JPH11119762A - 表示制御装置、表示制御方法および記憶媒体 - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法および記憶媒体

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JPH11119762A
JPH11119762A JP9297715A JP29771597A JPH11119762A JP H11119762 A JPH11119762 A JP H11119762A JP 9297715 A JP9297715 A JP 9297715A JP 29771597 A JP29771597 A JP 29771597A JP H11119762 A JPH11119762 A JP H11119762A
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JP
Japan
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display
line segment
thickness
predetermined value
outline font
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JP9297715A
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English (en)
Inventor
Shigeki Mori
重樹 森
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白色地を背景にして黒色の文字を表示するな
ど、文字と背景との輝度差が大きい表示形態に対して、
誤認識される恐れがない明瞭なアウトラインフォントを
表示装置に表示することができる表示制御装置を提供す
る。 【解決手段】 制御装置102では、文字をスケーラブ
ルフォントを用いて表示する際に、該フォントを構成す
る線分の中から1ドット分の幅の線分のような細い線分
があるか否かを検出し、この細い線分を検出すると、こ
の細い線分の太さ方向にその長さ分に渡る所定表示ドッ
ト数分の無表示エリアが存在するか否かを検出し、この
細い線分の太さ方向にその長さ分に渡る所定表示ドット
数分の無表示エリアが存在する場合には、この検出され
た無表示エリアに黒色の表示ドットを追加して検出され
た細い線分を太線化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウトラインフォ
ントを表示装置の画面上に表示するための表示制御装
置、表示制御方法および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CRT(Cathode-Ray Tube)、バ
ックライト付液晶表示装置などの表示装置に対しては、
画面上により多くの情報を同時に高精細に表示可能にす
るために、高解像度化が図られている。例えば、CRT
においては、ビームランディングをより精密に行うため
に、シャドウマスク部のマスク孔をより小さくすること
が行われている。また、液晶表示装置においては、高密
度に液晶表示素子を配列するために、各液晶表示素子を
小さくすなわち表示ドットを小さくすることが行われて
いる。
【0003】このような高精細な表示が可能な表示装置
においては、表示画面が暗くなる傾向にあるから、この
表示画面を明るくするための対策が施されている。例え
ば、CRTにおいては、ドット当りの輝度をより明るく
することによって画面全体の明るさを補正する方法が用
いられ、また、液晶表示装置においては、より光量が大
きいバックライトを使用して画面全体の明るさを補正す
る方法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の高精細な表示が可能な表示装置では、近年主流となり
つつある実際の白紙のような白色地を背景にして黒の文
字を表示する際、特に、微細な文字列をスケーラブルフ
ォントなどを用いて表示する際には、該フォントを構成
する線分が該表示装置の単位表示ドットである1ドット
分の線分から構成される場合がある。
【0005】例えば、明朝体などに代表されるフォント
においては、該フォントを構成する縦方向の線分に比較
して横方向の線分が非常に細くデザインされており、従
来の表示装置で特定のサイズ以下で表示された明朝体の
フォントにおいては、横方向の線分が1ドット分の線分
から構成される場合がある。
【0006】また、上述した従来の高精細な表示が可能
な表示装置では、表示画面を明るくするための対策が施
されているから、特定の文字サイズ以下でスケーラブル
フォントを表示した場合、該フォントを構成する線分の
内の細い線分が周囲の明るい白色地の背景によってつぶ
れて見え、結果としてユーザの目にはフォント全体がか
すれて表示されているように見える。具体的には、「明
朝体」という文字列を特定のサイズ以下で明朝体のフォ
ントを用いて表示すると、図13に示すように、その横
方向の線分が細い線分から構成されるから、該横方向の
線分が周囲の明るい白色地の背景によってつぶれて見え
る。その結果、ユーザにはかすれたフォント表示として
視認され、該フォントにより表示された文字を誤認し易
い。
【0007】他方、黒色地を背景にして白色の文字フォ
ントを表示する表示形態を使用する場合があるが、この
表示形態において輝度の高い太い線分が密集して表示さ
れると、文字全体が白っぽいかたまりのように滲んで表
示されることがあり、上述した従来の高精細な表示が可
能な表示装置では、特に小さい文字フォントの表示が見
え難いことが多い。
【0008】本発明の目的は、白色地を背景にして黒色
の文字を表示する、または黒色地を背景にして白色の文
字を表示するなど、文字と背景との輝度差が大きい表示
形態に対して、誤認識される恐れがない明瞭なアウトラ
インフォントを表示装置に表示することができる表示制
御装置、表示制御方法および記憶媒体を提供することに
ある。
【0009】本発明の他の目的は、白色地を背景にして
黒色の文字を表示する、または黒色地を背景にして白色
の文字を表示するなど、文字と背景との輝度差が大きい
表示形態に適応的に対応して、誤認識される恐れがない
明瞭なアウトラインフォントを表示装置に表示すること
ができる表示制御装置、表示制御方法および記憶媒体を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
アウトラインフォントを表示装置の画面上に表示するた
めの制御を行う表示制御装置において、アウトラインフ
ォントを構成する各線分の太さを検出する太さ検出手段
と、前記アウトラインフォントの各線分に対しそれぞれ
検出された太さと予め設定された所定値とを比較し、該
比較結果に基づき前記太さが前記所定値より細い線分を
検出する細線分検出手段と、前記アウトラインフォント
の各線分に対し該線分を構成する表示ドットを追加する
表示ドット追加手段とを備え、前記細線分検出手段によ
り前記太さが前記所定値より細い線分が検出されると、
前記表示ドット追加手段により前記太さが前記所定値よ
り細い線分に対し該線分を構成するための表示ドットを
追加することによって、前記太さが前記所定値より細い
線分を太線化して前記画面上に表示するように制御する
ことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の表
示制御装置において、さらに、前記細線分検出手段によ
り前記太さが前記所定値より細い線分を検出したとき
に、該線分の太さ方向に対して、他の線分を含む描画が
行われていない前記画面上の無表示エリアを検出する無
表示エリア検出手段と、前記無表示エリア検出手段によ
り前記無表示エリアが検出されると、該検出された無表
示エリアが少なくとも所定表示ドット数分のエリアであ
るか否かを判定する判定手段とを備え、前記判定手段に
より前記無表示エリアが前記所定表示ドット数分の領域
であると判定されると、前記表示ドット追加手段により
前記太さが前記所定値より細い線分に対し該線分を構成
するための表示ドットを前記無表示エリアに追加するこ
とによって、前記太さが前記所定値より細い線分を太線
化して前記画面上に表示するように制御することを特徴
とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の表
示制御装置において、前記判定手段により前記無表示エ
リアが前記所定表示ドット数分の領域でないと判定され
ると、前記表示ドット追加手段により前記太さが前記所
定値より細い線分に対し該線分を構成するための中間調
表示ドットを前記無表示エリアに追加することによっ
て、前記太さが前記所定値より細い線分を疑似的に太線
化して前記画面上に表示するように制御することを特徴
とする。
【0013】請求項4記載の発明は、アウトラインフォ
ントを表示装置の画面上に表示するための制御を行う表
示制御装置において、アウトラインフォントを構成する
各線分の太さを検出する太さ検出手段と、前記アウトラ
インフォントの各線分に対しそれぞれ検出された太さと
予め設定された所定値とを比較し、該比較結果に基づき
前記太さが前記所定値より太い線分を検出する太線分検
出手段と、前記アウトラインフォントの各線分に対し該
線分を構成するための表示ドットを削除する表示ドット
削除手段とを備え、前記太線分検出手段により前記太さ
が前記所定値より太い線分が検出されると、前記表示ド
ット削除手段により前記太さが前記所定値より太い線分
に対し該線分を構成するための表示ドットを削除するこ
とによって、前記太さが前記所定値より太い線分を細線
化して前記画面上に表示するように制御することを特徴
とする。
【0014】請求項5記載の発明は、アウトラインフォ
ントを表示装置の画面上に表示するための制御を行う表
示制御装置において、アウトラインフォントの表示色と
背景色との関係を規定する表示形態として第1の表示形
態および第2の表示形態の内のいずれか一方の表示形態
を選択する表示形態選択手段と、前記アウトラインフォ
ントを表示する際に該アウトラインフォントを構成する
各線分の太さを検出する太さ検出手段と、前記アウトラ
インフォントの各線分に対しそれぞれ検出された太さと
予め設定された第1の所定値とを比較し、該比較結果に
基づき前記太さが前記第1の所定値より細い線分を検出
する細線分検出手段と、前記アウトラインフォントの各
線分に対し該線分を構成する表示ドットを追加する表示
ドット追加手段と、前記アウトラインフォントの各線分
に対しそれぞれ検出された太さと予め設定された第2の
所定値とを比較し、該比較結果に基づき前記太さが前記
第2の所定値より太い線分を検出する太線分検出手段
と、前記アウトラインフォントの各線分に対し該線分を
構成するための表示ドットを削除する表示ドット削除手
段と、前記表示形態選択手段により前記第1の表示形態
が選択されると、第1の制御モードを実行し、前記表示
形態選択手段により前記第2の表示形態が選択される
