JPH11120583A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ装置Info
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- JPH11120583A JPH11120583A JP27548597A JP27548597A JPH11120583A JP H11120583 A JPH11120583 A JP H11120583A JP 27548597 A JP27548597 A JP 27548597A JP 27548597 A JP27548597 A JP 27548597A JP H11120583 A JPH11120583 A JP H11120583A
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- coil
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- track
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マグネットを高さ方向に小さくしても、可動
域において略均一な感度を得ることが出来る光ピックア
ップ装置を提供する。 【解決手段】 コイルの巻数を場所により変化させるこ
とで、不均一磁場中であっても電磁力が一定に保たれる
ようにする。また、マグネット8の着磁密度を場所によ
って変化、もしくはマグネット8の形状自体を変化させ
ることで、不均一磁場の発生を抑制することができる。
域において略均一な感度を得ることが出来る光ピックア
ップ装置を提供する。 【解決手段】 コイルの巻数を場所により変化させるこ
とで、不均一磁場中であっても電磁力が一定に保たれる
ようにする。また、マグネット8の着磁密度を場所によ
って変化、もしくはマグネット8の形状自体を変化させ
ることで、不均一磁場の発生を抑制することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式記録再生装
置に使用される光ピックアップ装置に関し、特に小型
化、薄型化した場合でもサーボゲインの安定化が図れる
光ピックアップ装置に関するものである。
置に使用される光ピックアップ装置に関し、特に小型
化、薄型化した場合でもサーボゲインの安定化が図れる
光ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光学式記録再生装置は小型化、薄
型化が進んで携帯型のパーソナルコンピュータ等にも内
蔵されるようになり、それに伴って光学式記録再生装置
の中心機構となる光ピックアップ装置も更なる小型化、
薄型化が図られている。こうして、光ピックアップ装置
の各部品も小型化を要求されているが、その中で、光ピ
ックアップ装置における対物レンズ駆動機構で駆動力を
得るための磁気回路をなすマグネットは、小型化しても
磁力を低下させることはできないため、小型化につれて
磁力のより大きいものを使用するようになっている。
型化が進んで携帯型のパーソナルコンピュータ等にも内
蔵されるようになり、それに伴って光学式記録再生装置
の中心機構となる光ピックアップ装置も更なる小型化、
薄型化が図られている。こうして、光ピックアップ装置
の各部品も小型化を要求されているが、その中で、光ピ
ックアップ装置における対物レンズ駆動機構で駆動力を
得るための磁気回路をなすマグネットは、小型化しても
磁力を低下させることはできないため、小型化につれて
磁力のより大きいものを使用するようになっている。
【0003】以下、従来の光ピックアップ装置について
図に基づいて説明する。図10は従来の光ピックアップ
装置の対物レンズ駆動機構の左側面図と平面図、図11
は図10の磁気回路の左側面図と平面図と磁束分布図で
ある。
図に基づいて説明する。図10は従来の光ピックアップ
装置の対物レンズ駆動機構の左側面図と平面図、図11
は図10の磁気回路の左側面図と平面図と磁束分布図で
ある。
【0004】上記各図において、光ピックアップ装置の
対物レンズ駆動機構は、レーザー光を集光する対物レン
ズ1と、この対物レンズ1を保持するレンズホルダー2
と、このレンズホルダー2に一体に配設され、レンズホ
ルダー2を上下(光ディスクのフォーカス方向)、左右
方向(光ディスクのトラック方向)にそれぞれ可動させ
るための電磁力を発生するフォーカスコイル3、トラッ
クコイル4の両駆動コイルと、両駆動コイルに電源を供
給し、且つレンズホルダー2を片持ち支持するサスペン
ションワイヤー5と、サスペンションワイヤー5の一端
を保持して固定端となるサスペンションホルダー6と、
レンズホルダー2上に組付けられ、サスペンションワイ
ヤー5と両駆動コイルを電気的に接続するサスペンショ
ンワイヤー固定基板7と、フォーカスコイル3及びトラ
ックコイル4を挟み、且つそれぞれのコイルの駆動方向
に対応する磁場を発生させる向きで配置される一対のマ
グネット8と、前記フォーカスコイル3及びトラックコ
イル4下側からこれらを挟み、前記マグネット8を接着
される略U字形状のヨーク9とを備える構成である。
対物レンズ駆動機構は、レーザー光を集光する対物レン
ズ1と、この対物レンズ1を保持するレンズホルダー2
と、このレンズホルダー2に一体に配設され、レンズホ
ルダー2を上下(光ディスクのフォーカス方向)、左右
方向(光ディスクのトラック方向)にそれぞれ可動させ
るための電磁力を発生するフォーカスコイル3、トラッ
クコイル4の両駆動コイルと、両駆動コイルに電源を供
給し、且つレンズホルダー2を片持ち支持するサスペン
ションワイヤー5と、サスペンションワイヤー5の一端
を保持して固定端となるサスペンションホルダー6と、
レンズホルダー2上に組付けられ、サスペンションワイ
ヤー5と両駆動コイルを電気的に接続するサスペンショ
ンワイヤー固定基板7と、フォーカスコイル3及びトラ
ックコイル4を挟み、且つそれぞれのコイルの駆動方向
に対応する磁場を発生させる向きで配置される一対のマ
グネット8と、前記フォーカスコイル3及びトラックコ
イル4下側からこれらを挟み、前記マグネット8を接着
される略U字形状のヨーク9とを備える構成である。
【0005】次に、上記した従来の対物レンズ駆動機構
の動作について説明する。マグネット8間の磁場は、対
物レンズ1から遠ざかる向きとなっている。ここで、フ
ォーカスコイル3に図10の平面図において右回りとな
る電流を流すと、電磁力により対物レンズ1は一体のレ
