JPH11116059A - 荷役装置のコンテナ載置状態検出方法 - Google Patents

荷役装置のコンテナ載置状態検出方法

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JPH11116059A
JPH11116059A JP28518297A JP28518297A JPH11116059A JP H11116059 A JPH11116059 A JP H11116059A JP 28518297 A JP28518297 A JP 28518297A JP 28518297 A JP28518297 A JP 28518297A JP H11116059 A JPH11116059 A JP H11116059A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラック荷台上のコンテナ群の位置を検知す
ることにより荷役装置を正確に制御する。 【解決手段】 本発明の荷役装置のコンテナ載置状態検
出方法は、トラック2が予めX−Y平面座標データを持
つ入庫ポート1aに入庫した際に、該X−Y平面座標に
基づいてカメラ10を、コンテナ群全体上面の少なくと
も対角の2隅に粗動し、カメラ10で撮像した画像から
4個のコンテナ3の角で囲まれる空間部分を検出した
後、この検出結果に基づいて該空間部分の中心座標を各
々求め、次に、予めカメラ10の光軸と、荷役装置4の
昇降移動軸との平行度の計測結果に基づいて検出結果を
補正し、4個のコンテナ3の角で囲まれる空間部分の中
心座標とX−Y平面座標とを比較してトラック2の荷台
上のコンテナ群全体の位置を検知するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば青果場にお
いて、トラック荷台に積載された青果物の入ったコンテ
ナを荷降す際に、コンテナ群の位置を検知することによ
って正確に荷役装置を制御することができる荷役装置の
コンテナ載置状態検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、コンテナをトラックから荷降し
する荷役作業を手作業で行っている。また、人手による
荷降し作業効率の向上を図るために、荷役装置を用いて
行うことも検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンテナを複数積層し
たトラックの荷台は、コンテナを荷降しする度にトラッ
ク荷台及びコンテナ最上層が上昇したり傾きが変化す
る。しかもその変化量は車種あるいは個別のトラック毎
に異なっている。このような状況にあって荷役装置を用
いてコンテナの荷役作業を行う場合、荷役装置の走行、
横行、及び昇降移動するクランプ機構をトラック荷台上
のコンテナ群に対して正確に位置決めしないと、コンテ
ナを掴み損ねたり、無関係な箇所でコンテナを落下させ
たりするといった誤動作が生じる可能性がある。
【0004】しかしながら、上記したようにコンテナ群
の状態を検知する際に、実際に移動する荷役装置のクラ
ンプ機構における昇降軸とカメラ光軸との平行度に誤差
があると、上記検知結果が精度よく反映されないといっ
た問題がある。
【0005】本発明は、上記した問題を解決するために
なされたものであり、トラック荷台上のコンテナ群の状
態を検知する際に、予め荷役装置の昇降軸とカメラ光軸
との平行度の誤差を計測することにより、検出したコン
テナ群の位置データの誤差を低減させることができ、正
確に荷役装置を制御することができる荷役装置のコンテ
ナ載置状態検出方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、X−Y平面座標に基づいてトラック荷台
のコンテナ群全体上面における少なくとも対角の2隅に
カメラを粗動して、これらの位置で撮像した画像データ
から4個のコンテナの角で囲まれる空間部分を検出した
後、この検出結果に基づいて該空間部分の中心座標をX
−Y平面座標を参照して求め、次に予め荷役装置におけ
るクランプ機構の昇降軸とカメラ光軸との平行度の誤差
を計測し、この計測結果に基づいて上記した4個のコン
テナの角で囲まれる空間部分の中心座標を補正し、その
後にコンテナ群全体の位置を検知する。こうすること
で、コンテナ群の位置情報に含まれる誤差を低減させる
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の荷役装置のコンテナ載置
