JPH111205A - ガラス基板の包装方法及びそれに用いる包装袋 - Google Patents

ガラス基板の包装方法及びそれに用いる包装袋

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JPH111205A
JPH111205A JP15829897A JP15829897A JPH111205A JP H111205 A JPH111205 A JP H111205A JP 15829897 A JP15829897 A JP 15829897A JP 15829897 A JP15829897 A JP 15829897A JP H111205 A JPH111205 A JP H111205A
Authority
JP
Japan
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bag
glass
glass substrate
packaging
reduction
Prior art date
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Pending
Application number
JP15829897A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshie Kodera
喜衛 小寺
Masaharu Kamiyama
▲まさ▼治 神山
Toshio Sasamoto
敏雄 笹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH111205A publication Critical patent/JPH111205A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】大型で且つ平面状のガラス基板の輸送効率向
上、保管管理容積の低減を図る。 【解決手段】凹凸加工した内壁を有する透湿性の少ない
ラミネートフィルムからなる袋状体でガラス基板を包装
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーTV,コン
ピュータ,案内表示,等に利用される平面型表示装置の
プラズマデイスプレイ(以下PDPと略す)等の平面状
ガラス基板の包装技術に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルは大画面で
且つ薄型の表示装置として製品化されつつあり、将来の
ディスプレイとして有望な製品である。これに用いる基
板としては主に厚さ3mm外形寸法1000*900mm程のフロー
ト製法で得られるソーダガラスが主流である。
【0003】従来のガラス梱包形態は図1の平面図に示
すように、PDPの基本部材となるガラス基板1をガラ
ス素材メーカーにて所定の寸法に加工され、パネル製造
メーカーとなるユーザーへ輸送するが、大型で且つガラ
ス同士の接触を防止するため、合い紙、2bに示すスリ
ットでお互いのガラスが接触しないようにして大型のプ
ラスチックコンテナー2a等の容器に入れて搬送、輸送
する方式がとられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガラス搬送方式
では重量物となるガラスを搬送するに必要なコンテナー
等が大型になり、且つ重量も数10kgと重く、また1
コンテナあたりで搬送可能な枚数もガラス取り入れ、取
り出し空間を考慮して約20mm間隔にすると20〜40
枚がコンテナ形状の限度と言われ輸送効率が液晶パネル
などと比較して悪い。
【0005】さらにコンテナの通い箱化するにも耐用回
数が数十回レベルと見込まれておりガラス原価に占める
輸送費の割合が無視できない。
【0006】また合い紙等をスペーサーとしてコンパク
トにガラス包装する事も行われているが、ガラス開梱時
に静電気が発生し、ガラス面へのゴミ付着原因になり、
クリーンルーム内での開封作業が困難である。
【0007】また、合い紙へのゴミ付着、しわ等により
合い紙の再利用化も難かしい。
【0008】本発明は、ガラス包装について輸送効率を
高め、クリーンルーム内においても開封が容易で、且つ
湿気によるガラス焼けを防ぐ事を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガラス搬送
形態は個々のガラス基板をプラスチックフィルムとアル
ミフィルムからなるラミネートフィルムを基材とした袋
状体にいれて搬送する事にした。
【0010】また、ガラス面と包装袋との接触面積を減
少させガラスとの接触抵抗を軽減させるために袋状体内
壁に微少な凸面を形成させた。かかるようにすることで
接触面積低減による静電気発生の低減、また擦り傷の防
止が得られる。
【0011】さらに袋状体からガラス基板を取り出しや
すくするためガラス端面にコの字状の成形体を装着し
た。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
【0013】図2は、本発明に係わる一実施例のガラス
基板1の袋状体の基になるシートを示す図である。
【0014】袋状体の素材3aは厚さ約50ミクロンの
アルミシートの両面をポリエチレンなどのプラスチック