ンズホルダー2、両駆動コイル、サスペンションワイヤ
ー固定基板7ごと下向きに移動する。逆向きの電流を流
すと対物レンズ1は上向きに移動する。同様の原理で、
トラックコイル4に電流を流すと、対物レンズ1は電流
の向きによって左右に移動する。これらの駆動力を用い
て、流れる電流の量を調節することにより、対物レンズ
1をフォーカス、トラック方向に希望の位置まで移動さ
せることができる。
の動作について説明する。マグネット8間の磁場は、対
物レンズ1から遠ざかる向きとなっている。ここで、フ
ォーカスコイル3に図10の平面図において右回りとな
る電流を流すと、電磁力により対物レンズ1は一体のレ
ンズホルダー2、両駆動コイル、サスペンションワイヤ
ー固定基板7ごと下向きに移動する。逆向きの電流を流
すと対物レンズ1は上向きに移動する。同様の原理で、
トラックコイル4に電流を流すと、対物レンズ1は電流
の向きによって左右に移動する。これらの駆動力を用い
て、流れる電流の量を調節することにより、対物レンズ
1をフォーカス、トラック方向に希望の位置まで移動さ
せることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ピックアップ
装置の対物レンズ駆動機構は上記した構成であり、用い
られる一般的な矩形状のマグネット8による磁場は、図
11に示すように、中心部分における磁束密度が小さ
く、端部に向うに従って大きくなるなど、マグネット形
状によって生じるマグネット各位置での着磁性の違いに
より、マグネットから得られる磁場が不均一なものとな
っている。しかも、光ピックアップ装置の小型化を図る
為に、形状は小型ながら磁力の大きなマグネットを使用
しているため、マグネット各位置における磁束密度の差
が大きく、フォーカスコイル及びトラックコイルの移動
に伴う感度差も大きくなってしまい、サーボゲインの不
安定さを招くという課題を有した。
装置の対物レンズ駆動機構は上記した構成であり、用い
られる一般的な矩形状のマグネット8による磁場は、図
11に示すように、中心部分における磁束密度が小さ
く、端部に向うに従って大きくなるなど、マグネット形
状によって生じるマグネット各位置での着磁性の違いに
より、マグネットから得られる磁場が不均一なものとな
っている。しかも、光ピックアップ装置の小型化を図る
為に、形状は小型ながら磁力の大きなマグネットを使用
しているため、マグネット各位置における磁束密度の差
が大きく、フォーカスコイル及びトラックコイルの移動
に伴う感度差も大きくなってしまい、サーボゲインの不
安定さを招くという課題を有した。
【0007】本発明は以上の問題を解決するためになさ
れたもので、フォーカスコイル及びトラックコイルの可
動域において均一な電磁力を得、サーボゲインの安定化
が図れる光ピックアップ装置を提供することを目的とす
る。
れたもので、フォーカスコイル及びトラックコイルの可
動域において均一な電磁力を得、サーボゲインの安定化
が図れる光ピックアップ装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明の光ピックアップ装置は、対物レンズを一
体に保持するレンズホルダーと、当該レンズホルダーに
一体に組付けられるフォーカスコイル及びトラックコイ
ルと、当該フォーカスコイル及びトラックコイル近傍に
配置され、所定の磁場を発生させる磁気回路とを備え、
前記フォーカスコイル又はトラックコイルに電流を流し
て前記磁気回路による磁場に対する電磁力を発生させ、
前記対物レンズ及びレンズホルダーをフォーカスコイル
及びトラックコイルごとフォーカス方向又はトラック方
向に移動させる光ピックアップ装置であって、前記フォ
ーカスコイルにおけるフォーカス方向中心部の巻線数を
多くしたもの、あるいは、前記磁気回路がフォーカスコ
イル及びトラックコイルの可動範囲にわたって均一に磁
場を発生させるよう構成したものである。これにより、
均一な磁場を発生させ、あるいは、不均一磁場中であっ
てもコイルの巻数を場所により変化させて、コイルに電
流を流して得られる電磁力を磁場での位置によらず一定
に保ち、フォーカスコイル及びトラックコイルの移動に
伴う感度差を小さくしてサーボゲインを安定化すること
ができる。
ために本発明の光ピックアップ装置は、対物レンズを一
体に保持するレンズホルダーと、当該レンズホルダーに
一体に組付けられるフォーカスコイル及びトラックコイ
ルと、当該フォーカスコイル及びトラックコイル近傍に
配置され、所定の磁場を発生させる磁気回路とを備え、
前記フォーカスコイル又はトラックコイルに電流を流し
て前記磁気回路による磁場に対する電磁力を発生させ、
前記対物レンズ及びレンズホルダーをフォーカスコイル
及びトラックコイルごとフォーカス方向又はトラック方
向に移動させる光ピックアップ装置であって、前記フォ
ーカスコイルにおけるフォーカス方向中心部の巻線数を
多くしたもの、あるいは、前記磁気回路がフォーカスコ
イル及びトラックコイルの可動範囲にわたって均一に磁
場を発生させるよう構成したものである。これにより、
均一な磁場を発生させ、あるいは、不均一磁場中であっ
てもコイルの巻数を場所により変化させて、コイルに電
流を流して得られる電磁力を磁場での位置によらず一定
に保ち、フォーカスコイル及びトラックコイルの移動に
伴う感度差を小さくしてサーボゲインを安定化すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、対物レンズを一体に保持するレンズホルダーと、当
該レンズホルダーに一体に組付けられるフォーカスコイ
ル及びトラックコイルと、当該フォーカスコイル及びト
ラックコイル近傍に配置され、所定の磁場を発生させる
磁気回路とを備え、前記フォーカスコイル又はトラック
コイルに電流を流して前記磁気回路による磁場に対する
電磁力を発生させ、前記対物レンズ及びレンズホルダー
をフォーカスコイル及びトラックコイルごとフォーカス
方向又はトラック方向に移動させる光ピックアップ装置
であって、前記フォーカスコイルにおけるフォーカス方
向中心部の巻線数を多くすることを特徴とする光ピック
アップ装置であり、磁気回路として一般的な矩形状のマ
グネットが発生する不均一磁場中においても、前記フォ
ーカスコイルの巻数をフォーカス方向中心部の層数を多
く巻線することにより、フォーカスコイルの可動域全般
にわたって略均一な感度を得るという作用を有するもの
である。
は、対物レンズを一体に保持するレンズホルダーと、当
該レンズホルダーに一体に組付けられるフォーカスコイ
