JPH11116595A - 結晶性黄体ホルモン物質 - Google Patents

結晶性黄体ホルモン物質

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JPH11116595A
JPH11116595A JP10223974A JP22397498A JPH11116595A JP H11116595 A JPH11116595 A JP H11116595A JP 10223974 A JP10223974 A JP 10223974A JP 22397498 A JP22397498 A JP 22397498A JP H11116595 A JPH11116595 A JP H11116595A
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JP
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crystalline
compound
org
pharmaceutical composition
crystalline form
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JP10223974A
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English (en)
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Wildt Wilhelmus Petrus Hubertus M De
ウイルヘルムス・ペトラス・フベルタス・マリア・ドウ・ウイルド
Der Schans Maria Jacoba Adriana Van
マリア・ヤコバ・アドリアーナ・フアン・デル・シヤンス
Cornelis Johannus Booy
コルネリス・ヨハネス・ボーイ
Theodorus L Franciscus
フランシスカス・テオドラス・レオナルドス
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Akzo Nobel NV
Original Assignee
Akzo Nobel NV
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J1/00Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen, not substituted in position 17 beta by a carbon atom, e.g. estrane, androstane
    • C07J1/0003Androstane derivatives
    • C07J1/0033Androstane derivatives substituted in position 17 alfa and 17 beta
    • C07J1/004Androstane derivatives substituted in position 17 alfa and 17 beta the substituent in position 17 alfa being an unsaturated hydrocarbon group
    • C07J1/0048Alkynyl derivatives

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医薬活性成分としての利用に適した結晶形態
を有する多形性黄体ホルモン化合物の提供。 【解決手段】 多形の黄体ホルモン性ステロイド化合物
(17α)−17−ヒドロキシ−11−メチレン−19
−ノルプレグナ−4,15−ジエン−20−イン−3−
オン(Org30659)おいて約70mJ/mg以上
の熱力学的安定性をもつ結晶形態の前記化合物をスペク
トルデータにより適切に特定し、この結晶性化合物を固
体医薬組成物中の活性成分として有利に利用する。これ
らの結晶性化合物を経口避妊薬及びホルモン代替治療
(HRT)に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結晶性(17α)
−17−ヒドロキシ−11−メチレン−19−ノルプレ
グナ−4,15−ジエン−20−イン−3−オン(以
下、Org30659と言う)に関する。Org306
59は高プロゲスタゲン活性と、低エストロゲン活性
と、低アンドロゲン活性をもつ黄体ホルモン性ステロイ
ドである。Org30659はホルモン代替治療(HR
T)及び避妊で利用するのに適している。
【0002】
【従来技術】結晶性化合物としてのOrg30659は
EP210678から公知である。同文献で製造される
