JPH11120316A - Icカードとその情報保護方法 - Google Patents
Icカードとその情報保護方法Info
- Publication number
- JPH11120316A JPH11120316A JP9285167A JP28516797A JPH11120316A JP H11120316 A JPH11120316 A JP H11120316A JP 9285167 A JP9285167 A JP 9285167A JP 28516797 A JP28516797 A JP 28516797A JP H11120316 A JPH11120316 A JP H11120316A
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- JP
- Japan
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- switch
- card
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁結合型のICカードにおいて、その内部
に格納された情報を保護し、ユーザが知らない間にアク
セスされないようにする。 【解決手段】 ICカード10にスイッチ6を設け、そ
の接点状態に応じて制御回路4はメモリ5へのアクセス
の許可/禁止を制御できるようにする。
に格納された情報を保護し、ユーザが知らない間にアク
セスされないようにする。 【解決手段】 ICカード10にスイッチ6を設け、そ
の接点状態に応じて制御回路4はメモリ5へのアクセス
の許可/禁止を制御できるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードとその
情報保護方法に係わり、そのメモリに記録された情報の
保護機能を有したICカードとその情報保護方法に関す
る。
情報保護方法に係わり、そのメモリに記録された情報の
保護機能を有したICカードとその情報保護方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ICカードは、例えば入退室管理、図書
の貸し出しや返済の管理等に利用される。ICカードは
通常ユーザの胸ポケットや財布等に入れられており、ユ
ーザが所定のゲート通過時にそこに設置されたリーダラ
イタ装置とICカードとの間で情報の送受が行われる。
この情報の送受は、リーダライタ装置にICカードを挿
入することで行うものもあるが、リーダライタ装置とI
Cカードの双方にアンテナコイルを設けておき、その電
磁結合により情報の授受を行うものもある。この後者
の、電磁結合により情報の授受を行うICカードの場
合、リーダライタ装置のアンテナ形状の工夫等によっ
て、ユーザはICカードを胸ポケットへ入れたままの状
態でゲートを通過するだけで情報伝送が可能である。ま
た、胸ポケット等からICカードを取り出して指定され
た空間へ入れるようなリーダライタ装置の場合でも、機
械的な読み書き装置等への挿入といった操作に比べれ
ば、ユーザの負担は減り、使い易いものとなる。
の貸し出しや返済の管理等に利用される。ICカードは
通常ユーザの胸ポケットや財布等に入れられており、ユ
ーザが所定のゲート通過時にそこに設置されたリーダラ
イタ装置とICカードとの間で情報の送受が行われる。
この情報の送受は、リーダライタ装置にICカードを挿
入することで行うものもあるが、リーダライタ装置とI
Cカードの双方にアンテナコイルを設けておき、その電
磁結合により情報の授受を行うものもある。この後者
の、電磁結合により情報の授受を行うICカードの場
合、リーダライタ装置のアンテナ形状の工夫等によっ
て、ユーザはICカードを胸ポケットへ入れたままの状
態でゲートを通過するだけで情報伝送が可能である。ま
た、胸ポケット等からICカードを取り出して指定され
た空間へ入れるようなリーダライタ装置の場合でも、機
械的な読み書き装置等への挿入といった操作に比べれ
ば、ユーザの負担は減り、使い易いものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電磁結合を利用して情
報伝送を行うICカードでは、機械的なリーダライタ装
置の挿入溝等にICカードを挿入しなくてもよいので使
い易くなるという利点があったが、これは悪用される危
険もある。例えば、本来のリーダライタ装置を設けたゲ
ート以外の通路にリーダライタ装置と同様の機能をもつ
装置を仕掛けたり、携帯可能なリーダライタ装置を作製
してICカード所持者に接近したりすれば、本人が気付
かないままにICカードの情報の読み出しや書き込みが
可能となる。
報伝送を行うICカードでは、機械的なリーダライタ装
置の挿入溝等にICカードを挿入しなくてもよいので使
い易くなるという利点があったが、これは悪用される危
険もある。例えば、本来のリーダライタ装置を設けたゲ
ート以外の通路にリーダライタ装置と同様の機能をもつ
装置を仕掛けたり、携帯可能なリーダライタ装置を作製
してICカード所持者に接近したりすれば、本人が気付
かないままにICカードの情報の読み出しや書き込みが
可能となる。
【0004】本発明の目的は、ユーザが気付かないまま
で情報の読み出し/書き込みが行われるのを防止する機
能を有した、電磁結合型のICカードとその情報保護方
法を提供するにある。
で情報の読み出し/書き込みが行われるのを防止する機
能を有した、電磁結合型のICカードとその情報保護方
法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、その内部メモ
