JPH11115964A - 穀粒を材料とする容器および該容器を製造するためのシート - Google Patents

穀粒を材料とする容器および該容器を製造するためのシート

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JPH11115964A
JPH11115964A JP29352297A JP29352297A JPH11115964A JP H11115964 A JPH11115964 A JP H11115964A JP 29352297 A JP29352297 A JP 29352297A JP 29352297 A JP29352297 A JP 29352297A JP H11115964 A JPH11115964 A JP H11115964A
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JP
Japan
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sheet
container
grain
rice
plastic film
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JP29352297A
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Iwao Yonekura
巌 米倉
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/90Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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  • Packages (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】使用後の廃棄により自然に分解するだけでな
く、肥料等として有効に利用され得る容器、特に使い捨
てで大量に使用される食品用容器、および該容器を製造
するためのシートの提供。 【解決手段】穀粒(コメ,トウモロコシ等)を糊化・乾
燥させてなるシート状物を所定形状に成形してなる容器
(食品用トレイ,カップ等)。表面に防水剤(パラフィ
ン,乾性油等)が塗布されている上記容器。上記シート
状物とプラスチックフィルム(生分解性付与剤としてデ
ンプン等を含有してもよいポリエチレン,ポリスチレン
フィルム等)との積層品を所定形状に成形してなる容
器。上記シート状物に防水剤を塗布するか、または上記
シート状物とプラスチックフィルムとを積層してなる上
記容器を製造するためのシート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は穀粒を材料とする容
器および該容器を製造するためのシートに関する。より
詳しくは、本発明は、糊化・乾燥させた穀粒、特にコメ
からなるシート状物を用いた容器、そして該容器を製造
するためのロール形状等の形態をとり得るシートに関す
るものである。本発明の容器はトレイ類やカップ類等の
食品用容器として特に適する。
【0002】
【従来の技術】食品を扱うスーパーマーケット、コンビ
ニエンスストア、ファーストフード店等の近年の普及は
めざましいものがある。それに伴い、スーパーマーケッ
ト等において肉、魚介類、その他食品を陳列販売または
収納する際のトレイ類、折り箱、カップ類、皿類等の食
品用容器の需要が増大している。現在、これらの容器
は、一般に、発泡ポリスチレンからなる押出法シート
〔ポリスチレンペーパー(PSP)とも呼ばれる〕を用
いて、所望の形状に応じた所定の金型で成形される。な
お、容器としての熱的もしくは機械的強度、またはディ
スプレイ効果を高めるために、上記押出法シートはハイ
インパクトポリスチレンとのラミネート品が使用される
ことも多い。
【0003】これら食品用容器の多くは使い捨てであ
る。昨今、環境および資源保護の観点から、回収し再利
用する動きがあるものの、依然としてその大半は使用後
にゴミとして廃棄される。発泡ポリスチレンは廃棄され
た場合、自然には分解せず、そのまま残存し、処分する
ためには焼却するしかなく、結果的に地球温暖化や大気
汚染等の環境破壊の一因となっているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況を考慮してなされたものであり、使用後の廃棄によ
り自然に分解するだけでなく、肥料等として有効に利用
され得る容器、特に使い捨てで大量に使用される食品用
容器、および該容器を製造するためのシートの提供を課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決し得る材料を求め鋭意研究したところ、現在、古
米、古古米等として大量に残る備蓄米(貯蓄米)や青米
等と呼ばれる食糧として適当でない不良米、さらにはコ
ムギやトウモロコシの穀粒のうち、食用に適さない不良
