JPH11116194A - フォークリフトトラックのマスト装置 - Google Patents

フォークリフトトラックのマスト装置

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JPH11116194A
JPH11116194A JP28097597A JP28097597A JPH11116194A JP H11116194 A JPH11116194 A JP H11116194A JP 28097597 A JP28097597 A JP 28097597A JP 28097597 A JP28097597 A JP 28097597A JP H11116194 A JPH11116194 A JP H11116194A
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JP
Japan
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mast
lift
lift cylinder
chain
hydraulic hose
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Application number
JP28097597A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Kato
美一 加藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリーリフトストロークの拡大化を図り、同
時にミドルマスト上端に設けられるチェーンホイールや
油圧ホース用のホイールを他の構造物等との衝突等から
保護する。 【解決手段】 インナマスト4の高さをミドルマスト3
よりも所定量aだけ高く設定する。インナマスト4とミ
ドルマスト4との高さの差a内におさまるように、その
ミドルマスト3上端にチェーンホイール26と油圧ホー
ス用のホイール27とを設ける。チェーンホイール26
にはインナマスト吊り上げ用のチェーン28を巻き掛
け、油圧ホース用のホイール2にはリフトシリンダ2の
上端部とフリーリフトシリンダ18とを接続する油圧ホ
ース29を巻き掛ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォークリフトトラ
ックのマスト装置に関し、さらに詳しくは、フルフリー
マストとして形成された三段マストの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】フルフリーマストとして構成された三段
マストにおいては、周知のように、インナマストに支持
されたリフトブラケットを同じくインナマストに設けら
れたフリーリフトシリンダにて昇降動作させる一方、リ
フトブラケットがインナマストに対して最高位置まで上
昇した以降は、アウタマスト側のリフトシリンダにてミ
ドルマストを上昇させるとともに、ミドルマストの上昇
変位に応じチェーンを介してインナマストをミドルマス
トの倍の速度およびストロークで上昇させることを基本
としている(例えば、実開昭59−123096号公報
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のマス
ト装置では、リフトブラケットを最低位置に保持したと
きにアウタマスト、ミドルマストおよびインナマストの
高さがそれぞれ同一となるように各マスト高さを揃える
ことが行われるが、インナマストに対してリフトブラケ
ットを単独で昇降動作させることができるフリーリフト
ストロークまでもが上記のマスト高さによって制限され
てしまい、フリーリフトストロークの拡大化の上でなお
も改善の余地を残している。
【0004】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、フルフリーマストとして構成される三段マ
ストの基本機能を損なうことなく、フリーリフトストロ
ークの拡大化を図ったマスト装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、フルフリーマストとして形成された三段マストであ
って、リフトブラケットを最低位置に保持した状態にお
けるインナマストのマスト高さをミドルマストおよびア
ウタマストよりも高く設定し、ミドルマストの上端部に
設けられてインナマスト吊り上げ用のチェーンが巻き掛
けられるチェーンホイールを、前記インナマストとミド
ルマストとの高さの差内におさまるように配置したこと
を特徴としている。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ミドルマストの上端部に設けられて油
圧ホースが巻き掛けられる油圧ホース用ホイールを、前
記チェーンホイールとともにインナマストとミドルマス
トとの高さの差内におさまるように配置したことを特徴
としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明におけるリフトシリンダおよびフリーリ
フトシリンダのそれぞれが左右で独立したものとして形
成されていることを特徴としている。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、左右のアウタマストとそれに対応する
リフトシリンダのシリンダチューブとが予め一体のもの
として形成されているとともに、そのリフトシリンダが
ラム形シリンダとして形成されていて、前記油圧ホース
用ホイールに巻き掛けられる油圧ホースは、リフトシリ
ンダの上端部とフリーリフトシリンダとを接続するもの
であることを特徴としている。
【0009】したがって、請求項1に記載の発明では、
インナマストの高さ(長さ)がミドルマストおよびアウ
タマストよりも所定量だけ高いため、リフトブラケット
をインナマストに対して単独で昇降動作させることがで
きるフリーリフトストロークはインナマストそのものの
長さによって決定され、アウタマストおよびミドルマス
トの長さによって制限されることはない。
【0010】そして、上記のインナマストとミドルマス
トとの高さの差内におさまるようにインナマスト駆動用
のチェーンのチェーンホイールが配置されるため、これ
はミドルマストの上方にチェーンホイールが突出しては
いてもそれはインナマストの高さを越えるものではない
ことを意味する。その結果として、例えばフォークリフ
トトラックの走行時等において、そのインナマストの高
さをもって、他の構造物等との衝突からチェーンホイー
ルを保護することが可能となる。
【0011】請求項2に記載の発明では、上記と同様の
理由からチェーンホイールのみならず油圧ホース用のホ
イールまでも保護することが可能となる。
【0012】請求項3に記載の発明では、特にフリーリ
フトシリンダが左右で独立していることによって、マス
ト装置の中央部で視界を妨げるものがなくなり、フリー
リフトストロークの拡大化とともにオペレータの前方視
界の広視界化を併せて実現できるようになる。
【0013】請求項4に記載の発明では、左右のアウタ
マストとリフトシリンダとが実質的に一体に形成されて
いるために、そのリフトシリンダを含むアウタマストの
車幅方向寸法ひいては左右のマストの車幅方向寸法が縮
小化される。また、リフトシリンダそのものをラム形シ
リンダとして、フリーリフトシリンダに接続される油圧
ホースの他端をリフトシリンダの上端部に接続してその
ラム形シリンダタイプのリフトシリンダの油圧室と連通
させることにより、フリーリフトシリンダへの配管を簡
素化できる。
【0014】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、フルフ
リーマストとして形成された三段マストについて、イン
ナマストのマスト高さをミドルマストおよびアウタマス
トよりも高く設定して、ミドルマストの上端部に設けら
れるインナマスト吊り上げ用のチェーンホイールを、イ
ンナマストとミドルマストとの高さの差内におさまるよ
うに配置したため、リフトブラケットをインナマストに
対して単独で昇降動作させることができるフリーリフト
ストロークはインナマストそのものの長さによって決定
されて、アウタマストおよびミドルマストの長さによっ
て制限されることがなく、フリーリフトストロークをよ
り大きく確保できることはもちろんのこと、ミドルマス
トの上方にチェーンホイールが突出してはいてもそれは
インナマストの高さを越えるものではないことから、特
にフォークリフトトラックの走行時等において、そのイ
ンナマストの高さをもって、他の構造物等との衝突から
チェーンホイールを保護することができる効果がある。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、ミドルマ
ストの上端部に設けられる油圧ホース用のホイールを、
前記チェーンホイールとともにインナマストとミドルマ
ストとの高さの差内におさまるように配置したため、請
求項1に記載の発明と同様の効果に加えて、フォークリ
フトトラックの走行時等において、そのインナマストの
高さをもって、他の構造物等との衝突から油圧ホース用
のホイールをも保護することができる効果がある。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、リフトシ
リンダおよびフリーリフトシリンダのそれぞれが左右で
独立したものとして形成されていることから、請求項1
または2に記載の発明と同様の効果のほかに、特にマス
ト装置の中央部で視界の妨げとなるものがなくなって、
フリーリフトストロークの拡大化とともにオペレータの
前方視界の広視界化を併せて実現でき、荷役作業の作業
性を大幅に改善できる効果がある。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、左右のア