と、第2の制御モードを実行する制御手段とを備え、前
記第1の制御モードは、前記太さ検出手段により前記ア
ウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出し、
前記細線分検出手段により前記太さが前記第1の所定値
より細い線分が検出されると、前記表示ドット追加手段
により前記太さが前記第1の所定値より細い線分に対し
該線分を構成するための表示ドットを追加することによ
って、前記太さが前記第1の所定値より細い線分を太線
化して前記画面上に表示するように制御するモードから
なり、前記第2の制御モードは、前記太さ検出手段によ
り前記アウトラインフォントを構成する各線分の太さを
検出し、前記太線分検出手段により前記太さが前記第2
の所定値より太い線分が検出されると、前記表示ドット
削除手段により前記太さが前記第2の所定値より太い線
分に対し該線分を構成するための表示ドットを削除する
ことによって、前記太さが前記第2の所定値より太い線
分を細線化して前記画面上に表示するように制御するモ
ードからなることを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、アウトラインフォ
ントを表示装置の画面上に表示するための制御を行う表
示制御方法において、アウトラインフォントを構成する
各線分の太さを検出する工程と、前記アウトラインフォ
ントの各線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設定
された所定値とを比較し、該比較結果に基づき前記太さ
が前記所定値より細い線分を検出する工程と、前記太さ
が前記所定値より細い線分が検出されると、前記太さが
前記所定値より細い線分に対し該線分を構成するための
表示ドットを追加することによって、前記太さが前記所
定値より細い線分を太線化して前記画面上に表示するよ
うに制御する工程とを含むことを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項6記載の表
示制御方法において、さらに、前記前記太さが前記所定
値より細い線分を検出したときに、該線分の太さ方向に
対して、他の線分を含む描画が行われていない前記画面
上の無表示エリアを検出する工程と、前記無表示エリア
が検出されると、該検出された無表示エリアが少なくと
も所定表示ドット数分のエリアであるか否かを判定する
工程とを含み、前記無表示エリアが前記所定表示ドット
数分の領域であると判定されると、前記太さが前記所定
値より細い線分に対し該線分を構成するための表示ドッ
トを前記無表示エリアに追加することによって、前記太
さが前記所定値より細い線分を太線化して前記画面上に
表示するように制御することを特徴とする。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項7記載の表
示制御方法において、前記無表示エリアが前記所定表示
ドット数分の領域でないと判定されると、前記太さが前
記所定値より細い線分に対し該線分を構成するための中
間調表示ドットを前記無表示エリアに追加することによ
って、前記太さが前記所定値より細い線分を疑似的に太
線化して前記画面上に表示するように制御することを特
徴とする。
【0018】請求項9記載の発明は、アウトラインフォ
ントを表示装置の画面上に表示するための制御を行う表
示制御方法において、アウトラインフォントを構成する
各線分の太さを検出する工程と、前記アウトラインフォ
ントの各線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設定
された所定値とを比較し、該比較結果に基づき前記太さ
が前記所定値より太い線分を検出する工程と、前記太さ
が前記所定値より太い線分が検出されると、前記太さが
前記所定値より太い線分に対し該線分を構成するための
表示ドットを削除することによって、前記太さが前記所
定値より太い線分を細線化して前記画面上に表示するよ
うに制御することを特徴とする。
【0019】請求項10記載の発明は、アウトラインフ
ォントを表示装置の画面上に表示するための制御を行う
表示制御方法において、アウトラインフォントの表示色
と背景色との関係を規定する表示形態として第1の表示
形態および第2の表示形態の内のいずれか一方の表示形
態を選択する工程と、前記第1の表示形態が選択される
と、第1の制御モードの実行を設定し、前記第2の表示
形態が選択されると、第2の制御モードの実行を設定す
る工程とを含み、前記第1の制御モードは、前記アウト
ラインフォントを表示する際に該アウトラインフォント
を構成する各線分の太さを検出し、前記アウトラインフ
ォントの各線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設
定された第1の所定値とを比較し、該比較結果に基づき
前記太さが前記第1の所定値より細い線分を検出する
と、前記太さが前記第1の所定値より細い線分に対し該
線分を構成するための表示ドットを追加することによっ
て、前記太さが前記第1の所定値より細い線分を太線化
して前記画面上に表示するように制御するモードからな
り、前記第2の制御モードは、前記アウトラインフォン
トを表示する際に該アウトラインフォントを構成する各
線分の太さを検出し、前記アウトラインフォントの各線
分に対しそれぞれ検出された太さと予め設定された第2
の所定値とを比較し、該比較結果に基づき前記太さが前
記第2の所定値より太い線分を検出すると、前記太さが
前記第2の所定値より太い線分に対し該線分を構成する
ための表示ドットを削除することによって、前記太さが
前記第2の所定値より太い線分を細線化して前記画面上
に表示するように制御するモードからなることを特徴と
する。
【0020】請求項11記載の発明は、アウトラインフ
ォントを表示装置の画面上に表示するための表示制御装
置に用いられるプログラムを格納した記憶媒体におい
て、前記プログラムは、アウトラインフォントを構成す
る各線分の太さを検出する太さ検出モジュールと、前記
アウトラインフォントの各線分に対しそれぞれ検出され
た太さと予め設定された所定値とを比較し、該比較結果
に基づき前記太さが前記所定値より細い線分を検出する
細線分検出モジュールと、前記アウトラインフォントの
各線分に対し該線分を構成する表示ドットを追加する表
示ドット追加モジュールと、前記細線分検出モジュール
により前記太さが前記所定値より細い線分が検出される
と、前記表示ドット追加モジュールにより前記太さが前
記所定値より細い線分に対し該線分を構成するための表
示ドットを追加することによって、前記太さが前記所定
値より細い線分を太線化して前記画面上に表示するよう
に制御する制御モジュールとを含むことを特徴とする。
【0021】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の記憶媒体において、さらに、前記線分検出モジュール
により前記太さが前記所定値より細い線分を検出したと
きに、該線分の太さ方向に対して、他の線分を含む描画
が行われていない前記画面上の無表示エリアを検出する
無表示エリア検出モジュールと、前記無表示エリア検出
モジュールにより前記無表示エリアが検出されると、該
検出された無表示エリアが少なくとも所定表示ドット数
分のエリアであるか否かを判定する判定モジュールとを
備え、前記制御モジュールは、前記判定モジュールによ
り前記無表示エリアが前記所定表示ドット数分の領域で
あると判定されると、前記表示ドットモジュールにより
前記太さが前記所定値より細い線分に対し該線分を構成
するための表示ドットを前記無表示エリアに追加するこ
とによって、前記太さが前記所定値より細い線分を太線
化して前記画面上に表示するように制御することを特徴
とする。
【0022】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の記憶媒体において、前記制御モジュールは、前記判定
モジュールにより前記無表示エリアが前記所定表示ドッ
ト数分の領域でないと判定されると、前記表示ドット追
加モジュールにより前記太さが前記所定値より細い線分
に対し該線分を構成するための中間調表示ドットを前記
無表示エリアに追加することによって、前記太さが前記
所定値より細い線分を疑似的に太線化して前記画面上に
表示するように制御することを特徴とする。
【0023】請求項14記載の発明は、アウトラインフ
ォントを表示装置の画面上に表示するための表示制御装
置に用いられるプログラムを格納した記憶媒体におい
て、前記プログラムは、アウトラインフォントを構成す
る各線分の太さを検出する太さ検出モジュールと、前記
アウトラインフォントの各線分に対しそれぞれ検出され
た太さと予め設定された所定値とを比較し、該比較結果
に基づき前記太さが前記所定値より太い線分を検出する
太線分検出モジュールと、前記アウトラインフォントの
各線分に対し該線分を構成するための表示ドットを削除
する表示ドット削除モジュールと、前記太線分検出モジ
ュールにより前記太さが前記所定値より太い線分が検出
されると、前記表示ドット削除モジュールにより前記太
さが前記所定値より太い線分に対し該線分を構成するた
めの表示ドットを削除することによって、前記太さが前
記所定値より太い線分を細線化して前記画面上に表示す
るように制御する制御モジュールとを含むことを特徴と
する。
【0024】請求項15記載の発明は、アウトラインフ
ォントを表示装置の画面上に表示するための表示制御装
置に用いられるプログラムを格納した記憶媒体におい
て、前記プログラムは、アウトラインフォントの表示色
と背景色との関係を規定する表示形態として第1の表示
形態および第2の表示形態の内のいずれか一方の表示形
態を選択する表示形態選択モジュールと、前記アウトラ
インフォントを表示する際に該アウトラインフォントを
構成する各線分の太さを検出する太さ検出モジュール
と、前記アウトラインフォントの各線分に対しそれぞれ
検出された太さと予め設定された第1の所定値とを比較
し、該比較結果に基づき前記太さが前記第1の所定値よ
り細い線分を検出する細線分検出モジュールと、前記ア
ウトラインフォントの各線分に対し該線分を構成する表
示ドットを追加する表示ドット追加モジュールと、前記
アウトラインフォントの各線分に対しそれぞれ検出され
た太さと予め設定された第2の所定値とを比較し、該比
較結果に基づき前記太さが前記第2の所定値より太い線
分を検出する太線分検出モジュールと、前記アウトライ
ンフォントの各線分に対し該線分を構成するための表示
ドットを削除する表示ドット削除モジュールと、前記表
示形態選択モジュールにより前記第1の表示形態が選択
されると、第1の制御モードを実行し、前記表示形態選
択手段により前記第2の表示形態が選択されると、第2
の制御モードを実行する制御モジュールとを備え、前記
第1の制御モードは、前記太さ検出モジュールにより前
記アウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出
