JPH11118212A - 床暖房装置 - Google Patents

床暖房装置

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JPH11118212A
JPH11118212A JP29337597A JP29337597A JPH11118212A JP H11118212 A JPH11118212 A JP H11118212A JP 29337597 A JP29337597 A JP 29337597A JP 29337597 A JP29337597 A JP 29337597A JP H11118212 A JPH11118212 A JP H11118212A
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floor heating
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heat exchanger
hot water
condenser
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Toshiro Takeda
俊郎 竹田
Hirokuni Tamai
浩邦 玉井
Kiyokazu Goto
清和 後藤
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SHINREI KOGYO KK
Sanyo Electric Co Ltd
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SHINREI KOGYO KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却装置の廃熱を利用して店舗や作業場を円
滑に床暖房することができる床暖房装置を提供する。 【解決手段】 床暖房装置1は、圧縮機、凝縮器9及び
冷却器などから冷媒回路を構成された冷却装置Rと、床
面に設置された床暖房パネル3A、3Bと、この床暖房
パネル3A、3Bを循環する流動性熱媒体と圧縮機から
吐出された高温冷媒とを熱交換させる熱交換器12とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーマーケッ
トやコンビニエンスストア、或いは、食品などをパッキ
ングするパッキングセンターなどに好適な床暖房装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より住環境の改善目的から例えば特
開平8−14699号公報(F25B29/00)に示
される如く、床暖房パネルを備えた空気調和装置が開発
されている。係る床暖房パネルを採用することにより、
利用者は足下から暖められるため、快適な暖房を実現す
ることが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スーパーマ
ーケットなどではオープンショーケースから漏出した冷
気が店舗の床面に停滞するため、顧客の足下が異常に冷
やされ、夏場などにおいても暖房が必要な場合がある。
また、店内が必要以上に冷えすぎてしまうため、カビが
発生する問題も生じていた。
【0004】また、食品パッキングセンターなどにおい
ては作業の特性上、作業場は常に冷却装置によって低温
に冷却されており、作業者にとっては極めて劣悪な環境
となっていた。これを解決するために例えば前記公報の
如く店舗や作業場の床面に床暖房パネルを敷設し、オー
プンショーケースや冷却装置の高温冷媒を直接当該床暖
房パネルに流して暖房することも考えられるが、スーパ
ーマーケットや食品パッキングセンターなどの規模の大
きな施設では冷媒配管長が長くなり、圧力損失の問題が
生じるため、実際には不可能である。
【0005】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、冷却装置の廃熱を利用し
て店舗や作業場を円滑に床暖房することができる床暖房
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の床暖房装
置は、圧縮機、凝縮器及び冷却器などから冷媒回路を構
成された冷却装置と、床面に設置された床暖房パネル
と、この床暖房パネルを循環する流動性熱媒体と圧縮機