ル及びトラックコイルと、当該フォーカスコイル及びト
ラックコイル近傍に配置され、所定の磁場を発生させる
磁気回路とを備え、前記フォーカスコイル又はトラック
コイルに電流を流して前記磁気回路による磁場に対する
電磁力を発生させ、前記対物レンズ及びレンズホルダー
をフォーカスコイル及びトラックコイルごとフォーカス
方向又はトラック方向に移動させる光ピックアップ装置
であって、前記フォーカスコイルにおけるフォーカス方
向中心部の巻線数を多くすることを特徴とする光ピック
アップ装置であり、磁気回路として一般的な矩形状のマ
グネットが発生する不均一磁場中においても、前記フォ
ーカスコイルの巻数をフォーカス方向中心部の層数を多
く巻線することにより、フォーカスコイルの可動域全般
にわたって略均一な感度を得るという作用を有するもの
である。
【0010】請求項2に記載の発明は、対物レンズを一
体に保持するレンズホルダーと、当該レンズホルダーに
一体に組付けられるフォーカスコイル及びトラックコイ
ルと、当該フォーカスコイル及びトラックコイル近傍に
配置され、所定の磁場を発生させる磁気回路とを備え、
前記フォーカスコイル又はトラックコイルに電流を流し
て前記磁気回路による磁場に対する電磁力を発生させ、
前記対物レンズ及びレンズホルダーをフォーカスコイル
及びトラックコイルごとフォーカス方向又はトラック方
向に移動させる光ピックアップ装置であって、前記磁気
回路が、フォーカスコイル及びトラックコイルの可動範
囲にわたって均一に磁場を発生させることを特徴とする
光ピックアップ装置であり、磁気回路によって各コイル
の可動域全般にわたって略均一な磁場を得、電磁力の均
一化すなわち感度の均一化が実現するという作用を有す
る。
体に保持するレンズホルダーと、当該レンズホルダーに
一体に組付けられるフォーカスコイル及びトラックコイ
ルと、当該フォーカスコイル及びトラックコイル近傍に
配置され、所定の磁場を発生させる磁気回路とを備え、
前記フォーカスコイル又はトラックコイルに電流を流し
て前記磁気回路による磁場に対する電磁力を発生させ、
前記対物レンズ及びレンズホルダーをフォーカスコイル
及びトラックコイルごとフォーカス方向又はトラック方
向に移動させる光ピックアップ装置であって、前記磁気
回路が、フォーカスコイル及びトラックコイルの可動範
囲にわたって均一に磁場を発生させることを特徴とする
光ピックアップ装置であり、磁気回路によって各コイル
の可動域全般にわたって略均一な磁場を得、電磁力の均
一化すなわち感度の均一化が実現するという作用を有す
る。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記請求項2に
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状によるマグネットのフォーカス方向各位置での着磁
性の違いに合わせてマグネットに対する着磁密度をフォ
ーカス方向で部分的に変化させることを特徴とする光ピ
ックアップ装置であり、前記マグネットの着磁密度をフ
ォーカス方向に部分的に変えてフォーカス方向に略均一
な磁場を得ることで、フォーカスコイルの可動域全般に
わたって略均一な電磁力を得るという作用を有する。
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状によるマグネットのフォーカス方向各位置での着磁
性の違いに合わせてマグネットに対する着磁密度をフォ
ーカス方向で部分的に変化させることを特徴とする光ピ
ックアップ装置であり、前記マグネットの着磁密度をフ
ォーカス方向に部分的に変えてフォーカス方向に略均一
な磁場を得ることで、フォーカスコイルの可動域全般に
わたって略均一な電磁力を得るという作用を有する。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記請求項2に
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状によるマグネットのトラック方向各位置での着磁性
の違いに合わせてマグネットに対する着磁密度をトラッ
ク方向で部分的に変化させることを特徴とする光ピック
アップ装置であり、前記マグネットの着磁密度をトラッ
ク方向に部分的に変えてトラック方向に略均一な磁場を
得ることで、トラックコイルの可動域全般にわたって略
均一な電磁力を得るという作用を有する。
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状によるマグネットのトラック方向各位置での着磁性
の違いに合わせてマグネットに対する着磁密度をトラッ
ク方向で部分的に変化させることを特徴とする光ピック
アップ装置であり、前記マグネットの着磁密度をトラッ
ク方向に部分的に変えてトラック方向に略均一な磁場を
得ることで、トラックコイルの可動域全般にわたって略
均一な電磁力を得るという作用を有する。
【0013】請求項5に記載の発明は、前記請求項2に
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状をフォーカス方向の中心位置から外側に離れるに従
ってトラック方向の幅が徐々に広がる形状とすることを
特徴とする光ピックアップ装置であり、前記マグネット
形状を前記マグネットのフォーカス方向中心部から、ト
ラック方向の幅を徐々に広げた形状にすることで、フォ
ーカスコイルの可動域全般にわたって略均一な磁場を得
るという作用を有する。
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状をフォーカス方向の中心位置から外側に離れるに従
ってトラック方向の幅が徐々に広がる形状とすることを
特徴とする光ピックアップ装置であり、前記マグネット
形状を前記マグネットのフォーカス方向中心部から、ト
ラック方向の幅を徐々に広げた形状にすることで、フォ
ーカスコイルの可動域全般にわたって略均一な磁場を得
るという作用を有する。
【0014】請求項6に記載の発明は、前記請求項2に
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状をトラック方向の中心位置から外側に離れるに従っ
てフォーカス方向の幅が徐々に広がる形状とすることを
特徴とする光ピックアップ装置であり、前記マグネット
形状を前記マグネットのトラック方向中心部から、フォ
ーカス方向の幅を徐々に広げた形状にすることで、トラ
ックコイルの可動域全般にわたって略均一な磁場を得る
という作用を有する。