Org30659の欠点は、再現可能な単結晶形態で得
られないという点である。また、取得可能な結晶の熱力
学的安定性には改善の必要性がある。
【0003】Org30659はWO96/09056
にも開示されており、同文献は比較的少量のOrg30
659等を含む投与単位の製造方法に関するものであ
り、湿式顆粒化を用いている。WO96/09056は
Org30659を公知化合物として記載しており、そ
の結晶性や特定製造方法の選択については特に教示して
いない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記欠点は結晶性Or
g30659の多形性、即ち2種以上の結晶形態で存在
し得る点に関連することが判明した。今日よく認められ
ているように、医薬化合物に多形性は基本的に不都合で
あると思われる。結晶形態の多形性化合物を医薬活性成
分として含む医薬組成物では製造、貯蔵又は使用中に状
況に応じてある結晶形態が他の結晶形態に変換する可能
性があるため、活性成分の安定性と生体利用性を十分に
予測できない。医薬組成物中の量及び治療中に投与する
投与量を十分正確に決定するためには、化合物の生体利
用性が予め確実にわかっていることが重要である。生成
物を処理して医薬組成物全般として使用する場合、特に
組成物が徐放型の場合には生成物のこのような整合性は
重要である。
【0005】
【課題を解決するための手段】一般的な意味では、本発
明は約70mJ/mg以上の熱力学的安定性(ΔH)を
もつことを特徴とする新規結晶形態のOrg30659
が存在することの知見にある。これらの形態のいずれか
1種のOrg30659を提供することにより、予測可
能な形態と生体利用性をもつ整合性生成物が得られる。
好ましくは、これらの形態は少なくとも160℃の融点
をもつことも特徴とする。従って、驚くべきことに、結
晶純粋形態で取得可能なもの以外に、EP210678
の開示により取得可能なものよりも安定な結晶形態のO
rg30659が見いだされた。本発明の結晶性化合物
を利用し、Org30659結晶を更に処理し、本発明
の結晶性化合物を医薬組成物に導入する結晶性Org3
0659とすることができるならば、高い整合性と安定
性をもち、結晶性化合物の利用量が高信頼性で予測可能
な医薬組成物が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】好適な実施態様によると、本発明
は後述するように図4及び6のスペクトルを示すことを
特徴とする特定結晶形態をもつ結晶性Org30659
にもある。この特定結晶形態のOrg30659は、D
SC(示差走査熱量分析)測定によると特に約80mJ
/mg以上のエンタルピー値ΔHにより示されるような
予想外に高い熱力学的安定性を示す。所望の整合性、安
定性及び予測可能性の点で、この形態は好ましい。
【0007】化合物としてのOrg30659の製造に
ついてはEP210678に記載されている。得られる
結晶形態は(再)結晶溶媒の選択に依存することが判明
した。
【0008】例えば、EP210678に従って得られ
る粗生成物が例えば酢酸エチルとn−ヘプタンの混合物
から結晶化される場合には、Org30659は図4及
び6のスペクトルに合致する純粋結晶形態で得られ、こ
のような形態を以下の文中では(A)形態と言う。
(A)形態をもつ結晶性Org30659は84mJ/
mgのΔHを示し、164℃の融点をもつ(いずれもD
SCにより測定)。沸騰水暴露を含む155℃未満の温
度で、この(A)形態は最も安定な形態である。酢酸エ
チルとヘプタンの比は数種のものを使用することができ
る。ヘプタンを過剰にすることが好ましい。ヘプタンの
代わりに共溶媒としてヘキサンを使用してもよい。
【0009】この点で、本発明はOrg30659を合
成する段階と、種結晶の利用の有無を問わずに溶媒から
結晶化させる段階を含む結晶性Org30659の製造
方法にも関する。一般にこのような方法はEP2106
78から公知であるが、公知方法は単結晶形態のOrg
30659を再現可能に得られないという欠点をもつこ
とが今回判明した。本発明の方法によると、酢酸エチル
とn−ヘプタンの上記混合物を溶媒として選択すること
によりこの欠点は解消される。
【0010】本発明による別の方法では、上記のように
して得られた結晶を約162℃まで加熱する。こうする
と、別の結晶形態即ち図5及び7のスペクトルに合致す
る形態に変換され、このような形態を以下の文中では
(B)形態と言う。この結晶(B)形態のOrg306
59はΔH70mJ/mgといった低いエンタルピー
と、166.7℃の高い融点をもつ(いずれもDSCに
より測定)。このB形態は所謂非溶媒結晶条件を使用し
ても得られる。これは当該技術分野で公知の原理であ
り、余計な実験を経ることなく当業者により適用可能で
