JPH11120064A - ファイル管理システム - Google Patents

ファイル管理システム

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JPH11120064A
JPH11120064A JP9278326A JP27832697A JPH11120064A JP H11120064 A JPH11120064 A JP H11120064A JP 9278326 A JP9278326 A JP 9278326A JP 27832697 A JP27832697 A JP 27832697A JP H11120064 A JPH11120064 A JP H11120064A
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Application number
JP9278326A
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English (en)
Inventor
Atsushi Horioka
篤史 堀岡
Kazuaki Obara
和昭 小原
Takashi Takeda
享司 竹田
Shinya Kusuhara
信哉 楠原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送出側装置がデータファイルに有効期限を設
定し、受信側装置側がこの有効期限に従って当該データ
ファイルを管理できるようにする。さらにその際、デー
タファイルの互換性が損なわれないようにする。 【解決手段】 送信側装置100が、データファイルと
は別に、このデータファイルの有効期限情報を格納した
有効期限ファイルを作成、送信し、これを受信した受信
側装置150では、ファイル管理部170が、有効期限
情報をこれに対応するデータファイルとをユニークに対
応付けしたうえで、削除情報ファイル168に格納す
る。そして、ファイル管理部170は、この削除情報フ
ァイル168に格納された情報に従って、有効期限の過
ぎたデータファイルを削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信側装置と受信
側装置との間で送受信されるファイルを管理するファイ
ル管理システム、及び当該システムのファイル送信側装
置、ファイル受信側装置の各装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータネットワーク技術の
進歩により、利用者は端末からネットワークに接続し
て、様々な情報を閲覧できるだけでなく、所望の情報を
ダウンロードして端末の記録媒体に格納することもでき
る。ところが、ネットワーク上に公開される情報の中に
は、あらかじめ設定された有効期限を過ぎると無意味と
なるものも多く存在する。例えば商用広告を目的とする
情報の中には、新製品の期間限定キャンペーン価格や展
示即売イベント開催の案内がある。こうした情報は、特
定の有効期限や日時を過ぎると無意味になるだけでな
く、利用者に誤解を与えるおそれすらある。テレビやラ
ジオといったリアルタイム性の高い情報伝達方式の場合
は、利用者が特に保存しない限り受信・表示と同時に情
報は消滅するので、情報送出者も特に留意する必要はな
い。しかし、利用者が手元の情報記録媒体に情報を保存
する可能性の高いネットワーク上での情報伝達方式の場
合、記録された情報を利用者がいつ参照するかは特定で
きない。利用者がこの情報を有効期限後に参照すること
もあり得る。
【0003】そこで、有効期限の過ぎた情報を情報利用
者の端末の記録媒体から削除する方式が必要となる。フ
ァイルの有効期限を設定して期限後にファイルを削除す
る方法として、例えば特開平4−343149号公報に
開示された有効期限付きファイル運用システムが挙げら
れる。これは、ファイル削除情報管理ファイルを用意し
てその中にファイル有効期限の情報を対象のファイル名
と対応させて記述しておき、ファイル運用システムがそ
のファイル削除情報管理ファイルを一定周期毎に監視し
て、有効期限が過ぎたファイルを削除するようになって
おり、特開昭61−187051号公報、特開平5−3
34141号公報にそれぞれ開示された装置も類似した
方式によるものである。これらの方式では、情報作成者
がファイルおよびその有効期限情報をメインコンピュー
タ内で一括管理でき、かつ前記メインコンピュータ内
で、ファイルが有効期限を過ぎているかどうかの判定
と、有効期限を過ぎたファイルの削除とを行うことがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上に示
した方法はいずれも1台のメインコンピュータとそのコ
ンピュータに接続された端末機からなる閉じたシステム
を前提としており、インターネットなどの開かれた通信
システム上で、互いに独立した端末間で送受信されるフ
ァイルに応用することはできない。
【0005】インターネットでは、情報送出者は送出側
コンピュータにファイル群を準備するだけである。利用
者は任意の時に、受信側コンピュータからネットワーク
を介して送出側コンピュータに接続してファイルを受信
する。すなわち、送出側端末と、受信側コンピュータと
は、ファイルの送受信を実行する短い時間を除くと、接
触がないのである。これでは、送出側のメインコンピュ
ータが受信側端末を常時管理できるシステムを前提とし
た従来技術のような方式を、そのまま適用することはで
きない。
【0006】そこで、コンピュータネットワーク上で送
受信されるファイルを有効期限に応じて管理するには、
送出側が有効期限情報をファイルとともに受信側に送出
し、受信側がその有効期限情報に従ってファイルを処理
する方式が必要となる。しかし、この場合も、有効期限
情報を伝送するファイルのヘッダに追加記述する方法を
採ると、従来とファイルのフォーマットが異なるものに
なり、互換性が損なわれるという問題が生じる。