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状をトラック方向の中心位置から外側に離れるに従っ
てフォーカス方向の幅が徐々に広がる形状とすることを
特徴とする光ピックアップ装置であり、前記マグネット
形状を前記マグネットのトラック方向中心部から、フォ
ーカス方向の幅を徐々に広げた形状にすることで、トラ
ックコイルの可動域全般にわたって略均一な磁場を得る
という作用を有する。
【0015】請求項7に記載の発明は、前記請求項2に
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記ヨーク形状
を前記マグネットのフォーカス方向中心位置に対応する
位置から離れるに従ってトラック方向の幅が徐々に広が
る形状とすることを特徴とする光ピックアップ装置であ
り、前記ヨーク形状を前記マグネットのフォーカス方向
中心部に対応した位置から離れるにつれてトラック方向
の幅を徐々に広げた形状にすることで、フォーカスコイ
ルの可動域全般にわたって略均一な磁場を得るという作
用を有する。
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記ヨーク形状
を前記マグネットのフォーカス方向中心位置に対応する
位置から離れるに従ってトラック方向の幅が徐々に広が
る形状とすることを特徴とする光ピックアップ装置であ
り、前記ヨーク形状を前記マグネットのフォーカス方向
中心部に対応した位置から離れるにつれてトラック方向
の幅を徐々に広げた形状にすることで、フォーカスコイ
ルの可動域全般にわたって略均一な磁場を得るという作
用を有する。
【0016】請求項8に記載の発明は、前記請求項1に
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状によるマグネットのフォーカス方向各位置での着磁
性の違いに合わせてマグネットに対する着磁密度をフォ
ーカス方向で部分的に変化させることを特徴とする光ピ
ックアップ装置であり、前記フォーカスコイルにおいて
フォーカス方向中心部の層数を多く巻線し、且つ前記マ
グネットの着磁密度を光ピックアップ装置のフォーカス
方向に部分的に変えてフォーカス方向に略均一な磁場を
得ることで、フォーカスコイルの可動域全般にわたって
略均一な磁場を得、且つ均一化した感度を得るという作
用を有する。
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状によるマグネットのフォーカス方向各位置での着磁
性の違いに合わせてマグネットに対する着磁密度をフォ
ーカス方向で部分的に変化させることを特徴とする光ピ
ックアップ装置であり、前記フォーカスコイルにおいて
フォーカス方向中心部の層数を多く巻線し、且つ前記マ
グネットの着磁密度を光ピックアップ装置のフォーカス
方向に部分的に変えてフォーカス方向に略均一な磁場を
得ることで、フォーカスコイルの可動域全般にわたって
略均一な磁場を得、且つ均一化した感度を得るという作
用を有する。
【0017】請求項9に記載の発明は、前記請求項1に
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状をフォーカス方向の中心位置から外側に離れるに従
ってトラック方向の幅が徐々に広がる形状とすることを
特徴とする光ピックアップ装置であり、前記フォーカス
コイルにおいてフォーカス方向中心部の層数を多く巻線
し、且つ前記マグネット形状を前記マグネットのフォー
カス方向中心部から離れるにつれてトラック方向の幅を
徐々に広げた形状にすることで、フォーカスコイルの可
動域全般にわたって略均一な磁場を得、且つ均一化した
感度を得るという作用を有する。
記載の光ピックアップ装置において、前記磁気回路が、
所定間隔で略平行に対向し、前記フォーカスコイル及び
トラックコイルの少なくとも一部を挟むように配設され
る一対のマグネットと、当該マグネットを一体に取付け
られる略U字形状のヨークとからなり、前記マグネット
形状をフォーカス方向の中心位置から外側に離れるに従
ってトラック方向の幅が徐々に広がる形状とすることを
特徴とする光ピックアップ装置であり、前記フォーカス
コイルにおいてフォーカス方向中心部の層数を多く巻線
し、且つ前記マグネット形状を前記マグネットのフォー
カス方向中心部から離れるにつれてトラック方向の幅を
徐々に広げた形状にすることで、フォーカスコイルの可
動域全般にわたって略均一な磁場を得、且つ均一化した
感度を得るという作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図9を用いて説明する。なお、各図において、従来
の光ピックアップ装置と同一の機能を有する構成要素に
は同一の符号を付している。
から図9を用いて説明する。なお、各図において、従来
の光ピックアップ装置と同一の機能を有する構成要素に
は同一の符号を付している。
【0019】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
おける光ピックアップ装置を図1及び図2に基づいて説
明する。図1は本発明の実施の形態1における光ピック
アップ装置の対物レンズ駆動機構の左側面図と平面図、
図2は図1の磁気回路を示す平面図とA−A’断面図で
ある。
おける光ピックアップ装置を図1及び図2に基づいて説
明する。図1は本発明の実施の形態1における光ピック
アップ装置の対物レンズ駆動機構の左側面図と平面図、
図2は図1の磁気回路を示す平面図とA−A’断面図で
ある。
【0020】図1において、光ピックアップ装置の対物
レンズ駆動機構は、レーザー光を集光する対物レンズ1
と、対物レンズ1を保持するレンズホルダー2と、レン
ズホルダー2内部にレンズホルダー2を上下(光ディス
クのフォーカス方向)、左右方向(光ディスクのトラッ
ク方向)に可動させるための電磁力を発生するフォーカ
スコイル3、トラックコイル4の両駆動コイルと、両駆
動コイルに電源を供給し、かつレンズホルダー2を中空
状態で片持ち支持するサスペンションワイヤー5と、サ
スペンションワイヤー5の一端を保持して固定端となる
サスペンションホルダー6と、レンズホルダー2上に組
付けられ、サスペンションワイヤー5と両駆動コイルを
電気的に接続するサスペンションワイヤー固定基板7
と、フォーカスコイル3及びトラックコイル4を挟み、
且つそれぞれのコイルの駆動方向に対応する磁場を発生
させる向きで配置される一対のマグネット8と、前記フ
ォーカスコイル3及びトラックコイル4下側からこれら
