JPH11117482A - 階段及びその施工方法並びに階段用のブロック体 - Google Patents
階段及びその施工方法並びに階段用のブロック体Info
- Publication number
- JPH11117482A JPH11117482A JP9297930A JP29793097A JPH11117482A JP H11117482 A JPH11117482 A JP H11117482A JP 9297930 A JP9297930 A JP 9297930A JP 29793097 A JP29793097 A JP 29793097A JP H11117482 A JPH11117482 A JP H11117482A
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- JP
- Japan
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- block body
- anchor
- block
- retaining wall
- inclined surface
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業が簡単で、短時間で作業することを可能
とし、費用を最小限にして低コスト化をはかることを可
能とした新規な階段及びその施工方法並びに階段用のブ
ロック体を提供する。 【解決手段】 河川の堤防や公園等に設けられている傾
斜面を有した新設又は既設擁壁に施工するための階段で
あって、自然石又はコンクリートによって構成し、正面
及び平面が長方形であり、底面が幅狭の載せ込み部と
し、後面が傾斜面となっており、側面が略倒立台形とし
たブロック体を複数形成し、該ブロック体の載せ込み部
を地面又は施設したブロック体に載せ込み、該ブロック
体の傾斜面を該新設又は既設擁壁の傾斜面に合わせて載
置し、このように複数段にわたり積み重ねている。
とし、費用を最小限にして低コスト化をはかることを可
能とした新規な階段及びその施工方法並びに階段用のブ
ロック体を提供する。 【解決手段】 河川の堤防や公園等に設けられている傾
斜面を有した新設又は既設擁壁に施工するための階段で
あって、自然石又はコンクリートによって構成し、正面
及び平面が長方形であり、底面が幅狭の載せ込み部と
し、後面が傾斜面となっており、側面が略倒立台形とし
たブロック体を複数形成し、該ブロック体の載せ込み部
を地面又は施設したブロック体に載せ込み、該ブロック
体の傾斜面を該新設又は既設擁壁の傾斜面に合わせて載
置し、このように複数段にわたり積み重ねている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川の堤防や公園
等に設けられている傾斜面を有した新設又は既設擁壁に
施工するための階段及びその施工方法並びに階段用のブ
ロック体に関する。
等に設けられている傾斜面を有した新設又は既設擁壁に
施工するための階段及びその施工方法並びに階段用のブ
ロック体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、河川の堤防や公園等に設けられて
いる傾斜面を有した新設又は既設擁壁に施工するための
階段は、自然石又はコンクリートから略直方体に形成し
た階段用のブロック体の形状に沿って新設又は既設擁壁
を段状に型枠施工し、型枠施工した複数段状の新設又は
既設擁壁の段上に階段用のブロック体を載置していた。
いる傾斜面を有した新設又は既設擁壁に施工するための
階段は、自然石又はコンクリートから略直方体に形成し
た階段用のブロック体の形状に沿って新設又は既設擁壁
を段状に型枠施工し、型枠施工した複数段状の新設又は
既設擁壁の段上に階段用のブロック体を載置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り形成した階
段は、階段用のブロック体の形状に沿って新設又は既設
擁壁を段状に型枠施工し、型枠施工した複数段状の新設
又は既設擁壁の段上にブロック体を載置していた。とこ
ろが、新設又は既設擁壁の段上にブロック体を載置する
ために、新設又は既設擁壁を型枠施工しなければなら
ず、新設又は既設擁壁を型枠施工するには手間とコスト
がかかり、作業性が悪いという問題点があった。
段は、階段用のブロック体の形状に沿って新設又は既設
