JPH11118448A - 画線率測定装置 - Google Patents

画線率測定装置

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JPH11118448A
JPH11118448A JP9282069A JP28206997A JPH11118448A JP H11118448 A JPH11118448 A JP H11118448A JP 9282069 A JP9282069 A JP 9282069A JP 28206997 A JP28206997 A JP 28206997A JP H11118448 A JPH11118448 A JP H11118448A
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JP
Japan
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film
density
image
pixel
measured
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Application number
JP9282069A
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English (en)
Inventor
Kenji Uesugi
謙二 上杉
Takeshi Yamamoto
猛 山本
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Nireco Corp
Original Assignee
Nireco Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動機構がなく短時間で測定可能な画線率測
定装置を提供する。 【解決手段】 撮像対象物2を設置する測定台1と、こ
の測定台上の撮像対象物2を照明する照明装置3と、測
定台上の撮像対象物2の2次元画像を撮像する撮像装置
5と、この撮像装置5の撮像したフイルムの画線率を演
算する画像処理装置7と、を備え、画像処理装置7は、
濃度0%フイルム2b、濃度100%フイルム2c、測
定対象フイルム2aの画像の同一位置の画素について、
濃度100%フイルム2cの画素濃度と濃度0%フイル
ム2bの画素濃度を基準にして、測定対象フイルム2a
の画素濃度を修正した修正濃度値を求め、測定対象フイ
ルム2aを複数エリアに分割し、各エリア毎に各画素の
修正濃度値の積算値Σを求め、そのエリアの画素数Nで
除した値P(=Σ/N)をそのエリアの画線率として演
算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製版用のフイルム
の画線率を測定する画線率測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常印刷物は紙面上の位置によって画線
率、つまり文字や絵柄の地に対して占める面積率が異な
っており、紙面全体に均一な印刷濃度を得るためには、
製版用のフイルムを複数エリアに分割し、各エリア毎に
画線率を測定し、この画線率に応じたインキ量を各エリ
ア毎に設けられたインキ供給弁に供給する方式が用いら
れている。
【0003】実公昭64−7309にはこのような画線
率測定装置が開示されており、図4は画線率測定装置の
構成を示すブロック図である。透明ガラス製の架台10
9の上面には較正用フイルム108と測定用フイルム1
04が設置され、この架台109を挟んで光源箱106
と検出器箱107が設けられ、対向する面にはそれぞれ
スリット106A,107Aが設けられている。光源箱
106には蛍光灯などの光源101が設けられ、検出器
箱107には光電素子102が設けられている。光源箱
106と検出器箱107は一体に構成され、同期モータ
116により架台109に沿って移動する。測定用フイ
ルム104は矢印で示す移動方向に直交する線により例
えば6個の同一形状のコラムに別れており、110はこ
の各コラムを光源箱106と検出器箱107が通過する
のを検出する区画領域通過検出器である。
【0004】スリット106A,測定対象フイルム10
4または較正用フイルム108,スリット107Aを通
過した透過光は光電素子102により検出されて、電気
信号に変換され増幅器111により増幅されて積分器1
12に入力され、区画領域検出器110からの信号によ
って各コラム毎に積分されて記憶回路114に記憶され
る。較正用フイルム108の場合測定用コラムと同一形
状のエリアの積分値が記憶される。制御演算回路113
は各コラムの積分値を較正用フイルム108のコラムの
積分値で修正して各コラムごとの画線率を算出して測定
結果出力装置115に出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来装置の光電素子1
02は1次元に光電素子102を配列したものが用いら