を挟み、前記マグネット8を接着される略U字形状のヨ
ーク9とを備える構成である。
レンズ駆動機構は、レーザー光を集光する対物レンズ1
と、対物レンズ1を保持するレンズホルダー2と、レン
ズホルダー2内部にレンズホルダー2を上下(光ディス
クのフォーカス方向)、左右方向(光ディスクのトラッ
ク方向)に可動させるための電磁力を発生するフォーカ
スコイル3、トラックコイル4の両駆動コイルと、両駆
動コイルに電源を供給し、かつレンズホルダー2を中空
状態で片持ち支持するサスペンションワイヤー5と、サ
スペンションワイヤー5の一端を保持して固定端となる
サスペンションホルダー6と、レンズホルダー2上に組
付けられ、サスペンションワイヤー5と両駆動コイルを
電気的に接続するサスペンションワイヤー固定基板7
と、フォーカスコイル3及びトラックコイル4を挟み、
且つそれぞれのコイルの駆動方向に対応する磁場を発生
させる向きで配置される一対のマグネット8と、前記フ
ォーカスコイル3及びトラックコイル4下側からこれら
を挟み、前記マグネット8を接着される略U字形状のヨ
ーク9とを備える構成である。
【0021】光ピックアップ装置の対物レンズ駆動機構
は、磁束と各駆動コイルに流れる電流によるローレンツ
力により駆動力を発生するが、矩形状のマグネット8の
着磁性が位置によって異なるために、そのままでは磁束
密度分布が中心部分で減少し、発生する電磁力がコイル
移動に伴って大きく変化してしまうが、図2に示すよう
に、電磁力がマグネット中心部分で減少する分を、フォ
ーカスコイル3の中心部分の巻線数を増やし、磁束を横
切る電流を多くすることで補っており、電磁力の均一化
すなわち感度の均一化が図れる。
は、磁束と各駆動コイルに流れる電流によるローレンツ
力により駆動力を発生するが、矩形状のマグネット8の
着磁性が位置によって異なるために、そのままでは磁束
密度分布が中心部分で減少し、発生する電磁力がコイル
移動に伴って大きく変化してしまうが、図2に示すよう
に、電磁力がマグネット中心部分で減少する分を、フォ
ーカスコイル3の中心部分の巻線数を増やし、磁束を横
切る電流を多くすることで補っており、電磁力の均一化
すなわち感度の均一化が図れる。
【0022】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おける光ピックアップ装置を図3及び図4に基づいて説
明する。図3は本発明の実施の形態2における光ピック
アップ装置の対物レンズ駆動機構の左側面図と平面図、
図4は図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図であ
る。
おける光ピックアップ装置を図3及び図4に基づいて説
明する。図3は本発明の実施の形態2における光ピック
アップ装置の対物レンズ駆動機構の左側面図と平面図、
図4は図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図であ
る。
【0023】図3において、本実施の形態2の光ピック
アップ装置の対物レンズ駆動機構は、前述の実施の形態
1と同様、対物レンズ1と、レンズホルダー2と、フォ
ーカスコイル3と、トラックコイル4と、サスペンショ
ンワイヤー5と、サスペンションホルダー6と、サスペ
ンションワイヤー固定基板7と、マグネット8と、ヨー
ク9とを備え、異なる部分として、フォーカスコイル3
でコイル中心部分の巻数と端部の巻数とを同じくし、ま
た、マグネット8において、形状による磁束減少分を見
越して、図4に示すようにマグネット8の中心部分の着
磁密度を端部に比べ大きくして着磁し、マグネット8の
着磁状態を全体でほぼ一様とした構成を有するものであ
る。
アップ装置の対物レンズ駆動機構は、前述の実施の形態
1と同様、対物レンズ1と、レンズホルダー2と、フォ
ーカスコイル3と、トラックコイル4と、サスペンショ
ンワイヤー5と、サスペンションホルダー6と、サスペ
ンションワイヤー固定基板7と、マグネット8と、ヨー
ク9とを備え、異なる部分として、フォーカスコイル3
でコイル中心部分の巻数と端部の巻数とを同じくし、ま
た、マグネット8において、形状による磁束減少分を見
越して、図4に示すようにマグネット8の中心部分の着
磁密度を端部に比べ大きくして着磁し、マグネット8の
着磁状態を全体でほぼ一様とした構成を有するものであ
る。
【0024】前述の実施の形態1と異なり、本来電磁力
がマグネット中心部分で減少する分を、あらかじめマグ
ネット8の中心部分の着磁密度を端部に比べて大きくす
ることで補っており、電磁力の均一化すなわち感度の均
一化が図れる。
がマグネット中心部分で減少する分を、あらかじめマグ
ネット8の中心部分の着磁密度を端部に比べて大きくす
ることで補っており、電磁力の均一化すなわち感度の均
一化が図れる。
【0025】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おける光ピックアップ装置を図5に基づいて説明する。
図5は図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図であ
る。
おける光ピックアップ装置を図5に基づいて説明する。
図5は図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図であ
る。
【0026】図5において、本実施の形態3の対物レン
ズ駆動機構は、前記実施の形態2とほぼ同様の構成を有
し、異なる部分として、マグネット8において、形状に
よる磁束減少分を見越して、図5に示すようにマグネッ
ト8のフォーカス方向の中心部分の着磁密度を端部に比
べ大きくして着磁した構成を有するものである。これに
より、フォーカス方向における電磁力の均一化すなわち
感度の均一化が図れる。
ズ駆動機構は、前記実施の形態2とほぼ同様の構成を有
し、異なる部分として、マグネット8において、形状に
よる磁束減少分を見越して、図5に示すようにマグネッ
ト8のフォーカス方向の中心部分の着磁密度を端部に比
べ大きくして着磁した構成を有するものである。これに
より、フォーカス方向における電磁力の均一化すなわち
感度の均一化が図れる。
【0027】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
おける光ピックアップ装置を図6に基づいて説明する。
図6は図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図であ
る。
おける光ピックアップ装置を図6に基づいて説明する。