ある。
【0011】以上、2種について記載したが、この他に
も70mJ/mg以上のエンタルピーΔHと160℃を
上回る融点をもつ結晶形態のOrg30659が得られ
ることを留意すべきである。従来知られているよりも安
定な形態で結晶性Org30659を製造できることが
本発明により判明した結果、当業者は上記に明確な指針
が与えられた(A)及び(B)形態以外の安定な形態も
当然見いだすことができよう。このような他の形態のO
rg30659即ちDSCにより測定した場合に少なく
とも160℃の融点、70mJ/mgを上回るエンタル
ピー又はその両者をもつ形態は、明白に本発明に該当す
る。別法として、例えばトルエン等の溶媒和物形成溶媒
から化合物を結晶させた後、(ニート又は懸濁状態で)
加熱段階を1段階以上実施して溶媒和物から溶媒を除去
することにより溶媒和物結晶の変換を行ってもよい。
【0012】本発明はOrg30659と医薬的に許容
可能なキャリヤーを含む医薬組成物にも関する。Org
30659は上記結晶形態のいずれか1種で医薬組成物
中に存在することが好ましい。医薬組成物にどの形態が
含まれるかを予め最大限に認識し、この形態が変化しな
いように十分な安定性をもつように保証するためには、
(A)形態を固体医薬組成物の活性結晶性化合物として
選択することが最も好ましい。
【0013】本発明による医薬組成物は、一般に錠剤又
はカプセル等の投与単位の形態をとるが、他の固体又は
乾燥医薬製剤も含まれる。このような投与単位の製造方
法は公知である。例えば標準英文教科書Gennaro
ら,Remington’sPharmaceutic
al Sciences(第18版,Mack Pub
lishing Company,1990、特にPa
rt 8:Pharmaceutical Prepa
rations and Their Manufac
ture参照)には、錠剤、カプセル及び丸剤の製造方
法と夫々の成分が記載されている。Org30659の
1日投与量は一般に数μg(できるだけ少量であるが、一
般には少なくとも7.5μgが好ましい)〜240μg
である。結晶性Org30659の徐放(持続性)製剤
にもA形態を選択するのが好ましい。
【0014】本発明により選択される結晶形態のOrg
30659は、WO96/09056の開示又は当該技
術分野で利用可能な他の任意の適切な乾式もしくは湿式
加工方法により加工することができる。
【0015】本発明の医薬組成物において、Org30
659は単独医薬活性成分として存在していてもよい
し、他の医薬活性化合物例えばエチニルエストラジオー
ル、エストラジオール又はそのエステル等のエストロゲ
ン化合物と組み合わせてもよい。Org30659自体
は単一の純粋な結晶形態で使用すること、即ち他の結晶
形態が存在しないことが好ましい。多形性を示す化合物
から医薬組成物を製造する技術では、90%以上の単結
晶形態の存在が許容可能な結晶純度であるとみなされ
る。このような純粋結晶形態はEP210678では得
られないことに留意すべきである。
【0016】本発明の医薬組成物は更に賦形剤、添加
剤、アジュバント及び他の慣用助剤を加えてもよい。
【0017】本発明は更に、経口避妊薬の製造及びHR
T用医薬の製造のための、上記結晶形態をもつ結晶性O
rg30659の使用にも関する。このような医薬物質
の製造に本発明による形態を使用する利点は、特に化合
物の物理的状態の整合性にある。物理的安定性が良好な
ほど、化合物がある結晶形態から別の結晶形態に変換す
る可能性は低い。本発明による結晶形態を使用する結果
として結晶変換を避けることにより、活性化合物の生体
利用性に及ぼすこのような変換の悪影響も避けられる。
この点で、本発明によるA形態は好ましい。
【0018】以下、方法、実施例及び図面により本発明
を更に詳細に説明するが、以下の説明は発明を限定する
ものではない。
【0019】方法 示差走査熱量分析(DSC) DSC曲線はSeiko DSC−120計器を使用し
て記録した。容積5μlをもつ密閉アルミニウム皿と5
0ml/minの窒素流を併用した。加熱速度は5.0
℃/minとした。
【0020】NMRスペクトル分析 スペクトル周波数100.6MHz、回転速度約10K
Hz、データ取り込み時間65ms及び4μsの90°
パルスでBruker MSL−400スペクトロメー
ターを使用するか、又は100.6MHz、5.0μs
の90°パルス、データ取り込み時間102ms及び回
転速度8KHzでBruker DRX−400を使用
することにより、固体状態13C NMRを記録した。
【0021】X線粉末回折(XRPD) XRPDパターンは、Cu−Kα線でPhilips
PW1050反射回折計を使用し、発電機設定40k
V、40mA、スプリット0.5°、0.2mm、0.