し、前記細線分検出モジュールにより前記太さが前記第
1の所定値より細い線分が検出されると、前記表示ドッ
ト追加モジュールにより前記太さが前記第1の所定値よ
り細い線分に対し該線分を構成するための表示ドットを
追加することによって、前記太さが前記第1の所定値よ
り細い線分を太線化して前記画面上に表示するように制
御するモードからなり、前記第2の制御モードは、前記
太さ検出モジュールにより前記アウトラインフォントを
構成する各線分の太さを検出し、前記太線分検出モジュ
ールにより前記太さが前記第2の所定値より太い線分が
検出されると、前記表示ドット削除モジュールにより前
記太さが前記第2の所定値より太い線分に対し該線分を
構成するための表示ドットを削除することによって、前
記太さが前記第2の所定値より太い線分を細線化して前
記画面上に表示するように制御するモードからなること
を特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明する。
【0026】(実施の第1形態)図1は本発明の表示制
御装置の実施の第1形態を用いた表示システムの構成を
示すブロック図、図2は図1の表示システムを採用した
装置の一例であるパーソナルコンピュータの外観構成を
示す図、図3は図1の表示システムを採用した装置の他
の例である携帯型情報入出力装置の外観構成を示す図で
ある。
【0027】本実施の形態における表示システムは、図
1に示すように、高精細表示が可能なCRTまたはバッ
クライト付液晶表示装置からなる表示装置101と、シ
ステム全体を制御する制御装置102と、外部からロー
ドされた、システム全体を制御するためのシステムプロ
グラムを含む各種制御プログラムを格納するエリア、各
種プログラムの実行時にワークエリアとして使用される
エリアなどを有するメモリ装置103と、メモリ装置1
03にロードされる上述の各種制御プログラム、スケー
ラブルフォントデータおよび各種データを格納する外部
記憶装置104と、制御装置102に情報を入力するた
めの入力装置105とを備える。
【0028】この外部記憶装置104に格納されている
各種制御プログラムには、白色地を背景にして黒色の文
字を表示する際に用いられるプログラムが含まれてい
る。このプログラムは、アウトラインフォントを表示す
る際に該アウトラインフォントを構成する各線分の太さ
を検出する太さ検出モジュールと、アウトラインフォン
トの各線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設定さ
れた所定値とを比較し、該比較結果に基づき太さが所定
値より細い線分を検出する細線分検出モジュールと、ア
ウトラインフォントの各線分に対し該線分を構成する表
示ドットを追加する表示ドット追加モジュールと、細線
分検出モジュールにより太さが所定値より細い線分が検
出されると、表示ドット追加モジュールにより太さが所
定値より細い線分に対し該線分を構成するための表示ド
ットを追加することによって、太さが所定値より細い線
分を太線化して画面上に表示するように制御する制御モ
ジュールとを有する。この制御モジュールでは、具体的
には、細線分検出モジュールにより太さが所定値より細
い線分を検出したときに、該線分の太さ方向に対して、
他の線分を含む描画が行われていない画面上の無表示エ
リアを検出する無表示エリア検出処理と、無表示エリア
検出モジュールにより無表示エリアが検出されると、該
検出された無表示エリアが少なくとも所定表示ドット数
分のエリアであるか否かを判定する判定処理とを実行
し、判定処理により無表示エリアが所定表示ドット数分
の領域であると判定されると、表示ドット追加モジュー
ルにより太さが所定値より細い線分に対し該線分を構成
するための表示ドットを無表示エリアに追加することに
よって、太さが所定値より細い線分を太線化して画面上
に表示するように制御する。この制御プログラムを実行
することによって、白色地を背景にして黒色の文字を表
示するなど、文字と背景との輝度差が大きい表示形態に
対して、誤認識される恐れがない明瞭なアウトラインフ
ォントを表示装置101に表示することができる。ここ
で、無表示エリアとは、細線を構成するための追加線分
を描画可能な表示ドットを有するエリアをいう。この白
色地を背景にして黒色の文字を表示する際に用いられる
プログラムによる処理の詳細な内容については、後述す
る。
【0029】この表示システムは、図2または図3に示
すように、パーソナルコンピュータまたは携帯型情報入
出力装置に適用可能である。パーソナルコンピュータ
は、図2に示すように、演算、処理を行うCPU、メモ
リ、ハードディスク装置などを含む本体201と、ディ
スプレイ202と、キーボード203とを備える。本体
201は、図1に示す制御装置102、メモリ装置10
3および外部記憶装置104を、ディスプレイ202
は、図1に示す表示装置101を、キーボード203
は、図1に示す入力装置105をそれぞれ構成する。こ
のパーソナルコンピュータでは、多くの情報を画面上に
より多くの情報を同時に高精細に表示することが可能で
あり、DTPなどの用途に好適な表示機能を有する。
【0030】携帯型情報入出力装置は、図3に示すよう
に、演算、処理を行うCPU、システム制御を行うため
のシステム制御プログラムなどの各種プログラムを制御
するROM、CPUのワークエリアを有するRAM、デ
ジタイザが設けられた入出力画面などを有する本体30
1と、本体301の入出力画面に情報を入力するための
入力ペン302とを備え、本体301は、図1に示す制
御装置102、メモリ装置103、外部記憶装置104
および表示装置101を、入力ペン302は、図1に示
す入力装置105をそれぞれ構成する。携帯型情報入出
力装置では、手書き文字などを入力可能であるともに、
入力された手書き文字を認識してテキストデータなどに
変換し、出力することが可能な機能を有する。
【0031】これら本実施の形態の表示システムを採用
したパーソナルコンピュータまたは携帯型情報入出力装
置には、同様に、上中の白色地を背景にして黒色の文字
を表示する際に用いられるプログラムが搭載され、この
プログラムの実行によって、白色地を背景にして黒色の
文字を表示する際には、誤認識される恐れがない明瞭な
アウトラインフォントを表示することができる。
【0032】次に、本実施の形態の表示システムにおけ
る表示処理内容について図4ないし図10を参照しなが
ら説明する。図4および図5は図1の表示システムにお
ける表示処理内容の概要を説明するための表示画面の一
例を部分的に拡大して示す図、図6は図1の表示システ
ムにおける表示処理手順を示すフローチャート、図7お
よび図8は図1の表示システムにより描画される文字フ
ォントの例を示す図、図9は図6のステップS606に
おける処理内容を説明するための図、図10は図6のス
テップS610における処理内容を説明するための図で
ある。
【0033】まず、本実施の形態の表示システムにおけ
る表示処理内容の概要について説明する。
【0034】表示装置101に文字フォントを表示する
際には、この文字フォントを構成する線分が設定された
文字サイズに対応する太さで表示される。ここで、文字
を黒色で、背景色を白色地で表示する表示形態が選択さ
れ、特定のサイズ以下の微細な文字列がスケーラブルフ
ォントを用いて表示される場合を考える。
【0035】表示装置101には、文字フォントを構成
する各線分が表示ドットで表示されている。ここで、表
示装置101の表示されたフォントの一部を拡大して見
ると、図4に示すように、表示装置101の画面101
aには、表示枠50で囲まれた複数の表示ドットが格子
状に配列されている。各表示ドットには、背景を示す白
色表示中の表示ドット503と、文字フォントを構成す
る線分を示す黒色表示中の表示ドット504,505,
506,507とが混在し、表示ドット503により表
示されている背景は無表示エリアとなる。表示ドット5
04により文字フォントの横方向の線分が表され、各表
示ドット505,506,507により文字フォントの
縦方向の線分が表されている。各表示ドット505,5
06,507により表されている縦方向の線分は3ドッ
ト分の幅を有するから、該線分はユーザには明瞭に視認
される。これに対し、表示ドット504により表されて
いる横方向の線分は1ドット分の幅を有する線分からな
るから、表示ドット504と表示ドット503との輝度
差により該横方向の線分が周囲の明るい白色地の背景に
よってつぶれて見え、該線分がユーザにはかすれた線分
として視認される。その結果、文字全体がかすれて見え
る。
【0036】そこで、本実施の形態では、文字をスケー
ラブルフォントを用いて表示する際に該フォントを構成
する線分の中から1ドット分の幅の線分のような細い線
分があるか否かを検出し、この細い線分を検出すると、
この細い線分の太さ方向にその長さ分に渡る所定表示ド
ット数分の無表示エリアが存在するか否かを検出し、こ
の細い線分の太さ方向にその長さ分に渡る所定表示ドッ
ト数分の無表示エリアが存在する場合には、この検出さ
れた無表示エリアに黒色の表示ドットを追加して検出さ
れた細い線分を太線化する。具体的には、図5に示すよ
うに、表示ドット504により表されている横方向の線
分に対し、この線分の長さに渡って黒色の表示ドット5
08を追加することによって、各表示ドット504,5
08により横方向の線分が表されることになる。すなわ
ち、1ドット幅の細い線分が太線化されることになる。
【0037】次に、本表示システムにおける処理手順に
ついて図6を参照しながら説明する。
【0038】表示装置101に対し一文字分のアウトラ
インフォントの描画を開始すると、まず、ステップS6
01においてアウトラインフォントのアウトラインを表
示ドットに描画する。例えば、図7に示す「明」のアウ
トラインの描画をする場合には、図8に示すように、そ
のアウトライン801が図中の矢印802が示す方向に
描画される。この描画の際には、全ての線描画が一筆書
きのように決められた方向に行われる。よって、一筆書
きとなるアウトラインの描画においては、同じ座標値を
連続して描画する点列が1表示ドット分の細線となる。
【0039】続くステップS602では、既に描画され
ている点と同じ座標に表示ドットを再描画しているか否
かを判定し、既に描画されている点と同じ座標に表示ド
ットを再描画しているときには、ステップS603に進
み、再描画している点が連続しているか否かを判定す
る。この判定においては、再描画している点が連続して
いる場合すなわち連続して既にアウトラインの描画がな
されている座標点に再描画が行われている場合は、描画
されている線分が1ドット分の太さを有する細線である
と、そうでない場合は、一時的にアウトラインが接した
場合と判定する。再描画している点が連続しているすな
わち描画されている線分が細線であると判定されると、
ステップS604に進み、現在描画中の細線を表す表示
ドットの座標列を細線部ライン座標メモリ(メモリ装置
103)に格納し、続いてステップS605に進む。
【0040】これに対し、ステップS602において描