図6は図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図であ
る。
【0028】図6において、本実施の形態の光ピックア
ップ装置の対物レンズ駆動機構は、前記実施の形態2と
ほぼ同様の構成を有し、異なる部分として、マグネット
8において、形状による磁束減少分を見越して、図6に
示すようにマグネット8のトラック方向の中心部分の着
磁密度を端部に比べ大きくして着磁した構成を有するも
のである。これにより、トラック方向における電磁力の
均一化すなわち感度の均一化を図ることができる。
ップ装置の対物レンズ駆動機構は、前記実施の形態2と
ほぼ同様の構成を有し、異なる部分として、マグネット
8において、形状による磁束減少分を見越して、図6に
示すようにマグネット8のトラック方向の中心部分の着
磁密度を端部に比べ大きくして着磁した構成を有するも
のである。これにより、トラック方向における電磁力の
均一化すなわち感度の均一化を図ることができる。
【0029】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
おける光ピックアップ装置を図7に基づいて説明する。
図7は図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図であ
る。
おける光ピックアップ装置を図7に基づいて説明する。
図7は図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図であ
る。
【0030】図7において、本実施の形態の光ピックア
ップ装置の対物レンズ駆動機構は、前記実施の形態2と
ほぼ同様の構成を有し、異なる部分として、マグネット
8をフォーカス方向中心部からトラック方向幅が徐々に
広がる形状に形成し、マグネット8に対する着磁密度を
全体で変化させずに着磁した構成を有するものである。
ップ装置の対物レンズ駆動機構は、前記実施の形態2と
ほぼ同様の構成を有し、異なる部分として、マグネット
8をフォーカス方向中心部からトラック方向幅が徐々に
広がる形状に形成し、マグネット8に対する着磁密度を
全体で変化させずに着磁した構成を有するものである。
【0031】一般にマグネット8は、全体への一様な着
磁により磁化される場合、端部がより着磁状態が強い、
すなわち磁束密度が大きい状態となる。このようなマグ
ネット8形状による磁束密度分布状態を見越して、マグ
ネット8をフォーカス方向中心部から上下に離れるに従
ってトラック方向幅が徐々に広がる形状に形成し、フォ
ーカス方向中心部分のトラック方向幅を相対的に狭める
ことにより、フォーカス方向中心部分において磁束密度
の大きい端部をより中心側に寄せ、磁束密度を底上げす
ることとなり、フォーカス方向における磁束密度分布を
ほぼ一様にすることができる。これにより、フォーカス
方向における電磁力の均一化すなわち感度の均一化が図
れる。
磁により磁化される場合、端部がより着磁状態が強い、
すなわち磁束密度が大きい状態となる。このようなマグ
ネット8形状による磁束密度分布状態を見越して、マグ
ネット8をフォーカス方向中心部から上下に離れるに従
ってトラック方向幅が徐々に広がる形状に形成し、フォ
ーカス方向中心部分のトラック方向幅を相対的に狭める
ことにより、フォーカス方向中心部分において磁束密度
の大きい端部をより中心側に寄せ、磁束密度を底上げす
ることとなり、フォーカス方向における磁束密度分布を
ほぼ一様にすることができる。これにより、フォーカス
方向における電磁力の均一化すなわち感度の均一化が図
れる。
【0032】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
おける光ピックアップ装置を図8に基づいて説明する。
図8は図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図であ
る。
おける光ピックアップ装置を図8に基づいて説明する。
図8は図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図であ
る。
【0033】図8において、本実施の形態の光ピックア
ップ装置の対物レンズ駆動機構は、前記実施の形態5と
ほぼ同様の構成を有し、異なる部分として、マグネット
8のトラック方向の磁束密度分布不均一状態を見越し
て、図8に示すように、マグネット8をトラック方向中
心部から左右に離れるに従ってフォーカス方向寸法が徐
々に上下に広がる形状に形成し、トラック方向中心部分
のフォーカス方向寸法を相対的に狭めることにより、ト
ラック方向中心部分において磁束密度の大きい端部をよ
り中心側に寄せ、磁束密度を底上げすることとなり、ト
ラック方向における磁束密度分布をほぼ一様にすること
ができる。これにより、トラック方向における電磁力の
均一化すなわち感度の均一化を図ることができる。
ップ装置の対物レンズ駆動機構は、前記実施の形態5と
ほぼ同様の構成を有し、異なる部分として、マグネット
8のトラック方向の磁束密度分布不均一状態を見越し
て、図8に示すように、マグネット8をトラック方向中
心部から左右に離れるに従ってフォーカス方向寸法が徐
々に上下に広がる形状に形成し、トラック方向中心部分
のフォーカス方向寸法を相対的に狭めることにより、ト
ラック方向中心部分において磁束密度の大きい端部をよ
り中心側に寄せ、磁束密度を底上げすることとなり、ト
ラック方向における磁束密度分布をほぼ一様にすること
ができる。これにより、トラック方向における電磁力の
均一化すなわち感度の均一化を図ることができる。
【0034】(実施の形態7)本発明の実施の形態7に
おける光ピックアップ装置を図9に基づいて説明する。
図9は本発明の実施の形態7におけるヨーク9の平面図
と正面図である。
おける光ピックアップ装置を図9に基づいて説明する。
図9は本発明の実施の形態7におけるヨーク9の平面図
と正面図である。
【0035】図9において、本実施の形態7の光ピック
アップ装置の対物レンズ駆動機構は、前記実施の形態2
とほぼ同様の構成を有し、異なる部分として、ヨーク9
をマグネット8のフォーカス方向中心部に対応する位置
から上下に離れるに従ってトラック方向幅が徐々に広が
る形状に形成すると共に、マグネット8に対する着磁密
度を全体で変化させずに着磁した構成を有するものであ
る。
アップ装置の対物レンズ駆動機構は、前記実施の形態2
とほぼ同様の構成を有し、異なる部分として、ヨーク9
をマグネット8のフォーカス方向中心部に対応する位置