状態検出方法は、トラックが入出庫する場所を予めX−
Y平面座標データとして有し、X−Y平面座標内にトラ
ックが入庫した際に、該X−Y平面座標に基づいて、走
行及び横行移動する荷役機構に設けたカメラを、トラッ
ク荷台上のコンテナ群全体上面の少なくとも対角の2隅
に粗動し、これら対角の2隅の各々においてカメラで撮
像した画像から4個のコンテナの角で囲まれる空間部分
を検出した後、この検出結果に基づいて該空間部分の中
心座標を各々求め、次に、予めカメラの光軸と、荷役装
置の昇降移動軸との平行度の計測結果に基づいて検出結
果を補正し、4個のコンテナの角で囲まれる空間部分の
中心座標とX−Y平面座標とを比較してトラック荷台上
のコンテナ群全体の位置を検知するようにしたものであ
る。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は、自動荷役設備の概略構成を示
す。図2は、自動荷役設備における荷役装置周辺を示
す。図3は、自動荷役設備におけるクランプ機構の要部
を拡大して示す。図4は、自動荷役設備におけるクラン
プ機構の要部を平面視した状態を示す。図5は、本発明
の荷役装置のコンテナ載置状態検出方法の原理について
示す。図6は、荷役装置のコンテナ載置状態検出手順方
法におけるコンテナの角部の検出パターン形状を示す。
図7は、荷役装置のコンテナ載置状態検出方法における
4個のコンテナで囲まれた空間部分の中心位置を検出す
る原理について示す。
【0009】図示する自動荷役装置1は、例えば空気圧
タイヤを装着した軽四輪車のトラック2の荷台からコン
テナ3を荷積み又は荷降し作業し、トラック2から荷降
ししたコンテナ3を載置するパレット1Aを載せるロー
ラテーブル1B、このローラテーブル1Bから所定場所
へとコンテナ3を搬送するコンベア1Cなどを備え、そ
の他以下の構成となっている。
【0010】4は、荷役作業位置全体の上方に柱4aで
支持された2本の走行ビーム5に移動可能に設けた荷役
装置であり、この荷役装置4は、走行ビーム5,5に案
内されてトラック2の進行方向に移動する走行台車7
と、トラック2の進行方向に移動可能な走行台車7上に
設けた横行台車8と、横行台車8から昇降するクランプ
機構9とを有している。これら走行台車7、横行台車
8、クランプ機構9の駆動に際しては、不図示の制御装
置からの出力に応じて各々の駆動部が制御され、各々移
動、昇降、掴み又は離し動作を行うように構成されてい
る。
【0011】また、クランプ機構9は、例えばトラック
2の荷台上のコンテナ3を縦方向に2個、横方向に2個
の計4個を一括してクランプした後吊り上げて搬送し、
パレット1A上に荷降ろししたり、パレット1Aから一
括して4個のコンテナ3をトラック2の荷台へと荷積み
したりするために、以下のように構成されている。
【0012】11は、横行台車8に配置された昇降機
構、例えばウインチであり、このウインチ11により巻
取りまたは送出しされるワイヤーロープ11aを介して
昇降ベース12が吊り下げ状に保持されている。そし
て、この昇降ベース12の昇降を案内する機構として、
本発明ではパンタグラフ機構13を採用している。な
お、本実施例構成では、パンタグラフ機構13のスライ
ド部にリニアガイド13aを採用したものを示してい
る。
【0013】14は、昇降ベース12の下方に水平回転
機構を介して設置された回転ベースである。回転ベース
14の水平回転機構としては、本実施例構成では、昇降
ベース12に回転が自在なように枢軸15を貫通状に枢
支し、この枢軸15を例えばパワーシリンダ16によっ
て回転させるものを示している。そして、枢軸15の下
端部に回転ベース14を取り付けることによって、回転
ベース14は枢軸15と一体的に水平回転するようにな
っている。
【0014】17は、回転ベース14に垂下状に設置し
た例えば2基で対をなすエアーシリンダであり、本実施
例構成では、この対をなすエアーシリンダ17を4対設
置したものを示している。そして、これら対をなすエア
ーシリンダ17のロッド端には例えばワイヤーロープ1
8を介して、それぞれクランプ部19が吊り下げ状に設
置されている。
【0015】クランプ部19は、ハンドベース19a上
に、2基で対をなす位置決め用エアーシリンダ19bと
クランプ用エアーシリンダ19cとをそれぞれ所定配置
した構成であり、このうち位置決め用エアーシリンダ1
9bは、図4に示すように、平面視コンテナ3の対角線
上に配置され、コンテナ3の対向する角部を、そのロッ