画されている点と同じ座標に表示ドットを再描画してい
ないと判定されたときには、ステップS603およびス
テップS604をスキップしてステップS605に進
み、また、ステップS603において再描画している点
が連続していないと判定されたときには、ステップS6
04をスキップしてステップS605に進む。
【0041】ステップS605では、一文字分のアウト
ラインフォントの描画が終了したか否かを判定し、この
描画が終了していなければ、上記ステップS601に戻
り、次のアウトラインの描画を行う。アウトラインの描
画が終了していれば、ステップS606に進み、細線部
ライン座標メモリに格納されている細線部座標列で表さ
れる細線の太さ方向に隣接する空間に該細線の長さに渡
る所定表示ドット数分の無表示エリアがあるか否かを判
定する。ここで、無表示エリアとは、上述したように、
細線を構成するための追加線分を描画可能な表示ドット
を有するエリアをいい、この無表示エリアの有無は、細
線部ライン座標メモリに格納されている細線部座標列で
表される細線が伸びる方向の角度を基準にして対応する
座標点における描画の有無を検出し、この検出結果に基
づき判定される。この判定処理の詳細について後述す
る。
【0042】細線部ライン座標メモリに格納されている
細線部座標列で表される細線の太さ方向に隣接する空間
に該細線の長さに渡る所定表示ドット数分の無表示エリ
アがあるときには、ステップS607に進み、この無表
示エリアの座標列を前記細線の座標列に対応付けてメモ
リ装置103の所定領域に格納し、続いてステップS6
09に進む。これに対し、前記無表示エリアがないとき
には、ステップS608に進み、前記無表示エリアがな
い細線に対する、細線部ライン座標メモリに格納されて
いる細線部座標列をクリアし、続いてステップS609
に進む。
【0043】ステップS609では、アウトライン内部
の塗りつぶし処理を行う。例えば、図8に示す描画され
たアウトライン内部が塗りつぶされ、この塗りつぶしに
より図7に示すような文字の描画が行われることにな
る。続くステップS610では、細線部ライン座標メモ
リに格納されている細線部座標列で表される細線に対
し、それに対応付けられている無表示エリアに黒色の表
示ドットを追加することにより、前記細線を太線化す
る。すなわち、無表示エリアに黒色の表示ドットを追加
することによって前記細線に対しそれを構成する新たな
線分が追加され、該細線が新たに追加された線分によっ
て太線化されることになる。例えば、図10に示すよう
に、表示ドット1001を含む1表示ドット分の太さの
細線に対して、表示ドット1005で表された1表示ド
ット分の太さの線分が該細線を構成する線分として追加
され、該細線の太線化が行われる。
【0044】次に、上記ステップS606における判定
処理の内容について図9および図10を参照しながら詳
細に説明する。
【0045】上記ステップS606における細線の太さ
方向に隣接する空間に該細線の長さに渡る所定表示ドッ
ト数分の無表示エリアがあるか否かの判定には、次の表
1および表2に示す細線の進行方向角度と座標点とに基
づき演算を行い、この演算結果により細線の太さ方向に
隣接する空間に該細線の長さに渡る所定表示ドット数分
の無表示エリアがあるか否かを判定する。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】 ここで、上記表1および表2中における進行方向角度
は、画面の上部方向を0度とする時計回りの角度を表す
角度であって、該角度は検出した細線が伸びる方向を示
す角度である。また、各表中の座標は、検出した細線が
伸びる方向毎に設定された、該細線を構成する線分上の
座標点に対してチェックすべき座標点を示している。例
えば、X座標としてX−1,2,3と表記されている場
合には、細線を構成する線分上の座標点(X,Y)に対
して、チェックすべき座標点が(X−1,Y)、(X−
2,Y)、(X−3,Y)であることを表している。X
+1,2,3の表記は、チェックすべき座標点が(X+
1,Y)、(X+2,Y)、(X+3,Y)であること
を、Y−1,2,3の表記は、チェックすべき座標点が
(X,Y−1)、(X,Y−2)、(X,Y−3)であ
ることを、Y+1,2,3の表記は、チェックすべき座
標点が(X,Y+1)、(X,Y+2)、(X,Y+
3)であることをそれぞれ表している。
【0048】次に、図9に示すように、上記ステップS
602〜604で細線として45度方向に伸びる細線9
14が検出された場合を考えると、この細線914の太
さ方向に隣接する空間に該細線914の長さに渡る所定
表示ドット数分の無表示エリアがあるか否かの判定で
は、まず、表1に示す細線の進行方向角度とチェックす
べき座標点を算出する。ここでは、細線914の進行方
向角度が45度であるから、細線914を構成する線分
上の座標点(X,Y)に対して、チェックすべき座標点
が(X−1,Y)、(X−2,Y)、(X−3,Y)と
なり、最初に(X−1,Y)の座標点における描画の有
無が判定される。細線914を構成する線分上の点90
1に対しては、図中の矢印902が示す方向にある点9
05((X−1,Y))が算出されて該点905におけ
る描画の有無が判定される。点905において描画がな
ければ、図中の矢印903が示す方向にある次の座標点
(X−2,Y)すなわち点906における描画の有無が
判定され、点906において描画がなければ、さらに図
中の矢印904が示す方向にある座標点(X−3,Y)
すなわち点907に進み、この点907における描画の
有無が判定される。ここで、点905において描画がな
ければ、図中の矢印903が示す方向にある次の座標点
(X−2,Y)すなわち点906における描画の有無が
判定され、点906において描画がなければ、さらに図
中の矢印904が示す方向にある座標点(X−3,Y)
すなわち点907に進み、この点907における描画の
有無が判定される。点907は描画されている点である
から、表1を用いた判定では、細線914の太さ方向に
隣接する左側空間に該細線の長さに渡る所定表示ドット
数分の無表示エリアがないと判定される。すなわち、点
907は描画されている点であるから、点905を含み
かつ細線914に平行な線分を描画すると、この線分が
他の線分に接触する恐れがあり、表1を用いた判定で
は、細線914の太さ方向に隣接する左側空間に太線化
に十分なドット数分の無表示エリアがないと判定する。
【0049】次いで、表2を用いた判定が行われる。こ
の表2を用いた判定では、細線914の進行方向角度が
45度であるから、細線914を構成する線分上の座標
点(X,Y)に対して、チェックすべき座標点が(X+
1,Y)、(X+2,Y)、(X+3,Y)となり、最
初に(X+1,Y)の座標点における描画の有無が判定
される。細線914を構成する線分上の点901に対し
ては、図中の矢印908が示す方向にある点911
((X+1,Y))が算出されて該点911における描
画の有無が判定される。点911において描画がなけれ
ば、図中の矢印909が示す方向にある次の座標点(X
+2,Y)すなわち点912における描画の有無が判定
され、点912において描画がなければ、さらに図中の
矢印909が示す方向にある座標点(X+3,Y)すな
わち点913に進み、この点913における描画の有無
が判定される。ここで、点913は描画されていない点
と判定される。同様に、細線914を構成する線分上の
他の座標点に対するチェックすべき各座標点に対して描
画の有無が判定される。ここでは、各座標点に対して描
画がないから、細線914の太さ方向に隣接する右側空
間に該細線の長さに渡る所定表示ドット数分の無表示エ
リアがあると判定する。すなわち、細線914の太さ方
向に隣接する右側空間に太線化に十分なドット数分の無
表示エリアがあると判定する。この無表示エリアの座標
列は、上述したように細線914に対応付けて格納され
る。
【0050】次に、図10に示すように、上記ステップ
S602〜604で細線として90度方向に伸びる表示
ドット1001による細線が検出された場合を考える
と、ステップS606の判定では、細線の進行方向角度
が90度であるから、表1から細線を構成する線分上の
座標点(X,Y)に対してチェックすべき座標点が(X
−1,Y)、(X−2,Y)、(X−3,Y)となり、
このチェックすべき各座標点における描画の有無が判定
される。ここで、チェックすべき座標点は、描画がない
点1002,1003および描画がある点1004を含
むから、表1を用いた判定では、表示ドット1001を
含む細線の太さ方向に隣接する下側空間に該細線の長さ
に渡る所定表示ドット数分の無表示エリアがないと判定
される。これに対し、表2を用いた判定では、チェック
すべき座標点が(X+1,Y)、(X+2,Y)、(X
+3,Y)すなわち点1005,1006,1007を
含む点であるから、チェックすべき各座標点における描
画がないと判定され、表示ドット1001を含む細線の
太さ方向に隣接する上側空間に該細線の長さに渡る所定
表示ドット数分の無表示エリアがあると判定される。よ
って、上述したように、上記ステップS610の処理に
より、表示ドット1001で表された1表示ドット分の
太さの細線に対して、表示ドット(点)1005を含む
1表示ドット分の太さの線分が該細線を構成する線分と
して追加され、該細線の太線化が行われることになる。
【0051】以上より、本実施の形態では、アウトライ
ンフォントを構成する線分の中で、太さが所定値より細
い線分すなわち1表示ドット分の太さの線分を検出した
ときに、該線分の太さ方向に対して、他の線分を含む描
画が行われていない画面上の無表示エリアを検出する無
表示エリア検出処理と、無表示エリア検出モジュールに
より無表示エリアが検出されると、該検出された無表示
エリアが少なくとも所定表示ドット数分のエリアである
か否かを判定する判定処理とを実行し、判定処理により
無表示エリアが所定表示ドット数分の領域であると判定
されると、表示ドット追加モジュールにより太さが所定
値より細い線分に対し該線分を構成するための表示ドッ
トを無表示エリアに追加することによって、太さが所定
値より細い線分を太線化して画面上に表示するように制
御するから、白色地を背景にして黒色の文字を表示する
など、文字と背景との輝度差が大きい表示形態において
微細な文字表示を行う際に、誤認識される恐れがない明
瞭なアウトラインフォントを表示装置101に表示する
ことができる。
【0052】また、検出された無表示エリアが少なくと
も所定表示ドット数分のエリアである場合に、太線化が
行われるから、この太線化により追加される細線が他の
線分に接触する恐れはない。
【0053】なお、本実施の形態では、表示装置101
としてCRT、液晶表示装置を例に説明したが、プラズ
マディスプレイ、SEDディスプレイ、または強力なバ
ックライトを有するフラットパネルタイプのディスプレ
イなどにも本発明の原理を適用可能であることはいうま
でもない。
