JPH11119235A - 液晶素子及びその製造方法 - Google Patents

液晶素子及びその製造方法

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JPH11119235A
JPH11119235A JP9280208A JP28020897A JPH11119235A JP H11119235 A JPH11119235 A JP H11119235A JP 9280208 A JP9280208 A JP 9280208A JP 28020897 A JP28020897 A JP 28020897A JP H11119235 A JPH11119235 A JP H11119235A
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liquid crystal
pixel
cell
crystal injection
cell thickness
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Kotaro Abukawa
浩太郎 虻川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー表示の液晶素子において、液晶セルへ
の液晶の注入不良による表示むらを防止する。 【解決手段】 任意のピクセルと液晶注入方向に直交す
る方向に隣接するピクセルとの間の最大セル厚をt1
上記ピクセルと液晶注入方向に隣接するピクセルとの間
の最大セル厚をt2 、上記ピクセルの開口部におけるセ
ル厚をt0 した時、t1 がt2 よりも小さく、且つ、t
1 がt0 の95%以下或いはt2 がt0 の105%以上
であるように形成された液晶セルに、等方相まで加熱し
た液晶を真空注入方式により注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置等に用い
られる液晶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶素子は基本的にそれぞれ透明電極を
形成した一対の基板を該電極が対面するように対向配置
して貼り合わせ、その間隙に液晶を封入してなる。液晶
を封入する液晶セルの内部は一般に10μm以下の薄い
間隔(セル厚)を有するものであり、高速応答性を有す
るカイラルスメクチック相を示す液晶(強誘電性液晶
等)においては1〜3μmという極めて薄いものが要求
される。このような薄いセル内に液晶を注入する方法と
しては、従来、セル内部の空気を真空排気すると同時に
液晶材料中の溶存ガスを真空脱気して注入する方法がと
られている。
【0003】図13にカラー表示の液晶素子の一例の平
面模式図を示す。また、図13中のA−A’方向の断面
模式図を図14に、B−B’方向の断面模式図を図15
に示す。各部材について説明する。ガラス等からなる上
基板1上にストライプ状の遮光層がクロム等の金属また
は黒色樹脂等で形成され、その開口部に対応して
(赤)、G(緑)、B(青)の各カラーフィルタ12〜
14がドット状に形成されている。さらにその上には、
カラーフィルタ12〜14の保護と段差補正及び遮光層
11の電気的な絶縁を目的とする透明樹脂からなる保護
層16が全面積層されている。さらに、ITOからなる
透明電極7が液晶注入方向23に平行な方向にストライ
プ状に形成されている。また、特に表示面積10インチ
クラス以上の素子においては、電極の電気的な抵抗値の
上昇による液晶スイッチング性の悪化から来る表示品位
の低下を防ぐ目的から、電極の配線抵抗値を低下させる
ため、アルミニウムやクロム等の金属からなる補助電極
31が透明電極17上にストライプに沿うような形状で
形成されている。最後に、上記電極上に液晶分子を配向
させるためのポリイミド等からなる薄膜の配向制御膜1
8が積層されている。
【0004】一方、上記基板に対向する側の基板として
は、ガラス等からなる下基板1’上に、ITOからなる
ストライプ状の透明電極19、該透明電極19の配線抵
抗値を低下させるための金属からなる補助電極32、配
向制御層20が順次形成されている。
【0005】上記2枚の基板は、一方の基板にはスペー
サー21を分散し、他方の基板の周縁部にはシール材を
描画して、それぞれの電極が互いに直交するように対向
して貼り合わせ、液晶セルを形成する。この液晶セルの
平面模式図を図1に示す。図中2はシール材、3は液晶
注入口である。この液晶セルに液晶注入口3から液晶を
注入して該液晶注入口3を封口材にて封止して液晶素子
が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】液晶素子において、高