【0007】例えば、現在主流となっているDOS/V
パーソナルコンピュータで使用されているWindow
s95オペレーションシステム(マイクロソフト社製)
のファイルシステムでは、各ファイルの付属情報をディ
レクトリエントリというデータ構造体に記録している。
このディレクトリエントリに記録される情報はファイル
名とその拡張子、作成日付・時刻、最終アクセス日付、
更新日付・時刻、ファイルのサイズなどの属性である
が、上記有効期限情報の領域は確保されていないため、
仮に送出側がディレクトリエントリのうちの一部の領域
を勝手に有効期限設定のための領域として使用すると、
受信側のファイルシステムは有効期限設定のための値を
他の属性の設定の値として扱うので、ファイル名を誤っ
たファイル名に変化させてしまったり、ファイルのサイ
ズが実際のサイズと異なったりして、ファイルシステム
全体を故障させる原因にもなる。従って有効期限情報は
ファイルのデータ部分に含めることになるが、有効期限
を1999年7月13日と設定するために、例えばファ
イルのデータの先頭に「19990713」の情報を付
与するような方法をとると、ファイルの内容がテキスト
ファイルであるならば、そのデータをエディタで閲覧し
た場合、データの内容とは全く関係の無い「19990
713」なる文字列が先頭に現われてしまう。また、フ
ァイルの内容が実行ファイルであれば、有効期限情報の
部分が誤った命令として扱われるため、そのファイルの
実行は不可能となる。
【0008】本発明は上記の課題に鑑み、開かれた通信
システム上で、従来のファイルシステムとの整合性を保
ったまま、情報作成者がファイルの有効期限を設定で
き、この有効期限の情報に従って、ファイルを受信する
側のコンピュータが有効期限が過ぎたファイルを削除で
きるファイル管理システムを提供することを主たる目的
とする。
【0009】本発明の他の目的は、上記の主目的の達成
の過程において発生する、異なる送信元から送信される
同名別ファイルの混同の問題についても有効に対処しう
るファイル管理システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、送信装置と受信装置とが、ファイルを送
受信および管理するファイル管理システムであって、前
記送信側装置は、データファイルを作成するデータファ
イル作成手段と、前記データファイルの有効期限情報を
格納する有効期限ファイルを作成する有効期限ファイル
作成手段と、前記データファイルと有効期限ファイルと
を格納するファイル格納手段と、前記データファイルと
有効期限ファイルとを送信するファイル送信手段とを備
え、前記有効期限ファイル作成部は、前記有効期限ファ
イルに対し、当該ファイルが有効期限ファイルであるこ
とを示す有効期限ファイル識別情報と、前記有効期限情
報がどのデータファイルに関するものであるかを示す対
象データファイル識別情報とを付加することを特徴と
し、一方、受信装置は、送信装置から、データファイル
と、前記データファイルの有効期限と当該ファイルが有
効期限ファイルであることを示す有効期限ファイル識別
情報と前記有効期限情報がどのデータファイルに関する
ものであるかを示す対象データファイル識別情報とから
成る有効期限情報を格納する有効期限ファイルとを受信
し、前記データファイルと有効期限ファイルとを受信す
るファイル受信手段と、前記有効期限ファイル識別情報
をもとにデータファイルと有効期限ファイルとを識別す
るファイル種類識別手段と、前記データファイルを格納
するデータファイル格納手段と、前記有効期限ファイル
から有効期限情報を抽出し、前記対象データファイル識
別情報をもとに、前記データファイル格納手段に格納さ
れるデータファイルと前記有効期限情報とをユニークに
対応付けする、期限情報最適化手段と、前記期限情報最
適化手段によってデータファイルとユニークに対応付け
られた有効期限情報を格納する最適化有効期限格納手段
と、前記最適化有効期限格納手段に格納された有効期限
情報に従って、前記データファイル格納手段に格納され
たデータファイルを管理する期限管理手段とを備えるこ
とを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のファイル管理シス
テムの実施例を図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明に係る実施の形態のファ
イル管理システムの構成図である。ファイル管理システ
ムは、送信側装置100と受信側装置150とからな
る。以下、送信側装置100と受信側装置150とに分
け、それぞれ構成と動作について説明する。
【0012】(送信側装置の構成)送信側装置100
は、ファイル送出システムとしてのインターネットサー
バやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置の本体
であり、ファイル送信部101、送信ファイル格納部1
10、データファイル作成部102、有効期限ファイル
作成部103、制御部104からなる。また、図1には
送信側装置100に操作者の指示を伝えるマウスやキー
ボードである入力装置190も図示されている。
【0013】送信ファイル格納部110は、ハードディ
スクなどの記憶装置であり、送出されるデータファイル
と、このデータファイルの内容の有効期限情報が収めら
れた有効期限ファイルとが格納される。ファイル作成部
102は、HTMLエディタやワードプロセッサなどの
ファイル作成用ソフトウェアであり、操作者がテキスト
ファイル形式のデータファイルを作成するのに使われ
る。操作者の入力は表示部105上に表示されるインタ
フェース画面をもとに、入力装置190を介して受け付
ける。ファイル作成部102は、操作者の操作に従って
作成したデータファイルを送信ファイル格納部110に
格納し、新規にファイル格納するたびに、制御部104
に新規データファイル格納の旨とそのファイルの名称を
通知する。
【0014】図1においては、データファイル111