擁壁を段状に型枠施工し、型枠施工した複数段状の新設
又は既設擁壁の段上にブロック体を載置していた。とこ
ろが、新設又は既設擁壁の段上にブロック体を載置する
ために、新設又は既設擁壁を型枠施工しなければなら
ず、新設又は既設擁壁を型枠施工するには手間とコスト
がかかり、作業性が悪いという問題点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するため
に、作業が簡単で、短時間で作業することを可能とし、
費用を最小限にして低コスト化をはかることを可能とし
た新規な階段及びその施工方法並びに階段用のブロック
体を提供することを目的とする。
に、作業が簡単で、短時間で作業することを可能とし、
費用を最小限にして低コスト化をはかることを可能とし
た新規な階段及びその施工方法並びに階段用のブロック
体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明階段及びその施工方法は、河川の堤防や公園
等に設けられている傾斜面を有した新設又は既設擁壁に
施工しているブロック体を使用した階段であって、自然
石又はコンクリートによって構成し、正面及び平面が長
方形であり、底面が幅狭の載せ込み部とし、後面が傾斜
面となっており、側面が略倒立台形としたブロック体を
複数形成し、該ブロック体の載せ込み部を地面又は施設
したブロック体に載せ込み、該ブロック体の傾斜面を該
新設又は既設擁壁の傾斜面に合わせて載置し、このよう
に複数段にわたり積み重ねていることを特徴とする。
に、本発明階段及びその施工方法は、河川の堤防や公園
等に設けられている傾斜面を有した新設又は既設擁壁に
施工しているブロック体を使用した階段であって、自然
石又はコンクリートによって構成し、正面及び平面が長
方形であり、底面が幅狭の載せ込み部とし、後面が傾斜
面となっており、側面が略倒立台形としたブロック体を
複数形成し、該ブロック体の載せ込み部を地面又は施設
したブロック体に載せ込み、該ブロック体の傾斜面を該
新設又は既設擁壁の傾斜面に合わせて載置し、このよう
に複数段にわたり積み重ねていることを特徴とする。
【0006】また、本発明階段の施工方法におけて、上
記新設又は既設擁壁の傾斜面にアンカー埋込穴を形成
し、上記ブロック体の平面及び/又は正面から該アンカ
ー埋込穴と対応する貫通孔を形成する一方、両端部に端
部拡張用スリットを形成した筒部を有する棒状あるいは
筒状の長尺体からなるアンカーを用い、その先端に拡張
用ピンの一部を嵌入させたアンカーを該貫通孔に挿入
し、その先端を該アンカー埋込穴に挿入し、このアンカ
ーを内奥方向に打ち込むことにより該拡張用ピンによっ
て先端を拡張してアンカー先端をアンカー埋込穴内に固
定し、アンカー手元側に拡張用ピンを差し込み、この拡
張用ピンを打ち込むことによりアンカー手前側の端部を
拡張して該ブロック体に固定するとよい。さらに、上記
アンカー埋込穴及び上記貫通孔を上記新設又は既設擁壁
の傾斜面と略直交するように形成しているとよい。
記新設又は既設擁壁の傾斜面にアンカー埋込穴を形成
し、上記ブロック体の平面及び/又は正面から該アンカ
ー埋込穴と対応する貫通孔を形成する一方、両端部に端
部拡張用スリットを形成した筒部を有する棒状あるいは
筒状の長尺体からなるアンカーを用い、その先端に拡張
用ピンの一部を嵌入させたアンカーを該貫通孔に挿入
し、その先端を該アンカー埋込穴に挿入し、このアンカ
ーを内奥方向に打ち込むことにより該拡張用ピンによっ
て先端を拡張してアンカー先端をアンカー埋込穴内に固
定し、アンカー手元側に拡張用ピンを差し込み、この拡
張用ピンを打ち込むことによりアンカー手前側の端部を
拡張して該ブロック体に固定するとよい。さらに、上記
アンカー埋込穴及び上記貫通孔を上記新設又は既設擁壁
の傾斜面と略直交するように形成しているとよい。
【0007】また、本発明階段用ブロック体は、河川の
堤防や公園等に設けられている傾斜面を有した新設又は
既設擁壁に施工するためのブロック体であって、自然石
又はコンクリートによって構成し、正面及び平面が長方
形であり、底面が幅狭の載せ込み部とし、後面が傾斜面
となっており、側面が略倒立台形としていることを特徴
とする。
堤防や公園等に設けられている傾斜面を有した新設又は
既設擁壁に施工するためのブロック体であって、自然石
又はコンクリートによって構成し、正面及び平面が長方
形であり、底面が幅狭の載せ込み部とし、後面が傾斜面