【0054】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態について図11および図12を参照しながら説
明する。図11は本発明の表示制御装置の実施の第2形
態における、細線の太さ方向に隣接する空間に該細線の
長さに渡る所定表示ドット数分の無表示エリアがあるか
否かを判定する処理を説明するための図、図12は本発
明の表示制御装置の実施の第2形態における細線部擬似
太線化処理を説明するための図である。
【0055】本実施の形態は、上述の実施の第1形態と
同じ構成を有する。上述の実施の第1形態では、検出さ
れた細線の太さ方向に隣接する空間に該細線の長さに渡
る所定表示ドット数分の無表示エリアがある場合すなわ
ち検出した細線の太線化に対して十分な無表示エリアが
存在する場合のみに、この検出した細線に対する太線化
を実行するように設定しているが、本実施の形態では、
検出した細線の太線化に対して十分な無表示エリアは存
在しないが、検出した細線の長さに渡って所定表示ドッ
ト数分より少ないドット数分の無表示エリアすなわち擬
似太線化可能な無表示エリアが存在する場合には、太線
化に代えて擬似的な太線化を行うように設定している。
【0056】具体的には、図11に示すように、表示ド
ット1101を含む1表示ドット分の太さを有する細線
が検出されると、該細線の太さ方向に隣接する空間に該
細線の長さに渡って所定表示ドット数分の無表示エリア
があるか否かを判定する。この判定は、上述の実施の第
1形態と同様に、表1および表2を用いて行われる。こ
こで、表1を用いた判定においては、表示ドット110
1を含む細線に対する下側空間に描画点1103(細線
(X,Y)に対して(X−2,Y)に対応する点)が存
在するから、表示ドット1101を含む細線の太さ方向
に隣接する下側空間に太線化可能な無表示エリアおよび
擬似太線化可能な無表示エリアがないと判定される。
【0057】次いで、表2を用いた判定が行われ、この
判定では、チェックすべき座標点が点1105,110
5,1106を含む点となる。ここで、点1106は描
画点であるから、表示ドット1001を含む細線の太さ
方向に隣接する上側空間に該細線の長さに渡る所定表示
ドット数分の無表示エリアすなわち太線化可能な無表示
エリアがないと判定されるが、点1104,1105は
描画点でないから、表示ドット1001を含む細線の太
さ方向に隣接する上側空間に擬似太線化可能な無表示エ
リアがあると判定される。
【0058】この第2の判定により、表示ドット100
1を含む細線の太さ方向に隣接する上側空間に擬似太線
化可能な無表示エリアがあると判定されると、該無表示
エリアにおいて、細線を構成する範囲内の表示ドット1
201(点1104)を含む表示ドットがグレースケー
ルで描画され、表示ドット1101を含む細線が表示ド
ット1201を含むグレースケール表示の細線により擬
似的に太線化される。
【0059】このように、周囲に太線化可能な無表示エ
リアが存在しないような、フォントを構成する線分が密
集したエリア内にある細線を、他の線分と接触させるこ
となく擬似的に太線化することが可能になり、白色地を
背景にして黒色の文字を表示するなど、明るい輝度の色
の背景地に暗い輝度の色の文字を表示する表示形態にお
いて、微細な文字を誤認識される恐れがない明瞭なアウ
トラインフォントで表示することができる。
【0060】(実施の第3形態)次に、本発明の実施の
第3形態について説明する。
【0061】本実施の形態は、上述の各実施の形態に対
して、黒色地を背景にして白色の文字を表示するなど、
輝度が暗い色の背景地に輝度が明るい色の文字を表示す
る表示形態において、フォントを構成する線分の内、太
さが所定値より太い線分に対し該線分を構成するための
表示ドットを削除することによって、太さが所定値より
太い線分を細線化して表示する点で異なる。
【0062】具体的には、アウトラインフォントからな
る文字フォントを描画する際に、アウトライン描画を行
い、該描画したアウトラインの内部の塗りつぶす処理を
行った後に、再度、アウトライン線部を走査して該線部
の内側方向に対して塗りつぶし処理が施された部分の厚
みを検出し、検出した厚みが連続して所定値を超えて一
定であると、この厚みが所定値を超えて一定である部分
からその外周部分を構成する所定の表示ドット数分を削
除するすなわち非描画状態にすることによって、文字フ
ォントを構成する太線部を細線化することができ、黒色
地を背景にして白色の文字フォントを表示する表示形態
において輝度の高い太い線分が密集して表示される場合
に、文字全体が白っぽいかたまりのように滲んで表示さ
れることを未然に防止することができる。よって、黒色
地を背景にして白色の文字を表示するなどの表示形態に
おいて、誤認識される恐れがない明瞭なアウトラインフ
ォントを表示することができる。
【0063】(実施の第4形態)次に、本発明の実施の
第4形態について説明する。
【0064】本実施の形態は、白色地を背景にして黒色
の文字を表示するなどの表示形態が選択されると、上述
の実施の第1形態で述べた細線部太線化処理を実行可能
に設定し、黒色地を背景にして白色の文字を表示するな
どの表示形態が選択されると、上述の実施の第3形態で
述べた太線部細線化処理を実行可能に設定するように構
成されている。よって、白色地を背景にして黒色の文字
を表示する、または黒色地を背景にして白色の文字を表
示するなど、文字と背景との輝度差が大きい表示形態に
適応的に対応して、誤認識される恐れがない明瞭なアウ
トラインフォントを表示することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の表
示制御装置によれば、アウトラインフォントを構成する
各線分の太さを検出する太さ検出手段と、アウトライン
フォントの各線分に対しそれぞれ検出された太さと予め
設定された所定値とを比較し、該比較結果に基づき太さ
が所定値より細い線分を検出する細線分検出手段と、ア
ウトラインフォントの各線分に対し該線分を構成する表
示ドットを追加する表示ドット追加手段とを備え、細線
分検出手段により太さが所定値より細い線分が検出され
ると、表示ドット追加手段により太さが所定値より細い
線分に対し該線分を構成するための表示ドットを追加す
ることによって、太さが所定値より細い線分を太線化し
て画面上に表示するように制御するから、白色地を背景
にして黒色の文字を表示するなどの表示形態に対して、
誤認識される恐れがない明瞭なアウトラインフォントを
表示装置に表示することができる。
【0066】請求項2記載の表示制御装置によれば、さ
らに、細線分検出手段により太さが所定値より細い線分
を検出したときに、該線分の太さ方向に対して、他の線
分を含む描画が行われていない画面上の無表示エリアを
検出する無表示エリア検出手段と、無表示エリア検出手
段により無表示エリアが検出されると、該検出された無
表示エリアが少なくとも所定表示ドット数分のエリアで
あるか否かを判定する判定手段とを備え、判定手段によ
り無表示エリアが所定表示ドット数分の領域であると判
定されると、表示ドット追加手段により太さが所定値よ
り細い線分に対し該線分を構成するための表示ドットを
無表示エリアに追加することによって、太さが所定値よ
り細い線分を太線化して画面上に表示するように制御す
るから、追加する表示ドットにより構成される線分が他
の線分に接触する恐れがなく、追加する表示ドットによ
り構成される線分と他の線分との接触による表示文字の
滲みなどの発生を未然に防止することができる。
【0067】請求項3記載の表示制御装置によれば、判
定手段により無表示エリアが所定表示ドット数分の領域
でないと判定されると、表示ドット追加手段により太さ
が所定値より細い線分に対し該線分を構成するための中
間調表示ドットを無表示エリアに追加することによっ
て、太さが所定値より細い線分を疑似的に太線化して画
面上に表示するように制御するから、周囲に太線化可能
な無表示エリアが存在しないような、フォントを構成す
る線分が密集したエリア内にある細線を、他の線分と接
触させることなく擬似的に太線化することができる。
【0068】請求項4記載の表示制御装置によれば、ア
ウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出する
太さ検出手段と、アウトラインフォントの各線分に対し
それぞれ検出された太さと予め設定された所定値とを比
較し、該比較結果に基づき太さが所定値より太い線分を
検出する太線分検出手段と、アウトラインフォントの各
線分に対し該線分を構成するための表示ドットを削除す
る表示ドット削除手段とを備え、太線分検出手段により
太さが所定値より太い線分が検出されると、表示ドット
削除手段により太さが所定値より太い線分に対し該線分
を構成するための表示ドットを削除することによって、
太さが所定値より太い線分を細線化して画面上に表示す
るように制御するから、黒色地を背景にして白色の文字
を表示するなどの表示形態に対して、誤認識される恐れ
がない明瞭なアウトラインフォントを表示装置に表示す
ることができる。
【0069】請求項5記載の表示制御装置によれば、ア
ウトラインフォントの表示色と背景色との関係を規定す
る表示形態として第1の表示形態および第2の表示形態
の内のいずれか一方の表示形態を選択する表示形態選択
手段と、アウトラインフォントを表示する際に該アウト
ラインフォントを構成する各線分の太さを検出する太さ
検出手段と、アウトラインフォントの各線分に対しそれ
ぞれ検出された太さと予め設定された第1の所定値とを
比較し、該比較結果に基づき太さが第1の所定値より細
い線分を検出する細線分検出手段と、アウトラインフォ
ントの各線分に対し該線分を構成する表示ドットを追加
する表示ドット追加手段と、アウトラインフォントの各
線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設定された第
2の所定値とを比較し、該比較結果に基づき太さが第2
の所定値より太い線分を検出する太線分検出手段と、ア
ウトラインフォントの各線分に対し該線分を構成するた
めの表示ドットを削除する表示ドット削除手段と、表示
形態選択手段により第1の表示形態が選択されると、第
1の制御モードを実行し、表示形態選択手段により第2
の表示形態が選択されると、第2の制御モードを実行す
る制御手段とを備え、第1の制御モードは、太さ検出手
段によりアウトラインフォントを構成する各線分の太さ
を検出し、細線分検出手段により太さが第1の所定値よ
り細い線分が検出されると、表示ドット追加手段により
太さが第1の所定値より細い線分に対し該線分を構成す
るための表示ドットを追加することによって、太さが第
1の所定値より細い線分を太線化して画面上に表示する
ように制御するモードからなり、第2の制御モードは、
太さ検出手段によりアウトラインフォントを構成する各
線分の太さを検出し、太線分検出手段により太さが第2
の所定値より太い線分が検出されると、表示ドット削除
手段により太さが第2の所定値より太い線分に対し該線
分を構成するための表示ドットを削除することによっ