フィルムでサンドイッチラミネートしてある。
【0015】この一方の面に、溶融したプラスチックを
高さ約1mmのドット状に塗布して微細な凸面3bを形成
した。塗布時の精度にもよるが高さの範囲が0.6〜1.3mm
の範囲にあった。
【0016】ピット3bの高さはこれ以上であっても良
いが、5mm越えると袋状体の容量が増し取り扱い性が悪
くなった。
【0017】0.1mm以下にするとロールコート時の塗布
ムラが有り、ガラスの挿入取り出しに難点があった。
【0018】溶融したプラスチック体はラミネート材料
と同様のものが好ましく、ここではポリエチレンを用い
た。また、ポリエチレンを塗布するのに用いた装置は、
ホットメルトのドット転写ロールコーターを用いる事で
達成できる。
【0019】かかるようにして得た、素材シートを凸面
形成した面を内側になるように折り畳み、両サイドを加
熱シールする事で袋状体3とした。
【0020】図3はガラス基板1をかかる用にして得た
袋状体3にて包装した後、プラスチッククリップ4a,4
bで密封して図4の断面図に示す様に得た。以上の様に
することでガラスの防湿対策、接触面積低減による静電
気発生の減少、また擦り傷の減少効果が得られた。
【0021】図5は、本発明に係わる他の一実施例を示
すガラス基板1の包装形態を示す図である。
【0022】ガラス基板を包装するときの開口部側のガ
ラス端面にコの字状のプラスチック成形体2をはめ込
み、この状態で実施例一で示した袋状体3に入れ包装す
る。かかるようにすることで、開口部側を下側にしてラ
ス基板を取り出すとき、ガラス端面とラミネートフィル
ムの擦れによるガラス基板への付着物を減少出来る。ま
た、コの字状のプラスチック成形体2がクッション材に
なりガラス端面の欠け等の保護の役割を行い、パネル製
造メーカーサイドのガラス基板洗浄の負担を軽減でき
る。
【0023】図6は本発明により梱包されたガラスを簡
易な梱包箱6に積載した状態を示す平面図である。プラ
スチッククリップ4a,4bにより密封下部分を交互に配置
することで隙間無く梱包することが出来る。
【0024】現実に、従来型の梱包品をガラス受け入れ
洗浄を行った時と、本発明による梱包品を洗浄した時と
で洗浄装置内の洗浄液循環部フィルターの詰まりを比較
した。
【0025】この結果本発明によればフィルター詰まり
が少なく、洗浄液循環トラブル原因の軽減という副産物
が得られた。
【0026】袋状体の内寸法はガラス基板幅に対し両側
で約10mm程度大きく設定する事でガラスの挿入取り出し
が容易になる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガラス基板の搬送効率が上がり、且つガラスの保存、管
理も容易となる。
【0028】さらに、本発明による袋状体で1枚毎の梱
包形態とすることにより、バーコードシールを袋状体に
張り付けが可能で、PDP開発段階、少量生産段階等で
内容物の個別管理が容易となりまた保管スペース削減、
管理環境の簡易化にも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の包装、梱包形態を示す平面図。
【図2】本発明の袋状体を形成するに用いたシートの斜
視図。
【図3】本発明の一実施例の包装、梱包の構成要素を示
した図。
【図4】本発明の一実施例の包装、梱包形態を示した
図。
【図5】本発明の他の実施例の包装、梱包形態を示した
図。
【図6】本発明により包装されたガラス基板の梱包箱に
積載下状態を示す図。
【符号の説明】
1…ガラス基板、3…袋状体、4a.,4bプラスチックク
リップ。
フロントページの続き (72)発明者 笹本 敏雄 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラミネートフィルムのガラス包装面側に微
    細な凹凸加工面を形成した袋状体を用いてガラス基板を
    包装するようにしたことを特徴とするガラス基板の包装
    方法。
  2. 【請求項2】上記ガラス基板の上記袋状体の入り口側の
    ガラス端面部に保護部材を装着する請求項1に記載のガ
    ラス基板の包装方法。
  3. 【請求項3】内面側に凹凸面を有することを特徴とする
    包装袋。
  4. 【請求項4】上記凹凸面が0.1〜2mmのピット状にされて
    いる請求項3に記載の包装袋。
JP15829897A 1997-06-16 1997-06-16 ガラス基板の包装方法及びそれに用いる包装袋 Pending JPH111205A (ja)

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JPH111205A true JPH111205A (ja) 1999-01-06

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001047821A1 (en) * 1999-12-27 2001-07-05 Corning Incorporated Method of protecting an optical fiber preform using a bag
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