ド端に取り付けた押出金具19dで内側から張出状に押
すために用いられる。また、クランプ用エアーシリンダ
19cは、平面視コンテナ3の長手方向中心線上に配置
され、コンテナ3に設けられた両把手部3aにクランプ
爪19eをそれぞれの内側から係合させるために用いら
れる。
【0016】さらに、クランプ部19には、ハンドベー
ス19aの縁部がコンテナ3に接触するとウインチ11
を停止して昇降ベース12の下降を停止させるリミット
スイッチS1と、クランプ爪19eのアーム基端部が接
触するとウインチ11を駆動して昇降ベース12を上昇
させるリミットスイッチS2とが設けられている。
【0017】なお、20は、昇降ベース12に垂下状に
設置したシリンダーであり、回転ベース14の上面にお
ける該シリンダー20のロッドと対向する位置に立設し
たガイド筒21に該ロッドを嵌入させることで、回転ベ
ース14の回転を防止するものである。
【0018】そして、荷役装置のコンテナ状態検出を行
う際に用いられるカメラ10は、横行台車8の各部材を
保持した横行ベース8aの横行方向の中央位置から走行
方向に突出して設けた保持部材10aによってその光軸
が下方垂直に向くように、かつ、光軸とクランプ機構9
の昇降軸との間がコンテナ3の縦方向1個半分の距離を
存して保持されている。
【0019】上記構成において、コンテナ3の荷役作業
は各部の駆動を制御して行われるが、この制御を行うに
際しては、コンテナ3の位置を正確に検出する必要があ
り、これらの検出データを不図示の制御装置に与えるこ
とによって、目標とするコンテナ3を適正、かつ効率よ
く荷降ろし又は荷積みすることができるのである。
【0020】ところが、コンテナ群の位置を検出するに
も、カメラ10の光軸を完全に下方垂直、すなわちクラ
ンプ機構9の昇降軸と平行に取り付けることが困難であ
り、また、使用により機械的な衝撃や振動によって狂っ
てしまうことがある。カメラ10の光軸が狂っている
と、下層のコンテナ群の位置を検知しようとしても、図
5に示すように実際のコンテナ群の位置と検出位置座標
との間に誤差が生じ、正確にコンテナを掴めず、結局自
動荷役装置1が誤動作を起こすこととなる。
【0021】そこで、本発明では、こうした検出誤差を
低減させるために、次に説明するように、検出誤差とな
るカメラ10の光軸とクランプ機構9の昇降軸との平行
度を計測して、この計測結果に基づいて検出したコンテ
ナ群の位置情報を補正して、コンテナ群の正しい位置検
知を行うようにした。
【0022】自動荷役設備1には、図1に示すようにト
ラック2が入庫する位置に、入庫ポート1aが設けられ
ており、この入庫ポート1aの平面データは、不図示の
記憶装置に固定的に予めX−Y平面座標データとして記
憶されている。
【0023】例えばトラック2が入庫ポート1aに若干
斜めに入庫した際には、X−Y平面座標に対してずれを
生じることとなるが、入庫ポート1aにトラック2が入
庫したときには、必ず荷台上に載置されたコンテナ群の
4隅の各々のX−Y平面座標が、各々X−Y平面座標の
所定範囲内に位置するものとして、カメラ10をこれら
コンテナ群の4隅のうちの1つに向けて粗動させる。
【0024】ここで、上記X−Y平面座標の所定範囲と
は、カメラ10における撮像視野の範囲であり、入庫ポ
ート1aを平面視した際においてコンテナ群の隅が各々
位置すると考えられるX−Y平面座標について各々所定
範囲を定め、この所定範囲のX−Y平面座標中心に向け
てカメラ10を移動させれば、例えトラック2が入庫ポ
ート1aに対して斜めに入庫しても、入庫ポート1aに
入庫さえしていれば、カメラ10の撮像視野にコンテナ
群の隅を必ず入れることができるのである。
【0025】カメラ10で撮像視野に入った映像は2値
化処理され、次に、撮像画像を走査して2値化処理デー
タに基づく各画素ごとの明暗でコンテナ3の角部を検出
する。すなわち、上記撮像画像の走査時には、予め記憶
装置に記憶されたコンテナ3の角部の図6(a)〜
(d)の各々に示す4パターンの形状についてパターン
マッチング処理、すなわち、例えば図6(a)に示す形
状を順次90゜,180゜,270゜と回転させて撮像
画像上で4個のパターンを検出することにより、コンテ
ナ3の角部が次々と検出されるのである。
【0026】そして、撮像画像において角部の4パター
ン全てを検出した際に、4個のコンテナの角部で囲まれ
た空間部分が検出されることとなり、この空間部分の中
心を図7に示す原理に基づいてX,Y方向に各々コンテ
