードをマスクして、前記送信局内の各チャネル毎に固有
    のショートコードのみで拡散されるマスクブロックを設
    定し、該マスクブロックによって拡散される情報シンボ
    ルを用いて該マスクブロック以降の任意のタイミングで
    の前記送信局固有のロングコードの種類又は位相若しく
    はその両方の情報が伝送された拡散信号を受信するもの
    であり、 前記初期同期捕捉回路には、 多重化された各チャネル毎に固有のショートコードを生
    成するチャネルショートコード生成部と、 該チャネルショートコード又は該チャネルショートコー
    ドとロングコードとを乗算した拡散符号を用いて受信拡
    散信号の逆拡散を行う逆拡散部と、 前記逆拡散部の出力から所定のしきい値を超えるピーク
    を検出し、該検出されたピーク位置に同期して復調部起
    動タイミング信号を出力するピーク検出部と、 該復調部起動タイミング信号に従って複数のシンボルか
    らなる前記マスクブロックを受信、復調し、該マスクブ
    ロックの受信復調結果に含まれる、該マスクブロック以
    降の任意のタイミングでの前記送信局固有のロングコー
    ドの種類又は位相若しくはその両方の情報をロングコー
    ド情報として出力すると共に、該タイミングをロングコ
    ード起動タイミング信号として出力し、前記復調部起動
    タイミング信号に従ってロングコードを受信、復調し、
    復調データを出力する復調部と、 前記ロングコード情報を基に前記ロングコード起動タイ
    ミング信号によってロングコードを生成するロングコー
    ド生成部と、 前記ロングコード生成部からの出力と前記チャネルショ
    ートコード生成部からの出力の乗算を行う乗算部と、 前記復調部からロングコード起動タイミング信号が入力
    されている時は前記乗算部からの入力を前記逆拡散部に
    出力し、前記ロングコード起動タイミング信号が入力さ
    れていない時は前記チャネルショートコード生成部から
    の入力を前記逆拡散部に出力するセレクタと、 前記復調部からロングコード起動タイミング信号が入力
    されている時は前記復調部からの復調データを外部に出
    力し、前記ロングコード起動タイミング信号が入力され
    ていない時は前記復調部からのロングコード情報を前記
    ロングコード生成部に出力するスイッチとを有すること
    を特徴とする初期同期捕捉回路。
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