品位な表示を得るためには、液晶セル内に均一に液晶を
注入する必要があるが、そのためには、液晶セル内のセ
ルギャップを調整する必要がある。上記したように、液
晶セルには交差する上下の電極や補助電極、カラーフィ
ルタ等により凹凸が生じており、特に、強誘電性液晶を
用いた素子のように、1〜3μm程度の非常に小さいセ
ルギャップの液晶素子においては、数千Åのオーダーの
凹凸が液晶の流動性を左右する大きな因子となり易い。
【0007】本発明の目的は、液晶注入時の液晶セル内
での液晶の流動性を制御し、均一で且つ完全な液晶注入
を実現して、表示品位の高い液晶素子を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、少なく
とも透明基板上にカラーフィルタと電極を形成した基板
と、少なくとも透明基板上に電極を形成した基板とを対
向配置して貼り合わせ、その間隙に液晶を封入してなる
液晶素子であって、任意のピクセルと液晶注入方向に直
交する方向に隣接するピクセルとの間の最大セル厚t1
が、上記任意のピクセルと液晶注入方向に隣接するピク
セルとの間の最大セル厚t2 に比べて小さいことを特徴
とする液晶素子である。
【0009】また本発明の第二は、上記第一の発明の液
晶素子の製造方法であって、少なくとも透明基板上にカ
ラーフィルタと電極を形成した基板と、少なくとも透明
基板上に電極を形成した基板とを、任意のピクセルと液
晶注入方向に直交する方向に隣接するピクセルとの間の
最大セル厚t1 が、上記任意のピクセルと液晶注入方向
に隣接するピクセルとの間の最大セル厚t2 に比べて小
さくなるように対向配置して貼り合わせてセルを形成
し、減圧した該セル内に等方相まで加熱した液晶を注入
して封止することを特徴とする液晶素子の製造方法であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】前記した通り、カラー表示の液晶
素子は、R、G、Bの各色をそれぞれ制御し、これらを
組み合わせて1画素としての表示を行なう。ここで、
R、G、Bのいずれかを表示するために制御し得る最小
単位をピクセルと呼ぶ。液晶素子の表示部は、同じ構成
のピクセルを規則的に2次元的に配置してなる。従っ
て、液晶注入時におけるセル内での液晶の流動性を制御
するためには、任意のピクセルから隣接するピクセルへ
の液晶の進行を制御すれば良いことになる。
【0011】基本的に、液晶はセル厚の薄い部分の方が
厚い部分よりも速く進行する。そのため、任意のピクセ
ルから隣接するピクセルへの液晶の進行は、セル厚の薄
い方へ進む傾向にある。この様子を図16、図17によ
り説明する。図中、41〜49はピクセルである。今、
41〜43,45に液晶が充填され、ピクセル45から
隣接するピクセルである44、46、48への液晶の進
行を考えると、ピクセル45と各隣接ピクセルとの間の
セル厚が影響する。ここで、ピクセル間の領域a〜c
(厳密な境界部分ではなく、開口部と開口部との間に位
置する遮光された領域)のセル厚が異なり、cのセル厚
が小さかった場合には、液晶はピクセル48に優先的に
進行し、さらに、ピクセル48において、領域e〜fの
セル厚の大きさによって進行方向が決定される。
【0012】上記したように、表示部全体で、ピクセル
45における領域c、即ち、液晶注入方向23に隣接す
るピクセルとの間の最大セル厚が、ピクセル45におけ
る領域a,b、即ち、液晶注入方向に直交する方向に隣
接するピクセルとの間の最大セル厚よりも小さいピクセ
ルが連続して存在すると、図18に矢印で示すように、
液晶の先走りが生じる。特に、セル内を真空(減圧)下
として液晶注入を行う場合、セル内と外との圧力差によ
り液晶がセル内に押し込まれるため、注入時の液晶進行
方向に液晶が先走る現象が生じ、さらに図16、17で
説明したような液晶注入方向に液晶が優先的に進行する
ようなパターンの場合にこの現象が助長され、図18に
示すような注入状態となり、均一な波面で注入すること
ができない。また、先走りした液晶が、途中で液晶注入
方向に直交する方向のセル厚の薄い領域に回り込んだ場
合には、図19や図20に示すように、液晶が充填され
ないピクセルが発生し、液晶の注入不良により表示品位
を落とすことがある。
【0013】本発明においては、任意のピクセルと液晶
注入方向に直交する方向に隣接するピクセルとの間の最
大セル厚t1 を、上記任意のピクセルと液晶注入方向に
隣接するピクセルとの間の最大セル厚t2 に比べて小さ
く構成することにより、液晶注入方向に隣接する方向に
優先的に液晶を注入し、液晶を注入口に近いピクセルか
ら順次充填して均一な液晶注入を図るものである。好ま
しくは、t1 はt2 の95%以下とする。