ウタマストとそれに対応するリフトシリンダのシリンダ
チューブとが予め一体のものとして形成されているとと
もに、そのリフトシリンダがラム形シリンダとして形成
されていて、前記ホース用ホイールに巻き掛けられる油
圧ホースは、リフトシリンダの上端部とフリーリフトシ
リンダとを接続するものであることことから、請求項3
に記載の発明と同様の効果のほかに、リフトシリンダを
含む左右のマストの車幅方向寸法の縮小化が可能となっ
て、より一層の広視界化を実現でき、また、フリーリフ
トシリンダに付帯する配管系がシンプルなものとなって
その視界がすっきりする効果がある。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜4は本発明の好ましい実施
の形態を示す図であって、左右のアウタマスト1とそれ
に対応する左右のリフトシリンダ2とが実質的に一体化
されていて、しかもそのリフトシリンダ2がラム形シリ
ンダタイプである場合の例を示している。なお、図2は
図1の平面図に相当する図であるが、錯綜化を避けるた
めに主要な構成部品のみ図示してある。
【0019】図1〜4に示すように、リフトシリンダ1
と一体の左右のアウタマスト2の内側にミドルマスト3
が昇降可能に配設されていて、さらにそのミドルマスト
3の内側にインナマスト4が昇降可能に配設されてい
る。左右のアウタマスト2,2同士はアッパビーム5、
クロスビーム6およびマストサポート7を介して相互に
連結されているとともに、左右のミドルマスト3,3同
士は同じくアッパビーム9および図示外のロアビームを
介して相互に連結されている。
【0020】他方、左右のインナマスト4,4同士はマ
ストヘッド10とロアビーム11とを介して相互に連結
されている。各インナマスト4の内側にはリフトブラケ
ット12が昇降可能に配設されているとともに、このリ
フトブラケット12にフィンガバー(キャリッジ)13
が固定されており、このフィンガバー13に図示外のフ
ォークが装着される。そして、図1に示すように、リフ
トシリンダ2のロッド(ラムあるいはプランジャ)14
の先端がミドルマスト3に連結されている。
【0021】各マストの高さとしては、図1および図
3,4に示すように、アウタマスト1よりもミドルマス
ト3の方が所定量だけ高く設定されているとともに、ミ
ドルマスト3よりもインナマスト4の方が所定量aだけ
高く設定されており、後述するようにミドルマスト3と
インナマスト4との高さの差a内におさまるようにイン
ナマスト用リフトチェーン28のチェーンホイール26
と油圧ホース29用のホイール27とが配置されてい
る。
【0022】左右のアウタマスト1は、図2に示すよう
に、ウェブ1aとその前後のフランジ部1bとにより断
面略コ字状のものとして形成されていて、そのウェブ1
aの中間部にリフトシリンダ2の主要な要素である円環
状のシリンダチューブ15が予め一体に形成されてい
る。一方、左右のアウタマスト1の内側に配設されるミ
ドルマスト3はアウタマスト1と同様に断面略コ字状の
ものとして形成されているものの、ウェブ3aの背面側
には前後一対のリブ3bが突出形成されていて、このリ
ブ3bが断面L字状のライナ16を介してアウタマスト
1側のフランジ部1bの内側に入り込むことで、アウタ
マスト1に対しミドルマスト3が昇降可能に案内されて
いる。このスライド案内構造はミドルマスト3とインナ
マスト4との関係についても同様であって、17がライ
ナである。
【0023】以上の構造により、アウタマスト1、ミド
ルマスト3およびインナマスト4の各マストは、前後方
向で相互にオフセットすることなくアウタマスト1の前
後方向寸法内で完全に重合しているほか、アウタマスト
1、ミドルマスト3およびインナマスト4相互間はもち
ろんのこと、アウタマスト1およびこれと一体のリフト
シリンダ2のシリンダチューブ15とが車幅方向で相互
にオーバーラップしているとともに、シリンダチューブ
15とミドルマスト3もまたその寸法が車幅方向で相互
にオーバーラップしており、結果的にアウタマスト1、
ミドルマスト3、インナマスト4およびリフトシリンダ
12とによって形成される左右の各マストの車幅方向で
の幅寸法の縮小化が図られている。
【0024】左右のインナマスト4,4同士を連結して
いるロアビーム11には各インナマスト4の後方側に位
置するようにしてラム形シリンダタイプもしくは単動ピ
ストン形の左右のフリーリフトシリンダ18が立設され
ており、これらの各フリーリフトシリンダ18のロッド
の先端にはチェーンホイール19が装着されている。各
チェーンホイール19にはリフトチェーン20が巻き掛
けられていて、各リフトチェーン20の一端はチェーン
アンカボルトを介してフリーリフトシリンダ18のシリ
ンダチューブ側のチェーンアンカブラケット21に連結
されているとともに、他端はリフトブラケット12側の
チェーンアンカブラケット22に連結されている。
【0025】したがって、図1の状態からフリーリフト