れており、光源箱106と検出器箱107とを移動して
各エリアの透過光量の積分値を得るようになっている。
このため移動機構が必要になり装置が大型化し、かつ複
雑になる。また移動機構の移動速度により測定時間が決
まるため、測定時間が長くなっている。さらに移動機構
があるため保守作業が必要になる。
【0006】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、移動機構がなく短時間で測定可能な画線率測定装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、撮像対象物を設置する測定台
と、この測定台上の撮像対象物を照明する照明装置と、
前記測定台上の撮像対象物の2次元画像を撮像する撮像
装置と、この撮像装置の撮像したフイルムの画線率を演
算する画像処理装置と、を備え、前記画像処理装置は、
濃度0%フイルム、濃度100%フイルム、測定対象フ
イルムの画像の同一位置の画素について、濃度100%
フイルムの画素濃度と濃度0%フイルムの画素濃度を基
準にして、測定対象フイルムの画素濃度を修正した修正
濃度値を求め、測定対象フイルムを複数エリアに分割
し、各エリア毎に各画素の修正濃度値の積算値Σを求
め、そのエリアの画素数Nで除した値P(=Σ/N)を
そのエリアの画線率として演算する。
【0008】撮像装置で濃度100%フイルム、濃度0
%フイルム、測定対象フイルムの測定エリアを撮像す
る。濃度100%フイルムとは光を当てないで現像した
半透明なネガフイルムまたは光を当てて現像したフイル
ムのポジフイルムであり、濃度0%フイルムとは光を当
てて現像した黒いネガフイルムまたは光を当てないで現
像したフイルムのポジフイルムである。この濃度100
%フイルムと濃度0%フイルムの濃度とは絶対的な濃度
ではなく相対的な濃度である。同じ条件で両濃度のフイ
ルムを作製しても、フイルムメーカーによって濃度に差
がでるのが普通である。濃度100%フイルムと濃度0
%フイルムとは濃度が大きく離れた2つの濃度のフイル
ムとしてよい。以降の説明はネガフイルムについて行な
う。3つのフイルムの同一位置の画素を取り出し、濃度
100%フイルムと濃度0%フイルムの画素の濃度を基
準にして測定対象のフイルムの画素の濃度を修正する。
これにより照明むらや照明の輝度の経年変化などの変化
は濃度100%フイルム、濃度0%フイルムにも測定対
象フイルムと同様に現れるので、この両フイルムを用い
て修正することによりこれらの影響を除去することがで
きる。この修正した画素の濃度を各エリア毎に積算しそ
のエリアの画素数で除算することによりそのエリアの平
均濃度、つまり画線率が得られる。
【0009】請求項2の発明では、前記画像処理装置
は、濃度0%フイルム、濃度100%フイルム、測定対
象フイルムの画像の同一位置の画素について、濃度10
0%フイルムの画素濃度から濃度0%フイルムの画素濃
度を引いた値をD0とし、測定対象フイルムの画素濃度
から濃度0%フイルムの画素濃度を引いた値をD1と
し、1画素の濃度比率dをd=D1/D0として求め、
この濃度比率dを前記修正濃度値とする。
【0010】測定対象フイルムの画素の濃度修正方法と
して、濃度比率d=D1/D0を用いることにより、濃
度100%フイルムと濃度0%フイルムの両方を基準に
して測定対象フイルムの画素濃度を適正に修正すること
ができる。D1とD0の比をとることにより、3つのフ
イルムに同一に現れる照明むらや照明の輝度の経年変化
などを除去することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本実施の形態の画線
率測定装置の外観図を示し、図2は画線率測定装置の構
成を示すブロック図である。測定台1の撮像対象物2を
設置する位置は透明のガラス製で、下部に設けられた蛍
光灯3の光が撮像対象物2に当たるようになっており、
上部には撮像対象物2を透過した光を撮像する2次元C
CDカメラ5が設けられている。蛍光灯3は高周波点灯
装置4により点灯する。2次元CCDカメラ5で撮像さ
れた画像はカメラアダプタ6を経由して画像処理装置7
に記憶され演算処理されて画線率が算出され、表示装置
8に表示される。
【0012】撮像対象物2としては製版用の測定対象フ
イルム2a、濃度0%フイルム2b、濃度100%フイ
ルム2cが用いられる。ネガフイルムの場合、濃度0%
フイルム2bとは光を当てて現像した全て黒のフイルム
であり、濃度100%フイルム2cとは光を当てないで
現像した半透明なフイルムである。
【0013】図3は各フイルム2a,2b,2cの測定
エリアとカメラ視野を示す。カメラの視野は測定エリア
をカバーする大きさとする。測定エリアは製版1個分の
フイルムである。各フイルム2a,2b,2cの測定エ
リアは同一寸法とし、図3に示すように複数のコラム
(エリア)に分割される。分割の方向は矢印の方向がこ
のフイルムで作製した版による印刷方向である。各コラ
ムは通常同一寸法とするが、それぞれ異なっていてもよ
い。
【0014】以下に画線率測定方法を説明する。先ず基