から吐出された高温冷媒とを熱交換させる熱交換器とを
備えているものである。
【0007】本発明によれば、店舗や作業場に設置され
た冷却装置の圧縮機から吐出された高温冷媒の廃熱を利
用して床暖房パネルを加熱することができるので、格別
な熱源を設置すること無く、快適な床暖房を実現するこ
とができるようになる。特に、床暖房パネルに直接冷媒
を流すものでは無く、熱交換器にて高温冷媒と流動性熱
媒体を熱交換させ、この流動性熱媒体を床暖房パネルに
循環するようにしているので、冷媒配管長を長くする必
要が無くなり、店舗などの規模の大成る施設においても
支障無く設置することができるものである。
【0008】請求項2の発明の床暖房装置は、上記にお
いて圧縮機から吐出された冷媒を熱交換器に流した後、
凝縮器に流すか、直接凝縮器に流すかを制御する流路制
御装置を設けたものである。
【0009】請求項2の発明によれば、上記に加えて圧
縮機から吐出された冷媒を熱交換器に流した後、凝縮器
に流すか、直接凝縮器に流すかを制御する流路制御装置
を設けたので、熱交換器に冷媒を流す状態と当該熱交換
器の加熱が不要であって冷媒を流さない状態の何れの状
態においても、凝縮器には必ず冷媒が循環されるかたち
となる。これにより、凝縮器に冷媒が溜まる所謂寝込み
現象が発生しなくなり、冷媒量を削減して効率的な運転
を実現することができるようになると共に、冷却装置の
高圧側の圧力変動も小さくすることができるようになる
ものである。
【0010】請求項3の発明の床暖房装置は、上記各発
明において熱交換器はプレート式熱交換器であるもので
ある。
【0011】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて熱交換器をプレート式熱交換器にて構成したので、
高温冷媒と流動性熱媒体との熱交換を効率的に実現する
ことができるようになると共に、熱交換器に冷媒を流さ
ない状態において、熱交換器内部に溜まる冷媒量を少な
くすることができるようになり、冷媒量の一層の削減を
図って効率の向上を実現することができるようになるも
のである。
【0012】請求項4の発明の床暖房装置は、上記各発
明において床暖房パネルは、流動性熱媒体が流れる配管
と、この配管と熱交換するヒートパイプを備えているも
のである。
【0013】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて床暖房パネルは、流動性熱媒体が流れる配管と、こ
の配管と熱交換するヒートパイプを備えているので、流
動性熱媒体が流通する経路が短くなり、配管ロスを減少
させつつ、床暖房パネル全体を加熱することができるよ
うになるものである。
【0014】請求項5の発明の床暖房装置は、上記各発
明において流路制御装置をバイパスして圧縮機から吐出
された冷媒を直接凝縮器に流すバイパス回路を設け、こ
のバイパス回路には開閉弁を介設したものである。
【0015】請求項5の発明によれば、上記各発明に加
えて流路制御装置をバイパスして圧縮機から吐出された
冷媒を直接凝縮器に流すバイパス回路を設け、このバイ
パス回路には開閉弁を介設したので、流路制御装置に異
常が生じた場合には、開閉弁を開いてバイパス回路に冷
媒を流し、熱交換器への冷媒の供給量を減らすことがで
きるようになる。これにより、流路制御装置の異常によ
る床暖房パネルへの流動性熱媒体温度の異常上昇を解消
することができるようになるものである。
【0016】請求項6の発明の床暖房装置は、上記各発
明において流動性熱媒体が流れる熱交換器側の回路と、
床暖房パネル側の回路と、両回路間に介設された密閉式
タンクと、この密閉式タンクに接続された膨張タンクと
を備えているものである。
【0017】請求項6の発明によれば、上記各発明に加
えて流動性熱媒体が流れる熱交換器側の回路と、床暖房
パネル側の回路と、両回路間に介設された密閉式タンク
と、この密閉式タンクに接続された膨張タンクとを備え
ているので、流動性熱媒体の循環経路は密閉されてい
る。これにより、媒体として水を用いた場合などには蒸
発による損失を最小限に抑制し、その消費量を著しく低
減することができるようになると共に、膨張タンクが密
閉タンク内の圧力変化を吸収するので、安全性も問題無
くなるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の床暖房装置1の構成図
を示している。本発明の床暖房装置1は、例えばスーパ