「DATA1.HTML」とデータファイル112「D
ATA2.HTML」という二つのデータファイルが、
作成・格納されている。拡張子「HTML」は、これら
のデータファイルがHTML形式であることを示す。制
御部104は、データファイルの送信ファイル格納部1
10への格納の通知をデータファイル作成部102から
受けると、操作者に対し当該データファイルに有効期限
を設定するかどうかを問い合わせるメッセージ(制御部
104の内蔵メモリに格納)を表示部105に表示さ
せ、このメッセージに対する操作者の回答が「有効期限
を設定する」であれば、有効期限ファイル作成部103
を起動し、制御をファイル作成部102から有効期限フ
ァイル作成部103へ切り換える。その際、制御部10
4はデータファイル作成部102から通知されたデータ
ファイル名を有効期限ファイル作成部103に通知す
る。
【0015】制御部104は、有効期限ファイル作成部
103から処理終了の通知を受けると、制御をデータフ
ァイル作成部102に戻す。また、制御部104は、操
作者が入力部190を用いて行うファイル作成開始・終
了の指示を受けて、ファイル作成部102を起動あるい
は停止して、ファイル作成処理の開始・終了を制御す
る。
【0016】有効期限ファイル作成部103は、テキス
トエディタ用のソフトウェアであり、操作者がテキスト
ファイル形式の有効期限ファイルを作成するのに使われ
る。有効期限ファイル作成部103は、操作者が入力装
置190を用いて行う操作に従って作成した有効期限フ
ァイルを送信ファイル格納部110に格納し、格納を終
了すると制御部104に終了を通知する。この時、有効
期限ファイルの名称は、制御部104から通知されたデ
ータファイル名の拡張子を「.LIM」に変更したもの
とし、操作者からの名称指定は受け付けない。このファ
イル名(拡張子部分を除く)の共通化によって、データ
ファイルと有効期限ファイルとが対応付けられる。(こ
の、拡張子「.LIM」部分以外を一致させられファイ
ル名が、「特許請求の範囲」に記した「対象データファ
イル識別情報」の、本実施の形態における具体例であ
る。) また、有効期限ファイルの拡張子「.LIM」は、本実
施例のシステムでは有効期限ファイル以外には使用でき
ない。これによって、あるファイルが有効期限ファイル
かどうかは、拡張子を参照するだけで確認できる。(こ
の拡張子「.LIM」が、「特許請求の範囲」に記した
「有効期限ファイル識別情報」の、本実施の形態におけ
る具体例である。) 図1においては、有効期限ファイル「DATA1.LI
M」と有効期限ファイル「DATA2.LIM」という
二つの有効期限ファイル113、114が、作成・格納
されている。
【0017】有効期限ファイルに収められる有効期限情
報の例を図2に示す。図2(a)に示される有効期限フ
ァイル113にはデータファイル111の有効期限が記
述されている。その内容は「1997/04/01」で
あり、これは有効期限が1997年4月1日であること
を示す。有効期限情報は、キャラクタ型10バイト、先
頭から5バイト目と8バイト目が「/」、という固定の
フォーマットを持つ。
【0018】図2(b)は有効期限ファイル114の内
容である。有効期限ファイルがどのデータファイルに対
応するかは、両者のファイル名が、拡張子部分を除いて
同一になっているので、ファイル名で分かる。図1の例
では、データファイル111と有効期限ファイル112
とは、「DATA1」という同一の名前を持っている。
同様に、有効期限ファイル「DATA2.LIM」はデ
ータファイル「DATA2.HTML」に対応してい
る。
【0019】ファイル送信部101は、ネットワーク回
線119を通じて受信側装置と接続し、その装置へ前記
送信ファイル格納部110に収められているファイルを
送信する。ファイル送信部101は、ネットワーク回線
119を通じて他の装置からのデータファイル送出要求
を受け付けると、要求されたデータファイル名をもとに
送信ファイル格納部110を検索して、当該データファ
イルを取得する。この時、ファイル送出部101は、デ
ータファイルとともに、データファイルと拡張子部分以
外の名称が共通している有効期限ファイルをも取得す
る。そして、ファイル送信部101は、検索を終える
と、取得したデータファイルとそれに対応する有効期限
ファイルとを、ネットワーク回線190を通じて要求元
装置へ送出する。
【0020】(送信側装置の動作)次いで前記の構成に
おける送信側装置の動作について、送出するファイルの
作成と、送出とに分けて説明する。図3は、本発明のフ
ァイル管理装置の実施の形態における、送信装置側の動
作のうち1個のデータファイルを作成する処理の動作を
示すフローチャートである。以下、フローチャートに従
って処理を説明する。
【0021】まず、操作者が入力装置190を用いてデ
ータファイル作成開始の指示を出し、これを受けて制御
部104がデータファイル作成部102を起動する(S
301)。操作者はデータファイル作成部102を操作
して、データファイル「DATA1.HTML」を作成
する(S302)。
【0022】データファイル作成部102は作成したデ
ータファイルを送信ファイル格納部110に格納し(S
303)、このデータファイルの名称を制御部104に
通知する。すると、制御部104は操作者に対しこのデ
ータファイルに対応する有効期限ファイルを作成するか
問い合わせる(S304)。
【0023】操作者の回答が「作成する」であれば、制
御部104は有効期限ファイル作成部103を起動する
ので、操作者は有効期限ファイル作成部103を操作し
て、データファイル111の有効期限を設定した有効期
限ファイル「DATA.LIM」を作成する(S30
5)。有効期限ファイル作成部103は、作成した有効
期限ファイルを送信ファイル格納部110に格納すると
(S306)、処理終了を制御部104に通知し、制御
部104は、このデータファイル作成の処理を終了させ
る。
【0024】ステップS304の分岐で操作者の回答が