となっており、側面が略倒立台形としていることを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面に沿って説明する。図1は本発明階段用のブロッ
ク体1の実施例を示した側面図であり、図2はその平面
図であり、図3はその底面図である。ブロック体1は、
自然石又はコンクリートによって構成している。ブロッ
ク体1の正面及び平面4が長方形であり、底面が幅狭の
載せ込み部2とし、後面が傾斜面3となっており、側面
が略倒立台形としている。よって、ブロック体1が自然
石で構成している場合、従来と同様に略直方体に形成し
たブロック体を、新設又は既設擁壁の傾斜面の角度と載
せ込み部2のスペースを考慮して、2等分するように切
削すれば、従来必要とされたブロック体を半分に減らす
ことができる。また、ブロック体1がコンクリートで構
成している場合は、従来のブロック体の半分の量のコン
クリートで構成することができる。
き図面に沿って説明する。図1は本発明階段用のブロッ
ク体1の実施例を示した側面図であり、図2はその平面
図であり、図3はその底面図である。ブロック体1は、
自然石又はコンクリートによって構成している。ブロッ
ク体1の正面及び平面4が長方形であり、底面が幅狭の
載せ込み部2とし、後面が傾斜面3となっており、側面
が略倒立台形としている。よって、ブロック体1が自然
石で構成している場合、従来と同様に略直方体に形成し
たブロック体を、新設又は既設擁壁の傾斜面の角度と載
せ込み部2のスペースを考慮して、2等分するように切
削すれば、従来必要とされたブロック体を半分に減らす
ことができる。また、ブロック体1がコンクリートで構
成している場合は、従来のブロック体の半分の量のコン
クリートで構成することができる。
【0009】図4及び図5は図1乃至図3で示したブロ
ック体1から階段を施工する工程を示した図である。図
4で示すように、図中11は、河川の堤防や公園等に設
けられている傾斜面を有したコンクリート等で既設され
ている既設擁壁である。この既設擁壁11の傾斜面に後
述する打ち込みアンカー20を埋め込むためのアンカー
埋込穴12を穿設する。また、図1乃至図3で示したブ
ロック体1の載せ込み部2を地面10に載せ込み、ブロ
ック体1の傾斜面3を既設擁壁11の傾斜面に合わせて
載置する。載置したブロック体1の平面及び正面4に既
設擁壁11のアンカー埋込穴12に対向するように位置
合わせをして、アンカー埋込穴12と同径の貫通孔6を
穿設する。
ック体1から階段を施工する工程を示した図である。図
4で示すように、図中11は、河川の堤防や公園等に設
けられている傾斜面を有したコンクリート等で既設され
ている既設擁壁である。この既設擁壁11の傾斜面に後
述する打ち込みアンカー20を埋め込むためのアンカー
埋込穴12を穿設する。また、図1乃至図3で示したブ
ロック体1の載せ込み部2を地面10に載せ込み、ブロ
ック体1の傾斜面3を既設擁壁11の傾斜面に合わせて
載置する。載置したブロック体1の平面及び正面4に既
設擁壁11のアンカー埋込穴12に対向するように位置
合わせをして、アンカー埋込穴12と同径の貫通孔6を
穿設する。
【0010】次に、ブロック体1をその貫通孔6が既設
擁壁11のアンカー埋込穴12に対向するように位置合
わせをして配置する。また、打ち込みアンカー20の先
端の筒部21に拡張用ピン25を嵌入し、この打ち込み
アンカー20をブロック体1の貫通孔6に貫通し、さら
に既設擁壁11のアンカー埋込穴12の内奥部にまで挿
入する。なお、本実施例で示す打ち込みアンカー20
は、長尺体で構成されている。この長尺体は、鉄,真鍮
等の金属棒であり、その両端を筒部21,21としてあ
る。そしてこの筒部21,21に長尺体の長手方向に沿
う方向に端部拡張用スリット22,22を形成してあ
る。この端部拡張用スリット22,22は複数本形成し
てあるが、端部が拡張できるならば1本であってもよ
い。また、図中25の拡張用ピンは、楔形状をしてお
り、この拡張用ピン25を打ち込みアンカー20の端部
に打ち込むことにより、端部が拡張するように形成して
ある。そして図5に示すように鉄棒26を介してハンマ
ー27により打ち込みアンカー20を打ち込む。この打
ち込み作業により内奥部にある拡張用ピン25が打ち込
みアンカー20先端の筒部21内に端部拡張用スリット
22によって筒部21を拡張して打ち込まれ、拡張され
た端部21がアンカー埋込穴12内に固定される。