な穀粒がこれに利用できれば、上記課題が解決できるだ
けでなく、それら貯蓄米もしくは不良米または不良穀粒
の消費につながることに想到し、種々検討を加え、本発
明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、穀粒を糊化・乾燥さ
せてなるシート状物を所定容器形状に成形したことを特
徴とする容器に関する。また、本発明は、表面に防水剤
が塗布されている上記容器に関する。本発明はまた、穀
粒を糊化・乾燥させてなるシート状物とプラスチックフ
ィルムとの積層品を所定容器形状に成形したことを特徴
とする容器に関する。さらに、本発明は、上記プラスチ
ックフィルムが生分解性または光分解性である上記容
器、そして食品用である上記容器に特に関するまた、本
発明は、穀粒を糊化・乾燥させてなるシート状物にプラ
スチックフィルムを積層するか、または防水剤を塗布し
たことを特徴とする容器を製造するためのシートに関す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において穀粒とは、コメ、
コムギ、オオムギ、トウモロコシ、アワ、ヒエ、キビ等
の他、マメ類等を意味するが、それらにはいずれも人間
の食用に供し得る品質が要求されず、飼料用、食品以外
への加工用、または廃棄処分にされるものであってもよ
い。本発明における穀粒として、入手しやすさ、価格が
低い等の点で、コメが好ましい。なお、本発明において
使用されるコメとしては、ジャポニカ米であっても、イ
ンディカ米であってもよく、またウルチ米であっても、
モチ米であってもよいが、上記のように人間の食用に供
し得る品質である必要はなく、従来飼料として使用せざ
るをえなかった青米等の不良米や、食用とするのにあま
り適当ではない、収穫から年月を経たコメで十分であ
る。上記穀粒はある特定の植物種の穀粒単独で用いられ
ても、複数の植物種の穀粒を組み合わせて用いてもよ
く、また炭酸カルシウム、シリカ、タルク等の添加剤
や、安息香酸誘導体、ソルビン酸誘導体等の保存料等を
適宜添加してもよい。上記の穀粒は糊化・乾燥させてシ
ート状物として使用されるが、糊化のためには、穀粒に
適当量の水を加え、穀粒中のデンプンがα化して粘稠に
なり穀粒が糊化するのに十分な温度、すなわち約60〜
75℃以上に加熱する。次いで、糊化された穀粒は乾燥
により適当量まで水を除去し、2枚の板間に挟む等して
シート状物とする。また、上記シート状物は穀粒の糊化
物から抄紙の際の要領で形成することもできる。これら
の操作の間、必要に応じ加熱等の手段を施してもよい。
また、穀粒の糊化物は乾燥に先立ち、布に入れて絞った
り、遠心分離する等して強制的に水を排除してもよい。
【0008】上記の穀粒からなるシート状物はそのま
ま、防水剤が塗布されて、またはプラスチックフィルム
が積層されて使用される。防水剤が使用される場合、該
防水剤は容器の成形後、該容器の表面に塗布されてもよ
い。要するに、防水剤の塗布は容器の成形前に行われて
も、成形後に行われてもよく、その塗布はハケ塗り、ロ
ール塗り等の他、浸漬等により行われ得る。本発明にお
いて使用され得る防水剤として、例えば乾性油(アマニ
油,エノ油等)、パラフィン、セルロース誘導体(ヒド
ロキシプロピルセルロース等)を挙げることができる。
【0009】本発明において使用されるプラスチックフ
ィルムは、目的とする容器に応じて、あらゆるものが選
択され得るが、例えば、無味、無臭、無毒、耐水性であ
ることが要求される食品用容器のためには、ポリエチレ
ンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエステルフィルム等が使用される。もちろ
ん、食品以外の用途の場合にも、使用性、製造性、価格
等の点から、これらのプラスチックフィルムが好適に使
用され得る。プラスチックフィルムには、美観を付与し
たり、注意を喚起する等のために着色または印刷が施さ
れてもよい。上記プラスチックフィルムは、容器の機械
的強度や熱的強度を高め、さらには外観の向上、すなわ
ちディスプレイ効果を向上させるものであり、その目的
に応じて、穀粒のシート状物の片面または両面にラミネ
ートされる。食品用の容器を目的とする場合、強度やデ
ィスプレイ効果の点から、両面にプラスチックフィルム
がラミネートされていることが好ましい。上記プラスチ
ックフィルムは、原料プラスチック単独で製造されて
も、また各種添加剤、例えば耐熱性向上剤、各種劣化防
止剤、顔料等を添加して製造してもよい。また、上記プ
ラスチックフィルムは単層であっても、異なるフィルム
層からなる積層体であってもよい。また、上記プラスチ
ックフィルムの厚さは、基材の穀粒のシート状物の厚
さ、所望の容器等に応じて適宜決定される。例えば、約
1〜5mmの穀粒のシート状物に対して、約10〜50
0μmのプラスチックフィルムがラミネートされる。
【0010】本発明の容器は穀粒を基材としていること
から、使用後、廃棄することにより、上記基材部分は自
然に分解されるばかりでなく、炭素源および窒素源とし