「作成しない」であれば、そこで制御部104は処理を
終了させる。次に、図4は、本発明のファイル管理装置
の実施の形態における、送信装置側の動作のうちファイ
ル送出処理の動作を示すフローチャートである。以下、
フローチャートに従って処理を説明する。
【0025】先ず、ファイル送信部101が、他の装置
からネットワーク回線119を通じてデータファイル
「DATA.HTML」の送出要求を受け付ける(S4
01)。すると、ファイル送信部101は、このデータ
ファイルを探して送信ファイル格納部110を検索し
(S402)、データファイル「DATA.HTML」
がなければ(S403)、「要求のあったファイルは存
在しません」という回答メッセージを要求元に送信して
処理を終了する(S404)。データファイルを発見し
た場合は(S403)、さらに、このデータファイルと
同名で拡張子が「.LIM」である有効期限ファイル
「DATA.LIM」(「DATA.HTML」用に作
成された有効期限ファイル)を探して送信ファイル格納
部110を検索する(S405)。
【0026】そして、この有効期限ファイルが見つから
なかった場合は、データファイル「DATA.HTM
L」に有効期限は存在しないので、このデータファイル
のみを要求元に送信する(S407)。有効期限ファイ
ルを発見した場合は、データファイルと有効期限ファイ
ルとを併せて要求元に送信する(S408)。以上の説
明では有効期限ファイルはテキストファイルとしたが、
特別に定めた形式のファイルでも良い。但しこの場合
は、有効期限ファイル作成部103は通常のテキストエ
ディタではなく、前記の特別に定めた形式のファイルを
取り扱うことのできるエディタでなくてはならないこと
は勿論である。
【0027】(受信側装置の構成)受信側装置150
は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であ
り、ファイル受信部151、ファイル管理部170、受
信ファイル格納部160、インターネット表示アプリケ
ーション180からなる。ファイル受信部151は、ネ
ットワーク回線119を通じて送出側コンピュータと接
続し、そのコンピュータからファイルを受信する。接続
方法としては、インターネット、ISDN、電話回線等
が利用でき、TCP/IP等のプロトコルを使用する。
その他に、受信側装置150は、ディジタル放送や、テ
レビ地上波の垂直帰線消去区間などを利用して、送出側
装置100からデータを得ることも可能である。ファイ
ル受信部151は、受信したファイルを受信ファイル格
納部160に格納する。格納にあたって、同じ送信元か
ら受信したファイルについては、一つのディレクトリに
まとめて格納する。
【0028】ファイル受信部151は、受信ファイルの
格納を終えると、その旨を、ファイルを格納したディレ
クトリ名とともに、ファイル管理部170内の有効期限
ファイル検索部171に通知する。受信ファイル格納部
160はRAMであり、このRAMに前記ファイル受信
部151が受信したファイルが格納される。
【0029】ファイル162、163、165〜167
は、受信されたファイル群である。ファイル162、1
63と、ファイル165〜167とは、それぞれが異な
る送信側装置から送信されたもので、前者はディレクト
リ161「¥SPOOL1」に、後者はディレクトリ1
64「¥SPOOL2」に分けて格納されている。ファ
イル162とファイル163とはデータファイルであ
る。ファイル165とファイル166とはデータファイ
ルであり、ファイル167は有効期限ファイルである。
ファイル167は、名称から分かるように、ファイル1
65に対応している。
【0030】また、受信ファイル格納部160には、削
除情報ファイル168も格納されている。削除情報ファ
イル168には、どのデータファイルをどの時期に削除
するかを示す削除情報、いわば有効期限付きデータファ
イルの削除スケジュールが格納されている。この削除情
報は、有効期限ファイルに格納された有効期限情報をも
とに作成される。この作成処理を以降、削除情報登録処
理とする。
【0031】図5は、削除情報ファイル168の内容で
ある削除情報の例を示す。削除情報500は、処理対象
のデータファイルを、格納ディレクトリ名まで含めて示
す絶対パス付きファイル名部501と、このデータファ
イルの有効期限を示す有効期限部502とからなる。削
除情報ファイル168への削除情報の書き込みは、ファ
イル管理部170内の削除情報ファイル更新部173が
行う。その処理は後述する。
【0032】ファイル管理部170は、有効期限ファイ
ル検索部171、パス算出部172、削除情報ファイル
更新部173、有効期限ファイル削除部174、時計部
175、有効期限判定部176、データファイル削除部
177を含む。ファイル管理部170で行われる処理
は、データファイル削除情報の最適化および一括管理
と、その削除情報に従ったデータファイルの削除処理と
である。
【0033】削除情報の最適化と一括管理とを行うの
は、有効期限ファイル検索部171、パス算出部17
2、削除情報ファイル更新部173、有効期限ファイル
削除部174であり、削除処理を行うのは、時計部17
5、有効期限判定部176、データファイル削除部であ
る。図6は、削除情報登録処理の処理内容を概略化して
示している。この図を参照しながら、有効期限ファイル
検索部171、パス算出部172、削除情報ファイル更
新部173、有効期限ファイル削除部174の行う削除
情報登録処理について説明する。
【0034】有効期限ファイル検索部171は、ファイ
ル受信部151から通知された新規受信ファイル格納デ
ィレクトリ(図6ではC:¥SPOOL2)を検索し
て、有効期限ファイルを探す。有効期限ファイル167
(DATA1.LIM)を見つけた有効期限ファイル検
索部171は、さらに、この有効期限ファイルと対にな
っているデータファイルを探す。データファイルは、拡
張子以外の部分のファイル名が、有効期限ファイル名と
共通になっているので、名称で識別できる。ここでは、