リに対する読み出し及び書き込みの一方または双方を禁
止するための、ユーザが操作可能なスイッチを設けたこ
とを特徴とするICカードを開示する。
リに対する読み出し及び書き込みの一方または双方を禁
止するための、ユーザが操作可能なスイッチを設けたこ
とを特徴とするICカードを開示する。
【0006】更に本発明は、ユーザが操作可能なスイッ
チを設け、該スイッチの状態に応じて内部メモリに対す
る情報の読み出し及び書き込みの一方または双方を禁止
できるようにすることを特徴とするICカードの情報保
護方法を開示する。
チを設け、該スイッチの状態に応じて内部メモリに対す
る情報の読み出し及び書き込みの一方または双方を禁止
できるようにすることを特徴とするICカードの情報保
護方法を開示する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明になるICカ
ードの概略構成を示すブロック図で、ICカード10は
アンテナ1、変調回路2、復調回路3、制御回路4、メ
モリ5等を備えており、さらに本発明の特徴とするスイ
ッチ6が設けられている。変調回路2及び復調回路3
は、アンテナ1を介して電磁結合によりリーダライタ装
置20と情報の送受を行うための回路で、制御回路4は
ベースバンドのパルス信号を入出力して処理し、また送
受制御やメモリ5への読み出し/書き込み制御等を行
う。尚、図1ではICカード10の電源回路については
図示を省略したが、この電源としては電池を内蔵させる
ものと、情報伝送のための電磁結合を利用してリーダラ
イタ装置からICカードの電力を伝送するようにしたも
のがあるが、本発明ではいずれの場合でもよい。
を参照しながら説明する。図1は、本発明になるICカ
ードの概略構成を示すブロック図で、ICカード10は
アンテナ1、変調回路2、復調回路3、制御回路4、メ
モリ5等を備えており、さらに本発明の特徴とするスイ
ッチ6が設けられている。変調回路2及び復調回路3
は、アンテナ1を介して電磁結合によりリーダライタ装
置20と情報の送受を行うための回路で、制御回路4は
ベースバンドのパルス信号を入出力して処理し、また送
受制御やメモリ5への読み出し/書き込み制御等を行
う。尚、図1ではICカード10の電源回路については
図示を省略したが、この電源としては電池を内蔵させる
ものと、情報伝送のための電磁結合を利用してリーダラ
イタ装置からICカードの電力を伝送するようにしたも
のがあるが、本発明ではいずれの場合でもよい。
【0008】本発明の特徴とするスイッチ6は、図2に
示すようにICカード10に取り付けられている。図
(a)はスイッチ6としての押しボタンスイッチ6Aを
ICカード10の一方の面に取り付けた場合であり、図
2(b)はICカード10の側面にスイッチ6としての
スライドスイッチ6Bを取り付けられた場合を示してい
る。このようなスイッチ6の接点状態は制御回路4に取
り込まれている。
示すようにICカード10に取り付けられている。図
(a)はスイッチ6としての押しボタンスイッチ6Aを
ICカード10の一方の面に取り付けた場合であり、図
2(b)はICカード10の側面にスイッチ6としての
スライドスイッチ6Bを取り付けられた場合を示してい
る。このようなスイッチ6の接点状態は制御回路4に取
り込まれている。
【0009】上記のような構成のICカードにおいて、
今スイッチ6はオン、オフの2状態をとるスイッチとす
る。そして制御回路4は、このスイッチ6がオフのとき
はメモリ5に対する読み出し/書き込み動作が禁止され
るように構成しておく。これは、例えばソフト的な手段
によってもよいし、メモリ5アクセスのイネーブル信号
をスイッチ6オフにより常にオフとするようにする等の
簡単な方法により実現できる。この構成によると、ユー
ザがICカードを使う必要のない場所にいるとき等にス
イッチ6をオフとしておけば、気づかないままで情報の
読み出し/書き込みが行われることがないように情報を
保護することができる。しかもこのためには安価なスイ
ッチを設けるだけでよい。
今スイッチ6はオン、オフの2状態をとるスイッチとす
る。そして制御回路4は、このスイッチ6がオフのとき
はメモリ5に対する読み出し/書き込み動作が禁止され
るように構成しておく。これは、例えばソフト的な手段
によってもよいし、メモリ5アクセスのイネーブル信号
をスイッチ6オフにより常にオフとするようにする等の
簡単な方法により実現できる。この構成によると、ユー
ザがICカードを使う必要のない場所にいるとき等にス
イッチ6をオフとしておけば、気づかないままで情報の
読み出し/書き込みが行われることがないように情報を
保護することができる。しかもこのためには安価なスイ
ッチを設けるだけでよい。
【0010】尚、図1の構成では、制御部4がスイッチ
6の状態を判定してメモリ5に対する読み出し/書き込
みの許可/禁止を制御するものとしたが、これはスイッ
チ6の接点をアンテナ1の端子に直列挿入してもよく、
また、制御回路4への電源をスイッチ6によりオンオフ
する等の種々の変形が可能で同様な効果が得られる。ま
た、以上の説明では、メモリ5に対する読み出しと書き
込みの双方を同時にスイッチ6により許可/禁止するも
のとしたが、読み出しだけ、あるいは書き込みだけの許
可/禁止や、そのどちらを禁止するかを選択できるよう
にするのも可能である。但し、このどちらか一方のみの
禁止の場合には、スイッチ6でアンテナ回路を切ったり
制御回路への電源供給をオフとすることはできず、制御
回路4内での処理によって実現する必要がある。また、
読み出しと書き込みのどちらでも選んで禁止するように
するには、スイッチ6を単純なオンオフ型のものではな