【0014】また、任意のピクセルの開口部におけるセ
ル厚をt0 とすると、t1 がt0 の95%以下、或い
は、t2 がt0 の105%以上に形成することで、さら
に効果的に液晶の進行を制御することができる。
【0015】本発明の液晶素子では、好ましくは、液晶
注入方向と直交する方向に隣接するピクセル間の最大セ
ル厚t1を液晶注入方向に対して直交する一直線に沿っ
て実質的に等しくなるように設定する。
【0016】尚、本発明において、任意のピクセルと隣
接するピクセルとの間の最大セル厚とは、厳密なピクセ
ルの境界部ではなく、各ピクセルの開口部と開口部の間
の遮光部分における最大のセル厚を言う。
【0017】図2に本発明の液晶素子の一実施形態の平
面模式図を示す。また、図2中のA−A’方向の断面模
式図を図3に、B−B’方向の断面模式図を図4に示
す。尚、先に説明した図13〜図15と同じ部材には同
じ符号を付して説明を省略する。
【0018】本実施形態は、R、G、BにW(白)を加
えた4色表示で1画素とするものであり、15がWのカ
ラーフィルタである。図中一点鎖線で囲んだ領域が1ピ
クセルに相当する。本実施形態では、遮光層11を各カ
ラーフィルタ12〜15に対応する開口部を設けたマト
リクス形状としている。また、上基板1に形成する電極
を19a、19bに示すように互い違いにかみ合わせた
形状とし、補助電極を設けていない。ここで、図2〜4
に示されるt1 とt2 、さらには、t0 を本発明にかか
る範囲に設定することにより、液晶は液晶注入時に液晶
注入方向23に直交する方向に優先的に流動するように
制御され、均一な液晶注入が実現する。
【0019】また、図9は別の実施形態の平面模式図で
ある。同様に、図9中のA−A’方向の断面模式図を図
10に、B−B’方向の断面模式図を図11に示す。
尚、先に説明した図13〜図15と同じ部材には同じ符
号を付して説明を省略する。
【0020】本実施形態は、R、G、Bの3色表示で1
画素とするものであり、遮光層11はストライプ状に形
成している。その代わり、上基板1側には透明電極17
上に各カラーフィルタに対応する開口部を有する補助電
極31を設け、遮光層11で遮光できなかった領域を遮
光している。また、下基板1’側の透明電極18にはス
トライプに沿った補助電極32をそれぞれ形成して配線
抵抗値の低減を図っている。本実施形態においても、図
9〜11に示されるt1 とt2 、さらには、t0 を本発
明にかかる範囲に設定することにより、液晶は液晶注入
時に液晶注入方向23に直交する方向に優先的に流動す
るように制御され、均一な液晶注入が実現する。
【0021】上記実施形態においては、単純マトリクス
型の液晶素子について説明したが、特にこれに限定され
るものではない。また、本発明のセル厚の設定条件を満
足していれば、各部材の素材、製法、形状等については
従来の液晶素子の技術を用いることができる。液晶材料
については、前記した通り、セルギャップの小さいカイ
ラルスメクチック相を示す液晶(強誘電性液晶)を用い
た場合に本発明の効果がより顕著に得られるが、これに
限定されるものではない。
【0022】
【実施例】
[実施例1]本発明第1の実施例として、図2〜図4に
示した構成の液晶素子を作製した。先ず、上基板1上に
クロムを1000Åの厚さで全面成膜し、フォトリソ、
エッチングによりパターニングして遮光層11を形成し
た。その上に顔料分散させた樹脂(宇部興産社製「PA
−1012」シリーズ,但しWは顔料を含まない)によ
りカラーフィルタ12〜15をそれぞれフォトリソ法に
よりドット状に分割して15000Åの厚さで順次形成
した。この時、カラーフィルタ12と14、及び13と
15を液晶注入方向23と直角な方向にのみできるだけ
近接して形成した。その上に、保護層16(東レ社製
「PSB−K31」)を塗布、ベーキングして全面積層
した。カラーフィルタ12〜15上とそれ以外の部分の
段差は上記保護層16のレベリングにより3000Å程
度に低減された。次に、ITOを1500Åの厚さで全
面成膜後、液晶注入方向23に平行なストライプ状にフ
ォトリソによりパターニングした。さらに、全面にポリ
イミド配向制御膜18(東レ社製「SP−710」)を
500Åの厚さで印刷〜焼成して積層形成した。
【0023】もう一方の下基板1’には、上記基板と同
様の素材と方法により、透明電極19a,19bを形成
し、ポリイミド配向制御膜20を積層した。
【0024】上記上下基板の表面にそれぞれラビング処
理を施した後、一方にスペーサー21を分散し、他方の
周縁部にはシール材を描画し、それぞれの電極が互いに
直交するように重ねて貼り合わせた。このようにして形
成された液晶セルの、開口部におけるセル厚t0 は1.