て、太さが第2の所定値より太い線分を細線化して画面
上に表示するように制御するモードからなるから、白色
地を背景にして黒色の文字を表示する、または黒色地を
背景にして白色の文字を表示するなど、文字と背景との
輝度差が大きい表示形態に適応的に対応して、誤認識さ
れる恐れがない明瞭なアウトラインフォントを表示する
ことができる。
【0070】請求項6記載の表示制御方法によれば、ア
ウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出する
工程と、アウトラインフォントの各線分に対しそれぞれ
検出された太さと予め設定された所定値とを比較し、該
比較結果に基づき太さが所定値より細い線分を検出する
工程と、太さが所定値より細い線分が検出されると、太
さが所定値より細い線分に対し該線分を構成するための
表示ドットを追加することによって、太さが所定値より
細い線分を太線化して画面上に表示するように制御する
工程とを含むから、白色地を背景にして黒色の文字を表
示するなどの表示形態に対して、誤認識される恐れがな
い明瞭なアウトラインフォントを表示装置に表示するこ
とができる。
【0071】請求項7記載の表示制御方法によれば、さ
らに、太さが所定値より細い線分を検出したときに、該
線分の太さ方向に対して、他の線分を含む描画が行われ
ていない画面上の無表示エリアを検出する工程と、無表
示エリアが検出されると、該検出された無表示エリアが
少なくとも所定表示ドット数分のエリアであるか否かを
判定する工程とを含み、無表示エリアが所定表示ドット
数分の領域であると判定されると、太さが所定値より細
い線分に対し該線分を構成するための表示ドットを無表
示エリアに追加することによって、太さが所定値より細
い線分を太線化して画面上に表示するように制御するか
ら、追加する表示ドットにより構成される線分が他の線
分に接触する恐れがなく、追加する表示ドットにより構
成される線分と他の線分との接触による表示文字の滲み
などの発生を未然に防止することができる。
【0072】請求項8記載の表示制御方法によれば、無
表示エリアが所定表示ドット数分の領域でないと判定さ
れると、太さが所定値より細い線分に対し該線分を構成
するための中間調表示ドットを無表示エリアに追加する
ことによって、太さが所定値より細い線分を疑似的に太
線化して画面上に表示するように制御するから、周囲に
太線化可能な無表示エリアが存在しないような、フォン
トを構成する線分が密集したエリア内にある細線を、他
の線分と接触させることなく擬似的に太線化することが
できる。
【0073】請求項9記載の表示制御方法によれば、ア
ウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出する
工程と、アウトラインフォントの各線分に対しそれぞれ
検出された太さと予め設定された所定値とを比較し、該
比較結果に基づき太さが所定値より太い線分を検出する
工程と、太さが所定値より太い線分が検出されると、太
さが所定値より太い線分に対し該線分を構成するための
表示ドットを削除することによって、太さが所定値より
太い線分を細線化して画面上に表示するように制御する
から、黒色地を背景にして白色の文字を表示するなどの
表示形態に対して、誤認識される恐れがない明瞭なアウ
トラインフォントを表示装置に表示することができる。
【0074】請求項10記載の表示制御方法によれば、
アウトラインフォントの表示色と背景色との関係を規定
する表示形態として第1の表示形態および第2の表示形
態の内のいずれか一方の表示形態を選択する工程と、第
1の表示形態が選択されると、第1の制御モードの実行
を設定し、第2の表示形態が選択されると、第2の制御
モードの実行を設定する工程とを含み、第1の制御モー
ドは、アウトラインフォントを表示する際に該アウトラ
インフォントを構成する各線分の太さを検出し、アウト
ラインフォントの各線分に対しそれぞれ検出された太さ
と予め設定された第1の所定値とを比較し、該比較結果
に基づき太さが第1の所定値より細い線分を検出する
と、太さが第1の所定値より細い線分に対し該線分を構
成するための表示ドットを追加することによって、太さ
が第1の所定値より細い線分を太線化して画面上に表示
するように制御するモードからなり、第2の制御モード
は、アウトラインフォントを表示する際に該アウトライ
ンフォントを構成する各線分の太さを検出し、アウトラ
インフォントの各線分に対しそれぞれ検出された太さと
予め設定された第2の所定値とを比較し、該比較結果に
基づき太さが第2の所定値より太い線分を検出すると、
太さが第2の所定値より太い線分に対し該線分を構成す
るための表示ドットを削除することによって、太さが第
2の所定値より太い線分を細線化して画面上に表示する
ように制御するモードからなるから、白色地を背景にし
て黒色の文字を表示する、または黒色地を背景にして白
色の文字を表示するなど、文字と背景との輝度差が大き
い表示形態に適応的に対応して、誤認識される恐れがな
い明瞭なアウトラインフォントを表示することができ
る。
【0075】請求項11記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムは、アウトラインフォントを構成する各線分の太
さを検出する太さ検出モジュールと、アウトラインフォ
ントの各線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設定
された所定値とを比較し、該比較結果に基づき太さが所
定値より細い線分を検出する細線分検出モジュールと、
アウトラインフォントの各線分に対し該線分を構成する
表示ドットを追加する表示ドット追加モジュールと、細
線分検出モジュールにより太さが所定値より細い線分が
検出されると、表示ドット追加モジュールにより太さが
所定値より細い線分に対し該線分を構成するための表示
ドットを追加することによって、太さが所定値より細い
線分を太線化して画面上に表示するように制御する制御
モジュールとを含むから、白色地を背景にして黒色の文
字を表示するなどの表示形態に対して、誤認識される恐
れがない明瞭なアウトラインフォントを表示装置に表示
することができる。
【0076】請求項12記載の記憶媒体によれば、さら
に、線分検出モジュールにより太さが所定値より細い線
分を検出したときに、該線分の太さ方向に対して、他の
線分を含む描画が行われていない画面上の無表示エリア
を検出する無表示エリア検出モジュールと、無表示エリ
ア検出モジュールにより無表示エリアが検出されると、
該検出された無表示エリアが少なくとも所定表示ドット
数分のエリアであるか否かを判定する判定モジュールと
を含み、制御モジュールは、判定モジュールにより無表
示エリアが所定表示ドット数分の領域であると判定され
ると、表示ドットモジュールにより太さが所定値より細
い線分に対し該線分を構成するための表示ドットを無表
示エリアに追加することによって、太さが所定値より細
い線分を太線化して画面上に表示するように制御するか
ら、追加する表示ドットにより構成される線分が他の線
分に接触する恐れがなく、追加する表示ドットにより構
成される線分と他の線分との接触による表示文字の滲み
などの発生を未然に防止することができる。
【0077】請求項13記載の記憶媒体によれば、制御
モジュールで、判定モジュールにより無表示エリアが所
定表示ドット数分の領域でないと判定されると、表示ド
ット追加モジュールにより太さが所定値より細い線分に
対し該線分を構成するための中間調表示ドットを無表示
エリアに追加することによって、太さが所定値より細い
線分を疑似的に太線化して画面上に表示するように制御
するから、周囲に太線化可能な無表示エリアが存在しな
いような、フォントを構成する線分が密集したエリア内
にある細線を、他の線分と接触させることなく擬似的に
太線化することができる。
【0078】請求項14記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムは、アウトラインフォントを構成する各線分の太
さを検出する太さ検出モジュールと、アウトラインフォ
ントの各線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設定
された所定値とを比較し、該比較結果に基づき前記太さ
が前記所定値より太い線分を検出する太線分検出モジュ
ールと、アウトラインフォントの各線分に対し該線分を
構成するための表示ドットを削除する表示ドット削除モ
ジュールと、太線分検出モジュールにより太さが所定値
より太い線分が検出されると、表示ドット削除モジュー
ルにより太さが所定値より太い線分に対し該線分を構成
するための表示ドットを削除することによって、太さが
所定値より太い線分を細線化して画面上に表示するよう
に制御する制御モジュールとを含むから、白色地を背景
にして黒色の文字を表示するなどの表示形態に対して、
誤認識される恐れがない明瞭なアウトラインフォントを
表示装置に表示することができる。
【0079】請求項15記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムは、アウトラインフォントの表示色と背景色との
関係を規定する表示形態として第1の表示形態および第
2の表示形態の内のいずれか一方の表示形態を選択する
表示形態選択モジュールと、アウトラインフォントを表
示する際に該アウトラインフォントを構成する各線分の
太さを検出する太さ検出モジュールと、アウトラインフ
ォントの各線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設
定された第1の所定値とを比較し、該比較結果に基づき
太さが第1の所定値より細い線分を検出する細線分検出
モジュールと、アウトラインフォントの各線分に対し該
線分を構成する表示ドットを追加する表示ドット追加モ
ジュールと、アウトラインフォントの各線分に対しそれ
ぞれ検出された太さと予め設定された第2の所定値とを
比較し、該比較結果に基づき太さが第2の所定値より太
い線分を検出する太線分検出モジュールと、アウトライ
ンフォントの各線分に対し該線分を構成するための表示
ドットを削除する表示ドット削除モジュールと、表示形
態選択モジュールにより第1の表示形態が選択される
と、第1の制御モードを実行し、表示形態選択手段によ
り第2の表示形態が選択されると、第2の制御モードを
実行する制御モジュールとを備え、第1の制御モード
は、太さ検出モジュールによりアウトラインフォントを
構成する各線分の太さを検出し、細線分検出モジュール
により太さが第1の所定値より細い線分が検出される
と、表示ドット追加モジュールにより太さが第1の所定
値より細い線分に対し該線分を構成するための表示ドッ
トを追加することによって、太さが第1の所定値より細
い線分を太線化して画面上に表示するように制御するモ
ードからなり、第2の制御モードは、太さ検出モジュー
ルによりアウトラインフォントを構成する各線分の太さ
を検出し、太線分検出モジュールにより太さが第2の所