5°で記録した。(A)の場合には測定範囲2θ=2〜
50°、ステップサイズ0.05°、時間/ステップ1
0sとし、(B)の場合には、Philips PW1
050透過回折計を使用し、測定範囲2θ=4〜50
°、ステップサイズ0.05°、時間/ステップ60s
とした。
【0022】
【実施例】実施例1 還流温度でOrg30659(100g)を酢酸エチル
300mlに溶かす。この温度でヘプタン300mlを
15分間加える。溶液を70℃まで冷却し、この温度で
混合物に結晶A形態0.2gの種結晶を導入し、結晶化
を開始する。温度を再び還流温度まで上げ、ヘプタン1
200mlを30分加える。還流温度で2時間撹拌を続
ける。その後、懸濁液を室温まで放冷させた後、−15
℃で2時間撹拌する。結晶を濾取し、冷ヘプタンで洗浄
し、50℃で減圧乾燥する。図1、4及び6に示す種々
のスペクトルをもつ結晶(A)形態のOrg30659
(91.4g)が得られる。
【0023】実施例2 還流温度でOrg30659(100g)を酢酸エチル
300mlに溶かす。この温溶液をヘプタン1500m
lと結晶B形態0.2gの懸濁液に室温で45分間かけ
て加える。懸濁液を室温で更に1時間、−15℃で2時
間撹拌する。結晶を濾取し、冷ヘプタンで洗浄し、50
℃で減圧乾燥する。図2、5及び7に示す種々のスペク
トルをもつ結晶(B)形態のOrg30659(88.
7g)が得られる。
【0024】実施例3 還流温度でOrg30659(100g)をトルエン4
50mlに溶かす。次いで、溶液を室温まで放冷させ、
−15℃で一晩保存する。得られたトルエン溶媒和物結
晶を濾過し、減圧乾燥する。次に124gの全収量を減
圧下に60〜65℃に加熱し、固体状態13C−NMR分
析によりX形態と決定されるOrg30659(95
g)を形成する。その後、X形態のOrg30659
(10g)を減圧下に90分間140℃に加熱する。融
点158.7℃とエンタルピー71.9mJ/mgをも
つ本発明による結晶C形態のOrg30659(10
g)が得られる。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の結晶(A)形態のOrg30659の
DSC曲線であり、横軸に温度℃(加熱)、縦軸に熱量
(μW又はmW)を示す。164.0℃の融点にピーク
を示すことから、エンタルピーΔHは84.3mJ/m
gであると決定される。
【図2】本発明の結晶(B)形態のOrg30659の
図1と同様のDSC曲線であり、166.7℃の融点に
ピークを示すことから、エンタルピーΔHは70.4m
J/mgであると決定される。
【図3】本発明の結晶形態(C)のOrg30659の
図1と同様のDSC曲線であり、158.7℃の融点に
ピークを示すことから、エンタルピーΔHは71.9m
J/mgであると決定される。
【図4】本発明の結晶(A)形態のOrg30659の
固体状態13C NMRスペクトルであり、横軸は従来通
りに標準(38.56ppm)としてのアダマンタンに
対する化学シフト(ppm)を示し、縦軸にピーク強度
を示す。なお、測定可能な最大化学シフト(ppm)を
表1に示す。表1はEP210678で製造されたOr
g30659の場合に同定された2種の結晶形態に帰属
される化学シフトも示す。
【図5】本発明の結晶(B)形態のOrg30659の
図4と同様の固体状態13C NMRスペクトルである。
【図6】本発明の結晶(A)形態のOrg30659の
XRPDスペクトルであり、横軸は従来通りに反射を示
し、縦軸にピーク強度を示す。測定可能な最重要の反射
を表2に示す。表2はEP210678で製造されたO
rg30659の場合に同定された2種の結晶形態に帰
属される反射も示す。
【図7】本発明の結晶(B)形態のOrg30659の
図6と同様のXRPDスペクトルである。反射について