擁壁11のアンカー埋込穴12に対向するように位置合
わせをして配置する。また、打ち込みアンカー20の先
端の筒部21に拡張用ピン25を嵌入し、この打ち込み
アンカー20をブロック体1の貫通孔6に貫通し、さら
に既設擁壁11のアンカー埋込穴12の内奥部にまで挿
入する。なお、本実施例で示す打ち込みアンカー20
は、長尺体で構成されている。この長尺体は、鉄,真鍮
等の金属棒であり、その両端を筒部21,21としてあ
る。そしてこの筒部21,21に長尺体の長手方向に沿
う方向に端部拡張用スリット22,22を形成してあ
る。この端部拡張用スリット22,22は複数本形成し
てあるが、端部が拡張できるならば1本であってもよ
い。また、図中25の拡張用ピンは、楔形状をしてお
り、この拡張用ピン25を打ち込みアンカー20の端部
に打ち込むことにより、端部が拡張するように形成して
ある。そして図5に示すように鉄棒26を介してハンマ
ー27により打ち込みアンカー20を打ち込む。この打
ち込み作業により内奥部にある拡張用ピン25が打ち込
みアンカー20先端の筒部21内に端部拡張用スリット
22によって筒部21を拡張して打ち込まれ、拡張され
た端部21がアンカー埋込穴12内に固定される。
【0011】次に図5で示すように、打ち込みアンカー
20の手前側の端の筒部21に拡張用ピン25を差し込
み、これを鉄棒26を介してハンマー27で打ち込め
ば、手前側の筒部21も端部拡張用スリット22が形成
してあるから拡張し、ブロック体1の貫通孔6内に強固
に固定される。そしてブロック体1と既設擁壁11との
間に隙間が生じればモルタル胴込をすればよい。また同
様に貫通孔6を目詰めすればよい。
20の手前側の端の筒部21に拡張用ピン25を差し込
み、これを鉄棒26を介してハンマー27で打ち込め
ば、手前側の筒部21も端部拡張用スリット22が形成
してあるから拡張し、ブロック体1の貫通孔6内に強固
に固定される。そしてブロック体1と既設擁壁11との
間に隙間が生じればモルタル胴込をすればよい。また同
様に貫通孔6を目詰めすればよい。
【0012】上記の通り構成したブロック体1Aの平面
4上に他のブロック体1Bの載せ込み部2を載せ込み、
ブロック体1Bの傾斜面3を既設擁壁11の傾斜面に合
わせて載置し、上記の通りの工程で打ち込みアンカーを
埋め込んで、ブロック体1Bを固定する。これを複数段
のブロック体1A,1B,1C,・・・にわたり積み重
ねていくことにより階段が施工される(図6図示)。こ
のようにブロック体1の底面に載せ込み部2を設けるこ
とにより、ブロック体1の傾斜面を既設擁壁11の傾斜
面に合わせて載置した際に安定する。なお、本実施例で
は、既設擁壁11の傾斜面に合わせてブロック体1の傾
斜面を載置しているが、既設擁壁11の代わりに新設擁
壁であってもよい。
4上に他のブロック体1Bの載せ込み部2を載せ込み、
ブロック体1Bの傾斜面3を既設擁壁11の傾斜面に合
わせて載置し、上記の通りの工程で打ち込みアンカーを
埋め込んで、ブロック体1Bを固定する。これを複数段
のブロック体1A,1B,1C,・・・にわたり積み重
ねていくことにより階段が施工される(図6図示)。こ
のようにブロック体1の底面に載せ込み部2を設けるこ
とにより、ブロック体1の傾斜面を既設擁壁11の傾斜
面に合わせて載置した際に安定する。なお、本実施例で
は、既設擁壁11の傾斜面に合わせてブロック体1の傾
斜面を載置しているが、既設擁壁11の代わりに新設擁
壁であってもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明階段は、自然石又はコンクリート
によって構成し、正面及び平面が長方形であり、底面が
幅狭の載せ込み部とし、後面が傾斜面となっており、側
面が略倒立台形としたブロック体を複数形成し、該ブロ
ック体の載せ込み部を地面又は施設したブロック体に載
せ込み、該ブロック体の傾斜面を新設又は既設擁壁の傾
斜面に合わせて載置し、このように複数段にわたり積み
重ねていることより、新設又は既設擁壁を段状にするた
めの型枠施工をする必要がないため、従来の階段に比べ
て施工の手間が省け、作業が簡単で短時間で作業するこ
とができるという効果を有する。また、型枠施工をする
にはコストがかかったが、本発明ではその必要がないの
で、低コストで階段を施工することができるという効果
を有する。
によって構成し、正面及び平面が長方形であり、底面が