ーマーケット等の店舗の床面を暖房するものであり、図
中2は店舗の売場内に複数台設置されたオープンショー
ケース、3A、3Bはこれらオープンショーケース2・
・・が据え付けられた箇所以外の顧客通路の床面に複数
枚敷設された床暖房パネルである。スーパーマーケット
の機械室内には図示しない圧縮機やレシーバータンクな
どから構成された冷凍機4が設置されており、この冷凍
機4の圧縮機の吐出側冷媒配管6は流路制御装置として
の三方弁7の入口に接続されている。
【0019】この三方弁7の一方の出口は高圧冷媒配管
8Aに接続され、他方の出口は凝縮器9の入口に接続さ
れる高圧冷媒配管11に接続されている。前記高圧冷媒
配管8Aは熱交換器12内の冷媒通路13の入口に連通
接続されると共に、冷媒通路13の出口は高圧冷媒配管
8Bを経て高圧冷媒配管11の途中に連通されている。
【0020】また、吐出側冷媒配管6にはバイパス回路
としてのバイパス冷媒配管16の一端が接続されてお
り、このバイパス冷媒配管16の他端は高圧冷媒配管1
1と高圧冷媒配管8Bとの接続点に接続されている。こ
れにより、バイパス冷媒配管16は前記三方弁7をバイ
パスするかたちとなると共に、このバイパス冷媒配管1
6には開閉弁としての電磁弁17が介設されている。
【0021】前記凝縮器9には空冷用の送風機18が取
り付けられると共に、凝縮器9の出口は冷媒配管19に
よって冷凍機4の前記レシーバータンクの入口に接続さ
れている。そして、このレシーバータンクの出口からは
冷媒配管21が引き出され、この冷媒配管21は分岐し
て各オープンショーケース2・・・に接続される。この
場合、冷媒配管21は各オープンショーケース2・・・
に設けられた図示しない膨張弁にそれぞれ接続され、膨
張弁は同じく図示しない冷却器の入口に接続される。
【0022】そして、各オープンショーケース2・・・
の冷却器の出口は前記圧縮機の吸込側冷媒配管22に接
続されている。これら圧縮機、凝縮器9、レシーバータ
ンク、各膨張弁、及び、各冷却器とによって冷却装置R
の周知の冷媒回路が構成され、この冷媒回路には所定量
の冷媒が封入されている。
【0023】一方、前記熱交換器12は複数枚の板間に
交互に前記冷媒通路13と温水通路26とが構成された
プレート式熱交換器であり、この熱交換器12内の温水
通路26の入口と出口には、熱交換器12側の温水回路
を構成する温水配管27Aと27Bが接続されている。
この温水配管27Aと27Bは密閉式の温水タンク(密
閉タンク)28内に引き込まれて、温水タンク28内に
開放しており、温水配管27Aにはポンプ31が介設さ
れている。
【0024】また、この温水タンク28には流動性熱媒
体として所定量の水が注入されており、その内部には膨
張タンク32が連通接続され、更に温水タンク28の上
端部には安全弁33が取り付けられている。また、温水
タンク28には床暖房パネル3A、3B側の温水回路を
構成する温水配管36、37、38、39が接続されて
おり、温水配管36と37は図中上側の床暖房パネル3
A内に設けられた温水配管41に連通接続され、温水配
管38と39は図中下側の床暖房パネル3B内に設けら
れた温水配管41(図示せず)にそれぞれ連通接続され
ている。また、温水配管36と38にはそれぞれポンプ
43、44が介設されている。
【0025】各床暖房パネル3A、3B内には一巡する
前記温水配管41と、この温水配管41に吸熱側を交熱
的に配設された複数本のヒートパイプ46・・・とが設
けられており、このヒートパイプ46・・・が床暖房パ
ネル3A、3Bの略全域に渡ってそれぞれ配設されてい
るものである(下側の床暖房パネル3Bでは図示せ
ず)。
【0026】尚、51は凝縮器9の入口側の高温冷媒配
管11の温度を検出する温度センサーであり、52は前
記温水タンク28内の温水の温度を検出する温度センサ
ーである。また、53、54は各床暖房パネル3A、3
Bの温度を検出する温度センサーである。
【0027】以上の構成で次ぎに動作を説明する。尚、
図示しない制御装置は通常は電磁弁17を閉じているも
のとする。また、冷凍機4の圧縮機は吸込側冷媒配管2
2内の冷媒圧力を検出する図示しない低圧スイッチによ
って周知の如くON−OFF制御される。係る圧縮機か
ら吐出された高温高圧のガス冷媒は吐出側冷媒配管6か
ら三方弁7に至る。この三方弁7は前記温度センサー5