ディレクトリ「C:¥SPOOL2」のデータファイル
165「DATA1.HTML」がそれである。
【0035】有効期限ファイルと、それに対応するデー
タファイルを見つけた有効期限ファイル検索部171
は、データファイル名「DATA1.HTML」、有効
期限ファイル名「DATA1.LIM」、有効期限ファ
イルの内容である有効期限情報「1997/04/0
1」、これらのファイルが格納されているディレクトリ
164の名称「C:¥SPOOL2」をパス算出部17
2に送出する。
【0036】パス算出部172は、有効期限ファイル検
索部171から送出されてきた情報のうち、データファ
イル名に、ディレクトリ名を付加して絶対パス付きデー
タファイル名を作成して、これを、有効期限ファイル検
索部171から送出されてきた各情報とともに、削除情
報ファイル更新部173に送出する。図6では、データ
ファイル名は「DATA1.HTML」であり、このデ
ータファイル「DATA1.HTML」はディレクトリ
164「C:¥SPOOL2」に収められているので、
上記ディレクトリ名とファイル名との文字列を結合して
絶対パス付きデータファイル名「C:¥SPOOL2¥
DATA1.HTML」が得られる。
【0037】このように絶対パス付きのファイル名を求
める理由は以下の通りである。つまり、本発明のファイ
ル管理システムにおいては、受信側は不特定多数の送信
元からファイルを受信する。そのため、異なる送信元か
ら内容と有効期限の異なる同名のファイルを受信するこ
とも考えられる。有効期限情報をデータファイルの本体
に収めることができれば、それでも問題はないが、本発
明のファイル管理システムでは、従来のファイルシステ
ムとの互換性の保持のため、有効期限情報は専用の別フ
ァイルに格納・送信される。よって、同名の別ファイル
を混同しないように、受信ファイル格納部160内のデ
ータファイルを削除情報とユニークに対応付けする必要
が生じる。そうしないと、受信側が、発信元「A」から
受信した有効期限のないファイル「F1」を、発信元
「B」から受信したファイル「F1」の有効期限ファイ
ル「L1」に格納された有効期限情報に従って削除して
しまう、という事態が生じる。本実施例において、受信
ファイルを送信元毎に別ディレクトリに格納し、絶対パ
ス付きファイル名を付けるのは、このデータファイルと
削除情報とをユニークに対応付けする方法の一例であ
る。
【0038】削除情報ファイル更新部173は、パス算
出部172から送出されてきた情報のうち、絶対パス付
きデータファイル名と有効期限情報とから、ファイル削
除情報を作成し、削除情報ファイル168に格納する。
図6(a)のように、絶対パス付きデータファイル名が
「C:¥SPOOL2¥DATA1.HTML」で、こ
のデータファイルに対応する有効期限ファイル167
「(C:¥SPOOL2¥)DATA1.LIM」の内
容が「1997/04/01」であれば、削除情報ファ
イル更新部173は、両者を組み合わせて、「C:¥S
POOL2¥DATA1.HTML 1997/04/
01」という削除情報601を作成し、削除情報ファイ
ル168に追加する。
【0039】削除情報ファイル更新部173は、削除情
報の作成、格納を終えると、有効期限ファイル削除部1
74に対し、削除情報のもとになった有効期限ファイル
167の名称(「DATA1.LIM」)と、このファ
イルが格納されているディレクトリ164の名称
(「C:¥SPOOL2」)とを通知して、この有効期
限ファイル167を受信ファイル格納部160から削除
させる。
【0040】ここで、有効期限ファイルを削除する理由
を以下に記す。まず、有効期限の情報を削除情報の形式
で、削除情報ファイル168において一括管理するため
である。また、残しておくと、これ以降、同じディレク
トリ(ここではC:¥SPOOL2)に新しいファイル
が格納されることがあると、上述の削除情報作成処理の
対象となり、そのたびに作成済みのものと同じ内容の削
除情報が繰り返し作られることになるので、そうした事
態を防ぐためでもある。
【0041】有効期限ファイル削除部174は、削除情
報ファイル更新部173からの、ディレクトリ名と有効
期限ファイル名の情報に従って、受信ファイル格納部1
60から、指定のあった有効期限ファイルを削除する。
以上で削除情報登録処理は終了し、その結果、受信ファ
イル格納部160の内容は図6(b)のようになる。
【0042】次いで、図7は、削除情報ファイル168
に格納された削除情報に従ったデータファイル削除の処
理内容を概略化して示している。この図を参照しなが
ら、時計部175、有効期限判定部176、ファイル削
除部177の行うデータファイル削除処理について順次
説明する。図7(a)は削除処理前の、受信ファイル格
納部160の内容を示す。
【0043】時計部175は日付情報を管理する時計で
あり、日付が変わるタイミングで、有効期限判定部17
6に現在日付を通知する。ここででは1997年4月2
日を現在日付とする。有効期限判定部176は、日付変
更時に時計部175から現在日付の通知を受けると、ま
ずこの日付情報をもとに削除情報ファイル168を検索
し、各削除情報の有効期限部502とこの日付情報とを
比較して、有効期限の過ぎたファイルの絶対パス付き名
称「C:¥SPOOL2¥DATA1.HTML」を取
得する。次いで、有効期限判定部176は、取得した絶
対パス付きファイル名をファイル削除部177に通知す
る。
【0044】ファイル削除部177は、有効期限判定部
177から通知された絶対パス付きファイル名を条件に
受信ファイル格納部160に格納されたファイルを検索
し、該当するファイルがあれば削除する。次いでデータ
ファイル削除部177は、削除対象として通知された絶
対パス付きファイル名「C:¥SPOOL2¥DATA
1.HTML」を、削除情報更新のために削除情報ファ
イル更新部173に通知し、削除するよう指示する。
【0045】削除情報ファイル更新部173は、この指
示に従って、削除情報ファイル168から実行済みの削