幅狭の載せ込み部とし、後面が傾斜面となっており、側
面が略倒立台形としたブロック体を複数形成し、該ブロ
ック体の載せ込み部を地面又は施設したブロック体に載
せ込み、該ブロック体の傾斜面を新設又は既設擁壁の傾
斜面に合わせて載置し、このように複数段にわたり積み
重ねていることより、新設又は既設擁壁を段状にするた
めの型枠施工をする必要がないため、従来の階段に比べ
て施工の手間が省け、作業が簡単で短時間で作業するこ
とができるという効果を有する。また、型枠施工をする
にはコストがかかったが、本発明ではその必要がないの
で、低コストで階段を施工することができるという効果
を有する。
【0014】また、打ち込みアンカーを使用することに
より、その作業は単にハンマーによって打ち込むだけで
よいから、作業の手間がきわめて簡単であり、短時間で
行えるとともに、強固で頑丈な構造になるという効果を
有する。また、その結果工事を低コストに供給できると
いう効果を有する。
より、その作業は単にハンマーによって打ち込むだけで
よいから、作業の手間がきわめて簡単であり、短時間で
行えるとともに、強固で頑丈な構造になるという効果を
有する。また、その結果工事を低コストに供給できると
いう効果を有する。
【0015】また、本発明階段用のブロック体は、自然
石又はコンクリートによって構成し、正面及び平面が長
方形であり、底面が幅狭の載せ込み部とし、後面が傾斜
面となっており、側面が略倒立台形としていることよ
り、自然石で構成している場合は、新設又は既設擁壁の
傾斜面の角度と載せ込み部のスペースを考慮して、もと
のブロック体を2等分するように切削すれば、従来必要
とされたブロック体を半分に減らすことができる。ま
た、本発明階段用のブロック体がコンクリートで構成し
ている場合は、従来のブロック体の半分の量のコンクリ
ートで構成することができる。よって、低コスト化をは
かることができるという効果を有する。
石又はコンクリートによって構成し、正面及び平面が長
方形であり、底面が幅狭の載せ込み部とし、後面が傾斜
面となっており、側面が略倒立台形としていることよ
り、自然石で構成している場合は、新設又は既設擁壁の
傾斜面の角度と載せ込み部のスペースを考慮して、もと
のブロック体を2等分するように切削すれば、従来必要
とされたブロック体を半分に減らすことができる。ま
た、本発明階段用のブロック体がコンクリートで構成し
ている場合は、従来のブロック体の半分の量のコンクリ
ートで構成することができる。よって、低コスト化をは
かることができるという効果を有する。
【図1】本発明階段用のブロック体の実施例を示した側
面図である。
面図である。
【図2】図2は図1図示の平面図である。
【図3】図3は図1図示の底面図である。
【図4】本発明階段の施工方法の第1工程を示した断面
側面図である。
側面図である。
【図5】本発明階段の施工方法の第2工程を示した断面
側面図である。
側面図である。
【図6】本発明階段の側面図である。
1,1A,1B,1C ブロック体 2 載せ込み部 3 傾斜面 6 貫通孔 11 既設擁壁 12 アンカー埋込穴 20 打ち込みアンカー 21 筒部 22 拡張用スリット 25 拡張用ピン 26 鉄棒 27 ハンマー
Claims (5)
- 【請求項1】 河川の堤防や公園等に設けられている傾
斜面を有した新設又は既設擁壁に施工しているブロック
体を使用した階段であって、自然石又はコンクリートに
よって構成し、正面及び平面が長方形であり、底面が幅
狭の載せ込み部とし、後面が傾斜面となっており、側面
が略倒立台形としたブロック体を複数形成し、該ブロッ
ク体の載せ込み部を地面又は施設したブロック体に載せ
込み、該ブロック体の傾斜面を該新設又は既設擁壁の傾
斜面に合わせて載置し、このように複数段にわたり積み
重ねていることを特徴とする階段。 - 【請求項2】 河川の堤防や公園等に設けられている傾
斜面を有した新設又は既設擁壁に施工しているブロック
体を使用した階段であって、自然石又はコンクリートに
よって構成し、正面及び平面が長方形であり、底面が幅
狭の載せ込み部とし、後面が傾斜面となっており、側面
が略倒立台形としたブロック体を複数形成し、該ブロッ
ク体の載せ込み部を地面又は施設したブロック体に載せ
込み、該ブロック体の傾斜面を該新設又は既設擁壁の傾
斜面に合わせて載置し、このように複数段にわたり積み
重ねていることを特徴とする階段の施工方法。 - 【請求項3】 上記新設又は既設擁壁の傾斜面にアンカ