定値より太い線分が検出されると、表示ドット削除モジ
ュールにより太さが第2の所定値より太い線分に対し該
線分を構成するための表示ドットを削除することによっ
て、太さが第2の所定値より太い線分を細線化して画面
上に表示するように制御するモードからなるから、白色
地を背景にして黒色の文字を表示する、または黒色地を
背景にして白色の文字を表示するなど、文字と背景との
輝度差が大きい表示形態に適応的に対応して、誤認識さ
れる恐れがない明瞭なアウトラインフォントを表示する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示制御装置の実施の第1形態を用い
た表示システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の表示システムを採用した装置の一例であ
るパーソナルコンピュータの外観構成を示す図である。
【図3】図1の表示システムを採用した装置の他の例で
ある携帯型情報入出力装置の外観構成を示す図である。
【図4】図1の表示システムにおける表示処理内容の概
要を説明するための表示画面の一例を部分的に拡大して
示す図である。
【図5】図1の表示システムにおける表示処理内容の概
要を説明するための表示画面の一例を部分的に拡大して
示す図である。
【図6】図1の表示システムにおける表示処理手順を示
すフローチャートである。
【図7】図1の表示システムにより描画される文字フォ
ントの例を示す図である。
【図8】図1の表示システムにより描画される文字フォ
ントの例を示す図である。
【図9】図6のステップS606における処理内容を説
明するための図である。
【図10】図6のステップS610における処理内容を
説明するための図である。
【図11】本発明の表示制御装置の実施の第2形態にお
ける、細線の太さ方向に隣接する空間に該細線の長さに
渡る所定表示ドット数分の無表示エリアがあるか否かを
判定する処理を説明するための図である。
【図12】本発明の表示制御装置の実施の第2形態にお
ける細線部擬似太線化処理を説明するための図である。
【図13】従来の高精細表示が可能な表示装置に表示さ
れた微細文字の表示状態を示す図である。
【符号の説明】
101 表示装置 102 制御装置 103 メモリ装置 104 外部記憶装置 105 入力装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウトラインフォントを表示装置の画面
    上に表示するための制御を行う表示制御装置において、
    アウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出す
    る太さ検出手段と、前記アウトラインフォントの各線分
    に対しそれぞれ検出された太さと予め設定された所定値
    とを比較し、該比較結果に基づき前記太さが前記所定値
    より細い線分を検出する細線分検出手段と、前記アウト
    ラインフォントの各線分に対し該線分を構成する表示ド
    ットを追加する表示ドット追加手段とを備え、前記細線
    分検出手段により前記太さが前記所定値より細い線分が
    検出されると、前記表示ドット追加手段により前記太さ
    が前記所定値より細い線分に対し該線分を構成するため
    の表示ドットを追加することによって、前記太さが前記
    所定値より細い線分を太線化して前記画面上に表示する
    ように制御することを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記細線分検出手段により前記
    太さが前記所定値より細い線分を検出したときに、該線
    分の太さ方向に対して、他の線分を含む描画が行われて
    いない前記画面上の無表示エリアを検出する無表示エリ
    ア検出手段と、前記無表示エリア検出手段により前記無
    表示エリアが検出されると、該検出された無表示エリア
    が少なくとも所定表示ドット数分のエリアであるか否か
    を判定する判定手段とを備え、前記判定手段により前記
    無表示エリアが前記所定表示ドット数分の領域であると
    判定されると、前記表示ドット追加手段により前記太さ
    が前記所定値より細い線分に対し該線分を構成するため
    の表示ドットを前記無表示エリアに追加することによっ
    て、前記太さが前記所定値より細い線分を太線化して前
    記画面上に表示するように制御することを特徴とする請
    求項1記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段により前記無表示エリアが
    前記所定表示ドット数分の領域でないと判定されると、
    前記表示ドット追加手段により前記太さが前記所定値よ
    り細い線分に対し該線分を構成するための中間調表示ド
    ットを前記無表示エリアに追加することによって、前記
    太さが前記所定値より細い線分を疑似的に太線化して前
    記画面上に表示するように制御することを特徴とする請
    求項2記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 アウトラインフォントを表示装置の画面
    上に表示するための制御を行う表示制御装置において、
    アウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出す
    る太さ検出手段と、前記アウトラインフォントの各線分
    に対しそれぞれ検出された太さと予め設定された所定値
    とを比較し、該比較結果に基づき前記太さが前記所定値
    より太い線分を検出する太線分検出手段と、前記アウト
    ラインフォントの各線分に対し該線分を構成するための
    表示ドットを削除する表示ドット削除手段とを備え、前
    記太線分検出手段により前記太さが前記所定値より太い
    線分が検出されると、前記表示ドット削除手段により前
    記太さが前記所定値より太い線分に対し該線分を構成す
    るための表示ドットを削除することによって、前記太さ
    が前記所定値より太い線分を細線化して前記画面上に表
    示するように制御することを特徴とする表示制御装置。
  5. 【請求項5】 アウトラインフォントを表示装置の画面
    上に表示するための制御を行う表示制御装置において、
    アウトラインフォントの表示色と背景色との関係を規定
    する表示形態として第1の表示形態および第2の表示形
    態の内のいずれか一方の表示形態を選択する表示形態選
    択手段と、前記アウトラインフォントを表示する際に該
    アウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出す
    る太さ検出手段と、前記アウトラインフォントの各線分
    に対しそれぞれ検出された太さと予め設定された第1の
    所定値とを比較し、該比較結果に基づき前記太さが前記
    第1の所定値より細い線分を検出する細線分検出手段
    と、前記アウトラインフォントの各線分に対し該線分を
    構成する表示ドットを追加する表示ドット追加手段と、
    前記アウトラインフォントの各線分に対しそれぞれ検出
    された太さと予め設定された第2の所定値とを比較し、
    該比較結果に基づき前記太さが前記第2の所定値より太
    い線分を検出する太線分検出手段と、前記アウトライン
    フォントの各線分に対し該線分を構成するための表示ド
    ットを削除する表示ドット削除手段と、前記表示形態選
    択手段により前記第1の表示形態が選択されると、第1
    の制御モードを実行し、前記表示形態選択手段により前
    記第2の表示形態が選択されると、第2の制御モードを
    実行する制御手段とを備え、前記第1の制御モードは、
    前記太さ検出手段により前記アウトラインフォントを構
    成する各線分の太さを検出し、前記細線分検出手段によ
    り前記太さが前記第1の所定値より細い線分が検出され
    ると、前記表示ドット追加手段により前記太さが前記第
    1の所定値より細い線分に対し該線分を構成するための
    表示ドットを追加することによって、前記太さが前記第
    1の所定値より細い線分を太線化して前記画面上に表示
    するように制御するモードからなり、前記第2の制御モ
    ードは、前記太さ検出手段により前記アウトラインフォ
    ントを構成する各線分の太さを検出し、前記太線分検出
    手段により前記太さが前記第2の所定値より太い線分が
    検出されると、前記表示ドット削除手段により前記太さ
    が前記第2の所定値より太い線分に対し該線分を構成す
    るための表示ドットを削除することによって、前記太さ
    が前記第2の所定値より太い線分を細線化して前記画面
    上に表示するように制御するモードからなることを特徴
    とする表示制御装置。
  6. 【請求項6】 アウトラインフォントを表示装置の画面
    上に表示するための制御を行う表示制御方法において、
    アウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出す
    る工程と、前記アウトラインフォントの各線分に対しそ
    れぞれ検出された太さと予め設定された所定値とを比較
    し、該比較結果に基づき前記太さが前記所定値より細い
    線分を検出する工程と、前記太さが前記所定値より細い
    線分が検出されると、前記太さが前記所定値より細い線
    分に対し該線分を構成するための表示ドットを追加する
    ことによって、前記太さが前記所定値より細い線分を太
    線化して前記画面上に表示するように制御する工程とを
    含むことを特徴とする表示制御方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記太さが前記所定値より細い
    線分を検出したときに、該線分の太さ方向に対して、他
    の線分を含む描画が行われていない前記画面上の無表示
    エリアを検出する工程と、前記無表示エリアが検出され
    ると、該検出された無表示エリアが少なくとも所定表示
    ドット数分のエリアであるか否かを判定する工程とを含
    み、前記無表示エリアが前記所定表示ドット数分の領域
    であると判定されると、前記太さが前記所定値より細い
    線分に対し該線分を構成するための表示ドットを前記無
    表示エリアに追加することによって、前記太さが前記所
    定値より細い線分を太線化して前記画面上に表示するよ
    うに制御することを特徴とする請求項6記載の表示制御
    方法。
  8. 【請求項8】 前記無表示エリアが前記所定表示ドット
    数分の領域でないと判定されると、前記太さが前記所定
    値より細い線分に対し該線分を構成するための中間調表
    示ドットを前記無表示エリアに追加することによって、