ナ3の縁部を延ばした時の交点Q1〜Q4の平均座標を
演算して中心座標として検出し、この中心が上記X−Y
平面座標上でどこに位置するのかを検出する。すなわ
ち、カメラ10の撮像視野の中心座標は、上記したよう
に所定範囲のX−Y平面座標の中心座標であるので、撮
像視野中心から4個のコンテナの角部で囲まれた空間部
分の中心がX,Yに各々どれだけ移動した位置にあるか
を演算すれば、X−Y平面座標での位置が検出できるの
である。
【0027】次に、以上により求めた、所定段数の最上
段にあるコンテナ群のある1隅のX−Y座標から、クラ
ンプ機構9を実際に昇降する位置へ微調整しつつ移動さ
せる。この後、カメラ10は、図5に示すように、縦方
向にコンテナ1個半分だけ移動した4個のコンテナ3で
囲まれる空間部分を上記手順により検出する。このと
き、カメラ10の光軸が下方垂直に向いてずれていなけ
れば、当該空間部分はクランプ機構9が移動した段階で
カメラ10の撮像視野の中心で即座に検出できるはずで
ある。
【0028】ところが、このカメラ10の光軸がずれて
いる場合には、クランプ機構9が移動した段階で、カメ
ラの撮像視野において当該空間部分の中心がずれて検出
されることとなり、ここで、カメラ10の撮像視野の中
心からずれて検出された位置が、カメラ10の視野中心
に対してどれだけずれているかを以下のようにX,Yの
各々について演算する。なお、数式中のΔ,A,H,Δ
θの表記は図5に対応する。
【0029】
【数1】 Δx=Ax+δx =Ax+(Hx×tan Δθx)
【0030】
【数2】 Δy=Ay+δy =Ay+(Hy×tan Δθy)
【0031】この結果、カメラ10の光軸がX,Yにど
れだけずれているのかが計測されるので、以降に検出さ
れるカメラ10による4個のコンテナ3で囲まれる空間
部分のX−Y平面座標に対してこれらのずれ量を考慮し
てクランプ機構9を移動させる。こうすることにより、
カメラ10の光軸のずれに起因する検出誤差はなくな
り、以降のコンテナ群の位置検出結果を精度よくクラン
プ機構9の位置決めに反映させることができる。
【0032】そして、上記したコンテナ群の位置検出を
トラック荷台上のコンテナ群全体上面の少なくとも対角
の2隅について行い、入庫ポート1aに対するトラック
2の入庫状態を認識し、このコンテナ群の位置情報に基
づいてクランプ機構9をX−Y方向に微調整し、リミッ
トスイッチS1が作動するまでウインチ11を駆動して
昇降ベース12を下降させて、リミットスイッチS1が
作動してウインチ11が停止した後、エアーシリンダー
17のロッドを突出させて、位置決め用エアーシリンダ
ー19b及びクランプ用エアーシリンダ19cを駆動し
てコンテナ3を把持する。クランプ用エアーシリンダ1
9cを駆動してクランプ爪19eが開くと、該クランプ
爪19eのアーム基端部がリミットスイッチS2と接触
して作動し、これによりウインチ11が巻取駆動されて
昇降ベース12が上昇し、この後パレット1Aに荷役装
置4を移動させ、ここでコンテナ3を載置する。
【0033】なお、上記動作中にエアーシリンダ17を
駆動する理由は以下の通りである。すなわち、上記手順
によりコンテナ群のX−Y平面上の位置は検出している
ものの、実際にはコンテナ群全体が傾いている場合があ
り、その際には例えば一度に掴む4個のコンテナ3のう
ち傾いた最上部に位置するコンテナ3の縁部でリミット
スイッチS1が作動することとなり、傾いた最下部に位
置するコンテナ3には押出金具19d及びクランプ爪1
9eが当該コンテナ3に対して正しく位置せず、傾いた
最下部に位置するコンテナ3を掴み損なうといった現象
が生じることがある。
【0034】従って、上記現象を防止するために、一旦
は、傾いた最上部に位置するコンテナ3の縁部とこのコ
ンテナ3に対応した位置のハンドベース19aとの接触
によるリミットスイッチS1の作動により昇降ベース1
2を停止した後、エアーシリンダ17のロッドを突出さ
せることで、既にコンテナ3の上縁部にハンドベース1
9aが接触している場合にはワイヤーロープ18が撓
み、そうでない場合にはエアーシリンダ17のロッドを
突出させることで初めてコンテナ3の上縁部にハンドベ
ース19aが接触する。このようにすることで、一度に
掴む4個のコンテナ3に対して、例えコンテナ群が傾い
ていたとしても押出金具19d及びクランプ爪19eを
正しく位置させることができるのである。
【0035】そして、コンテナ群の隅に位置する4個の
コンテナ3を荷降しした後に、以下、コンテナ群の位置