て、肥料ともなり得るものである。そこで、本発明の好
ましい態様では、穀粒のシート状物にラミネートされる
プラスチックフィルムとして生分解性および/または光
分解性であるものが選択される。これにより、使用済み
容器が廃棄されると、基材部分のみならず、プラスチッ
クフィルム部分の分解が促進され、より環境にやさしい
ものとなる。生分解性プラスチックフィルムは、生分解
性付与剤、例えば単糖類(グルコース,ガラクトース
等)、二糖類(マルトース,スクロース等)、多糖類
(デンプン,デキストリン,セルロース等)、アミノ糖
(キチン,キトサン等)、還元糖(アルドース,ケトー
ス等)または糖アルコール(デトリトール,ペンチトー
ル等)等の他、必要に応じて促進剤、例えば自動酸化
剤、酸化油または金属塩、金属酸化物もしくは金属水酸
化物等を原料プラスチックに混合することにより製造さ
れ得る。光分解性プラスチックフィルムは、光分解性付
与剤、例えば光増感剤(ベンゾフェノン,アセトフェノ
ン,アントラキノン等)または金属化合物(有機酸の金
属塩等)を原料プラスチックに混合することにより製造
され得る。もちろん、生分解性および光分解性の両方を
有するプラスチックフィルムを使用することも可能であ
る。なお、上記生分解性付与剤または光分解性付与剤の
原料プラスチックへの配合量は特に制限されず、所望の
目的に応じて適宜選択されるが、プラスチックとの組成
物100重量%中、生分解性付与剤は通常5〜70重量
%、光分解性付与剤は通常0.2〜10重量%である。
なお、防水性に支障を来さない範囲において、上記防水
剤にも、上に挙げた生分解性付与剤、光分解性付与剤お
よび他の助剤を配合してもよい。
【0011】本発明の容器は、穀粒からなるシート状物
を、または防水剤を塗布した該シート状物を、または前
記シート状物とプラスチックフィルムとのシート状の積
層品を所定の金型中で成形することにより製造される。
ここで使用される防水剤を塗布したシート状物およびプ
ラスチックフィルムとの積層品もまた本発明を構成し、
ロール形状の形態とする等してコンパクト化を図ること
ができ、また、それら自体で商品とすることができる。
このようにして製造された本発明の容器は、種々の物品
の包装用、梱包用の容器の他、特に従来発泡スチレンか
ら作られていた食品用容器の代替物として、すなわち肉
類、魚介類、その他食品を陳列販売または収納する際の
トレイ類、折り箱、カップ類、皿類、納豆容器等として
使用され得る。
【0012】
【実施例】以下実施例に基づいて本発明を説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0013】実施例1 食用には適当ではないコメを細かく砕き、これに適当量
の水を加えた後、約70℃に加熱し、糊化させる。糊化
したコメを目の細かい布で漉すことにより、大部分の水
を除去し、残渣に安息香酸ナトリウムをコメ100重量
部に対して0.1重量部配合した後、これをガラス板上
に広げ、約80℃に設定されたオーブン内に置き、水分
を蒸発させ、完全に乾燥される前に、コメのシート状物
を均一な厚さ(約2mm)とするため別のガラス板を載
せ、さらに上記オーブン内で乾燥させ、コメのシート状
物とする。このシート状物を金型で縦10cm、横15
cm、深さ3cmのトレイに成形する(トレイA)。ト
レイAの表面全体にパラフィンを塗布する(トレイ
B)。上記シート状物の表面全体にパラフィンを塗布し
た後、トレイAと同寸法のトレイを成形する(トレイ
C)。上記のようにして得られたトレイAは長期間腐食
することなく、通常の物品またはあまり水気を含まない
食品を収納するには十分な強度を有していた。また、ト
レイBおよびトレイCは、トレイAの耐腐食性に加え、
さらに高い強度を有し、しかも十分な耐水性を有してお
り、水分の多い食品の収納にも耐え得るものであった。
【0014】実施例2 食用には適当ではないコメを細かく砕き、これに適当量
の水を加えた後、約70℃に加熱し、糊化させる。糊化
したコメを目の細かい布で漉すことにより、大部分の水
を除去し、残渣をガラス板上に広げ、約80℃に設定さ
れたオーブン内に置き、水分を蒸発させ、完全に乾燥さ
れる前に、コメのシート状物を均一な厚さ(約2mm)
とするため別のガラス板を載せ、さらに上記オーブン内
で乾燥させ、コメのシート状物とする。このシート状物
の両面に厚さ50μmのポリエチレンフィルムを貼り合
わせて、容器を製造するためのラミネートシートとす
る。このラミネートシートを所定の金型にてスーパーマ
ッケット等で肉類等を陳列するためのトレイを成形す
る。このトレイは十分な強度および美観を有し、耐水性
等も十分であり、使用に耐え得るものであった。
【0015】実施例3 実施例2で製造したコメのシート状物の両面に厚さ30
μmのハイインパクトポリスチレンフィルムを貼り合わ
せてシートを製造し、このシートから金型にて縦20c
m、横30cm、深さ5cmのバットを成形する。この
バットは耐熱性および耐衝撃性が高く、水気の多い場所
で、かなり乱暴に物品を出し入れしても、使用に耐える
ものであった。