除情報を削除する。この処理を行うのは、削除情報ファ
イル168内の削除情報が無制限に増えていくのを防ぐ
ためもあるが、例えば「DATA1.HTML」という
データファイルが削除された後に、同一名の別データフ
ァイルが同一のディレクトリ「C:¥SPOOL2」に
格納された場合、削除情報ファイル168に「C:¥S
POOL2¥DATA1.HTML 1997/04/
01」という、古い別データファイル用の削除情報が残
ったままになっていると、この古い削除情報によって後
から受信したデータファイルまで削除されてしまうから
でもある。
【0046】データファイル削除処理が終了した後の受
信ファイル格納部160の内容は、図7(b)のように
なる。インターネットアプリケーション180は、受信
ファイル格納部160に格納されたデータファイルの内
容を表示するソフトウェアであり、利用者からのデータ
ファイル獲得要求はこのソフトウェアに伝えられる。新
たなファイルが必要な場合、インターネットアプリケー
ション180はファイル受信部151に要求命令を出
し、ネットワーク119経由で必要とするファイルを取
得させる。
【0047】(削除情報登録の動作)図8は、本発明の
ファイル管理装置の実施の形態における、ファイル削除
情報登録処理の動作を示すフローチャートである。以
下、フローチャートに従って処理を説明する。まず、フ
ァイル受信部151が、ネットワーク119を経由して
ファイルを受信する(S801)。ファイル受信部15
1は受信したファイルを受信ファイル格納部160に格
納する。その際、ファイル受信部151は、格納する受
信ファイル群に専用のディレクトリを用意し、このディ
レクトリにファイル群を格納する。そして格納が終了す
ると、受信ファイル格納部160はファイルが格納され
たディレクトリの名称を有効期限ファイル検索部171
に通知する(S802)。
【0048】通知を受けた有効期限ファイル検索部17
1は、通知された新規ディレクトリ内のファイル群を先
頭から検索し、有効期限ファイル(拡張子が.LIMの
ファイル)を見つけ出す(S803)と、さらに、この
有効期限ファイルに対応するデータファイルを見つけた
上で(S804)、これらのファイル名を、有効期限フ
ァイルの内容である有効期限情報、ディレクトリ名とと
もにパス算出部172に送出する。
【0049】パス算出部172は、受け取った情報のう
ち、データファイル名に、ディレクトリ名を付加して、
絶対パス付きデータファイル名を得て、これを有効期限
ファイル検索部171から受け取った情報とともに削除
情報ファイル更新部173に送出する。削除情報ファイ
ル更新部173は、送出された絶対パス名付きデータフ
ァイル名を、このデータファイルに対応する有効期限情
報と組み合わせて、削除情報を作成し(S805)、削
除情報ファイル168に追加格納する(S806)。そ
して追加格納が終了すると、有効期限ファイル削除部1
74に、有効期限ファイル名とディレクトリ名の情報と
を通知し、処理のすんだこの有効期限ファイルの削除を
指示する。この通知を受けた有効期限ファイル削除部1
74は、受信ファイル格納部160を検索して、通知さ
れたディレクトリ内の該当する有効期限ファイルを削除
する(S807)。
【0050】以上のステップS803からS808まで
の処理は、当該ディレクトリ内に有効期限ファイルがな
くなるまで繰り返される(S808)。 (削除の動作)次に、上記のような手順で削除情報ファ
イル168に格納された削除情報に従って行われる、デ
ータファイル削除処理の動作を説明する。
【0051】図9は本発明の実施の形態におけるファイ
ル削除処理の動作を示すフローチャートである。以下、
このフローチャートに従って、ファイルの削除処理を説
明する。まず時計部175は日付が変わると、新しい日
付を有効期限判定部176に通知する(S901)。
【0052】通知を受けた有効期限判定部176は、削
除情報ファイル168に格納されている削除情報に順次
アクセスして(S902)、各削除情報の有効期限部5
02が時計部175から受け取った日付より前になって
いるかどうか確認する。そして、有効期限がこの日付よ
り前であれば、その削除情報の絶対パス付きファイル名
部501の内容を取得し、取得した内容ををデータファ
イル削除部177に通知する(S903)。
【0053】データファイル削除部177は、通知され
た絶対パス付きファイル名をもとに、受信ファイル格納
部160にアクセスし、当該ファイルを削除する(S9
04)。ファイル削除を完了したデータファイル削除部
177は、処理終了を削除情報ファイル更新部173に
通知し、通知を受けた有効期限判定部176は、処理さ
れた削除情報を削除情報ファイル168から削除する
(ステップS905)。
【0054】以上のように、本実施の形態によれば、送
信側で作成されたデータファイルは、このデータファイ
ルの有効期限情報が格納された有効期限ファイルととも
に受信側に送られ、受信側装置において、送信側装置が
設定した有効期限に従って消去される。その際、まず、
ファイル送信時に、有効期限情報はデータファイルとは
別の有効期限ファイルに格納、送信されるので、データ
ファイルの管理情報として有効期限情報を追加する必要
がなく、従来のファイルシステムとの互換性は保たれ
る。
【0055】また、受信装置側では、受信したデータフ
ァイルとこれに対応する有効期限ファイルとを内部でユ
ニークに対応付けて、期限管理を行うので、異なる送信
元から同名のデータファイルを受信しても、それらを混
同し誤ってデータファイルを削除してしまうようなこと
はない。なお、本実施の形態では、有効期限ファイルか
どうかの判定を、拡張子(「.LIM」)と内容のフォ
ーマット(10バイト文字列で5、8バイト目が
「/」)とによって行っているが、判定方法はこれに限
定されるものではない。有効期限ファイルであることを
示す識別情報を、ファイル内のデータとして持つように
してもよい。
【0056】なお、本実施の形態では、有効期限を持た