2に基づいて前記制御装置により制御されており、温水
タンク28内の温水の温度が例えば+35℃に低下する
と高圧冷媒配管8A方向に流路を切り換え、+40℃に
上昇すると高圧冷媒配管11方向に流路を切り換える。
【0028】今、温水タンク28内の温水温度が+35
℃よりも低いものとすると、制御装置は前記三方弁7に
よって圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒を高圧
冷媒配管8Aに流し、熱交換器12の冷媒通路13に高
温冷媒を流通させる。冷媒はここで後述する如く温水タ
ンク28から循環される温水通路26内の水と熱交換
し、放熱して一部は凝縮される。
【0029】そして、高圧冷媒配管8Bから出て高圧冷
媒配管11に流入し、そこを通って凝縮器9に流入す
る。送風機18は温度センサー51の出力に基づいて前
記制御装置により回転数制御若しくはON−OFF制御
され、上記の如く凝縮器9に入る冷媒温度を例えば+4
0℃程の比較的高い温度に維持する。
【0030】凝縮器9に流入した冷媒はそこで空冷さ
れ、放熱して凝縮される。そして、高圧冷媒配管19を
経て冷凍機4の前記レシーバータンクに一旦貯留された
後、液冷媒のみが冷媒配管21から各オープンショーケ
ース2・・・に分配供給される。各オープンショーケー
ス2・・・に供給された凝縮液冷媒は前記膨張弁にて減
圧された後、冷却器に入り、そこで、蒸発して冷却作用
を発揮する。これによって、各オープンショーケース2
・・・内は冷却される。
【0031】ここで、各オープンショーケース2・・・
には庫内温度に基づいて冷媒の供給を制御する図示しな
い電磁弁が設けられており、係る電磁弁の開閉によって
庫内は設定温度に維持される。そして、各冷却器を出た
低温の冷媒は吸込側冷媒配管22を経て圧縮機に帰還す
る循環を繰り返す。
【0032】一方、ポンプ31は常時運転され、熱交換
器12の温水通路26に温水タンク28内の水を循環す
ると共に、温水タンク28内を攪拌している。これによ
って、温水タンク28内の異常温度上昇は極力防止され
る。ポンプ31によって温水タンク28から温水通路2
6に循環された水は、前述の如く熱交換器12内におい
て冷媒通路13を通る高温冷媒と熱交換し、加熱されて
温水となった状態で温水タンク28に戻される。
【0033】係る高温冷媒と温水との熱交換と循環によ
って温水タンク28内の温水温度が前記+40℃に上昇
すると、前記制御装置は三方弁7の流路を高圧冷媒配管
11方向に切り換える。これによって、圧縮機から吐出
された高温冷媒は熱交換器12に回らずに、直接凝縮器
9に流入し、以後は前述同様に循環するようになると共
に、熱交換器12の加熱は中断される。係る制御によ
り、温水タンク28内の温水の温度は+35℃〜+40
℃の範囲に維持されることになる。
【0034】ここで、三方弁7が故障して温水タンク2
8内の温水温度が+40℃を越えても流路が高圧冷媒配
管11側に切り替わらなくなった場合、温水タンク28
の温度はそのまま上昇して行く。そして、例えば+50
℃に達すると前記制御装置は電磁弁17を開く。これに
より、圧縮機から吐出された高温冷媒はバイパス冷媒配
管16を通って直接凝縮器9に流入するようになるの
で、熱交換器12への冷媒供給量は著しく減じられる。
【0035】従って、係る異常時にも後述する如く床暖
房パネル3A、3Bに供給される温水タンク28内の温
水温度が異常に高くなる不都合を解消することができる
ようになる。尚、前記制御装置は温水タンク28内の温
水温度が例えば+45℃に降下した時点で電磁弁17を
閉じる。
【0036】一方、前記ポンプ43は運転して温水タン
ク28内の温水を温水配管36内に吸い込み、床暖房パ
ネル3Aの温水配管41に供給した後、温水配管37か
ら温水タンク28に戻す循環を行う。また、ポンプ44
も同様に運転して温水タンク28内の温水を温水配管3
8内に吸い込み、床暖房パネル3Bの温水配管41に供
給した後、温水配管39から温水タンク28に戻す循環
を行う。
【0037】各床暖房パネル3A、3Bの温水配管41
に流入した温水は、床暖房パネル3A、3Bのヒートパ
イプ46・・・とそれぞれ熱交換し、熱伝導によってヒ
ートパイプ46・・・を加熱する。ヒートパイプ46・
・・は床暖房パネル3A、3Bの略全面に位置して加熱
作用を発揮する。
【0038】前記制御装置は各温度センサー53、54