から上下に離れるに従ってトラック方向幅が徐々に広が
る形状に形成すると共に、マグネット8に対する着磁密
度を全体で変化させずに着磁した構成を有するものであ
る。
【0036】マグネット8形状による磁束密度分布状態
を見越して、マグネット8と共に磁気回路を構成するヨ
ーク9を、図9に示すようにマグネット8のフォーカス
方向中心部に重なる位置から上下に離れるに従ってトラ
ック方向幅が徐々に広がる形状に形成し、マグネット8
のフォーカス方向中心部にあたる位置のトラック方向幅
を相対的に狭めることにより、マグネット8のフォーカ
ス方向中心部分において、ヨーク9端部との近接で磁束
密度の大きくなる部分がより中心側に寄り、磁束密度が
底上げされることとなり、マグネット8のフォーカス方
向における磁束密度分布をほぼ一様にすることができ
る。これにより、フォーカス方向における電磁力の均一
化すなわち感度の均一化が図れる。
を見越して、マグネット8と共に磁気回路を構成するヨ
ーク9を、図9に示すようにマグネット8のフォーカス
方向中心部に重なる位置から上下に離れるに従ってトラ
ック方向幅が徐々に広がる形状に形成し、マグネット8
のフォーカス方向中心部にあたる位置のトラック方向幅
を相対的に狭めることにより、マグネット8のフォーカ
ス方向中心部分において、ヨーク9端部との近接で磁束
密度の大きくなる部分がより中心側に寄り、磁束密度が
底上げされることとなり、マグネット8のフォーカス方
向における磁束密度分布をほぼ一様にすることができ
る。これにより、フォーカス方向における電磁力の均一
化すなわち感度の均一化が図れる。
【0037】(実施の形態8)本発明の実施の形態8に
おける光ピックアップ装置を図1及び図4に基づいて説
明する。
おける光ピックアップ装置を図1及び図4に基づいて説
明する。
【0038】前記実施の形態1と同様に、フォーカスコ
イル3の中心部分のコイルの巻数を増やしてやることで
この中心部分の電流量を増やし、これに加え、前記実施
の形態2と同様に、形状による磁束減少分を見越して、
図4のように着磁密度を磁束密度がほぼ均一になるよう
に着磁することで、フォーカス方向においてより一層の
電磁力の均一化すなわち感度の均一化を図ることができ
る。
イル3の中心部分のコイルの巻数を増やしてやることで
この中心部分の電流量を増やし、これに加え、前記実施
の形態2と同様に、形状による磁束減少分を見越して、
図4のように着磁密度を磁束密度がほぼ均一になるよう
に着磁することで、フォーカス方向においてより一層の
電磁力の均一化すなわち感度の均一化を図ることができ
る。
【0039】(実施の形態9)本発明の実施の形態9に
おける光ピックアップ装置を図1及び図7に基づいて説
明する。
おける光ピックアップ装置を図1及び図7に基づいて説
明する。
【0040】前記実施の形態1と同様に、フォーカスコ
イル3の中心部分のコイルの巻数を増やしてやることで
この中心部分の電流量を増やし、これに加え、前記実施
の形態5と同様に、マグネットの形状による磁束減少分
を見越して、図7のようにマグネット8の形状をマグネ
ット8のフォーカス方向中心部から、トラック方向の幅
を徐々に広げた形状とし、フォーカス方向における磁束
密度分布をほぼ一様にすることで、フォーカス方向にお
いてより一層の電磁力の均一化すなわち感度の均一化を
図ることができる。
イル3の中心部分のコイルの巻数を増やしてやることで
この中心部分の電流量を増やし、これに加え、前記実施
の形態5と同様に、マグネットの形状による磁束減少分
を見越して、図7のようにマグネット8の形状をマグネ
ット8のフォーカス方向中心部から、トラック方向の幅
を徐々に広げた形状とし、フォーカス方向における磁束
密度分布をほぼ一様にすることで、フォーカス方向にお
いてより一層の電磁力の均一化すなわち感度の均一化を
図ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光ピック
アップ装置の対物レンズ駆動機構において、フォーカス
コイル又はトラックコイルに電流を流して得られる電磁
力を磁場での位置によらず均一になるように各コイルの
巻線状態又はマグネットの着磁状態を調整することによ
り、薄型化の為にマグネットを高さ方向に小さくして
も、各コイルの可動域において均一な感度を得ることが
でき、サーボゲインを安定化できるという有利な効果が
得られる。
アップ装置の対物レンズ駆動機構において、フォーカス
コイル又はトラックコイルに電流を流して得られる電磁
力を磁場での位置によらず均一になるように各コイルの
巻線状態又はマグネットの着磁状態を調整することによ
り、薄型化の為にマグネットを高さ方向に小さくして
も、各コイルの可動域において均一な感度を得ることが
でき、サーボゲインを安定化できるという有利な効果が
得られる。
【図1】本発明の実施の形態1における光ピックアップ
装置の対物レンズ駆動機構の左側面図と平面図
装置の対物レンズ駆動機構の左側面図と平面図
【図2】図1の磁気回路を示す平面図とA−A’断面図
【図3】本発明の実施の形態2における光ピックアップ
装置の対物レンズ駆動機構の左側面図と平面図
装置の対物レンズ駆動機構の左側面図と平面図
【図4】図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図
【図5】図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図
【図6】図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図
【図7】図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図
【図8】図3のマグネットを示す正面図と磁束分布図
【図9】本発明の実施の形態7におけるヨークの平面図
と正面図
と正面図
【図10】従来の光ピックアップ装置の対物レンズ駆動
機構の左側面図と平面図
機構の左側面図と平面図
【図11】図10の磁気回路の左側面図と平面図と磁束
分布図
分布図
1 対物レンズ 2 レンズホルダー 3 フォーカスコイル 4 トラックコイル 5 サスペンションワイヤー 6 サスペンションホルダー 7 サスペンションワイヤー固定基板 8 マグネット 9 ヨーク
Claims (9)
- 【請求項1】対物レンズを一体に保持するレンズホルダ
ーと、当該レンズホルダーに一体に組付けられるフォー
カスコイル及びトラックコイルと、当該フォーカスコイ
ル及びトラックコイル近傍に配置され、所定の磁場を発