ないデータファイルについては、有効期限ファイルを作
成しないこととしたが、有効期限ファイルを作成したう
えで、その内容を空にしてもよい。また、本実施の形態
では、一つの有効期限ファイルに一つのデータファイル
の有効期限のみ格納するようにしているが、一つの有効
期限ファイルに複数のデータファイルの有効期限情報を
格納するようにしてもよい。
【0057】また、本実施の形態では、有効期限ファイ
ルがどのデータファイルに対応しているかをファイル名
によって示していたが、これを唯一の手段とするわけで
はない。例えば有効期限ファイル内に、対応するデータ
ファイル名の情報を、送信元装置の識別子や送信時刻な
どとともに格納しておいてもよい。また、本実施の形態
では、有効期限情報をユニーク化(データファイルと一
対一で対応付けすること)する手法として、送信側装置
ごとにファイル格納ディレクトリを分け、このディレク
トリ名を含む絶対パス付きファイル名を有効期限情報に
設けることとしているが、ユニーク化の手法はこれに限
定されない。送信側装置を示すID情報をデータファイ
ルに付加すれば、異なる送信元から同名の別ファイルを
受信した場合でも混同の恐れはなくなる。また、有効期
限情報の一部としてポインタをもうけ、対応するデータ
ファイルの格納位置アドレスを指すようにしておけば、
有効期限情報にデータファイル名を含める必要はなく、
データファイルを送信側装置ごとにディレクトリを分け
て格納する必要もない。
【0058】また、本実施の形態では、データファイル
とそれに対応する有効期限ファイルとは同時に送受信さ
れることになっているが、両ファイルの対応が受信側で
認識できるような識別情報(送信側装置のID、データ
ファイルIDなど)が付加されていれば、それぞれを分
けて送受信することもできる。また、本実施の形態で
は、有効期限の過ぎたデータファイルは、利用者への通
知なしに削除されるが、データファイルを削除する代わ
りに、データファイルに有効期限切れを通知するメッセ
ージを書き込むだけにして、データファイルの削除はこ
のメッセージを見た利用者の判断にまかせることもでき
る。
【0059】さらに、本実施の形態では、送信装置と受
信装置とではインターネットのような双方向通信可能な
接続方法を用いているが、送出装置は衛星放送やテレビ
地上波放送の垂直帰線消去区間を用いたデ−タ放送など
のデ−タ伝送方式を使用してファイルを送出し、受信装
置はこれらの放送電波を受信してファイルを獲得する形
態も勿論可能である。但しこのような形態では、受信装
置から送信装置へファイル送出要求を出すことはできな
いので、利用者が必要とするデ−タファイルに不足がな
いように、送信装置側で利用者に必要なファイルを選択
して放送せねばならないことは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のファイル管理システムは、送信装置と受信装置とから
なり、前記送信側装置は、データファイルを作成するデ
ータファイル作成手段と、前記データファイルの有効期
限情報を格納する有効期限ファイルを作成する有効期限
ファイル作成手段と、前記データファイルと有効期限フ
ァイルとを格納するファイル格納手段と、前記データフ
ァイルと有効期限ファイルとを送信するファイル送信手
段とを備え、前記有効期限ファイル作成部は、前記有効
期限ファイルに対し、当該ファイルが有効期限ファイル
であることを示す有効期限ファイル識別情報と、前記有
効期限情報がどのデータファイルに関するものであるか
を示す対象データファイル識別情報とを付加することを
特徴とし、一方、受信装置は、送信装置から、データフ
ァイルと、前記データファイルの有効期限と当該ファイ
ルが有効期限ファイルであることを示す有効期限ファイ
ル識別情報と前記有効期限情報がどのデータファイルに
関するものであるかを示す対象データファイル識別情報
とから成る有効期限情報を格納する有効期限ファイルと
を受信し、前記データファイルと有効期限ファイルとを
受信するファイル受信手段と、前記有効期限ファイル識
別情報をもとにデータファイルと有効期限ファイルとを
識別するファイル種類識別手段と、前記データファイル
を格納するデータファイル格納手段と、前記有効期限フ
ァイルから有効期限情報を抽出し、前記対象データファ
イル識別情報をもとに、前記データファイル格納手段に
格納されるデータファイルと前記有効期限情報とをユニ
ークに対応付けする、期限情報最適化手段と、前記期限
情報最適化手段によってデータファイルとユニークに対
応付けられた有効期限情報を格納する最適化有効期限格
納手段と、前記最適化有効期限格納手段に格納された有
効期限情報に従って、前記データファイル格納手段に格
納されたデータファイルを管理する期限管理手段とを備
え、前記期限管理手段は、現在時刻を取得する時計部
と、前記時計部が取得した現在時刻と、前記最適化有効
期限格納手段に格納される有効期限情報内の有効期限と
を比較する判定部と、前記判定部が、現在時刻が前記有
効期限を過ぎていると判定した場合に、前記有効期限を
含む有効期限情報とユニークに対応付けられたデータフ
ァイルを前記データファイル格納手段から削除する削除
部とを有することを特徴としているので、ファイルの送
受信実行の時以外は独立している送信装置と受信装置と
の間で、送信装置が設定したファイルの有効期限に従っ
て、受信装置がファイルを管理することができ、しか
も、有効期限情報は専用の別ファイルに格納されて送信
されるので、従来のファイルシステムとの互換性も守ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファイル管理システムの実施の形態の
ブロック図である。
【図2】同実施の形態における有効期限ファイルの内容
の記述例である。
【図3】同実施の形態における送信装置側のファイル作
成処理のフローチャートである。
【図4】同実施の形態における送信装置側のファイル送
信処理のフローチャートである。
【図5】同実施の形態における削除情報ファイルの内容