の出力に基づき、例えば床暖房パネル3A、3Bの温度
が例えば+25℃に低下したらポンプ43、44を運転
し、+30℃に上昇したらポンプ43、44を停止する
制御を各床暖房パネル3A、3Bに対して独立して実行
する。これによって、顧客の足下が暖房されることにな
る。
【0039】このように、冷却装置Rの圧縮機から吐出
された高温冷媒の廃熱を利用して床暖房パネル3A、3
Bを加熱することができるので、格別な熱源を設置する
こと無く、快適な床暖房を実現することができるように
なる。特に、床暖房パネル3A、3Bに直接冷媒を流す
ものでは無く、熱交換器12にて高温冷媒と温水を熱交
換させ、この温水を床暖房パネル3A、3Bに循環する
ようにしているので、冷媒配管長を長くする必要が無く
なり、店舗などの規模の大成る施設においても支障無く
設置することができる。
【0040】また、三方弁7が熱交換器12に冷媒を流
す状態と当該熱交換器12の加熱が不要であって冷媒を
流さない状態の何れの状態においても、凝縮器9には必
ず冷媒が循環されるかたちとなるので、凝縮器9に冷媒
が溜まる所謂寝込み現象が発生しなくなり、冷媒量を削
減して効率的な運転を実現することができるようになる
と共に、冷却装置Rの高圧側の圧力変動も小さくするこ
とができるようになる。
【0041】特に、熱交換器12をプレート式熱交換器
にて構成したので、高温冷媒と温水との熱交換を効率的
に実現することができるようになると共に、熱交換器1
2に冷媒を流さない状態において、熱交換器12の冷媒
通路13内部に溜まる冷媒量を少なくすることができる
ようになり、冷媒量の一層の削減を図って効率の向上を
実現することができるようになる。
【0042】また、各床暖房パネル3A、3Bは、温水
が流れる温水配管41と、この温水配管41と熱交換す
るヒートパイプ46・・・を備えているので、温水が流
通する経路が短くなり、配管ロスを減少させつつ、床暖
房パネル3A、3B全体を加熱することができるように
なる。
【0043】更に、密閉式の温水タンク28を採用し、
この温水タンク28には膨張タンク32を接続している
ので、温水の循環経路は密閉される。これにより、水の
蒸発による損失を最小限に抑制し、その消費量を著しく
低減することができるようになると共に、膨張タンク3
2が温水タンク28内の圧力変化を吸収するので、安全
性も問題無くなる。
【0044】尚、実施例では流路切換装置として三方弁
を用いたが、それに限らず、バイパス弁などにて構成し
ても良い。また、実施例では流動性熱媒体として水を用
いたが、それに代わるものであっても差し支えない。更
に、実施例では示さないが、冬季など温水タンク28の
温度が確保出来ない場合には、電気ヒータなどによって
所謂追い焚きを行っても良い。
【0045】更にまた、実施例ではスーパーマーケット
を例にとって説明したが、食品パッキングセンターなど
においても本発明は有効である。その場合には、作業場
を冷却する冷却装置の圧縮機の廃熱を利用することにな
る。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば店舗
や作業場に設置された冷却装置の圧縮機から吐出された
高温冷媒の廃熱を利用して床暖房パネルを加熱すること
ができるので、格別な熱源を設置すること無く、快適な
床暖房を実現することができるようになる。特に、床暖
房パネルに直接冷媒を流すものでは無く、熱交換器にて
高温冷媒と流動性熱媒体を熱交換させ、この流動性熱媒
体を床暖房パネルに循環するようにしているので、冷媒
配管長を長くする必要が無くなり、店舗などの規模の大
成る施設においても支障無く設置することができるもの
である。
【0047】請求項2の発明によれば、上記に加えて圧
縮機から吐出された冷媒を熱交換器に流した後、凝縮器
に流すか、直接凝縮器に流すかを制御する流路制御装置
を設けたので、熱交換器に冷媒を流す状態と当該熱交換
器の加熱が不要であって冷媒を流さない状態の何れの状
態においても、凝縮器には必ず冷媒が循環されるかたち
となる。これにより、凝縮器に冷媒が溜まる所謂寝込み
現象が発生しなくなり、冷媒量を削減して効率的な運転
を実現することができるようになると共に、冷却装置の
高圧側の圧力変動も小さくすることができるようになる
ものである。
【0048】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて熱交換器をプレート式熱交換器にて構成したので、