10μmであり、液晶注入方向23に隣接するピクセル
間の最大セル厚t2 は1.55μmでt0 に対しては1
41%であった。また、液晶注入方向23に直交する方
向に隣接するピクセル間の最大セル厚t1 は1.40μ
mでt0 に対しては127%であった。
【0025】次に、真空注入方式により、液晶注入口よ
り下記相転移温度を有するピリミジン系強誘電性液晶
(スメクチック液晶)22を加熱して、図12に示す温
度、圧力、処理時間のプログラムに沿って等方相にて注
入したところ、局所的な液晶の先走りは見られず、図5
に示されるような波面で液晶22が進行しているのが観
察された。その結果、セル内部に液晶の充填されないピ
クセルの取り残しなく、完全に且つ均一に液晶を充填す
ることができた。
【0026】
【化1】
【0027】本実施例の液晶素子を一対の偏光板に挟持
し、電気的に接続して駆動表示させたところ、充填不良
に起因する表示むらのない良好な表示を行なうことがで
きた。
【0028】[比較例]比較例として、図6に示す平面
構成の液晶素子を作製した。この素子のA−A’方向の
断面模式図は図3と同じである。また、B−B’方向の
断面模式図を図7に示す。本比較例は、カラーフィルタ
12と13、及び14と15を実施例1よりも離して形
成した以外は、実施例1と同様である。
【0029】本比較例において、t0 は実施例1と同じ
1.10μmであり、t1 は1.70μm、t2 は1.
55μmであり、t1 の方がt2 に対して10%大きか
った。この液晶セルに、実施例1と同様にして同じ液晶
を注入したところ、図8に示すように、液晶の先端波面
が乱れ、液晶の先走りが生じて取り残されるピクセルが
発生した。
【0030】本比較例の液晶素子を偏光板に挟んで電気
的に接続し、駆動してみたところ、上記取り残しによる
充填不良のため、表示部において微小な表示むらが認め
られた。
【0031】[実施例2]本発明第2の実施例として、
図9〜図11に示した構成の液晶素子を作製した。IT
Oからなる透明電極17、19を厚さ700Åで形成
し、その上にモリブデンを2000Åの厚さで全面成膜
した後、フォトリソによりパターニングして補助電極3
1、32を形成した以外は、実施例1と同様にして各部
材を形成した。
【0032】本実施例の液晶セルにおいて、開口部にお
けるセル厚t0 は1.08μmであり、液晶注入方向2
3に隣接するピクセル間の最大セル厚t2 は1.45μ
mでt0 に対しては134%であった。また、液晶注入
方向23に直交する方向に隣接するピクセル間の最大セ
ル厚t1 は0.98μmでt0 に対しては91%であっ
た。
【0033】上記液晶セルに実施例1と同様にして同じ
液晶を注入したところ、局所的な液晶の先走りは見られ
ず、図5に示されるような波面で液晶22が進行してい
るのが観察された。その結果、セル内部に液晶の充填さ
れないピクセルの取り残しなく、完全に且つ均一に液晶
を充填することができた。
【0034】また、実施例1と同様に本実施例の液晶素
子を一対の偏光板に挟持し、電気的に接続して駆動表示
させたところ、充填不良に起因する表示むらのない良好
な表示を行なうことができた。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶注入工程におけるセル内での液晶の流動性が制御さ
れるため、充填不良のピクセルの取り残しがなく、均一
に且つ完全に液晶をセルに充填することができる。よっ
て、液晶の充填不良による表示むらを防止し、従来の製
造工程を増やすことなく、即ち、製造コスト増大させる
ことなく、表示品位の高い液晶素子を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶セルの平面模式図である。
【図2】本発明の液晶素子の一実施形態の平面模式図で
ある。
【図3】図2の液晶素子の断面模式図である。
【図4】図2の液晶素子の図3とは異なる方向の断面模
式図である。
【図5】本発明の実施例1における液晶セルへの液晶の
注入の様子を示す平面模式図である。
【図6】本発明の比較例の液晶素子の平面模式図であ
る。
【図7】図6の液晶素子の断面模式図である。
【図8】本発明の比較例における液晶セルへの液晶の注
入の様子を示す平面模式図である。