シリンダ18が伸長動作すると、インナマスト4に沿っ
てリフトブラケット12が単独で上昇し(フリーリフト
機能)、さらに、後述するようにリフトシリンダ2が伸
長動作すれば、ミドルマスト3およびインナマスト4の
上昇動作に伴ってリフトブラケット12も一体的に上昇
することになる。なお、図1中の23はチルトブラケッ
ト、24はマストサポートブラケットである。
【0026】左右のミドルマスト3,3同士を連結して
いるアッパビーム9には左右一対のチェーンホイールブ
ラケット25が固定されている。これらのチェーンホイ
ールブラケット25にはチェーンホイール26および油
圧ホース用のホイール27が個別に並設されていて、各
チェーンホイール26にはインナマスト用リフトチェー
ン28が、各油圧ホース用ホイール27には油圧ホース
29がそれぞれ巻き掛けられている。これらのチェーン
ホイール26および油圧ホース用ホイール27は、チェ
ーンホイールブラケット25とともに、ミドルマスト3
とインナマスト4との高さの差a内におさまるように配
置されており、同時に図2〜4から明らかなように、ア
ウタマスト1、ミドルマスト3およインナマスト4とか
らなる左右のマストに対して前後方向および車幅方向の
双方で寸法的にオーバーラップしている。
【0027】そして、インナマスト用リフトチェーン2
8の一端はチェーンアンカボルト30を介してアウタマ
スト1側のアッパビーム5に連結されているとともに、
インナマスト用リフトチェーン28の他端はミドルマス
ト3とインナマスト4との間に隔成形成される空間部3
1(図2参照)を通った上で同じくチェーンアンカボル
ト32を介してインナマスト4の下端部に連結されてい
る。同様に、油圧ホース29の一端はニップル33を介
してリフトシリンダ2の上端部に連結されてそのシリン
ダ2の内部空間と連通しているとともに、油圧ホース2
9の他端はミドルマスト3とインナマスト4との間に隔
成形成される空間部31を通った上でインナマスト用リ
フトチェーン28の他端と同様にインナマスト4の下端
部に連結されている。
【0028】より詳しくは、図1のほか図5,6に示す
ように、インナマスト4の下端部にはチェーンアンカブ
ラケット34が溶接固定されていて、このチェーンアン
カブラケット34にはインナマスト用リフトチェーン2
8のインナマスト4側の端部がチェーンアンカボル35
トとナット36とを介して連結されている。また、チェ
ーンアンカブラケット34には油孔37が形成されてい
て、この油孔37の上部側には上記リフトシリンダ2に
接続された油圧ホース29のインナマスト4側の端部が
ニップル38を介して接続される一方、油孔37の下端
部側にはフリーリフトシリンダ18に油圧を供給するた
めの油圧ホース39の端部が同じくニップル40を介し
て接続される。
【0029】以上の構造のために、インナマスト用リフ
トチェーン28および油圧ホース29のうちチェーンホ
イール26からチェーンアンカブラケット34までの部
分が上記空間部31を通ることによって実質的に外部に
露出しないようになっているとともに、リフトシリンダ
2とフリーリフトシリンダ18とは図7に示すように上
記油圧ホース29と油孔37および油圧ホース39とを
介して常時直列に接続されている。
【0030】したがって、本実施の形態によれば、コン
トロールバルブ41を介してリフトシリンダ2に油圧を
供給すると、そのリフトシリンダ2内の作動油がフリー
リフトシリンダ18に流入して最初に受圧面積の大きい
フリーリフトシリンダ18が伸長動作し、フルフリーマ
ストの基本機能として、リフトブラケット12がインナ
マスト4の上端に達するまではリフトブラケット12が
単独で上昇する。そして、リフトブラケット12がイン
ナマスト4の上端に達すると、すなわちフリーリフトシ
リンダ18が最大伸長状態となると、この時点から初め
てリフトシリンダ2が伸長動作し始め、ミドルマスト3
の上昇動作に伴ってインナマスト4がリフトブラケット
12ごとチェーンホイール26およびインナマスト用リ
フトチェーン28を介して吊り上げられる。すなわち、
ミドルマスト3の上昇動作に伴ってインナマスト4がミ
ドルマスト3の倍の速度およびストロークで上昇動作す
ることになる。
【0031】そして、上記のようにインナマスト用リフ
トチェーン28および油圧ホース29のうちチェーンホ
イール26からチェーンアンカブラケット34までの部
分がミドルマスト3とインナマスト4との間の空間部3
1に収容されて隠されているために、左右のマストの後
面側がすっきりとしたものとなると同時に、その部分が
オペレータの視界の妨げとなることがなく、左右の各マ
ストの幅寸法の縮小化との相乗効果によりオペレータの
広視界化を実現できることになる。
【0032】その上、インナマスト4のマスト高さをミ
ドルマスト3よりも所定量aだけ高く設定して、ミドル
マスト3の上端部に設けられるインナマスト用リフトチ