ー埋込穴を形成し、上記ブロック体の平面及び/又は正
面から該アンカー埋込穴と対応する貫通孔を形成する一
方、両端部に端部拡張用スリットを形成した筒部を有す
る棒状あるいは筒状の長尺体からなるアンカーを用い、
その先端に拡張用ピンの一部を嵌入させたアンカーを該
貫通孔に挿入し、その先端を該アンカー埋込穴に挿入
し、このアンカーを内奥方向に打ち込むことにより該拡
張用ピンによって先端を拡張してアンカー先端をアンカ
ー埋込穴内に固定し、アンカー手元側に拡張用ピンを差
し込み、この拡張用ピンを打ち込むことによりアンカー
手前側の端部を拡張して該ブロック体に固定する請求項
2記載の階段の施工方法。 - 【請求項4】 上記アンカー埋込穴及び上記貫通孔を上
記新設又は既設擁壁の傾斜面と略直交するように形成し
ている請求項3記載の階段の施工方法。 - 【請求項5】 河川の堤防や公園等に設けられている傾
斜面を有した新設又は既設擁壁に施工するためのブロッ
ク体であって、自然石又はコンクリートによって構成
し、正面及び平面が長方形であり、底面が幅狭の載せ込
み部とし、後面が傾斜面となっており、側面が略倒立台
形としていることを特徴とする階段用のブロック体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9297930A JPH11117482A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 階段及びその施工方法並びに階段用のブロック体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9297930A JPH11117482A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 階段及びその施工方法並びに階段用のブロック体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11117482A true JPH11117482A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17852938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9297930A Pending JPH11117482A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 階段及びその施工方法並びに階段用のブロック体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11117482A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004190385A (ja) * | 2002-12-12 | 2004-07-08 | Katsuya Hiraoka | 階段 |
JP2012072651A (ja) * | 2011-10-25 | 2012-04-12 | Hirotoshi Masuda | 階段状構築物の施工方法およびその施工方法で構築された階段状構築物 |
KR101528725B1 (ko) * | 2014-09-23 | 2015-06-15 | 주식회사 대목환경건설 | 자연석을 이용한 경사면 보강공법 |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP9297930A patent/JPH11117482A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004190385A (ja) * | 2002-12-12 | 2004-07-08 | Katsuya Hiraoka | 階段 |
JP2012072651A (ja) * | 2011-10-25 | 2012-04-12 | Hirotoshi Masuda | 階段状構築物の施工方法およびその施工方法で構築された階段状構築物 |
KR101528725B1 (ko) * | 2014-09-23 | 2015-06-15 | 주식회사 대목환경건설 | 자연석을 이용한 경사면 보강공법 |
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