情報に基づいてコンテナ3の寸法から演算した次の荷降
しポイントまで、荷役装置4によりクランプ機構9を移
動して上記の手順を繰り返すことにより、迅速かつ確実
に荷降ろし作業を行うことができる。
【0036】以上説明したように、本発明の荷役装置の
コンテナ載置状態検出方法によって、トラック2の荷台
に積載されたコンテナ3の正確な位置情報を検出するこ
とにより、コンテナ3を荷降しする度にトラック2の荷
台及びコンテナ群の最上層が上昇したり傾きが変化した
り、その変化量が車種あるいは個別のトラック2毎に異
なっていても、正確に自動荷役設備1の各部を制御する
ことができ、従ってコンテナ3の荷降し作業を迅速かつ
効率的に行うことができる。
【0037】なお、上記実施例では、コンテナ3の荷降
しについての手順を説明したが、トラック2へコンテナ
3を荷積みするには、自動荷役設備1としては上記と逆
の動作を行い、本発明方法においては、空荷のトラック
2の荷台上の平面座標から予め記憶してあるX−Y平面
座標に基づいて荷台の平面位置状態を認識させ、コンテ
ナ3の載置位置をオペレーターが決定すれば、以降、こ
の情報に基づいて1段ずつ積層し、この積層時にカメラ
10で前段の4個のコンテナ3で囲まれる中心位置を検
出してここを目標として4個のコンテナ3を一度に荷積
みする。このように荷積み作業においても本発明方法を
採用することで、上記と同等に迅速かつ確実に作業を行
うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の荷役装置のコン
テナ載置状態検出方法は、カメラによりトラック荷台上
にあるコンテナ群を撮像し、この撮像データと予め記憶
されたX−Y平面座標とを参照して実際のコンテナ群の
位置を検出する際に、カメラの光軸と荷役装置の昇降軸
との平行度を計測して、この計測結果に基づいて検出結
果を補正するようにしたので、コンテナ群の位置検知は
荷役装置の移動に精度よく反映され、結果として正確に
かつ迅速に荷役作業を行うことができると共に、荷役作
業に伴って変化する荷台及びコンテナ群状態変化に対応
でき、誤動作を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動荷役設備の概略構成を示す斜視図である。
【図2】自動荷役設備における荷役装置及びクランプ機
構周辺を示す側面図である。
【図3】自動荷役設備におけるクランプ機構の側面を示
す要部拡大図である。
【図4】自動荷役設備におけるクランプ機構の要部拡大
図である。
【図5】本発明の荷役装置のコンテナ載置状態検出方法
の原理を説明するための図である。
【図6】(a)〜(d)は、荷役装置のコンテナ載置状
態検出方法におけるコンテナの角部の検出パターン形状
を示す図である。
【図7】(a)〜(d)は、荷役装置のコンテナ載置状
態検出方法における4個のコンテナで囲まれた空間部分
の中心位置検出の原理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 自動荷役設備 3 コンテナ 4 荷役装置 10 カメラ
フロントページの続き (72)発明者 前川 真樹 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 森 常人 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックが入出庫する場所を予めX−Y
    平面座標データとして有し、前記X−Y平面座標内にト
    ラックが入庫した際に、該X−Y平面座標に基づいて、
    走行及び横行移動する荷役機構に設けたカメラを、トラ
    ック荷台上のコンテナ群全体上面の少なくとも対角の2
    隅に粗動し、これら対角の2隅の各々において前記カメ
    ラで撮像した画像から4個のコンテナの角で囲まれる空
    間部分を検出した後、この検出結果に基づいて該空間部
    分の中心座標を各々求め、次に、予め前記カメラの光軸
    と、荷役装置の昇降移動軸との平行度の計測結果に基づ
    いて前記検出結果を補正し、前記4個のコンテナの角で
    囲まれる空間部分の中心座標と前記X−Y平面座標とを
    比較してトラック荷台上のコンテナ群全体の位置を検知
    するようにしたことを特徴とする荷役装置のコンテナ載
    置状態検出方法。
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