【図9】本発明の液晶素子の別の実施形態の平面模式図
である。
【図10】図9の液晶素子の断面模式図である。
【図11】図9の液晶素子の図10とは異なる方向の断
面模式図である。
【図12】本発明の実施例1における液晶注入工程の圧
力、温度、処理時間プログラムを示す図である。
【図13】従来の液晶素子の一例の平面模式図である。
【図14】図13の液晶素子の断面模式図である。
【図15】図13の液晶素子の図14とは異なる方向の
断面模式図である。
【図16】液晶の充填不良を説明するための図である。
【図17】液晶の充填不良を説明するための図である。
【図18】液晶の充填不良を説明するための図である。
【図19】液晶の充填不良を説明するための図である。
【図20】液晶の充填不良を説明するための図である。
【符号の説明】
1,1’ 基板 2 シール材 3 液晶注入口 11 遮光層 12〜15 カラーフィルタ 16 平坦化層 17,19,19a,19b 透明電極 18,20 配向制御膜 21 スペーサー 22 液晶 23 液晶注入方向 31,32 補助電極 41〜49 ピクセル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも透明基板上にカラーフィルタ
    と電極を形成した基板と、少なくとも透明基板上に電極
    を形成した基板とを対向配置して貼り合わせ、その間隙
    に液晶を封入してなる液晶素子であって、任意のピクセ
    ルと液晶注入方向に直交する方向に隣接するピクセルと
    の間の最大セル厚t1 が、上記任意のピクセルと液晶注
    入方向に隣接するピクセルとの間の最大セル厚t2 に比
    べて小さいことを特徴とする液晶素子。
  2. 【請求項2】 上記t1 がt2 の95%以下である請求
    項1記載の液晶素子。
  3. 【請求項3】 上記任意のピクセルの開口部におけるセ
    ル厚をt0 とすると、t1 がt0 の95%以下、或い
    は、t2 がt0 の105%以上である請求項1または2
    記載の液晶素子。
  4. 【請求項4】 液晶注入方向に直交する方向に隣接する
    ピクセル間の最大セル厚t1が液晶注入方向に対して直
    交する一直線に沿って実質的に等しくなるように設定さ
    れた請求項1記載の液晶素子。
  5. 【請求項5】 上記液晶がカイラルスメクチック相を呈
    する液晶である請求項1記載の液晶素子。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれかに記載の液晶素子
    の製造方法であって、少なくとも透明基板上にカラーフ
    ィルタと電極を形成した基板と、少なくとも透明基板上
    に電極を形成した基板とを、任意のピクセルと液晶注入
    方向に直交する方向に隣接するピクセルとの間の最大セ
    ル厚t1 が、上記任意のピクセルと液晶注入方向に隣接
    するピクセルとの間の最大セル厚t2 に比べて小さくな
    るように対向配置して貼り合わせてセルを形成し、減圧
    した該セル内に等方相まで加熱した液晶を注入して封止
    することを特徴とする液晶素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 液晶注入時にセルの周囲を大気圧以上に
    加圧する請求項6記載の液晶素子の製造方法。
JP9280208A 1997-10-14 1997-10-14 液晶素子及びその製造方法 Withdrawn JPH11119235A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004139029A (ja) * 2002-09-24 2004-05-13 Sharp Corp 液晶表示装置およびその製造方法

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JP4520120B2 (ja) * 2002-09-24 2010-08-04 シャープ株式会社 白黒液晶表示装置およびその製造方法

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