く3以上の状態をとり得るものとし、その状態に応じて
読み出し、書き込みそれぞれの許可/禁止を制御するよ
うにする。
6の状態を判定してメモリ5に対する読み出し/書き込
みの許可/禁止を制御するものとしたが、これはスイッ
チ6の接点をアンテナ1の端子に直列挿入してもよく、
また、制御回路4への電源をスイッチ6によりオンオフ
する等の種々の変形が可能で同様な効果が得られる。ま
た、以上の説明では、メモリ5に対する読み出しと書き
込みの双方を同時にスイッチ6により許可/禁止するも
のとしたが、読み出しだけ、あるいは書き込みだけの許
可/禁止や、そのどちらを禁止するかを選択できるよう
にするのも可能である。但し、このどちらか一方のみの
禁止の場合には、スイッチ6でアンテナ回路を切ったり
制御回路への電源供給をオフとすることはできず、制御
回路4内での処理によって実現する必要がある。また、
読み出しと書き込みのどちらでも選んで禁止するように
するには、スイッチ6を単純なオンオフ型のものではな
く3以上の状態をとり得るものとし、その状態に応じて
読み出し、書き込みそれぞれの許可/禁止を制御するよ
うにする。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、電磁結合を用いたIC
カードであっても、ユーザの知らないうちに情報の読み
書きがされてしまうのを、安価なスイッチの増設だけで
防止できるようになる、という効果がある。
カードであっても、ユーザの知らないうちに情報の読み
書きがされてしまうのを、安価なスイッチの増設だけで
防止できるようになる、という効果がある。
【図1】本発明になるICカードの概略構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】スイッチを取り付けた本発明のICカードの外
観図である。
観図である。
1 アンテナ 4 制御回路 5 メモリ 6 スイッチ 6A 押しボタンスイッチ 6B スライドスイッチ 10 ICカード 20 リーダライタ装置
Claims (2)
- 【請求項1】 その内部メモリに対する読み出し及び書
き込みの一方または双方を禁止するための、ユーザが操
作可能なスイッチを設けたことを特徴とするICカー
ド。 - 【請求項2】 ユーザが操作可能なスイッチを設け、該
スイッチの状態に応じて内部メモリに対する情報の読み
出し及び書き込みの一方または双方を禁止できるように
することを特徴とするICカードの情報保護方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9285167A JPH11120316A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | Icカードとその情報保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9285167A JPH11120316A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | Icカードとその情報保護方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11120316A true JPH11120316A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17687971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9285167A Pending JPH11120316A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | Icカードとその情報保護方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11120316A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001024108A1 (fr) * | 1999-09-28 | 2001-04-05 | Fujitsu Limited | Carte a circuit integre sans contact capable d'empecher la transmission de donnees |
KR100724058B1 (ko) | 2005-11-01 | 2007-06-04 | (주)유브릿지 | 스위칭수단을 가지는 rfid 카드 |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP9285167A patent/JPH11120316A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001024108A1 (fr) * | 1999-09-28 | 2001-04-05 | Fujitsu Limited | Carte a circuit integre sans contact capable d'empecher la transmission de donnees |
KR100724058B1 (ko) | 2005-11-01 | 2007-06-04 | (주)유브릿지 | 스위칭수단을 가지는 rfid 카드 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060110 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060530 |