【0016】実施例4 厚さを約3mmとした以外は実施例2と同様にしてコメ
のシート状物を形成し、この両面に耐熱性のポリエステ
ルフィルム(厚さ50μm)を貼り合わせてシートを形
成し、このシートから金型にてカップを成形する。この
カップは即席ラーメンにそのまま沸騰水を注ぐ、いわゆ
るカップラーメン用の容器として使用することができ
る。
【0017】実施例5 実施例2で製造したコメのシート状物の両面に、デンプ
ンを配合したポリプロピレンフィルム(厚さ50μm)
を貼り合わせてシートを製造し、このシートから金型に
てスッパーマーケット等で刺身類を陳列するためのトレ
イを成形した。なお、成形されたトレイが陶器状に見え
るように、上記プロピレンフィルムには予め印刷が施さ
れている。得られたトレイは美観、耐水性、強度ともに
十分であり、しかも、使用後、生分解性を有するプラス
チックフィルム部分の分解が速やかに起こるため、基材
のコメ部分の分解もより速やかに行われる。
【0018】実施例6 食用には適当ではないトウモロコシ穀粒を細かく砕き、
これに適当量の水を加えた後、約70℃に加熱し、糊化
させる。この糊化したトウモロコシ穀粒の粘稠液を抄紙
の場合のように、乾燥後厚さ1mmのシート状物となる
ように漉き、オーブン内で乾燥させ、トウモロコシ穀粒
のシート状物とする。このシート状物の両面に厚さ50
μmのポリエチレンフィルムを貼り合わせて、容器を製
造するためのラミネートシートとする。このラミネート
シートを所定の金型にてスーパーマッケット等で肉類等
を陳列するためのトレイを成形する。このトレイは十分
な強度および美観を有し、耐水性等も十分であり、使用
に耐え得るものであった。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の穀
粒を材料とする容器は、穀粒からなるシート状物を基材
としているため、使用後自然界にて分解し、これまでの
プラスチックによる容器のように公害の原因となること
がないばかりでなく、土中に埋めることより、植物の肥
料として作用させることができるという、環境にやさし
いものである。また、上記穀粒からなるシート状物と防
水剤またはプラスチックフィルムとを組み合わせること
により、強度が向上し、耐水性等の特性が付与される。
さらに、上記プラスチックフィルムとして生分解性およ
び/または光分解性のものを使用することにより、廃棄
後の上記穀粒の分解をより速やかに進行させることがで
きる。従って、本発明の上記容器は、これまで発泡ポリ
スチレン等で成形されてきた、トレイ類、折り箱、カッ
プ類、皿類等の食品用容器の代替として好適に利用され
得るものであり、かつ、従来品にはない自然分解性とい
う効果を有する。また、上記穀粒として、コメを使用す
ることにより、余剰米や不良米等を有効に利用すること
ができ、近年問題となっている、米余り問題の解消の一
助となり得る。さらに、本発明によれば、上記の優れた
特性を有する容器、特に食品用容器を製造するためのシ
ートが容易に得られる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒を糊化・乾燥させてなるシート状物
    を所定容器形状に成形したことを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 表面に防水剤が塗布されている請求項1
    記載の容器。
  3. 【請求項3】 穀粒を糊化・乾燥させてなるシート状物
    とプラスチックフィルムとの積層品を所定容器形状に成
    形したことを特徴とする容器。
  4. 【請求項4】 プラスチックフィルムが生分解性または
    光分解性である請求項3記載の容器。
  5. 【請求項5】 穀粒がコメである請求項1ないし4のい
    ずれか1項に記載の容器。
  6. 【請求項6】 食品用である請求項1ないし5のいずれ
    か1項に記載の容器。
  7. 【請求項7】 穀粒を糊化・乾燥させてなるシート状物
    にプラスチックフィルムを積層するか、または防水剤を
    塗布したことを特徴とする容器を製造するためのシー
    ト。
JP29352297A 1997-10-09 1997-10-09 穀粒を材料とする容器および該容器を製造するためのシート Pending JPH11115964A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100385117B1 (ko) * 2000-09-21 2003-05-22 대한산자공업 주식회사 비료 성분을 포함하는 생분해성 플라스틱
KR100538121B1 (ko) * 2002-09-19 2005-12-21 신의식 전분용기 제조장치
WO2010052371A1 (en) 2008-11-04 2010-05-14 Raaback Jukka Disposable service items

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