高温冷媒と流動性熱媒体との熱交換を効率的に実現する
ことができるようになると共に、熱交換器に冷媒を流さ
ない状態において、熱交換器内部に溜まる冷媒量を少な
くすることができるようになり、冷媒量の一層の削減を
図って効率の向上を実現することができるようになるも
のである。
【0049】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて床暖房パネルは、流動性熱媒体が流れる配管と、こ
の配管と熱交換するヒートパイプを備えているので、流
動性熱媒体が流通する経路が短くなり、配管ロスを減少
させつつ、床暖房パネル全体を加熱することができるよ
うになるものである。
【0050】請求項5の発明によれば、上記各発明に加
えて流路制御装置をバイパスして圧縮機から吐出された
冷媒を直接凝縮器に流すバイパス回路を設け、このバイ
パス回路には開閉弁を介設したので、流路制御装置に異
常が生じた場合には、開閉弁を開いてバイパス回路に冷
媒を流し、熱交換器への冷媒の供給量を減らすことがで
きるようになる。これにより、流路制御装置の異常によ
る床暖房パネルへの流動性熱媒体温度の異常上昇を解消
することができるようになるものである。
【0051】請求項6の発明によれば、上記各発明に加
えて流動性熱媒体が流れる熱交換器側の回路と、床暖房
パネル側の回路と、両回路間に介設された密閉式タンク
と、この密閉式タンクに接続された膨張タンクとを備え
ているので、流動性熱媒体の循環経路は密閉されてい
る。これにより、媒体として水を用いた場合などには蒸
発による損失を最小限に抑制し、その消費量を著しく低
減することができるようになると共に、膨張タンクが密
閉タンク内の圧力変化を吸収するので、安全性も問題無
くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床暖房装置の構成図である。
【符号の説明】
1 床暖房装置 2 オープンショーケース 3A、3B 床暖房パネル 4 冷凍機 7 三方弁 9 凝縮器 12 熱交換器 28 温水タンク 32 膨張タンク 41 温水配管 46 ヒートパイプ R 冷却装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 清和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器及び冷却器などから冷媒
    回路を構成された冷却装置と、床面に設置された床暖房
    パネルと、この床暖房パネルを循環する流動性熱媒体と
    前記圧縮機から吐出された高温冷媒とを熱交換させる熱
    交換器とを備えて成る床暖房装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機から吐出された冷媒を熱交換器に
    流した後、凝縮器に流すか、直接前記凝縮器に流すかを
    制御する流路制御装置を設けたことを特徴とする請求項
    1の床暖房装置。
  3. 【請求項3】 熱交換器はプレート式熱交換器であるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2の床暖房装置。
  4. 【請求項4】 床暖房パネルは、流動性熱媒体が流れる
    配管と、この配管と熱交換するヒートパイプを備えてい
    ることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の
    床暖房装置。
  5. 【請求項5】 流路制御装置をバイパスして圧縮機から
    吐出された冷媒を直接凝縮器に流すバイパス回路を設
    け、このバイパス回路には開閉弁を介設したことを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の床
    暖房装置。
  6. 【請求項6】 流動性熱媒体が流れる熱交換器側の回路
    と、床暖房パネル側の回路と、両回路間に介設された密
    閉式タンクと、この密閉式タンクに接続された膨張タン
    クとを備えたことを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4又は請求項5の床暖房装置。
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