は表2を参照されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マリア・ヤコバ・アドリアーナ・フアン・ デル・シヤンス オランダ国、5161・エー・ゼツト・スプラ ング−カペル、フエルメールストラート・ 9 (72)発明者 コルネリス・ヨハネス・ボーイ オランダ国、5345・ベー・セー・オツス、 レペルストラート・12 (72)発明者 フランシスカス・テオドラス・レオナルド ス オランダ国、5368・アー・ゼツト・ハレ ン、エト・ホーフケ・11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 明細書に記載のDSC法により測定した
    場合に少なくとも70mJ/mgのエンタルピーΔHを
    もつことを特徴とする結晶性(17α)−17−ヒドロ
    キシ−11−メチレン−19−ノルプレグナ−4,15
    −ジエン−20−イン−3−オン(Org3065
    9)。
  2. 【請求項2】 少なくとも160℃の融点をもつことを
    特徴とする請求項1に記載のOrg30659。
  3. 【請求項3】 結晶形態が図4の固体状態13C NMR
    スペクトルにより表されることを特徴とする結晶形態の
    Org30659。
  4. 【請求項4】 結晶形態が図6のX線粉末回折パターン
    により表されることを特徴とする結晶形態のOrg30
    659。
  5. 【請求項5】 医薬的に許容可能なキャリヤーと少なく
    とも1種の医薬活性成分を含む固体医薬組成物であっ
    て、医薬活性成分が結晶形態の化合物Org30659
    であり、結晶形態が明細書に記載のDSC法により測定
    した場合に少なくとも160℃の融点をもつ前記化合物
    の結晶形態から構成される群から選択されることを特徴
    とする前記固体医薬組成物。
  6. 【請求項6】 医薬的に許容可能なキャリヤーと少なく
    とも1種の医薬活性成分を含む固体医薬組成物であっ
    て、医薬活性成分が結晶形態の化合物Org30659
    であり、結晶形態が明細書に記載のDSC法により測定
    した場合に80mJ/mgを上回るエンタルピーをもつ
    前記化合物の結晶形態から構成される群から選択される
    ことを特徴とする前記固体医薬組成物。
  7. 【請求項7】 活性成分が請求項3に記載の化合物であ
    ることを特徴とする請求項6に記載の固体医薬組成物。
  8. 【請求項8】 活性成分が請求項4に記載の化合物であ
    ることを特徴とする請求項6に記載の固体医薬組成物。
  9. 【請求項9】 Org30659の持続徐放製剤である
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載
    の固体医薬組成物。
  10. 【請求項10】 Org30659と医薬的に許容可能
    なキャリヤーを含む固体医薬組成物であって、Org3
    0659が一種類の単結晶形態で組成物中に存在するこ
    とを特徴とする前記固体医薬組成物。
  11. 【請求項11】 Org30659を合成する段階と、
    溶媒から結晶させる段階を含む結晶性Org30659
    の製造方法であって、溶媒が酢酸エチルとn−ヘプタン
    の混合物であることを特徴とする前記方法。
  12. 【請求項12】 経口避妊薬の製造のための、請求項1
    から4のいずれか一項に記載の結晶形態をもつ結晶性O
    rg30659の使用。
  13. 【請求項13】 HRT(ホルモン代替治療)用医薬の
    製造のための、請求項1から4のいずれか一項に記載の
    結晶形態をもつ結晶性Org30659の使用。
JP10223974A 1997-08-11 1998-08-07 結晶性黄体ホルモン物質 Pending JPH11116595A (ja)

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EP97202472 1997-08-11

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