ェーン28のチェーンホイール26を、上記の所定量寸
法a内におさまるように配置してあるため、リフトブラ
ケット12をインナマスト4に対して単独で昇降動作さ
せることができるフリーリフトストロークは所定量寸法
aだけ長いインナマスト4そのものの長さによって決定
されて、アウタマスト1およびミドルマスト3の長さに
よっては直接的には制限されない。これによって、フリ
ーリフトストロークをより大きく確保できることはもち
ろんのこと、ミドルマスト3の上方にチェーンホイール
26が突出してはいてもそれはインナマスト4の高さを
越えるものではないことから、特にフォークリフトトラ
ックの走行時等において、そのインナマスト4の高さを
もって、他の構造物等との衝突からチェーンホイール2
6を十二分に保護することができることになる。
【0033】図8は本発明の第2の実施の形態を示す図
で、図2と比較すると明らかなように、リフトチェーン
20用のチェーンホイール19、インナマスト用リフト
チェーン28のチェーンホイール26および油圧ホース
28用のホイール27をそれぞれ所定角度だけ傾けたも
のである。本実施の形態においても第1の実施の形態の
同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すマスト装置の
斜視図。
【図2】図2の要部平面説明図。
【図3】図2のA方向矢視図。
【図4】図2のB方向矢視図。
【図5】図2のC部拡大図。
【図6】図5のさらなる拡大説明図。
【図7】図2のマスト装置における油圧系統の概略説明
図。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す要部平面説明
図。
【符号の説明】
1…アウタマスト 2…リフトシリンダ 3…ミドルマスト 4…インナマスト 15…シリンダチューブ 18…フリーリフトシリンダ 26…チェーンホイール 27…油圧ホース用ホイール 28…インナマスト用リフトチェーン 29…油圧ホース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルフリーマストとして形成された三段
    マストであって、 リフトブラケットを最低位置に保持した状態におけるイ
    ンナマストのマスト高さをミドルマストおよびアウタマ
    ストよりも高く設定し、 ミドルマストの上端部に設けられてインナマスト吊り上
    げ用のチェーンが巻き掛けられるチェーンホイールを、
    前記インナマストとミドルマストとの高さの差内におさ
    まるように配置したことを特徴とするフォークリフトト
    ラックのマスト装置。
  2. 【請求項2】 ミドルマストの上端部に設けられて油圧
    ホースが巻き掛けられる油圧ホース用ホイールを、前記
    チェーンホイールとともにインナマストとミドルマスト
    との高さの差内におさまるように配置したことを特徴と
    する請求項1記載のフォークリフトトラックのマスト装
    置。
  3. 【請求項3】 リフトシリンダおよびフリーリフトシリ
    ンダのそれぞれが左右で独立したものとして形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載のフォーク
    リフトトラックのマスト装置。
  4. 【請求項4】 左右のアウタマストとそれに対応するリ
    フトシリンダのシリンダチューブとが予め一体のものと
    して形成されているとともに、そのリフトシリンダがラ
    ム形シリンダとして形成されていて、前記油圧ホース用
    ホイールに巻き掛けられる油圧ホースは、リフトシリン
    ダの上端部とフリーリフトシリンダとを接続するもので
    あることを特徴とする請求項3記載のフォークリフトト
    ラックのマスト装置。
JP28097597A 1997-10-14 1997-10-15 フォークリフトトラックのマスト装置 Pending JPH11116194A (ja)

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US09/170,062 US6505710B1 (en) 1997-10-14 1998-10-13 Mast apparatus for fork lift trucks
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104129738A (zh) * 2014-07-30 2014-11-05 安徽合力股份有限公司 叉车三级全自由门架总成

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CN104129738A (zh) * 2014-07-30 2014-11-05 安徽合力股份有限公司 叉车三级全自由门架总成

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