準フイルムとして濃度0%フイルム2bと濃度100%
フイルム2cをカメラ視野内に配置して撮像し、各画素
の濃度を画像処理装置7のメモリに記憶する。測定エリ
アの画像の大きさは、本実施形態では512×504画
素とし、濃度は8ビットで表される0〜255の範囲と
するが、これに限定されない。理想的な状態で撮像すれ
ば、濃度0%フイルム2bの画像は一様に濃度0であ
り、濃度100%フイルム2cの画像は一様に濃度25
5である。しかし現実には、照明むら、2次元CCDカ
メラ5のレンズの歪み、経年変化による輝度の劣化など
により、一様な0濃度または255濃度とはならない。
【0015】次に測定対象フイルム2aを撮像し各画素
の濃度を、画像処理装置7のメモリに記憶する。このよ
うにして得られた基準フイルム2b,2cと測定対象フ
イルム2aのデータから各コラムの範囲の各画素の濃度
を取り出し下記の演算により1画素の濃度比率dとコラ
ムの画線率Pを得る。 1画素の濃度比率d=D1/D0…(1) D1,D0は各フイルム2a,2b,2cの同一位置の
画素の濃度より得られる値で、 D1=(測定対象フイルムの画素濃度−濃度0%フイル
ムの画素濃度) であり、 D0=(濃度100%フイルムの画素濃度−濃度0%フ
イルムの画素濃度) である。
【0016】次に得られた同一コラム内の1画素の濃度
比率dを全て積算しコラム内の全画素数Nで除算するこ
とにより、コラムの平均濃度比率、つまりコラムの画線
率Pを得ることが出来る。 コラムの画線率P=Σ/N…(2) Σ=(コラム内の1画素の濃度比率dを全て積算した
値) N=コラム内の全画素数
【0017】1つのコラムは測定対象フイルムから製作
される版により印刷をするときのインキ供給弁の1つに
対応しており、このコラムの画線率Pに基づいてインキ
の供給量が決定される。
【0018】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、図4に示した従来の画線率測定装置と比べて次のよ
うな利点を有する。 移動機構がないので装置が簡単になり小型化でき
る。 可動部がないのでケーブル、機構等の損傷がなくメ
ンテナンスが減少する。 可動部がないので測定者が測定やメンテナンスする
際、挟まれる等の危険を回避できる。 可動部がないためフイルム1枚当たりの画線率測定
時間が従来装置では十数秒要するのに対し1秒程度で測
定出来る。 照明むらや輝度の経年変化に対して2つの基準フイ
ルムにより精度良く修正を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の画線率測定装置の外観図である。
【図2】実施形態の画線率測定装置の構成をしめすブロ
ック図である。
【図3】カメラ視野と測定エリア、コラムを示す図であ
る。
【図4】従来の画線率測定装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 測定台 2 撮像対象物 2a 測定対象フイルム 2b 濃度0%フイルム 2c 濃度100%フイルム 3 蛍光灯 4 高周波点灯装置 5 2次元CCDカメラ 6 カメラアダプタ 7 画像処理装置 8 表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像対象物を設置する測定台と、この測
    定台上の撮像対象物を照明する照明装置と、前記測定台
    上の撮像対象物の2次元画像を撮像する撮像装置と、こ
    の撮像装置の撮像したフイルムの画線率を演算する画像
    処理装置と、を備え、前記画像処理装置は、 濃度0%フイルム、濃度100%フイルム、測定対象フ
    イルムの画像の同一位置の画素について、濃度100%
    フイルムの画素濃度と濃度0%フイルムの画素濃度を基
    準にして、測定対象フイルムの画素濃度を修正した修正
    濃度値を求め、 測定対象フイルムを複数エリアに分割し、各エリア毎に
    各画素の修正濃度値の積算値Σを求め、そのエリアの画
    素数Nで除した値P(=Σ/N)をそのエリアの画線率
    として演算することを特徴とする画線率測定装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理装置は、 濃度0%フイルム、濃度100%フイルム、測定対象フ
    イルムの画像の同一位置の画素について、濃度100%
    フイルムの画素濃度から濃度0%フイルムの画素濃度を
    引いた値をD0とし、測定対象フイルムの画素濃度から
    濃度0%フイルムの画素濃度を引いた値をD1とし、1
    画素の濃度比率dをd=D1/D0として求め、この濃
    度比率dを前記修正濃度値とすることを特徴とする請求
    項1記載の画線率測定装置。
JP9282069A 1997-10-15 1997-10-15 画線率測定装置 Pending JPH11118448A (ja)

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