生させる磁気回路とを備え、前記フォーカスコイル又は
トラックコイルに電流を流して前記磁気回路による磁場
に対する電磁力を発生させ、前記対物レンズ及びレンズ
ホルダーをフォーカスコイル及びトラックコイルごとフ
ォーカス方向又はトラック方向に移動させる光ピックア
ップ装置であって、前記フォーカスコイルにおけるフォ
ーカス方向中心部の巻線数を他の部分の巻線数よりも多
くしたことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項2】対物レンズを一体に保持するレンズホルダ
ーと、当該レンズホルダーに一体に組付けられるフォー
カスコイル及びトラックコイルと、当該フォーカスコイ
ル及びトラックコイル近傍に配置され、所定の磁場を発
生させる磁気回路とを備え、前記フォーカスコイル又は
トラックコイルに電流を流して前記磁気回路による磁場
に対する電磁力を発生させ、前記対物レンズ及びレンズ
ホルダーをフォーカスコイル及びトラックコイルごとフ
ォーカス方向又はトラック方向に移動させる光ピックア
ップ装置であって、前記磁気回路が、フォーカスコイル
及びトラックコイルの可動範囲にわたって略均一に磁場
を発生させることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項3】前記請求項2に記載の光ピックアップ装置
において、前記磁気回路が、所定間隔で略平行に対向
し、前記フォーカスコイル及びトラックコイルの少なく
とも一部を挟むように配設される一対のマグネットと、
当該マグネットを一体に取付けられる略U字形状のヨー
クとからなり、前記マグネット形状によるマグネットの
フォーカス方向各位置での着磁性の違いに合わせてマグ
ネットに対する着磁密度をフォーカス方向で部分的に変
化させることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項4】前記請求項2に記載の光ピックアップ装置
において、前記磁気回路が、所定間隔で略平行に対向
し、前記フォーカスコイル及びトラックコイルの少なく
とも一部を挟むように配設される一対のマグネットと、
当該マグネットを一体に取付けられる略U字形状のヨー
クとからなり、前記マグネット形状によるマグネットの
トラック方向各位置での着磁性の違いに合わせてマグネ
ットに対する着磁密度をトラック方向で部分的に変化さ
せることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項5】前記請求項2に記載の光ピックアップ装置
において、前記磁気回路が、所定間隔で略平行に対向
し、前記フォーカスコイル及びトラックコイルの少なく
とも一部を挟むように配設される一対のマグネットと、
当該マグネットを一体に取付けられる略U字形状のヨー
クとからなり、前記マグネット形状をフォーカス方向の
中心位置から外側に離れるに従ってトラック方向の幅が
徐々に広がる形状とすることを特徴とする光ピックアッ
プ装置。 - 【請求項6】前記請求項2に記載の光ピックアップ装置
において、前記磁気回路が、所定間隔で略平行に対向
し、前記フォーカスコイル及びトラックコイルの少なく
とも一部を挟むように配設される一対のマグネットと、
当該マグネットを一体に取付けられる略U字形状のヨー
クとからなり、前記マグネット形状をトラック方向の中
心位置から外側に離れるに従ってフォーカス方向の幅が
徐々に広がる形状とすることを特徴とする光ピックアッ
プ装置。 - 【請求項7】前記請求項2に記載の光ピックアップ装置
において、前記磁気回路が、所定間隔で略平行に対向
し、前記フォーカスコイル及びトラックコイルの少なく
とも一部を挟むように配設される一対のマグネットと、
当該マグネットを一体に取付けられる略U字形状のヨー
クとからなり、前記ヨーク形状を前記マグネットのフォ
ーカス方向中心位置に対応する位置から離れるに従って
トラック方向の幅が徐々に広がる形状とすることを特徴
とする光ピックアップ装置。 - 【請求項8】前記請求項1に記載の光ピックアップ装置
において、前記磁気回路が、所定間隔で略平行に対向
し、前記フォーカスコイル及びトラックコイルの少なく
とも一部を挟むように配設される一対のマグネットと、
当該マグネットを一体に取付けられる略U字形状のヨー
クとからなり、前記マグネット形状によるマグネットの
フォーカス方向各位置での着磁性の違いに合わせてマグ
ネットに対する着磁密度をフォーカス方向で部分的に変
化させることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項9】前記請求項1に記載の光ピックアップ装置
において、前記磁気回路が、所定間隔で略平行に対向
し、前記フォーカスコイル及びトラックコイルの少なく
とも一部を挟むように配設される一対のマグネットと、
当該マグネットを一体に取付けられる略U字形状のヨー
クとからなり、前記マグネット形状をフォーカス方向の
中心位置から外側に離れるに従ってトラック方向の幅が
徐々に広がる形状とすることを特徴とする光ピックアッ
プ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27548597A JPH11120583A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27548597A JPH11120583A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 光ピックアップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11120583A true JPH11120583A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17556188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27548597A Pending JPH11120583A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11120583A (ja) |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP27548597A patent/JPH11120583A/ja active Pending
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