    前記太さが前記所定値より細い線分を疑似的に太線化し
    て前記画面上に表示するように制御することを特徴とす
    る請求項7記載の表示制御方法。
  9. 【請求項9】 アウトラインフォントを表示装置の画面
    上に表示するための制御を行う表示制御方法において、
    アウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出す
    る工程と、前記アウトラインフォントの各線分に対しそ
    れぞれ検出された太さと予め設定された所定値とを比較
    し、該比較結果に基づき前記太さが前記所定値より太い
    線分を検出する工程と、前記太さが前記所定値より太い
    線分が検出されると、前記太さが前記所定値より太い線
    分に対し該線分を構成するための表示ドットを削除する
    ことによって、前記太さが前記所定値より太い線分を細
    線化して前記画面上に表示するように制御することを特
    徴とする表示制御方法。
  10. 【請求項10】 アウトラインフォントを表示装置の画
    面上に表示するための制御を行う表示制御方法におい
    て、アウトラインフォントの表示色と背景色との関係を
    規定する表示形態として第1の表示形態および第2の表
    示形態の内のいずれか一方の表示形態を選択する工程
    と、前記第1の表示形態が選択されると、第1の制御モ
    ードの実行を設定し、前記第2の表示形態が選択される
    と、第2の制御モードの実行を設定する工程とを含み、
    前記第1の制御モードは、前記アウトラインフォントを
    表示する際に該アウトラインフォントを構成する各線分
    の太さを検出し、前記アウトラインフォントの各線分に
    対しそれぞれ検出された太さと予め設定された第1の所
    定値とを比較し、該比較結果に基づき前記太さが前記第
    1の所定値より細い線分を検出すると、前記太さが前記
    第1の所定値より細い線分に対し該線分を構成するため
    の表示ドットを追加することによって、前記太さが前記
    第1の所定値より細い線分を太線化して前記画面上に表
    示するように制御するモードからなり、前記第2の制御
    モードは、前記アウトラインフォントを表示する際に該
    アウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出
    し、前記アウトラインフォントの各線分に対しそれぞれ
    検出された太さと予め設定された第2の所定値とを比較
    し、該比較結果に基づき前記太さが前記第2の所定値よ
    り太い線分を検出すると、前記太さが前記第2の所定値
    より太い線分に対し該線分を構成するための表示ドット
    を削除することによって、前記太さが前記第2の所定値
    より太い線分を細線化して前記画面上に表示するように
    制御するモードからなることを特徴とする表示制御方
    法。
  11. 【請求項11】 アウトラインフォントを表示装置の画
    面上に表示するための表示制御装置に用いられるプログ
    ラムを格納した記憶媒体において、前記プログラムは、
    アウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出す
    る太さ検出モジュールと、前記アウトラインフォントの
    各線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設定された
    所定値とを比較し、該比較結果に基づき前記太さが前記
    所定値より細い線分を検出する細線分検出モジュール
    と、前記アウトラインフォントの各線分に対し該線分を
    構成する表示ドットを追加する表示ドット追加モジュー
    ルと、前記細線分検出モジュールにより前記太さが前記
    所定値より細い線分が検出されると、前記表示ドット追
    加モジュールにより前記太さが前記所定値より細い線分
    に対し該線分を構成するための表示ドットを追加するこ
    とによって、前記太さが前記所定値より細い線分を太線
    化して前記画面上に表示するように制御する制御モジュ
    ールとを含むことを特徴とする記憶媒体。
  12. 【請求項12】 さらに、前記細線分検出モジュールに
    より前記太さが前記所定値より細い線分を検出したとき
    に、該線分の太さ方向に対して、他の線分を含む描画が
    行われていない前記画面上の無表示エリアを検出する無
    表示エリア検出モジュールと、前記無表示エリア検出モ
    ジュールにより前記無表示エリアが検出されると、該検
    出された無表示エリアが少なくとも所定表示ドット数分
    のエリアであるか否かを判定する判定モジュールとを備
    え、前記制御モジュールは、前記判定モジュールにより
    前記無表示エリアが前記所定表示ドット数分の領域であ
    ると判定されると、前記表示ドットモジュールにより前
    記太さが前記所定値より細い線分に対し該線分を構成す
    るための表示ドットを前記無表示エリアに追加すること
    によって、前記太さが前記所定値より細い線分を太線化
    して前記画面上に表示するように制御することを特徴と
    する請求項11記載の記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記制御モジュールは、前記判定モジ
    ュールにより前記無表示エリアが前記所定表示ドット数
    分の領域でないと判定されると、前記表示ドット追加モ
    ジュールにより前記太さが前記所定値より細い線分に対
    し該線分を構成するための中間調表示ドットを前記無表
    示エリアに追加することによって、前記太さが前記所定
    値より細い線分を疑似的に太線化して前記画面上に表示
    するように制御することを特徴とする請求項12記載の
    記憶媒体。
  14. 【請求項14】 アウトラインフォントを表示装置の画
    面上に表示するための表示制御装置に用いられるプログ
    ラムを格納した記憶媒体において、前記プログラムは、
    アウトラインフォントを構成する各線分の太さを検出す
    る太さ検出モジュールと、前記アウトラインフォントの
    各線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設定された
    所定値とを比較し、該比較結果に基づき前記太さが前記
    所定値より太い線分を検出する太線分検出モジュール
    と、前記アウトラインフォントの各線分に対し該線分を
    構成するための表示ドットを削除する表示ドット削除モ
    ジュールと、前記太線分検出モジュールにより前記太さ
    が前記所定値より太い線分が検出されると、前記表示ド
    ット削除モジュールにより前記太さが前記所定値より太
    い線分に対し該線分を構成するための表示ドットを削除
    することによって、前記太さが前記所定値より太い線分
    を細線化して前記画面上に表示するように制御する制御
    モジュールとを含むことを特徴とする記憶媒体。
  15. 【請求項15】 アウトラインフォントを表示装置の画
    面上に表示するための表示制御装置に用いられるプログ
    ラムを格納した記憶媒体において、前記プログラムは、
    アウトラインフォントの表示色と背景色との関係を規定
    する表示形態として第1の表示形態および第2の表示形
    態の内のいずれか一方の表示形態を選択する表示形態選
    択モジュールと、前記アウトラインフォントを表示する
    際に該アウトラインフォントを構成する各線分の太さを
    検出する太さ検出モジュールと、前記アウトラインフォ
    ントの各線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設定
    された第1の所定値とを比較し、該比較結果に基づき前
    記太さが前記第1の所定値より細い線分を検出する細線
    分検出モジュールと、前記アウトラインフォントの各線
    分に対し該線分を構成する表示ドットを追加する表示ド
    ット追加モジュールと、前記アウトラインフォントの各
    線分に対しそれぞれ検出された太さと予め設定された第
    2の所定値とを比較し、該比較結果に基づき前記太さが
    前記第2の所定値より太い線分を検出する太線分検出モ
    ジュールと、前記アウトラインフォントの各線分に対し
    該線分を構成するための表示ドットを削除する表示ドッ
    ト削除モジュールと、前記表示形態選択モジュールによ
    り前記第1の表示形態が選択されると、第1の制御モー
    ドを実行し、前記表示形態選択手段により前記第2の表
    示形態が選択されると、第2の制御モードを実行する制
    御モジュールとを備え、前記第1の制御モードは、前記
    太さ検出モジュールにより前記アウトラインフォントを
    構成する各線分の太さを検出し、前記細線分検出モジュ
    ールにより前記太さが前記第1の所定値より細い線分が
    検出されると、前記表示ドット追加モジュールにより前
    記太さが前記第1の所定値より細い線分に対し該線分を
    構成するための表示ドットを追加することによって、前
    記太さが前記第1の所定値より細い線分を太線化して前
    記画面上に表示するように制御するモードからなり、前
    記第2の制御モードは、前記太さ検出モジュールにより
    前記アウトラインフォントを構成する各線分の太さを検
    出し、前記太線分検出モジュールにより前記太さが前記
    第2の所定値より太い線分が検出されると、前記表示ド
    ット削除モジュールにより前記太さが前記第2の所定値
    より太い線分に対し該線分を構成するための表示ドット
    を削除することによって、前記太さが前記第2の所定値
    より太い線分を細線化して前記画面上に表示するように
    制御するモードからなることを特徴とする記憶媒体。
JP9297715A 1997-10-15 1997-10-15 表示制御装置、表示制御方法および記憶媒体 Pending JPH11119762A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008116704A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Konica Minolta Holdings Inc 映像表示装置
JP2009163096A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Ricoh Co Ltd 画像処理方法及び装置、画像表示装置並びにプログラム

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