の記述例である。
【図6】同実施の形態における削除情報格納処理例の概
略を示す図である。
【図7】同実施の形態におけるデータファイル削除処理
例の概略を示す図である。
【図8】同実施の形態における削除情報格納処理のフロ
ーチャート図である。
【図9】同実施の形態における有効期限切れデータファ
イル削除処理のフローチャート図である。
【符号の説明】
100 送信側装置 101 ファイル送信部 102 データファイル作成部 103 有効期限ファイル作成部 104 制御部 110 送信ファイル格納部 150 受信側装置 151 ファイル受信部 160 受信ファイル格納部 168 削除情報ファイル 170 ファイル管理部 171 有効期限ファイル検索部 172 パス算出部 173 削除情報ファイル更新部 174 有効期限ファイル削除部 175 時計部 176 有効期限判定部 177 データファイル削除部 180 インターネット表示アプリケーション 190 入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠原 信哉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データファイルを送信する送信装置であ
    って、 データファイルを作成するデータファイル作成手段と、 前記データファイルの有効期限情報を格納する有効期限
    ファイルを作成する有効期限ファイル作成手段と、 前記データファイルと有効期限ファイルとを格納するフ
    ァイル格納手段と、 前記受信装置からのデータファイル送信要求に係るデー
    タファイルとその有効期限情報を格納した有効期限ファ
    イルとを前記ファイル格納手段から読み出し、 前記受信装置に送信するファイル送信手段とを備えるこ
    とを特徴とする送信装置。
  2. 【請求項2】 前記有効期限ファイル作成部は、前記有
    効期限ファイルに対し、 当該ファイルが有効期限ファイルであることを示す有効
    期限ファイル識別情報と、 前記有効期限情報がどのデータファイルに関するもので
    あるかを示す対象データファイル識別情報とを付加する
    ことを特徴とする、請求項1記載の送信装置。
  3. 【請求項3】 送信装置からデータファイルと前記デー
    タファイルの有効期限情報を格納する有効期限ファイル
    を受信する受信装置であって、前記有効期限ファイルに
    は有効期限ファイルであることを示す有効期限ファイル
    識別情報と前記有効期限情報がどのデータファイルに関
    するものであるかを示す対象データファイル識別情報と
    が付加されているものにおいて、 前記データファイルと有効期限ファイルとを受信するフ
    ァイル受信手段と、 前記有効期限ファイル識別情報をもとにデータファイル
    と有効期限ファイルとを識別するファイル種類識別手段
    と、 前記データファイルを格納するデータファイル格納手段
    と、 前記有効期限ファイルから有効期限情報を抽出し、前記
    対象データファイル識別情報をもとに、前記データファ
    イル格納手段に格納されるデータファイルと前記有効期
    限情報とをユニークに対応付けする、期限情報最適化手
    段と、 前記期限情報最適化手段によってデータファイルとユニ
    ークに対応付けられた有効期限情報を格納する最適化有
    効期限格納手段と、 前記最適化有効期限格納手段に格納された有効期限情報
    に従って、前記データファイル格納手段に格納されたデ
    ータファイルを管理する、期限管理手段とを備えること
    を特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 前記期限管理手段は、 現在時刻を取得する時計部と、 前記時計部が取得した現在時刻と、前記最適化有効期限
    格納手段に格納される有効期限情報内の有効期限とを比
    較する判定部と、 前記判定部が、現在時刻が前記有効期限を過ぎていると
    判定した場合に、前記有効期限を含む有効期限情報とユ
    ニークに対応付けられたデータファイルを前記データフ
    ァイル格納手段から削除する削除部とを有することを特
    徴とする請求項3記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 複数の送信装置と受信装置とからなり、
    送信装置から送信されるデータファイルを、受信装置
    が、送信装置から送信される有効期限ファイルに格納さ
    れるデータファイル有効期限情報に従って管理するファ
    イル管理システムであって、 送信装置が請求項2記載の送信装置であって、 受信装置が請求項4記載の受信装置であることを特徴と
    するファイル管理システム。
  6. 【請求項6】 前記有効期限ファイル識別情報が、専用
    のファイル拡張子であることを特徴とする、請求項5の
    ファイル管理システム。
  7. 【請求項7】 前記有効期限ファイルに付加される対象
    データファイル識別情報が、対象データファイルと拡張
    子を除いて共通のファイル名であることを特徴とする、
    請求項5または請求項6記載のファイル管理システム。
  8. 【請求項8】 前記データファイル格納手段が、同時に
    受信した1以上のファイルを専用のディレクトリに格納
    することと、 前記期限情報最適化手段が、前記有効期限対象のデータ
    ファイルの名に前記データファイル格納部が前記データ
    ファイルを格納したディレクトリの名称を含めたパス名
    を付加することによって前記有効期限情報と対象のデー
    タファイルとをユニークに対応付けすることを特徴とす
    る、請求項5から請求項7いずれかに記載のファイル管
    理システム。
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